JP2016086458A - 車両用dc―dcコンバータ - Google Patents

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【課題】水冷の冷却器を使用する場合においても、部品点数が少なく、組み立て工程の簡素化された車両用DC−DCコンバータを得る。【解決手段】直流電圧を交流電圧に変換するためのインバータ回路12と、インバータ回路から出力される電圧を変換するトランス13と、トランスの二次巻線から出力される交流電圧を整流する複数の整流ダイオード14*からなる整流回路14と、整流回路で整流したリップル電圧波形を平滑化する平滑回路15、16とを備え、出力端子の一方はグランドと同電位の金属筐体30で構成され、金属筐体の一表面には貫通していない凹部状の穴301が設けられ、整流ダイオード14*は、アノード端子が圧入部142となり、カソード端子がリードピン143となった圧入型ダイオードで構成され、圧入型ダイオードの圧入部が金属筐体の凹部状の穴に圧入されてなる。【選択図】図3

Description

この発明は、直流入力電圧を直流出力電圧に変換する車両用DC―DCコンバータに関し、特にハイブリッド車のように冷却システムが水冷式の電動車両に搭載される車両用DC―DCコンバータに関するものである。
ハイブリッド車のような電気エネルギーを用いた自動車には、駆動用モータや、駆動用モータに電力を供給するための高電圧バッテリ、インバータが備えられる。高電圧バッテリの電圧は一般的に100V〜400Vに達し、インバータで高電圧バッテリの直流電圧を交流電圧に変換し、駆動用モータへ電力を供給する。
また、従来車ではエンジンの動力で発電するオルタネータにより12V系の電気機器に電力を供給しているが、ハイブリッド車は、エンジンが停止するモードが存在するため、高電圧バッテリの電圧を12V系の電圧に変換するDC―DCコンバータを搭載し、これによって12V系の電気機器に電力を供給する方式が一般的である。
ハイブリッド車のような電動車両に搭載されるDC―DCコンバータと、従来車に搭載されるオルタネータでは、12V出力を直流に変換する整流回路は、共通して有する回路である。この整流回路を構成する部品の一つに、整流ダイオードがある。例えば、特許文献1によると、従来車に搭載されるオルタネータにおいて、その整流ダイオードの実装形態として、プレスフィット形状のダイオードを、フィンのついた冷却器にはめ込む構造が提案されている。プレスフィット形状のダイオードを使用する利点としては、ネジ等の部品点数の削減、組み立て工程の簡素化などがある。
特許第3438577号公報
特許文献1で示されるプレスフィット形状のダイオードの実装形態において、ダイオードの圧入部は、電気的にはダイオードのアノード端子となっている。一方、このダイオードは、ダイオードのもう一方の端子であるカソード端子は、リードピン形状となっている。そして、このダイオードを、フィンのついた金属製の冷却器に圧入して実装する際、ダイオードのリードピンがついた側から、冷却器に圧入されている。このような実装方法では、冷却器の、プレスフィットダイオードを圧入する側と、カソード端子のリードピンが出る側の両側に穴が必要であり、つまり、冷却器のプレスフィット形状のダイオードを圧入する穴は貫通穴である必要がある。
以上のような構造は、従来車に搭載されるオルタネータのような、冷却器が空冷である場合においては、問題なく実現可能である。一方で、電動車両に搭載されるDC―DCコンバータにおいては、冷却システムが、車両駆動用モータ、インバータ等と共通化される場合があり、このような場合、冷却器は水冷式となる。
プレスフィット形状のダイオードを使用したDC―DCコンバータを水冷により冷却する際、貫通穴の開いた冷却器の冷却面に水路を形成してしまうと、冷却器とプレスフィット形状のダイオードの接触面が水密ではないため、この接触面から冷却水漏れを生じることから、このような構造は実現できないという問題がある。
