JP2016082204A - インプリント用モールド、インプリント方法及びワイヤーグリッド偏光子の製造方法 - Google Patents

インプリント用モールド、インプリント方法及びワイヤーグリッド偏光子の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】インプリント用モールドのパターン領域に接触される被成形材料に、当該モールドの可撓性に起因した変形により欠陥領域が生じることを防止する。【解決手段】パターン領域11Pと非パターン領域11Nとを有するインプリント用モールド11は、可撓性を有する基材12と、基材12の一の面12aに設けられ、パターン領域11Pを形成する樹脂層13と、を備える。基材12は、少なくともパターン領域11Pに対応する部分が、一対の基材本体21,22と、基材本体21,22間に介在され、弾性層として機能する接着層23と、を有する。【選択図】図2

Description

本発明は、インプリント用モールド、インプリント方法及びワイヤーグリッド偏光子の製造方法に関する。
近年、フォトリソグラフィ技術に代わるパターン形成技術として、インプリント方法を用いたパターン形成技術が注目されている。インプリント方法は、例えば微細な凹凸構造を含むパターン領域を有するインプリント用モールド(以下、モールドと呼ぶ。)を用い、前記凹凸構造を被成形材料に転写することで微細構造を等倍転写するパターン形成技術である(特許文献1)。
例えば、被成形材料として光硬化性の樹脂組成物を用いたインプリント方法は、以下のように行われる。まず、転写基板の表面に光硬化性樹脂組成物の液滴を供給する。次に、所望の凹凸構造を含むパターン領域を有するモールドと光硬化性樹脂組成物とを所定の距離まで近接させる又は接触させることにより前記凹凸構造内に光硬化性樹脂組成物を充填する。この状態でモールド側から光を照射して光硬化性樹脂組成物を硬化させることにより樹脂層を形成する。その後、モールドと樹脂層とを引き離すことにより、モールドのパターン領域における凹凸構造が反転した凹凸構造(凹凸パターン)を有するパターン構造体を形成する。また、その後、このようなパターン構造体をエッチングレジストとして転写基板をエッチング加工する場合もある。
このようなインプリント用モールドを使用したインプリント方法は、種々の製品の製造に採用されることが期待されている。例えば、インプリント方法により製造可能な製品として、ワイヤーグリッド偏光子を挙げることができる。
ワイヤーグリッド偏光子は、複数の微細な金属細線を平行に備えており、光配向処理等に使用されている(特許文献2)。例えば、特許文献3においては、金属細線を一方向に揃えるようにして複数のワイヤーグリッド偏光子を保持枠体内に配置することにより偏光素子ユニットを構成し、この偏光素子ユニットに紫外線を照射し、出射された直線偏光を硬化性樹脂組成物に照射することにより異方性を持たせて光配向処理を施すことが開示されている。このようなワイヤーグリッド偏光子は、光配向処理の他にも、例えば、ディスプレイの輝度を向上する部材等、種々の用途に使用可能である。
特開2013−175671号公報 特開2009−265290号公報 特開2012−203294号公報
ところで、可撓性を具備しないモールドを使用するインプリントでは、モールドから引き離された樹脂層における残膜厚みを均一とするために、モールドと転写基板との平行が維持されることが要求される。しかし、このような可撓性を具備しないモールドは、面積が拡大すると、樹脂層との引き離しの際に大きな剥離応力が作用するため、パターンに欠陥を生じさせないような離型が難しくなる。このため、可撓性を具備しないインプリント用のモールドの大面積化には限界があった。
一方、インプリント方法としては、所謂、ローラーインプリントも知られている。このローラーインプリントは、可撓性を有する基材に微細な凹凸構造を含むパターン領域を形成することによりモールドを作製し、このモールドの裏面(凹凸構造が形成されていない面)からローラーでモールドを加圧することにより、例えばエッチングレジスト等の樹脂組成物に対してモールドを接触させ、接触後に樹脂組成物を硬化させ、その後、樹脂組成物が硬化した樹脂層とモールドとの離型を行う手法である。このようなローラーインプリントを採用する場合、可撓性のないモールドを用いたインプリント方法に比べて大面積化が容易である。
ところで、上述のようなローラーインプリントで使用される従来のモールドは、一般的に、可撓性を有する基材と、基材の一の面に設けられパターン領域を形成する樹脂層と、で構成されている。これにより、従来のモールドは、柔軟性が確保され、ローラーによって加圧された際に容易に撓むことが可能となっている。
しかしながら、本件発明者は、従来のモールドは、その柔軟性によって、傾きやうねり等の変形が生じ易く、このような変形が生じた場合に、モールドに接触される樹脂組成物において膜厚が局所的に薄くなった欠陥領域が生じ易くなることを知見した。
このような欠陥領域は、以下の現象により生じているものと推認される。
まず、モールドと樹脂組成物とを接触させた際には、樹脂組成物が流動する。このような流動の影響で、モールドが樹脂組成物側に凹むように傾斜したり、うねりが生じたりする。そして、このような傾斜やうねりが生じた場合に、モールドと樹脂組成物との間に圧力ムラが生じ、圧力が低い領域に空隙が生じ、樹脂組成物の膜厚が不均一になる。その結果、樹脂組成物において、膜厚が局所的に薄くなった欠陥領域が生じると推認される。
なお、樹脂組成物の流動は、樹脂組成物がモールドの凹凸構造における凹部に毛細管現象により引き込まれることや、凹凸構造の凹部に向き合う位置に存在する樹脂組成物と凸部に向き合う位置に存在する樹脂組成物とに体積密度の差が生じることにより、発生すると考えられる。また、モールドの凹凸構造に向き合う位置に存在する樹脂組成物とその外側の領域(非パターン領域)に存在する樹脂組成物とに体積密度の差が生じることにより、発生するものとも考えられる。
上記のような欠陥領域が生じた場合、樹脂組成物に欠陥が生じるだけでなく、その後に形成される形成物にも欠陥が生じ得る。例えば、上記樹脂組成物がマスクを形成するためのエッチングレジスト(以下、レジストと呼ぶ。)であり、このレジストに上記のような欠陥領域が生じた場合には、レジストをエッチングした後の形成物にも欠陥が生じ得る。具体的には例えば、ローラーインプリントによるワイヤーグリッド偏光子の製造の際に上記のような欠陥領域が生じた場合には、エッチング後に形成されるワイヤーグリッド偏光子にも欠陥が生じ得て、その品質が劣化する虞がある。
