JP2016085711A - 自動搬送機用磁気ガイドセンサ - Google Patents

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Abstract

【課題】自動搬送機の制御を、アナログ制御で精度良く幅寄せを可能にするとともに、分岐制御を多数繰返す場合でも安全制御を行い得る磁気ガイドセンサを提供する。【解決手段】回路基板の一端側と他端側に配置される第1、第2の磁気検出素子S1、S2を用い、自動搬送機7が磁性体ガイドテープ10の幅方向に移動変位するに伴い変化する磁束密度が前記第1、第2の磁気検出素子S1、S2で検出され、直接或いは増幅回路を用い増幅した、それぞれのアナログ量の検出信号はリアルタイムで保持回路に保持され、外部より入力される分岐信号によって分岐信号の反対側のアナログ量の保持回路への検出信号入力は遮断されると共に分岐信号が入力される寸前の値が記憶保持されたアナログ量の検出信号と、分岐方向側のリアルに入力されるアナログ量の検出信号とで処理された信号によって、分岐走行する。【選択図】図17

Description

本発明は、工場や倉庫などにおいて、材料や製品を搬送機に乗せ、床面に設けられた磁気ガイドテープに沿って搬送する自動搬送機の走行制御を行う自動搬送機用磁気ガイドセンサに関する。
従来、分岐制御が可能な自動搬送機用磁気ガイドセンサの一般的な物として、図18に示すようにプリント基板51上に磁気検出素子S1、・・・、S16を進行方向と直角の磁気ガイドテープ52の幅方向において例えば150mmの幅に10mmピッチで16個並べて実装し、磁気検出素子S1、S16の右端面或いは左端面から1〜16ビットに位置付けするとともに、16個の磁気検出素子S1、・・・、S16の信号を電気回路53のアンプで増幅し、スイッチング信号化してパラレルに出力し、その信号で自動搬送機を磁気ガイドテープ52の幅方向に制御するように構成したものが知られている(例えば、特許文献1〜2参照)。
そして、搬送機の分岐制御を行う場合に凡そ50mm幅の磁気ガイドテープより発生する磁気を磁気センサで検出する事により、その幅に相当して出力される連続した5〜6個の信号を用いて行っている。
例えば進行方向に対して磁気ガイドテープ左端側の出力信号を下位ビットとし、磁気ガイドテープの右端部の出力信号を上位ビットとした場合、搬送機が分岐点を通過する場合に右分岐をさせる場合は分岐動作に入る前の、磁気検出信号を出力している信号の一番上位ビットの出力を維持するよう走行ハンドル角度を制御し、又左分岐をさせる場合は分岐動作に入る前の出力している一番下位ビットの信号を維持する様に走行ハンドル角度を制御し、分岐制御を行っている。
特開平09−269820号公報 特開平08−044427号公報 特開2014−085982号公報
上記した自動搬送機用の磁気ガイドセンサにおいては、一般的に磁気を検出する素子が基板上に設けられている10mmピッチ単位で位置検出信号が出力される。即ち10mmの幅を蛇行しての制御しかする事が出来ない。最近のロボット化された自動搬送機に於いては、重い部品の搬送に於いて自動的に荷物を、搬送機に積み込み、指定されたポイントに荷物を下ろすだけでは無く、次の工程と成る加工機械に積荷を自動的にセットする様になってきている為、搬送機の磁気ガイドテープに対する走行位置や停止位置は非常に精度を要する。
その為に発明された自動搬送機用のアナログ制御の可能な磁気ガイドセンサが知られている(例えば特許文献3参照)。然しそのような磁気ガイドセンサは、出力がアナログ量として出力されるため、そのアナログデータをもとにして分岐制御をさせる事が非常に困難であった。
本発明は、これらの問題即ち、自動搬送機をアナログ的に精度良く幅寄せ制御を可能にし、精密でスムーズな分岐制御させる事を可能にした自動搬送機用磁気ガイドセンサを提供することを目的とする。
前記目的を達成するために、本発明の自動搬送機用磁気ガイドセンサは、着磁された磁気を発生す磁性体ガイドテープに沿って搬送するルートが設定され、前記磁性体ガイドテープに沿って走行する自動搬送機用に用いられる磁気ガイドセンサであって、回路基板上で前記磁性体ガイドテープと直角の幅方向に、互いの距離を少なくとも前記磁性体ガイドテープの幅以上回路基板の一端側と他端側に配置される第1の磁気検出素子及び第2の磁気検出素子を用い、自動搬送機が前記磁性体ガイドテープの幅方向に移動変位するに伴い変化する磁束密度が前記第1の磁気検出素子及び第2の磁気検出素子で検出され、直接或いは増幅回路を用い増幅した、それぞれのアナログ量の検出信号はリアルタイムで保持回路に保持され、外部より入力さる分岐信号によって分岐方向と反対側のアナログ量の保持回路への検出信号入力は遮断される共に、分岐信号が入力される寸前の値が記憶保持されたアナログ量の検出信号と、分岐方向側のリアルに入力されるアナログ量の検出信号とで処理された信号によって分岐走行することを特徴とする。
