JP2016082876A - ブラシレスモータ - Google Patents

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Abstract

【課題】低コスト化を図りつつ、ステータから発生する電磁ノイズを効率的に遮断及び吸収できるブラシレスモータを提供する。【解決手段】ブラシレスモータ10は、出力軸12、ロータ14、ステータ16、第一ベアリング18、第二ベアリング20、ベアリングホルダ22、センターピース24、及び、駆動回路26を備える。ベアリングホルダ22は、金属製であり、第一ベアリング18を保持する。センターピース24は、樹脂製であり、第二ベアリング20及びステータ16を保持する。センターピース24には、ベアリングホルダ22及び第二ベアリング20と駆動回路26のグラウンド部92とを電気的に接続する導電部120(メッキ層94及びターミナル部材102)が設けられている。【選択図】図1

Description

本発明は、ブラシレスモータに関する。
近年、車載用空調ブロワモータの分野では、制御のしやすさ及び搭載スペースの確保等の観点から、駆動回路を搭載したブラシレスモータ(例えば、特許文献1参照)の需要が高まっている。このようなブラシレスモータでは、高周波の制御信号によりステータを駆動させるため、電磁ノイズが問題となる。従って、電磁ノイズ対策として、発振エネルギーの低減をはじめとした電磁ノイズの遮断が重要になる。
発振エネルギーを低減するには、駆動回路のパターンレイアウトやフィルタ素子による電磁ノイズ漏洩防止策が考えられる。しかしながら、電磁ノイズのなかでも周波数の低いAM帯では、フィルタ素子の大型化が必要となり、コストアップ及び搭載スペースの確保が課題となる。そこで、電磁ノイズの遮断及び吸収する構造を併用した対策が行われている。
電磁ノイズの遮断に対しては、電磁波吸収素材をモータの筐体に使用したり、金属筐体をモータに被せたりして対策が行われている。しかしながら、電磁波吸収部材や金属筐体を使用すると、材料費及び組付工数が嵩み、コストアップになる。
特許第4083353号公報
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであって、低コスト化を図りつつ、ステータから発生する電磁ノイズを効率的に遮断及び吸収できるブラシレスモータを提供することを目的とする。
前記目的を達成するために、請求項1に記載のブラシレスモータは、金属製の出力軸と、周壁部及び天壁部を有し前記出力軸に固定された金属製のロータハウジングと、前記周壁部の内周面に固着されたマグネットとを有するロータと、前記ロータハウジングの内側に収容されると共に、前記マグネットと径方向に対向するステータと、前記出力軸に組み付けられた金属製の第一ベアリング及び第二ベアリングと、前記第一ベアリングを保持する金属製のベアリングホルダと、前記第二ベアリング及び前記ステータを保持する樹脂製のセンターピースと、前記ステータを駆動させる駆動回路と、前記センターピースに設けられ、前記ベアリングホルダ及び第二ベアリングと前記駆動回路のグラウンド部とを電気的に接続する導電部と、を備える。
このブラシレスモータによれば、第二ベアリング及びステータを保持するセンターピースは、樹脂製とされているので、例えば、センターピースが金属製である場合に比して、材料費が安くて済むので、低コスト化を図ることができる。
また、センターピースには、ベアリングホルダ及び第二ベアリングと駆動回路のグラウンド部とを電気的に接続する導電部が設けられている。これにより、ロータハウジング、出力軸、第一ベアリング、ベアリングホルダ、及び、導電部からなる第一アース経路と、ロータハウジング、出力軸、第二ベアリング、及び、導電部からなる第二アース経路とを確立できる。従って、ステータを収容する金属製のロータハウジングからグラウンド部へのアース経路が一系統である場合に比して、アース経路の数が増すので、ステータから発生する電磁ノイズを効率的に遮断及び吸収することができる。
請求項2に記載のブラシレスモータは、請求項1に記載のブラシレスモータにおいて、前記導電部が、メッキ層及びターミナル部材の少なくとも一方を有するものである。
このブラシレスモータによれば、導電部は、メッキ層及びターミナル部材の少なくとも一方を有する簡単な構造であるので、より低コスト化を図ることができる。
