JP2016086709A - 細胞剥離認識装置および細胞剥離認識方法 - Google Patents

細胞剥離認識装置および細胞剥離認識方法 Download PDF

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Abstract

【課題】細胞が培養容器から剥離した状態を認識するための細胞剥離認識装置及び細胞剥離認識方法の提供。
【解決手段】移動手段(ロボット6)が培養容器5を移動させると、撮影手段14は、慣性によって細胞が移動する間に、培養容器5の内部を複数回撮影し、認識手段10aは撮影された複数の撮影データを比較することで細胞の剥離状態を判定するようになっており、培養容器内における細胞の剥離状態を高精度に認識することができる細胞剥離認識方法。
【選択図】図5

Description

本発明は細胞剥離認識装置および細胞剥離認識方法に関し、詳しくは培養容器内の細胞を撮影して、上記培養容器における細胞の剥離状態を認識する細胞剥離認識装置および細胞剥離認識方法に関する。
従来、培養容器で培養した細胞を回収するには、上記培養容器の底に密着した細胞をトリプシンなどの剥離剤を用いて剥離させる必要がある。その際、細胞の剥離状態を認識するため、上記剥離剤が投入された培養容器内の細胞を撮影するとともに、撮影した撮影データに基づいて上記培養容器における細胞の剥離状態を認識する細胞剥離認識方法が用いられている(特許文献1、2)。
特許文献1では、撮影データにおいて細胞と背景との区別を明確にするために位相差顕微鏡を用いており、細胞の剥離によって細胞の輪郭部分の位相差が大きくなると輝度が高くなることから、輝度の高い部分が所定の閾値を上回ることにより、当該細胞が剥離したものと判定するようになっている。
また特許文献2では、細胞の輪郭部分が培養容器の底に張り付いている状態から剥離することで、培養容器への密着部分の面積が小さくなることから、撮影データにおいて細胞の投影画像から密着部分の面積を求め、当該面積が所定の閾値を下回ると、当該細胞が剥離したものと判定するようになっている。
特許第5332610号公報 特許第4095811号公報
しかしながら、上記特許文献1、2の認識方法では、静止した培養容器内において静止した培養細胞を撮影しており、細胞の所定部分が剥離したことを根拠に当該細胞の剥離を推定するものとなっており、その認識は依然として不正確であるという問題があった。
このような問題に鑑み、本発明はより正確に細胞の剥離状態を認識することが可能な細胞剥離認識装置および細胞剥離認識方法を提供するものである。
すなわち請求項1にかかる細胞剥離認識装置は、培養された細胞が収容された培養容器の内部を撮影する撮影手段と、上記撮影手段が撮影した撮影データに基づいて上記培養容器における細胞の剥離状態を認識する認識手段とを備えた細胞剥離認識装置において、
上記培養容器を移動させるとともに、上記撮影手段の撮影範囲内において加速または減速もしくは停止させる移動手段を備え、
上記撮影手段は、慣性によって細胞が当該培養容器内を移動する間に、当該培養容器の内部を複数回撮影し、
上記認識手段は撮影された複数の撮影データを比較することで細胞の剥離状態を認識することを特徴としている。
また請求項3にかかる細胞剥離認識方法は、培養された細胞が収容された培養容器の内部を撮影し、撮影により得られた撮影データに基づいて上記培養容器における細胞の剥離状態を認識する細胞剥離認識方法において、
上記培養容器を移動させるとともに、撮影範囲内において加速または減速もしくは停止させ、上記細胞が慣性により上記培養容器内で移動する間に、当該培養容器の内部を複数回撮影し、
撮影された複数の撮影データを比較することで細胞の剥離状態を認識することを特徴としている。
上記請求項1、3の発明によれば、培養容器を撮影範囲内において加速または減速もしくは停止させると、培養容器から剥離した細胞は慣性により当該培養容器内で移動するが、培養容器から剥離しなかった細胞は培養容器内を移動することはできない。
