JP2016085362A - 画像形成装置 - Google Patents

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彩加 近藤
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Abstract

【課題】複数の転写部の転写性能のばらつきを抑制できる画像形成装置を提供する。
【解決手段】画像形成装置1は、転写ベルト33、像担持体50、転写部53、印加部60、移動部62a〜62c、及び電流計63a〜63cを備える。像担持体50は、転写ベルト33の外表面OSに当接し、現像剤像を担持する。転写部53は、転写ベルト33の内表面ISに当接して、像担持体50が担持する現像剤像を転写ベルト33の外表面OSに転写する。印加部60は、転写部53に転写バイアス電圧を印加する。電流計63a〜63cは、ユニット32a〜32cの転写部53に流れ込む電流Ia〜Icの電流値を計測する。移動部62a〜62cは、ユニット32a〜32cの転写部53に流れ込む電流Ia〜Icの電流値に応じた距離だけ、ユニット32a〜32cの転写部53を転写ベルト33の内表面ISに沿って移動させる。
【選択図】図2

Description

本発明は、画像形成装置に関する。
特許文献1に記載された画像形成装置は、タンデム方式を採用し、転写ベルトと、複数の転写部材と、複数の感光体ドラムと、1つの高圧電源とを備える。転写ベルトは、転写媒体を転写ベルトの外表面に吸着して搬送する。複数の転写部材は、複数の感光体ドラムに対応して配置され、転写ベルトの内表面に圧接される。複数の感光体ドラムは、転写ベルトの外表面に圧接される。
1つの高圧電源は、転写部材の各々に転写バイアス電圧を印加する。転写バイアス電圧の印加によって、転写部材から転写ベルトを介して転写媒体に転写電流が流れる。その結果、感光体ドラムに形成されたトナー像が、転写媒体に転写される。
転写部材は、転写ベルトの移動方向に沿って往復移動可能である。環境が高湿で普通紙が供給されるときに、転写部材と感光体ドラムとの距離が第1距離に保持され、環境が低湿で厚紙が供給されるときに、転写部材と感光体ドラムとの距離が第2距離に保持される。従って、環境の変化に対応した最適な転写電流を供給することができ、転写部材の転写性能の低下を解消することができる。
特開2008−286923号公報
しかしながら、特許文献1に記載された画像形成装置では、転写部材の各々は、一律に第1距離又は第2距離を保持する。従って、複数の転写部材に1つの高圧電源から転写バイアス電圧を印加する場合、1つの転写部材と1つの感光体ドラムとを1組としたときの4組の間で、転写部材から感光体ドラムに流れ込む転写電流の電流値にばらつきが発生する。複数の転写部材の間で、転写部材の表面電位の差及び部材抵抗のばらつきがあるからである。4組の間での転写電流の電流値のばらつきによって、複数の転写部材の転写性能にばらつきが発生する。
また、経年による転写部材の表面電位の変化及び部材抵抗の変化は、複数の転写部材の間で一様ではない。従って、経年によって、4組の間で転写電流の電流値のばらつきが発生する。その結果、経年によって更に複数の転写部材の転写性能にばらつきが発生する。
本発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、複数の転写部の転写性能のばらつきを抑制できる画像形成装置を提供することにある。
本発明の一局面によれば、画像形成装置は、転写ベルトと、複数の像担持体と、複数の転写部と、印加部と、少なくとも2つの電流計と、少なくとも2つの移動部とを備える。転写ベルトは、内表面と前記内表面に対向する外表面とを有する。複数の像担持体の各々は、前記転写ベルトの前記外表面に当接し、現像剤像を担持する。複数の転写部は、前記複数の像担持体に対応し、複数の転写部の各々は、前記転写ベルトの前記内表面に当接して、前記対応する像担持体が担持する前記現像剤像を前記転写ベルトの前記外表面に転写する。印加部は、前記複数の転写部の各々に転写バイアス電圧を印加する。少なくとも2つの電流計は、前記複数の転写部のうち少なくとも2つの転写部に対応し、少なくとも2つの電流計の各々は、前記対応する転写部に流れ込む電流の電流値を計測する。少なくとも2つの移動部は、前記少なくとも2つの転写部に対応し、少なくとも2つの移動部の各々は、前記対応する転写部に流れ込む前記電流の電流値に応じた距離だけ、前記対応する転写部を前記転写ベルトの前記内表面に沿って移動させる。
本発明によれば、複数の転写部の転写性能のばらつきを抑制できる。
本発明の実施形態1に係る画像形成装置を示す断面図である。 本発明の実施形態1に係る画像形成装置の1次転写ローラーの機能を説明する図である。 本発明の実施形態1に係る画像形成装置の1次転写ローラーの移動を説明する図である。 本発明の実施形態1に係る画像形成装置の移動機構を説明する図である。 本発明の実施形態1に係る画像形成装置の移動機構の制御方法を示すフローチャートである。 本発明の実施形態2に係る画像形成装置を説明する図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら説明する。なお、図中、同一又は相当部分については同一の参照符号を付して説明を繰り返さない。本発明の実施形態において、X軸、Y軸、及びZ軸は互いに直行し、X軸及びY軸は水平面に平行であり、Z軸は鉛直線に平行である。