本発明の自動搬送機用磁気ガイドセンサにおいて、より具体的な構成として、前記第1及び第2の変位検出用磁気検出素子から直接或いは増幅回路で増幅されて出力されるアナログ信号の記憶保持は、検出信号ラインとGND間に挿入された、フローティング・コンデンサを用い、コンデンサに充電された電圧である事を特徴としてもよい。
本発明の請求項1に係る発明によれば、自動搬送機に於いて、広大な工場等に網の目のように張り巡らされた走行ルートを自由に分岐走行し、しかも幅寄せがアナログ的で微細な制御を精度よく行う事が可能な、インテリジエントな自動搬送機用の磁気ガイドセンサを提供することが可能となる。
また、本発明の請求項2に係る発明によれば、第1及び第2の磁気検出素子其々のアナログデータの保持は、其々の検出信号ラインとGND間にコンデンサを挿入しフローテイングするだけなので、パーツとしての費用やソフトの開発費用を掛けずにしかも変位データの保持が長時間可能と成り、安価な分岐制御の実用を可能とすることイが出来る。
本発明の一実施形態に係る、変位検出用の磁性体と組み合わせられた磁気検出素子2個が実装されたプリント基板の実装図である。 図1における磁気検出素子の検出面前後に設ける磁性体を示す外観斜視図である。 図1における磁気検出素子の両面に磁性体を保持するためのセンサホルダを示す外観斜視図である。 図1における磁気検出素子として使用するリニアーホールICを示す外観斜視図である。 図1における磁気検出素子の前後面に、磁性体がある場合と無い時の磁気検出特性を比較する為の図である。 磁気ガイドセンサを用いて磁気ガイドテープを検出する稼動状況を説明するための概略外観斜視図(a)及び、側面図(b)である。 本発明の一実施形態に係る磁気ガイドセンサの全体回路構成を示す回路ブロック図である。 図7、図15に示す実施形態回路において、2個の変位検出用磁気検出素子と脱線検出用磁気検出素子1個の出力電圧VS1、VS2、VS3と50mm幅の磁気ガイドテープを用いて幅方向に変位したときの変位距離と各磁気検出素子の変位検出出力電圧の関連を示す図である。 図7、図15に示す実施形態回路において、3個の磁気検出素子出力電圧の不平衡電圧を減算補正しVS1→VSS1、VS2→VSS2、VS3→VSS3とした、変位距離と変位出力電圧の関連を示す図である。 図7に示す実施形態回路において、変位出力電圧VSS2と、加算回路を用いて他方の変位出力電圧VSS1から減算させるため、極性を反転させた電圧VNS2との関連を示す図である。 図7に示す実施形態回路において、VSS1とVNS2の出力電圧を加算したバイポーラ電圧VBと、磁気ガイドテープ幅方向中心点の変位距離との関連を示す図である。 図7に示す実施形態回路において、バイポーラ電圧VBに基準電圧VREFを加算させ、変位出力電圧をユニポーラに変換したVUと磁気ガイドテープ幅方向中心点の変位距離との関連を示す図である。 磁気ガイドセンサと磁気ガイドテープの検出距離と等磁束密度曲線の関連を示す磁束密度曲線図である。 変位検出用の磁性体と組み合わされた2個の磁気検出素子に、脱線検出用の磁気検出素子1個が実装されたプリント基板の実装図である。 図7の回路に脱線検出用の磁気検出素子を付加して使用される回路の構成を示すブロック図である。 図7の回路に脱線検出用の磁気検出素子を付加し、論理回路を用いて脱線信号を出力する場合の回路ブロック図である。 分岐される磁気ガイドテープに於いて磁気ガイドセンサを分岐制御する場合、の制御位置関連を示すである。 磁気検出素子が16個実装された、従来の16ビット磁気ガイドセンサのプリント基板を示す実装図である。
以下、実施の形態により、本発明を更に説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る磁気ガイドセンサのプリント基板(回路基板)の実装平面図である。この磁気ガイドセンサ1は、2個の磁気検出素子S1、S2を変位検出用磁気検出素子として使用することを特徴としており、この2個の変位検出用磁気検出素子S1、S2が長方形状のプリント基板2の磁気ガイドテープの幅方向(長手方向)の一方端と他方端に設けられることを特徴としている。
