JP2016084549A - 分岐部を有する編地の編成方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】ベース編地から延びる分岐編地の始端および終端が位置する分岐部を強化することができる編地の編成方法を提供する。
【解決手段】一方の針床で係止するベース編地3の基点編目群10,11,12と編糸が繋がるように他方の針床に増し目群6,7,8を形成し、基点編目群10,11,12を始端とする分岐編地5を編成し、分岐編地5の終端編目群10’,11’,12’を増し目群6,7,8と重ねて重ね目を形成し、重ね目を含めてベース編地の編成を再開する。
【選択図】図2
【解決手段】一方の針床で係止するベース編地3の基点編目群10,11,12と編糸が繋がるように他方の針床に増し目群6,7,8を形成し、基点編目群10,11,12を始端とする分岐編地5を編成し、分岐編地5の終端編目群10’,11’,12’を増し目群6,7,8と重ねて重ね目を形成し、重ね目を含めてベース編地の編成を再開する。
【選択図】図2
Description
本発明は、ベース編地に分岐部を有する編地の編成方法に関する。
従来、横編機を用いて編成される編地には、ベース編地から分岐する編地を含むものがある。例えば、ボタンホールには横穴と縦穴があり、特許文献1は、横穴のボタンホールの編成方法に関するものである。ボタンホールでは、その周縁の強度が求められる。
また、図3に示すように、ベース編地20の編幅の一端から分岐した分岐編地25が延び、再び分岐部近傍に戻ってベース編地25と接合するタイプのボタンホールもある。
図3に示すボタンホールの編成工程を図4で示す。編成に使用する横編機は、前後一対の針床を備えた2枚ベッド横編機であり、各針床間で目移しが可能である。図中左側の数字は編成ステップ(S)を、図中の左右方向の矢印は編成方向を、図中の上下方向の矢印は目移し方向を示す。FBは前針床を、BBは後針床を示す。大文字のA〜FはFBの編針を、小文字のa〜fはBBの編針を示す。また、●はその編成ステップで形成される編目を、○はその編成ステップの編成に関係せず編針に係止されたままの編目を示す。
図4のS1は、分岐編地25を形成する直前のベース編地の最終コースの編成である。給糸口Yから供給される編糸をFBの編針A〜Fで編成して編目を形成する。以降の編成ステップにおいて、編針Cと編針Dの境界部分が分岐部となり、編針D,E,Fで係止するベース編地23の端部の3つの編目30,31,32が始端となって、それらに続く編目を形成して分岐編地25を編成していく。S2では、編針Eで係止していた編目31を対向するBBの編針eに目移しする。S3では、給糸口Yを左に移動させて編針eで編目を形成する。S4では、給糸口Yを右に移動させて編針D,Fで編目を形成する。ボタンホールの周縁となる分岐編地25の長さは、S3とS4を繰り返す回数によって調整ができる。S3とS4を所定の回数だけ繰り返した後、S5では、給糸口Yを左に移動させて編針e,D,C,B,Aで順に編目を形成する。その後、編針eで係止している編目31’を編針Eに目移しする。これによって、分岐編地25の終端編目30’,31’,32’がベース編地23と接合される。S5以降は、編針A〜Fでベース編地23の編成を所定の回数だけ繰り返せばよい。
上記の編成方法では、S1において編針D,E,Fで係止している編目30,31,32を利用して分岐編地25を編成しており、編針Cと編針Dの境界部分が分岐部となっている。また、S5において分岐編地25の終端編目である編針Dで形成した編目30’とそれに隣接する編針Cで形成した編目29’が編糸で繋がることで、ベース編地23と分岐編地25が接合されており、編針Cと編針Dの境界部分も分岐部となっている。従って、S1の編針A〜Cで形成した編目とS5の編針A〜Cで形成した編目は、それぞれウエール方向に編糸で繋がっている。しかし、S1の編針D〜Fで形成した編目30,31,32とS5の編針D,e,Fで形成した編目30’,31’,32’は、それぞれウエール方向に編糸で直接繋がっていない。そのため、ボタンホールのベース編地23側では、S1の編針Cで形成した編目29とS5の編針Cで形成した編目29’がベース編地23の端部の編目となっている。編目29と編目30の間、および編目29’と編目30’の間の編糸(シンカーループ)が引き伸ばされた状態で渡るため、分岐部がベース編地23側に窪んだように見える傾向がある。また、これらの編目29,29’はウエール方向に力が作用すると、引き伸ばされ易く、糸切れの原因にもなるため、分岐部周辺はミシンで補強する必要がある。