[実施形態1]
図1を参照して、本発明の実施形態1に係る画像形成装置1について説明する。図1は、実施形態1に係る画像形成装置1を示す断面図である。実施形態1では、画像形成装置1はプリンターである。画像形成装置1は、タンデム方式を採用し、給送部10、搬送部20、画像形成部30、排出部90、及び制御部100を備える。
制御部100は、給送部10、搬送部20、画像形成部30、及び排出部90のような画像形成装置1の各要素を制御する。例えば、制御部100は、CPU(Central Processing Unit)及び/又はASIC(Application Specific Integrated Circuit)のようなプロセッサー、並びに記憶部を含む。記憶部は、半導体メモリーのような主記憶装置、並びに、半導体メモリー及び/又はハードディスクドライブのような補助記憶装置を含む。
給送部10は、複数のシートPを収容するカセット11を含む。シートPは、例えば、紙製又は合成樹脂製のシートである。給送部10は、カセット11から搬送部20へシートPを給送する。搬送部20は、画像形成部30にシートPを搬送する。画像形成部30はシートPに画像(例えば、カラー画像)を形成する。搬送部20は、画像の形成されたシートPを排出部90に搬送する。排出部90は画像形成装置1の外部にシートPを排出する。
画像形成部30は、露光ユニット31、画像形成ユニット32a(以下、「ユニット32a」と記載する。)、画像形成ユニット32b(以下、「ユニット32b」と記載する。)、画像形成ユニット32c(以下、「ユニット32c」と記載する。)、画像形成ユニット32d(以下、「ユニット32d」と記載する。)、中間転写ベルト33、2次転写ローラー34、及び定着ユニット35を含む。中間転写ベルト33は転写ベルトとして機能する。
露光ユニット31は、画像データに基づく光をユニット32a〜32dの各々に照射し、ユニット32a〜32dの各々に静電潜像を形成する。
ユニット32aは、中間転写ベルト33の回転方向R1(図1では反時計回り)の最上流に配置される。ユニット32bは、ユニット32aよりも回転方向R1の下流に配置される。ユニット32cは、ユニット32bよりも回転方向R1の下流に配置される。ユニット32aは、回転方向R1の最下流に配置される。
ユニット32aは、静電潜像に基づきイエロー色の現像剤像を形成し、ユニット32bは、静電潜像に基づきマゼンタ色の現像剤像を形成し、ユニット32cは、静電潜像に基づきシアン色の現像剤像を形成し、ユニット32dは、静電潜像に基づきブラック色の現像剤像を形成する。
中間転写ベルト33は、環状であり、内表面ISと内表面ISに対向する外表面OSとを有する。中間転写ベルト33は回転方向R1に回転する。中間転写ベルト33の外表面OSには、ユニット32a〜32dから4色の現像剤像が重畳して転写され、カラー現像剤像、つまり、カラー画像が形成される。2次転写ローラー34は、中間転写ベルト33の外表面OSに形成されたカラー画像をシートPに転写する。定着ユニット35はシートPを加熱及び加圧して、カラー画像をシートPに定着させる。
ユニット32a〜32dの各々は、感光体ドラム50、帯電器51、現像器52、1次転写ローラー53、除電器54、及びクリーナー55を含む。感光体ドラム50は像担持体として機能し、1次転写ローラー53は転写部として機能する。複数の感光体ドラム50は、中間転写ベルト33の外表面OSに当接し、中間転写ベルト33の回転方向R1に沿って配置される。複数の1次転写ローラー53は、複数の感光体ドラム50に対応して設けられ、中間転写ベルト33を介して、複数の感光体ドラム50に対向する。複数の1次転写ローラー53は、中間転写ベルト33の内表面ISに当接し、中間転写ベルト33の回転方向R1に沿って配置される。
ユニット32aの感光体ドラム50は、中間転写ベルト33の回転方向R1の最上流に配置される。ユニット32bの感光体ドラム50は、ユニット32aの感光体ドラム50よりも回転方向R1の下流に配置される。ユニット32cの感光体ドラム50は、ユニット32bの感光体ドラム50よりも回転方向R1の下流に配置される。ユニット32aの感光体ドラム50は、回転方向R1の最下流に配置される。
ユニット32a〜32dの各々において、帯電器51、現像器52、1次転写ローラー53、除電器54、及びクリーナー55は、感光体ドラム50の周面に沿って順に配置される。
感光体ドラム50は回転方向R2(図1では時計回り)に回転する。帯電器51は感光体ドラム50の周面を帯電する。感光体ドラム50の周面には、露光ユニット31によって光が照射され、静電潜像が形成される。現像器52は、静電潜像に現像剤を付着させて、静電潜像を現像し、感光体ドラム50の周面に現像剤像を形成する。つまり、感光体ドラム50は現像剤像を担持する。
1次転写ローラー53は、感光体ドラム50が担持する現像剤像を中間転写ベルト33の外表面OSに転写する。
除電器54は、1次転写ローラー53とクリーナー55との間において、1次転写ローラー53よりも感光体ドラム50の回転方向R2の下流に配置される。除電器54は、中間転写ベルト33への現像剤像の転写後に、感光体ドラム50の周面を除電する。つまり、除電器54は転写後除電を実行する。