この2個の変位検出用の磁気検出素子S1、S2には、プリント基板2の検出面2a側、即ち磁気ガイドテープ側に各々1個とその反対側に各々1個、透磁率が大きく残留磁気の少ないパーマロイで形成した磁性体PC1〜PC4が、センサホルダ4a、4bに保持され磁気検出素子S1、S2に密着するように実装されている。なお、プリント基板2の中央部には、磁気検出素子S1、S2より出力される検出磁気信号を演算処理するための電気回路を構成する回路素子3が実装されている。
図2に磁性体PC(上記各磁性体PC1〜PC4)の外観斜視図を、図3にセンサホルダ4a(4b)の外観斜視図を示す。磁気検出素子S1、S2であるリニアー出力ホールIC素子5の外観図を図4に示す。図2に示すこの磁性体PCは主にパーマロイ或いはフエライトを用いている。
以下、磁気検出素子S1、S2をリニアー出力のホールIC素子を使った場合の検出の磁気検出について説明する。磁気ガイドテープは大変高価で、幅30mm厚さ2mm程度の物から一般的な幅50mm厚さ1mm程度の物が色々と用途に従って用いられ、工場や倉庫などの床の表面に接着剤で張り付けられ、長いものは数Kmの長距離となり、自動搬送機の走行ルートをガイドする。磁気ガイドテープから発する磁束はその本質から、透磁率が高い所を、或いは磁気抵抗が少ない所を、最短の距離で通過しようとする性質を持っている。
変位検出用磁気検出素子は広い間隔を於いて実装されているため磁気検出素子近辺の磁束密度は極めて小さく非常に高い倍率で増幅しないと制御信号として利用する事が出来ない。電気的に増幅器の増幅率を上げ増幅すると電気的なノイズの処理やノイズシールド構造を必要とするため品質信頼性やコスト的に採用することが出来ない。
そのため本実施形態に於いては、磁気ガイドテープから発した磁気は、磁気検出素子S1、S2前面(プリント基板2の検出面2a側)の磁性体PC1、PC2に吸収収束され磁気検出素子S1、S2を通過して、後方の磁性体PC3、PC4を通過し後方に通過して行くようにしている。
これにより、磁気検出素子S1、S2には、磁気ガイドテープが発する周囲の磁束が磁性体PC1・PC3、PC2・PC4により集められて印加されるため、磁性体が無い場合に比べて極めて強い磁束密度となり成り検出感度は高感度と成る。
例えば図1に於いて、磁気検出素子S1、S2中のホール素子の検磁部面積が直径0.3mm、磁束の通過するセンサ素子の厚みが1.15mm、磁性体PC1〜PC4はパーマロイで直径2mm×長さ15mmを磁気検出素子S1、S2の両面に密着して実装した場合と、このパーマロイを取り除いた場合とを比較すると、同一磁気ガイドテープを同一検出距離で検出する場合、磁気検出素子S1、S2への磁束入力差は約10倍となるため変位出力値も10倍と成る。即ち磁気検出感度は凡そ10倍の感度に上昇することが分かる。その磁気検出出力特性の比較を図5に示す。
この磁性体PC1〜PC4の形状にはコスト的に安価な丸棒で示したが、これに限ることなく、角棒型や板状の短冊形でも透磁率が高く磁気検出素子の検磁部に磁束を導くことができるならば同様の機能を果たすことができる。
特性としては磁性体PC1〜PC4の断面太さを大きくすると磁気検出感度は低下するため磁気検出素子の検磁面積と、磁気検出素子S1、S2への磁性体の組み付け誤差等を考慮して断面太さを決めることが望ましい。また長さを長くすると磁気検出感度は大きくなるが磁気ガイドセンサの形状がそれに連れて大きくなるので、磁気検出感度と磁気ガイドセンサ1の大きさの兼ね合いを考慮することが望ましい。また磁気検出素子S1、S2の片面のみに用いると勿論、磁気検出感度は両面に用いた場合に比べ半減する。
一方磁気の無い場合、即ち磁気テープが無い場合は、磁気検出素子の前後方向にこの磁性体が有る場合も無い場合も磁気センサに印加される磁束密度はゼロで何ら差は無いから検出感度は10倍に向上したことを意味する。
それゆえ、磁気検出素子S1、S2の両面に磁性体PC1〜PC4を設けるのは、印加される磁束のロスをなくし効率よく磁気検出素子S1、S2周囲の磁束を集めて磁気検出素子S1、S2に磁束を集中させるためであり、磁気検出素子S1、S2にホールICを使った場合だけでなく磁気抵抗素子を用いた場合も全く同様の特性を得ることができる。
この磁性体PCについては直径2×15mmで説明したが、磁気ガイドセンサ全体の構成が大きくなって良い場合は、この磁性体PCを長くする事により、検出感度を上げ、変位検出用の磁気検出素子S1、S2の間隔を広げる事や、変位検出精度を向上させる事が出来る。
上記構成による磁気検出部を用いた搬送機用磁気ガイドセンサの実際の使用状態を図6に、この磁気ガイドセンサ1の全体回路を示すブロック図を図7に示す。一般に知られているようにリニアーホールICはN極でもS極でも検出できるように磁気の無い場合は印加される電源電圧(Vcc)の凡そ1/2にバイアスされている。