本発明は、上記実情を考慮してなされたものであって、その目的は、インプリント用モールドのパターン領域に接触される被成形材料に、当該モールドの可撓性に起因した変形により欠陥領域が生じることを防止することができるインプリント用モールド、インプリント方法及びワイヤーグリッド偏光子の製造方法を提供することにある。
本発明は、パターン領域と非パターン領域とを有するインプリント用モールドにおいて、可撓性を有する基材と、前記基材の一の面に設けられ、前記パターン領域を形成する樹脂層と、を備え、前記基材は、少なくとも前記パターン領域に対応する部分が、一対の基材本体と、前記基材本体間に介在され、弾性層として機能する接着層と、を有することを特徴とするインプリント用モールド、である。
本発明のインプリント用モールドにおいては、前記基材は、前記非パターン領域に対応する部分が、前記一対の基材本体うちの一方の基材本体からなっていてもよい。
また、本発明のインプリント用モールドにおいては、前記接着層は、厚みが50μm以上200μm以下であってもよい。
また、本発明のインプリント用モールドにおいては、前記接着層は、エポキシ系樹脂組成物を含む材料から形成されてもよい。
また、本発明は、パターン領域と非パターン領域とを有するインプリント用モールドであって、可撓性を有する基材と、前記基材の一の面に設けられ、前記パターン領域を形成する樹脂層と、を備え、前記基材は、少なくとも前記パターン領域に対応する部分が、一対の基材本体と、前記基材本体間に介在され、弾性層として機能する接着層と、を有するインプリント用モールドを準備する準備工程と、前記インプリント用モールドの前記パターン領域を、前記基材のうちの前記樹脂層が設けられた面とは反対側の面からローラーで加圧することにより、転写基板の一方の面に位置する被成形材料に接触させる接触工程と、前記インプリント用モールドに接触させた前記被成形材料を硬化させることにより前記パターン領域に対応するパターンが転写された転写層とする硬化工程と、前記転写層と前記インプリント用モールドとを引き離すことにより、前記転写層であるパターン構造体を前記転写基板上に位置させた状態とする離型工程と、を備えることを特徴とするインプリント方法、である。
また、本発明は、パターン領域と非パターン領域とを有するインプリント用モールドであって、可撓性を有する基材と、前記基材の一の面に設けられ、前記パターン領域を形成する樹脂層と、を備え、前記基材は、少なくとも前記パターン領域に対応する部分が、一対の基材本体と、前記基材本体間に介在され、弾性層として機能する接着層と、を有するインプリント用モールドを準備する準備工程と、前記インプリント用モールドの前記パターン領域を、前記基材のうちの前記樹脂層が設けられた面とは反対側の面からローラーで加圧することにより、一の面にワイヤーグリッド材料層を備える透明基板の前記ワイヤーグリッド材料層上に位置するエッチングレジスト層に接触させる接触工程と、前記インプリント用モールドに接触させた前記エッチングレジスト層を硬化させることにより前記パターン領域に対応するパターンが転写されたレジストパターン層とする硬化工程と、前記レジストパターン層と前記インプリント用モールドとを引き離す離型工程と、前記レジストパターン層をエッチングマスクとして前記ワイヤーグリッド材料層をエッチングすることにより、ワイヤーグリッドを形成するエッチング工程と、を備えることを特徴とするワイヤーグリッド偏光子の製造方法、である。
本発明によれば、インプリント用モールドのパターン領域に接触される被成形材料に、当該モールドの可撓性に起因した変形により欠陥領域が生じることを防止することができる。
本発明の第1の実施の形態にかかるインプリント用モールドの平面図である。 図1のII−II線に沿う断面図である。 第1の実施の形態にかかるインプリント方法の工程図である。 第1の実施の形態にかかるインプリント方法の工程図である。 図4(B)のV−V線に沿う断面図である。 第1の実施の形態の作用効果を説明する図である。 第1の実施の形態にかかるインプリント用モールドを使用して製造されるワイヤーグリッド偏光子の平面図である。 第1の実施の形態にかかるインプリント用モールドを使用して製造されるワイヤーグリッド偏光子の製造方法の工程図である。 本発明の第2の実施の形態にかかるインプリント用モールドを説明する図である。 本発明の第3の実施の形態にかかるインプリント用モールドの平面図である。
以下、図面を参照しながら本発明の各実施の形態について説明する。図面は例示であり、説明のために特徴部を誇張することがあり、実物とは異なる場合がある。なお、以下の各図において、同一部分には同一の符号を付している。
(第1の実施の形態)
図1は、本発明の第1の実施の形態にかかるインプリント用モールド11の平面図であり、図2は、図1のII−II線に沿う断面図である。このインプリント用モールド11は、ローラーインプリントに使用される。まず、図1及び図2を参照して、第1の実施の形態にかかるインプリント用モールド11について説明する。
[インプリント用モールド]
図1及び図2に示すように、本実施の形態にかかるインプリント用モールド11は、パターン領域11Pと、非パターン領域11Nと、を有している。図1において、二点鎖線で示される矩形Sは、パターン領域11Pと非パターン領域11Nとの境界を示しており、図示の例では、矩形Sの内側の領域がパターン領域11Pであり、矩形Sの外側の領域が非パターン領域11Nである。
このインプリント用モールド11は、可撓性を有する基材12と、この基材12の一の面12aに設けられた樹脂層13と、を備えており、図示の例では、基材12及び樹脂層13は共に平面視で矩形に形成されている。図1及び図2から明らかなように、本実施の形態では、樹脂層13のうちの上述の矩形Sの内側に位置する部分が矩形のパターン領域11Pを形成している。一方、樹脂層13のうちの上述の矩形Sの外側に位置する矩形枠状の周縁部分と、基材12のうちの樹脂層13よりも外側に位置する部分とが、上述の非パターン領域11Nを形成している。なお、本実施の形態では、基材12、樹脂層13及びパターン領域11Pが平面視で矩形に形成されているが、これらは他の形状に形成されてもよい。