図2を参照して、1次転写ローラー53による1次転写及び転写電流について説明する。図2は、1次転写ローラー53の機能を説明する図である。画像形成装置1は、転写バイアス印加部60、転写バイアス印加部61、移動機構62a、移動機構62b、移動機構62c、電流計63a、電流計63b、及び電流計63cをさらに備える。転写バイアス印加部60は印加部として機能し、移動機構62a〜62cの各々は移動部として機能する。
転写バイアス印加部60は、例えば、高圧電源であり、ユニット32a〜32cの1次転写ローラー53の各々に、一定値の転写バイアス電圧を印加する。転写バイアス電圧は、ユニット32a〜32cの感光体ドラム50が担持する現像剤像の極性と逆極性を有する。
ユニット32aの1次転写ローラー53に転写バイアス電圧が印加されると、1次転写ローラー53に転写電流Ia(電流)が流れ込む。さらに、転写電流Iaは、1次転写ローラー53から、中間転写ベルト33を経由して、ユニット32aの感光体ドラム50に流れ込む。転写電流Iaによって、ユニット32aの感光体ドラム50に担持された現像剤像が中間転写ベルト33に転写される。
同様に、ユニット32bの1次転写ローラー53に転写バイアス電圧が印加されると、1次転写ローラー53、中間転写ベルト33、及び感光体ドラム50に転写電流Ib(電流)が流れ、現像剤像が中間転写ベルト33に転写される。同様に、ユニット32cの1次転写ローラー53に転写バイアス電圧が印加されると、1次転写ローラー53、中間転写ベルト33、及び感光体ドラム50に転写電流Ic(電流)が流れ、現像剤像が中間転写ベルト33に転写される。
電流計63a〜63cは、それぞれ、ユニット32a〜32cの1次転写ローラー53に対応して設けられ、転写電流Ia〜Icの電流値を計測する。
転写バイアス印加部61は、例えば、高圧電源であり、ユニット32dの1次転写ローラー53に、一定値の転写バイアス電圧を印加する。従って、1次転写ローラー53、中間転写ベルト33、及び感光体ドラム50に転写電流Idが流れ、現像剤像が中間転写ベルト33に転写される。転写バイアス印加部61は、転写バイアス電圧の電圧値を調整することによって、転写電流Idの電流値を調整する。なお、画像形成装置1は、ブラック色の現像剤だけを使用して画像形成を実行することも多い。そこで、ブラック色の現像剤像を形成するユニット32dの1次転写ローラー53には、専用の転写バイアス印加部61が設けられる。
図2及び図3を参照して、1次転写ローラー53の移動について説明する。図3は、1次転写ローラー53の移動を説明する図である。図2及び図3に示すように、移動機構62aは、ユニット32aの1次転写ローラー53に対応して設けられる。移動機構62aは、ユニット32aの1次転写ローラー53に流れ込む転写電流Iaの電流値に応じた距離だけ、ユニット32aの1次転写ローラー53を中間転写ベルト33の内表面ISに沿って移動させる。
ユニット32aの1次転写ローラー53を移動させる場合、移動機構62aは、1次転写ローラー53の基準位置BPから中間転写ベルト33の回転方向R1に1次転写ローラー53を移動させる。又は、移動機構62aは、基準位置BPよりも回転方向R1の下流の位置から基準位置BPまで、回転方向R1の逆方向に1次転写ローラー53を移動させる。
ユニット32aの1次転写ローラー53の基準位置BPは、1次転写ローラー53の中心軸A1と感光体ドラム50の中心軸A2とが同一鉛直線上にあるときの1次転写ローラー53の位置である。
ユニット32aの1次転写ローラー53が移動されると、1次転写ローラー53と感光体ドラム50との間の距離Laが変化する。距離Laは、ユニット32aの感光体ドラム50の中心軸A2を通る鉛直線と1次転写ローラー53の中心軸A1を通る鉛直線との間の最短距離である。距離Laが拡大される程、1次転写ローラー53と感光体ドラム50との間の電気抵抗が大きくなり、転写電流Iaの電流値を小さくでき、距離Laが縮小される程、1次転写ローラー53と感光体ドラム50との間の電気抵抗が小さくなり、転写電流Iaの電流値を大きくできる。
具体的には、ユニット32aの1次転写ローラー53が移動されると、中間転写ベルト33のうち1次転写ローラー53と感光体ドラム50との間に介在する領域(以下、「介在領域」と記載する。)の長さが変化し、中間転写ベルト33の介在領域の電気抵抗が変化する。その結果、ユニット32aにおいて、1次転写ローラー53から中間転写ベルト33の介在領域を介して感光体ドラム50に流れ込む転写電流Iaの電流値が変化する。
移動機構62bは、ユニット32bの1次転写ローラー53に対応して設けられる。移動機構62bは、転写電流Ibの電流値に応じた距離だけ、ユニット32bの1次転写ローラー53を中間転写ベルト33の内表面ISに沿って移動させる。この場合、移動機構62bは、移動機構62aと同様に、基準位置BPから回転方向R1に1次転写ローラー53を移動させ、又は、基準位置BPよりも下流の位置から基準位置BPまで、回転方向R1の逆方向に1次転写ローラー53を移動させる。なお、ユニット32bの1次転写ローラー53の基準位置BPは、ユニット32aの1次転写ローラー53の基準位置BPと同様に定義される。