このため、培養容器の内部を複数回撮影し、撮影された複数の撮影データを比較すれば、剥離によって移動した細胞を確実に認識することができ、細胞の剥離状態を高精度に判定することが可能となっている。
本実施例における自動培養操作装置1の正面図。 細胞を収容した培養容器を示し、(a)は細胞が付着した状態を、(b)は細胞が剥離した状態をそれぞれ示す。 培養容器を搬送するアタッチメントを示し、(a)は平面図を、(b)は(a)におけるb−b部の断面図を示す。 加温庫およびタッピング手段を示し、(a)は側面図を、(b)はタッピング手段の平面図を示す。 検査手段の側面図。 認識手段による第1の認識手順を説明する図。 認識手段による第2の認識手順を説明する図。
以下図示実施例について説明すると、図1は細胞の培養を行う自動培養操作装置1の正面図を示し、この自動培養操作装置1は内部に形成された作業室2aが無菌状態に維持されるアイソレータ2と、上記作業室2aに器具類を搬入するためのパスボックス3と、その内部で細胞を培養するとともに作業室2aとの間で細胞を受け渡すインキュベータ4とを備えている。
そして本実施例の自動培養操作装置1では、培地交換や回収作業等の培養操作を自動的に行うほか、本発明にかかる細胞剥離認識装置として、細胞Cを収容した培養容器5の内部における細胞Cの剥離状態を認識することが可能となっている。
そのため、上記アイソレータ2の作業室2aには、上記培養容器5を搬送する移動手段としてのロボット6と、細胞Cを収容した培養容器5を加温する加温庫7と、当該加温庫7に設けられて上記培養容器5を振動させるタッピング手段8と、培養容器5内の細胞Cを観察するとともに細胞Cの剥離状態を認識する検査手段9とを備え、これらは制御手段10(図5参照)によって制御されるようになっている。
なお、アイソレータ2内には培養操作に必要なその他の手段も設けられているが、これらについての説明は省略し、また上記細胞Cの剥離状態を認識する手順以外の動作についても説明を省略するものとする。
上記アイソレータ2の内部に形成された作業室2aは予め除染ガス(過酸化水素蒸気)よって除染処理されており、その後清浄な空気が供給されて無菌状態を維持している。
また上記アイソレータ2の側面には図示しないグローブが複数設けられており、作業者は上記作業室2aにおいて作業を行う際に当該グローブを装着するようになっている。
上記パスボックス3はアイソレータ2の外部右側面に設けられており、アイソレータ2の作業室2aとパスボックス3の内部空間とを図示しない開閉扉によって連通させることで、外部からパスボックス3に搬入した器具類をアイソレータ2の作業室2aに搬入することが可能となっている。
上記インキュベータ4は内部に複数の培養容器5を収容可能となっており、内部は細胞Cの培養に最適な温度や湿度に維持されている。そして台車4aによって移動可能に設けられることで、アイソレータ2より離隔した位置において細胞Cの培養を行うことが可能となっている。
そして培養が完了した細胞Cについては、上記アイソレータ2とインキュベータ4とを接続手段によって接続するとともに、当該接続手段の開閉扉を開閉することで、無菌状態を維持したままアイソレータ2とインキュベータ4との間で上記培養容器5の受け渡しを行うことが可能となっている。
図2は上記培養容器5を示し、当該培養容器5としては例えば底の浅い円形の皿形容器であるディッシュを使用することができる。またこの培養容器5で培養される細胞Cとしては、人間の細胞Cの他、組織や血液等がある。
そして図2(a)は細胞Cが培養容器5の底面に密着した状態を示し、上記インキュベータ4において細胞Cを培養すると、培養された細胞Cは培養容器5の底面に密着し、そのままでは細胞Cの回収等が困難な状態となっている。
図2(b)は、(a)に示す細胞Cが培養容器5の底面に密着した状態から、これを剥離させた状態を示しており、(a)に示す培養容器5に所定量のトリプシンを注入し、その後所定時間上記加温庫7において加温し、さらに上記タッピング手段8において培養容器5を振動させることで、上記細胞Cを培養容器5から剥離させるようになっている。剥離された細胞Cは、図2(b)に示すように、細かく分割されて培地内を浮遊した状態となる。
