JP2016082287A - 画像提供システム、携帯端末装置、携帯端末装置の制御方法、及び携帯端末装置の制御プログラム - Google Patents

画像提供システム、携帯端末装置、携帯端末装置の制御方法、及び携帯端末装置の制御プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】容易に、画像提供装置による画像の提供を受けることができる画像提供システムを提供する。
【解決手段】写真シール遊戯システムは、ユーザがプレイを行う写真シール作成装置1と、プレイにより写真シール作成装置1で撮影された画像又はそれに基づく画像をユーザに提供する画像提供サーバ601と、画像提供サーバ601により提供される画像を表示部に表示可能な携帯端末701とを備える。写真シール作成装置1は、プレイにより撮影された画像又はそれに基づく画像とプレイに関する属性情報とを対応付けて画像提供サーバ601に送信しS52、それと共に画像を属性情報に対応するシールIDと共にシールにプリントして出力するS53。携帯端末701は、カメラにより撮像することでシールにプリントされたシールIDを認識し、その結果に基づいて、画像提供サーバ601に画像の提供要求を行う(S60)。
【選択図】図5

Description

この発明は画像提供システム、携帯端末装置、携帯端末装置の制御方法、及び携帯端末装置の制御プログラムに関し、特に、写真撮影遊戯装置でカメラにより撮影して得た画像を画像提供装置によりユーザに提供する画像提供システム、携帯端末装置、携帯端末装置の制御方法、及び携帯端末装置の制御プログラムに関する。
ゲームセンタなどに設置され、装置利用者(ユーザ、プレイヤ)などの写真を撮影して画像を生成する写真撮影遊戯装置が知られている。写真撮影遊戯装置としては、複数の撮影画像に対して落書き編集(ペンによる書き込みやスタンプの配置など)を行い、落書き編集後の画像をシートに印刷してユーザに提供する写真シール作成装置が一般的に知られている。
近年、このような写真シール作成装置を用いて生成した提供用の画像を画像提供サーバを介してユーザに提供することができる、画像提供システムが用いられている。ユーザは、画像提供サーバにより提供される画像データを携帯端末装置などにダウンロードし、ダウンロードした画像を、例えば自身のブログ(ウェブログ)やSNS(ソーシャルネットワーキングサービス)などのウェブサービスに投稿するなどして利用することができる。
画像提供サーバによりユーザの携帯端末装置に画像を提供する方法には、主に、例えば特許文献1に記載されているような、2つの方法がある。
第1の方法は、写真シール作成装置によりシートに画像を取得するための固有のIDを印字しておき、ユーザに所定のウェブページにアクセスさせ、そのIDを入力させるという方法である。IDは、携帯端末装置にインストールされた画像取得用のアプリケーション(以降、アプリということがある。)を用いて入力させてもよい。このような場合、ユーザは、ウェブページやアプリによって表示されるID入力画面にIDを入力することで、提供される画像を取得できる。
第2の方法は、例えば、画像提供サーバからユーザに画像を取得するためのURLを通知することによるものである。すなわち、写真シール作成装置は、ユーザから入力されたメールアドレスを、画像及び固有のIDと共にサーバに送信する。画像提供サーバは、それに基づいて、ユーザのメールアドレスあてに画像を取得するためのURLを記載した電子メールを送信する。ユーザは、その電子メールを受信し、電子メールに記載されたURLに基づいて、ウェブブラウザにより画像提供用のウェブページにアクセスすることで、提供される画像を取得することができる。電子メールで通知されるURLは、例えば画像を取得するための画像ID等の識別子が引数に含まれている固有のものであり、ユーザは、自ら画像を取得するためのIDを入力する操作などを行う必要がなく、容易な操作で画像を取得することができる。したがって、このような第2の方法が用いられることが多い。
しかしながら、上記第2の方法にも様々な問題がある。すなわち、写真シール作成装置でメールアドレスを入力する操作が必要であり、入力に時間を要するため、プレイ時間が長くなる。入力操作ができる時間に制限を設けると、その制限時間内に入力操作が完了しないことがある。また、ユーザが誤ったメールアドレスを入力すると、ユーザに電子メールが送信されず、ユーザに画像を取得するためのURLが通知されなくなる。
また、特に近年では、自身のメールアドレスの取り扱いに慎重になり、メールアドレスの入力に抵抗感を持つユーザも多い。
そこで、メールアドレスを入力せずに画像を提供する方法も考えられている。
例えば、特許文献2には、写真撮影プリント装置に備わるディスプレイに表示したコードを利用して画像の提供を行う例が記載されている。すなわち、ユーザは、表示されたコードを、そのコードの読み取りに対応した、ユーザの携帯電話機にインストールされているアプリで読み取ることで、携帯電話機のメーラーから画像保存サーバにメールを送信する。これにより、自身のメールアドレスを画像保存サーバに通知でき、メールアドレスの入力をせずに、画像の提供を受けることができる。
また、特許文献3に示されるように、写真シール作成装置に非接触通信部を設け、非接触通信を行うことができる携帯端末装置との間で通信を行うことが記載されている。携帯端末装置を非接触通信部にタッチさせることで、写真シール作成装置から携帯端末装置に画像を取得するための情報を送信することができ、ユーザは、送信された情報に基づいてサーバにアクセスすることにより、提供される画像を取得できる。
特開2007−325238号公報 特開2008−191714号公報 特開2012−234026号公報
しかしながら、上述の特許文献2や特許文献3に記載されているような方法では、次のような問題がある。
特許文献2に記載されているようにコードを読み取る方法は、予めユーザの携帯電話機にコードを読み取るための専用アプリがインストールされていないと利用できない。写真シール作成装置のメインのユーザ層である女子中高生が用いる携帯端末装置に、このような専用アプリがインストールされていることは少ない。また、写真シール作成装置の各操作画面には制限時間が設けられているところ、携帯端末装置に専用アプリがインストールされていても、制限時間内にアプリを起動してコードをスムーズに読み取るのは難しい。
また、特許文献3に記載されているように、非接触通信により携帯端末装置に情報を送信する方法を利用するには、非接触通信を行うことが可能な携帯端末装置を用いることが不可欠である。また、写真シール作成装置に非接触通信部を配置する必要があるため、写真シール作成装置の製造コストが高くなる。
さらにまた、これらのいずれの方法であっても、これらの機能が備わる機種の写真シール作成装置を用いた場合にしか利用することができないという問題がある。すなわち、既に市場に設置されている写真シール作成装置でこれらの方法を利用するには、コードを表示できるようにしたり非接触通信部を設けたりというように、装置の改修や、プログラムの更新等を行うことが必要である。
このように、特許文献2や特許文献3に記載されているような方法にも問題がある。そのため、プレイ中に写真シール作成装置により入力を受け付けたメールアドレスに基づいて電子メールで通知する第2の方法や、出力されたシートに印字されたIDをID入力画面に入力させる第1の方法が、それぞれ問題があるにもかかわらず、主として用いられている。
なお、第1の方法には、IDの桁数が多く入力が面倒であるというような問題のほか、次のような問題もある。すなわち、一般に、プレイの結果出力されるシートには、プレイにより撮影された画像に基づく画像が大きくプリントされ、ID等の情報は、できるだけ小さくプリントされる。したがって、出力されたシートにおいて、IDは見えにくい。また、IDの文字数(桁数)は多い。したがって、IDを見間違えたり入力操作を間違えたりするなどして、ID入力画面への入力時に、IDが誤って入力されることが多い。
この発明はそのような問題点を解決するためになされたものであり、容易に、画像提供装置による画像の提供を受けることができる画像提供システム、携帯端末装置、携帯端末装置の制御方法、及び携帯端末装置の制御プログラムを提供することを目的としている。
上記目的を達成するためこの発明のある局面に従うと、ユーザがプレイを行う写真撮影遊戯装置と、写真撮影遊戯装置と通信可能な画像提供装置と、画像提供装置により提供される画像を表示部に表示可能な携帯端末装置とを備える画像提供システムにおいて、写真撮影遊戯装置は、プレイにより撮影された画像又はそれに基づく画像とプレイに関する属性情報とを対応付けて画像提供装置に送信する画像送信手段と、プレイにより撮影された画像又はそれに基づく画像を、属性情報に対応する識別符号と共に用紙にプリントして出力する出力手段とを有し、携帯端末装置は、出力手段により出力された用紙を撮像する撮像手段と、撮像手段の撮像結果に基づいて、用紙にプリントされた識別符号を認識する認識手段と、認識手段の認識結果に基づいて画像提供装置に画像の提供要求を行う要求手段とを有し、画像提供装置は、画像送信手段により送信された情報を記録する記録手段と、要求手段による提供要求と記録手段により記録された情報とに基づいて画像を提供する提供手段とを有する。
好ましくは、認識手段は、1つの用紙について行われた撮像手段による複数回の撮像結果を用いて、識別符号の認識を複数回行い、要求手段は、認識手段が行った複数回の認識結果に基づいて、提供要求を行う。
好ましくは、認識手段は、撮像手段の撮像と並行して認識を行う。
好ましくは、出力手段は、識別符号と共に、予め定められた認識用表示を用紙にプリントして出力し、認識手段は、認識用表示の認識結果に基づいて、識別符号の認識を行う。
好ましくは、要求手段は、認識手段により認識された識別符号が予め定められた形式のものであるか否かを判定し、その判定結果に基づいて提供要求を行う。
好ましくは、携帯端末装置は、認識手段により認識された識別符号が要求手段により予め定められた形式のものではないと判別されたとき、その判別結果に基づいて通知動作を行う通知手段をさらに有する。
この発明の他の局面に従うと、ユーザが行ったプレイにより写真撮影遊戯装置で撮影された画像又はそれに基づく画像の提供を写真撮影遊戯装置と通信可能な画像提供装置から受けて、その画像を表示部に表示可能な携帯端末装置は、プレイにより写真撮影遊戯装置から出力された用紙を撮像する撮像手段と、撮像手段の撮像結果に基づいて、用紙にプリントされた識別符号を認識する認識手段と、認識手段の認識結果に基づいて画像提供装置に画像の提供要求を行う要求手段とを備える。
この発明のさらに他の局面に従うと、ユーザが行ったプレイにより写真撮影遊戯装置で撮影された画像又はそれに基づく画像の提供を写真撮影遊戯装置と通信可能な画像提供装置から受けて、その画像を表示部に表示可能な携帯端末装置の制御方法は、プレイにより写真撮影遊戯装置から出力された用紙を撮像する撮像ステップと、撮像ステップの撮像結果に基づいて、用紙にプリントされた識別符号を認識する認識ステップと、認識ステップの認識結果に基づいて画像提供装置に画像の提供要求を行う要求ステップとを備える。
この発明のさらに他の局面に従うと、ユーザが行ったプレイにより写真撮影遊戯装置で撮影された画像又はそれに基づく画像の提供を写真撮影遊戯装置と通信可能な画像提供装置から受けて、その画像を表示部に表示可能な携帯端末装置の制御プログラムは、プレイにより写真撮影遊戯装置から出力された用紙を撮像する撮像ステップと、撮像ステップの撮像結果に基づいて、用紙にプリントされた識別符号を認識する認識ステップと、認識ステップの認識結果に基づいて画像提供装置に画像の提供要求を行う要求ステップとをコンピュータに実行させる。
これらの発明に従うと、携帯端末装置は、写真撮影遊戯装置から出力された用紙の撮像結果に基づいて、用紙にプリントされた識別符号を認識し、その認識結果に基づいて画像提供装置に画像の提供要求を行う。したがって、容易に、画像提供装置による画像の提供を受けることができる画像提供システム、携帯端末装置、携帯端末装置の制御方法、及び携帯端末装置の制御プログラムを提供することができる。
本発明の実施の形態の1つにおける写真シール遊戯システムのネットワーク接続例を示す図である。 写真シール作成装置のハードウェア構成を示す側面図である。 写真シール作成装置のハードウェア構成を示す平面図である。 写真シール作成装置を用いたプレイを示すフローチャートである。 ユーザのプレイ時における写真シール作成装置とサーバとの動作を大まかに示すシーケンス図である。 送信画像選択画面の一例を示す図である。 プレイにより排出されるシールの一例を示す図である。 上述の例とはデザインが異なるシールの一例を示す図である。 サーバで管理されるデータベースの構成例を示す図である。 画像保管サービスへの画像の記憶処理について説明するフローチャートである。 アプリのプッシュ通知関連設定の流れを示すシーケンス図である。 会員データベースへのトークンの登録について示す図である。 受信後判別処理及びその後の通知処理の流れを示すフローチャートである。 メール通知が行われてウェブブラウザで画像が取得される場合の、携帯端末及びサーバの動作を示すシーケンス図である。 無料会員が画像の提供を受ける場合の携帯端末の表示画面の遷移の例を示す図である。 有料会員が画像の提供を受ける場合の携帯端末の表示画面の遷移の例を示す図である。 プッシュ通知が行われて携帯端末で動作するアプリで画像が取得される場合の、携帯端末及びサーバの動作を示すシーケンス図である。 アプリにより画像の提供を受ける場合の携帯端末の表示画面の遷移の例を示す第1の図である。 アプリにより画像の提供を受ける場合の携帯端末の表示画面の遷移の例を示す第2の図である。 アプリにより画像の提供を受ける場合の携帯端末の表示画面の遷移の例を示す第3の図である。 アプリにより画像の提供を受ける場合の携帯端末の表示画面の遷移の例を示す第4の図である。 アプリにより画像の提供を受ける場合の携帯端末の表示画面の遷移の例を示す第5の図である。 ID取得処理を示すフローチャートである。 検出処理を示すフローチャートである。 ID取得処理において携帯端末に表示される画面の一例を示す図である。 再通知処理の一例を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施の形態における写真シール遊戯システムの一例について説明する。
