JP2007029217A - 電気掃除機 - Google Patents

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Abstract

【課題】 蓋体を開放して集塵ケース内の塵埃を排出すると同時に、フイルタに付着した塵埃の除塵を行うことができ、また、フイルタを取外すことなくフイルタへの塵埃の詰まり状態を視認することのできる使い勝手のよい集塵ケースを備えた電気掃除機を提供すること。
【解決手段】 掃除機本体1内に設置されて吸引風を発生する電動送風機13と、電動送風機13の吸気上流側において掃除機本体1内に着脱可能に収容される集塵ケース30とを有し、この集塵ケース30を、吸気上流側に掃除機本体1の吸込口5に連通する吸込穴32を有し、吸気下流側に開口部33が設けられたほぼ箱状の本体部31と、複数のフイルタからなり、一端が一体的に連結されて集塵ケース30の開口部33の上部又は下部に回動可能に支持され、本体部31の開口部33を開閉する蓋組立体50とによって構成した。
【選択図】 図1

Description

本発明は、電気掃除機に係り、より詳しくは、集塵ケースを備えた電気掃除機に関するものである。
電気掃除機に、掃除機本体の内部に着脱可能に収容され、吸引した塵埃を集積する集塵ケースを備えたものがある。この集塵ケースは、前面側(吸引した空気流の上流側)に掃除機本体の吸込口と連通する通気路を有し、後面側(下流側)が開口されたほぼ箱状に形成されており、この開口部に、枠体の内面側(上流側)に漏斗状のフイルタが設けられ、外面側(下流側)に平板状のフイルタが圧入されて、上端部が集塵ケースに軸支された蓋体が開閉可能に装着されている。
そして、集塵ケース内に塵埃が溜ったときは、掃除機本体から集塵ケースを引出し、蓋体を開放して内部の塵埃を排出するようにしたものである(例えば、特許文献1参照)。
特開2003−339583号公報(第2頁、図6−9)
特許文献1の電気掃除機においては、蓋体の外面側に圧入された板状のフイルタに塵埃が詰まった場合は、蓋体からフイルタを取外したのちでないと除塵することができず、また、フイルタの詰まり状態を見る場合は、フイルタを蓋体から取外さないと視認できないので、きわめて面倒であるばかりでなく、フイルタの取外しのために手が汚れることもあって好ましくなかった。
本発明は、上記の課題を解決するためになされたもので、蓋体を開放して集塵ケース内の塵埃を排出すると同時に、フイルタに付着した塵埃の除塵を行うことができ、また、フイルタを取外すことなくフイルタへの塵埃の詰まり状態を視認することのできる使い勝手のよい集塵ケースを備えた電気掃除機を提供することを目的とするものである。
本発明に係る電気掃除機は、掃除機本体内に設置されて吸引風を発生する電動送風機と、該電動送風機の吸気上流側において前記掃除機本体内に着脱可能に収容される集塵ケースとを有し、該集塵ケースを、吸気上流側に前記掃除機本体の吸込口に連通する吸込穴を有し、吸気下流側に開口部が設けられたほぼ箱状の本体部と、複数のフイルタからなり、一端が一体的に連結されて前記集塵ケースの開口部の上部又は下部に回動可能に支持され、前記本体部の開口部を開閉する蓋組立体とによって構成したものである。
本発明によれば、集塵ケース内に溜った塵埃を廃棄する際に、蓋組立を構成するフイルタに付着した塵埃を確実に落下させて詰まりをなくすことができるので、ホースアッセンブリによって吸引された塵埃を効率的に捕集することができ、掃除機本体の吸込み風量の低下を防止することができる。また、フイルタを取外すことなく塵捨て操作中に塵埃の詰まり状態を視認することができるので、手を汚すこともなく、使い勝手のよい電気掃除機を得ることができる。
図14は本発明に係る電気掃除機の全体構成を示す斜視図である。
後述の集塵ケースが収容された掃除機本体1の前面側(図の左側)に設けた吸込口6には、ホースアッセンブリ80のホース81の一端に設けたホース接続継手82が着脱自在に連結されており、ホース81の他端には手元ハンドル83が設けられている。そして、一端が手元ハンドル83に着脱自在に接続された延長管84の他端には、吸込具85が着脱自在に接続されている。なお、20は掃除機本体1の底部前面側に設けたキャスタ(前輪)、21は後面側の両側面に設けた一対の後輪、22は掃除機本体1に内蔵された巻取りリール(図示せず)に巻かれた電源コードである。