樹脂層13が形成するパターン領域11Pは、後述する転写基板101の一の面101aに位置付けられた被成形材料103(図3及び図4参照)に接触され、この被成形材料103にパターンを転写するパターン部15を含む領域である。一方、非パターン領域11Nは、被成形材料103に転写されるパターンに対応する形状を有さない領域を意味する。
図1においては、樹脂層13において外周側に位置する非パターン領域11Nを形成する周縁部分の一部と樹脂層13においてパターン領域11Pを形成する部分とを含む領域Z1と、樹脂層13においてパターン領域11Pを形成する部分のみを含む領域Z2とが拡大して示されている。これら領域Z1、領域Z2及び図2に示すように、本実施の形態では、パターン領域11Pに、ライン形状の凸パターン15Lが所望のスペースを介して複数配列されて構成されたパターン部15が位置している。図示の例では、図1の矢印Aで示される方向に延びるライン形状の凸パターン15Lが、パターン領域11Pの全域に形成されている。一方、樹脂層13における非パターン領域11Nである周縁部分には、パターン部15を囲む囲繞部16が位置している。なお、図1の領域Z1,Z2においては、凸パターン15L及び囲繞部16の表面を、斜線を付して示している。また、本実施の形態では、パターン部15が、ライン形状の凸パターン15Lが所望のスペースを介して複数配列されて構成されているが、パターン部15は、例えば凸パターンがメッシュ状にて配列されて構成される等の態様でもよい。
凸パターン15Lのライン幅Waは、インプリント用モールド11の使用目的に応じて適宜設定することができ、また、凸パターン15Lの間に位置するスペースの幅も適宜設定することができる。また、凸パターン15Lの厚み(高さ)と、囲繞部16の厚み(高さ)とは、実質的に同一であってもよいし、異なっていてもよい。
なお、樹脂層13は、例えば、光硬化性樹脂組成物、熱硬化性樹脂組成物であり、樹脂層13におけるパターン部15は、パターン部15に対応する凹凸構造を有するモールドによってインプリントされることで形成されている。インプリントによるパターン部15の形成は、従来公知のインプリント方法によって形成可能であるため、その詳細な説明は省略する。
一方で、図2に示すように、本実施の形態の基材12は、一対の基材本体21,22と、基材本体21,22間に介在され、弾性層として機能する接着層23と、を有している。図示の例では、基材本体21の接着層23側を向く面とは反対側の面に、基材12において樹脂層13が設けられる一の面12aが設定されている。ここで、本実施の形態では、基材本体21に設定される一の面12aに、樹脂層13が直接的に設けられる(積層される)が、中間層を介して樹脂層13が設けられてもよい。
本実施の形態では、基材本体21,22及び接着層23の各々が平面視で矩形であり、同一の寸法を有し、基材12の全体が3層構造となっている。しかしながら、基材12は、4層以上の多層構造でもよい。また、図示の例では、基材12の全体が3層構造(多層構造)となっているが、基材12の一部が単層であってもよい。この場合、少なくともパターン領域11Pあるいは樹脂層13に対応する部分を、3層構造(多層構造)に構成する。このような態様の一例については、第2の実施の形態において詳述する。
本実施の形態のインプリント用モールド11は、ローラーインプリントに使用可能な可撓性を有し、基材本体21,22及び接着層23は、所望の可撓性を有するように材料及び厚みが選択される。また、本実施の形態では、ローラーインプリントに使用可能な可撓性を有する一方で、インプリント時にインプリント用モールド11に不所望な変形が生じることを防止する弾性(剛性)が確保される材料及び厚みが選択される。さらに、本実施の形態では、ローラーインプリントにおいて後述する被成形材料に光硬化性樹脂組成物を用いるため、基材本体21,22及び接着層23として、光、例えば紫外線等を透過可能な光透過性を有する材料が選択されることが好ましい。
なお、上述の光透過性とは、波長200〜400nmにおける光透過率が50%以上、好ましくは70%以上であることを意味する。光透過率の測定は、日本分光(株)製V−650を用いて行うことができる。なお、ローラーインプリントにおいて被成形材料として熱硬化性樹脂組成物を用いる場合には、光透過性は特に要求されない。
そして、本実施の形態では、基材本体21,22が、一例として、光学特性に優れるポリエチレンテレフタレート(PET)からなる。なお、基材本体21,22の材料としては、可撓性を有するものであれば、その他の透明樹脂フィルム、薄板ガラス等の透明なフレキシブル材を用いることもできる。また、光透過性を要求されない場合には、有色の樹脂フィルム、有色の薄板ガラス等の透明なフレキシブル材を用いることもできる。
また、基材本体21,22の厚みは、可撓性、弾性及び光透過性を考慮して、それぞれ50μm以上200μm以下であることが好ましい。なお、基板本体21と基材本体22は、同一の材料及び/または同一の厚みで形成されてもよいが、異なる材料及び/または異なる厚みで形成されてもよい。但し、ローラーインプリント時に撓ませることや、熱変形による樹脂層13におけるパターン領域11Pの変形等を考慮すると、同一の材料及び/または同一の厚み、特に同一の材料及び同一の厚みであることが好ましい。
また、本実施の形態の接着層23は、基材本体21と基材本体22とを接着する。そのため、接着層23を形成する材料は、可撓性、弾性及び光透過性に加えて接着性をも考慮して、選択される。本実施の形態では、一例として、接着層23が、エポキシ系樹脂組成物を含む材料により形成されている。本件発明者は、エポキシ系樹脂組成物は、優れた光透過性と、好適な弾性を具備することを知見した。
接着層23は、両主面に接着性を有し、これら両主面が剥離層によって覆われており、基材本体21,22との接着の際に、剥離層が剥がされて用いられる接着テープから形成されてもよいし、液体状に塗布される材料から形成されてもよい。また、本実施の形態では、接着層23の材料として、エポキシ系樹脂組成物を含む材料を挙げたが、所望の可撓性、弾性、光透過性及び接着性を有するものであれば、他の材料でもよいことは言うまでもない。