そしてN極を検出するとバイアス電圧より出力電圧が増加する方向に取り付けた場合のものはS極を検出すると出力電圧が低下し、磁気検出素子の飽和磁束密度以内に於いては磁束密度に比例したリニアーな電圧で変化し出力するようになっている。
即ちDC5Vの電源電圧で使用する場合無磁気においては、個々の磁気検出素子で、ばらつくが電源電圧の凡そ2分の1である2.5V近辺の電圧が不平衡電圧として出力される。
図6に於いて磁気ガイドテープ10と、磁気ガイドセンサ1間の検出距離を一定にし、例えば磁気検出素子S1とS2間を、従来一般的に使用されている16ビットの検出幅と同一の150mmに設定した場合の、磁気ガイドテープ10と磁気ガイドセンサ1の変位量に対する磁気検出素子S1、S2の出力電圧関連図を図8、図9(図中VS3、VSS3は、図14、図16で後記の実施形態で使用する磁気検出素子S3に関するものを図示したものである)に示す。
図8に於いては、磁気ガイドテープ10の幅方向中心部が磁気ガイドセンサ1の中心点(S1とS2の中間)に有る時を変位量ゼロ点とし、磁気ガイドテープ10が左方向に変位した場合をL、右側に変位した時をRとして表示している。
この凡そ1/2Vccの不平衡電圧は磁気検出素子個々において大きくばら付くので精度よく変位量の測定をするためには不平衡電圧を個々の磁気検出素子に合わせキャンセル補正することが望ましい。
図7の回路構成ブロック図に於いて変位検出用の磁気検出素子S1の出力VS1は、減算増幅回路11で、S1不平衡調整回路電圧が減算され、無磁気に於いて減算増幅回路11の、出力VSS1はゼロVになるように、又磁気ガイドテープ10の幅方向中心がS1の真下即ちL75mmの時所定の電圧値VKと成る様にアンプゲインが減算増幅回路11で調整される。
同様に、変位検出用の磁気検出素子S2の出力は、減算増幅回路12で、S2不平衡調整電圧が減算され、無磁気においてVSS2はゼロVになるように。また磁気ガイドテープ10の幅方向中心がS2の真下即ちR75mmの時所定の電圧VKとなるようにアンプゲインが演算増幅回路12で調整される。
なお、減算増幅回路11の出力VSS1は、アナログスイッチASWRを介して加算増幅回路16の一方の入力端に入力され、減算増幅回路12の出力VSS2は、極性反転回路15で極性反転した出力VNS2を、アナログスイッチASWLを介して加算増幅回路16の他方の入力端に入力されるとともに、加算増幅回路16のアナログスイッチASWRが接続される入力端とアース間にコンデサCRが接続されている。また、加算増幅回路16のアナログスイッチASWLが接続される入力端とアース間にコンデンサCLが接続されている。
減算増幅回路11の出力VSS1及び極性反転回路15の出力と、加算増幅回路16の入力間にアナログスイッチASWRと、コンデンサCR、アナログスイッチASWLとコンデンサCLを設けたことが、本発明の実施形態の最も特徴とするところである。この特徴部分における動作については、実施形態自動搬送機用磁気ガイドセンサによる動作説明として後述する。
上記減算増幅回路11、12の動作により、図8に示す磁気検出素子S1の出力VS1は、減算増幅回路11で出力VSS1に、磁気検出素子S2の出力VS2は、減算増幅回路12で出力VSS2に補正される。その出力特性を図9に示す。不平衡電圧が補正された出力VSS2はオペアンプを用いた極性反転増幅回路15で極性反転されプラスの電圧VNS2が絶対値が同一で極性がマイナスの電圧VNS2に変換される。その入出力特性を図10に示す。
通常右分岐信号TRが入力されない場合アナログスイッチASWRがクローズし、左分岐信号TLが入力されない場合アナログスイッチASWLはクローズと成っている為、減算増幅回路11の出力VSS1と極性反転回路15の出力VNS2を加算増幅回路16で加算増幅すると(結果として2個の変位検出用磁気検出素子S1、S2のデータは減算処理されたことに成る)加算された変位出力VBは磁気ガイドテープ10の幅方向中心がS1の真下、即ちL75mmで最大の出力電圧と成り、磁気ガイドテープ10の幅方向中心がS1とS2の中間に有る時極性の異なった同一の電圧を加算回路16で加算するため変位出力電圧VBはゼロと成り、磁気ガイドテープ10の幅方向の中心が磁気検出素子S2の真下即ちR75mmの点で変位出力電圧VBは最小値を出力する。その出力特性を図11に示す。
この図11の出力VBを幅寄せなどの自動ハンドル操作の制御信号に用いる場合A/Dコンバータやマイクロコンピュータを用いて信号処理をしてから制御してやらなければならない。