写真シール遊戯システム(画像提供システムの一例)は、写真シール作成装置(写真撮影遊戯装置の一例)と、画像提供サーバ(画像提供装置の一例)と、写真シール作成装置でプレイを行うユーザが所有する携帯端末装置とで構成されている。画像提供サーバは、ユーザが写真シール作成装置でプレイを行ったときに撮影された複数の画像(画像データ)を、写真シール作成装置から取得する。そして、取得した複数の画像を、プレイを行ったユーザに対して提供する。ユーザは、例えば携帯端末装置を利用して画像提供サーバから画像の提供を受けることができる。
写真シール作成装置は、ユーザをカメラを用いて撮影して得た撮影画像を用いて、ユーザに提供するシールを出力するほか、種々の機能を実行する。写真シール作成装置は、撮影画像を用いて、ユーザに提供するための撮影画像に基づく提供画像を生成し、その画像を画像提供サーバに送信する。これにより、画像提供サーバにより、その画像がユーザに提供される。なお、ユーザに提供される画像は、画像提供サーバで加工されたものであってもよいし、撮影画像であってもよい。すなわち、ユーザに対しては、写真シール作成装置で撮影された画像又はそれに基づく画像が提供される。
[実施の形態]
図1は、本発明の実施の形態の1つにおける写真シール遊戯システムのネットワーク接続例を示す図である。
写真シール作成装置1は、画像提供サーバ(以下、単にサーバということがある)601や携帯端末装置(以下、携帯端末ということがある)701(701a,701b)などと共に、写真シール遊戯システム901を構成する。写真シール作成装置1は、例えばゲームセンタなど、様々な店舗に設置されている。サーバ601は、例えば、データセンタで管理されている。携帯端末701は、例えば、写真シール作成装置1でプレイするユーザ(利用者)が所有するものである。写真シール遊戯システム901の各装置は、例えば、インターネットなどのネットワーク801に接続されている。これにより、写真シール作成装置1や携帯端末701は、ネットワーク801を介して、サーバ601と通信可能である。なお、写真シール作成装置1と携帯端末701とが互いに通信可能であってもよい。
画像提供サーバ601は、一般的なハードウェア構成を有する電子計算機であり、通信部603と、記憶部605と、装置の各部を制御する制御部650などを有している。通信部603は、LAN(構内情報通信網)などを経由して、サーバ601をネットワーク801に接続する。記憶部605は、例えばHDD(Hard Disk Drive)である。記憶部605には、制御プログラム607が記憶されている。制御部650は、例えばCPUやメモリなどで構成されている。制御部650は、制御プログラム607などを実行することで、サーバ601の各部の動作を制御する。
携帯端末701は、例えば、いわゆるスマートフォンである。携帯端末701は、通信部703と、記憶部705と、制御部750とを有している。通信部703は、例えば、無線LANや携帯電話網を通じてネットワーク801に接続可能である。記憶部705は、例えばフラッシュメモリである。記憶部705には、制御プログラム707が記憶されている。携帯端末701は、さらに、操作部711や、表示部713や、カメラ715などを有している。制御部750は、例えばCPUやメモリなどで構成されている。制御部750は、制御プログラム707などを実行することで、携帯端末701の各部の動作を制御する。
写真シール作成装置1は、プレイ時に生成された画像をサーバ601に送信する。サーバ601は、送信された画像を記憶する。サーバ601は、画像を、それを送信したユーザのデータに対応させて管理する。サーバ601は、携帯端末701などからのアクセスを受け付け、携帯端末701を所有するユーザに対応する画像を、その携帯端末701に対して公開する機能などを有している。これにより、ユーザは、携帯端末701を用いて、サーバ601に記憶されている画像を取得可能である。
[写真シール作成装置1の概略構成]
図2は、写真シール作成装置1のハードウェア構成を示す側面図である。図3は、写真シール作成装置1のハードウェア構成を示す平面図である。
図2に示されるように、写真シール作成装置1は、前部筐体(撮影筐体)510、背部筐体540、及び編集出力装置570を有している。前部筐体510、背部筐体540、及び編集出力装置570は、互いに並べられて1台の写真シール作成装置1として用いられる。
前部筐体510には、外部モニタ521やコイン投入部525などが配置された事前接客部520が設けられている。事前接客部520は、写真シール作成装置1の前部筐体510の一方の側面に配置されている。前部筐体510の内側には、正面照明装置511、カメラ515、及び操作モニタ517などが配置されている。
編集出力装置570の前部には、シール排出口575が設けられている。編集出力装置570の両側部には、それぞれ、編集モニタ581、タッチペン583、非接触通信装置585、及びスピーカ587などを有する編集受付部580が設けられている。
図3に示されるように、前部筐体510と背部筐体540とが組み合わせられることにより、撮影コーナー(撮影ブース)が形成される。撮影コーナーの両側方は開口部となるが、この開口部は、カーテン(図示せず)で覆うことができる。
上述のように、写真シール作成装置1には、種々のモニタ(外部モニタ521、操作モニタ517、編集モニタ581など)が配置されている。これらのモニタは、プレイ中には種々の案内が表示されるとともに、ユーザによる操作入力を受け付ける。
図1に示されるように、写真シール作成装置1は、例えばPC(パーソナルコンピュータ)のような、CPU(図示せず)、メモリ(図示せず)、画像処理部503、記憶部(例えばフラッシュメモリやHDDなど)505、及び通信部(ネットワーク801に接続するためのPHS通信モジュールなど)509などで構成された制御部501を有している。また、写真シール作成装置1には、シールを出力するプリンタ571が設けられている。
写真シール作成装置1は、制御部501が記憶部505に記憶されている制御プログラム507に基づいて実行する制御動作に基づいて、種々の機能を実行する。なお、写真シール作成装置1は、撮影コーナー側に設けられたPCと落書きコーナー側に設けられたPCとが連携してこのような制御部501の動作が行われるように構成されていてもよい。
図4は、写真シール作成装置1を用いたプレイを示すフローチャートである。
本実施の形態において、写真シール作成装置1を用いたプレイは、大まかに、次のような4つの段階を順にたどるようにして行われる。
事前接客部520のコイン投入部525に規定枚数の硬貨が投入されると、プレイが開始する。ステップS1において、外部モニタ521における受け付けが行われる。このとき、図3において示されるP1の位置にユーザが立つ。この段階では、撮影を開始する前に、撮影、編集、作成される画像やシートなどの各種プレイに関する案内及び広告がユーザに対して行われる。また、ユーザは、各種選択操作を行う。
ステップS2において、撮影が行われる。このとき、図3において示されるP2の位置、すなわち撮影コーナー内にユーザが立つ。撮影コーナーでは、事前接客部520で受け付けられた各種選択操作に基づいて、ユーザに対して、各種操作で選択された撮影コースに応じた撮影が行われる。また、それと共に、ユーザによる各種操作が受け付けられ、落書き可能な画像が作成される。
ステップS3において、落書き受け付けが行われる。このとき、図3において示されるP3の位置(落書きコーナー)にユーザが立つ。すなわち、ユーザは、左右いずれか一方の編集受付部580a,580bに対面するように立つ。落書き受け付けでは、撮影コーナーでのプレイが終了したユーザに対して、各種選択作業に関する案内が行われる。そして、ユーザにより行われる、出力するシールなどについての各種選択操作や、落書き操作が受け付けられる。このとき受け付けられた受付結果に基づいて、シールにプリントされる画像の処理が行われる。なお、各編集受付部580a,580bにつき、左右に並んだ2人のユーザが同時に落書き操作等を行うことができる。
ステップS4において、シールの出力が行われる。このとき、図3において示されるP4の位置にユーザが立つ。すなわち、ユーザは、シール排出口575の前方で、シール排出口575からシールが排出されるのを待つ。シール排出口575からシールが排出されると、写真シール作成装置1の近傍で行われる一連の主なプレイは終了する。
このように、4段階に分かれて、ユーザが移動しながらプレイが進むことで、単位時間当たりに写真シール作成装置1を利用可能なユーザ組数が多くなっている。すなわち、最大で、5組のユーザが、写真シール作成装置1を利用できる。落書き受け付けは時間がかかるため、2つの編集受付部580a,580bを用いて、同時に2組のユーザが落書き受け付けの段階をプレイできるように構成されている。
なお、写真シール作成装置1のハードウェア構成は公知のものであるので、ここでの詳細な説明は省略する。写真シール作成装置1は、上記とは異なるハードウェア構成を有していてもよい。例えば、シール排出口575の近くには、そこで待機するユーザが見ることができるように表示パネルを設けて、表示パネルを用いてユーザに案内表示を行ったり、広告等を表示したりしてもよい。
[写真シール遊戯システム901の動作の説明]
写真シール作成装置1がサーバ601や携帯端末701と連携して動作を行うことで、写真シール遊戯システム901が次のように動作する。
図5は、ユーザのプレイ時における写真シール作成装置1とサーバ601との動作を大まかに示すシーケンス図である。
プレイを実行するためにユーザから写真シール作成装置1にコインが投入されると、プレイが開始される。この時点が、プレイ開始時刻として記録される。図5に示されるように、ステップS51において、写真シール作成装置1は、撮影及び編集を行う。すなわち、図4において説明した、外部モニタ受付(S1)、撮影(S2)、及び落書き受付(S3)が行われる。ユーザは、編集段階において、落書き編集入力を行うことができる。
編集が終了すると、ユーザは、画像を取得するための情報を受信するためのメールアドレスを入力する操作を写真シール作成装置1に対して行う。また、特に取得したい画像を選択する操作を、写真シール作成装置1に対して行う。
図6は、送信画像選択画面の一例を示す図である。
制御部501は、送信画像選択画面が表示された状態で、携帯端末701に取得させる対象となる画像の選択操作をユーザから受け付ける。図6に示されるように、送信画像選択画面51は、そのプレイで撮影により得られた画像であって、落書き結果が反映された画像のサムネイル画像53a〜53fを含んでいる。送信画像選択画面51が表示されているとき、ユーザが希望する画像を選択すると、当該画像の送信時に、ユーザにより選択された旨の情報が合わせてサーバ601に送信される。
図5に戻って、ステップS52において、写真シール作成装置1は、撮影画像に基づく送信画像データと、メールアドレス(ユーザ情報の一例)とを互いに関連付けて、サーバ601に送信する。このとき、写真シール作成装置1は、送信画像について、属性情報を合わせて送信する。属性情報としては、例えば、その送信画像について、画像ID、シールIDや、撮影日時、撮影モードやプレイコース名などの画像の種類に関する情報や、その他プレイに関する情報などが送信される。
ステップS53において、写真シール作成装置1では、印刷が行われる。印刷が終了すると、シール排出口575から、印刷が完了した用紙(シート;シール)が排出される。
ステップS54において、ユーザは、シール排出口575に排出されたシートを取得する。
一方、写真シール作成装置1からサーバ601にデータが送信されると、ステップS55において、サーバ601は、送信された情報を受信する。
ステップS56において、サーバ601では、受信した情報を用いて、データベース記録処理が行われる。サーバ601は、受信した送信画像データに基づいて携帯端末機用の画像データ(取得用画像データ)を生成し、その画像データをユーザに取得させるための取得ページを通じて閲覧可能に保持する。取得ページは、例えばサーバ601のウェブサーバ機能によって外部から取得可能となるように、保持される。このとき、取得ページにアクセスするための取得用URLが生成される。なお、取得ページの生成や取得用URLの生成はこのタイミングで行われなくてもよいし、次の受信後判別処理の結果に応じて取得ページの生成や取得用URLの生成が行われるか否かが決定されるようにしてもよい。
ステップS57において、受信後判別処理が行われる。受信後判別処理については、後述する。
ステップS58以降の処理(二点鎖線で囲まれた部分)は、受信後判別処理の結果に応じた態様で行われる。ここでは、その一般的な処理の流れを概説する。
ステップS58において、サーバ601は、携帯端末701へ、提供する画像についての取得用情報を通知する。通知先となる携帯端末701は、写真シール作成装置1に入力されたメールアドレスに対応するものである。通知は、後述するように、例えば電子メールを用いた方法や、プッシュ通知による方法などで行われる。