また、接着層23の厚みは、可撓性、弾性及び光透過性を考慮して、50μm以上200μm以下であることが好ましい。
[インプリント方法]
次に、上述したインプリント用モールド11を使用した第1の実施の形態にかかるインプリント方法、すなわちローラーインプリントについて説明する。本実施の形態では、ローラーインプリントにおいて被成形材料として光硬化性樹脂組成物を用いる光ローラーインプリントについて説明する。
本実施の形態のインプリント方法では、概略として、上述のインプリント用モールド11を使用し、このインプリント用モールド11の裏面(パターン領域11Pが形成されていない面)からローラーで加圧することにより、被成形材料103(図3及び図4参照)にインプリント用モールド11を接触させ、接触後に被成形材料103を硬化させ、その後、硬化した転写層104(図3及び図4参照)とインプリント用モールド11との離型を行う。図3および図4は、本実施の形態のインプリント方法を説明するための工程図である。また、図5は、図4(B)に示される転写基板のV−V線に沿う断面図である。以下、各工程について詳述する。
<準備工程>
この実施の形態では、まず、図1及び図2に示したインプリント用モールド11を準備する。また、図3(A)に示す転写基板101を準備する。この転写基板101では、その一方の面101aに被エッチング層102が設けられ、この被エッチング層102上に、被成形材料103が位置付けられている。
ここで使用する転写基板101は、適宜選択することができ、例えば、石英やソーダライムガラス、ホウ珪酸ガラス等のガラス、シリコンやガリウム砒素、窒化ガリウム等の半導体、ポリカーボネート、ポリプロピレン、ポリエチレン等の樹脂基板、金属基板、あるいは、これらの材料の任意の組み合わせからなる複合材料基板が、用いられ得る。また、例えば、半導体やディスプレイ等に用いられる微細配線や、フォトニック結晶構造、光導波路、ホログラフィのような光学的構造等の所望のパターン構造物が形成されたものであってもよい。また、被エッチング層102は、転写基板101上に形成するパターンの材質として要求される材質からなる薄膜であってよく、例えば、無機物薄膜、有機物薄膜、有機無機複合薄膜等、適宜選択することができる。なお、転写基板101の形状は、図示例では、平板形状であるが、例えば、周囲よりも突出した凸構造平面部位を一方の面101aに有するメサ構造であってもよい。
また、被成形材料103は、所望の樹脂組成物、例えば、光硬化性樹脂組成物、熱硬化性樹脂組成物等を用いて、スピンコート法、ディスペンスコート法、ディップコート法、スプレーコート法、インクジェット法等の公知の塗布手段で形成することができる。本実施の形態では、被成形材料103として光硬化性樹脂組成物を用いる光ローラーインプリントを行うため、被成形材料103は、光硬化性樹脂組成物である。この被成形材料103の厚みは、使用するインプリント用モールド11のパターン領域11Pの凸パターン15Lの高さ、これらの間の凹部の深さ、および、形成するパターン構造体に生じる残膜(凸パターン間に位置する部位)の厚みの許容範囲等を考慮して設定することができる。
<接触工程>
次に、接触工程にて、可撓性のインプリント用モールド11のパターン領域11Pが形成されていない他の面12b(基材本体22の接着層23側とは反対側の面)からローラー151でインプリント用モールド11を加圧することにより、インプリント用モールド11のパターン領域11Pを被成形材料103に接触させる(図3(B)、図4(A))。ここで、本実施の形態では、樹脂層13において非パターン領域11Nを形成する周縁部16も被成形材料103に接触される。
図3(B)、図4(A)に示すように、ローラー151の加圧によるインプリント用モールド11のパターン領域11Pと被成形材料103との接触では、転写基板101を図3(B)に示された矢印a方向に搬送するとともに、ローラー151を図3(B)に示された矢印b方向に回転することにより、インプリント用モールド11と被成形材料103とを同じ速度で移動させ、両者間にズレを生じないようにする。そして、この接触工程では、インプリント用モールド11のパターン部15のライン方向(図4(A)に矢印Aで示す方向に沿って、インプリント用モールド11を被成形材料103に接触させる。これにより、インプリント用モールド11のパターン部15の変形を防止することできる。
また、ローラー151による加圧は、インプリント用モールド11のパターン部15の凹凸を被成形材料103に完全に埋め込むことができる範囲で適宜設定することができる。したがって、例えば、転写基板101を搬送するステージ(図示せず)からローラー151までの間隔を所望の値に固定し、ステージとローラー151との間を転写基板101とインプリント用モールド11が通過することにより、インプリント用モールド11のパターン部15の凹凸が被成形材料103に完全に埋め込まれる場合には、ローラー151を転写基板101方向に付勢することにより加圧する必要はない。
また、本実施の形態では、上述したように、インプリント用モールド11が、一対の基材本体21,22と、基材本体21,22間に介在され、弾性層として機能する接着層23と、を有している。これにより、この接触工程において、インプリント用モールド11と被成形材料103とが接触された際に、インプリント用モールド11が不所望に変形することが防止される。これにより、インプリント用モールド11に接触される被成形材料103において膜厚が局所的に薄くなった欠陥領域が生じることが防止される。
<硬化工程>
次に、インプリント用モールド11と接触された被成形材料103を硬化させることにより、インプリント用モールド11のパターン領域11P、すなわちパターン部15からなる凹凸パターンに対応するパターンが転写された転写層104とする。図3(B)、図4(A)に示される例では、インプリント用モールド11と接触された直後に、インプリント用モールド11を介して光照射装置161から光を照射し、これにより被成形材料103を硬化させて転写層104としているが、インプリント用モールド11と被成形材料103との接触が完了した後に、被成形材料103を硬化させることにより転写層104としてもよい。また、転写基板101が光透過性である場合、転写基板101の裏面側に光照射装置161を配設し、インプリント用モールド11との接触が完了した被成形材料103に対して、転写基板101を介して光照射装置161から光を照射し、これにより被成形材料103を硬化させてもよい。さらに、インプリント用モールド11を介した光照射装置161からの光照射と、転写基板101を介した光照射装置161からの光照射を併用して、インプリント用モールド11との接触が完了した被成形材料103の硬化を行ってもよい。