なお、上記細胞Cを収容した培養容器5にトリプシンを供給するには、予め作業室2a内にトリプシンを収容したピペットを載置しておき、上記グローブを装着した作業者や上記ロボット6によって当該ピペットを操作するようになっている。
そのほかにも、作業室2a内にトリプシン供給手段を設けて、上記ロボット6が当該トリプシン供給手段に上記培養容器5を移動させるような構成とすることもできる。
上記ロボット6には産業用多関節ロボットを使用することができ、複数の軸から構成されたアーム6aと、当該アーム6aの先端に設けられたグリッパ6bとを備え、これらは上記除染ガスに対して防護されている。
そしてこのロボット6は、図3に示すアタッチメント11を用いて培養容器5を移動させるようになっており、図3(a)は培養容器5およびアタッチメント11の平面図を、(b)は(a)におけるb−b部の断面図を示している。
上記アタッチメント11はロボット6のグリッパ6bによって把持されるグリップ11aと、上記培養容器5を支持する保持部11bとから構成されている。
上記保持部11bは略U字形の部材となっており、当該U字形の形状の基部側に上記グリップ11aが設けられ、先端側には所要の隙間が形成されている。また保持部11bはその周方向に沿って略L字形の断面形状を有しており、その底面部分および側面部分で培養容器5を支持するようになっている。
図4は上記加温庫7およびタッピング手段8を示し、図4(a)は側面図を、(b)はタッピング手段8の平面図を示し、上記タッピング手段8は上記加温庫7の最上段に設けられている。
上記加温庫7の各段はそれぞれ図示しない加温手段によって加熱されており、上記培養容器5が上記アタッチメント11ごと載置されることにより、上記培養容器5が所定温度に保温されるようになっている。
また上記タッピング手段8は、培養容器5を挟んで設けられた打撃部材をエアシリンダ等によって往復動させることで、上記打撃部材の衝突により培養容器5を振動させるようになっている。
このタッピング手段8には上記トリプシンが投入されるとともに上記加温庫7において所定時間加温された培養容器5が載置され、培養容器5を振動させることで、トリプシンおよび振動によって密着力が低下した細胞が培養容器5の底面より剥離するようになっている。
図5は上記検査手段9を示し、当該検査手段9は、保持手段によって保持された照明手段12と、その下方に設けられるとともに昇降手段13によって昇降可能に設けられた撮影手段14とを備えている。
上記撮影手段14は上記制御手段10に接続され、当該制御手段10には上記撮影手段14が撮影した撮影データを画像処理して上記培養容器5内における細胞Cの剥離状態を認識する認識手段10aが設けられている。
そして上記ロボット6が上記培養容器5を略水平に移動させて照明手段12と撮影手段14との間に位置させると、上記照明手段12の光が上記培養容器5を透過し、撮影手段14は当該培養容器5の内部を撮影するようになっている。
そして撮影手段14が撮影した画像は、上記制御手段10の認識手段10aへと送信され、認識手段10aでは撮影された画像を従来公知の方法により複数の画素からなる撮影データへと変換するようになっている。
そして本実施例では、細胞Cの培養容器5からの剥離状態を認識するため、以下のようにして培養容器5内の細胞Cを撮影するようになっている。
まず、上記ロボット6が上記タッピング手段8において振動させられた培養容器5をアタッチメント11ごと保持し、当該培養容器5を上記照明手段12と撮影手段14との間の撮影位置に位置させる。
上記撮影手段14の撮影範囲Fは図3(a)に示すように培養容器5の面積に対して小さく設定されており、例えば上記ロボット6は培養容器5を直線方向に断続的に移動させて、直線的に整列した所要の5か所を順次上記撮影範囲F内に入るようにする。