請求項3に記載のブラシレスモータは、請求項2に記載のブラシレスモータにおいて、前記導電部が、ターミナル部材を有し、前記ターミナル部材の一端が、前記ターミナル部材の持つ弾性により前記ベアリングホルダに弾性的に接触されているか、又は、前記ベアリングホルダに固定されたものである。
このブラシレスモータによれば、ターミナル部材の一端は、ターミナル部材の持つ弾性によりベアリングホルダに弾性的に接触されているか、又は、ベアリングホルダに固定されている。従って、ターミナル部材とベアリングホルダとの接触圧を確保することができ、ひいては、ターミナル部材とベアリングホルダとの間の電気抵抗を低減することができる。これにより、ロータハウジング、出力軸、第一ベアリング、ベアリングホルダ、及び、導電部からなる第一アース経路により多くの電磁ノイズを流すことができるので、ステータから発生する電磁ノイズをより一層効率的に遮断及び吸収することができる。
請求項4に記載のブラシレスモータは、請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載のブラシレスモータにおいて、前記センターピースに対して前記第二ベアリングを軸方向に予圧する金属製の予圧部材をさらに備え、前記予圧部材が、前記第二ベアリングと前記導電部とを電気的に接続するものである。
このブラシレスモータによれば、センターピースに対して第二ベアリングを軸方向に予圧する金属製の予圧部材を、第二ベアリングと導電部との電気的な接続に利用しているので、部材点数の増加を抑制して低コスト化を図ることができる。
請求項5に記載のブラシレスモータは、請求項4に記載のブラシレスモータにおいて、前記導電部が、前記予圧部材を介して前記第二ベアリングと対向すると共に、前記予圧部材と接触する接触部を有するものである。
このブラシレスモータによれば、導電部は、予圧部材を介して第二ベアリングと対向する接触部を有し、この接触部は、予圧部材と接触する。従って、接触部と予圧部材との接触圧を確保することができ、ひいては、接触部と予圧部材との間の電気抵抗を低減することができる。これにより、ロータハウジング、出力軸、第二ベアリング、及び、導電部からなる第二アース経路により多くの電磁ノイズを流すことができるので、ステータから発生する電磁ノイズをより一層効率的に遮断及び吸収することができる。
請求項6に記載のブラシレスモータは、請求項1〜請求項5のいずれか一項に記載のブラシレスモータにおいて、前記ベアリングホルダが、前記第一ベアリングが圧入されたホルダ部を有し、前記ステータに設けられた金属製のステータコアと前記ホルダ部との間に、防振部材及び導電性弾性部材が介在されたものである。
このブラシレスモータによれば、ステータコアとホルダ部との間には、防振部材及び導電性弾性部材が介在されているので、ステータコアの防振性を確保しつつ、ステータコアのがたつきを抑制することができる。また、導電性弾性部材によって、ベアリングホルダ(ホルダ部)とステータコアとが電気的に接続されるので、ロータハウジング、出力軸、第一ベアリング、ベアリングホルダ、及び、導電部を含む第一アース経路に、ステータコアを含めることができる。これにより、ステータから発生する電磁ノイズをより一層効率的に遮断及び吸収することができる。
請求項7に記載のブラシレスモータは、請求項1〜請求項5のいずれか一項に記載のブラシレスモータにおいて、前記ベアリングホルダが、前記第一ベアリングが圧入されたホルダ部を有し、前記ステータに設けられた金属製のステータコアと前記ホルダ部との間に、導電性防振部が介在されたものである。
このブラシレスモータによれば、ステータコアとホルダ部との間には、導電性防振部が介在されているので、ステータコアの防振性を確保することができる。また、導電性防振部によって、ベアリングホルダ(ホルダ部)とステータコアとが電気的に接続されるので、ロータハウジング、出力軸、第一ベアリング、ベアリングホルダ、及び、導電部を含む第一アース経路に、ステータコアを含めることができる。これにより、ステータから発生する電磁ノイズをより一層効率的に遮断及び吸収することができる。さらに、導電性防振部が、防振性と導電性を兼ね備えるので、部品点数を削減することができ、コストダウンすることができる。
請求項8に記載のブラシレスモータは、請求項4又は請求項5に記載のブラシレスモータにおいて、前記導電部が、ターミナル部材を有し、前記ターミナル部材に、前記予圧部材が一体に形成されたものである。