ユニット32bの1次転写ローラー53が移動されると、1次転写ローラー53と感光体ドラム50との間の距離Lbが変化する。距離Lbが変化すると、距離Laが変化する場合と同様に、ユニット32bの1次転写ローラー53と感光体ドラム50との間の電気抵抗が変化し、転写電流Ibの電流値が変化する。なお、距離Lbは、距離Laと同様に定義される。
移動機構62cは、ユニット32cの1次転写ローラー53に対応して設けられる。移動機構62cは、転写電流Icの電流値に応じた距離だけ、ユニット32cの1次転写ローラー53を中間転写ベルト33の内表面ISに沿って移動させる。この場合、移動機構62cは、移動機構62aと同様に、基準位置BPから回転方向R1に1次転写ローラー53を移動させ、又は、基準位置BPよりも下流の位置から基準位置BPまで、回転方向R1の逆方向に1次転写ローラー53を移動させる。なお、ユニット32cの1次転写ローラー53の基準位置BPは、ユニット32aの1次転写ローラー53の基準位置BPと同様に定義される。
ユニット32cの1次転写ローラー53が移動されると、1次転写ローラー53と感光体ドラム50との間の距離Lcが変化する。距離Lcが変化すると、距離Laが変化する場合と同様に、ユニット32cの1次転写ローラー53と感光体ドラム50との間の電気抵抗が変化し、転写電流Icの電流値が変化する。なお、距離Lcは、距離Laと同様に定義される。
以上、図2及び図3を参照して説明したように、実施形態1によれば、ユニット32a〜32cの1次転写ローラー53ごとの転写電流Ia〜Icに応じて、1次転写ローラー53ごとに、1次転写ローラー53と感光体ドラム50との間の距離を調整し、1次転写ローラー53と感光体ドラム50との間の電気抵抗を調整できる。従って、ユニット32a〜32cの1次転写ローラー53ごとに、転写電流Ia〜Icの電流値を調整でき、ユニット32a〜32cの間で、転写電流Ia〜Icの電流値のばらつきを抑制できる。その結果、ユニット32a〜32cの1次転写ローラー53の転写性能のばらつきを抑制できる。
ユニット32a〜32cの1次転写ローラー53の転写性能のばらつきを抑制することによって、ユニット32a〜32cの感光体ドラム50に担持された現像剤像を中間転写ベルト33の外表面OSに良好に重畳して転写できる。その結果、中間転写ベルト33の外表面OSに良好なカラー画像を形成でき、ひいては、シートPに良好なカラー画像を形成できる。
また、実施形態1によれば、ユニット32a〜32cの1次転写ローラー53は、中間転写ベルト33への複数の現像剤像の転写前にユニット32a〜32cの感光体ドラム50の周面が除電されない状態で、複数の現像剤像を中間転写ベルト33に転写する。つまり、除電器54は、転写後除電を実行するが転写前除電を実行しない。従って、転写前除電を実行する場合と比較して、ユニット32a〜32cの間で、転写電流Ia〜Icの電流値がばらつき易いと考えられる。しかしながら、ユニット32a〜32cの1次転写ローラー53を個別に移動させることによって、転写電流Ia〜Icの電流値を個別に調整できる。その結果、転写前除電を実行しない場合でも、ユニット32a〜32cの間で、転写電流Ia〜Icの電流値のばらつきを抑制できる。
さらに、実施形態1によれば、転写バイアス印加部61が転写電流Idの電流値を調整することによって、転写電流Idの電流値を転写電流Ia〜Icの電流値に揃えることができる。その結果、ユニット32a〜32dの1次転写ローラー53の転写性能のばらつきを抑制でき、ひいては、シートPに更に良好なカラー画像を形成できる。また、転写前除電を実行しない場合でも、ユニット32a〜32dの間で、転写電流Ia〜Idの電流値のばらつきを抑制できる。
次に、図4を参照して、移動機構62aの構成について説明する。図4は、移動機構62aを説明する図である。なお、移動機構62b及び移動機構62cの各々の構成は、移動機構62aの構成と同じであり、説明を省略する。
移動機構62aは、モーター70、一対のピニオン71、回転検知部72、一対のラック73、及び一対の支持部74を含む。モーター70は駆動源として機能する。なお、図4では、一対のピニオン71のうちの一方、一対のラック73のうちの一方、及び一対の支持部74のうちの一方が示される。
支持部74は、1次転写ローラー53を回転可能に支持する。支持部74はラック73に固定される。ラック73の歯列はピニオン71の歯と噛み合う。モーター70はピニオン71を回転させる。回転検知部72は、透過型又は反射型のフォトインターラプターであり、ピニオン71の回転量を検知する。ピニオン71が回転すると、ラック73が中間転写ベルト33に沿って移動する。その結果、1次転写ローラー53が中間転写ベルト33の内表面ISに沿って移動する。
具体的には、次の通りである。すなわち、支持部74は、軸受部81、弾性部材82、及びベース83を含む。また、1次転写ローラー53は回転軸80を有する。
軸受部81は、1次転写ローラー53の回転軸80を回転可能に支持する。弾性部材82は、軸受部81を中間転写ベルト33に向かって付勢する。その結果、1次転写ローラー53は中間転写ベルト33に圧接される。弾性部材82は、例えば、ばねである。弾性部材82の先端は、軸受部81に当接し、弾性部材82の基端はベース83に当接する。