その際、ロボット6は各培養容器5の所要位置を撮影手段14の撮影範囲Fに位置させると、当該培養容器5を停止させるようになっている。培養容器5を停止させた直後、当該培養容器5の内部では、培養容器5から剥離して浮遊している細胞Cが、慣性の法則によって移動することとなる。
そして撮影手段14は、ロボット6が培養容器5を停止させてから、当該培養容器5内の細胞Cが慣性によって移動する間に、例えば0.5秒間隔で複数回撮影を行う。なお撮影は3回以上行うことも可能である。
このとき、図3(a)に示すように撮影対象とする位置を直線的に整列して設定し、培養容器5を直線方向に断続的に移動させる場合には、加速、減速、停止を繰り返すこととなり、細胞Cは静止することなく移動を続けることとなる。
このように、撮影範囲F内に位置させる箇所を直線的に整列した位置に設定することで、培養容器5の内部の細胞Cに作用する慣性力の方向が一定となり、画像データを用いた画像認識が容易となる。
上記認識手段10aは、撮影された画像を複数の画素からなる撮影データへと変換すると、撮影された複数の撮影データを比較して細胞Cの剥離状態を認識するようになっている。なお、以下の説明で用いる図6、図7の撮影データは、説明のため簡略化したものとなっている。
そして図6、図7の(1)、(2)は、それぞれ上記撮影手段14が培養容器5が停止してから慣性により細胞Cが移動する間に撮影した、撮影時間の異なる2枚の画像に基づいて変換された撮影データとなっている。
具体的には、上記撮影データは複数の画素によって構成されるとともに、上記細胞として認識される画素と細胞以外の部分として認識される画素とが異なる明度で認識されている。
各画素を例えば256階調の明度を用いて表示した場合、細胞Cが位置する画素は明度256の白色の画素として、それ以外の背景となる画素は明度127の灰色の画素として表示される。
そして(3)は、以下に示す認識方法に基づき、上記認識手段10aが細胞Cの剥離状態を認識する際に作成する画像データとなっている。なお、実際にはこのような(3)に示す画像を作成する必要はなく、認識手段10aの内部において以下に示す処理が行われればよい。
まず図6に示す第1の認識方法は、異なる撮影データにおける同じ位置の画素について明度を比較し、明度の変化から細胞の移動を把握して、細胞の剥離状態を認識するものとなっている。
具体的に説明すると、まず上記認識手段10aは上記(1)(2)の撮影データにおける同じ位置の画素の全てに対して明度の差を算出し、(3)に示す撮影データを作成する。
つまり、(1)(2)における同じ明度の画素は(3)において「0」と認識される。具体的には図示左方の列に位置する細胞Cを示す明度「255」の画素と、その上下に隣接する背景を示す明度「127」の画素とは、それぞれ(3)において明度の差が「0」と認識される。
これに対し、(1)において図示中央の列の上下に位置する2つの細胞Cを示す明度「255」の画素は、(2)では当該細胞Cが図示右方の列に移動していることから、背景を示す明度「127」の画素に変化している。したがって、(3)においてこれらの画素は明度の差が「−128」と認識される。
そして、(1)において図示右方の列の上下に位置する2つの背景を示す明度「127」の画素は、(2)において細胞Cが当該画素に移動することによって明度「256」の画素に変化している。したがって、(3)においてこれらの画素は明度の差が「128」と認識される。
このようにして(3)の撮影データを作成すると、認識手段10aはこの(3)の撮影データにおける明度の差が「128」の画素が、培養容器5から剥離して慣性によって移動した細胞Cであると認識する。
そして認識手段10aは、(3)の撮影データにおける、上記剥離して移動した細胞Cを示す画素の数をカウントし、一画素あたりの面積を乗じて剥離した細胞の面積を算出する。
次に、図7に示す第2の認識方法は、第1の認識方法と同様の異なる撮影データにおける同じ位置の画素についての明度の比較において、明度に変化のない画素から、細胞として認識される画素を抽出して、当該画素に位置する細胞Cは剥離しなかったものと判定するものである。