このブラシレスモータによれば、ターミナル部材には、予圧部材が一体に形成されているので、部品点数を削減することができ、コストダウンすることができる。
本発明の一実施形態に係るブラシレスモータの縦断面図である。 第二ベアリング周辺部の拡大図である。 センターピースの底壁面図である。 ベアリングホルダ及びセンターピースの斜視図である。 ベアリングホルダ周辺部の拡大図である。 第一アース経路及び第二アース経路を示す図である。 本発明の一実施形態に係るブラシレスモータの変形例を示す図である。 導電性弾性部材の斜視図である。 本発明の一実施形態に係るブラシレスモータの他の変形例を示す図である。 導電部材の斜視図である。
以下、図面に基づき、本発明の一実施形態について説明する。
図1に示されるように、ブラシレスモータ10は、出力軸12、ロータ14、ステータ16、第一ベアリング18、第二ベアリング20、ベアリングホルダ22、センターピース24、及び、駆動回路26を備える。
出力軸12は、金属製の丸棒材により形成されている。ロータ14は、ロータハウジング28及びマグネット30を有する。ロータハウジング28は、周壁部32及び天壁部34を有する有天円筒状に形成されている。天壁部34の中央部に形成された筒状部36の内側には、出力軸12が圧入されており、これにより、ロータハウジング28は、出力軸12に一体回転可能に固定されている。ロータハウジング28は、金属製とされており、出力軸12と導通されている。マグネット30は、周壁部32の内周面に固着されている。
ステータ16は、ステータコア38、一対のインシュレータ40,42、及び、複数の巻線44を有する。ステータコア38は、放射状に延びる複数のティース部46を有する。一対のインシュレータ40,42は、ステータコア38の軸方向両側からステータコア38に装着されており、ステータコア38の表面を絶縁している。巻線44は、一対のインシュレータ40,42を介して各ティース部46に巻回されている。このステータ16は、ロータハウジング28の内側に収容されており、マグネット30と径方向に対向している。
第一ベアリング18及び第二ベアリング20には、一例として、それぞれボールベアリングが用いられている。第一ベアリング18は、内輪50、外輪52、及び、転動体54を有し、同様に、第二ベアリング20は、内輪60、外輪62、及び、転動体64を有する。第一ベアリング18の内輪50、外輪52、及び、転動体54は、金属製とされており、同様に、第二ベアリング20の内輪60、外輪62、及び、転動体64は、金属製とされている。
第一ベアリング18において、内輪50と外輪52とは、転動体54を介して導通されており、第二ベアリング20において、内輪60と外輪62とは、転動体64を介して導通されている。この第一ベアリング18及び第二ベアリング20は、出力軸12の軸方向に離間して設けられている。各内輪50,60の内側には、出力軸12が圧入されており、これにより、第一ベアリング18及び第二ベアリング20は、出力軸12に組み付けられている。
ベアリングホルダ22は、ホルダ部70及び円筒部72を有する。ホルダ部70は、円筒部72よりも大径の円環状に形成されている。このホルダ部70の内側には、第一ベアリング18が圧入されており、これにより、第一ベアリング18は、ホルダ部70に保持されている。このホルダ部70は、ステータ16の軸方向一方側に位置する。ベアリングホルダ22は、金属製とされており、このベアリングホルダ22と第一ベアリング18の外輪52とは、導通されている。
円筒部72は、ホルダ部70と同軸上に設けられており、ホルダ部70から第二ベアリング20の側に延出されている。円筒部72の内側には、出力軸12が挿通されている。
センターピース24は、樹脂製とされており、本体部74及び軸部76を有する。本体部74は、概略平板状に形成されている。この本体部74は、ステータ16に対する天壁部34と反対側に位置しており、ロータハウジング28の開口部78と対向している。
軸部76は、概略円筒状に形成されており、本体部74の中心部からステータ16の側に突出している。軸部76の内側には、上述のベアリングホルダ22の円筒部72が圧入されており、これにより、ベアリングホルダ22は、センターピース24に保持されている。また、軸部76は、環状に形成されたステータコア38の内側に圧入されており、これにより、ステータコア38を含むステータ16の全体は、センターピース24に保持されている。