また、特許文献2は、ボタンホール周縁の編目に加わる力を分散し、糸切れを防止するための編成方法を開示している。この編成方法では、例えば、特許文献2の図3、図4の編成図で示されているように、ベース編地の側端部の編目が係止されている編針よりも外側(図の右側)の領域の編針(空針)を使用しなければならない。そのため、4枚ベッドの横編機で、この領域に該当する前後の針床に総針編成の編地がそれぞれ係止されていると空針が確保できないため、この編成方法は実施できない。また、2枚ベッドの横編機でも、この領域の前後の針床の何れかに総針編成の編地が係止されていると空針が確保できないため、この編成方法は実施できない。
本発明の目的は、ベース編地から延びる分岐編地の始端および終端が位置する分岐部を強化することができる編地の編成方法を提供することである。
本発明は、少なくとも前後一対の針床を備え、前後の針床間で目移しが可能な横編機を用いた分岐部を有する編地の編成方法において、
前後一方の針床で係止するベース編地の一部で、分岐部の片側に隣接する基点編目群と編糸が繋がるように前後他方の針床に増し目群を形成する工程1と、
前記基点編目群と前記増し目群の何れか一方の編目群を始端とする分岐編地を編成する工程2と、
前記分岐編地の終端編目群を、前記基点編目群と前記増し目群の何れか他方の編目群と重ねて重ね目を形成した後、該重ね目を含めてベース編地の編成を再開する工程3と、を含むことを特徴とする分岐部を有する編地の編成方法である。
前後一方の針床で係止するベース編地の一部で、分岐部の片側に隣接する基点編目群と編糸が繋がるように前後他方の針床に増し目群を形成する工程1と、
前記基点編目群と前記増し目群の何れか一方の編目群を始端とする分岐編地を編成する工程2と、
前記分岐編地の終端編目群を、前記基点編目群と前記増し目群の何れか他方の編目群と重ねて重ね目を形成した後、該重ね目を含めてベース編地の編成を再開する工程3と、を含むことを特徴とする分岐部を有する編地の編成方法である。
また本発明の前記工程2での分岐編地の編成は、前記基点編目群と前記増し目群の何れか他方の編目群を係止する針床をラッキングして、前記基点編目群と前記増し目群の何れか一方の編目群の一部の編目と対向する位置に空針を設け、該一部の編目を該空針に目移しを行なった後、筒状に編成することを特徴とする。
また本発明の前記横編機は、対向する前後一対の下方針床と更にその上方に対向する前後一対の上方針床を備える4枚ベッド横編機であり、
前記ベース編地は、前後の下方針床で係止される総針の筒状編地であり、
前記基点編目群は、前後一方の下方針床で係止するベース編地の中間に位置して、該基点編目群に隣接する両側には、ベース編地を構成する編目が係止されており、
前記増し目群は、前後他方の上側針床で形成されることを特徴とする。
前記ベース編地は、前後の下方針床で係止される総針の筒状編地であり、
前記基点編目群は、前後一方の下方針床で係止するベース編地の中間に位置して、該基点編目群に隣接する両側には、ベース編地を構成する編目が係止されており、
前記増し目群は、前後他方の上側針床で形成されることを特徴とする。
本発明によれば、ベース編地上の基点編目群と編糸が繋がるように増し目群を形成し、基点編目群と増し目群の何れか一方の編目群を始端として分岐編地を編成する。分岐編地の終端編目群は、基点編目群と増し目群の何れか他方の編目群と重ねられてベース編地と接合する。そのため、ベース編地の分岐部近傍におけるコース方向の編目数が減少しない。また、分岐編地の終端編目群が重ねられて複数の重ね目となって接合される。従って、分岐部は強度に富み、ウエール方向に力が作用しても糸切れが発生しにくいく、後工程でのミシン掛けを不要にできる。また、分岐部でも窪みも発生しないため、見栄えがよい。