[実施の形態1]
図1は本発明の実施の形態1に係る電気掃除機の掃除機本体の縦断面図、図2は図1の掃除機本体に設けた集塵ケースのロック部及び集塵ケースの要部の斜視図、図3は図1の集塵ケースの側面図である。
掃除機本体1の前面側(以下の説明では、図の左側を前面側又は上流側といい、右側を後面側又は下流側という)には、後述の集塵ケース30が収容される集塵ケース収容部2が設けられており、その底板3から立上った前壁4には、ホース81のホース接続継手82が着脱自在に連結される吸込口6と連通する通気穴5が設けられており、通気穴5の内周面にはシールパッキン7が装着されている。
8は集塵ケース収容部2の後壁(隔壁)で、格子状の通気口9が設けられており、その前面側にはフイルタ10が着脱自在に装着されている。また、隔壁8の前面側の両側には、下部になるにしたがって前面側に傾斜するシール面11が設けられている。
12は隔壁8の後面側に設けられた電動機室で、吸引風を発生する電動送風機13が収容されており、その空気吸入部14は隔壁8の通気口9と連通している。15は電動機室12の上部に設けられた制御部、16は掃除機本体1の後壁上部に設けられた排気口、17は制御部15と排気口16との間に着脱自在に介装されたフイルタである。18は掃除機本体1の上部に回動可能に軸支され、集塵ケース収納部2の上部開口部を開閉する開閉蓋、19はハンドルである。
25は吸込口6の天壁の上面に設けた集塵ケース30のロック部である。ロック部25において、26はその底面に設けた突部27が天壁に設けたガイド溝6aに前後に摺動可能に装着されたロックレバーで、下部両側には後面側に突出する一対の係止爪28a,28bが設けられており、集塵ケース収容部2の前壁4に設けたガイド穴4a,4b(4bは図示せず)に挿入されている。
そして、ロックレバー26はばね(図示せず)により常時前壁4側に付勢されており、これにより、係止爪28a,28bは集塵ケース収容部2内に突出している。なお、係止爪28a,28bの上面は先端部に向って下降する傾斜面に形成されており、下面はほぼ水平に形成されている。
集塵ケース30は、図3〜図7に示すように、前面側に通気穴5を介して吸込口6と連通する吸込穴32を有し、後面側が開口されて(以下、開口部33という)、天板が前面側に傾斜したほぼ箱状に形成されて天板上に提げ手34が設けられた本体部31と、本体部31の開口部33を開閉する蓋組立体50とからなっている。そして、本体部31の前面側には、図2(b)に示すように、掃除機本体1のロック部25の係止爪28a,28bに対応して係止突部35a,35bが設けられている。
また開口部33の上部には、後述の開口部33を開閉するフイルタアッセンブリからなる蓋組立体50のロック部36が設けられている。このロック部36は、図4に示すように、開口部33の上部の後面側に庇状に張出して設けられた支持部37に回動可能に支持された回転軸40と、この回転軸40の上部中央部に設けられ、支持部37の中央部に設けた凹部38内に位置する押しボタン41と、押しボタン41の両側において回転軸40に設けられ、後面側に突出して支持部37の窓穴39a,39bから後面側に突出する一対の係止爪42a,42bと、支持部37の底部と押しボタン41の前面側下面との間に介装されたばね43(図6)とからなっている。そして、押しボタン41はばね43により常時付勢されており、これにより、係止爪42a,42bはほぼ水平に保持されている。
また、底壁の下面の開口部33側には、ヒンジ部44を構成する一対のヒンジ受け45a,45bが設けられている。46はヒンジ穴である。
集塵ケース30の本体部31の開口部33を開閉する蓋組立体50は、図5に示すように、複数のフイルタ(図には3個の場合が示してある)51,52,53からなっている。前面側(上流側)に位置する第1のフイルタ51は上部が幅広で下部が幅狭の周壁を有し、前面側外周にシールパッキン56が介装されて本体部31の開口部33の外周に当接する枠体55と、枠体55に装着された板状のフイルタ部材57とからなり、下部両側に設けたヒンジ腕58a,58bのヒンジ軸59が本体部31のヒンジ受け45a,45bのヒンジ穴46に内側から回動自在に嵌合する。
