JP2016086339A - 画像処理装置、画像処理方法、及び画像処理システム - Google Patents
画像処理装置、画像処理方法、及び画像処理システム Download PDFInfo
- Publication number
- JP2016086339A JP2016086339A JP2014219102A JP2014219102A JP2016086339A JP 2016086339 A JP2016086339 A JP 2016086339A JP 2014219102 A JP2014219102 A JP 2014219102A JP 2014219102 A JP2014219102 A JP 2014219102A JP 2016086339 A JP2016086339 A JP 2016086339A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- image data
- color
- difference
- conversion
- output
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Landscapes
- Color, Gradation (AREA)
- Image Processing (AREA)
- Facsimile Image Signal Circuits (AREA)
- Color Image Communication Systems (AREA)
- Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)
Abstract
【解決手段】原稿画像データの色から読み取り装置が読み取った第一の出力画像データの色を推定する第一の写像と、読み取り装置が読み取った第二の出力画像データの色から前記原稿画像データの色を推定する第二の写像とに基づいて、原稿画像データの画素値を変換して中間画像データを生成する色変換手段301と、原稿画像データと前記中間画像データとの差分画像データを生成する差分処理手段302と、変換強度パラメータを取得する変換強度パラメータ取得手段303と、差分画像データの画素値が変換された補正差分画像データを生成する補正処理手段304と、原稿画像データと補正差分画像データとの対応する画素の画素値について所定の演算を行い、原稿画像データと補正差分画像データとを合成する画像合成手段305と、を有する。
【選択図】図6
Description
第一の画像出力機器の色再現特性をP1(x)、
第二の画像出力機器の色再現特性をP2(x)、
画像読取装置の色再現特性をS(x)、
と定義する。ここで"x"は色又は画素値である。種々の色空間の存在を考慮すると画素値=色とはならないが、同じ色空間内では画素値=色となるので、厳密には区別していない。例えばRGB色空間の場合、x=[R, G, B]tの3次元データである。また、例えばCMYK色空間の場合、x=[C, M, Y, K]tの4次元データである。
第一の色再現特性はS(P1(x))、
第二の色再現特性はS(P2(x))、
と表すことができる。
・第一の画像出力機器:プリンタ (「基準プリンタ」と呼ぶ)
・第二の画像出力機器:プリンタ (「ユーザプリンタ」と呼ぶ)
・画像読取装置:スキャナ
また、以降で使用する用語を以下のように定義する。
・基準プリンタ:第一の画像出力機器に対応し、色が合わせられる目標となるプリンタ
・ユーザプリンタ:第二の画像出力機器に対応し、基準プリンタに色を合わせたいプリンタ
・スキャナ:画像読取装置に対応
・原稿画像データ:プリンタが印刷物を出力する際に用いる画像データ
・基準印刷物:原稿画像データを基準プリンタで出力した、色合わせの目標とされる印刷物
・基準画像データ:基準印刷物を画像読取装置で読み取って得られる画像データ
・ユーザ印刷物:原稿画像データをユーザプリンタで出力した、基準印刷物に色を合わせたい印刷物
・ユーザ画像データ:ユーザ印刷物を画像読取装置で読み取って得られる画像データ
本実施形態では、基準印刷物とユーザ印刷物とを用い、ユーザプリンタに与える原稿画像データに色変換を行うことによって、基準印刷物の色と同等の色のユーザ印刷物が得られるようにする。また、色変換後の原稿画像データをユーザプリンタで出力したユーザ印刷物が、ユーザの意図した色でない場合、所定のパラメータを調整することで所望のユーザ印刷物を得られるようにする。