また、プレスフィット形状のダイオードを圧入する、貫通穴の開いた金属筐体を、別の水冷筐体に固定した場合、上記のような水漏れの心配はないが、貫通穴の開いた金属筐体と、別の水冷筐体との間に接触面が生じるため、この接触面での熱抵抗により冷却能力が十分ではなくなり、冷却器の能力を大きくするために、冷却器のサイズが大きくなってしまう懸念がある。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、水冷式の冷却器を使用する場合においても、冷却水漏れを生じることがなく、部品点数が少なく、組み立てが簡素化された車両用DC―DCコンバータを得ることを目的とするものである。
この発明に係るかかる車両用DC―DCコンバータは、入力端子に入力された直流電圧を交流電圧に変換するためのインバータ回路と、インバータ回路から出力される電圧を変換するトランスと、トランスの二次巻線から出力される交流電圧を整流する複数の整流ダイオードからなる整流回路と、整流回路で整流したリップル電圧波形を平滑化する平滑回路と、平滑回路で平滑された直流電圧を出力する出力端子とを備え、出力端子の一方はグランドと同電位の金属筐体で構成され、金属筐体の一表面には貫通していない凹部状の穴が設けられ、整流ダイオードは、アノード端子が圧入部となり、カソード端子がリードピン形状となった圧入型ダイオードで構成され、圧入型ダイオードの圧入部が金属筐体の凹部状の穴に圧入されたものである。
この発明の構成とすることにより、車両用DC―DCコンバータの冷却方式を水冷とした場合においても、冷却水が整流用の圧入型ダイオードの圧入部と金属筐体の接触面から冷却水が漏れる心配がなく、ネジ等の部品点数が少なく、組み立て工程の簡素化された車両用DC―DCコンバータを実現できる。また、整流用の圧入型ダイオードを圧入する、貫通穴の開いた金属筐体を、別の水冷筐体に固定した場合のような、接触面での熱抵抗増加がないため、冷却器のサイズが大きくなるという懸念もなくなる。
この発明の実施の形態1に係わる車両用DC―DCコンバータの主回路構成を示す回路図である。 この発明の車両用DC―DCコンバータに使用される圧入型ダイオードの断面構造を示す断面図である。 この発明の実施の形態1に係わる車両用DC―DCコンバータに使用される圧入型ダイオードの実装構造を示す断面図である。 この発明の実施の形態1に係わる車両用DC―DCコンバータに使用される圧入型ダイオードの実装構造を示す上面図である。
実施の形態1.
以下、この発明の実施の形態1に係る車両用DC―DCコンバータについて、図1〜図4に基づいて説明する。なお、図中において同一符号は同一または相当する部分を示す。
図1は、車両用DC―DCコンバータ10の主回路構成図を示し、直流電圧を印加する入力端子11a、11b(まとめて入力端子11)と、入力端子11に入力された直流電圧を交流電圧に変換するためのインバータ回路12と、電圧を変換するトランス13と、トランス13から出力される交流電圧を整流するための整流回路14と、整流回路14で整流したリップル電圧波形を平滑化するチョークコイル15と、整流回路14で整流したリップル電圧波形を平滑化する平滑コンデンサ16と、直流電圧を出力する出力端子17a、17b(まとめて出力端子17)で構成されている。
入力端子11には、インバータ回路12のスイッチング電源として直流電圧が印加され、スイッチング電源の出力電圧よりも高い電圧が印加される。インバータ回路12は、電力変換用のMOSFETなどの半導体素子からなる複数のスイッチング素子121a〜121d(まとめてスイッチング素子121)で構成され、入力端子11から供給された直流電圧は複数のスイッチング素子121をスイッチングすることによって生成される矩形波に近い交流電圧に変換されて出力される。
トランス13は、一次巻線131と上側二次巻線132と下側二次巻線133と、上記した一次巻線131と上側二次巻線132、下側二次巻線133を電磁気的に結合するための磁性体コア134で構成され、トランスを構成する各巻線131、132、133が、磁性体コア134に設けられた中足の周囲に配置される。