ベース83は、ラック73のうち歯列の反対側の部分に固定される。ラック73の歯列は中間転写ベルト33に沿って形成される。ラック73の歯列は、ピニオン71の歯と噛み合う。従って、ピニオン71が回転方向R3(図4では反時計回り)に回転すると、ラック73が中間転写ベルト33の回転方向R1に移動する。その結果、ラック73に固定された支持部74と支持部74に支持された1次転写ローラー53とが、中間転写ベルト33の内表面ISに沿って中間転写ベルト33の回転方向R1に移動する。同様にして、ピニオン71が回転方向R3の逆方向に回転すると、1次転写ローラー53は、中間転写ベルト33の内表面ISに沿って回転方向R1の逆方向に移動する。
以上、図4を参照して説明したように、実施形態1によれば、モーター70と、ピニオン71と、ラック73と、支持部74とを用いた簡素な構成により、1次転写ローラー53を移動させることができる。
次に、図4及び図5を参照して、移動機構62aの制御方法について説明する。図5は、移動機構62aの制御方法を説明するフローチャートである。なお、移動機構62b及び移動機構62cの各々の制御方法は、移動機構62aの制御方法と同じであり、説明を省略する。
図4及び図5に示すように、ステップS1において、電流計63aは、転写電流Iaの電流値を計測する。
ステップS2において、制御部100は、転写電流Iaの電流値が、予め定められた電流値Iminより大きいか否かを判定する。電流値Iminは、中間転写ベルト33の外表面OSに転写された現像剤像の濃度が基準値以上になるときの転写電流Iaの電流値うち、最小の電流値である。
転写電流Iaの電流値が電流値Iminより大きいと判定された場合(ステップS2でYes)、処理はステップS2からステップS3に進む。
ステップS3において、制御部100は、モーター70を駆動して、1次転写ローラー53と感光体ドラム50との間の距離Laが規定長Dだけ拡大するように、1次転写ローラー53を中間転写ベルト33の回転方向R1に移動させる。ステップS3の後、処理はステップS1に進む。
規定長Dは、N×(360/M)度だけピニオン71を回転させたときの1次転写ローラー53の移動距離である。Nは、任意の実数であり、Mはピニオン71の歯数である。従って、制御部100は、モーター70を駆動して、N×(360/M)度だけピニオン71を回転方向R3に回転させる。その結果、1次転写ローラー53が中間転写ベルト33の回転方向R1に規定長Dだけ移動し、距離Laが規定長Dだけ拡大される。
例えば、規定長Dは1mmであり、1次転写ローラー53が基準位置BPから移動可能な最大距離(つまり、距離Laの最大値)は4mmである。なお、制御部100は、回転検知部72によって検知されたピニオン71の回転量に基づいて、N×(360/M)度だけピニオン71を回転させる。
一方、転写電流Iaの電流値が電流値Iminより大きくないと判定された場合(ステップS2でNo)、つまり、転写電流Iaの電流値が電流値Imin以下であると判定された場合、処理はステップS2からステップS4に進む。
ステップS4において、制御部100は、転写電流Iaの電流値が電流値Iminと等しいか否かを判定する。
転写電流Iaの電流値が電流値Iminと等しいと判定された場合(ステップS4でYes)、処理を終了する。
一方、転写電流Iaの電流値が電流値Iminと等しくないと判定された場合(ステップS4でNo)、つまり、転写電流Iaの電流値が電流値Iminより小さいと判定された場合、処理はステップS4からステップS5に進む。
ステップS5において、制御部100は、モーター70を駆動して、1次転写ローラー53と感光体ドラム50との間の距離Laが規定長Dだけ縮小するように、1次転写ローラー53を中間転写ベルト33の回転方向R1の逆方向に移動させる。具体的には、制御部100は、モーター70を駆動して、N×(360/M)度だけピニオン71を回転方向R3の逆方向に回転させる。その結果、1次転写ローラー53が中間転写ベルト33の回転方向R1の逆方向に規定長Dだけ移動し、距離Laが規定長Dだけ縮小される。
ステップS6において、制御部100は、転写電流Iaの電流値が、電流値Iminより大きいか否かを判定する。
転写電流Iaの電流値が電流値Iminより大きくないと判定された場合(ステップS6でNo)、つまり、転写電流Iaの電流値が電流値Iminより小さいと判定された場合、処理はステップS6からステップS4に進む。
一方、転写電流Iaの電流値が電流値Iminより大きいと判定された場合(ステップS6でYes)、処理を終了する。
以上、図4及び図5を参照して説明したように、実施形態1によれば、移動機構62aは、電流計63aが計測した転写電流Iaの電流値が、電流値Iminよりも大きい場合、感光体ドラム50と1次転写ローラー53との間の距離Laが拡大するように(ステップS3)、1次転写ローラー53を中間転写ベルト33の内表面ISに沿って移動させる。移動機構62b及び移動機構62cについても同様である。一方、移動機構62aは、電流計63aが計測した転写電流Iaの電流値が、電流値Iminより小さい場合、感光体ドラム50と1次転写ローラー53との間の距離Laが縮小するように(ステップS5)、1次転写ローラー53を中間転写ベルト33の内表面ISに沿って移動させる。移動機構62b及び移動機構62cについても同様である。