まず、実施例1について説明する。実施例1は、基準色再現特性及びユーザ色再現特性の逆特性が既知である場合に、基準印刷物の色と同等の色のユーザ印刷物を得るために、原稿画像データに色変換を施す。そして、色変換後の原稿画像データを用いて得られたユーザ印刷物が、ユーザの意図した色でない場合、所定のパラメータを調整することで所望のユーザ印刷物を得ることができるようにするものである。
図2は、本実施形態に係る画像処理システムの一例の構成図である。図2に示す画像処理システム600は、ネットワーク500を介して接続された、コンピュータ100、ユーザプリンタ200、及びスキャナ300を有する。ユーザプリンタ200の代わりにオフセット印刷機やグラビア印刷機等を用いてもよく、また、スキャナ300の代わりに分光測色器やカメラ等を用いてもよい。基準プリンタ400は、画像処理システム600のユーザ側に存在しないことを想定しているためネットワーク500に接続されていないが、接続されていてもよい。画像処理システム600のユーザは、基準プリンタ400が基準画像データを出力した基準印刷物をすでに取得しているか、取得することができるものとする。
図3は、本実施形態に係る画像処理システムの一例のハードウェア構成図である。画像処理システム600は、画像入力装置601、画像出力装置602、画像記憶装置603、画像解析装置604、色再現特性記憶装置605、画像処理装置606、及びパラメータ入力装置607を有する。
図6は、本実施形態に係る画像処理システム又はMFPの一例の機能ブロック図である(実施例1)。画像処理システム600又はMFP700は、色変換部301、差分処理部302、変換強度パラメータ取得部303、補正処理部304、及び画像合成部305を有する。
次に、本実施形態に係る画像処理システム600又はMFP700の処理の詳細について説明する。図7は、色変換処理の一例のフローチャートである(実施例1)。図7は、基準色再現特性とユーザ色再現特性の逆特性に基づき色変換を行った原稿画像データから得られたユーザ印刷物が、ユーザの意図するものであるか否かを評価する。そして、ユーザ印刷物が、ユーザの意図するものでない場合、変換強度パラメータを調整することで、所望のユーザ印刷物を得ることができるようにするものである。
色差とは、L*a*b*色空間やL*u*v*色空間における二つの色の距離である。本実施例は画像出力機器としてプリンタを用いていることからL*a*b*色空間を用いて説明する。L*a*b*色空間の色差ΔE*abは以下の式で定義される。
(1)基準印刷物をスキャナ300により読み取り基準画像データを得る。
(2)ユーザ印刷物を(1)と同じスキャナ300により読み取りユーザ画像データを得る。
(3)基準画像データとユーザ画像データとをスキャナ300のカラープロファイルを用いてデバイス非依存の色空間(例えば、XYZ色空間等)に変換する。
(4)デバイス非依存の色空間に変換された基準画像データとユーザ画像データとをL*a*b*色空間に変換する。
(5)上式により画素ごとの色差を求める。
・平均色差が所定の値以内に収まっているか否か、
・最大色差が所定の値以内に収まっているか否か、
・分散が所定の値以内に収まっているか否か、
等の基準で判断することができる。なお、ユーザ印刷物の品質を評価する際には、画像データのコンテンツの輪郭部分を除くことが望ましい。これは、
・後の処理で必要な位置合わせにおいて、輪郭部分を完全に合わせることが困難であること、
・プリンタによって輪郭部分の再現性が異なること(色味やシャープ等)
等の理由から、輪郭部分で大きな色差が出現する可能性があるためである。
L*a*b*色空間の色相差ΔH*abは次式で定義される。
所定の色空間において、基準印刷物とユーザ印刷物との各色成分の差の絶対値を取り、評価を行う方法である。RGB色空間を例に取れば、R成分値の絶対値の差、G成分値の絶対値の差、B成分値の絶対値の差を用いる。基準印刷物とユーザ印刷物の各色成分の差の絶対値を求める手順の一例を以下に示す。
(1)基準印刷物をスキャナ300により読み取り基準画像データを得る。
(2)ユーザ印刷物を(1)と同じスキャナ300により読み取りユーザ画像データを得る。
(3)基準画像データとユーザ画像データとをスキャナ300のカラープロファイルを用いてデバイス非依存の色空間(XYZ色空間など)に変換する。
(4)変換後の色空間において、画素ごとに各色成分値の差の絶対値を求める。
(1)基準色再現特性から、原稿画像データの色aが対応付く基準画像データの色s=S(P1(a))を得る。