また本発明によれば、ラッキングすることで、容易に対向する位置に空針を設けることができ、針床上で左右均等な配置で分岐編地を筒状に編成できる。分岐編地は、筒状に編成されるため、片側の針床のみを使用して単層に編成される場合に比べて強度のあるものにできる。
また本発明によれば、4枚ベッド横編機を使用し、ベース編地が総針の筒状編地の場合であっても、ベース編地の中間から分岐編地を編成することができる。
以下、図1の編地1の編成図および図2の模式図を用いて本発明の一実施例としての編地の編成方法を説明する。本実施例で編成に使用する横編機は、対向する前後一対のの下方針床と更にその上方に対向する前後一対の上方針床を備える4枚ベッド横編機であり、各針床間で目移しが可能である。横編機に備える編針は、べら針または複合針の何れであってもよい。図1の編成図にて、図中左側の数字や矢印および●,○の表記は、図4と同様である。FDは下方の前針床を、BDは下方の後針床を、FUは上方の前針床を、BUは上方の後針床を示す。大文字のA〜LはFD,FU側の編針を、小文字のa〜lはBD,BU側の編針を示す。また、◎は重ね目を示す。
図1は、本発明の実施例である編地1の編成図である。図2は、編地1の模式図である。編地1は、総針で編成されるベース編地3と、ベース編地3の一部である中間の位置から分岐して延びて再びベース編地3と接合する分岐編地5とを有する。ベース編地3は、前後の下方針床FD,BDで編成され、前後の編地の両端部が連結された筒状編地であり、FDの編針F,Gの間のみ繋がっていない。これは、カーディガンのように前開き部を有するニットウェアにおいて、分岐編地5をボタンホールとして適用できる例であって、FDの編針F,Gの間も繋がって完全に閉じた筒状編地であっても本発明の編成方法を適用することができる。
図1のS1では、総針で編成されるベース編地3の編目が、FDの編針A〜F、G〜LおよびBDの編針a〜lに係止されている。分岐編地5を形成する直前のベース編地3の最終コースの編成として、給糸口Yから供給される編糸をFDの編針A〜Fで編成する。以降の編成ステップにおいて、FDの編針Cと編針Dの境界部分が分岐部となり、分岐部の片側に隣接して分岐編地5を編成していく。
S2では、給糸口Yを左に移動させてベース編地3の中間の位置であるFDの編針F,E,Dで割増やし編成を行なう。これにより、FDの編針F,E,Dでは新たな編目10,11,12が形成され、元々FDの編針F,E,Dで係止していた編目6,7,8がBUの編針f,e,dに目移しされて、増し目となる。新たな編目10,11,12と増し目6,7,8は、それぞれ編糸が繋がっている。増し目は割増やし編成に限らず、新たな編目10,11,12とそれぞれ編糸が繋がるように掛け目で形成してもよい。以降の説明で、新たな編目10,11,12を総称して基点編目群、増し目6,7,8を総称して増し目群と呼ぶ。
S3では、給糸口Yを右に移動させてBUの編針d,e,fで編目を形成する。これは、S4でのラッキング時に編糸が突っ張らないように糸長を確保するためと、後述する分岐編地5の終端の編目と接合した際に編地の突っ張りを緩和するための編成であって、必須のものではない。尚、BUの編針d,e,fで新たに編目を形成したが、これらは増し目の状態を保っているため、以降の説明では符号(6,7,8)や総称(増し目群)は変更しない。
S4では、上下の後針床BD,BUをラッキングして、増し目群(6,7,8)を左へ2ピッチ移動させる。これにより、FDで係止している基点編目群(10,11,12)に含まれる編目11と対向する位置に空針(BUの編針g)が設けられる。続いて、FDの編針Eで係止している編目11を対向するBUの編針gに目移しする。基点編目群(10,11,12)は、FDの編針D,FおよびBUの編針gで係止された状態となり、編目11を中心に左右にそれぞれ編目12と編目10は均等に配置される。
S5では、給糸口Yを左に移動させてBUの編針gで新たな編目を形成する。