第2のフイルタ52は、後面側外周に第1のフイルタ51の枠体54に当接する鍔部61と、第1のフイルタ51の枠体54内に挿入される枠部62とを有し、枠部62の上面に櫛状部63が形成された枠体60を備え、枠部62にはプリーツ状のフイルタ64が装着され、その上面が櫛状部63と一体に接合されている。なお、第2のフイルタ52に設けるフイルタ部材はプリーツ状のフイルタ64に限定するものではなく、平板状のフイルタ部材を用いてもよい。
また、鍔部61の上部には、本体部30aのロック部36の係止爪42a,42bが係止する係止部65a,65bが設けられており、鍔部61の下部にはヒンジ腕66a,66bが設けられて、そのヒンジ軸68が本体部31の下部に設けたヒンジ受け45a,45bのヒンジ穴46に、外側から回動自在に嵌合する。なお、鍔部61の両面にはパッキン67が装着されている。このように、第1、第2のフイルタ51,52をヒンジ受け45a,45bに取付けることにより、両者はヒンジ44を介して一体的に連結される。
第3のフイルタ53は、第2のフイルタ52の枠部62に対応する大きさの枠体69に板状のフイルタ部材69aを装着したもので、その下端部が第2のフイルタ52の枠部62に回動自在に軸止されている(図9参照)。
上記のように構成した蓋組立体50は、第2のフイルタ52をヒンジ部44を軸に回動させることにより第1〜第3のフイルタ51,52,53が一体化され、ロック部36の係止爪42a,42bを第2のフイルタ52の係止部65a,65bに係止させることにより、本体部31の開口部33を閉塞する。このときの状態を図3に示す。
また、図7に示すように、ロック部36の押しボタン41を矢印方向に押圧すると、これと一体に形成された回転軸40が矢印方向に回動して係止爪42a,42bを回動させ、第2のフイルタ52に設けた係止部65a,65bから離脱してロックを解除する。これにより、蓋組立体50は図8に示すように、ヒンジ部44を軸に自重により矢印方向に回転し、ほぼ垂直状態となって本体部31の開口部33を開放する。
次に、上記のように構成した本実施の形態の作用について説明する。
先ず、図1に示すように、掃除機本体1の集塵ケース収容部2に上方から集塵ケース30を挿入し、圧下する。これにより、ロック部25の係止爪28a,28bが集塵ケース30の係止突部35a,35bに押されて後退(前面側に移動)し、係止突部35a,35bが係止爪28a,28bを乗り越えると係止爪28a,28bが再び前進し、その下面が係止突部35a,35bの上面に当接してロックされ、集塵ケース30は集塵ケース収容部2内の所定の位置に保持される。
このとき、集塵ケース30の前面側に設けた吸込穴32はシールパッキン7に圧接されて吸気口6と連通し、後面側の蓋組立体50の第2のフイルタ52は、隔壁8に設けた通気穴9のフイルタ10と対向する。また、第2のフイルタ52の後面側の両側が、隔壁8の前面側の両側に設けたシール面11に圧接してシールされ、気密に保持される。
ついで、開閉蓋18を閉じると、その係止部18aが前壁4に設けた係止部23に係止されて保持される。
次に、掃除機本体1の吸気口6にホース81のホース接続継手82を接続し、電源コード22を電源コンセントに接続する。ついで、手元ハンドル83の電源スイッチをONし、電動送風機13を駆動する。
そして、手元ハンドル83を持って吸込具85を床等の上を移動させれば、床等の上の塵埃等が空気と共に吸引され、ホースアッセンブリ80を経て吸込口6から集塵ケース30内に吸込まれる。
集塵ケース30内に吸込まれた塵埃は集塵ケース30内に捕集されて集積され、粉塵を含んだ空気は、蓋組立体50を構成する第1、第3、第2のフイルタ51,53,52及び隔壁8のフイルタ10により清浄化され、電動機室12に吸込まれて電動送風機13を冷却し、ついで制御部15を冷却したのちフイルタ17でさらに清浄化され、排気口16から排気される。
集塵ケース30内に溜った塵埃を捨てるときは、先ず、ロック部25のロックレバー26を指先で矢印方向(前面側)に摺動させる。これにより、開閉蓋18が開放される。また、ロックレバー26の摺動により係止爪28a,28bが後退して係止突部35a,35bとの係合が外れてロックが解除されるので、図1に示すように、ハンドル34を持って集塵ケース30を集塵ケース収容部2から引出す。
そして、集塵ケース30をごみ箱等の上に位置させ、図7に示すように、ロック部36の押しボタン41を矢印方向に押してロックを解除すれば、蓋組立体50は、ヒンジ部44を軸にして自重により回転し、図8に示すように垂下する。このとき、蓋組立体50が開放されると同時に、最も上流側に位置する第1のフイルタ51に付着した綿塵などの比較的大きな塵埃が、蓋組立体50の開放時の加速度と塵埃の自重により落下し、また、集塵ケース30内に溜った塵埃もごみ箱等に排出される。