従って、転写電流Ia〜Icの電流値が電流値Iminになるように、転写電流Ia〜Icの電流値を調整できる。その結果、中間転写ベルト33に現像剤像を良好に転写しつつ、転写メモリー及びかぶりの発生を抑制できる。
転写メモリーは、転写電流の電流値が大き過ぎた場合に、転写電流の履歴が感光体ドラムに残存する現象である。かぶりは、転写電流の電流値が大き過ぎた場合に、中間転写ベルトのうち現像剤が付着すべきでない領域に現像剤が付着する現象である。特に、転写メモリーは、転写電流の電流値が大きい程、増大するため、転写電流Ia〜Icの電流値が電流値Iminになるように転写電流Ia〜Icの電流値を調整することによって、転写メモリーの発生を効果的に抑制できる。
また、実施形態1によれば、移動機構62aは、電流計63aが計測した転写電流Iaの電流値が、電流値Iminよりも小さくならないように(ステップS6)、1次転写ローラー53を中間転写ベルト33の内表面ISに沿って移動させる。転写電流Ib及び転写電流Icについても同様である。従って、転写電流Ia〜Icの電流値が小さ過ぎることに起因する現像剤像の転写不良を抑制できる。
さらに、実施形態1によれば、転写バイアス印加部61が転写電流Idの電流値を電流値Iminになるように調整することによって、転写電流Ia〜Idの電流値を電流値Iminに揃えることができる。その結果、中間転写ベルト33に現像剤像を更に良好に転写しつつ、転写メモリー及びかぶりの発生を更に抑制できる。また、転写電流Ia〜Idの電流値が小さ過ぎることに起因する現像剤像の転写不良を更に抑制できる。
[実施形態2]
図1及び図6を参照して、本発明の実施形態2に係る画像形成装置1について説明する。図1に示すように、実施形態2に係る画像形成装置1の構成は、実施形態1に係る画像形成装置1の構成と同様である。ただし、実施形態2に係る画像形成装置1のユニット32a〜32cの各々は、実施形態1に係る画像形成装置1のユニット32a〜32cの除電器54に代えて、転写前除電及び転写後除電を実行する除電器を含む。また、実施形態2に係る画像形成装置1は、実施形態1に係る画像形成装置1の移動機構62c及び電流計63cを有しない。以下、主に、実施形態2が実施形態1と異なる点を説明する。
図6は、実施形態2に係る画像形成装置1を説明する図である。ユニット32a〜32cの各々は、除電器56を含む。除電器56は除電部として機能する。
ユニット32aの除電器56による転写後除電について説明する。除電器56は、ユニット32aの感光体ドラム50から中間転写ベルト33への現像剤像の転写後に、ユニット32aの感光体ドラム50の周面を除電する。つまり、除電器56はユニット32aの感光体ドラム50の転写後除電を実行する。
具体的には、除電器56は、ユニット32aの感光体ドラム50における1次転写ローラー53に対向する位置からユニット32aの感光体ドラム50におけるクリーナー55(図1)に対向する位置までの間の領域に、第1除電光LAを照射し、感光体ドラム50の周面に残存している電荷を除去する。
ユニット32aの除電器56による転写前除電について説明する。除電器56は、ユニット32bの感光体ドラム50から中間転写ベルト33への現像剤像の転写前に、ユニット32bの感光体ドラム50の周面を除電する。つまり、除電器56はユニット32bの感光体ドラム50の転写前除電を実行する。
具体的には、除電器56は、ユニット32bの感光体ドラム50における現像器52(図1)に対向する位置からユニット32bの感光体ドラム50における1次転写ローラー53に対向する位置までの間の領域に、第2除電光LBを照射し、感光体ドラム50の周面に残存している電荷を除去する。
ユニット32bの除電器56は、ユニット32aの除電器56と同様に、ユニット32bの感光体ドラム50の転写後除電とユニット32cの感光体ドラム50の転写前除電とを実行する。ユニット32cの除電器56は、ユニット32aの除電器56と同様に、ユニット32cの感光体ドラム50の転写後除電とユニット32dの感光体ドラム50の転写前除電とを実行する。
なお、転写前除電の観点からは、3つの除電器56のうちの2つの除電器56は、ユニット32b及びユニット32cの感光体ドラム50に対応して設けられる。つまり、2つの除電器56は、中間転写ベルト33の回転方向R1の最上流に配置される感光体ドラム50よりも、中間転写ベルト33の回転方向R1の下流に配置される2つの感光体ドラム50に対応して設けられる。なお、3つの除電器56のうちの他の1つの除電器56は、ユニット32dの感光体ドラム50に対応して設けられる。
次に、図6を参照して、移動機構62a及び電流計63a、並びに移動機構62b及び電流計63bについて説明する。移動機構62a及び電流計63aは、ユニット32aの1次転写ローラー53に対応して設けられる。ユニット32aの1次転写ローラー53は、中間転写ベルト33の回転方向R1の最上流に配置される感光体ドラム50に対応している。実施形態1と同様に、移動機構62aは、電流計63aが計測した転写電流Iaの電流値に応じて、ユニット32aの1次転写ローラー53を移動させる。