ステップS59において、ユーザの携帯端末701は、取得用情報を受信する。
ステップS60において、ユーザは、携帯端末701を操作し、サーバ601にアクセスする。アクセスは、取得用情報を用いて行うことができる。例えば、取得用URLが通知されたとき、携帯端末701で動作するウェブブラウザなどを用いて、取得用URLにアクセスできる。また、例えば、プッシュ通知によりシールID等が通知されたとき、その情報に基づいて、サーバ601にアクセスできる。
ステップS61において、サーバ601は、携帯端末701からのアクセスに応じた画像保管処理を行う。
ステップS62において、サーバ601は、画像保管処理を行った画像について、携帯端末701からのアクセスに応じて、画像データやその他のデータを携帯端末701に送信する。
ステップS63において、携帯端末701は、サーバ601から送信されたデータを受信し、画像データを取得する。また、取得したデータに基づいて、表示部713に所定の態様で表示を行う。表示は、携帯端末701の制御プログラム707に基づく動作に応じて行われる。これにより、ユーザは、プレイを行った結果、シートを受け取ることができるとともに、携帯端末機用の画像を取得できる。したがって、ユーザにとって、プレイを行う楽しみが増加する。
なお、写真シール作成装置1は、出力するシールに、プレイに関する属性情報に対応する識別符号を印字する。具体的には、例えば、識別符号として、シールIDが印字される。本実施の形態では、シールIDは、所定の桁数(例えば、16桁)の文字列であって、文字列を構成するそれぞれの文字は、数字である。シールは、左右2人のユーザに1枚ずつ出力される。すなわち、シールIDは、1回のプレイにつき2つが生成される。一方のシールIDは左側のユーザに対応し、他方のシールIDは、右側のユーザに対応するものである。シールIDは、プレイと、そのプレイを行った2人のユーザのうち一方とを一意に特定する識別符号である。
ユーザは、上述のようにしてサーバ601から通知された取得用情報を用いるのに代えて、シールに印字されたシールIDを用いて、携帯端末701からサーバ601にアクセスすることで、画像を取得することもできる。この場合、上述のステップS61からステップS63の処理が、同様にして行われる。
図7は、プレイにより排出されるシールの一例を示す図である。
図7を参照して、シール10a中において、斜線部分はプレイ中の撮影により撮影された画像(写真)が配置される部分を示す。シール10aは、縦長形状であり、その上部には、大きめの画像とタイトル部12aとがプリントされている。タイトル部12aには、シール10aのデザインテーマに応じて予め設定された、フレーズ等が含まれる図柄が記載される。シール10aの下部には、クレジット表示領域11aが配置されている。クレジット表示領域11aには、例えば、プレイを行った日時やプレイ後にユーザがアクセス可能なWebページのURLに加えて、シールID13などの情報が示されている。すなわち、シールID13は、例えば、シール10aのデザイン毎に予め設定された位置に、予め設定された態様で印字される。
図8は、上述の例とはデザインが異なるシールの一例を示す図である。
図8に示されるシール10cは、上述のシール10aと比較して、写真の配置や用紙のアスペクト比等が異なるものである。シール10cは、比較的横長のシールである。シール10cの上部には、タイトル部12cが帯状に配置されている。シール10の下部には、クレジット表示領域11cが帯状に配置されている。クレジット表示領域11cには、シールID13等の情報が示されている。
なお、シールIDの位置や印字態様は、これに限られるものではない。シールIDの位置は、シールのデザイン毎に、適宜設定されればよい。なお、シールIDは、それ自体の印字がユーザによって強く望まれているようなものではない。したがって、シールIDが印字されることでシールの美観が損なわれないように、シールIDの位置や、大きさ、色彩、フォントなどの印字態様について、デザイン的な配慮が行われることが望ましい。
[画像送信に関する説明]
本実施の形態において、写真シール作成装置1は、例えば、サーバ601にHTTPリクエスト(POST)を送信することによって、画像を送信する。このとき、1回のリクエスト(送信機会)につき、原則として、1回の撮影で得られた画像が送信される。すなわち、1回のプレイにつき、送信は、原則として、撮影回数だけ行われる。
また、各送信機会には、個々の画像に関する情報を含む、プレイに関する情報が画像のデータと共に送信される。送信時に送信される画像データや、プレイに関する種々の情報は、それぞれ、所定の変数名の変数として送信される。
サーバ601は、送信された情報を受信すると、それに含まれるそれぞれの変数を、その変数名に関する情報として処理する。例えば、サーバ601は、1回の送信機会で送信されたデータを受信する毎に、所定の画像データベースに、送信されたデータに関する情報を記録すると共に、送信された画像を所定の名前で記憶する。
プレイに関する情報としては、種々の属性情報が含められる。例えば、画像を一意に特定する画像IDや、プレイを一意に特定するプレイIDや、左右ユーザの別に付与されるシールIDなどが、画像データの送信時に、それぞれ所定の変数名の変数として送信される。
また、プレイに関する情報として、その画像が選択画像である否かを示す選択画像フラグが含まれる。上述のようにユーザにより選択された画像又は写真シール作成装置1により自動的に選択された画像は、選択画像フラグにより、そのプレイにおいて撮影されて送信される他の画像と区別できる。これにより、サーバ601は、その画像を選択画像として取り扱うことができる。
なお、本実施の形態において、写真シール作成装置1の機種毎に、送信先となるサーバ601のアクセス先URLが異なっている。すなわち、サーバ601は、複数の機種からの送信情報を、それぞれの機種専用のURLで受け付ける。これにより、サーバ601は、送信した写真シール作成装置1の機種を判別可能である。
図9は、サーバ601で管理されるデータベースの構成例を示す図である。
図9に示されるように、サーバ601では、写真シール作成装置1から送信されたデータに基づいて、例えば画像データベース(画像DB)にレコードを記録する。すなわち、送信されたメールアドレス、画像データ、画像ID、シールID、及び選択された画像であるか否かを示すフラグなどが対応付けられて記録される。なお、ここでは図示されないが、受信日時や、プレイが行われた機種に関する情報等、種々の情報が画像データベースに記録される。
また、サーバ601では、会員データベース(会員DB)や未取得データベース(DB)が管理される。
会員データベースは、写真シール遊戯システム901を用いる画像提供サービスに会員登録したユーザを管理するためのものである。会員データベースには、例えば、ユーザのアカウントID、パスワード、電子メールアドレスが対応付けられて記録されている。ここで、会員データベースには、後述のようなプッシュ通知を行うために用いられるトークン(デバイストークン)が記録されている。トークンは、ユーザが保有する携帯端末701にアプリがインストールされている場合において、所定の設定がなされている場合に記録される。また、会員データベースには、その会員が有料会員であるか否かに関する属性情報が記録されている(図示せず)。
未取得データベースは、後述のような画像保管処理が行われたかどうかを管理するためのものである。未取得データベースには、例えば、アカウントID、シールID、写真シール作成装置1からサーバ601に送信されたデータの受信日時等が互いに対応付けられて記録されている。未取得データベースには、例えば、サーバ601から送信されたデータを写真シール作成装置1が受信して画像データベースへの記録が行われたときに、未取得データベースにもそのプレイについてのレコードが追加される。その後、各シールIDについて、ユーザにより画像保管処理が行われたときに、そのレコードが消去される。すなわち、未取得データベースには、画像保管処理が行われていないシールIDについてのレコードが蓄積される。
なお、記録される情報はこれに限らず、適宜設定することができる。また、データベースは、単一のデータベースでなくてもよく、互いに正規化された複数のデータベース等に分かれていてもよい。メールアドレスとアカウントIDとは、会員データベースにおいて対応付けられているものであり、画像データベースや未取得データベースには、それらのいずれか一方が含まれていればよい。
[画像提供サービスの会員制度に関する説明]
写真シール遊戯システム901を利用するユーザは、所定の会員制度を有する画像提供サービスの会員としてユーザ登録されている状態で、サーバ601にアクセスすることで、サーバ601による画像の提供を受けられる。この画像提供サービスの会員制度では、例えば2つの会員種別が設けられている。登録されているユーザは、いずれかの会員種別のユーザとしてのユーザ属性を有している。すなわち、ユーザは、所定の期間毎に画像提供サービスの利用料金を支払っている有料会員と、利用料金を支払うことなく画像提供サービスを利用する無料会員とに分けられる。
画像提供サービスは、サーバ601により管理されている会員データベースを用いて運用されている。ユーザは、例えば携帯端末701を介してサーバ601にアクセスし、ウェブページ等に情報を入力するなどして所定の登録手続を行うことで、会員データベースに会員として登録される。画像を取得しようとするユーザがサーバ601にアクセスすると、サーバ601は、ユーザのアクセスにより得られた情報又はユーザに送信させた情報に基づいて、会員データベースを参照し、そのユーザが会員であるか否かを判別する。例えば、ユーザの電子メールアドレスなどに基づいて、ユーザが会員であるか否かを判別する。また、例えば、サーバ601にアクセスしたユーザに画像提供サービスへのログイン操作を要求することで得られた情報や、画像を提供するためのウェブページを示すURLに付与された会員情報や、携帯端末701の端末固有情報などに基づいて、ユーザが会員であるか否かを判別する。会員であれば、無料会員であるか有料会員であるかに関する属性情報など、そのユーザのユーザ属性を会員データベースから取得し、それに基づいてユーザへの画像の提供を行う。
[画像保管機能についての説明]
ところで、写真シール遊戯システム901を用いた画像提供サービスでは、会員であるユーザ毎に、画像保管機能(例えば「マイアルバム」機能と呼ばれる。)を利用できる。ユーザは、写真シール作成装置1でプレイを行ったとき、所定の手続を行うことで、そのプレイで作成されて提供が可能となった画像をサーバ601の所定の記憶領域に記憶させる。所定の手続は、例えば、サーバ601から通知された情報に基づいて携帯端末701からサーバ601にアクセスしたり、携帯端末701で動作するアプリを利用して、そのプレイを記憶対象として指定する情報をサーバ601に送信したりすることである。一度このような手続を行えば、その後は、画像保管機能を利用して容易にその画像を閲覧したり利用したりすることができる。
画像保管機能では、ユーザの会員種別(ユーザが有料会員であるか無料会員であるか)に応じて、ユーザが利用可能な機能が異なる。具体的には、無料会員であれば、1プレイあたりの保管可能な画像の数や、画像を保管可能なプレイの総数や、保管期間などに制限があるが、有料会員では、そのような制限は設けられない。例えば、画像を保管可能なプレイの総数について、有料会員は無制限であるが、無料会員は最大6プレイに限られる。このような会員種別による機能差は、適宜設定されていればよい。
図10は、画像保管サービスへの画像の記憶処理について説明するフローチャートである。
図10に示されるように、ステップS171において、サーバ601は、写真シール作成装置1から、複数の画像(「プリ画」ということもある)や、それに対応する画像ID(プリ画ID)や、ユーザの電子メールアドレスなどが送信されると、それらを受信する。
ステップS172において、サーバ601は、受信した画像等を、記憶部605に設けられる第1記憶領域に保存する。第1記憶領域は、プレイ後にユーザによる最初のアクセスがあるまで、一時的に画像を記憶するための領域である。
画像が記憶されると、サーバ601から携帯端末701に、それに関する情報が通知される。この通知は、受信後判別処理に応じて行われる。例えば、アクセス先URLを通知する電子メール(「プリ画Getメール」)が送信される。以下、一例として、このように電子メールによる通知が行われ、携帯端末701で動作するウェブブラウザを用いてサーバ601へのアクセスが行われる場合の動作について説明する。
ステップS173において、携帯端末701は、電子メールを受信し、内容を表示する。ユーザは、表示に基づいて、URLにアクセスする。このとき、サーバ601に、アカウントIDなどのユーザ情報や、記憶対象として希望する画像のシールIDなどが送信される。サーバ601は、送信された情報と、各種データベースに記録されている情報とに基づいて、ユーザの会員種別を判別したり、ユーザに対して提供する画像が含まれるプレイを特定したりすることができる。
ステップS174において、サーバ601は、取得できたユーザ情報に基づいて、ユーザの会員種別を判別する。
ユーザが無料会員であれば、ステップS175の処理が行われる。すなわち、サーバ601は、ユーザ情報で特定される第2記憶領域(そのユーザの第2記憶領域)に、所定プレイ回数分の画像が保存されているか否かを確認する。そして、所定プレイ回数分の画像が保存されていれば、ユーザの選択操作を求めたうえで、選択された1回のプレイ分の画像を削除する。この処理は、今回のプレイの画像を第2記憶領域に記憶させるために行われる。