S6では、給糸口Yを右に移動させてFDの編針D,Fで新たな編目を形成する。S5とS6の編成により、基点編目群(10,11,12)を始端として、分岐編地5が筒状に編成される。さらにS5とS6の編成を繰り返すと、筒状の分岐編地5を延ばすことができる。S5とS6の繰り返し回数は、所望の回数だけ行なえばよい。前述のように、編目11を中心として左右に編目12と編目10が均等に配置された状態に続いて筒状に編成するため、編目間の左右の渡り糸をバランスのよい長さにできる。また、筒状に編成しているため、分岐編地を強度のあるものにすることができる。筒状編地のバランスを考慮して、上下の後針床BD,BUをラッキング後に編目11を対向するBUの編針gに目移ししたが、例えば、ラッキングをしないでFDの編針Fで係止している編目10を対向するBUの編針gに目移しして、分岐編地5を筒状に編成することもできる。尚、分岐編地5は、筒状に限らず、単層の編地であっても編成することが可能である。
S6では、給糸口Yを右に移動させてFDの編針D,Fで新たな編目を形成する。S5とS6の編成により、基点編目群(10,11,12)を始端として、分岐編地5が筒状に編成される。さらにS5とS6の編成を繰り返すと、筒状の分岐編地5を延ばすことができる。S5とS6の繰り返し回数は、所望の回数だけ行なえばよい。前述のように、編目11を中心として左右に編目12と編目10が均等に配置された状態に続いて筒状に編成するため、編目間の左右の渡り糸をバランスのよい長さにできる。また、筒状に編成しているため、分岐編地を強度のあるものにすることができる。筒状編地のバランスを考慮して、上下の後針床BD,BUをラッキング後に編目11を対向するBUの編針gに目移ししたが、例えば、ラッキングをしないでFDの編針Fで係止している編目10を対向するBUの編針gに目移しして、分岐編地5を筒状に編成することもできる。尚、分岐編地5は、筒状に限らず、単層の編地であっても編成することが可能である。
S5とS6の編成を繰り返した後、S7では、給糸口Yを左に移動させてBUの編針gとFDの編針D〜Aで新たな編目を形成する。続いて、BUの編針gで係止している編目11’を対向するFDの編針Eに目移しする。分岐編地5は、基点編目群(10,11,12)を始端とし、終端は編目10’,11’,12’となる。以降の説明で、終端の編目10’,11’,12’を総称して終端編目群と呼ぶ。終端編目群(10’,11’,12’)に含まれる編目12’は、隣接するFDの編針Cで係止しているベース編地の編目9’と編糸が繋がって接合されている。
S8では、上下の後針床BD,BUをラッキングして、増し目群(6,7,8)を右へ2ピッチ移動させ、FDの編針F,E,Dに目移しして、編目10’,11’,12’と編目6,7,8をそれぞれ重ねて重ね目を形成する。即ち、終端編目群(10’,11’,12’)と増し目群(6,7,8)とで重ね目を形成することで、増し目群(6,7,8)はベース編地3を構成する一部の編目となり、ベース編地3と分岐編地5が接合される。この接合部においても、FDの編針Cと編針Dの境界部分が分岐部となる。S8以降は、これらの重ね目を係止する編針F,E,Dも含めて、BDの編針a〜l、FDの編針L〜Gで新たな編目を形成し、折り返して逆向きにFDの編針G〜L、BDの編針l〜a、FDの編針A〜Fで編成して新たな編目を形成し、総針でのベース編地の編成を再開する。
本実施例のように、4枚ベッド横編機を使用してベース編地3が総針の筒状編地の場合であっても、増し目群(6,7,8)の形成や分岐編地5の始端から終端までの形成をFDの編針D,E,FとBUの編針d〜gを使用して行なうことができるため、ベース編地3を構成するその他の編目を係止している下方針床FD,BDの編針領域は総針で空針が無い状態であってもよい。
図2を用いて、特に編地1の分岐編地5がベース編地3から分岐して再びベース編地3と接合する部分について説明する。尚、図1では基点編目群(10,11,12)に隣接する両側にも、ベース編地3を構成する編目が形成されているが、図2では説明の便宜のため、FDの編針A〜Fで形成される編目についてのみ図示する。