(2)ユーザ色再現特性の逆特性から、ユーザ画像データの色sが対応付く原稿画像データの色b=P2 -1(S-1(s))を得る(すなわち、S(P1(a))=s=S(P2(b))となる組合せ(a, b)を求める)。
(3)原稿画像データの色aをbに変換して、中間画像データを生成する。
一例として、差分画像データがRGB色空間である場合について説明する。差分画像データの各画素値に変換強度パラメータを掛けることで、差分画像データを補正する。この方法は、以下の式で表される。
一例として、差分画像データがRGB色空間である場合について説明する。差分画像データの各画素値に、R成分値、G成分値、B成分値毎に異なる変換強度パラメータを掛けることで、差分画像データを補正する。この方法は、以下の式で表される。
一例として、差分画像データがRGB色空間である場合について説明する。差分画像データの各画素値に、変換強度パラメータを掛けることで、差分画像データを補正する。上記のa)の方法と異なる点は、変換強度パラメータの値が階調値毎に異なることである。階調値毎に異なる変換強度パラメータは、ルックアップテーブル(LUT)で管理すればよい。この方法は、以下の式で表される。
一例として、差分画像データがRGB色空間である場合について説明する。差分画像データの各画素値に、R成分値、G成分値、B成分値毎に異なる変換強度パラメータを掛けることで、差分画像データを補正する。上記のb)の方法と異なる点は、変換強度パラメータの値が階調値毎に異なることである。階調値毎に異なる変換強度パラメータは、ルックアップテーブルで管理すればよい。この方法は、以下の式で表される。
(1)原稿画像データのある座標の画素値を取得する。
(2)補正差分画像データの対応する座標の画素値を取得する。
(3)上記の(1)及び(2)で得られた2つの画素値の平均を算出し、これを合成後の画素値とする。
(4)合成後の画素値を用いて原稿画像データの該当の画素の画素値を更新する。
(5)上記の(1)〜(4)を、すべての座標について行う。
次に、実施例2について説明する。実施例2は、差分画像データの補正処理を行う際に、差分画像データの値に基づいて補正を行うのではなく、差分画像データの画素と対応する原稿画像データの画素の画素値に基づいて補正する点が実施例1と異なる。なお、以降では、実施例1と実質的に同一の機能を有する箇所及び同一の処理を行う箇所については、実施例1と同一の符号を用いて、その説明を省略する。
図8は、本実施形態に係る画像処理システム又はMFPの一例の機能ブロック図である(実施例2)。実施例2に係る画像処理システム600又はMFP700は、補正処理部304Aの機能が実施例1と異なる。
図9は、色変換処理の一例のフローチャートである(実施例2)。実施例2に係る色変換処理は、ステップS901の処理が実施例1と異なる。したがって、ステップS901の処理についてのみ説明する。
一例として、原稿画像データと、差分画像データとがRGB色空間である場合について説明する。差分画像データの各画素値に、変換強度パラメータを掛けることで、差分画像データを補正する。変換強度パラメータは、差分画像データの画素と対応する原稿画像データの画素の階調値毎に制御可能である。原稿画像データの画素の階調値毎に異なる変換強度パラメータは、ルックアップテーブルで管理すればよい。この方法は、以下の式で表される。
一例として、原稿画像データと、差分画像データとがRGB色空間である場合について説明する。差分画像データの各画素値に、R成分値、G成分値、B成分値毎に異なる変換強度パラメータを掛けることで、差分画像データを補正する。変換強度パラメータは、差分画像データの画素と対応する原稿画像データの画素の色空間の各軸の階調値毎に制御可能である。各軸の階調値毎に異なる変換強度パラメータは、ルックアップテーブルで管理すればよい。この方法は、以下の式で表される。
次に、実施例3について説明する。実施例3は、差分画像データの補正処理を行う際に、原稿画像データの色空間をそのまま使用するのではなく、色相、明度、又は彩度を表現することができる色空間に変換する。そして、差分画像データの画素と対応する色空間変換後の原稿画像データの画素の色相、明度、又は彩度のうち少なくとも一つの値に基づいて差分画像データを補正する点が実施例2と異なる。これにより、原稿画像データの色相、明度、又は彩度に応じて、色変換の強度(度合い)を制御することができるようになる。