しかし、この電圧VBはバイポーラ電圧で、磁気ガイドテープ10の幅方向中心点が磁気検出素子S1、S2の中間点よりもRで示す右側に有ると変位検出電圧はマイナス電圧となるので、安価で一般的なユニポーラのA/Dコンバータや、ユニポーラのコンパレータ或いはユニポーラのマイコンでは、そのまま信号の処理が困難である。従って、この磁気ガイドセンサ1では基準電圧源17より一定の基準電圧VREFを加算回路18でバイポーラ電圧VBに加算しユニポーラ電圧VUに変換して出力をしている。
ユニポー電圧で出力された変位信号VUは安価な汎用のA/Dコンバータやマイコン或いはコンパレータにそのまま入力できるため、磁気ガイドセンサ1のみで無く制御系を含めたシステム全体の価格も安価にする事が出来る。その出力特性を図12に示す。
図11に示されていないが先に記載したように磁気ガイドテープ10が磁気ガイドセンサ1から遠く離れ磁気の無い場合、即ち脱線状態に於いて、VSS1、VNS2は共にゼロVに補正されているため、恰も通常使用状態での磁気ガイドテープ10が磁気ガイドセンサ1の中心に有る場合のVB、VUは全く同一の信号と成る。
何トンもの加重のある荷物を乗せた自動搬送機が磁気ガイドテープで指定されたルート以外を走行すると大惨事が発生する。従ってこれらの問題を防ぐため、減算増幅回路11の出力VSS1と演算増幅回路12の出力VSS2を加算回路19で加算し、加算された電圧値VADを、比較電圧源20よりの予め決められた任意の比較電圧VCMと比較回路21で比較し,VSS1、VSS2が共に減少して加算値VADが小となり.VCMより小さいと、磁気ガイドテープ10からの磁気ガイドセンサ1が逸脱した状態となると、比較回路21より脱線信号VDRを出力し。この信号VDRにより、自動搬送機の走行を停止する。
通常は、上記のように変位検出用の磁気検出素子S1、S2の両サイドの加算で何ら脱線検出に対して問題無いが、自動搬送機への磁気ガイドセンサの取り付け場所が制約され、磁気ガイドセンサと磁気ガイドテープ間の検出距離を短い距離で使用しなければならない場合がある。
磁気ガイドセンサ1を自動搬送機に取り付け、磁気ガイドテープ10からの所定の距離で使用する図13の検出距離Aにおいての上記のように磁束の通過方向は正常で問題は無いが、磁気ガイドセンサ1が磁気ガイドテープ10に近づいた検出距離Bになると、磁気ガイドテープ10が磁気ガイドセンサ1の中心にあるにも拘わらず変位検出用の磁気検出素子S1及び磁気検出素子S2には僅かな磁束しか入力されない。
その上,N極から出た磁束はS極に向って帰ろうとするため、磁束の通過方向が磁気検出素子S1、S2の検出エリアで平行になり、或いは反転すると磁気検出素子S1、S2はN極の方向が反転したS極として検出することとなる。そのエリアを図13の点線で示す。
磁気ガイドテープ10が磁気ガイドセンサ1の中心に有った時、図7の回路における減算増幅回路11の出力VSS1と、減算増幅回路12の出力VSS2が共にゼロVになると変位出力電圧VUは基準電圧VREFを出力するため変位出力は変化がなく磁気ガイドテープ10の幅方向中心を走行している事を示し問題は無いが、加算回路19の出力VADは0Vと成り、比較回路21よりVDR信号が出力され自動搬送機は脱線状態とみなされ搬送機は停止され機能しなくなる。
従って、これらの問題の発生を防ぐため、図14に示すように、第3の磁気検出素子S3が、第1の磁気検出素子S1と第2の磁気検出素子S2の間の中間位置で、磁気ガイドセンサ1のプリント基板2の検出面2a側近くに実装され、回路的には図15に示すように、磁気検出素子S3と、S3不平衡調整電圧源22と、減算増幅回路23を、図7に示す回路に付加するようにした回路を備えている。
この図15に示す回路において、脱線検出用磁気検出素子S3の検出電圧VS3からS3不平衡調整電圧が減算演算増幅回路23において減算され、この減算増幅回路23よりの出力SS3が加算回路19に入力され、不平衡電圧の調整された電圧VSS3が、加算回路19で、第1の磁気検出素子S1に係る減算増幅回路11の出力VSS1、第2の磁気検出素子S2に係る減算増幅回路12の出力VSS2と加算され、加算出力VADが比較回路21で、比較電圧VCMと比較され、第3の磁気検出素子S3が磁気ガイドテープ10の中心を通過する場合で、VSS1とVSS2の加算値が小さくても、出力VSS3を加算した電圧値が比較電圧VCMを超えるVADを発生させ、これにより誤った脱線信号の出力を防止するようにしている。
図13に於いて点線で示す逆極性の磁束曲線は磁気ガイドテープ10の検出面から放射されたN極の磁束が磁気ガイドテープ10の裏面S極に帰還するため磁束の通過方向が反転し、磁気ガイドセンサ1から見た場合N極を検出しなければならないのにもかかわらず検出極性がS極となる線を示す。これは磁気検出素子S1、S2の前後に設けられた磁性体PCの長さにも影響を受けた曲線であり磁性体の長さを変えると変化する。