<離型工程>
次に、転写層104とインプリント用モールド11とを引き離すことにより、転写層104であるパターン構造体を転写基板101上に位置させた状態とする(図3(C)、図4(B))。このように形成された転写層104は、図5に示されるように、インプリント用モールド11のパターン部15の凹凸パターンが反転したパターン部115を有する。パターン部115は、ライン形状に延びる凸パターン115Lを複数配列した形状となっている。なお、図4(B)では、形成された転写層104が有するパターン部115の図示を省略している。
転写層104とインプリント用モールド11との引き離しの方向は、上述の接触工程と同様に、インプリント用モールド11のパターン部15のライン方向とすることが好ましい。これにより、転写層104のパターン部115の変形、損傷によるパターン欠陥の発生を防止することできる。
転写層104とインプリント用モールド11との引き離しは、被成形材料103に対するインプリント用モールド11の接触と、被成形材料103の硬化による転写層104の形成が完了した後に行うことができる。また、被成形材料103に対するインプリント用モールド11の接触が完了する前に、既にインプリント用モールド11の接触がなされている被成形材料103を硬化することにより形成した転写層104からインプリント用モールド11を適宜引き離してもよい。また、転写層104とインプリント用モールド11とが引き離された後に、転写層104を完全に硬化するため追加露光を行ってもよい。
そして、その後は、上述のように形成された転写層104であるパターン構造体104のパターン部115から、残膜115a(図5参照)を除去し、その後、パターン構造体104をマスクとして被エッチング層102をエッチングすることにより、所望のパターンを転写基板101上に形成することができる。また、このように形成したパターンをマスクとして転写基板101をエッチングすることにより、転写基板101に凹凸構造を形成することもできる。
以上に説明したように本実施の形態では、パターン領域11Pと非パターン領域11Nとを有するインプリント用モールド11が、可撓性を有する基材12と、基材12の一の面12aに設けられ、パターン領域11Pを形成する樹脂層13と、を備え、基材12は、一対の基材本体21,22と、基材本体21,22間に介在され、弾性層として機能する接着層と、を有する。そして、このようなインプリント用モールド11によってローラーインプリントが行われる。
このようなインプリント用モールド11は、所定の弾性が確保されることにより、インプリント用モールド11と被成形材料103とが接触された際に不所望に変形することが防止される。これにより、本実施の形態によれば、インプリント用モールド11のパターン領域11Pに接触される被成形材料103に、当該モールドの可撓性に起因した変形により欠陥領域が生じることを防止することができる。
図6は、第1の実施の形態の作用効果を説明する図である。図6(A)は、単層のPETからなる基材と、パターン領域を形成する樹脂層のみで構成された従来のインプリント用モールドによってインプリントされた被成形材料を示している。一方、図6(B)は、本実施の形態のインプリント用モールド11によってインプリントされた被成形材料103を示している。
図6(A)において符号305Lは、従来のインプリント用モールドによってインプリントされた被成形材料上に転写されたライン形状に延びる凸パターンを示している。この凸パターン305Lの角部には、その周縁部に沿って符号306で示す空隙(白く表示された部分)を含む欠陥領域が生じた。一方、図6(B)には、本実施の形態のインプリント用モールド11によってインプリントされた被成形材料103上に転写された凸パターン115Lを示している。図6(B)に示すように、本実施の形態のインプリント用モールド11を使用した場合には、図6(A)に示したような欠陥領域306は生じなかった。この結果からも、本実施の形態の効果が確認できた。
[ワイヤーグリッド偏光子の製造方法]
以下では、第1の実施の形態のインプリント用モールド11によるインプリント方法を具体的に採用した方法の一例として、インプリント用モールド11を使用したワイヤーグリッド偏光子の製造方法を説明する。
図7は、インプリント用モールド11を使用して製造されるワイヤーグリッド偏光子の平面図である。また、図8は、インプリント用モールド11を使用して製造されるワイヤーグリッド偏光子201の製造方法の工程図である。図8(A)〜(D)のうちの図8(D)には、図7のD−D線に沿う断面図が示されている。まず、製造されるワイヤーグリッド偏光子201の構成について説明する。
図7及び図8(D)に示すように、ワイヤーグリッド偏光子201は、透明基板202と、この透明基板202の一の面202aに位置するワイヤーグリッド材料層203と、このワイヤーグリッド材料層203に設定されたワイヤーグリッド領域213と、を有している。図7に示すように、ワイヤーグリッド領域213は、外郭の形状が矩形に形成されている。図7にはワイヤーグリッド領域213の一部の領域Z3が拡大して示されている。ワイヤーグリッド領域213には、ライン形状の開口ライン215Lが所望のスペース(ワイヤーグリッド材料層)を介して複数配列されて構成されたワイヤーグリッド215が位置している。図示例では、図7の矢印Aで示される方向に延設されたライン形状の開口ライン215Lが、ワイヤーグリッド領域213の全域に形成されている。なお、図7においては、ワイヤーグリッド215の表面を、斜線を付して示している。
インプリント用モールド11を使用したワイヤーグリッド偏光子201の製造方法は、概略として、上述した本実施の形態にかかるインプリント方法により、透明基板202に設けたワイヤーグリッド材料層203上にレジストパターン層205(図8(C)参照)を形成し、このレジストパターン層205をエッチングマスクとしてワイヤーグリッド材料層203をエッチングし、これによりワイヤーグリッド215を形成する。以下、各工程について詳述する。