そしてトランス13の一次巻線131には、インバータ回路12からの矩形波に近い交流電圧が印加され、その上側二次巻線132と下側二次巻線133には、一次巻線131と二次巻線132、133の巻き数比に応じた電圧に変換されて出力される。
整流回路14は、複数の整流素子である整流ダイオード14a、14b(まとめて整流ダイオード14*)で構成され、トランス13の上側二次巻線132と下側二次巻線133から出力される交流電圧を整流する。また、この整流ダイオード14a、14bは、図2で詳しく説明するように圧入型ダイオードで構成されている。
チョークコイル15は、トランス13の上側二次巻線132と下側二次巻線133の結線箇所であるセンタータップ部135と出力端子17aとの間に接続され、整流回路14で整流した交流電圧を平滑化する。
平滑コンデンサ16は、出力端子17a、17b間に接続され、整流回路14で整流した交流電圧を平滑化する。
このチョークコイル15と平滑コンデンサ16とで、整流回路14で整流したリップル電圧波形の交流電圧を平滑化する平滑回路を構成している。
出力端子17は、チョークコイル15と平滑コンデンサ16からなる平滑回路で得られた直流電圧をスイッチング電源の外部へ出力するための出力端子であり、出力端子17の一方の端子17bは、スイッチング電源の金属筐体(図3参照)に接続されたグランド端子となっている。本実施例では、トランス13の二次側回路の電流リターンの経路として金属筐体を用いている。
なお、本実施例では、二次側回路のグランドを金属筐体と同電位にしているため、出力電圧は出力端子17aと金属筐体(出力端子17b)の間に出力される。
上記のDC―DCコンバータ10は、所謂、絶縁型DC―DCコンバータであり、また、このコンバータのトランス二次側はセンタータップ型ダイオード整流方式であり、全波整流回路と同等の整流波形を得ることができるものである。
次に、この発明の車両用DC―DCコンバータに使用される整流ダイオード14a、14bとしての圧入型ダイオードを図2に基づいて説明する。
図2は圧入型ダイオードの断面図であり、ダイオード14a(14b)のダイス141の下面がハンダ付けされる圧入部142と、ダイオード14a(14b)のダイス141の上面がハンダ付けされるリードピン143で構成され、圧入部142側をアノード端子とし、リードピン143側をカソード端子としている。
ダイオードの圧入部142は、熱伝導のよいアルミや銅などの材料で構成され、カップ状に形成されている。カップ状の窪みにはリードピン143の機械的保持、およびダイ141の保護のために充填剤144が設けられている。
矢印145は、圧入型ダイオード14a(14b)が後述する冷却器の金属筐体へ圧入される時の圧入方向を示し、この圧入型ダイオード14a(14b)が冷却器へ圧入される時、圧入部142の上面周縁部142aを図の上方向から下方向へ押し込むことで、 イオード14a(14b)が冷却器へ実装される。また、ダイオード14a(14b)を下方向へ圧入できるよう、ダイオードの圧入部142の下面の外径は、上面の外径よりも小さくなっている。
次に、図2に示す圧入型ダイオード14a(14b)を冷却器としての金属筐体に実装した構造を図3に基づいて説明する。
図3において、車載用DCDCコンバータ10を構成する主部品を実装するための金属筐体30は、圧入型ダイオード14a(14b)の圧入部142を嵌合させるための凹部状の穴301が設けられている。この凹部状の穴301は、金属筐体30の上面にのみ開口しており、下面、つまり冷却水の流れる面には開口していない、所謂貫通していない穴である。
圧入型ダイオード14a(14b)の圧入部142は、リードピン143がついた側とは反対側である圧入部142側から、金属筐体30に設けた凹部状の穴301に圧入されることで、金属筐体30と電気的な接続、機械的な固定、熱的な接続を実現できるため、基板挿入部品、表面実装部品の整流素子を用いる場合と比較して部品点数、組立工数を大幅に削減することができる。
圧入型ダイオード14a(14b)のリードピン143は、図3に示すようにトランスの上側二次巻線132およびトランスの下側二次巻線133と密着して電気的に接続され、圧入型ダイオード14a(14b)は整流回路14を構成する。