ユーザが有料会員であるとき、又はステップS175の処理が行われたとき、ステップS176の処理が行われる。すなわち、そのユーザの第2記憶領域に、シールIDで特定されるプレイに関する複数の画像のすべてを保存する。無料会員であっても、一旦すべての画像が、第2記憶領域に記憶される。このとき、同時に、未取得データベースに記録されている、そのシールIDに関するレコードが削除される。すなわち、そのシールIDで特定される画像は、取得済となる。
ステップS176の処理が行われると、サーバ601は、ユーザの会員種別に応じて、画像を取得するための提供画面(「プリ画Getページ」)をユーザに対して提供する。
すなわち、ユーザが無料会員であれば、ステップS177に示されるように、無料会員用の提供画面が表示される。このとき表示される提供画面は、そのプレイで作成された複数の画像のうち、1枚の画像のみが取得できるように構成されたページである。
他方、ユーザが有料会員であれば、ステップS178に示されるように、有料会員用の提供画面が表示される。このとき表示される提供画面は、そのプレイで作成された複数の画像のすべてが取得できるように構成されたページである。
一旦このように「プリ画Getページ」が表示された後は、ユーザは、「プリ画Getメール」に記載のURLにアクセスしなくても、そのプレイの画像を取得するためのアルバム画面を携帯端末701に表示させて、画像を取得できる。
なお、プッシュ通知により通知が行われる場合であっても、第2記憶領域へのプリ画の保存、記憶されている画像の扱い、及び会員種別に応じて提供画面の表示態様が異なることなどは、基本的には上述と同様である。
ここで、第1記憶領域での画像の一時的な記憶期間は、例えば記憶されてから7日間に制限されている。また、無料会員の第2記憶領域において、無料で提供される画像以外の画像の記憶期間は、例えば記憶されてから23日間に制限されている。このような制限を超えた場合には、その画像は各記憶領域から削除される。また、画像提供サービスの会員であるユーザが退会したときには、そのユーザの記憶領域の画像は削除される。このような画像の削除処理は、定期的に(例えば、毎日夜間に)バッチ処理が実行されることで行われる(定期削除処理)。第1記憶領域に記憶されている画像(特定画像)の記憶期間は、例えば、未取得データベース等に記録されている受信日時を参照して判別可能である。定期的に削除処理が行われることで、サーバ601の記憶部605の記憶容量を長く確保することができる。
なお、有料会員の場合には、第2記憶領域に関する記憶制限は特に設けられていない。すなわち、保存できる画像の枚数、保存期間、及び保存できるプレイの数については、無制限である。有料会員が無料会員になると、無料会員の制限が課せられる。また、有料会員が退会すると、すべての画像が削除される。
[アプリの設定の説明]
携帯端末701には、所定のアプリ提供サーバから提供されるアプリケーションをダウンロードしてインストールすることができる。携帯端末701で動作するOSを操作し、インストールされたアプリケーションを起動させることで、そのアプリケーションの機能を利用可能になる。写真シール遊戯システム901により提供される画像提供サービスを利用するための画像取得アプリケーション(以下、単にアプリということがある。)をユーザの携帯端末701にインストールし、そのアプリを用いることで、ユーザは、携帯端末701で快適に画像提供サービスを利用することができる。
本実施の形態において、アプリを用いるとき、携帯端末701によってサーバ601からのいわゆるプッシュ通知による通知を受けるか否かを設定することができる。
図11は、アプリのプッシュ通知関連設定の流れを示すシーケンス図である。
図11に示されるように、携帯端末701でアプリが動作するとき、まず、ステップS451において、アプリを介して画像提供サービスにログインすることが求められる。ユーザにより入力された画像提供サービスに登録した自身のアカウントID又は電子メールアドレスと、パスワード等とがログイン情報としてサーバ601に送信される。これにより、ユーザの画像提供サービスへのログインが完了する。
ステップS452において、アプリは、携帯端末701のOSに、そのアプリについてプッシュ通知の利用許可があるか否かを確認する。
ステップS452でプッシュ通知の利用許可があれば、ステップS453において、アプリは、携帯端末701のOSに、トークンを要求する。
ステップS454において、アプリは、OSより付与されたトークンを取得し、保持する。
他方、ステップS452でプッシュ通知の利用が許可されていなければ、ステップS455において、トークンが「NULL」となる(すなわち、トークンが保持されていなければその状態が維持され、トークンが保持されていればそのトークンが破棄される)。
ステップS456において、アプリは、今回取得したトークン(ステップS454又はステップS455で得られたトークン(「NULL」も含む))と同一のトークンが保持されていたか否かを判別する。すなわち、これまでアプリでトークンが保持されていた場合において、そのトークンと、今回新たに取得されたトークンとが同一であるか否かが判断される。同一のトークンであれば、プッシュ通知関連設定に関する処理を終了する。なお、例えば最初のトークンの取得時など、トークンが「NULL」から特定のものに変更された場合には、「同一のトークンでない」場合と同様の処理が行われる(「NO」に進む)。
ステップS456において同一のトークンでなければ、アプリは、トークンをサーバ601に送信する。送信は、アプリを通じて画像提供サービスにログインした状態で行われるため、トークンに対応するユーザの情報(ログイン情報)が共に送信される。なお、トークンが設定されていた状態から、トークンを「NULL」するように操作が行われると、その旨の情報がサーバ601に送信され、かつ、会員データベース上に設定されたトークンが破棄される。
アプリから情報が送信されると、ステップS457において、サーバ601は、送信された情報を受信し、トークンを登録する。トークンは、会員データベースに、送信したユーザに対応付けて記録される。これにより、サーバ601に、アカウントIDやメールアドレス等の、トークンが送信された携帯端末701に対応するユーザ情報と、トークンとが互いに関連付けられて記録される。
図12は、会員データベースへのトークンの登録について示す図である。
図12には、状態1から状態3の3通りの状態のそれぞれについての会員データベースへの情報の登録例が示されている。
状態1は、アカウント発行時点でのものである。すなわち、携帯端末701でトークンは取得されておらず、サーバ601にはトークンは送信されていない。そのため、アカウントIDと、パスワードと、メールアドレスとが対応付けられて記録された状態であって、トークン(デバイストークン)の値はNULLとなっている。
状態2は、携帯端末701で、アプリについてプッシュ通知が許可されている状態である。このとき、上述のように携帯端末701で取得されたトークンがサーバ601に送信され、登録されている。そのため、アカウントIDと、パスワードと、メールアドレスとトークンとが互いに対応付けられて記録されている。
状態3は、携帯端末701で、アプリについてプッシュ通知が拒否されている状態である。このとき、上述のように携帯端末701ではトークンが取得されず、既に設定されているトークンがあれば破棄され、その情報がサーバ601に送信される。そのため、会員データベースの記録内容は、状態1と同様になる。
[通知動作の説明]
本実施の形態において、サーバ601から携帯端末701への取得用情報の通知は、次の2種類の通知方法のうち、受信後判別処理の処理結果に対応するものを利用して行われる。
2種類の通知方法の一方は、外部のプッシュ通知サーバ(図示せず)を介して行われるプッシュ通知によるものである(第1の通知方法)。プッシュ通知は、ユーザにとって、携帯端末701がプッシュ通知サーバから能動的に情報を取得するように見える通知方法である。サーバ601がトークン情報を用いてプッシュ通知サーバに通知依頼を行うことで、携帯端末701にその通知情報が通知される。
2種類の通知方法の他方は、携帯端末701が受信できるように電子メールを送信することによるメール通知である(第2の通知方法)。メール通知は、携帯端末701が所定のメールサーバにアクセスして電子メールを受信することにより、携帯端末701への通知が完了することになる。
受信後判別処理は、大まかに、写真シール作成装置1からサーバ601にデータが送信されたとき、写真シール作成装置1から送信されたメールアドレスに対応するユーザの携帯端末701に関するトークンが会員データベースに登録されているか否かに基づいて行われる。トークンが登録されていないときにはメール通知による通知方法が選択され、通知が行われる。また、トークンが登録されているときには、少なくともプッシュ通知による通知方法が選択され、通知が行われる。
図13は、受信後判別処理及びその後の通知処理の流れを示すフローチャートである。
ステップS301において、サーバ601で、写真シール作成装置1から送信された画像等のデータが受信される。受信すると、データベース記録処理が行われる。
ステップS302において、送信されたデータに、写真シール作成装置1においてユーザから入力されたメールアドレスが含まれているか否かが判断される。含まれていなければ、メール通知もプッシュ通知も行われず、一連の処理が終了する。含まれていれば、次の処理に進む。
ステップS303において、送信されたデータに含まれているメールアドレスについて、会員データベースに情報が登録されているか否かが判断される。すなわち、メールアドレスについて、会員登録されているユーザのものであるか否かが判断される。登録されていれば、ステップS304に進む。登録されていなければ、ステップS309に進む。
ステップS304において、メールアドレスが登録されているユーザについて、登録されているトークンがあるか否かが判断される。登録されていれば、ステップS305に進む。登録されていなければ、ステップS309に進む。
ステップS305において、未取得データベースを照会し、そのユーザについての未取得情報が取得される。未取得情報としては、例えば、未取得データベースにある、そのユーザのレコードの数(未取得数)が取得される。このとき、ステップS301で受信されたシールIDに関するレコードもカウントされるようにすればよい。
ステップS306において、プッシュ通知依頼がサーバ601から外部のプッシュサーバに対して送信される。プッシュ通知依頼には、例えば、トークンと、プッシュ通知により携帯端末701に通知するコメントと、同じく通知されるパラメータとが含まれる。コメントとしては、例えば、「新しい画像が届いたよ!」などというような、ユーザに対して、提供される画像が用意されていることを示す文言が含まれる。パラメータとしては、例えば、シールIDや画像IDなど、アプリがそれを利用してそのシールIDの画像の提供を受けることができるようにするものが含まれる。
ここで、プッシュ通知依頼に際しては、ステップS305において取得された未取得数がコメント等と併せて通知される場合がある。すなわち、例えば、携帯端末701のOSやアプリにおいて、プッシュ通知により取得した数値をバッジとしてアプリのアイコンに付加して表示することができるようになっている場合がある。このような場合には、未取得数をプッシュ通知により携帯端末701に渡すことで、携帯端末701側で、バッジ表示に用いることができるようになる。なお、未取得数を通知するか否かは、例えば、会員データベースなどで管理されるアプリの種類や、携帯端末701のOSの別などの情報に基づいて決定されればよい。また、未取得数を送信せず、コメントとして「3件の画像をGETできるよ!」などの未取得数を反映したものを送信するように構成されていてもよい。
ステップS307において、プッシュ通知依頼に対してプッシュ通知サーバ(プラットフォームサーバ)からなされた応答が受信される。
ステップS308において、受信された応答に基づいて、プッシュ通知依頼が成功したか否かが判断される。成功した場合は、一連の処理を終了する。このとき、携帯端末701にプッシュ通知による通知がなされ、ユーザが、アプリを用いて画像保管処理を実行させたり、画像の取得操作を行ったりすることができる。他方、プッシュ通知依頼が成功しなかった場合は、ステップS309に進む。
ステップS309以降は、メール通知を行うための処理が行われる。すなわち、ステップS309において、アクセス先URLを通知する電子メール(画像取得メール;「プリ画Getメール」)が生成される。
ステップS310において、ステップS301で受信されたデータに含まれるメールアドレスあてに、生成された画像取得メールが送信される。これにより、携帯端末701で画像取得メールを受信し、携帯端末701のウェブブラウザを用いて画像保管処理を実行させたり、画像の取得操作を行ったりすることができる。
図14は、メール通知が行われてウェブブラウザで画像が取得される場合の、携帯端末701及びサーバ601の動作を示すシーケンス図である。
図14を参照して、メール通知が行われる場合には、携帯端末701及びサーバ601の間で以下のように通信が行われる。すなわち、ステップS351において、サーバ601で画像を取得するためのウェブページが用意され(又はそのURLが決定され)、電子メールで、そのウェブページのURL(取得用URL)がユーザのメールアドレスあてに送信される。
ステップS352において、携帯端末701は、取得用URLが記載された電子メールを受信する。
ステップS353において、携帯端末701は、サーバ601の取得用URLにアクセスする。
ステップS354において、サーバ601は、携帯端末701のアクセスした取得用URLに基づいて、画像保管処理を行う。
ステップS355において、サーバ601は、携帯端末701からのアクセスに応じて、取得用URLに対応するウェブページのデータを、画像データと共に携帯端末701に提供する。