ベース編地3から基点編目群(10,11,12)を始端として分岐編地5が形成され、終端編目群(10’,11’,12’)をベース編地3に接合している点は、図3とほぼ同じである。しかし、図3の編地20において、編目29’,29が分岐部近傍でベース編地23の端部の編目になっているのに対して、図2の編地1では増し目6,7,8がベース編地3の端部の編目となっている。これは、図1のS2,S3で形成した増し目群(6,7,8)をBUで保持した状態で分岐編地5を編成し、その終端となる終端編目群(10’,11’,12’)と保持していた増し目群(6,7,8)を重ねたためである。つまり、基点編目群(10,11,12)は分岐編地5の編成に使用し、基点編目群(10,11,12)と繋がるように形成された増し目群(6,7,8)は分岐部近傍でベース編地3の端部を構成する編目として使用したためであり、分岐部近傍の編地の見栄えもよい。
また、分岐編地5の基点編目群(10,11,12)と終端編目群(10’,11’,12’)は共に、増し目群(6,7,8)と繋がった状態であるため、それぞれの結合部分は従来に比べて強度がある。
また、分岐部近傍でウエール方向に力が作用しても、コース方向の編目数が減少せず、本来のベース編地3の端部まで編目が揃っているため、従来に比べて糸切れが発生し難く、後工程でのミシン掛けを不要にすることも可能である。
尚、実施例で、分岐編地5は基点編目群(10,11,12)を始端として形成したが、増し目群(6,7,8)を始端として分岐編地を形成し、その終端となる編目を基点編目群(10,11,12)に重ねて接合してもよい。その場合、分岐編地の始端と終端がベース編地3と結合する位置が、本実施例とは異って編地1の裏面側になる。
尚、本実施例では、ベース編地3の中間の位置に分岐編地を設けたが、ベース編地3の編地端部に設けることもできる。
また本実施例では、4枚ベッド横編機を使用してベース編地が総針の筒状編地の場合であったが、2枚ベッド横編機を使用して、ベース編地が単層の場合は総針または針抜き編成で、べース編地が筒状の場合は針抜き編成で実施することができる。
1 編地
3 ベース編地
5 分岐編地
6,7,8 増し目群
10,11,12 基点編目群
10’,11’,12’ 終端編目群
3 ベース編地
5 分岐編地
6,7,8 増し目群
10,11,12 基点編目群
10’,11’,12’ 終端編目群
Claims (3)
- 少なくとも前後一対の針床を備え、前後の針床間で目移しが可能な横編機を用いた分岐部を有する編地の編成方法において、
前後一方の針床で係止するベース編地の一部で、分岐部の片側に隣接する基点編目群と編糸が繋がるように前後他方の針床に増し目群を形成する工程1と、
前記基点編目群と前記増し目群の何れか一方の編目群を始端とする分岐編地を編成する工程2と、
前記分岐編地の終端編目群を、前記基点編目群と前記増し目群の何れか他方の編目群と重ねて重ね目を形成した後、該重ね目を含めてベース編地の編成を再開する工程3と、を含むことを特徴とする分岐部を有する編地の編成方法。 - 前記工程2での分岐編地の編成は、前記基点編目群と前記増し目群の何れか他方の編目群を係止する針床をラッキングして、前記基点編目群と前記増し目群の何れか一方の編目群の一部の編目と対向する位置に空針を設け、該一部の編目を該空針に目移しを行なった後、筒状に編成することを特徴とする請求項1に記載の分岐部を有する編地の編成方法。
- 前記横編機は、対向する前後一対の下方針床と更にその上方に対向する前後一対の上方針床を備える4枚ベッド横編機であり、
前記ベース編地は、前後の下方針床で係止される総針の筒状編地であり、
前記基点編目群は、前後一方の下方針床で係止するベース編地の中間に位置して、該基点編目群に隣接する両側には、ベース編地を構成する編目が係止されており、
前記増し目群は、前後他方の上側針床で形成されることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の分岐部を有する編地の編成方法。
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