トランスの上側二次巻線132およびトランスの下側二次巻線133は、磁性体コア134に巻回されている。
金属筐体30には、凹部状の穴301に近接して冷却水が流れる通路302が形成されている。なお、この金属筐体30はグランドと同電位である出力端子17の一方であるグランド端子17bとなっている。
図4は、図3で説明した圧入型ダイオードの実装構造の上面図を示し、金属筐体30の凹部状の穴301へ圧入される2つの圧入型ダイオード14a、14bが示されている。圧入型ダイオード14a、14bのカソード端子であるリードピン143は、トランスの上側二次巻線132、トランスの下側二次巻線133に電気的に接続される。なお、この接続の形態としては、溶接やはんだ付けが代表的な例として考えられるが、電気的に接続可能な方法であればこの限りではない。
トランス13を構成する各巻線131、132、133は、磁性体コア134に設けられた中足の周囲に配置されている。
トランスの上側二次巻線132およびトランスの下側二次巻線133の電気的接点であるセンタータップ部135は、図4には図示していないがチョークコイル15が接続される。
この発明は、圧入型ダイオード14a、14bを金属筐体30に圧入することによって電気的、機械的、熱的な接続全てを実現できるため、図4に示すように、整流素子である圧入型ダイオード14a、14bの周辺には部材が必要ない。このため、トランス13、整流素子周辺のレイアウトをコンパクトにでき、実装面積を低減できる。また、基板挿入部品を用いる場合のようにプリント基板が必要ないため、主回路部品をレイアウトする際の制約が軽減される。
以上のような構成とすることにより、車両用DC―DCコンバータの冷却方式を水冷とした場合において、冷却面に開口部が無いような圧入型ダイオードの実装構造とすることができ、冷却水がプレスフィット形状のダイオードの圧入部と金属製筐体の接触面から冷却水が漏れる心配がなく、ネジ等の部品点数が少なく、組み立て工程の簡素化された車両用DC―DCコンバータを実現できる。
また、圧入型ダイオードのカソード端子となるリードピン143と、トランスの上側二次巻線132またはトランスの下側二次巻線133との電気的接続の形態として、プレスフィットでの接続を採用した場合、トランスの上側二次巻線132またはトランスの下側二次巻線133は、リードピン143を下方向、つまり、冷却面のある方向に強く押し付けて実装する必要がある。
もし、圧入型ダイオードを冷却器の冷却面側から実装していた場合、トランスの上側二次巻線132またはトランスの下側二次巻線133の接続の際に下方向へ強く押し付けた際に、圧入型ダイオードが冷却面方向へ脱落してしまう可能性がある。しかし、この発明の実施形態のように、ダイオードを冷却器の冷却面とは反対の側から実装し、冷却器の凹部状の穴は冷却水の流れる面に開口しない構造とすることにより、上記のような脱落が生じる恐れはなくなる。
以上、この発明の実施の形態を記述したが、この発明は実施の形態に限定されるものではなく、種々の設計変更を行うことが可能であり、その発明の範囲内において、各実施の形態を自由に組み合わせたり、各実施の形態を適宜、変形、省略することが可能である。
10:車両用DC―DCコンバータ、 11a、11b:入力端子、
12:インバータ回路、 13:トランス、 14:整流回路、
14a、14b:整流ダイオード(圧入型ダイオード)、
15:チョークコイル(平滑回路)、 16:平滑コンデンサ(平滑回路)、
17a、17b:出力端子、 30:金属筐体、 301:凹部状の穴、
302:冷却水の通路、 131:一次巻線131、 132:上側二次巻線、
133:下側二次巻線、 134:磁性体コア、 135:センタータップ、
141:ダイオード14*のダイス、 142:圧入部、 143:リードピン、
144:充填剤。