この場合、蓋組立体50を構成する第1〜3のフイルタ51〜53を、吸気上流側から吸気下流側にかけて順次フイルタの圧損(捕集率、捕集性能)を高めるようにしてもよい。これにより、掃除機本体1によって吸引された塵埃を効率的に捕集することができ、排気をさらに清浄化すると共に吸込み風量の低下を防止することができる。
塵埃の排出が終ったときは、蓋組立体50を回動して集塵ケース30の開口部33を閉塞し、ロックする。そして、掃除機本体1の集塵ケース収容部2内に挿入してロックし、開閉蓋18を閉じればよい。
本実施の形態によれば、集塵ケース30内に溜った塵埃を廃棄する際に、蓋組立体50の開放動作による加速度と塵埃の自重により、蓋組立体50を構成するフイルタに付着した塵埃を確実に落下させて詰まりをなくすことができ、これにより、ホースアッセンブリ80によって吸引された塵埃を効率的に捕集することができるので、掃除機本体1の吸込み風量の低下を防止することができる。
また、蓋組立体50を構成するフイルタ51〜53を取外すことなく、通常の塵捨て操作中に容易に塵埃の詰まり状態を視認することができ、手を汚すこともなく、使い勝手のよい電気掃除機を得ることができる。
[実施の形態2]
図9は本発明の実施の形態2に係る電気掃除機の集塵ケースの蓋組立体を開放した状態を示す側面図、図10は図9の斜視図である。なお、実施の形態1と同じ部分にはこれと同じ符号を付し、説明を省略する。
本実施の形態は、集塵ケース30の本体部31の底面に設けたヒンジ受け45a,45bの後部(前面側)にそれぞれストッパ部材47a,47b(以下、単に47と記す)を設けたものである。
このストッパ部材47は、正面ほぼ台形状に形成され、内側には蓋組立体50を開放したときに、第1のフイルタ51のヒンジ腕58a,58bがそれぞれ当接する第1の当接部48aを設け、外側には第1の当接部48aより高い位置に、第2のフイルタ52のヒンジ腕66a,66bがそれぞれ当接する第2の当接部48bを設けたものである。
このように構成したことにより、ロックを解除すると蓋組立体50はヒンジ部44を軸に回動するが、図9に示すように、先ず、第1のフイルタ51のヒンジ腕58a,58bがストッパ部材47の第1の当接部48aに当って停止し、第2のフイルタ52はさらに回動してそのヒンジ腕66a,66bが第2の当接部48bに当って停止する。
すなわち、第1のフイルタ51は角度θ1回動(回動範囲)して停止し、第2のフイルタ52はθ1より大きい角度θ2回動(回動範囲)して停止する。このように、ストッパ部材47により第1のフイルタ51の回転角度θ1と第2のフイルタ52の回転角度θ2をθ1<θ2に設定したものである。
本実施の形態によれば、第1、第2のフイルタ51,52の回転範囲を規制することにより、両者の先端部は間隔を広げて展開することができ、かつ、第2のフイルタ52のプリーツ状フイルタ64が第1のフイルタ51の枠体55から離脱し、また、第3のフイルタ53は自重により垂下するので、これらの先端部にはすき間g1,g2が形成される。
本実施の形態は上記のように構成したので、集塵ケース30内に溜った塵埃を捨てるために、ロック部36の押しボタン41を押して蓋組立体50を回転させて開口部33を開放すると、集塵ケース30内の塵埃を廃棄できるばかりでなく、蓋組立体50を構成する第1、第2、第3のフイルタ51,52,53はそれぞれすき間g1,g2を隔てて展開してオープン状態になるので、開放時の加速度と塵埃の自重により、フイルタ部材57,69aに付着した塵埃は勿論、プリーツ状のフイルタ64の溝に溜った塵埃も、開放された櫛状の開口部63から自動的に落下させることができる。
本実施の形態によれば、各フイルタ51,52,53に付着した塵埃を、塵捨て動作と同時に落下させることができるので、各フイルタ51,52,53のメンテナンス頻度を大幅に低減することができる。
また、各フイルタ51,52,53はそれぞれ回転範囲を異にすることにより、オープンにしてそれぞれの先端部の間にすき間g1,g2を形成するようにしたため、塵捨時に各フイルタ51,52,53への塵埃の付着状態を容易に視認することができ、若し、塵埃が残っている場合は、フイルタ部材57,69aやプリーツ状のフイルタ64を取外すことなく、すき間g1,g2から刷毛等により除去することもできるので目詰まり状態を起こすことがなく、掃除機本体1の吸込風量を維持することができる。