図10は、本実施形態に係る画像処理システム又はMFPの一例の機能ブロック図である(実施例3)。実施例3に係る画像処理システム600又はMFP700は、補正処理部304Bの機能、及び色空間変換部306を有する点が実施例2と異なる。
図11は、色変換処理の一例のフローチャートである(実施例3)。実施例3に係る色変換処理は、ステップS1101及びステップS1102の処理が実施例2と異なる。したがって、ステップS1101及びステップS1102の処理についてのみ説明する。
一例として、色空間変換後の原稿画像データがL*a*b*色空間、差分画像データがRGB色空間である場合について説明する。差分画像データの各画素値に、変換強度パラメータを掛けることで、差分画像データを補正する。変換強度パラメータは、差分画像データの画素と対応する、色空間変換後の原稿画像データの画素の色相毎に制御可能である。色相毎に異なる変換強度パラメータは、ルックアップテーブルで管理すればよい。この方法は、以下の式で表される。
一例として、色空間変換後の原稿画像データがL*a*b*色空間、差分画像データがRGB色空間である場合について説明する。差分画像データの各画素値に、変換強度パラメータを掛けることで、差分画像データを補正する。変換強度パラメータは、差分画像データの画素と対応する、色空間変換後の原稿画像データの画素の明度毎に制御可能である。明度毎に異なる変換強度パラメータは、ルックアップテーブルで管理すればよい。この方法は、以下の式で表される。
一例として、色空間変換後の原稿画像データがL*a*b*色空間、差分画像データがRGB色空間である場合について説明する。差分画像データの各画素値に、変換強度パラメータを掛けることで、差分画像データを補正する。変換強度パラメータは、差分画像データの画素と対応する、色空間変換後の原稿画像データの画素の彩度毎に制御可能である。彩度毎に異なる変換強度パラメータは、ルックアップテーブルで管理すればよい。この方法は、以下の式で表される。
次に、実施例4について説明する。実施例4は、基準色再現特性及びユーザ色再現特性の逆特性が未知である点が実施例1〜3と異なる。したがって、実施例4では、基準色再現特性及びユーザ色再現特性の逆特性の推定を行う。なお、以降では、実施例1と実質的に同一の機能を有する箇所及び同一の処理を行う箇所については、実施例1と同一の符号を用いて、その説明を省略する。
図12は、本実施形態に係る画像処理システム又はMFPの一例の機能ブロック図である(実施例4)。実施例4に係る画像処理システム600又はMFP700は、画像読み取り部307、幾何学変換パラメータ推定部308、画素値対応付け部309、色再現特性推定部310を有する点が実施例1と異なる。なお、図12では、これら以外の各構成は実施例1と同様であるが、実施例2又は実施例3と同様の構成としてもよい。すなわち、補正処理部304の代わりに補正処理部304Aで構成されていてもよいし、補正処理部304の代わりに補正処理部304Bを有するとともに、色空間変換部306を有していてもよい。
≪色変換処理≫
図13は、色変換処理の一例のフローチャートである(実施例4)。実施例3に係る色変換処理は、ステップS1301〜ステップS1305の処理が実施例1と異なる。したがって、ステップS1301〜ステップS1305の処理についてのみ説明する。
a)推定した色再現特性の推定精度が極端に低いケース
このような場合、色変換を施しても基準印刷物の色に合わせることができないので変換しないことが好ましい。
b)色変換の変換前後で画像データがほとんど変化しないケース
このような場合、色変換を実行する意味がない。
c)色変換の変換前後で画像データが極端に変化するケース
このような場合、色変換はユーザ印刷物の色を大きく変化させるので変換しないことが好ましい。
・実測値と推定値の差の絶対値を累積した値
・実測値と推定値の二乗を累積した値
・実測値と推定値の差の絶対値の最大値
・実測値と推定値との相関係数
等が挙げられる。
・変換前後の画素値の差の絶対値を累積した値
・変換前後の画素値の差の二乗を累積した値
・変換前後の画素値の差の絶対値の最大値
等が挙げられる。
次に、図13のステップS1301の基準色再現特性の推定処理について説明する。図14は、基準色再現特性の推定処理の一例のフローチャートである。
「トンボ」と呼ばれるマーカーを原稿画像データの四隅や各辺の中央に配置したうえで出力し、基準画像データを読み取った際に、このトンボマーカの位置のずれを用いて、変位量や回転角、変倍率を求める方法である。