さらに、センターピース24には、ステータ16の軸方向他方側に位置する台座部80が形成されており、ステータ16は、上述のホルダ部70及び台座部80により軸方向の両側から挟持されて固定されている。本体部74の中央部における軸部76と反対側には、軸部76が突出する側と反対側に開口する凹状の収容部82が形成されている。収容部82は、底壁面84及び周壁面86(図2参照)を有する。この収容部82の内側には、第二ベアリング20が圧入されており、これにより、第二ベアリング20は、センターピース24の本体部74に保持されている。
駆動回路26は、ステータ16を駆動させるものであり、本体部74に対するステータ16と反対側に配置されている。この駆動回路26は、基板90と、この基板90に実装された複数の電子部品を有する。この複数の電子部品には、例えば、複数の巻線44と電気的に接続されて複数の巻線44に流れる電流の向きを切り替えるスイッチング素子や、このスイッチング素子の切替動作を制御する制御素子等が含まれる。基板90の表面には、グラウンド部92(GND)が設けられている。
また、上述のセンターピース24のうち、本体部74におけるステータ16と反対側の面74Aの全面と、軸部76の内周面76Aとには、導電性を有するメッキ層94が形成されている。図1,図2において、メッキ層94は、二点鎖線で示されている。このメッキ層94は、軸部76の内周面76Aにおいてベアリングホルダ22の円筒部72の外周面と接触し、センターピース24の本体部74に形成された接続部96において駆動回路26のグラウンド部92に接触している。そして、このメッキ層94を介してベアリングホルダ22とグラウンド部92とは電気的に接続されている。
また、図2に示されるように、収容部82の底壁面84は、第二ベアリング20の外輪62と軸方向に隙間を有して対向しており、この底壁面84と外輪62との間には、金属製の予圧部材98が介在されている。この予圧部材98は、一例として、ウェーブワッシャであり、底壁面84に対して第二ベアリング20の外輪62を軸方向に予圧している。
底壁面84には、上述のメッキ層94が及んでおり、メッキ層94のうち底壁面84に形成された部分は、接触部100とされている。この接触部100は、予圧部材98を介して第二ベアリング20と対向すると共に、予圧部材98と接触している。そして、上述の第二ベアリング20とグラウンド部92とは、予圧部材98及びメッキ層94を介して電気的に接続されている。
また、センターピース24には、図1,図2,図4,図5に示されるように、ターミナル部材102が設けられている。このターミナル部材102は、第一環状部104、第二環状部106、及び、帯状部108を有する。
第一環状部104は、図4に示されるように、ターミナル部材102の一端に形成されている。この第一環状部104は、円筒部72におけるホルダ部70と反対側の端部の周囲に沿って設けられている。底壁面84には、円筒部72の周囲に沿って延びる環状の溝110が形成されており、第一環状部104は、溝110に収容されている。
円筒部72におけるホルダ部70と反対側の端部には、複数のかしめ片112が形成されており、このかしめ片112がかしめられて底壁面84側に折り曲げられることにより、第一環状部104は、かしめ片112と底壁面84に形成された溝110の底面との間に挟持されている。そして、第一環状部104がかしめ片112と溝110の底面との間に挟持されることにより、この第一環状部104は、円筒部72を含むベアリングホルダ22と密着状態で導通されている。
第二環状部106は、ターミナル部材102の他端に形成されている。この第二環状部106は、本体部74から突出する円柱状の接続部96に装着されている。帯状部108は、帯状に延びており、第一環状部104と第二環状部106とを接続している。収容部82の底壁面84と周壁面86とには、溝114が形成されており、帯状部108は、溝114に収容されている。そして、この第一環状部104、第二環状部106、及び、帯状部108を有するターミナル部材102を介してベアリングホルダ22とグラウンド部92とは電気的に接続されている。
なお、本実施形態では、上述のメッキ層94及びターミナル部材102により、ベアリングホルダ22及び第二ベアリング20と駆動回路26のグラウンド部92とを電気的に接続する導電部120が形成されている。