<準備工程>
この製造方法では、まず、図1及び図2に示したインプリント用モールド11を準備する。また、図8(A)に示す透明基板202を準備する。この透明基板202では、その一方の面202aにワイヤーグリッド材料層203が設けられ、このワイヤーグリッド材料層203上に、エッチングレジスト層204が位置付けられている。
ここで使用する透明基板202は、適宜選択することができ、例えば、石英ガラス、合成石英、フッ化マグネシウム等のリジッド材、あるいは、透明樹脂フィルム、光学用樹脂板等の可撓性を有する透明なフレキシブル材等が、用いられ得る。なお、ここで透明とは、波長200〜800nmにおける光線透過率が50%以上、好ましくは70%以上であることを意味する。光線透過率の測定は、日本分光(株)製 V−650を用いて行うことができる。
また、ワイヤーグリッド材料層203の材質としては、例えば、アルミニウム、金、銀、銅、白金、珪素化モリブデン、酸化チタン等の金属、金属化合物等の導電性材料、誘電性材料を挙げることができ、これらのいずれかを単独で、あるいは、組み合わせで使用することができる。このようなワイヤーグリッド材料層の厚みは、10〜500nmの範囲で適宜設定することができる。また、ワイヤーグリッド材料層203は、真空成膜法等により所望の厚みに形成することができる。
また、エッチングレジスト層204は、ワイヤーグリッド材料層203のエッチングにおいてエッチング耐性を発現するものであり、従来のエッチングレジスト材料の中から、ワイヤーグリッド材料層203の材質等に応じて適宜選択することができる。また、ワイヤーグリッド材料層203上に金属薄膜を形成し、この金属薄膜をエッチングレジスト層204を介してエッチングすることによりハードマスクを形成し、このハードマスクを介してワイヤーグリッド材料層203をエッチングしてもよい。エッチングレジスト層204の形成は、スピンコート法、ディスペンスコート法、ディップコート法、スプレーコート法、インクジェット法等の公知の塗布手段を用いて行うことができる。このエッチングレジスト層204の厚みは、使用するインプリント用モールド11のパターン領域11Pの凸パターン部15Lの高さ、これらの間の深さ、および、形成するレジストパターンに生じる残膜(凸パターン間に位置する部位)の厚みの許容範囲等を考慮して設定できる。
<接触工程>
次に、接触工程にて、可撓性のインプリント用モールド11のパターン領域11Pが形成されていない他の面12b(基材本体22の接着層23側とは反対側の面)からローラー271でインプリント用モールド11を加圧することにより、インプリント用モールド11のパターン領域11Pをエッチングレジスト層204に接触させる(図8(B))。
図8(B)に示すように、ローラー271の加圧によるインプリント用モールド11のパターン領域11Pとエッチングレジスト層204との接触では、透明基板202を矢印a方向に搬送するとともに、ローラー271を矢印b方向に回転することにより、インプリント用モールド11とエッチングレジスト層204とを同じ速度で移動させ、両者間にズレを生じないようにする。そして、この接触工程では、インプリント用モールド11のパターン部15のライン方向に沿って、インプリント用モールド11をエッチングレジスト層204に接触させる。
また、ローラー271による加圧は、インプリント用モールド11のパターン部15の凹凸をエッチングレジスト層204に完全に埋め込むことができる範囲で適宜設定することができる。したがって、例えば、透明基板202を搬送するステージ(図示せず)からローラー271までの間隔を所望の値に固定し、ステージとローラー271との間を透明基板202とインプリント用モールド11が通過することにより、インプリント用モールド11のパターン部15の凹凸がエッチングレジスト層204に完全に埋め込まれる場合には、ローラー271を透明基板202方向に付勢することにより加圧する必要はない。
また、本実施の形態では、上述したように、インプリント用モールド11が、一対の基材本体21,22と、基材本体21,22間に介在され、弾性層として機能する接着層23と、を有している。これにより、接触工程において、インプリント用モールド11とエッチングレジスト層204とが接触された際に、インプリント用モールド11が不所望に変形することが防止される。これにより、インプリント用モールド11に接触されるエッチングレジスト層204において膜厚が局所的に薄くなった欠陥領域が生じることが防止される。
<硬化工程>
次に、インプリント用モールド11と接触されたエッチングレジスト層204を硬化させることにより、インプリント用モールド11のパターン領域11P、すなわちパターン部15からなる凹凸パターンに対応するパターンが転写されたレジストパターン層205とする。図8(B)に示される例では、インプリント用モールド11と接触された直後に、インプリント用モールド11を介して光照射装置281から光を照射することにより、エッチングレジスト層204を硬化させているが、インプリント用モールド11とエッチングレジスト層204との接触が完了した後に、エッチングレジスト層204を硬化させてもよい。
<離型工程>
次に、レジストパターン層205とインプリント用モールド11とを引き離すことにより、レジストパターン層205をワイヤーグリッド材料層203上に位置させた状態とする(図8(C))。図8(C)は、図8(B)に示す透明基板202の搬送方向(矢印aで示される方向)と直交する方向での縦断面を示している。このレジストパターン層205は、インプリント用モールド11のパターン部15の凹凸パターンが反転したパターン部206を有するものである。パターン部206は、ライン形状に延びる凸パターン206Lを複数配列した形状となっている。なお、図8(C)では、レジストパターン層205における残膜(凸部の間に残存するレジスト層)を省略している。
