JP2016084183A - エレベータ装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】かご側敷居と乗場側敷居との隙間を十分に塞ぐ。
【解決手段】昇降路(1)内を昇降するかご(2)と、かごの出入口(3)を開閉するかごドア(4)と、かごドアの開閉を案内するかご側敷居(5)と、乗場(6)の乗場出入口(7)を開閉する乗場ドア(8)と、乗場ドアの開閉を案内する乗場側敷居(9)と、かごが乗場に停止する際にかご側敷居と乗場側敷居との間に形成される隙間(CL)を閉塞する隙間閉塞装置(10)と、を備えたエレベータ装置において、隙間閉塞装置は、膨張体(11)と、膨張体との間で気体の吸入及び吐出を行う気体供給装置(12)と、を有して構成され、膨張体は、気体供給装置から吐出される気体により膨張して隙間を閉塞する一方、気体供給装置が膨張体にある気体を吸入することで収縮して隙間の閉塞を解除する。
【選択図】図1
【解決手段】昇降路(1)内を昇降するかご(2)と、かごの出入口(3)を開閉するかごドア(4)と、かごドアの開閉を案内するかご側敷居(5)と、乗場(6)の乗場出入口(7)を開閉する乗場ドア(8)と、乗場ドアの開閉を案内する乗場側敷居(9)と、かごが乗場に停止する際にかご側敷居と乗場側敷居との間に形成される隙間(CL)を閉塞する隙間閉塞装置(10)と、を備えたエレベータ装置において、隙間閉塞装置は、膨張体(11)と、膨張体との間で気体の吸入及び吐出を行う気体供給装置(12)と、を有して構成され、膨張体は、気体供給装置から吐出される気体により膨張して隙間を閉塞する一方、気体供給装置が膨張体にある気体を吸入することで収縮して隙間の閉塞を解除する。
【選択図】図1
Description
本発明は、エレベータ装置に関する。
エレベータ装置にあっては、昇降路内をかごが昇降するという構造上、かご側敷居と乗場側敷居との間に隙間が必要である。ところが、この隙間が大きいと、異物が落下したり、車いす等のタイヤが挟まったりして安全上問題となる。そのため、例えば、日本の建築基準法では、かご側敷居と乗場側敷居との水平距離、すなわち隙間寸法を4cm以下とすることが定められている。
また、かご側敷居と乗場側敷居との間の隙間を塞ぐ技術として、例えば特許文献1が公知である。この特許文献1には、「エレベータ敷居隙間縮小装置において、エレベータの昇降路内を昇降する乗りかごのかご出入口を開閉するかご戸と、前記かご出入口の下縁部を形成するかご敷居と、前記かご敷居に設けられ、弾性力により乗場側へと突出して前記かご敷居と乗場敷居との隙間を塞いで縮小する遮蔽体と、前記かご戸の下部に設けられ、前記かご戸の全閉時において前記遮蔽体を前記弾性力に抗して前記乗りかご側へと押さえ、前記かご戸の全開時において前記遮蔽体を解放する押え板と、を備える」ことが記載されている(要約参照)。
特許文献1において、遮蔽体は、可撓性を有する多数の突起体をブラシ状に配置して構成される。そして、押さえ板がこの遮蔽体を弾性力に抗して撓ませる構造となっている。そのため、経年により、遮蔽体が比較的容易に劣化または変形し、かご側敷居と乗場側敷居との間の隙間を十分に塞ぐことが困難になるという課題がある。
本発明は、前述した従来技術における実状からなされたもので、その目的は、経年劣化または変形が少なく、かつ、かご側敷居と乗場側敷居との隙間を十分に塞ぐことのできるエレベータ装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明は、昇降路内を昇降するかごと、前記かごの出入口を開閉するかごドアと、前記かごの出入口の下縁部を形成すると共に前記かごドアの開閉を案内するかご側敷居と、乗場の乗場出入口を開閉する乗場ドアと、前記乗場出入口の下縁部を形成すると共に前記乗場ドアの開閉を案内する乗場側敷居と、前記かごが前記乗場に停止する際に前記かご側敷居と前記乗場側敷居との間に形成される隙間を閉塞する隙間閉塞装置と、を備えたエレベータ装置において、前記隙間閉塞装置は、膨張体と、前記膨張体との間で気体の吸入及び吐出を行う気体供給装置と、を有して構成され、前記膨張体は、前記気体供給装置から吐出される気体により膨張して前記隙間を閉塞する一方、前記気体供給装置が前記膨張体にある気体を吸入することで収縮して前記隙間の閉塞を解除することを特徴とする。
本発明によれば、経年劣化または変形が少なく、かつ、かご側敷居と乗場側敷居との隙間を十分に塞ぐことのできるエレベータ装置を提供することができる。なお、上記した以外の課題、構成および効果は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
以下、本発明の実施形態に係るエレベータ装置を図に基づき説明する。図1は本発明の実施形態に係るエレベータ装置の上面図、図2は図1に示すエレベータ装置のかごの正面図である。
本実施形態に係るエレベータ装置では、図1に示すように、昇降路1内に乗客等を載せて昇降するかご2が配設されている。かご2の正面部となるかご出入口3には、かご出入口3を開閉するかごドア4が設けられていると共に、かご出入口3の下縁部にはかご側敷居5が取付けられている(図2参照)。かごドア4の下端部はかご側敷居5に設けられた溝に摺動自在に係合しており、かごドア4の開閉時にかご側敷居5の溝により案内される。