ステップS356において、携帯端末701は、提供された画像やデータを取得する。取得したデータは、例えば、携帯端末701の表示部713に表示される。
ここで、本実施の形態で提供される画像提供サービスにおいて、通常は、ユーザが無料会員であるか有料会員であるかに応じて、そのユーザが取得できる画像の枚数が異なるように構成されている。具体的には、例えば、有料会員であるユーザは、1つのプレイで得られたすべての画像を取得できる。他方、無料会員であるユーザは、1つのプレイについて、選択画像のみを取得できる。メール通知が行われたときにおいてウェブブラウザを用いて画像の提供を受ける携帯端末701の表示画面は、次のようになる。
図15は、無料会員が画像の提供を受ける場合の携帯端末701の表示画面の遷移の例を示す図である。
図15においては、サーバ601にユーザが無料会員として認識されている状態で、携帯端末701からサーバ601にアクセスする場合の例が示されている。
図15に示されるように、画像がサーバ601に送信されると、ステップS311において、ユーザにより入力されたメールアドレスあてに、「プリ画Getメール」と呼ぶ電子メールがサーバ601から送信される。この電子メールには、ユーザが携帯端末701でアクセスして画像を取得できる旨の情報と、取得するためのアクセス先情報61とが含まれる。アクセス先情報61は、例えばサーバ601により提供される画像提供用の提供画面のウェブページを示すURLである。
上述の電子メールを受け取ったユーザがアクセス先情報61により示される場所にアクセスすると、ステップS312において、第1提供画面が表示される。第1提供画面では、ユーザが選択した選択画像63のサムネイル表示が含まれる。ユーザは無料会員であるので、選択画像63のみを取得できる。
選択画像63のサムネイル表示は、第2提供画面へのハイパーリンクを兼ねている。ユーザにより選択画像63が操作されると、ステップS313に示されるように、第2提供画面に遷移する。第2提供画面には、選択画像63が拡大された画像64と、保存ボタン69とが表示されている。ユーザは、保存ボタン69を選択する操作を行うことで、画像64を取得することができる。
すなわち、保存ボタン69が操作されると、ステップS314において、携帯端末701の機能により画像64を携帯端末701の記憶部705などに記憶する(保存)。なお、携帯端末701の機能により、例えば画像64を長押しすることなどにより保存を行えるようにしてもよい。
ここで、第1提供画面(S312)においては、ユーザに有料会員に登録するように訴える、訴求表示65aが含まれている。訴求表示65aには、同一のプレイで作成された選択画像63以外の画像のサムネイル表示が含まれている。訴求表示65aは、ユーザに、これらの画像も取得したければ有料会員として登録するように訴える表示である。訴求表示65aは、有料会員登録画面へのハイパーリンクを兼ねている。
すなわち、ステップS312において訴求表示65aが操作されると、ステップS315に示されるように、有料会員登録画面に遷移する。有料会員登録画面には、有料会員登録ボタン70が表示されている。ユーザは、有料会員登録ボタン70を操作して、所定の登録手続を行うことで、有料会員になることができる(有料会員として会員データベースに登録される)。ユーザは、当初無料会員であった場合であっても、このように有料会員に登録すれば、他の画像を取得できる。
図16は、有料会員が画像の提供を受ける場合の携帯端末701の表示画面の遷移の例を示す図である。
図16においては、サーバ601にユーザが有料会員として認識されている状態で、携帯端末701からサーバ601にアクセスする場合の例が示されている。
ステップS321において、無料会員の場合と同様に、「プリ画Getメール」が表示される。
ステップS322において、第1提供画面が表示される。ここで、有料会員の場合には、無料会員の場合とは異なり、複数の画像63aのサムネイル画像が表示され、複数の画像63aが選択可能となる。複数の画像63aのうち1つの画像が選択されると、その画像を拡大した画像が含まれる、第2提供画面が表示される(ステップS323における画像64aや、ステップS323bにおける画像64bなど)。第2提供画面に含まれる保存ボタン69を操作することで、ユーザは、それぞれの画像を携帯端末701に記憶させることができる(S324)。このようにして、有料会員は、そのプレイで作成されたすべての画像を取得できる。
なお、上述のようにユーザが有料会員であるか無料会員であるかに応じてユーザが取得可能な画像の数や、画像の表示態様が異なることは、アプリを用いて携帯端末701で画像の提供を受ける場合も同様にすればよい。また、無料会員である場合もステップS322に示されるように複数の画像のサムネイル表示が行われるようにしてもよい。このとき、無料会員であるため取得不可能な画像については、表示態様が変更されるようにしてもよい。例えば、グレイスケールで表示されたり、彩度・濃度等が変更されて表示されたりするようにしてもよい。
図17は、プッシュ通知が行われて携帯端末701で動作するアプリで画像が取得される場合の、携帯端末701及びサーバ601の動作を示すシーケンス図である。
図17を参照して、プッシュ通知が行われる場合には、携帯端末701及びサーバ601の間で以下のように通信が行われる。すなわち、ステップS461において、サーバ601からプラットフォームサーバ(プッシュ通知サーバ)951に対して、プッシュ通知依頼が行われる。プッシュ通知依頼により、サーバ601からプラットフォームサーバ951にトークン、コメント、及びパラメータ等の通知情報が送信される(図13におけるステップS306に対応。)。また、プラットフォームサーバ951は、これに対してサーバ601に応答し、サーバ601は、これを受信する(図13におけるステップS307に対応。)。
ステップS462において、プッシュ通知依頼が成功すると、プラットフォームサーバ951により携帯端末701に、プッシュ通知が行われる。
プッシュ通知が行われると、ステップS463において、携帯端末701は、通知情報を受信し、それに基づいて動作する。すなわち、携帯端末701の表示部713に、コメントに基づいてプッシュ通知の内容が表示される。プッシュ通知の表示は、パラメータとして送信されたシールIDなど関連付けられている。
ステップS464において、プッシュ通知の表示に基づいてユーザの操作が行われると、アプリが起動され、アプリの動作に従って、携帯端末701がサーバ601にアクセスする。このとき、プッシュ通知の表示に関連付けられたパラメータ、すなわち通知情報として送信されたパラメータに基づいて、アクセスが行われる。アプリを通じて画像提供サービスにユーザがログインした状態であれば、アクセスに伴って、アカウントID又はメールアドレスと、シールIDとがサーバ601に通知される。
ステップS465において、サーバ601は、携帯端末701のアプリからのアクセスに応じて、画像保管処理を行う。
ステップS466において、サーバ601は、通知されたシールIDに従って、アクセスした携帯端末701のアプリに情報を送信する。例えば、シールIDに対応する画像データや、それに関する属性情報等が送信される。このとき、未取得データベースを参照して、未取得数が携帯端末701のアプリに送信されるようにしてもよい。
ステップS467において、携帯端末701のアプリは、サーバ601から送信された画像等の情報を取得し、その情報に基づいて、アプリの表示画面を更新する。これにより、表示部713に、取得された情報に基づく画面が表示され、ユーザのアプリについての操作に伴って携帯端末701へ画像を保存することなどができるようになる。
図18は、アプリにより画像の提供を受ける場合の携帯端末701の表示画面の遷移の例を示す第1の図である。
以下に説明するアプリの画面の具体例は、あくまで一例であり、画面のデザインやプッシュ通知の態様、及びプッシュ通知が行われる画面などは、携帯端末701のOSや、アプリの仕様、ユーザによる機能設定の態様等に応じて、適宜変更されるものである。
図18に示されるように、ステップS421において、携帯端末701が待ち受け画面101であるときに、プッシュ通知が行われると、待ち受け画面101にプッシュ通知103a,103bが表示される。ここでは、1件目のプッシュ通知103aが行われた状態で、続けて、1件目とは異なるプレイに対応する2件目のプッシュ通知103bが行われた場合を想定する。プッシュ通知103aとその後のプッシュ通知103bとは、互いに異なるシールID(ここでは、説明の簡略化のため、2つのシールIDをそれぞれ「ID1」、「ID2」として説明する)に対応するものである。
なお、待ち受け画面101には、プッシュ通知やその他時刻などの情報表示の他、解除スライダ105が表示される。解除スライダ105は、携帯端末701のOSによって、待ち受け画面101の表示状態を解除し、携帯端末701のホーム画面を表示させたうえで種々の操作を行うことができるようにするためのものである。解除スライダ105が操作されると、後述するホーム画面に画面が遷移する。
プッシュ通知103aについてユーザによる所定の操作(例えば、画面上を横にスライドさせるようなタッチ動作)が加えられると、ステップS422において、プッシュ通知103aに対応してアプリが起動する。このとき、プッシュ通知103aに対応するパラメータとして、1件目のプレイに対応するシールID「ID1」の情報が、携帯端末701のOSからアプリに渡される。
ステップS423において、アプリが起動されると、シールID「ID1」に基づいて、それに対応する取得画面141aが表示される。このとき、サーバ601に取得画面141aを表示するための情報が要求されるのに伴って、サーバ601でシールID「ID1」についての画像保管処理が実行される。
取得画面141aには、例えば、シールID「ID1」について提供される画像のサムネイル表示と、保存ボタン145とが含まれる。ユーザは、サムネイル表示された画像の中から携帯端末701に保存したいものを選択して、保存ボタン145を操作する。これにより、携帯端末701のアプリは、サムネイル表示された選択画像に対応する大きなサイズの画像をサーバ601から受信し、携帯端末701に保存する。
他方、プッシュ通知103bについてユーザによる所定の操作が加えられると、ステップS424において、プッシュ通知103bに対応してアプリが起動する。このとき、プッシュ通知103bに対応するパラメータとして、2件目のプレイに対応するシールID「ID2」の情報が、携帯端末701のOSからアプリに渡される。
ステップS425において、アプリが起動されると、シールID「ID2」に基づいて、それに対応する取得画面141bが表示される。このとき、サーバ601に取得画面141bを表示するための情報が要求されるのに伴って、サーバ601でシールID「ID2」についての画像保管処理が実行される。
取得画面141bには、例えば、シールID「ID2」について提供される画像のサムネイル表示と、保存ボタン145とが含まれる。ユーザは、サムネイル表示された画像の中から携帯端末701に保存したいものを選択して、保存ボタン145を操作することで、その大きなサイズの画像を携帯端末701に保存させることができる。
なお、図18において、取得画面141a,141bとして、ユーザが有料会員である場合に表示されるものの例が示されている。すなわち、この場合、それぞれのプレイで生成された例えば6枚の画像のすべてを取得可能である。これに対し、ユーザが無料会員であって選択された1枚の画像のみが取得可能であるときには、取得画面141a,141bにおいて、他の画像の表示態様を変更して表示したり(例えばグレイスケール表示や淡濃度表示にするなど)、取得可能な画像と他の画像との大きさを変更して表示したりするようにしてもよい。
図19は、アプリにより画像の提供を受ける場合の携帯端末701の表示画面の遷移の例を示す第2の図である。
待ち受け画面101が表示されている状態で、解除スライダ105が操作されると、ステップS431において、ホーム画面111が表示される。ホーム画面111には、それぞれ種々の機能やアプリケーションに対応するアイコンが並べて表示されており、画像取得アプリのアイコン113も、同様にホーム画面111に表示されている。ユーザは、アイコン113を操作することで、アプリを起動させることができる。
ここで、アイコン113に沿えて、バッジ115が表示される場合がある。本実施の形態において、バッジ115は、そのユーザについての未取得データベースに記録されているレコードの数、すなわち画像保管処理が行われていない画像(特定画像)に対応するシールIDの数(未取得数;特定画像に関する情報の一例)が表示される(未取得数がゼロのときには、バッジ115は非表示となる。)。図19に示される例では、未取得数が2であり、バッジ115として数字の「2」が表示されている。
未取得数は、上述のように、プッシュ通知の通知情報として、サーバ601から携帯端末701に送信される。また、未取得数は、後述のように、アプリの起動時に、サーバ601が未取得データベースへの照会を行うことで、未取得情報として、サーバ601から携帯端末701に送信される。携帯端末701は、未取得数を受信すると、バッジ115の表示を更新する。なお、プッシュ通知の通知時かアプリの起動時かいずれか一方のタイミングでのみ未取得数が更新されるようにしてもよいし、他のタイミングで未取得数が更新されるようにしてもよい。
ステップS432において、アイコン113が操作されると、アプリが起動される。
ステップS433において、アプリは、サーバ601との通信を行い、サーバ601にトークンを通知する。また、アプリは、サーバ601から送信された未取得情報を取得する。