この逆極性の影響も重なってVSS1、VSS2の出力電圧は小さくなり検出距離Bはあまり短くすることが出来ず、その補正のために磁気ガイドテープ10が磁気ガイドセンサ1の中心部にあることを確認し、誤脱線信号を出さないためにも磁気検出素子S3が設けられ、第1の磁気検出素子S1に係る減算増幅回路11の出力VSS1と比較電圧源26の比較電圧VCMを比較回路24で、第2の磁気検出素子S2に係る減算増幅回路12の出力VSS2と比較電圧源27の比較電圧VCMを比較回路25で、第3の磁気検出素子S3に係る減算増幅回路23に出力VSS3と比較電圧源の電圧VCMを比較回路28で、それぞれ比較し、各比較回路24、25、28の各比較電圧に対し各検出信号VSS1、VSS2、VSS3が大なるか否か各論理出力を論理積回路30に入力し、信号VSS1、VSS2、VSS3がいずれも比較電圧より低い場合に論理積回路30より脱線信号VDRを出力する。その論理ブロック回路図を図16に示す。
次に、本発明の最も特徴ある実施形態自動搬送機用磁気ガイドセンサについて、図7に従って、以下詳細に説明する。
自動搬送機が直進走行の場合は、磁気検出素子S1とS2の磁気ガイドテープ10に対する変位量に従って変化する磁束の強さに従って制御され走行する。
直進走行中磁気ガイドセンサ1の左端に設けられた磁気検出素子S1によって検出されるアナログ量のVSS1と、右端に設けられた磁気検出素子2によって検出されるアナログ量のVSS2が同じ値と成り加算増幅回路16の出力電圧VBがゼロと成り、そのゼロとなった電圧VBに基準電圧VREFが加算回路18で加算され、出力がVU=VREF、即ち変位信号出力が基準電圧を維持する様に、磁気ガイドテープ10の幅方向の変位位置を保つように走行する。
従って自動搬送機が右に分岐制御する場合、分岐制御が入力される寸前の直進走行中の磁束を検出する右側の磁気検出素子S2のアナログ量をリアルに検出しながらその信号と、左側に設けられた磁気検出素子S1に影響を及ぼす左側の磁気ガイドテープが発生する磁束によって加算される磁気検出素子S1の検出信号を加算回路16に入力される事を、アナログスイッチASWRをOFFにして遮断し、その走行しない方の磁気ガイドテープの影響を制御用信号として排除すると共に、分岐信号が入力される寸前の直進中の磁気検出素子S1側のアナログ量の信号をコンデンサCRに記憶保管し、その保管された信号を用いて演算制御すれば常に走行する右方の磁気ガイドテープ1の右端と磁気検出素子S2の変位位置を保持して走行することが出来る。
以上のようにして、自動搬送機を分岐点で右に分岐させる場合磁気ガイドテープ10の右端から、磁気検出素子S2までの距離を一定に保ちながら走行させることができる。このようにすれば分岐点に於いて、自動搬送機の走行中に左側に新たに磁気ガイドセンサ1の検出エリアに入ってくる分岐された磁気テープが現れても磁気検出素子S1が遮断されているため左側の影響を受けずに走行する事が可能と成る。
このことは左に分岐する場合も理論は同様で、磁気検出素子S2の信号をアナログスイッチASWLをOFFにして遮断して、分岐信号が入力される寸前の磁気検出素子S1側のアナログ量の信号をコンデンサCLに記憶保管し、その信号と磁気検出素子S1のリアルに検出されるアナログ量とで演算すれば左に分岐される磁気ガイドテープ10の左端から磁気検出素子S1までの距離を一定に保ちながら左分岐走行をすることができる。
次に、図7に示す回路を有する磁気ガイドセンサによる自動搬送機の直進走行による制御動作を詳細に説明する。
自動搬送機が通常の直進走行状態に於いて、外部から分岐信号が入力されない場合、アナログスイッチASWRとアナログスイッチASWLがクローズされているためコンデンサCR、CLの電圧は、其々減算増幅回路11の出力電圧VSS1と極性反転回路15の出力電圧で減算増幅回路12の出力VSS2の反転出力である電圧VNS2と同一の値をリアルに保持している。
例えば、VSS1=2.00V、 VSS2=2.00Vで走行している場合VSS2の極性反転回路15から出力されるVNS2=−2.00Vとなる為
VB=VSS1+VNS2=2.00V+(−2.00V)=0V
例えば加算回路18の出力電圧VUの変化範囲が0〜5.00Vで変化する磁気ガイドセンサ1では基準電圧を変化範囲の中心にするため
VREF=5.00÷2=2.50Vとなる。
自動搬送機を制御するための出力信号VUは、
VU=VREF+VB=0V+2.50V=2.50V