かご2が停止する階床の乗場6の、かご2が当該階床に停止した際にかご出入口3と対向する位置には、乗場出入口7が設けられている。乗場出入口7には、乗場ドア8が開閉自在に設けられていると共に、乗場出入口7の下縁部には乗場側敷居9が取付けられている。乗場ドア8の下端部は乗場側敷居9に設けられた溝に摺動自在に係合しており、乗場ドア8の開閉時に乗場側敷居9の溝により案内される。
そして、本実施形態のエレベータ装置は、かごドア4および乗場ドア8のドア開時に、かご側敷居5と乗場側敷居9との隙間CLを閉塞する隙間閉塞装置10を備えている。隙間閉塞装置10は、かご側敷居5と乗場側敷居9との間に配設され、かごドア4および乗場ドア8の開扉時に膨張すると共に、かごドア4および乗場ドア8の閉扉時に収縮するバルーン体(膨張体)11と、このバルーン体11を膨張および収縮させるポンプ(気体供給装置)12と、ポンプ12とバルーン体11とを繋ぐパイプ13と、を備えている。
バルーン体11は、例えばゴムチューブから成っており、膨張時に乗場側敷居9に向かってせり出し可能なようにかご側敷居5に沿って取付けられている。バルーン体11について図3を用いてより詳細に説明する。図3は、バルーン体11が隙間CLを閉塞している状態と、その閉塞を解除した状態を示している。図3(a)に示すように、バルーン体11は、かご側敷居5の側壁に接着剤等により固着される。そして、かご2の昇降時にはバルーン体11は収縮しており、隙間CLは閉塞されていない。
バルーン体11は、かご4の正面側から見て上下方向より前後方向に膨張しやすい特性を有しているため、バルーン体11が膨張すると、図3(b)に示すように、上下方向にはさほど膨張しないが、乗場側敷居9に向かって水平方向に膨張する。そして、バルーン体11は、膨張した状態において隙間CLを閉塞する。このとき、バルーン体11は、かご側敷居5及び乗場側敷居9から突出しない状態に保持される。即ち、図3(b)に示すように、バルーン体11は膨張しても、その上部がかご側敷居5及び乗場側敷居9と同一面上あるいはその面よりやや低い位置にある。
このように、バルーン体11が膨張して隙間CLを閉塞することにより、異物が落下したり、お年寄りが使用する杖等が隙間CLに入り込んだりする心配がない。また、バルーン体11がかご側敷居5及び乗場側敷居9より上方に突出していないから、乗客の乗り降りや車いす等の進行の妨げとはならない。
ポンプ12は、かご2のかごドア4近傍(側方)に配設されており、かごドア4の高さと略同程度の高さを有する直方体状のハウジング16と、このハウジング16内にて摺動するピストン15と、ピストン15とかごドア4とを接続する4本の連結体14と、を備えて構成される。そして、かごドア4が開閉すると、ピストン15が連結体14を介してかごドア4の開閉方向(図2の左右方向)に移動する。
より詳細には、かごドア4のドア開動作(即ち、かごドア4が図2の右側に移動する動作)に連動して、ピストン15が図2の右側に移動しながらハウジング16内の空気(気体)を吐出する。吐き出された空気は、流路としてのパイプ13を介してバルーン体11に導入され、この空気によってバルーン体11は膨張する。そして、かごドア4が全開のときに、バルーン体11は乗場側敷居9の側壁に密着する(図3(b)参照)。
一方、かごドア4のドア閉動作(即ち、かごドア4が図2の左側に移動する動作)に連動して、ピストン15がバルーン体11内の空気を吸い込む。これによりバルーン体11は収縮し、隙間CLの閉塞が解除される(図3(a)参照)。
ここで、ピストン15のハウジング16との摺動部には、自己潤滑性を有する樹脂性材料のピストンリング(図示せず)が装着されており、エレベータ装置の通常運転中に、ピストン15の往復動作によって空気が漏れないような構成となっている。なお、ハウジング12は、バルーン体11を膨張させるのに十分な空気を送り込めるだけの容積を有するよう設計されている。即ち、ピストン15の押しのけ量がバルーン体11の膨張とバランスするよう構成されている。
このように構成された本実施形態に係るエレベータ装置によれば、かご2が各乗場6に停止し、かごドア4が開いた際には、バルーン体11が膨張して隙間CLが閉塞された状態となり、異物の落下等が防止される。また、かご2が昇降路1内を昇降中は、バルーン体11が収縮しているから、隙間CLの閉塞は解除され、かご2の昇降動作の邪魔にならない。
そして、本実施形態によれば、ポンプ12により膨張、又は収縮するバルーン体11によってかご側敷居5と乗場側敷居9との間の隙間CLを閉塞することにより、経年劣化が少ない装置を実現できる。即ち、バルーン体11が有する弾性力に抗して屈曲状態とするといったことがないことから、経年に伴う劣化を低減することができる。また、かご側敷居5と乗場側敷居9との間の隙間CLを可撓性に富むバルーン体11で閉塞する構造であることから、かご敷居5と乗場敷居9との隙間を確実に塞ぐことができる。
さらに、ポンプ12は、かごドア4のドア開動作に応じてバルーン体11に気体の吐出を行うと共に、かごドア4のドア閉動作に応じてバルーン体11から気体の吸い込みを行うことにより、ポンプ12を駆動するための駆動機を別途、設ける必要がなく、部品員数の低減を図り、低コストなものとすることができる。