ステップS434において、アプリは、未取得情報に基づいて、未取得の画像があるか否かを判別する。すなわち、未取得情報として未取得数がゼロであるという情報が送信されたとき、未取得の画像はないと判断される。他方、未取得情報として未取得数が1以上であるという情報が送信されたとき、未取得の画像があると判断される。
なお、プッシュ通知が行われた場合には、その時点で未取得の画像がある状態であるといえる。したがって、プッシュ通知が行われた場合において、特に他の端末等を用いた操作に起因して画像保管処理が行われるというようなこと(例えば、他の端末で、同じアカウントを用いて画像提供サービスにログインがなされて画像保管処理が行われたり、同一の端末で、ウェブブラウザを用いて画像提供サービスにログインがなされて画像保管処理が行われたりすること)がなければ、未取得の画像があると判断される。他方、プッシュ通知が行われた場合であっても、アプリを起動するまでに他の端末を用いて行われた操作により未取得の画像について画像保管処理が行われ、未取得の画像がなくなった場合には、未取得の画像がないと判断されることになる。
また、プッシュ通知が行われていない場合(新しくプレイが行われていない場合や、プレイが行われてもプッシュ通知が行われないように設定されているような場合)において、待ち受け画面101からホーム画面111に遷移した場合においても、アイコン113の操作に伴って、上述のようなアプリの起動動作が行われる。また、このようにプッシュ通知が行われていない場合には、前回のアプリ起動時等、サーバ601との通信時に取得された未取得数が、バッジ115として表示され続ける。バッジ115の表示は、次にアプリが起動された場合や、新たにプッシュ通知が行われた場合に、更新される。
図20は、アプリにより画像の提供を受ける場合の携帯端末701の表示画面の遷移の例を示す第3の図である。
図20に示されるように、アプリの起動時に、そのユーザに関連付けられた未取得の画像はないと判断されたとき、ステップS441において、トップ画面121が表示される。トップ画面121には、例えば、これまでアプリを用いて携帯端末701に保存された写真を用いたコラージュ画像が配される。このようなコラージュ画像は、アプリを用いて、適宜編集可能である。トップ画面121には、新たに画像を取得するための取得ボタン123が配置されている。
取得ボタン123が操作されると、アプリに対応付けられたアカウントIDに関連する未取得の画像はないと判断されているので、ステップS442に示されるように、シールID入力画面151が表示される。シールID入力画面151には、シールID入力部155が設けられている。ユーザは、手元のシールに表示されているシールIDなどを見て、そのシールIDをシールID入力部155に入力し、サーバ601に送信することができる(手入力による送信)。
シールID入力部155に適切なシールIDが入力され、サーバ601にシールIDが送信されると、ステップS443において、入力されたシールIDに対応する取得画面が表示される。このとき、入力されたシールIDに関する画像が第1記憶領域に記憶されているものであれば、その画像について画像保管処理が行われる。このとき表示される画面は、上述の取得画面141a,141bと同様の画面である。したがって、ユーザは、プレイ時に写真シール作成装置1にメールアドレスを入力しなくても、アプリを用いてシールに付されたシールIDをサーバ601に送信することで、そのプレイで得られた画像を取得することができる。
ここで、本実施の形態において、シールID入力画面151には、シールID入力部155のほかに、ID読み取りボタン157が設けられている。ID読み取りボタン157は、シールをカメラ715で撮像することにより、シールに印字されたシールIDを読み取る際に操作される。すなわち、ユーザは、携帯端末701のカメラ715でシールIDを撮像することで、携帯端末701にシールIDをサーバ601に送信させることができる(ID認識による送信)。ID認識による送信については、後述する。
図21は、アプリにより画像の提供を受ける場合の携帯端末701の表示画面の遷移の例を示す第4の図である。
図21に示されるように、アプリの起動時に未取得の画像があると判断されたとき、ステップS451において、トップ画面121の表示に先だって、ポップアップ画面131が表示される。ポップアップ画面131は、画面の中央に目立つように表示されるポップアップ表示133を含む。ポップアップ表示133は、未取得の画像があることをユーザに伝えるためのコメントと、未取得の画像の確認は後で行うための送りボタン135と、未取得の画像をすぐに確認するための確認ボタン137とを含んでいる。
ポップアップ画面131において送りボタン135が操作されると、ステップS452において、トップ画面121が表示される。このとき、未取得の画像があるところ(例えば未取得数が2であるところ)、取得ボタン123に添えて、未取得数を表示するバッジ125が表示される。ユーザは、バッジ125を見ることで、未取得の画像があること及び未取得数を知ることができる。その他の表示内容は、上述の図20で説明したものと同様である。
ポップアップ画面131において確認ボタン137の操作(肯定的操作の一例)が行われると、ステップS453において、未取得一覧画面161が表示される。未取得一覧画面161は、未取得画像がある場合に、トップ画面121において取得ボタン123の操作(肯定的操作の一例)が行われた場合にも、表示される。すなわち、未取得画像がある場合に、トップ画面121で取得ボタン123が操作されても、直接にシールID入力画面151が表示されることはない。
未取得一覧画面161には、シールID毎に、未取得の画像についての情報表示163a,163bがリスト表示される。すなわち、未取得一覧画面161は、画像保管処理を行う対象となる特定画像をシールID毎に指定するための一覧画面である。図21に示される例においては、未取得数は2であり、2件の情報表示163a,163bが表示される。情報表示163a,163bには、例えば、撮影日時と、プレイが行われた写真シール作成装置1の機種名等とが表示される。
未取得一覧画面161において、シールID「ID1」に対応する情報表示163aが操作されると、ステップS454において、シールID「ID1」についての取得画面141aが表示される。また、取得画面141aの表示に伴い、シールID「ID1」について画像保管処理が行われ、未取得数が変更される(未取得数が2であるとき、未取得数が更新されて1となる)。未取得数の変更に伴い、トップ画面121におけるバッジ125の表示や、アイコン113と共に表示されるバッジ115の表示が変更されることになる。
他方、未取得一覧画面161において、シールID「ID2」に対応する情報表示163bが操作されると、ステップS455において、シールID「ID2」についての取得画面141bが表示される。また、取得画面141bの表示に伴い、シールID「ID2」について画像保管処理が行われ、未取得数が変更される。
また、未取得一覧画面161には、ID入力ボタン165が表示される。ID入力ボタン165は、ユーザからのシールIDの入力を受け付けることができるように表示されている。すなわち、ID入力ボタン165が操作されると、ステップS456において、シールID入力画面151が表示される。
図22は、アプリにより画像の提供を受ける場合の携帯端末701の表示画面の遷移の例を示す第5の図である。
図20のステップS442において、シールID入力画面151のID読み取りボタン157が操作されると、図22に示される処理が行われる。
すなわち、ステップS481において、読取画面181が表示される。このとき、携帯端末701のカメラ715が起動され、読取画面181に重ねて、カメラ715の撮像画像(ライブビュー映像)が表示される。読取画面181は、例えば中央部に配置された読取エリア182内の撮像画像が通常の明るさとなり、他の領域が通常よりも暗くなるように表示される。読取エリア182内には、ガイド表示183が表示される。ガイド表示183は、例えば、水平線状である。
なお、読取画面181には、ライトボタン187と、キーボード入力ボタン188とが表示されている。携帯端末701にカメラ715と共に照明装置(LEDライトなど)が設けられている場合において、ライトボタン187が操作されると、照明装置が点灯する。これにより、暗い場所でも照明装置による照明を得ることができ、カメラ715の撮像画像が明瞭になる。
キーボード入力ボタン188が操作されると、ステップS483に示されるように、シールID入力画面151が表示される。これにより、上述のように、手入力による送信を行うことができる。
ステップS481に戻って、ユーザは、読取画面181が表示されている状態で、読み取る対象のシートIDが読取エリア182内に入るように、携帯端末701をシールに対して構える。この状態で、ユーザは、読取画面181をタップする操作を行う。そうすると、ステップS484において、携帯端末701は、画面のタップ操作を受け付ける。
このとき、ユーザは、特に読み取る対象のシートIDがガイド表示183に沿うようにして携帯端末701をシールに対して構える。これにより、後述のID取得処理において行われる認識の精度を高めることができる。換言すると、ユーザは、容易に、認識精度が高まるような態様で携帯端末701を構えることができる。
ステップS485において、携帯端末701は、ID取得処理を行う。
図23は、ID取得処理を示すフローチャートである。
図23に示されるように、ID取得処理が開始されると、ステップS601において、カメラ715を用いた撮影が行われ、撮像画像が得られる。なお、撮影は、カメラ715のフォーカスが合っていることや、携帯端末701が大きく動いていないことが検知されていることを条件に実行されるようにしてもよい。
ステップS602において、撮像画像が記憶されるとともに、得られた撮像画像についての文字列認識処理がキュー(queue)に追加される。文字列認識処理は、後述のようなOCR処理により、撮像画像からシールIDを認識するための処理である。
ステップS603において、キューに追加された文字列認識処理の数(キュー数)が7以上であるかどうかが確認される。キュー数が7以上であれば、ステップS604に進む。他方、キュー数が7以上でなければ、ステップS601からの処理が再び行われる。
すなわち、本実施の形態においては、1つのシートについて1回のID取得処理が行われたときには、7回の撮像が行われ、これにより、7つの撮像結果(撮像画像)が得られる。そして、各撮像画像についての文字列認識処理が、キューに追加される。なお、各回の撮影は、携帯端末701がカメラ715を用いて撮像可能なフレーム毎に行われるようにしてもよいし、所定時間や所定の間隔が経過する毎に行われるようにしてもよい。
ステップS604において、撮影処理が停止され、読取画面181に、所定のインジケータ表示が行われる。インジケータ表示は、撮影処理は終わっているものの、その他の処理(検出処理など)の実行が完了していない場合に示される。インジケータ表示が行われることで、ユーザは、未完了の処理があることを知ることができる。
ここで、本実施の形態においては、このようなカメラを用いた撮像動作(撮影処理)と並行して、検出処理が行われる。すなわち、例えば最初の撮影が行われてステップS602が行われたとき、その撮像画像についての検出処理が開始される。
ステップS604の処理が行われ、また、次の検出処理も終了すると、図22の処理に戻る。
図24は、検出処理を示すフローチャートである。
図24に示されるように、検出処理が開始されると、キューの1つ目の文字列認識処理が行われる。すなわち、ステップS611において、撮像画像について、OCR処理が行われる。
ステップS612において、シールIDの認識が行われる。ここで、本実施の形態において、シールIDと共にシールに印字された所定の認識用表示を認識し、その認識結果に基づいて、シールIDの認識が行われる。
具体的には、写真シール作成装置1は、認識用表示として、「ID:」の3文字をシールIDの先頭に付して、シールに印字する。換言すると、写真シール作成装置1は、シールIDと共に、認識用表示をシールに印字する。携帯端末701のアプリは、撮像画像に認識用表示がある場合にそれを認識して、その認識用表示に続いて印字されている文字列をシールIDとして認識する。これにより、シールIDの認識をより確実に行うことができる。なお、認識用表示の認識方法は、OCRによるものであっても、画像認識によるものであってもよい。また、認識用表示としては、所定の文字列に限られず、所定の形状や色を有する図形であるマーカであってもよい。
ステップS613において、シールIDの認識に成功したか否かが判断される。成功していればステップS614に進み、成功していなければステップS616に進む。
ステップS614において、認識したシールIDを、認識履歴に追加する。認識履歴は、例えば、携帯端末701のメモリ(記憶部705等)に記憶される。
ステップS615において、今回の検出処理における認識履歴に、同一のシールIDが2件存在するか否かが判断される。存在する場合はステップS618に進み、そうでない場合はステップS616に進む。
ステップS616において、キューに、未実行の文字列認識処理があるか否かが判断される。文字列認識処理があれば、それについて、ステップS611からの処理が行われる。文字列認識処理がなければ、ステップS617に進む。
すなわち、ステップS617において、シールIDの検出に失敗したと判断する。これにより、検出処理及びID取得処理は終了する。
ステップS615で同一のシールIDが2件認識されたとき、ステップS618において、認識されたシールIDが、適正なフォーマットのものであるか否かが判断される。