上記の説明では、第1のフイルタ51と第2のフイルタ52の回転範囲を変えるために、図示のストッパ部材47を設けた場合を示したが、これに限定するものではなく、例えば本体部31の下面に設けたヒンジ受け45a,45bの両面の高さが異なる位置にそれぞれ突部を設けてストッパとするなど、他の構造としてもよい。
[実施の形態3]
実施の形態1、2の集塵ケース30において、蓋組立体50の最上流側の第1のフイルタ51は、掃除機本体1の強い吸引力によって塵埃が付着し易く、このため、塵捨時の蓋組立体50の開放による加速度及び塵埃の自重だけではすべての塵埃がフイルタ部材57から離れないことが考えられる。特に、湿度の高いときにその傾向が生じ易い。
本実施の形態においては、このような問題に対処するために、第1のフイルタ51に、例えばSUS材にエッチング加工により多数の細孔を設けたフイルタ部材を採用することにより、フイルタ部材の表面の摩擦係数を低くして塵埃の付着を抑え、塵捨時に塵埃がフイルタ部材から容易に離脱するようにしたものである。この場合、フイルタ部材に抗菌加工を施せば、塵埃中の菌の繁殖を抑制することができるので、衛生的である。
また、上記のように構成した第1のフイルタ51に、図11に示すように、通常のフイルタより格段に密度の高い格子状又は網状のフイルタ54(以下、ネット状フイルタという)を配設し、その一端を第1のフイルタ51の上流側の上部(図では下部となる)に、蓋組立体50を開放したときに、角度θ3の範囲で回動しうるように軸止してもよい。
このように構成したことにより、蓋組立体50を開放したときに、その加速度によりネットフイルタ54が回転してその自由端が第1のフイルタ51から離れるので、これにより第1のフイルタ51の表面に付着した塵埃を一緒に剥すことができるため、第1フイルタ51が目詰まりを起こすことがなく、メンテナンスも必要がないので、常に清潔に保つことができる。
また、第2のフイルタ52に設けたプリーツ状フイルタ64の表面に、例えばフッ素などで代表される塵離れ性能の高い素材を塗布等により施した。これにより、プリーツ状フイルタ64の表面の除塵効果を高めることができ、通常の塵捨動作と同時にプリーツ状フイルタ64の除塵を行うことができるため、メンテナンス頻度を大幅に減らすことができる。
[実施の形態4]
実施の形態1〜3の電気掃除機の集塵ケース30において、塵捨ての際に蓋組立体50が勢いよく開放されて蓋組立体50のヒンジ腕58a,58b、66a,66bが本体部31やストッパ部材47に衝突するため、本体部31内や各フイルタ51〜53に付着した塵埃が舞上ってしまうおそれがある。特に、湿度の低い場合にその傾向が現われ易い。
そこで、本実施の形態においては、図11に示すように、第2のフイルタ52又は第1、第2のフイルタ51,52のヒンジ腕58a,58b、66a,66bの下面(図では上面)に、例えばゴム、ばね等の緩衝材75を設けたものである。
これにより、蓋組立体50を開放したときに、そのヒンジ腕66a,66b(又は58a,58bと66a,66b)は緩衝材75を介して本体部31等に当接するので、荷重重力による衝撃を緩和することができ、塵埃が舞い上ったり蓋組立体50が破損したりするおそれがなく、信頼性が高く使い勝手のよい塵埃ケース30を得ることができる。
[実施の形態5]
図12は本発明の実施の形態5に係る電気掃除機の集塵ケースの蓋組立体を開放した状態を示す側面図である。なお、実施の形態1、2と同じ部分にはこれと同じ符号を付し、説明を省略する。
実施の形態1〜4では、集塵ケース30の本体部31の下面にヒンジ部44を設け、蓋組立体50を本体部31の下方に向って回動させる場合を示したが、本実施の形態は、本体部31の開口部33の上部にヒンジ部70を設け、複数のフイルタ51〜53(又は51〜54)からなる蓋組立体50の上端部を回動可能に装着したものである。
そして、集塵ケース30をほぼ垂直に保持したときは、蓋組立体50自重によりほぼ垂直に保持されて開口部33を閉塞し、図のように、集塵ケース30を傾けると、蓋組立体50は矢印方向に自動的に回動して開口部33を開放する。