次に、本発明の一実施形態の作用及び効果について説明する。
以上詳述したように、本発明の一実施形態に係るブラシレスモータ10によれば、第二ベアリング20及びステータ16を保持するセンターピース24は、樹脂製とされている。従って、例えば、センターピース24が金属製である場合に比して、材料費が安くて済むので、低コスト化を図ることができる。
また、センターピース24には、ベアリングホルダ22及び第二ベアリング20と駆動回路26のグラウンド部92とを電気的に接続する導電部120(メッキ層94及びターミナル部材102)が設けられている。これにより、図6に示されるように、ロータハウジング28、出力軸12、第一ベアリング18、ベアリングホルダ22、及び、導電部120からなる第一アース経路130と、ロータハウジング28、出力軸12、第二ベアリング20、及び、導電部120からなる第二アース経路132とを確立できる。従って、ステータ16を収容する金属製のロータハウジング28からグラウンド部92へのアース経路が一系統である場合に比して、アース経路の数が増すので、ステータ16から発生する電磁ノイズを効率的に遮断及び吸収することができる。
また、導電部120は、メッキ層94及びターミナル部材102を有する簡単な構造であるので、より低コスト化を図ることができる。
また、図5に示されるように、ターミナル部材102の一端には、第一環状部104が形成されており、この第一環状部104は、ベアリングホルダ22の円筒部72にかしめられて固定されている。従って、ターミナル部材102とベアリングホルダ22との接触圧を確保することができ、ひいては、ターミナル部材102とベアリングホルダ22との間の電気抵抗を低減することができる。これにより、ロータハウジング28、出力軸12、第一ベアリング18、ベアリングホルダ22、及び、導電部120からなる第一アース経路130(図6参照)により多くの電磁ノイズを流すことができるので、ステータ16から発生する電磁ノイズをより一層効率的に遮断及び吸収することができる。
また、図2に示されるように、センターピース24に対して第二ベアリング20を軸方向に予圧する金属製の予圧部材98を、第二ベアリング20とメッキ層94との電気的な接続に利用している。従って、部材点数の増加を抑制して低コスト化を図ることができる。
また、メッキ層94は、予圧部材98を介して第二ベアリング20と対向する接触部100を有し、この接触部100は、予圧部材98と接触する。従って、接触部100と予圧部材98との接触圧を確保することができ、ひいては、接触部100と予圧部材98との間の電気抵抗を低減することができる。これにより、ロータハウジング28、出力軸12、第二ベアリング20、及び、導電部120からなる第二アース経路132(図6参照)により多くの電磁ノイズを流すことができるので、ステータ16から発生する電磁ノイズをより一層効率的に遮断及び吸収することができる。
次に、本発明の一実施形態の変形例について説明する。
上述の本発明の一実施形態では、第一ベアリング18及び第二ベアリング20にボールベアリングが用いられているが、第一ベアリング18及び第二ベアリング20にボールベアリング以外の種類のベアリングが用いられても良い。
また、導電部120は、メッキ層94及びターミナル部材102の両方を備えるが、メッキ層94及びターミナル部材102のどちらか一方のみを有していても良い。
また、導電部120がターミナル部材102のみを有する場合に、予圧部材98を介して第二ベアリング20と対向すると共に予圧部材98と接触する接触部は、ターミナル部材102に設けられても良い。
また、導電部120がメッキ層94及びターミナル部材102の両方を備える場合に、予圧部材98を介して第二ベアリング20と対向すると共に予圧部材98と接触する接触部は、ターミナル部材102にのみ設けられても良く、また、メッキ層94及びターミナル部材102の両方に設けられても良い。
また、メッキ層94は、コストの面から好ましくは本体部74におけるステータ16と反対側の面74Aの全面に形成されるが、センターピース24における必要箇所にのみ形成されても良い。
また、ターミナル部材102の一端は、ベアリングホルダ22に、かしめられて固定されているが、ターミナル部材102の持つ弾性により弾性的に接触されていても良い。