変位量のみを推定する方法の一例としては、テンプレートマッチング法が挙げられる。テンプレートマッチング法は一方の画像をテンプレートとし、位置を少しずつずらしながら他方の画像と一致度を求め、最も一致度の高くなる位置を検出するものである。幾何学変換が変位だけに限定できない場合には、回転角を推定する方法(ハフ変換など)や変倍量を推定する方法(マルチスケール解析など)と組み合わせて利用する必要がある。
高い精度で変位量や回転角、変倍率を求める方法の例として、位相限定相関法(POC、Phase Only Correlation)や回転不変位相限定相関法(RIPOC、Rotation Invariant Phase Only Correlation)がある。位相限定相関法は、画像に対して離散フーリエ変換をかけて得られる位相画像を用い、比較対象の二枚の画像から得られる二つの位相画像の相関が最も高くなる位置を検出することにより、変位量を求める手法である。また、回転不変位相限定相関法は、上記位相画像を対数極座標変換することにより、回転角と変倍率を変換された位相画像上での変位量として検出できるようにしたものである。
(1)リストを1枚用意する。
(2)原稿画像データのある座標を選択する。
(3)上記の(2)で選択された原稿画像データの画素のR成分値(Rin)と、G成分値(Gin)と、B成分値(Bin)と、基準画像データの対応する画素のR成分値(Rout1)と、G成分値(Gout1)と、B成分値(Bout1)と、を束ねてリストに追加する。
(4)これを原稿画像データの全ての座標について繰り返す。
次に、図13のステップS1302のユーザ色再現特性の逆特性の推定処理について説明する。図16は、ユーザ色再現特性の逆特性の推定処理の一例のフローチャートである。
以上のように、本実施形態に係る画像処理システム600又はMFP700は、原稿画像データに対して色変換を施すことで、基準印刷物とユーザ印刷物の色合わせを行うことができる。また、本実施形態に係る画像処理システム600又はMFP700は、原稿画像データに対して色変換を行った結果出力されたユーザ印刷物が、ユーザの意図する色でない場合、変換強度パラメータを調整することで、所望の色変換を行うことができるようになる。したがって、ユーザが画像処理に関して専門的な知識を有しない場合であっても、簡便に所望のユーザ印刷物を得ることができる。
101 色変換部
102 差分処理部
103 変換強度パラメータ取得部
104 補正処理部
105 画像合成部
106 色空間変換部
107 画像読み取り部
108 幾何学変換パラメータ推定部
109 画素値対応付け部
110 色再現特性推定部
200 ユーザプリンタ
300 スキャナ
400 基準プリンタ
500 ネットワーク
600 画像処理システム
601 画像入力装置
602 画像出力装置
603 画像記憶装置
604 画像解析装置
605 色再現特性記憶装置
606 画像処理装置
607 パラメータ入力装置
700 MFP
Claims (12)
- 第一の画像出力手段が原稿画像データを出力した第一の出力結果の色を、第二の画像出力手段が前記原稿画像データを出力した第二の出力結果において再現する画像処理装置であって、
前記原稿画像データの色から読み取り装置が前記第一の出力結果を読み取った第一の出力画像データの色を推定する第一の写像と、前記読み取り装置が前記第二の出力結果を読み取った第二の出力画像データの色から前記原稿画像データの色を推定する第二の写像とに基づいて、前記原稿画像データの画素値を変換して中間画像データを生成する色変換手段と、
前記原稿画像データと前記中間画像データとの対応する画素の画素値の差分を算出して差分画像データを生成する差分処理手段と、
前記原稿画像データの画素値の色変換の強度を制御するための変換強度パラメータを取得する変換強度パラメータ取得手段と、
前記差分画像データと前記変換強度パラメータとに基づいて、前記差分画像データの画素値が変換された補正差分画像データを生成する補正処理手段と、
前記原稿画像データと前記補正差分画像データとの対応する画素の画素値について所定の演算を行い、前記原稿画像データと前記補正差分画像データとを合成する画像合成手段と、
を有する画像処理装置。 - 前記補正処理手段は、
前記差分画像データの画素値と前記変換強度パラメータとに基づいて、前記差分画像データの画素値が変換された補正差分画像データを生成する、請求項1記載の画像処理装置。 - 前記補正処理手段は、