図13は本実施の形態の他の例の要部を示す説明図である。本例においては、集塵ケース30の本体部31の張出し部37にこれを横切る固定軸72を設け、この固定軸72に蓋組立体50の上端部に設けたアーム71を回動自在に装着し、固定軸72に介装されて一端が張出し部37に固定されたばね73の他端をアーム71に連結し、蓋組立体50に常時矢印方向(開口部33を閉じる方向)の付勢力を付与したものである。
そして、張出し部37に設けた押しボタン74を圧下してアーム71の先端部を圧下することにより、アーム71及びこれと一体化された蓋組立体50をばね73に抗して反矢印方向(図示の状態)に回動させ、開口部32を開放する。押しボタン74を離せば蓋組立体50はばね73に付勢されて矢印方向に回動し、開口部33を閉塞する。
図13は蓋組立体50の開閉機構の一例を示すものでこれに限定するものではなく、適宜の機構を用いることができる。なお、本実施の形態においても、実施の形態1〜3の発明を適宜採用することができる。
本実施の形態においても、実施の形態1〜3の場合とほぼ同様の効果を得ることができるが、さらに、蓋組立体50は上方に回動するので、塵捨ての際に本体部31内の塵埃が蓋組立体50のフイルタに付着しにくく、また、ごみ箱等の上が狭い場合でも本体部31内の塵埃やフイルタに付着した塵埃を容易に廃棄することができる。
本発明の実施の形態1に係る電気掃除機の掃除機本体の縦断面図である。 図1の集塵ケースのロック部の斜視図及び集塵ケースの要部の斜視図である。 図1の集塵ケースの側面図である。 図3の集塵ケースの本体部の斜視図である。 図3の集塵ケースの蓋組立体の斜視説明図である。 図3の集塵ケースの縦断面図である。 集塵ケースの作用説明図である。 集塵ケースの作用説明図である。 本発明の実施の形態2に係る電気掃除機の集塵ケースの説明図である。 図9の集塵ケースの斜視図である。 本発明の実施の形態3及び4に係る電気掃除機の集塵ケースの説明図である。 本発明の実施の形態5に係る電気掃除機の集塵ケースの説明図である。 図12の他の例の要部の説明図である。 本発明に係る電気掃除機の一例の全体構成を示す説明図である。
符号の説明
1 掃除機本体、2 集塵ケース収容部、8 隔壁、13 電動送風機、18 開閉蓋、25 集塵ケースのロック部、28a,28b 係止爪、30 集塵ケース、31 本体部、33 開口部、36 蓋組立体のロック部、42a,42b 係止爪、44,70 ヒンジ部、50 蓋組立体、51 第1のフイルタ、52 第2のフイルタ、53 第3のフイルタ、54 第4のフイルタ(ネット状フイルタ)、64 プリーツ状フイルタ、80 ホースアッセンブリ、81 ホース、85 吸込具。

Claims (6)

  1. 掃除機本体内に設置されて吸引風を発生する電動送風機と、該電動送風機の吸気上流側において前記掃除機本体内に着脱可能に収容される集塵ケースとを有し、
    該集塵ケースを、吸気上流側に前記掃除機本体の吸込口に連通する吸込穴を有し、吸気下流側に開口部が設けられたほぼ箱状の本体部と、
    複数のフイルタからなり、一端が一体的に連結されて前記集塵ケースの開口部の上部又は下部に回動可能に支持され、前記本体部の開口部を開閉する蓋組立体とによって構成したことを特徴とする電気掃除機。
  2. 前記蓋組立体を構成する複数のフイルタのうち、吸気下流側のフイルタの回動範囲を、吸気上流側のフイルタの回動範囲より大きく形成したことを特徴とする請求項1記載の電気掃除機。
  3. 前記吸気下流側のフイルタを、上部が開放されたプリーツ形フイルタで構成したことを特徴とする請求項2記載の電気掃除機。
  4. 前記蓋組立体を構成する複数のフイルタのうち、吸気上流側のフイルタの表面に滑り性の良い素材を施したことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の電気掃除機。
  5. 前記吸気上流側のフイルタの吸気上流側にネット状フイルタを回動可能に設けたことを特徴とする請求項4記載の電気掃除機。
  6. 前記蓋組立体を構成する複数のフイルタを回動可能に支持するためのヒンジ腕の一部又は全部の下面に緩衝材を設けたことを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の電気掃除機。
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