また、上述の本発明の一実施形態に係るブラシレスモータ10は、次のように構成されても良い。すなわち、図7に示される変形例において、ブラシレスモータ10は、一対の防振部材140,142と、導電性弾性部材144とを備える。
一対の防振部材140,142は、軸方向に並んで配置されており、軸部76の周囲に設けられている。この一対の防振部材140,142は、例えば、ゴム製とされる。一方の防振部材140は、ホルダ部70と、ステータコア38の内周部から突出する突出部146とによって軸方向に挟持されており、他方の防振部材142は、突出部146と台座部80とによって軸方向に挟持されている。そして、この一対の防振部材140,142によって、ステータコア38は、ベアリングホルダ22及びセンターピース24に対して弾性支持されている。
また、図8に示されるように、導電性弾性部材144は、環状部148と、環状部148の周囲に形成された複数の円弧状のバネ部150とを有する。図7に示されるように、この導電性弾性部材144は、ホルダ部70と、ステータコア38においてティース部46の基端側に形成された円環部48との間に配置され、環状部148は、ホルダ部70に接触し、バネ部150は、円環部48に接触している。
この導電性弾性部材144は、環状部148がホルダ部70に接触し、バネ部150が円環部48に接触することで、ホルダ部70とステータコア38(円環部48)とによって軸方向に挟持されている。そして、この導電性弾性部材144によって、ステータコア38は、ベアリングホルダ22(ホルダ部70)に対して軸方向に付勢されると共に、ベアリングホルダ22(ホルダ部70)と電気的に接続されている。
この図7に示される変形例のように、ステータコア38とホルダ部70との間に、防振部材140及び導電性弾性部材144が介在されると共に、ステータコア38と台座部80との間に防振部材142が介在されていると、ステータコア38の防振性を確保しつつ、ステータコア38のがたつきを抑制することができる。
また、導電性弾性部材144によって、ベアリングホルダ22(ホルダ部70)とステータコア38とが電気的に接続されるので、ロータハウジング28、出力軸12、第一ベアリング18、ベアリングホルダ22、及び、導電部120を含む第一アース経路130(図6参照)に、ステータコア38を含めることができる。これにより、ステータ16から発生する電磁ノイズをより一層効率的に遮断及び吸収することができる。
また、上述の本発明の一実施形態に係るブラシレスモータ10は、上記以外にも、例えば、次のように構成されても良い。すなわち、図9に示される変形例において、ブラシレスモータ10は、例えば導電性を有するゴム等により形成された導電性防振部材152を備える。この導電性防振部材152は、環状に形成された一対の導電性防振部154,156を有する。
この一対の導電性防振部154,156は、軸方向に並んで配置されており、軸部76の周囲に設けられている。一方の導電性防振部154は、ホルダ部70と、ステータコア38の内周部から突出する突出部146とによって軸方向に挟持されており、他方の導電性防振部156は、突出部146と台座部80とによって軸方向に挟持されている。そして、この一対の導電性防振部154,156を有する導電性防振部材152によって、ステータコア38は、ベアリングホルダ22及びセンターピース24に対して弾性支持されている。
この図9に示される変形例のように、ステータコア38とホルダ部70との間に、導電性防振部154が介在されると共に、ステータコア38と台座部80との間に導電性防振部156が介在されていると、ステータコア38の防振性を確保することができる。
また、導電性防振部154によって、ベアリングホルダ22(ホルダ部70)とステータコア38とが電気的に接続されるので、ロータハウジング28、出力軸12、第一ベアリング18、ベアリングホルダ22、及び、導電部120を含む第一アース経路130(図6参照)に、ステータコア38を含めることができる。これにより、ステータ16から発生する電磁ノイズをより一層効率的に遮断及び吸収することができる。
さらに、導電性防振部材152(導電性防振部154)が、防振性と導電性を兼ね備えるので、部品点数を削減することができ、コストダウンすることができる。