レジストパターン層205とインプリント用モールド11の引き離しの方向は、上述の接着工程と同様に、インプリント用モールド11のパターン部15のライン方向とする。これにより、形成されたレジストパターン層205は、パターン部206の変形、損傷によるパターン欠陥の発生を防止することできる。なお、レジストパターン層205とインプリント用モールド11の引き離しは、エッチングレジスト層204に対するインプリント用モールド11の接触と、エッチングレジスト層204の硬化によるレジストパターン層205の形成が完了した後に行うことができる。また、エッチングレジスト層204に対するインプリント用モールド11の接触が完了する前であっても、接触後のエッチングレジスト層204を硬化することにより形成したレジストパターン層205からインプリント用モールド11を適宜引き離してもよい。
<エッチング工程>
次に、上述のように形成されたレジストパターン層205のパターン部206から、残膜(図示せず)を除去し、その後、レジストパターン層205をマスクとしてワイヤーグリッド材料層203をエッチングすることにより、開口ライン215Lで構成されたワイヤーグリッド215を形成する(図8(D))。
以上に説明した製造方法では、本実施の形態にかかるインプリント用モールド11が使用されることにより、インプリント用モールド11とエッチングレジスト層204とが接触された際に、インプリント用モールド11が不所望に変形することが防止される。これにより、インプリント用モールド11のパターン領域11Pに接触されるエッチングレジスト層204に、当該モールドの可撓性に起因した変形により欠陥領域が生じることを防止することができる。このため、エッチング後に製造されるワイヤーグリッド偏光子201においても欠陥が生じることを防止でき、ワイヤーグリッド偏光子201の品質を向上させることができる。
(第2の実施の形態)
次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。図9は、本発明の第2の実施の形態にかかるインプリント用モールド31を説明する図である。図9(A)は、このインプリント用モールド31の平面図を示し、図9(B)は、図9(A)のIX−IX線に沿う断面図である。
本発明の第2の実施の形態にかかるインプリント用モールド31は、可撓性を有する基材32と、この基材32の一の面32aに設けられた樹脂層33と、を備えており、樹脂層13の全面(表面全域)がパターン領域31Pを形成している。一方、基材32の樹脂層13よりも外側に位置する部分が、非パターン領域31Nを形成している。第1の実施の形態と同様に、パターン領域31Pは、転写基板の一の面に位置付けられた被成形材料に接触され、この被成形材料にパターンを転写するパターン部を含む領域である。一方、非パターン領域31Nは、被成形材料に転写されるパターンに対応する形状を有さない領域を意味する。また、図示の例では、基材32及び樹脂層33は共に平面視で矩形に形成されているが、基材32及び樹脂層33は他の形状に形成されてもよい。
図9(B)においては、樹脂層33におけるパターン領域11Pを形成する部分を含む領域Z4が拡大して示されている。領域Z4に示すように、本実施の形態では、パターン領域31Pに、ライン形状の凸パターン35Lが所望のスペースを介して複数配列されて構成されたパターン部35が位置している。なお、樹脂層33は、第1の実施の形態と同様の材料から形成される。
一方、図9(B)に示すように、本実施の形態では、基材32のうちのパターン領域31Pに対応する部分のみが、一対の基材本体41,42と、基材本体41,42間に介在され、弾性層として機能する接着層43と、を有する構造となっており、このうち、基材本体41に樹脂層33が設けられている(積層されている)。また、本実施の形態では、基材本体41の表面に、上述した基材32の一の面32aが設定されている。より具体的に説明すると、本実施の形態では、基材32のうちの樹脂層33が積層された部分のみが、一対の基材本体41,42と、接着層43と、を有する多層構造となっている。また、基材本体41及び接着層43は平面視で樹脂層33と同一の大きさに形成されている一方、基材本体42は平面視で、基材本体41、接着層43及び樹脂層33よりも大きく、これらをその周縁部の内側に包含する大きさに形成されている。
そして、本実施の形態では、基材32のうちの非パターン領域32Nに対応する部分が、基材本体42からなる。より具体的に説明すると、本実施の形態では、基材32のうちの樹脂層33を積層せず非パターン領域33Nを形成する部分が、基材本体42からなる。
このような第2の実施の形態にかかるインプリント用モールド31によれば、インプリント用モールド31と被成形材料とが接触された際に、インプリント用モールド31のうちのパターン領域31Pに対応する部分に所定の弾性が確保され、この部分が不所望に変形することが防止される。これにより、インプリント用モールド31に接触される被成形材料において膜厚が局所的に薄くなった欠陥領域が生じることが防止され、被成形材料に、当該モールドの可撓性に起因した変形により欠陥領域が生じることを防止することができる。一方で、インプリント用モールド31の全体では、基材本体42の単層の領域が大部分を占めることで、ローラーの加圧による変形の追従性が良好となり、インプリント用モールド31と被成形材料との接触状態を安定させることもできる。
なお、第2の実施の形態の樹脂層33において、第1の実施の形態のような非パターン領域を形成する囲繞部が設けられる場合には、基材32のうちの樹脂層33に対応する部分、すなわち樹脂層33を積層した部分が、多層構造となっていることが好ましい。
(第3の実施の形態)
次に、本発明の第3の実施の形態について説明する。図10は、本発明の第3の実施の形態にかかるインプリント用モールド51の平面図である。
本発明の第3の実施の形態にかかるインプリント用モールド51は、可撓性を有する基材52と、この基材52の一の面52aに設けられた複数(図示の例では4つ)の樹脂層53と、を備えている。樹脂層53の各々は、パターン領域51Pを形成している。一方、基材52の樹脂層53の各々よりも外側に位置する部分が、非パターン領域51Nを形成している。第1の実施の形態及び第2の実施の形態と同様に、パターン領域51Pは、転写基板の一の面に位置付けられた被成形材料に接触され、この被成形材料にパターンを転写するパターン部を含む領域である。一方、非パターン領域51Nは、被成形材料に転写されるパターンに対応する形状を有さない領域を意味する。また、図示の例では、基材52及び各樹脂層53が平面視で矩形に形成されているが、基材52及び各樹脂層53は他の形状に形成されてもよい。なお、樹脂層53は、第1の実施の形態と同様の材料から形成される。