具体的に説明すると、まず上記認識手段10aは上記(1)(2)の撮影データにおける同じ位置の画素の全てについて明度を比較し、このうちより暗い明度の画素を選択して(3)に示す撮影データを作成する。
つまり、(1)(2)における同じ明度の画素は(3)において同じ明度となる。具体的には図示右方の列に位置する細胞Cを示す明度「255」の画素と、その上下に隣接する背景を示す明度「127」の画素とは、それぞれ(3)において同じ明度が使用される。
これに対し、(1)において図示中央の列の上下に位置する2つの細胞Cを示す明度「255」の画素は、(2)では当該細胞Cが図示左方の列に移動していることから、背景を示す明度「127」の画素に変化している。したがって、(3)においてこれらの画素は明度の低い明度「127」の画素として認識される。
そして、(1)において図示左方の列の上下に位置する2つの背景を示す明度「127」の画素は、(2)において細胞Cが当該画素に移動することによって明度「256」の画素に変化している。したがって、(3)においてこれらの画素も明度の低い明度「127」の画素として認識される。
このようにして(3)の撮影データを作成すると、認識手段10aはこの(3)の撮影データにおける明度「255」の画素が、培養容器5から剥離しなかった細胞Cであると認識する。
そして認識手段10aは、(3)の撮影データにおける、上記剥離しなかった細胞Cを示す画素の数をカウントし、一画素あたりの面積を乗じて剥離しなかった細胞の面積を算出する。
また、第1の認識方法で求めた剥離した細胞の面積と第2の認識方法で求めた剥離しなかった細胞の面積を合計して全細胞の面積を求め、剥離した細胞の面積の値を全細胞面積の値で除することにより、細胞の剥離率を求めることができる。
そして認識手段10aは、上記培養容器5の複数個所に設定した撮影範囲Fの全てについて、上記第1および第2の認識方法に基づいて剥離率を算出し、これら各撮影範囲Fでの剥離率から培養容器5全体における剥離率を算出する。例えば上記5か所の撮影位置における剥離率の平均を、培養容器5全体における剥離率とすることができる。
また各撮影位置において例えば3回画像を撮影した場合には、1回目と2回目、2回目と3回目とをそれぞれ比較し、それぞれについて上記剥離率を算出すればよい。
そして、このようにして得られた剥離率は、例えば異なる種類の細胞Cごとに、最適なトリプシンの注入量、保持時間、振動させる回数等を把握するための指標とすることができる。
以上のように、本実施例の細胞剥離認識方法に基づいて求めた剥離率によれば、培養容器5を停止させて慣性により内部の細胞Cを移動させることで、剥離して移動した細胞Cや、剥離せずに移動しなかった細胞Cを確実に認識することができ、高精度に細胞Cの剥離状態を認識することができる。
これに対し従来の認識方法では、培養容器5を移動させずに観測を行うことから、内部の細胞Cは移動せず、したがって一部が剥離しただけで完全には剥離していない細胞Cについては判定を誤ることとなっていた。
なお、対象となる細胞Cによって異なるが、実際に培養容器5内を移動する細胞Cが上記撮影データにおいて複数の画素をまたいで認識される場合であっても、例えば上記撮影手段14による撮影間隔を調整して、移動する細胞Cの位置が1回目と2回目の撮影データで重複しないようにすれば、高精度な認識を行うことができる。
また移動手段としては上記ロボット6に限らず、上記培養容器5を移動させるとともに、上記撮影手段14の撮影範囲F内において加速または減速もしくは停止させる構成であれば、その他の移動手段を用いることが可能である。
さらに上記実施例では、上記ロボット6が培養容器5を撮影手段14の撮影範囲Fに停止させることにより、細胞Cが慣性により移動することを説明したが、移動する培養容器5が加速や減速されることを要因として、慣性により細胞Cが移動することもあり得る。また、この場合、慣性によって移動する細胞Cが撮影できれば、必ずしも培養容器5を停止させる必要はない。