さらにまた、隙間閉塞装置10をかご2側に設けることにより、1つの隙間閉塞装置10で、この隙間閉塞装置10を有するエレベータがサービスする複数の階床においてかご側敷居5と乗場側敷居9との間の隙間を閉塞することが可能となる。
また、バルーン体11をゴムチューブとすることにより、低コストで製作性に優れたものとし、かつ長期使用によりバルーン体11が劣化したときには、同一品と交換することで容易に対応することができる。
なお、前述した実施形態は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、前述した実施形態の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置き換えをすることが可能である。例えば、前述した実施形態では隙間閉塞装置10をかご2側に設けたが、本発明はこれに限らず、乗場6側に設けてもよい。
また、ポンプ12の作動を、連結体14を介してかどドア4の開閉と連動させる構成としたが、これに代えて、ポンプ12をドア4の開閉とは独立した駆動手段により作動させるようにしても良い。また、バルーン体11は、接着剤により固着するようにしたが、バルーン体11の固定は接着以外の方法を用いても良い。
1 昇降路
2 かご
3 かご出入口
4 かごドア
5 かご側敷居
6 乗場
7 乗場出入口
8 乗場ドア
9 乗場側敷居
10 隙間閉塞装置
11 バルーン体(膨張体)
12 ポンプ(気体供給装置)
2 かご
3 かご出入口
4 かごドア
5 かご側敷居
6 乗場
7 乗場出入口
8 乗場ドア
9 乗場側敷居
10 隙間閉塞装置
11 バルーン体(膨張体)
12 ポンプ(気体供給装置)
Claims (5)
- 昇降路内を昇降するかごと、前記かごの出入口を開閉するかごドアと、前記かごの出入口の下縁部を形成すると共に前記かごドアの開閉を案内するかご側敷居と、乗場の乗場出入口を開閉する乗場ドアと、前記乗場出入口の下縁部を形成すると共に前記乗場ドアの開閉を案内する乗場側敷居と、前記かごが前記乗場に停止する際に前記かご側敷居と前記乗場側敷居との間に形成される隙間を閉塞する隙間閉塞装置と、を備えたエレベータ装置において、
前記隙間閉塞装置は、
膨張体と、前記膨張体との間で気体の吸入及び吐出を行う気体供給装置と、を有して構成され、
前記膨張体は、前記気体供給装置から吐出される気体により膨張して前記隙間を閉塞する一方、前記気体供給装置が前記膨張体にある気体を吸入することで収縮して前記隙間の閉塞を解除することを特徴とするエレベータ装置。 - 請求項1において、
前記気体供給装置は、前記かごドアまたは前記乗場ドアの開動作に連動して前記膨張体を膨張させ、前記かごドアまたは前記乗場ドアの閉動作に連動して前記膨張体を収縮させることを特徴とするエレベータ装置。 - 請求項1または2において、
前記膨張体は、前記隙間を閉塞した状態で、前記かご側敷居および前記乗場側敷居から突出しない状態に保持されることを特徴とするエレベータ装置。 - 請求項3において、
前記膨張体は、かごの正面側から見て上下方向より前後方向へ膨張しやすい特性を有するゴムチューブから成ることを特徴とするエレベータ装置。 - 請求項1〜4の何れか1項において、
前記隙間閉塞装置は、前記かごに設けられることを特徴とするエレベータ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014215734A JP2016084183A (ja) | 2014-10-22 | 2014-10-22 | エレベータ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014215734A JP2016084183A (ja) | 2014-10-22 | 2014-10-22 | エレベータ装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2016084183A true JP2016084183A (ja) | 2016-05-19 |
Family
ID=55973159
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2014215734A Pending JP2016084183A (ja) | 2014-10-22 | 2014-10-22 | エレベータ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2016084183A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN106276546A (zh) * | 2016-10-09 | 2017-01-04 | 德森克电梯(中国)有限公司 | 一种安全电梯 |
-
2014
- 2014-10-22 JP JP2014215734A patent/JP2016084183A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN106276546A (zh) * | 2016-10-09 | 2017-01-04 | 德森克电梯(中国)有限公司 | 一种安全电梯 |
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