また、図10に示されるように、上述の本発明の一実施形態において、ターミナル部材102には、第一環状部104(図1参照)の代わりに、予圧部材98(ウェーブワッシャ)が一体に形成されていても良い。この図10に示される変形例が適用される場合、第一環状部104(図1参照)は、例えば廃止される。このように、ターミナル部材102に予圧部材98が一体に形成されていると、予圧部材98が別部材である場合に比して、部品点数を削減することができ、コストダウンすることができる。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は、上記に限定されるものでなく、上記以外にも、その主旨を逸脱しない範囲内において種々変形して実施可能であることは勿論である。
10…ブラシレスモータ、12…出力軸、14…ロータ、16…ステータ、18…第一ベアリング、20…第二ベアリング、22…ベアリングホルダ、24…センターピース、26…駆動回路、28…ロータハウジング、30…マグネット、32…周壁部、34…天壁部、36…筒状部、38…ステータコア、40,42…インシュレータ、44…巻線、46…ティース部、50,60…内輪、52,62…外輪、54,64…転動体、70…ホルダ部、72…円筒部、74…本体部、76…軸部、78…開口部、80…台座部、82…収容部、84…底壁面、86…周壁面、90…基板、92…グラウンド部、94…メッキ層、96…接続部、98…予圧部材、100…接触部、102…ターミナル部材、104…第一環状部、106…第二環状部、108…帯状部、110…溝、112…かしめ片、114…溝、120…導電部、130…第一アース経路、132…第二アース経路、140,142…防振部材、144…導電性弾性部材、146…突出部、148…環状部、150…バネ部、152…導電性防振部材、154,156…導電性防振部

Claims (8)

  1. 金属製の出力軸と、
    周壁部及び天壁部を有し前記出力軸に固定された金属製のロータハウジングと、前記周壁部の内周面に固着されたマグネットとを有するロータと、
    前記ロータハウジングの内側に収容されると共に、前記マグネットと径方向に対向するステータと、
    前記出力軸に組み付けられた金属製の第一ベアリング及び第二ベアリングと、
    前記第一ベアリングを保持する金属製のベアリングホルダと、
    前記第二ベアリング及び前記ステータを保持する樹脂製のセンターピースと、
    前記ステータを駆動させる駆動回路と、
    前記センターピースに設けられ、前記ベアリングホルダ及び第二ベアリングと前記駆動回路のグラウンド部とを電気的に接続する導電部と、
    を備えるブラシレスモータ。
  2. 前記導電部は、メッキ層及びターミナル部材の少なくとも一方を有する、
    請求項1に記載のブラシレスモータ。
  3. 前記導電部は、ターミナル部材を有し、
    前記ターミナル部材の一端は、前記ターミナル部材の持つ弾性により前記ベアリングホルダに弾性的に接触されているか、又は、前記ベアリングホルダに固定されている、
    請求項2に記載のブラシレスモータ。
  4. 前記センターピースに対して前記第二ベアリングを軸方向に予圧する金属製の予圧部材をさらに備え、
    前記予圧部材は、前記第二ベアリングと前記導電部とを電気的に接続している、
    請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載のブラシレスモータ。
  5. 前記導電部は、前記予圧部材を介して前記第二ベアリングと対向すると共に、前記予圧部材と接触する接触部を有する、
    請求項4に記載のブラシレスモータ。
  6. 前記ベアリングホルダは、前記第一ベアリングが圧入されたホルダ部を有し、
    前記ステータに設けられた金属製のステータコアと前記ホルダ部との間には、防振部材及び導電性弾性部材が介在されている、
    請求項1〜請求項5のいずれか一項に記載のブラシレスモータ。
  7. 前記ベアリングホルダは、前記第一ベアリングが圧入されたホルダ部を有し、
    前記ステータに設けられた金属製のステータコアと前記ホルダ部との間には、導電性防振部が介在されている、
    請求項1〜請求項5のいずれか一項に記載のブラシレスモータ。
  8. 前記導電部は、ターミナル部材を有し、
    前記ターミナル部材には、前記予圧部材が一体に形成されている、
    請求項4又は請求項5に記載のブラシレスモータ。
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