前記差分画像データの画素と対応する前記原稿画像データの画素の画素値と、前記変換強度パラメータとに基づいて、前記差分画像データの画素値が変換された補正差分画像データを生成する、請求項1記載の画像処理装置。 - 前記原稿画像データの色空間を、色相、明度、又は彩度を表すことができる色空間に変換する第一の色空間変換手段を有し、
前記補正処理手段は、
前記差分画像データの画素と対応する前記第一の色空間変換手段により変換された前記原稿画像データの画素の色相、明度、又は彩度のうちの少なくとも1つの値と、前記変換強度パラメータとに基づいて、前記差分画像データの画素値が変換された補正差分画像データを生成する、請求項1記載の画像処理装置。 - 前記第一の出力画像データと前記原稿画像データの位置を合わせる第一の幾何学変換パラメータと、前記第二の出力画像データと前記原稿画像データの位置を合わせる第二の幾何学変換パラメータとを推定する幾何学変換パラメータ推定手段と、
前記第一の幾何学変換パラメータを用いて前記第一の出力画像データと前記原稿画像データの対応する画素の色成分の組合せが対応付けられた第一の画素値対応付けデータと、前記第二の幾何学変換パラメータを用いて前記第二の出力画像データと前記原稿画像データの対応する画素の色成分の組合せが対応付けられた第二の画素値対応付けデータとをそれぞれ生成する画素値対応付け手段と、
を有し、
前記第一の写像は、
前記第一の画素値対応付けデータに基づいて前記原稿画像データから前記第一の出力画像データの色を推定し、
前記第二の写像は、
前記第二の画素値対応付けデータに基づいて前記第二の出力画像データの色から前記原稿画像データの色を推定する、請求項1ないし4のいずれか1項に記載の画像処理装置。 - 前記第一の写像と前記第二の写像を決定する写像推定手段を有し、
前記写像推定手段は、
前記原稿画像データの複数の色成分値を基にした多次元のデータを用いて前記第一の出力画像データの色を推定する前記第一の写像を決定し、前記第二の出力画像データの複数の色成分値を基にした多次元のデータを用いて前記原稿画像データの色を推定する前記第二の写像を決定する、請求項5記載の画像処理装置。 - 画像データをデバイス非依存の色空間に変換する第二の色空間変換手段を有し、
前記写像推定手段は、
前記第一の出力画像データ及び前記第二の出力画像データを前記第二の色空間変換手段によりデバイス非依存の色空間に変換した後、該変換された第一の出力画像データ及び第二の出力画像データを用いて前記第一の写像及び前記第二の写像を決定する、請求項6記載の画像処理装置。 - 前記第一の写像及び前記第二の写像が所定の基準を満たすか否かを判定する写像判定手段を有し、
前記色変換手段は、
前記写像判定手段により、前記第一の写像及び前記第二の写像が前記所定の基準を満たすと判定された場合、該第一の写像及び前記第二の写像に基づいて前記原稿画像データの画素値を変換して前記中間画像データを生成する、請求項6又は7記載の画像処理装置。 - 前記画素値対応付け手段は、
前記原稿画像データ、前記第一の出力画像データ、及び前記第二の出力画像データの各コンテンツの輪郭部分を除外した後、前記第一の出力画像データと前記原稿画像データの対応する画素の色成分の組合せの対応付け、及び、前記第二の出力画像データと前記原稿画像データの対応する画素の色成分の組合せが対応付けを行う、請求項5ないし8のいずれか1項に記載の画像処理装置。 - 前記第一の出力画像データと前記第二の出力画像データとの一致度を評価する色評価手段を有し、
前記色変換手段は、
前記色評価手段により前記第一の出力画像データと前記第二の出力画像データとの一致度が所定の基準を満たすと評価された場合、前記原稿画像データの画素値を変換して前記中間画像データを生成する、請求項1ないし9のいずれか1項に記載の画像処理装置。 - 第一の画像出力手段が原稿画像データを出力した第一の出力結果の色を、第二の画像出力手段が前記原稿画像データを出力した第二の出力結果において再現する画像処理装置に用いられる画像処理方法であって、
前記原稿画像データの色から読み取り装置が前記第一の出力結果を読み取った第一の出力画像データの色を推定する第一の写像と、前記読み取り装置が前記第二の出力結果を読み取った第二の出力画像データの色から前記原稿画像データの色を推定する第二の写像とに基づいて、前記原稿画像データの画素値を変換して中間画像データを生成する色変換手順と、
前記原稿画像データと前記中間画像データとの対応する画素の画素値の差分を算出して差分画像データを生成する差分処理手順と、