移動機構62b及び電流計63bは、ユニット32bの1次転写ローラー53に対応して設けられる。ユニット32bの1次転写ローラー53は、ユニット32aの感光体ドラム50よりも、中間転写ベルト33の回転方向R1の下流に配置される2つの感光体ドラム50のうちの1つの感光体ドラム50に対応している。実施形態1と同様に、移動機構62bは、電流計63bが計測した転写電流Ibの電流値に応じて、ユニット32bの1次転写ローラー53を移動させる。
ユニット32cの1次転写ローラー53、つまり、ユニット32aの感光体ドラム50よりも、中間転写ベルト33の回転方向R1の下流に配置される2つの感光体ドラム50のうちの他の1つの感光体ドラム50に対応する1次転写ローラー53は、定位置に固定される。
次に、図6を参照して、転写電流Ia〜Idの制御について説明する。転写バイアス印加部60は、転写電流Icの電流値が電流値Iminになるように、転写バイアス電圧を生成する。移動機構62a及び移動機構62bは、転写電流Ia及び転写電流Ibの電流値が電流値Iminになるように、1次転写ローラー53を移動させる。転写バイアス印加部61は、転写電流Idの電流値が電流値Iminになるように、転写バイアス電圧を生成する。従って、転写電流Ia〜Idの電流値を電流値Iminに揃えることができる。
以上、図1及び図6を参照して説明したように、実施形態2によれば、実施形態1と同様に、ユニット32a〜32dの1次転写ローラー53の転写性能のばらつきを抑制できる。その他、実施形態2に係る画像形成装置1は実施形態1に係る画像形成装置1と同様の効果を有する。
また、図6を参照して説明したように、実施形態2によれば、ユニット32aの1次転写ローラー53は、中間転写ベルト33への現像剤像の転写前に感光体ドラム50の周面が除電されない状態で、現像剤像を中間転写ベルト33に転写する。つまり、ユニット32aの感光体ドラム50に対しては、転写前除電が実行されない。従って、転写前除電を実行する場合と比較して、転写電流Iaが変動し易いと考えられる。しかしながら、ユニット32aの1次転写ローラー53を個別に移動させることによって、転写電流Iaを個別に調整できる。その結果、転写前除電を実行しない場合でも、転写電流Iaの変動を抑制できる。
さらに、実施形態2によれば、ユニット32b及びユニット32cの1次転写ローラー53のうちの一方に対してだけ、移動機構62b及び電流計63bを設けているため、ユニット32b及びユニット32cの1次転写ローラー53の双方に対して移動機構及び電流計を設ける場合と比較して、簡素な構造の画像形成装置1を提供できる。
さらに、実施形態2によれば、除電器56による転写後除電に加えて転写前除電を実行するため、転写前除電を実行しない場合と比較して、転写メモリーの発生を抑制できる。
以上、図面を参照しながら本発明の実施形態について説明した。但し、本発明は、上記の実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の態様において実施することが可能である(例えば、下記に示す(1)〜(5))。図面は、理解しやすくするために、それぞれの構成要素を主体に模式的に示しており、図示された各構成要素の厚み、長さ、個数等は、図面作成の都合上から実際とは異なる場合もある。また、上記の実施形態で示す各構成要素の形状、寸法等は一例であって、特に限定されるものではなく、本発明の効果から実質的に逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
(1)画像形成装置1は、ユニット32dの1次転写ローラー53に対応して、移動機構及び電流計を有していてもよい。また、画像形成装置1は、転写バイアス印加部61を有しなくてもよい。この場合、転写バイアス印加部60が、ユニット32dの1次転写ローラー53に転写バイアス電圧を印加する。
(2)実施形態1では、3つのユニット(ユニット32a〜32c)に対応して、3セットの移動機構及び電流計(移動機構62a〜62c及び電流計63a〜63c)を設けたが、3以外の複数のユニットに対応して、3セット以外の複数セットの移動機構及び電流計を設けてもよい。
(3)実施形態2では、転写前除電が実行されない1つのユニット(ユニット32a)に対応して、1セットの移動機構及び電流計(移動機構62a及び電流計63a)を設けたが、転写前除電が実行されない複数のユニットに対応して、複数セットの移動機構及び電流計を設けてもよい。また、転写前除電が実行される複数のユニットのうちの1つのユニットに対応して、1セットの移動機構及び電流計を設けてもよいし、転写前除電が実行される複数のユニットの一部又は全部に対応して、複数セットの移動機構及び電流計を設けてもよい。例えば、実施形態2では、転写前除電が実行されるユニット32b及びユニット32cのうちのユニット32bに対応して、移動機構62b及び電流計63bを設けたが、ユニット32cに対応して移動機構及び電流計を設けてもよいし、2つのユニットに対応して2セットの移動機構及び電流計を設けてもよい。
(4)実施形態1及び実施形態2では、回転検知部72によってピニオン71の回転量を検知したが、他の構成により、ピニオン71の回転量を検知してもよい。例えば、回転検知部72を設けなくてもよい。この場合、制御部100は、モーター70の回転軸の回転量に基づいて、N×(360/M)度だけピニオン71を回転させる。