と成り、自動搬送機のハンドルは常にVU=2.50Vとなるように制御される。
仮に自動搬送機に取り付けられた磁気ガイドセンサ1の幅方向の中心が磁気ガイドテープ10の幅方向の中心になっている場合は出力信号VUを常に2.50Vに維持して走行するが、事情により左側に多少移動すると右側の磁気検出素子S2に磁気ガイドテープ10は近づき、反面左側の磁気検出素子S1は磁気ガイドテープ10から離れるため電圧VSS1は低下し、逆に電圧VSS2は上昇する。従って、加算増幅回路16の出力電圧VBはマイナスとなる為電圧VUは2.50Vより低下することになる。
出力信号VUが2.50Vより低下すると自動搬送機のハンドル」制御は、右にハンドルを切るように設定されているため電圧VSS1=VSS2で出力VUが2.50Vになるまで自動搬送機の走行は補正される。この時、実際のハンドル制御に於いて自動搬送機が右左に蛇行しないためにPID制御が用いられスムーズに磁気ガイドテープ10の中心と磁気ガイドセンサ1の中心を保つように補正され、走行する。
次に、図7の実施形態回路により、図17に示す分岐制御を行う場合について詳細に説明する。
図17に示す分岐磁気ガイドテープ10において、直進磁気ガイドテープ10aのA点に於ける直進走行状態に於いて、例えばB点で右分岐信号TRがアナログスイッチASWRに入力されると、磁気検出素子S1が検出するリアルなアナログデータであるVSS1は、アナログスイッチASWRがクローズからオープン切り替わる為VSS1のリアルな検出信号データは遮断される。しかし、VSS1のデータ(電圧)をフローテイング保管するコンデンサCRにはアナログスイッチASWRが遮断される寸前のデータが充電保管され加算増幅器16に入力されている。
即ち、新しく自動搬送機7が右に分岐し、磁気ガイドセンサ1の検出範囲に入ってくる左側の直線的に分岐された磁気ガイドテープ10cの磁束データはアナログスイッチASWRで遮断された状態である為走行制御には影響を及ぼす事は無く排除される。
又此のコンデンサCRに充電されたデータは加算増幅回路16の入力部のインピーダンスによって放電するのであるが、加算増幅回路16はCMOS或いは入力部がJ−FETで作られたOP−ANPが使用される為放電電流は
1PA=1×10―12
と極めて少ない為データの変化は無視できる、この点は後で詳細に説明する。
上記コンデンサCRに充電されたアナログデータと磁気ガイドセンサ1の右側に設けられた磁気検出素子S2から入力されるリアルなアナログデータによって加算増幅回路16で演算された出力電圧VBが0V、即ち制御出力信号VU=VREFと成る様に自動搬送機7のハンドルは制御される。此の事は右分岐信号が入力されると直進走行状態の磁気ガイドテープ10aの右端と右側の磁気検出素子S2間の距離を一定に保ちながら走行する事と成る。
実際のデータを参考に、もう少し詳細に説明する。
右分岐信号が入力される前のA点で直進走行状態時
VSS1=2.00V、 VSS2=2.00V 時VNS2=−2.00V
VREF=2.50V とすると VB=0V VU=2.50V
即ち自動搬送機はVU=2.50Vを維持する様にハンドルをPID制御されながら走行する。
B点に於いて右分岐信号TRが入力されるとアナログスイッチASWRはクローズ状態からオープン状態に成る為、加算増幅回路16には分岐信号が入力される寸前の電圧2.00Vが充電されたコンデンサCRの電圧とVNS2=−2.00Vで VB=0V VU=2.5Vを維持しながら走行する。
従って、図17の右分岐用の磁気ガイドテープ10bが現れるまで全く直進走行動作が継続される。この後右分岐磁気ガイドテープ10bが磁気ガイドセンサ1の検出範囲に入ってくる場合其のまま直進走行すると右側を検出する磁気検出素子S2に右側に分岐する磁気ガイドテープ10bによって磁束が大きく印加されVSS2=2.00Vから増大しようとする。
応じて VNS2=−2.00Vから低下しょうとし、VB=0Vからマイナス側に成ろうとし制御信号VU=2.50Vから低下しようとする。そうすると自動搬送機7はハンドルを右に切りVNS2=−2.00Vを維持する。即ち右に分岐された磁気ガイドテープ10bの右端と磁気ガイドセンサ1の右側を検出する磁気検出素子S2間を一定に保つ。
一方、分岐点で自動搬送機が右にハンドルを切ると直線状に張り付けられた直進用の磁気ガイドテープ10cが磁気ガイドテープ10cの左側を検出する磁気検出素子S1に近づきVSS1は2.00Vから増大するのであるがアナログスイッチASWRがオープンと成っている為走行制御には影響を与えない。