たとえば、ロボット6が所要の搬送速度で培養容器5を検査手段9の近傍まで移動させた後、撮影手段14の撮影範囲Fに差し掛かったら、その搬送速度を減速させることで、培養容器5の内部で慣性により細胞Cを移動させることができる。
そしてロボット6がその後一定速度で培養容器5を撮影手段14の撮影範囲F内を通過させながら撮影手段14が複数回培養容器5の内部を撮影し、認識手段10aによって従来公知のパターンマッチング等の技術を用いて、複数の撮影データを重ね合わせることで、培養容器5内を慣性によって移動する細胞Cを認識することができる。
またその他の培養容器5内の剥離した細胞Cを移動させる方法としては、撮影範囲内において培養容器5を一旦停止させ、その後培養容器5を素早く移動させて加速させ、これにより細胞Cを慣性により移動させることや、撮影範囲内に位置させた培養容器5に振動を与えるようタッピング手段を設けて、振動すなわち打撃に伴う加速と停止に起因する慣性により細胞Cを移動させることが考えられる。
また複数の撮影手段を設けて、一方の撮影手段の撮影範囲で加速や振動に起因する慣性によって移動した細胞Cを撮影し、他方の撮影手段の撮影範囲でも減速や停止に起因する慣性によって移動した細胞Cを撮影するようにして、培養容器5の内部を複数回撮影するよう構成することもできる。
いずれにしても、何らかの要因により培養容器5を加速または減速もしくは停止させて、培養容器5内の細胞Cを慣性を利用して移動させ、培養容器5の内部を複数回撮影することにより、移動の前後における剥離した細胞Cを撮影することができればよい。
1 自動培養操作装置 2 アイソレータ
5 培養容器 6 ロボット
7 加温庫 8 タッピング手段
9 検査手段(細胞剥離認識装置) 10 制御手段
10a 認識手段 14 撮影手段
C 細胞

Claims (5)

  1. 培養された細胞が収容された培養容器の内部を撮影する撮影手段と、上記撮影手段が撮影した撮影データに基づいて上記培養容器における細胞の剥離状態を認識する認識手段とを備えた細胞剥離認識装置において、
    上記培養容器を移動させるとともに、上記撮影手段の撮影範囲内において加速または減速もしくは停止させる移動手段を備え、
    上記撮影手段は、慣性によって細胞が当該培養容器内を移動する間に、当該培養容器の内部を複数回撮影し、
    上記認識手段は撮影された複数の撮影データを比較することで細胞の剥離状態を認識することを特徴とする細胞剥離認識装置。
  2. 上記撮影データは複数の画素によって構成されるとともに、上記細胞として認識される画素と細胞以外の部分として認識される画素とが異なる明度で認識され、
    上記認識手段は、異なる撮影データにおける同じ位置の画素について明度を比較し、各画素の明度の変化に基づいて細胞の剥離状態を認識することを特徴とする請求項1に記載の細胞剥離認識装置。
  3. 培養された細胞が収容された培養容器の内部を撮影し、撮影により得られた撮影データに基づいて上記培養容器における細胞の剥離状態を認識する細胞剥離認識方法において、
    上記培養容器を移動させるとともに、撮影範囲内において加速または減速もしくは停止させ、上記細胞が慣性により上記培養容器内で移動する間に、当該培養容器の内部を複数回撮影し、
    撮影された複数の撮影データを比較することで細胞の剥離状態を認識することを特徴とする細胞剥離認識方法。
  4. 上記撮影データを複数の画素によって構成するとともに、上記細胞として認識される画素と細胞以外の部分として認識される画素とを異なる明度で認識し、
    異なる撮影データにおける同じ位置の画素について明度を比較し、明度の変化から細胞の移動を把握して、細胞の剥離状態を認識することを特徴とする請求項3に記載の細胞剥離認識方法。
  5. 上記異なる撮影データにおける明度の比較において、明度に変化のない画素から、細胞として認識される画素を抽出することを特徴とする請求項4に記載の細胞剥離認識方法。
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