(5)実施形態1及び実施形態2では、画像形成装置1は、4色の現像剤を使用するカラープリンターであった。ただし、画像形成装置1は、4色以外の複数色の現像剤を使用するカラープリンターであってもよい。また、画像形成装置1は、単色(例えば、ブラック色)の現像剤を使用するプリンターであってもよい。さらに、画像形成装置1は、プリンターに限定されず、例えば、複写機、ファクシミリ、又は複合機である。
本発明は、シートに画像を形成する画像形成装置の分野に利用可能である。
1 画像形成装置
33 中間転写ベルト(転写ベルト)
50 感光体ドラム(像担持体)
53 1次転写ローラー(転写部)
55 除電器(除電部)
60 転写バイアス印加部(印加部)
62a〜62c 移動機構(移動部)
63a〜63c 電流計
70 モーター(駆動源)
71 ピニオン
73 ラック
74 支持部

Claims (6)

  1. 内表面と前記内表面に対向する外表面とを有する転写ベルトと、
    各々が、前記転写ベルトの前記外表面に当接し、現像剤像を担持する複数の像担持体と、
    前記複数の像担持体に対応し、各々が、前記転写ベルトの前記内表面に当接して、前記対応する像担持体が担持する前記現像剤像を前記転写ベルトの前記外表面に転写する複数の転写部と、
    前記複数の転写部の各々に転写バイアス電圧を印加する印加部と、
    前記複数の転写部のうち少なくとも2つの転写部に対応し、各々が、前記対応する転写部に流れ込む電流の電流値を計測する少なくとも2つの電流計と、
    前記少なくとも2つの転写部に対応し、各々が、前記対応する転写部に流れ込む前記電流の電流値に応じた距離だけ、前記対応する転写部を前記転写ベルトの前記内表面に沿って移動させる少なくとも2つの移動部と
    を備える、画像形成装置。
  2. 前記移動部は、
    前記電流計が計測した前記電流の電流値が、予め定められた電流値よりも大きい場合、前記像担持体と前記転写部との間の距離が拡大するように、前記転写部を前記転写ベルトの前記内表面に沿って移動させ、
    前記電流計が計測した前記電流の電流値が、前記予め定められた電流値より小さい場合、前記像担持体と前記転写部との間の距離が縮小するように、前記転写部を前記転写ベルトの前記内表面に沿って移動させる、請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記移動部は、前記電流計が計測した前記電流の電流値が、前記予め定められた電流値よりも小さくならないように、前記転写部を前記転写ベルトの前記内表面に沿って移動させ、
    前記予め定められた電流値は、前記転写ベルトの前記外表面に転写された前記現像剤像の濃度が基準値以上になるときの前記転写部に流れ込む電流の電流値のうち、最小の電流値である、請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記電流計は、前記複数の転写部に対応して複数設けられ、前記対応する転写部から前記転写ベルトを介して前記像担持体に流れる電流の電流値を計測し、
    前記移動部は、前記複数の転写部に対応して複数設けられ、前記対応する転写部を移動させ、
    前記複数の転写部は、前記転写ベルトへの前記複数の現像剤像の転写前に前記複数の像担持体の周面が除電されない状態で、前記複数の現像剤像を前記転写ベルトに転写する、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  5. 前記複数の像担持体のうち前記転写ベルトの回転方向の最上流に配置される像担持体に対応する前記転写部は、前記転写ベルトへの前記現像剤像の転写前に前記像担持体の周面が除電されない状態で、前記現像剤像を前記転写ベルトに転写し、
    前記少なくとも2つの電流計のうちの1つの電流計及び前記少なくとも2つの移動部のうちの1つの移動部は、前記最上流に配置される前記像担持体に対応する前記転写部に対応し、
    前記複数の像担持体のうち前記最上流に配置される像担持体よりも前記転写ベルトの回転方向の下流に配置される少なくとも2つの像担持体に対応する少なくとも2つの除電部をさらに備え、
    前記少なくとも2つの除電部の各々は、前記転写ベルトへの前記現像剤像の転写前に前記対応する像担持体の周面を除電し、
    前記少なくとも2つの電流計のうちの他の1つの電流計及び前記少なくとも2つの移動部のうちの他の1つの移動部は、前記少なくとも2つの像担持体のうちの1つの像担持体に対応する前記転写部に対応し、
    前記少なくとも2つの像担持体のうちの他の1つの像担持体に対応する前記転写部は、定位置に固定される、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  6. 前記移動部の各々は、
    前記転写部を回転可能に支持する一対の支持部と、
    一対のラックと、
    一対のピニオンと、
    前記一対のピニオンを回転させる駆動源と
    を含み、
    前記支持部は、前記ラックに固定され、
    前記ラックは、前記ピニオンと噛み合い、
    前記駆動源は、前記ピニオンを回転させる、請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の画像形成装置。
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