この発明に係る車両用DC−DCコンバータは、入力端子に入力された直流電圧を交流電圧に変換するためのインバータ回路と、インバータ回路から出力される電圧を変換するトランスと、トランスの二次巻線から出力される交流電圧を整流する複数の整流ダイオードからなる整流回路と、整流回路で整流したリップル電圧波形を平滑化する平滑回路と、平滑回路で平滑された直流電圧を出力する出力端子とを備え、出力端子の一方はグランドと同電位の金属筐体で構成され、金属筐体の一表面には貫通していない凹部状の穴が設けられ、整流ダイオードは、アノード端子が圧入部となり、カソード端子がリードピン形状となった圧入型ダイオードで構成され、圧入型ダイオードの圧入部が金属筐体の凹部状の穴に圧入され、圧入型ダイオードのリードピン形状のカソード端子がトランスの二次巻線に接続されたものである。
ダイオードの圧入部142は、熱伝導のよいアルミや銅などの材料で構成され、カップ状に形成されている。カップ状の窪みにはリードピン143の機械的保持、およびダイ141の保護のために充填剤144が設けられている。
矢印145は、圧入型ダイオード14a(14b)が後述する冷却器の金属筐体へ圧入される時の圧入方向を示し、この圧入型ダイオード14a(14b)が冷却器へ圧入される時、圧入部142の上面周縁部142aを図の上方向から下方向へ押し込むことで、イオード14a(14b)が冷却器へ実装される。また、ダイオード14a(14b)を下方向へ圧入できるよう、ダイオードの圧入部142の下面の外径は、上面の外径よりも小さくなっている。
次に、図2に示す圧入型ダイオード14a(14b)を冷却器としての金属筐体に実装した構造を図3に基づいて説明する。
図3において、車両用DC―DCコンバータ10を構成する主部品を実装するための金属筐体30は、圧入型ダイオード14a(14b)の圧入部142を嵌合させるための凹部状の穴301が設けられている。この凹部状の穴301は、金属筐体30の上面にのみ開口しており、下面、つまり冷却水の流れる面には開口していない、所謂貫通していない穴である。
圧入型ダイオード14a(14b)の圧入部142は、リードピン143がついた側とは反対側である圧入部142側から、金属筐体30に設けた凹部状の穴301に圧入されることで、金属筐体30と電気的な接続、機械的な固定、熱的な接続を実現できるため、基板挿入部品、表面実装部品の整流素子を用いる場合と比較して部品点数、組立工数を大幅に削減することができる。
この発明に係る車両用DC−DCコンバータは、入力端子に入力された直流電圧を交流電圧に変換するためのインバータ回路と、インバータ回路から出力される電圧を変換するトランスと、トランスの二次巻線から出力される交流電圧を整流する複数の整流ダイオードからなる整流回路と、整流回路で整流したリップル電圧波形を平滑化する平滑回路と、平滑回路で平滑された直流電圧を出力する出力端子とを備え、出力端子の一方はグランドと同電位の金属筐体で構成され、金属筐体の一表面には貫通していない凹部状の穴が設けられ、整流ダイオードは、アノード端子が圧入部となり、カソード端子がリードピン形状となった圧入型ダイオードで構成され、圧入型ダイオードの圧入部が金属筐体の凹部状の穴に圧入された状態で固定され、圧入型ダイオードのリードピン形状のカソード端子がトランスの二次巻線に接続されたものである。

Claims (2)

  1. 入力端子に入力された直流電圧を交流電圧に変換するためのインバータ回路と、前記インバータ回路から出力される電圧を変換するトランスと、前記トランスの二次巻線から出力される交流電圧を整流する複数の整流ダイオードからなる整流回路と、前記整流回路で整流したリップル電圧波形を平滑化する平滑回路と、前記平滑回路で平滑された直流電圧を出力する出力端子とを備え、
    前記出力端子の一方はグランドと同電位の金属筐体で構成され、前記金属筐体の一表面には貫通していない凹部状の穴が設けられ、前記整流ダイオードは、アノード端子が圧入部となり、カソード端子がリードピン形状となった圧入型ダイオードで構成され、前記圧入型ダイオードの圧入部が前記金属筐体の凹部状の穴に圧入されたDC−DCコンバータ。
  2. 前記金属筐体は、凹部状の穴に近接して冷却水が流れる通路が形成されている請求項1に記載のDC−DCコンバータ。

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