ここで、写真シール遊戯システム901において用いられるシールIDの形式は、上述のように、予め定められている。すなわち、シールIDは、所定の桁数(例えば、16桁)の文字列であって、文字列を構成するそれぞれの文字は、数字である。写真シール作成装置1は、この形式で、シールの印字を行う。携帯端末701のアプリは、認識されたシールIDが16桁の数字であれば、それが適正なフォーマットのものであると判断する。
ステップS615で適正なフォーマットのものであると判断されれば、ステップS619に進み、そうでなければ、ステップS620に進む。
ステップS619において、シールIDの検出に成功したと判断される。このとき、認識されたシールIDが、検出IDとして取り扱われる。検出IDは、少なくとも2回の撮像画像について同一のIDが認識され、かつ、そのIDが予め定められた形式のものであると判別されたときに、検出される。
他方、ステップS620において、不正シールIDが検出されたと判断される。すなわち、少なくとも2回の撮像画像について同一のIDが認識され、かつ、そのIDが予め定められた形式のものではないと判別されたとき、不正シールIDが検出されたと判断される。
ステップS617,S619,S620のいずれかが行われると、図22の処理に戻る。
図22に戻って、ステップS486において、携帯端末701は、ID取得処理を行った結果、シールIDの検出に成功したか否かを判断する。図24のステップS619が行われたとき、シールIDの検出に成功したと判断される。他方、ステップS617又はステップS620が行われたとき、シールIDの検出に成功したと判断されない。
ステップS486で検出が成功したと判断されれば、携帯端末701のアプリは、サーバ601に検出IDについての情報を送信し、取得画面を表示するための情報を要求する。その結果、ステップS487において、検出されたシールID「検出ID」に対応する、取得画面が表示される。このとき、検出IDに関する画像が第1記憶領域に記憶されているものであれば、その画像について画像保管処理が行われる。
このとき表示される取得画面は、上述の取得画面141a,141bと同様の画面である。このように、ユーザは、アプリを用いてシールに付されたシールIDを読取画面181を通じて読み取り、サーバ601に送信することで、そのプレイで得られた画像を取得することができる。したがって、ユーザは、プレイ時に写真シール作成装置1にメールアドレスを入力したり、手入力による送信を行ったりしなくても、容易に、画像を取得できる。
他方、ステップS486で検出が成功したと判断されなければ、ステップS488において、所定のメッセージ表示(通知動作)が行われる。
所定のメッセージ表示としては、例えば、単にIDを検出することができなかった旨や、それにより画像を取得できなかった旨が表示されるようにしてもよい。また、これらの表示に加えて、どのようにすれば画像を取得できるかを説明する案内を表示してもよいし、そのような案内が掲載されているウェブページなど、アプリ内外のいわゆるヘルプページ等に遷移するためのハイパーリンク等が表示されるようにしてもよい。
また、IDが検出されなかった具体的な原因を表示するようにしてもよい。例えば、上述のステップS617のように、そもそもシールIDのような符号を認識できなかったときには、その旨が表示されるようにしてもよい。また、例えばステップS620のように、所定の形式とは異なる形式の、不正シールIDが検出されたときには、「形式が異なっています」などというように、その旨をユーザに通知するためのメッセージが表示されるようにしてもよい。このとき、その不正シールIDが、この写真シール遊戯システム901とは異なる遊戯システムで用いられるフォーマットのようなものであれば、それを判別し、「他の写真シール機のIDです」などというように、不正シールIDから判別可能な情報を付加してユーザにメッセージを表示するようにしてもよい。このような通知動作が行われることにより、ユーザは、IDが検出されなかった原因に基づいて、容易に対応策を採ることができる。シールが写真シール遊戯システム901とは異なる遊戯システムを利用して出力されたものであることをユーザが認識していなくても、ユーザにそのことを通知することができるので、ユーザが適切に対応できるようになる。なお、メッセージ表示に代えて、図柄の表示、音声の出力、振動等の発生など、種々の通知動作が行われるようにしてもよいし、複数の通知動作が組み合わせて行われるようにしてもよい。
ステップS489において、トップ画面121に遷移する。遷移は、例えば、メッセージが表示された状態で所定時間が経過したり、所定のタッチ操作等が行われたりしたことをトリガとして行われる。
図25は、ID取得処理において携帯端末701に表示される画面の一例を示す図である。
上述のステップS604(図23)において、撮影処理が終了したときには、図25に示されるような読取画面181が表示される。このとき、読取エリア182には、処理中インジケータ183bが表示される。処理中インジケータ183bは、別の処理(検出処理など)がバックグラウンドで行われていることをユーザに示すようなアニメーション表示である。撮影処理が終了したときに、このような処理中インジケータ183bを表示することで、ユーザは、撮影が終了したことを知り、携帯端末701の構えを解除することができる。また、ユーザは、処理が実行中であることを知り、処理が完了するまで待機することができる。なお、処理が終了したときには、処理中インジケータ183bを消去し、終了したことを示す記号等を表示するようにしてもよい。
[実施の形態における効果]
従来において、携帯端末701で、サーバ601から通知される情報を用いて画像を取得できるようにするには、次のような問題があった。
例えば、サーバ601から携帯端末701に電子メールによる通知を行う場合、ウェブブラウザで所定のウェブページにアクセスさせることにより、携帯端末701にアプリがインストールされていれば、そのアプリを起動させることが考えられる。しかしながら、このようにしてアプリを起動させたり、アプリがインストールされているか否かを携帯端末701によって判断させたりすることは、必ずしも許されているとは限られないという問題がある。換言すると、携帯端末701で動作するOSやウェブブラウザ等によっては、このようにアプリを起動させたりアプリに関する判断を携帯端末701に実行させたりすることができない場合がある。
また、特にスマートフォンのOSによって採用されていることがある、いわゆるプッシュ通知を利用してサーバ601から携帯端末701に情報を通知することが考えられる。すなわち、プッシュ通知では、携帯端末701にインストールされたアプリのプロバイダから、スマートフォンのOSが通信可能に設定されている外部のプッシュサーバに通知依頼を送信することで、携帯端末701に通知が行われる。しかしながら、このような方法で通知を行おうとしても、アプリをインストールしていないユーザには通知を行うことができないという問題がある。
本実施の形態においては、携帯端末701に対して用いられる通知方法が、プッシュ通知とメール通知とのうち、携帯端末701についてのトークンが登録されているか否かに応じて決定される。したがって、携帯端末701でプッシュ通知が利用可能であるか否かに関わらず、携帯端末701に適切な方法で画像の提供の通知に関する通知が行われる。プッシュ通知が行われた場合には、プッシュ通知の表示を利用してすぐに取得画面141a,141bを表示させることができるので、ユーザは、速やかにかつ容易に、画像を取得することができる。
プッシュ通知が行われた場合であっても、そうでない場合であっても、アプリを利用することで、未取得の画像がある場合に未取得一覧画面161が表示される。例えばプッシュ通知が非表示にされたとしても、ユーザにシールIDを入力させることなく、容易に、未取得の画像を取得させることができる。また、ユーザのシールIDの入力や読み取りも受け付け可能であるため、ユーザに関する情報がプレイ時に入力されていない場合であっても、確実に画像を取得させることができる。
未取得の画像の有無やその量に応じて、アイコン113やトップ画面121においてバッジ115,125が表示される。ユーザは、容易に、未取得の画像の有無やその量を知ることができるので、ユーザの満足度を向上させることができ、かつ、アプリの利便性を向上させることができる。
また、本実施の形態においては、シールに印字されたシールIDをカメラ715により撮像してID認識による送信を行うことで、画像を取得することができる。これにより、ユーザは、写真シール作成装置1でのメールアドレスの入力を行わなくても容易に画像を取得でき、メールアドレスの入力に係る問題を解決できる。また、ユーザがシールに印字されたシールIDを手入力することも不要となるため、シールIDの手入力に係る問題を解決できる。サーバ601が、画像取得のための電子メールやプッシュ通知を送信しないようにしても容易にユーザが画像を取得できるようになり、この場合、サーバ601の処理負荷を減らすことができる。
また、シールIDが検出されたとき、写真シール遊戯システム901で用いられることに決められた所定の形式であるか否かが確認される。したがって、認識精度を高めることができ、他のシステムで用いられるIDなどを本システムのシールIDとして誤認識することがない。正しい形式のシールIDが検出されたときだけ、その情報がサーバ601に送信されるので、サーバ601に送信される情報の総量を少なくすることができ、サーバ601の処理負担を軽減させることができる。また、検出したシールIDについて、画像の取得に利用できないIDであることがサーバ601との通信後に初めて判明するというような、ユーザがストレスを感じやすい状況が発生することを防止することができる。
本実施の形態において、認識対象となるシールIDは、2次元コードや1次元コードなど特定の形式の図形ではなく、汎用のOCR処理により認識対象とすることができる文字列である。したがって、カメラ715を用いたID認識に対応するために、専用の写真シール作成装置1を用意したり、既存の写真シール作成装置1の機能を追加する作業を行ったりする必要はない。これまでのシールにシールIDが印字されている場合において、容易に、かつ、低コストに、ID認識による送信を行うことができる。
ID取得処理において、カメラ715での撮像と、撮像結果についてのシールIDの認識とは、複数回繰り返される。また、このとき、複数回の認識のうち、例えば2回同じシールIDが認識されたときに、それをシールIDとして検出とする。したがって、認識精度を向上させることができる。2回同じシールIDが認識されるとそれをシールIDとして検出するので、スムーズに読み取ることができれば、速やかにID取得処理が終了する。なお、複数回撮像したうち、それらのすべてについてシールIDの認識を行って、最も多く一致した文字列をシールIDとして検出してもよい。これにより、認識精度をより高めることができる。
ID取得処理において、カメラ715での撮像と撮像結果に基づく検出処理とは並行して行われる。すなわち、1回目の撮像が行われた後、2回目の撮像が行われるのと並行して、1回目の撮像結果についてのシールIDの認識処理が開始される。したがって、速やかにシールIDを検出することができる。また、各回の撮像後にシールIDの認識処理が行われるのを待ってから次回の撮像が行われる場合と比較して、カメラ715で撮像するべくユーザが携帯端末701を構える時間を減らすことができる。一般に、撮像処理に要する時間に比べて認識処理に要する時間が長いため、効果的である。
写真シール作成装置1において、数字のみを用いて表現されるシールIDがシールに印字される。そして、数字のみが用いられていることを前提として、携帯端末でID取得処理が行われる。これにより、シールIDの認識精度を向上させることができる。
[変型例の説明]
なお、上述の実施の形態において、サーバ601は、携帯端末701に対し、再通知処理を行うようにしてもよい。
再通知処理は、例えば、一日に1回定期的に実行され、未取得データベースを参照しながら行われる。
図26は、再通知処理の一例を示すフローチャートである。
図26に示されるように、再通知処理が実行されると、ステップS191において、サーバ601は、未取得データベースを参照し、登録されてから未取得であるまま4日目に入ったものがあるか否かを確認する。
ステップS191で未取得であるものがあれば、ステップS192において、それに対応するユーザの携帯端末701に対して、それぞれ所定の方法で、通知を行う。例えば、トークンが登録されているユーザの携帯端末701に対してはプッシュ通知を行い、そうでないユーザの携帯端末701に対してはメール通知が行われる。
また、ステップS193において、サーバ601は、未取得データベースを参照し、登録されてから未取得であるまま6日目に入ったものがあるか否かを確認する。
ステップS193で未取得であるものがあれば、ステップS192と同様に、ステップS194において、それに対応するユーザの携帯端末701に対して、それぞれ所定の方法で、通知を行う。
このように、未取得のままの画像がある場合には、再通知が行われる。これにより、ユーザの取得し忘れを防止することができる。また、これにより、何らかの事情で最初に送信されたプッシュ通知がユーザの目に触れることがなかった場合であっても、再度、ユーザが通知を受ける機会が得られる。したがって、ユーザの意図とは反対に、画像について画像保管処理が行われないまま第1記憶領域から削除されてしまうことが発生しにくくなり、画像提供サービスを利用するユーザの満足度を向上させることができる。
なお、ユーザが無料会員であるとき、第2記憶領域に記憶後所定の期間が経過した場合に、上述と同様にサーバ601から携帯端末701に通知を行うようにして、ユーザが有料会員登録を行って他の画像を取得するように促すようにしてもよい。