自動搬送機が図17に示すC点に来ると走行していない左側の磁気テープの磁束は磁気検出素子S1の検出範囲以外になり、分岐信号TRは解除されアナログスイッチASWRはクローズと、アナログスイッチASWRがクローズになるとコンデンサCRの電圧は当初充電されていた2.00Vから極めて少ない値に減少しているが、入力されるVSS1で再びコンデンサCRに充電されると共に加算増幅回路16に入力される。この時、VSS2=2.00Vを維持して走行している為磁気ガイドテープ10bが直線状の物と同一であれば、VSS1≒2.00V近辺の値を示し、VSS1=VSS2と成る変位位置に修正され停止信号が入力されるまで走行を継続する。上記の動作説明は左分岐制御される場合も全く同一の理論通りであり詳細説明は省く。
因みに、実使用上に於ける、B点やC点に於ける制御入力は一般的には床面に磁気テープをN極とS極のコードで組み合わせたバイナリーコードでアドレスが指定された磁気アドレス情報板の磁気コードを自動搬送機7に搭載された磁気アドレスセンサーを用いて判断をしている。(特願2014−091122、特願2014−091123参照)
次に磁気検出信号ラインに設けられたフローティング・コンデンサCR、CLのアナログ信号の記憶保管について説明する。演算増幅回路16は先に記載したが、主にCMOSや入力部がJ−FET素子で作られたOP−AMPが用いられている。それらのAMPの入力インピーダンスは非常に高く又バイアス電流は1PA(1×10=12A)以下の電流しか流れない。
例えば、コンデンサの放電電流を1PA、コンデンサの容量を0.47μFの場合に、充電されたアナログデータの電圧V1=2.00Vから放電後の電圧V2=1.95に低下する時間T秒は(Qの高いフイルムコンデンサの自己放電電流を無視すると)
T=C(V1−V2)÷I
であるから
T=0.47×10−6(2.00−1.95)÷(1×10=12
=0.47×0.05×10=23500秒
≒6.5時間
となる。
以上より、50mVの誤差が発生するまでには6.5時間データを保持する事ができる。従って、例えば図7に示す場合において、分岐走行が終了し自動搬送機7が走行しない側の磁気ガイドテープ10cが磁気ガイドセンサ1の検出範囲から充分遠ざかった後、分岐信号入力の停止がなされない場合でも、次の分岐点まで長時間僅かの変位誤差で直進走行する事が出来る。
S1、S2、S3 磁気検出素子
PC1、PC2、PC3、PC4 磁性体
1 磁気ガイドセンサ
2 プリント基板
3 回路素子
4a、4b センサホルダ
5 リニアー出力ホールIC素子
6 リード線
7 自動搬送機
10、10a、10b、10c 磁気ガイドテープ
11、12、13 減算増幅回路
13、14、22 不平衡調整電圧
15 極性反転回路
16 加算増幅回路
17 基準電圧
18、19 加算回路
20、26、27、29 比較電圧
21、24、25、28 比較回路
30 論理積回路
N ネガティブ入力
P ポジティブ入力
TR 右分岐制御入力信号
TL 左分岐制御入力信号
ASWR VSS1信号遮断アナログスイッチ
ASWL VNS2信号遮断アナログスイッチ
CR VSS1データ保持コンデンサ
CL VNS2データ保持コンデンサ

Claims (2)

  1. 着磁された磁気を発生す磁性体ガイドテープに沿って搬送するルートが設定され、前記磁性体ガイドテープに沿って走行する自動搬送機用に用いられる磁気ガイドセンサであって、
    回路基板上で前記磁性体ガイドテープと直角の幅方向に、互いの距離を少なくとも前記磁性体ガイドテープの幅以上回路基板の一端側と他端側に配置される第1の磁気検出素子及び第2の磁気検出素子を用い、自動搬送機が前記磁性体ガイドテープの幅方向に移動変位するに伴い変化する磁束密度が前記第1の磁気検出素子及び第2の磁気検出素子で検出され、直接或いは増幅回路を用い増幅した、それぞれのアナログ量の検出信号はリアルタイムで保持回路に保持され、外部より入力さる分岐信号によって分岐方向と反対側のアナログ量の保持回路への検出信号入力は遮断される共に、分岐信号が入力される寸前の値が記憶保持されたアナログ量の検出信号と、分岐方向側のリアルに入力されるアナログ量の検出信号とで処理された信号によって分岐走行することを特徴とする自動搬送機用磁気ガイドセンサ。
  2. 前記第1及び第2の変位検出用磁気検出素子から直接或いは増幅回路で増幅されて出力されるアナログ信号の記憶保持は、検出信号ラインとGND間に挿入された、フローティング・コンデンサを用い、コンデンサに充電された電圧である事を特徴とする請求項1記載の自動搬送機用ガイドセンサ。
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