前記原稿画像データの画素値の色変換の強度を制御するための変換強度パラメータを取得する変換強度パラメータ取得手順と、
前記差分画像データと前記変換強度パラメータとに基づいて、前記差分画像データの画素値が変換された補正差分画像データを生成する補正処理手順と、
前記原稿画像データと前記補正差分画像データとの対応する画素の画素値について所定の演算を行い、前記原稿画像データと前記補正差分画像データとを合成する画像合成手順と、
を有する画像処理方法。 - 原稿画像データから第一の出力結果を出力する第一の画像出力機と、前記原稿画像データから第二の出力結果を出力する第二の画像出力機と、前記第一の出力結果及び前記第二の出力結果を読み取ってそれぞれ第一の出力画像データ及び第二の出力画像データを生成する読み取り装置と、前記第二の出力結果の色を前記第一の出力結果において再現するための処理を行う画像処理装置とを有する画像処理システムであって、
前記原稿画像データの色から前記第一の出力画像データの色を推定する第一の写像と、前記第二の出力画像データの色から前記原稿画像データの色を推定する第二の写像とに基づいて、前記原稿画像データの画素値を変換して中間画像データを生成する色変換手段と、
前記原稿画像データと前記中間画像データとの対応する画素の画素値の差分を算出して差分画像データを生成する差分処理手段と、
前記原稿画像データの画素値の色変換の強度を制御するための変換強度パラメータを取得する変換強度パラメータ取得手段と、
前記差分画像データと前記変換強度パラメータとに基づいて、前記差分画像データの画素値が変換された補正差分画像データを生成する補正処理手段と、
前記原稿画像データと前記補正差分画像データとの対応する画素の画素値について所定の演算を行い、前記原稿画像データと前記補正差分画像データとを合成する画像合成手段と、
を有する画像処理システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014219102A JP6384268B2 (ja) | 2014-10-28 | 2014-10-28 | 画像処理装置、画像処理方法、及び画像処理システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014219102A JP6384268B2 (ja) | 2014-10-28 | 2014-10-28 | 画像処理装置、画像処理方法、及び画像処理システム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2016086339A true JP2016086339A (ja) | 2016-05-19 |
JP6384268B2 JP6384268B2 (ja) | 2018-09-05 |
Family
ID=55973906
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2014219102A Active JP6384268B2 (ja) | 2014-10-28 | 2014-10-28 | 画像処理装置、画像処理方法、及び画像処理システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6384268B2 (ja) |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2011121760A1 (ja) * | 2010-03-31 | 2011-10-06 | キヤノン株式会社 | 画像処理装置、およびそれを用いた撮像装置 |
JP2013026693A (ja) * | 2011-07-15 | 2013-02-04 | Ricoh Co Ltd | 画像処理装置、画像処理システム |
JP2013110696A (ja) * | 2011-11-24 | 2013-06-06 | Ricoh Co Ltd | 画像処理装置、画像処理システム |
-
2014
- 2014-10-28 JP JP2014219102A patent/JP6384268B2/ja active Active
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2011121760A1 (ja) * | 2010-03-31 | 2011-10-06 | キヤノン株式会社 | 画像処理装置、およびそれを用いた撮像装置 |