また、再通知処理においては、プッシュ通知を送信可能なユーザにだけ通知を行うようにしてもよい。また、プッシュ通知を行えるユーザに対して、あえてメール通知を行って、ユーザが通知に一度以上触れるようにすることを図るようにしてもよい。また、4日目と6日目とで、通知方法を変更してもよい。また、プッシュ通知により再通知処理を行う場合、メール通知も併せて行うようにしてもよい。
[その他]
写真シール作成装置やサーバ、携帯端末は、上述の実施の形態における各特徴点をすべて有するものでなくてもよく、一部の特徴点のみを有するものであってもよい。そのように構成された写真シール作成装置やサーバ、携帯端末であっても、その特徴点を有することに応じた効果を得ることができる。
上述の実施の形態において、OCR処理により認識されうるシールIDは、英字、数字、その他の文字、記号等のうちいずれを含むものとしてもよく、適宜設定すればよい。シールIDの所定の形式も、シールIDとして利用可能な文字や記号等の範囲で、適宜設定すればよい。この場合、正しく認識される確率の高い文字や記号等を用いてシールIDを設定するようにしてもよい。
識別符号として、シールIDとは異なるものがシールに印字され、認識画面を通じて読み取られるようにしてもよい。識別符号としては、サーバが写真シール作成装置から送信された属性情報に基づいて提供対象となる画像を特定することができるような、属性情報に対応するものを適宜採用することができる。
写真シール作成装置において、シールIDを特定のフォントを用いてシールに印字するようにし、そのような特定のフォントが用いられていることを前提として、携帯端末でID取得処理が行われるようにしてもよい。これにより、シールIDの認識精度を向上させることができ、ID認識による送信の成功率を向上させることができる。
また、携帯端末でシールに印字されたシールIDを撮像した結果をサーバ等に送信して、サーバ等でシールIDの検出処理を行うようにしてもよい。この場合、例えば、シールIDが検出された場合にはサーバから携帯端末に情報を送信して取得画面が表示されるようにし、シールIDが検出されなかった場合はその旨の情報を携帯端末に情報を送信してユーザに対するメッセージ表示が行われるようにすればよい。
ID取得処理は、ユーザによるタップ操作が受け付けられなくても行われるようにしてもよい。例えば、読取画面の表示が開始されてから所定時間が経過した時点から、適当なタイミングで撮像結果が取得され、その結果に基づいてID取得処理が行われるようにしてもよい。
ID取得処理によるシールIDの検出が成功しなかったときには、その時点で携帯端末からサーバに未取得の画像があるか否か確認し、未取得の画像があればそれに応じた動作が行われるようにしてもよい。サーバへの画像等の送信が遅延した場合、サーバへの画像の登録より、シールIDの読取動作が先に行われることがある。このような場合に効果的である。
携帯端末がネットワークに接続できない環境で、読取画面を通じたシートのシールIDの撮像が行われたときには、検出されたシールIDの情報を一旦記憶し、携帯端末がネットワークに接続できるようになったときに、記憶した情報を利用してサーバへのアクセスが行われ、取得画面の表示が行われるようにしてもよい。このとき、例えばトップ画面の取得ボタンが操作されたことや、新たにアプリが起動されたことをトリガとして、記憶した情報を利用したサーバへのアクセスが行われるようにすればよい。
未取得の画像がない場合において取得ボタンの操作等が行われたときなど、未取得の画像の有無等に関する所定の条件を満たすときには、シールID入力画面を表示せずに、まず、読取画面を表示するようにしてもよい。
ID取得処理においてシールIDの検出に失敗したとき、トップ画面に遷移せず、シールID入力画面に遷移するようにしてもよい。このとき、シールIDの検出結果に基づいて、シールIDを構成する各文字のうち、正しく認識できた確度の高い文字と、そうでない文字とを、互いに表示態様が異なるようにしてシールID入力部に表示させ、ユーザがシールIDの再入力を部分的に行えるようにしてもよい。
ID取得処理においてシールIDの検出に失敗したとき、読み取り対象となったシールを出力した写真シール作成装置の機種名やプレイコース名など、プレイに関する情報の提供をユーザに求めるようにしてもよい。そして、提供された情報に基づいて、再度、シールIDの検出を試行するようにしてもよい。すなわち、写真シール作成装置の機種やプレイコースによりシールIDの印字態様(用いられているフォントや文字の大きさ、文字間ピッチなど)が異なる場合において、シールIDの印字態様を前提にOCR処理を行うことができ、認識率を向上させることができる。
サーバから携帯端末に通知を行う場合、上述のようなプッシュ通知のほか、単に、アプリを起動して未取得一覧画面を開かせるためのパラメータを有するプッシュ通知が携帯端末に定期的に送信されるようにしてもよい。このようなプッシュ通知の受信態様やタイミングなどの設定は、アプリを操作したり、サーバにアクセスして情報を送信したりすることで、適宜変更することができるようにしてもよい。この場合、未取得の画像があれば、未取得一覧画面が表示され、未取得の画像がなければ、単にトップ画面が表示されるようにするなど、適宜設定することができる。
サーバから携帯端末への通知は、トークンが登録されている場合においては少なくともプッシュ通知により行われるようにすればよい。例えば、トークンが登録されている場合においては、プッシュ通知に加えてメール通知を行ってもよい。プッシュ通知と共にメール通知を行う場合には、プッシュ通知を行わずにメール通知を行う場合と比較して、電子メールの記載内容を変更してもよい。例えば、プッシュ通知と共にメール通知を行う場合には、電子メールの記載内容を次のようにしてもよい。すなわち、プッシュ通知に重ねてメール通知が行われていることを説明する文言が電子メールに記載されるようにしてもよい。また、取得用のURLを電子メールに含めず、単に、アプリを起動して画像を取得することを案内するメッセージを電子メールに記載することで、アプリでの画像の取得を促すようにしてもよい。また、予めOSの仕様で定められた方法でアプリを起動させるための情報が記載されたウェブページがユーザに表示されるようにし、メール通知ではそのページのURLを記載することで、そのウェブページを通じてアプリの起動を促すようにしてもよい。このような場合であっても、アプリの起動時に未取得画像があれば、ポップアップ画面などを通じて速やかにユーザを画像を取得するための画面に誘導することができる。
サーバにトークンが登録されている場合において、所定のユーザに対してのみ、プッシュ通知に加えて、メール通知が行われるようにしてもよい。例えば、アプリのインストール時にメール通知の許可指示をユーザに求め、メール通知が許可された場合には、プッシュ通知を行う場合であっても、それに加えてメール通知を行うようにしてもよい。
サーバから携帯端末への通知の通知方法としては、上述のものに限られない。例えば、所定のメッセージングサービスを利用して事前にサーバと携帯端末との間で通信可能に設定されている場合には、そのメッセージングサービスを利用して、通知が行われるようにしてもよい。このような場合であっても、サーバに登録されている情報と、写真シール作成装置からサーバに送信されたユーザに関する情報とに基づいて、利用可能な通知方法を判別し、その判別結果に従った動作が行われるようにすることで、上述と同様の効果を得ることができる。
本発明は、写真シール作成装置に限られず、撮像した写真を用いて加工画像をユーザに提供する写真撮影遊戯装置やそれを備える装置を用いた画像提供システムに広く適用可能である。
上述の実施の形態における処理は、ソフトウェアによって行っても、ハードウェア回路を用いて行ってもよい。
上述の実施の形態における処理を実行するプログラムを提供することもできるし、そのプログラムをCD−ROM、フレキシブルディスク、ハードディスク、ROM、RAM、メモリカードなどの記録媒体に記録してユーザに提供することにしてもよい。プログラムはインターネットなどの通信回線を介して、装置にダウンロードするようにしてもよい。上記のフローチャートで文章で説明された処理は、そのプログラムに従ってCPUなどにより実行される。
上記実施の形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 写真シール作成装置(写真撮影遊戯装置の一例)
10a,10c シール(用紙の一例)
13 シールID(識別符号の一例)
501 制御部
505 記憶部
507 制御プログラム
509 通信部
571 プリンタ
601 画像提供サーバ(画像提供装置の一例)
603 通信部
605 記憶部
607 制御プログラム
650 制御部
701 携帯端末
703 通信部
705 記憶部
707 制御プログラム
713 表示部
715 カメラ(撮像手段の一例)
750 制御部
801 ネットワーク
901 写真シール遊戯システム(画像提供システムの一例)

Claims (9)

  1. ユーザがプレイを行う写真撮影遊戯装置と、前記写真撮影遊戯装置と通信可能な画像提供装置と、前記画像提供装置により提供される画像を表示部に表示可能な携帯端末装置とを備える画像提供システムであって、
    前記写真撮影遊戯装置は、
    前記プレイにより撮影された画像又はそれに基づく画像と前記プレイに関する属性情報とを対応付けて前記画像提供装置に送信する画像送信手段と、
    前記プレイにより撮影された画像又はそれに基づく画像を、前記属性情報に対応する識別符号と共に用紙にプリントして出力する出力手段とを有し、
    前記携帯端末装置は、
    前記出力手段により出力された用紙を撮像する撮像手段と、
    前記撮像手段の撮像結果に基づいて、前記用紙にプリントされた前記識別符号を認識する認識手段と、
    前記認識手段の認識結果に基づいて前記画像提供装置に画像の提供要求を行う要求手段とを有し、
    前記画像提供装置は、
    前記画像送信手段により送信された情報を記録する記録手段と、
    前記要求手段による提供要求と前記記録手段により記録された情報とに基づいて画像を提供する提供手段とを有する、画像提供システム。
  2. 前記認識手段は、1つの用紙について行われた前記撮像手段による複数回の撮像結果を用いて、前記識別符号の認識を複数回行い、
    前記要求手段は、前記認識手段が行った複数回の認識結果に基づいて、前記提供要求を行う、請求項1に記載の画像提供システム。
  3. 前記認識手段は、前記撮像手段の撮像と並行して前記認識を行う、請求項2に記載の画像提供システム。
  4. 前記出力手段は、前記識別符号と共に、予め定められた認識用表示を前記用紙にプリントして出力し、
    前記認識手段は、前記認識用表示の認識結果に基づいて、前記識別符号の認識を行う、請求項1から3のいずれかに記載の画像提供システム。
  5. 前記要求手段は、前記認識手段により認識された識別符号が予め定められた形式のものであるか否かを判定し、その判定結果に基づいて前記提供要求を行う、請求項1から4のいずれかに記載の画像提供システム。
  6. 前記携帯端末装置は、前記認識手段により認識された識別符号が前記要求手段により前記予め定められた形式のものではないと判別されたとき、その判別結果に基づいて通知動作を行う通知手段をさらに有する、請求項5に記載の画像提供システム。
  7. ユーザが行ったプレイにより写真撮影遊戯装置で撮影された画像又はそれに基づく画像の提供を前記写真撮影遊戯装置と通信可能な画像提供装置から受けて、その画像を表示部に表示可能な携帯端末装置であって、
    前記プレイにより前記写真撮影遊戯装置から出力された用紙を撮像する撮像手段と、
    前記撮像手段の撮像結果に基づいて、前記用紙にプリントされた識別符号を認識する認識手段と、
    前記認識手段の認識結果に基づいて前記画像提供装置に画像の提供要求を行う要求手段とを備える、携帯端末装置。
  8. ユーザが行ったプレイにより写真撮影遊戯装置で撮影された画像又はそれに基づく画像の提供を前記写真撮影遊戯装置と通信可能な画像提供装置から受けて、その画像を表示部に表示可能な携帯端末装置の制御方法であって、
    前記プレイにより前記写真撮影遊戯装置から出力された用紙を撮像する撮像ステップと、
    前記撮像ステップの撮像結果に基づいて、前記用紙にプリントされた識別符号を認識する認識ステップと、
    前記認識ステップの認識結果に基づいて前記画像提供装置に画像の提供要求を行う要求ステップとを備える、携帯端末装置の制御方法。
  9. ユーザが行ったプレイにより写真撮影遊戯装置で撮影された画像又はそれに基づく画像の提供を前記写真撮影遊戯装置と通信可能な画像提供装置から受けて、その画像を表示部に表示可能な携帯端末装置の制御プログラムであって、
    前記プレイにより前記写真撮影遊戯装置から出力された用紙を撮像する撮像ステップと、
    前記撮像ステップの撮像結果に基づいて、前記用紙にプリントされた識別符号を認識する認識ステップと、
    前記認識ステップの認識結果に基づいて前記画像提供装置に画像の提供要求を行う要求ステップとをコンピュータに実行させる、携帯端末装置の制御プログラム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2018036497A (ja) * 2016-08-31 2018-03-08 フリュー株式会社 管理装置、画像作成印刷装置、管理装置の制御方法、画像作成印刷装置の制御方法、制御プログラム、および記録媒体

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