また、図示省略するが、各パターン領域51Pには、ライン形状の凸パターンが所望のスペースを介して複数配列されて構成されたパターン部が位置している。なお、当該パターン部は、例えば凸パターンがメッシュ状にて配列されて構成される等の態様でもよい。また、各パターン領域51Pに異なるパターン部が位置していてもよい。
また、本実施の形態では、基材52が、一対の基材本体61,62と、基材本体61,62間に介在され、弾性層として機能する接着層63と、を有する。そして、第1の実施の形態と同様に、基材本体61,62及び接着層63の各々が矩形であり、同一の寸法を有し、基材52の全体が3層構造となっている。なお、第3の実施の形態の変形例として第2の実施の形態のように、基材52のうちの非パターン領域51Nに対応する部分が、基材本体からなる構成であってもよい。
このような第3の実施の形態にかかるインプリント用モールド51によれば、インプリント用モールド31と被成形材料とが接触された際に、インプリント用モールド51が不所望に変形することが防止される。これにより、インプリント用モールド51に接触される被成形材料において膜厚が局所的に薄くなった欠陥領域が生じることが防止され、被成形材料に、当該モールドの可撓性に起因した変形により欠陥領域が生じることを防止することができる。また、基材52に複数の樹脂層53が設けられ、各樹脂層53がパターン領域51Pを形成することで、一度のインプリントで複数のパターン構造体を得ることができ、生産性を向上させることができる。
11,31,51 インプリント用モールド
11P,31P,51P パターン領域
11N,31N,51N 非パターン領域
12,32,52 基材
12a,32a,52a 一の面
12b 他の面
13,33,53 樹脂層
15,35 パターン部
15L,35L 凸パターン
16 囲繞部
21,41,61 基材本体
22,42,62 基材本体
23,43,63 接着層
101 転写基板
101a 一の面
102 被エッチング層
103 被成形材料
104 転写層
115 パターン部
115L 凸パターン
151 ローラー
161 光照射装置
201 ワイヤーグリッド偏光子
202 透明基板
202a 一の面
203 ワイヤーグリッド材料層
204 エッチングレジスト層
205 レジストパターン層
206 パターン部
206L 凸パターン
213 ワイヤーグリッド領域
215 ワイヤーグリッド
215L 開口ライン
271 ローラー
281 光照射装置

Claims (6)

  1. パターン領域と非パターン領域とを有するインプリント用モールドにおいて、
    可撓性を有する基材と、
    前記基材の一の面に設けられ、前記パターン領域を形成する樹脂層と、を備え、
    前記基材は、少なくとも前記パターン領域に対応する部分が、一対の基材本体と、前記基材本体間に介在され、弾性層として機能する接着層と、を有する
    ことを特徴とするインプリント用モールド。
  2. 前記基材は、前記非パターン領域に対応する部分が、前記一対の基材本体うちの一方の基材本体からなる
    ことを特徴とする請求項1に記載のインプリント用モールド。
  3. 前記接着層は、厚みが50μm以上200μm以下である
    ことを特徴とする請求項1または2に記載のインプリント用モールド。
  4. 前記接着層は、エポキシ系樹脂組成物を含む材料から形成されている
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のインプリント用モールド。
  5. インプリント方法において、
    パターン領域と非パターン領域とを有するインプリント用モールドであって、可撓性を有する基材と、前記基材の一の面に設けられ、前記パターン領域を形成する樹脂層と、を備え、前記基材は、少なくとも前記パターン領域に対応する部分が、一対の基材本体と、前記基材本体間に介在され、弾性層として機能する接着層と、を有するインプリント用モールドを準備する準備工程と、
    前記インプリント用モールドの前記パターン領域を、前記基材のうちの前記樹脂層が設けられた面とは反対側の面からローラーで加圧することにより、転写基板の一方の面に位置する被成形材料に接触させる接触工程と、
    前記インプリント用モールドに接触させた前記被成形材料を硬化させることにより前記パターン領域に対応するパターンが転写された転写層とする硬化工程と、
    前記転写層と前記インプリント用モールドとを引き離すことにより、前記転写層であるパターン構造体を前記転写基板上に位置させた状態とする離型工程と、を備える
    ことを特徴とするインプリント方法。
  6. ワイヤーグリッド偏光子の製造方法において、
    パターン領域と非パターン領域とを有するインプリント用モールドであって、可撓性を有する基材と、前記基材の一の面に設けられ、前記パターン領域を形成する樹脂層と、を備え、前記基材は、少なくとも前記パターン領域に対応する部分が、一対の基材本体と、前記基材本体間に介在され、弾性層として機能する接着層と、を有するインプリント用モールドを準備する準備工程と、
    前記インプリント用モールドの前記パターン領域を、前記基材のうちの前記樹脂層が設けられた面とは反対側の面からローラーで加圧することにより、一の面にワイヤーグリッド材料層を備える透明基板の前記ワイヤーグリッド材料層上に位置するエッチングレジスト層に接触させる接触工程と、
    前記インプリント用モールドに接触させた前記エッチングレジスト層を硬化させることにより前記パターン領域に対応するパターンが転写されたレジストパターン層とする硬化工程と、
    前記レジストパターン層と前記インプリント用モールドとを引き離す離型工程と、
    前記レジストパターン層をエッチングマスクとして前記ワイヤーグリッド材料層をエッチングすることにより、ワイヤーグリッドを形成するエッチング工程と、を備える
    ことを特徴とするワイヤーグリッド偏光子の製造方法。
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