JP2013026693A (ja) * | 2011-07-15 | 2013-02-04 | Ricoh Co Ltd | 画像処理装置、画像処理システム |
JP2013110696A (ja) * | 2011-11-24 | 2013-06-06 | Ricoh Co Ltd | 画像処理装置、画像処理システム |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP6384268B2 (ja) | 2018-09-05 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5733083B2 (ja) | 画像処理装置、画像処理システム | |
JP5799634B2 (ja) | 画像処理装置、画像処理システム | |
JP5857676B2 (ja) | 画像処理装置、画像処理システム | |
US20190297226A1 (en) | Color conversion table creation apparatus and method, color conversion apparatus, and program | |
JP5924091B2 (ja) | 画像処理装置、画像処理システム、プログラム | |
US8767232B2 (en) | Image processing apparatus, image processing method, and computer-readable storage medium | |
JP5760785B2 (ja) | 画像処理装置、画像処理システム | |
JP2015111801A (ja) | 画像処理装置及び画像処理システム | |
JP6339962B2 (ja) | 画像処理装置及び方法、並びにプログラム | |
JP7367159B2 (ja) | 画像処理装置、画像処理方法、および、プログラム | |
JP6680076B2 (ja) | 画像処理装置、画像処理方法、及び画像処理システム | |
US20220036570A1 (en) | Image processing apparatus, image processing method, and image processing system | |
JP5906924B2 (ja) | 画像処理装置、画像処理システム、プログラム | |
JP6298387B2 (ja) | 色変換テーブル作成装置及び方法、並びにプログラム | |
JP6428454B2 (ja) | 画像処理装置、画像処理方法、及び画像処理システム | |
JP6384268B2 (ja) | 画像処理装置、画像処理方法、及び画像処理システム | |
JP2016015647A (ja) | 画像処理装置、画像処理方法、及び画像処理システム | |
JP6127585B2 (ja) | 画像処理装置、画像処理システム、画像処理方法 | |
JP7321885B2 (ja) | 画像処理装置、画像処理方法、およびプログラム | |
JP2016051972A (ja) | 画像処理装置及び方法、プログラム、並びに印刷物読取方法 | |
JP2022112269A (ja) | 画像処理装置、画像処理方法及びプログラム | |
JP2015204523A (ja) | 画像処理装置とその制御方法、及びプログラムと記憶媒体 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20171019 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20180514 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20180522 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20180622 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20180710 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20180723 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 6384268 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |