JP2016081164A - 情報処理装置、管理装置、情報処理装置の制御方法、管理装置の制御方法及びプログラム - Google Patents

情報処理装置、管理装置、情報処理装置の制御方法、管理装置の制御方法及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】 親機となる情報処理装置を識別する案件データを作成するだけで、当該親機および親機とは何ら対応づけされていないいずれの子機を対象として初期設定を行うスクリプトを作成する。
【解決手段】
管理装置において、親機となる情報処理装置を識別する親識別情報と、各親機に対応づけられた共通データと、データの種別とを含む案件データに基づいて、いずれかの親機が上記親識別情報に対応する共通データを読み出して初期設定を行うための第1のスクリプトを生成する。そして、生成された第1のスクリプトを不揮発性メモリに書き込むことを特徴とする。
【選択図】 図12

Description

本発明は、情報処理装置、管理装置、情報処理装置の制御方法、管理装置の制御方法及びプログラムに関するものである。
画像形成装置を新規に導入する際、顧客先での使用環境に応じたセットアップが必要である。画像形成装置のセットアップには多くの時間と手間がかかる。そのため、複数台の画像形成装置に対し、同様のセットアップを行えば良い場合には、予め使用環境として必要なセットアップデータ(例えば、ソフトウェアや設定値)を用意しておく。そして、それらを設置指示書に従って処理していくことで、自動的にかつ効率良くセットアップするシステムが提案されている。
複数台の画像形成装置に対して、異なる設定を行うような場合には、ターゲットとなる画像形成装置を特定可能なターゲット識別子と、セットアップデータの対応リストをホストシステムにおいて管理しておく。そして、その対応リストに則って、個別のセットアップ作業を実施するようなシステムも提案されている(例えば特許文献1参照)。
特表2001−510597号公報
しかしながら、前述したようなシステムでは、1台毎に異なる設定を行う場合には非常に有効であるが、数台ずつ同様の設定を行いたい場合、予め全てのターゲット識別子をセットアップデータと対応付けておくのは効率が悪い。
例えば、全部で300台の画像形成装置をセットアップする場合において、100台ずつ同じ内容のセットアップを実施するものとする。このとき、セットアップデータとしては3種類必要である。この高々3種類のセットアップデータに対し、100台ずつ合計300台のターゲット識別子を対応付けていくことは、非効率的である。
本発明は、上記の課題を解決するためになされたもので、本発明の目的は、親機となる情報処理装置を識別する案件データを作成するだけで、当該親機および親機とは何ら対応づけされていないいずれの子機をも対象として初期設定を行うスクリプトを作成できる仕組みを提供することである。
また、親機の初期設定のために作成されたスクリプトから親機とは何ら対応づけされていないいずれの子機でも効率よく親機と同様の初期設定を完了できる仕組みを提供することである。
上記目的を達成する本発明の情報処理装置は以下に示す構成を備える。
情報処理装置であって、前記情報処理装置を初期設定するための第1のスクリプトを不揮発性メモリから読み出す読出し手段と、自機を特定する識別情報と一致するターゲット情報が前記第1のスクリプトに設定されているかどうかを判断する第1の判断手段と、自機を特定する識別情報と一致するターゲット情報が前記第1のスクリプトに設定されていると判断した場合、さらに、子機を初期設定するために実行すべき第2のスクリプトが前記不揮発性メモリに記憶されているかどうかを判断する第2の判断手段と、前記第2のスクリプトが前記不揮発性メモリに記憶されていると判断した場合、当該第2のスクリプトを削除する削除手段と、前記第1のスクリプトから前記親機を特定する識別情報を削除した第2のスクリプトを作成する作成手段と、前記作成手段が作成した前記第2のスクリプトを前記不揮発性メモリに書き込む書込手段と、を備えることを特徴とする。
上記目的を達成する本発明の管理装置は以下に示す構成を備える。
管理装置であって、親機となる情報処理装置を識別する親識別情報と、各親機に対応づけられた共通データと、データの種別とを含む案件データに基づいて、いずれかの親機が上記親識別情報に対応する共通データを読み出して初期設定を行うための第1のスクリプトを生成する生成手段と、生成された第1のスクリプトを不揮発性メモリに書き込む書込手段と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、管理装置において、親機となる情報処理装置を識別する案件データを作成するだけで、当該親機および親機とは何ら対応づけされていないいずれの子機をも対象として初期設定を行うスクリプトを作成できる。
また、情報処理装置において、親機の初期設定のために作成されたスクリプトから親機とは何ら対応づけされていないいずれの子機でも効率よく親機と同様の初期設定を完了できる
管理装置を適用可能な管理システムの構成を説明する図である。 画像形成装置の構成を示すブロック図である。 クライアントコンピュータの構成を示すブロック図である。 管理サーバの構成を示すブロック図である。 画像形成装置のソフトウェア構成の例を示す図である。 自動設置プログラムの機能構成の例を示す図である。 案件管理プログラムの機能構成の例を示す図である。 案件データの基本的な構造の一例を示す図である。 USBストレージ内のフォルダ、ファイル構成の例を示す図である。 セットアップ手順を記述したスクリプトの一例を示す図である。 セットアップ処理を説明する図である。 管理装置の制御方法を説明するフローチャートである。 情報処理装置の制御方法を説明するフローチャートである。 情報処理装置の制御方法を説明するフローチャートである。
次に本発明を実施するための最良の形態について図面を参照して説明する。
<システム構成の説明>
〔第1実施形態〕
図1は、本実施形態を示す管理装置を適用可能な管理システムの構成を説明する図である。本例は、LAN(Local Area Network)100に接続された可搬記憶媒体102、クライアントコンピュータ103、案件管理サーバ104、ソフトウェア管理サーバ105と、情報処理装置の一例である画像形成装置101によって構成される。可搬記憶媒体102は、本実施形態では、USBメモリの例を示す。なお、情報処理装置は、複合画像形成装置であってもよい。
本システムは、画像形成装置101は、可搬記憶媒体102を介してクライアントコンピュータ103とのデータのやり取りが可能である。
図1において、画像形成装置101は、複写機にスキャナ、プリンタ、ファクシミリ、ファイル送信機能等複数の機能を統合した画像形成装置である。また、画像形成装置101は、可搬記憶媒体を接続するインタフェースを有している。可搬記憶媒体を接続するインタフェースの種別は問わないが、本実施形態ではUSBインタフェースを用いることとする。本インタフェースに可搬記憶媒体102を接続することで、可搬記憶媒体102に対してデータの読み書きを行うことができる。
可搬記憶媒体102は、ホストとなる機器から容易に取り外せる記憶装置であれば種別を問わないが、本実施形態ではUSBマスストレージクラスを実装するUSBストレージ209を用いる。USBストレージ209は、不揮発性メモリの一例である。
クライアントコンピュータ103は、所謂パーソナルコンピュータである。クライアントコンピュータ103は、可搬記憶媒体を接続するインタフェースを有している。可搬記憶媒体を接続するインタフェースの種別は問わないが、本実施形態ではUSBインタフェースを用いる。本インタフェースに可搬記憶媒体102を接続することで、可搬記憶媒体102に対してデータの読み書きを行うことができる。
案件管理サーバ104は、クライアントコンピュータ103を使用して生成する、画像形成装置101のセットアップ内容を登録した案件データを管理するサーバである。案件データについては後述する。案件管理サーバ104は、LAN100に直接接続されていても、インターネットを経由して接続されていてもよい。
ソフトウェア管理サーバ105は、画像形成装置101で利用可能なファームウェアや各種ライセンス情報等を管理するサーバである。ソフトウェア管理サーバ105はLAN100に直接接続されていても、インターネットを経由して接続されていてもよい。
図2は、図1に示した画像形成装置101の構成を示すブロック図である。
図2において、画像形成装置101はコントローラユニット200を含み、コントローラユニット200には、画像入力デバイスであるスキャナ217や画像出力デバイスであるプリンタ216が接続されるとともに、操作部208が接続される。コントローラユニット200は、スキャナ217で読み取られた画像データをプリンタ216により印刷出力するコピー機能を実現するための制御を行う。
コントローラユニット200は、CPU201を有し、CPU201は、ROM206に格納されているブートプログラムによりオペレーションシステム(OS)を立ち上げる。CPU201は、このOS上で、HDD(ハードディスクドライブ)207に格納されているプログラムを実行し、これによって各種処理を実行する。このCPU201の作業領域としてはRAM202が用いられる。RAM202は、作業領域を提供するとともに、画像データを一時記憶するための画像メモリ領域を提供する。HDD207は、上記プログラムや画像データを格納する。
CPU201には、システムバス210を介して、ROM206およびRAM202、操作部I/F(操作部インタフェース)203、ネットワークI/F(ネットワークインタフェース)204が接続される。さらに、システムバス210には、USBホストI/F205、画像バスI/F(画像バスインタフェース)212が接続される。
操作部I/F203は、タッチパネルを有する操作部208とのインタフェースであり、操作部208に表示すべき画像データを操作部208に対して出力する。また、操作部I/F203は、操作部208においてユーザーにより入力された情報をCPU201に送出する。ネットワークI/F204は、画像形成装置101をLANに接続するためのインタフェースである。
USBホストI/F205は、USBストレージ209と通信するインタフェース部である。USBホストI/F205は、HDD207に格納されているデータをUSBストレージ209に出力する。また、USBホストI/F205は、USBストレージ209に格納されているデータを入力し、CPU201にそれを伝える。USBストレージ209は、データを格納する外部記憶装置であり、USBホストI/F205に対して着脱可能である。USBホストI/F205には、USBストレージ209を含む複数のUSBデバイスが接続可能である。
画像バスI/F212は、システムバス210と、画像データを高速で転送する画像バス211とを接続し、データ形式を変換するためのバスブリッジである。画像バス211は、PCIバスまたはIEEE1394等によって構成される。画像バス211上には、デバイスI/F215、スキャナ画像処理部214、プリンタ画像処理部213が設けられる。
デバイスI/F215には、スキャナ217およびプリンタ216が接続され、デバイスI/F215は、画像データの同期系/非同期系の変換を行う。スキャナ画像処理部214は、入力画像データに対し補正、加工、編集を行う。プリンタ画像処理部213は、プリント出力画像データに対してプリンタ216に応じた補正、解像度変換などを行う。
図3は、図1に示したクライアントコンピュータ103の構成を示すブロック図である。CPU301を含む制御部300は、クライアントコンピュータ103全体の動作を制御する。CPU301は、ROM302に記憶された制御プログラムを読み出して各種制御処理を実行する。RAM303は、CPU301の主メモリ、ワークエリア等の一時記憶領域として用いられる。HDD304は、画像データや各種プログラムを記憶する。
操作部I/F305は、クライアントコンピュータ103で実行されるプログラムへの制御操作を入力するユーザーインタフェース端末を接続するインタフェースである。本実施形態では、マウス309やキーボード310で構成されるが、その限りではない。
ディスプレイI/F306は、クライアントコンピュータ103で実行されるプログラムのUIを表示するディスプレイ端末を接続するインタフェースである。本実施形態ではディスプレイ311で構成されるが、その限りではない。
ネットワークI/F308は、制御部300をLAN100に接続する。ネットワークI/F308は、ネットワークを介して他の装置との間で各種情報を送受信する。
USBホストI/F307は、USBストレージ209と通信するインタフェース部である。USBホストI/F307は、HDD304に格納されているデータをUSBストレージ209に出力する。また、USBホストI/F307は、USBストレージ209に格納されているデータを入力し、CPU301にそれを伝える。USBストレージ209は、データを格納する外部記憶装置であり、USBホストI/F307に対して着脱可能である。USBホストI/F307には、USBストレージ209を含む複数のUSBデバイスが接続可能である。
図4は、図1に示した案件管理サーバ104およびソフトウェア管理サーバ105の構成を示すブロック図である。
図4において、CPU401を含む制御部400は、案件管理サーバ104もしくは、ソフトウェア管理サーバ105全体の動作を制御する。CPU401は、ROM402に記憶された制御プログラムを読み出して各種制御処理を実行する。RAM403は、CPU401の主メモリ、ワークエリア等の一時記憶領域として用いられる。HDD404は、画像データや各種プログラム、或いは後述する各種情報テーブルを記憶する。ネットワークI/F405は、制御部400をLAN100に接続する。ネットワークI/F405は、ネットワークを介して他の装置との間で各種情報を送受信する。
図5は、図1に示した画像形成装置101のソフトウェア構成の例を示す図である。
図5において、OS500上には、プリンタやFAX、スキャナなどの元々備わっている制御用プログラムのネイティブプログラム501、拡張プログラム実行プラットフォームである拡張プログラム実行プラットフォーム502が動作している。更に、ネイティブプログラム501上には、ファームウェア更新サービス503、オプション有効化サービス504、設定管理サービス505が動作している。また拡張プログラム実行プラットフォーム502上には、拡張プログラムシステムサービス506と拡張プログラム507が動作している。
ファームウェア更新サービス503は、ファームウェアを更新するための各種機能を提供するサービスである。例えば、ファームウェア更新サービス503は、ユーザーから指定されたファームウェアを参照し、該ファームウェアの更新が必要か否かを判断する。またネイティブプログラム501に対し、または介し、ファームウェアを更新する。
オプション有効化サービス504は、ネイティブプログラム501に予め組み込まれているオプション機能を、有効化するためのサービスである。オプション有効化サービス504は、ユーザーから指定されたオプションライセンスファイルにより特定されるオプション機能を識別し、有効化する。
設定管理サービス505は、プリンタ217やスキャナ216などの各種設定情報を管理するためのサービスである。設定管理サービス505は、例えばユーザーから1つまたは複数の設定、または複数の設定情報を含むファイルを指定されると、ネイティブプログラム501の設定情報を書き換える機能を提供する。尚、設定管理サービス505は、ユーザーインタフェース(以下、UI)を持っており、ユーザーは画像形成装置101の操作部208を介して設定変更の指示ができる。更に、拡張プログラムシステムサービス506を介して送信される拡張プログラムからのリクエストに応じて、設定情報をファイル化して提供する。この機能を以下、デバイス設定情報ファイルのエクスポートと呼ぶ。
拡張プログラムシステムサービス506は、拡張プログラム507に共通に有用なユーティリティライブラリで、システムから提供される。拡張プログラムシステム507から拡張プログラムシステムサービス506の機能を呼び出すことにより、拡張プログラム507を開発する手間を省くことができる。拡張プログラム507は、拡張プログラム実行プラットフォーム502または拡張プログラムシステムサービス506を介してのみ、他の拡張プログラム507やRAM202など画像形成装置101の各モジュールへアクセスすることができる。また、UIを持つ拡張プログラム507は、画像形成装置101の操作部208に表示されるメインメニュー画面にアイコンを表示することができる。このアイコンをユーザーが選択したことを、操作部208を通じて操作部I/F203が検知すると、操作部I/F203はその旨をCPU201に送信する。その旨を受け取ったCPU201はユーザーに選択された拡張プログラム507のUIを操作部208に表示する。
尚、本ソフトウェア構成は基本的な部分のみ記載したものであり、実施環境によっては他のサービス等が含まれていても良い。また設定を制限するなどの理由により、不要なサービスは無くても良い。
図6は、図1に示した画像形成装置101で動作する、自動設置プログラム600の機能構成の例を示す図である。
図6において、自動設置プログラム600は、画像形成装置101の拡張プログラム507の一つとして実装されるものとする。但し、この自動設置プログラム600は、USBストレージ209内のセットアップデータとして保存される拡張プログラム906とは異なる手段により、予め画像形成装置101にインストールされているものである。本実施形態では、自動設置プログラム600を拡張プログラムとしているが、実装形式を限定するものではなく、例えば画像形成装置101の一つの機能として、予め組み込まれていても良い。
CPU201が各機能に応じたプログラムを実行することにより、各機能は実現される。
自動設置プログラム600は、UI制御部601、ストレージ制御部602、処理実行部603とスクリプト解析部604を有する。UI制御部601は、自動設置プログラム600を操作するためのUIを、操作部208を通じてユーザーに提供し、ユーザーの操作を受け付ける。ストレージ制御部602は、USBストレージ209のデータの読み書きを行う。また、USBストレージ209の挿抜を検知する。処理実行部603は、UI制御部601及びストレージ制御部602の指示に従い、各種処理を行う。スクリプト解析部604は、USBストレージ209に格納されている設置作業指示情報であるスクリプトを解析し、処理実行部603が実行すべき処理、順序を決定する。
図7は、図1に示したクライアントコンピュータ103で動作する、案件管理プログラム700の機能構成の例を示す図である。
図7において、CPU301がプログラムを実行することにより、各機能が実現される。本実施形態では、クライアントコンピュータ103でプログラムが実行されることを想定するが、その限りではない、ネットワークI/F308を介して、ネットワーク上にあるサーバやサービスで実行してもよい。
案件管理プログラム700は、UI制御部701、処理実行部702、ストレージ制御部703、案件データ管理部704とスクリプト生成部705を有する。UI制御部701は、案件管理プログラム700を操作するためのUIを、ディスプレイ311を通じて作業者に提供し、マウス309やキーボード310を通じて作業者の操作を受け付ける。
処理実行部702は、UI制御部701およびストレージ制御部703の指示に従い、各種処理を行う。ストレージ制御部703は、USBストレージ209のデータの読み書きを行う。また、USBストレージ209の挿抜を検知する。
案件データ管理部704は、UI制御部701からの入力情報を基に、処理実行部702の指示に従って案件データを生成し、案件管理サーバ104へ送信したり、案件管理サーバ104で保持されている案件データを取得したりする。スクリプト生成部705は、処理実行部702の指示に従い、案件データ管理部704で生成された案件データ800を基に、自動設置プログラム600が解析可能なスクリプト(図10参照)を生成する。
図8は、図7に示した案件管理プログラム700の案件データ管理部704が生成する案件データの基本的な構造の一例を示す図である。
図8において、案件データ800は、案件種別801と、共通データ802、803、804とターゲット識別子805、806、807から構成される。ここで、ターゲット識別子805、806、807は、管理装置が親機を識別するための親識別情報として用いられる情報である。ターゲット識別子とは、画像形成装置を一意に特定可能な情報であり、シリアル番号を利用することが一般的である。
案件種別801は、複数台の画像形成装置に対して共通データのみを適用させるような共通案件か、それとも、ターゲット識別子毎に異なるデータを適用させるような個別案件か、を示したものである。本図では、3種類のセットアップ内容を登録した際の、共通案件のデータ構造を示している。案件種別801には、共通案件であることが記されている。
共通データA802は、ターゲット識別子805を親機とする複数の画像形成装置に対して適用するデータである。共通データB803は、ターゲット識別子806を親機とする複数の画像形成装置に対して適用するデータである。共通データC804は、ターゲット識別子807を親機とする複数の画像形成装置に対して適用するデータである。
図10は、図1に示した画像形成装置101のセットアップを自動で実施するためのセットアップ手順を記述したスクリプトの一例を示す図である。
図10において、スクリプト1000は、自動設置プログラム600のストレージ制御部602で読み込まれ、処理実行部603を介しスクリプト解析部604によって解析される。スクリプト解析部604によって解析されたスクリプト1000は、処理実行部603によって実行される。また本図におけるスクリプト1000は、クライアントコンピュータ103で動作する、案件管理プログラム700によって生成される。スクリプト1000は、案件情報1001とターゲット情報1002、コマンド情報1003の大きく3つの情報によって構成される。
案件情報1001には、案件識別子1004と案件種別1005が記述される。案件識別子1004は、案件データ800を一意に識別するためのものである。案件識別子1004は案件管理プログラム700によって案件データ800が生成される際に、案件データ800に対して付与される識別子で、全ての案件データに対してユニークな値である。例えばGUID(Global Unizue Identifier)などを用いる。案件種別1005は、図8の説明で述べた案件種別801の値を記述したものである。
ターゲット情報1002には、ターゲット識別子1006が記述される。ターゲット識別子1006は、セットアップ対象となる画像形成装置を一意に特定可能な情報(例えばシリアル番号)で、図8の案件データ800のターゲット識別子805、806、807の値を記述したものである。
本実施形態では、1スクリプト1ターゲットの構成をとるため、ターゲット識別子1006には、ターゲットのシリアル番号が一つだけ記述されるものとする。但し、この構成に限定する必要はなく、一つのスクリプトに複数のターゲット識別子1006を記述する構成でも良い。このとき、案件情報1001やコマンド情報1003には、どのターゲット識別子1006に対応した情報なのかがわかるような記述をすれば良い。
コマンド情報1003は、ファームウェア処理部1007、システムオプション処理部1008、デバイス設定情報処理部1009、拡張プログラム処理部1010、拡張プログラム設定情報処理部1011によって構成される。
コマンド情報1003に記述される内容は、図8に示す案件データ800の共通データ802や803、804の内容に応じて決定される。
例えば、ファームウェア処理部1007には、更新するファームウェアを特定するための、バージョンや名称、更にそのファームウェアの所在を示すURLやパス情報などが記述される。
システムオプション処理部1008には、有効化するシステムオプションを特定するためのオプション名やオプションIDが記述される。システムオプション処理部1008には、更にそのシステムオプションを有効化するためのライセンスファイルの所在を示すURLやパス情報が記述される。更に、システムオプション処理部1008には、ライセンスファイルを取得するためのアクセスキーなどが記述される。
デバイス設定情報処理部1009には、デバイス設定情報ファイルを特定するための名称や、ファイルの所在を示すURLやパス情報などが記述される。
拡張プログラム処理部1010には、インストールする拡張プログラムを特定するための名称やIDと、拡張プログラムをインストールするためのライセンスファイルの所在を示すURLやパス情報が記述される。更に、拡張プログラム処理部1010には、ライセンスファイルを取得するためのアクセスキーなどが記述される。拡張プログラム設定情報処理部1011には、インストールする拡張プログラムに関する設定情報ファイルを特定するための名称や、ファイルの所在を示すURLやパス情報などが記述される。
スクリプト1000は、本実施形態においてXML(Extensible Markup Language)で記載されているものとするが、XMLに限定されない。従って、スクリプト1000は、自動設置プログラム600および案件管理プログラム700の双方において解釈可能であれば如何なる書式であっても良い。また、本図で示すスクリプトの構成は、画像形成装置のセットアップに必要な処理を限定するものではなく、必要に応じて処理の重複、増減があっても良い。
図11は、本実施形態を示す管理システムにおけるセットアップ処理を説明する図である。以下、図1に示した画像形成装置群101(a)、101(b)、101(c)をセットアップデータする際の、基本的な作業フローを説明する。
S1101は、営業担当者1105が各営業所で行う作業である。
営業担当者1105は、顧客と対話して決定した画像形成装置の構成と、それらの設定内容を、クライアントコンピュータ103の案件管理プログラム700を使用して入力する。画像形成装置の構成とは、機種や、アクティベートするオプション、インストールする拡張プログラムのことである。入力された内容は、案件データ800として案件管理サーバ104へ送信され、案件管理サーバ104で管理される。
S1102は、設置管理者1106が、画像形成装置の入出庫を管理する倉庫などで行う作業であり、ここで、各画像形成装置を特定可能な識別子(以下、ターゲット識別子と呼ぶ)を入手することができる。
設置管理者1106は、処理する案件の案件データ800を案件管理サーバ104から取得し、クライアントコンピュータ103の案件管理プログラム700を使用して編集する。ここでの編集は、案件データ800に対し、セットアップ対象となる画像形成装置のターゲット識別子805〜807を登録することである。但し、本実施形態における共通案件を編集する場合、登録するのは、各共通データに対して、親機となる画像形成装置1台のターゲット識別子だけで良い。つまり、本図における顧客先の1Fに配置する画像形成装置群の親機として画像形成装置群101(a)のターゲット識別子805を登録する。さらに、2Fに配置する画像形成装置群の親機として画像形成装置群101(b)のターゲット識別子806を登録し、3Fに配置する画像形成装置群の親機として画像形成装置群101(c)のターゲット識別子807を登録する。このように、3種類の共通データ802〜804に対し、それぞれ親機のターゲット識別子805〜807を対応づけてできる案件データが、図8の案件データ800となる。ターゲット識別子805〜807を登録した案件データ800は、再び案件管理サーバ104へ送信され、管理される。
S1103では、設置管理者1106が案件管理プログラム700を使用して、画像形成装置をセットアップするためのセットアップ用USBストレージ209を生成する。設置管理者1106は、処理する案件の案件データ800を案件管理サーバ104から取得する。設置管理者1106は、取得した案件データ800の内容に従って、セットアップに必要なファームウェアや拡張プログラムをソフトウェア管理サーバ105から取得する。設置管理者1106は、更には、それらをインストールするためのライセンスファイルなどを、ソフトウェア管理サーバ105から取得する。
案件管理プログラム700は、案件データ800と取得したソフトウェア類を基に、スクリプト1000を生成し、取得したソフトウェア類と共にUSBストレージ209へ保存する。但し、ここで、全てのソフトウェアやライセンスファイルを取得しておく必要はない。例えば、取得先を示すURLなどを案件データ800に登録しておけば、それらの情報が記述されたスクリプト1000がUSBストレージ209に保存される。このため、画像形成装置の自動設置プログラム600が、セットアップ時にソフトウェアやライセンスファイルを取得することが可能である。
S1104は、設置担当者1107が画像形成装置を実際にセットアップする顧客先で行う作業である。倉庫から画像形成装置とUSBストレージ209が配送されると、設置担当者1107は、画像形成装置をそれぞれ顧客から依頼された場所へ配置する。子のとき設置担当者1107は各階に設置する画像形成装置群の親機とされる画像形成装置群101(a)、101(b)、101(c)のみ、装置と配置場所を意識して運ぶ必要がある。それ以外の画像形成装置においては、指示された台数のみ意識すれば良く、どの画像形成装置をどの階に配置するかを意識する必要はない。
また、設置担当者1107は、S1103で生成されたUSBストレージ209を、各階の親機である画像形成装置群101(a)、もしくは101(b)、もしくは101(c)に最初に接続しなくてはならない。但し2台目以降は設置順序などを意識する必要はない。例えば画像形成装置群101(a)に最初にUSBストレージを接続したとすると、2台目以降は、1階に配置する画像形成装置であれば、順不同でUSBストレージ209を接続すれば良い。
親機とそれ以外の画像形成装置という点を意識しさえすれば、後は画像形成装置101の自動設置プログラム600が自動的にセットアップ処理を実行し、作業が完了する。
もし、1階、2階、3階と並行して設置作業を実施したい場合は、USBストレージ209の内容を複製するなどして、予めUSBストレージを3個用意しておけば良い。勿論、S1103において、案件管理プログラム700を利用して、3個の異なるUSBストレージを生成する方法でも良い。
尚、本図に示した作業フローは、本実施形態をわかりやすくするための、一例であって、作業フローを限定するものではない。
図12は、本実施形態を示す管理装置の制御方法を説明するフローチャートである。本例は、案件管理サーバ104の案件管理プログラム700が実行するUSBストレージ209にセットアップデータを書き出す際の処理例である。なお、各ステップは、案件管理サーバ104のCPU401が記憶された制御プログラムを実行することで実現される。以下、図7に示したモジュールを主体として説明する。
案件管理プログラム700のUI制御部701がユーザーから指定された案件に対するセットアップデータ書き出し指示を受け付けると、S1201へ進む。そして、S1201で、処理実行部702は、指定された案件に対応した案件データ800の案件種別801であるのか、それとも共通案件であるのかを判断する。ここで、案件種別が個別案件であると処理実行部702が判断した場合、S1202へ遷移する。
S1202において、処理実行部702はスクリプト生成部705を呼び出し、個別案件用のスクリプトを生成する。一方、S1201で対象の案件データの案件種別801が共通案件であると処理実行部702が判断した場合、S1203へ遷移する。
S1203では、処理実行部702が、対象案件データ内に親機となりうる画像形成装置のターゲット識別子が登録されているか同じかどうかを判断する。共通データA802、共通データB803、共通データC804のそれぞれに、少なくとも一つ以上のターゲット識別子が登録さえていれば、S1205へ遷移する。そうでなければ、スクリプトを生成するために必要な情報が揃っていないと判断し、S1204でエラー表示を含むエラー処理を実行して、処理を終了する。
S1205では、処理実行部702が、対象案件データ内に個別データが登録されているかどうかを判断する。個別データが登録されていると処理実行部702が判断した場合、S1206において、処理実行部702はその個別データ部分を案件データ内から削除する。
ここで、個別データとは、1画像形成装置1ライセンスの拡張プログラムやそのライセンスファイルなど、不特定多数の画像形成装置に対して、共通的に適用することができないデータを指す。
一方、S1205で、個別データを削除した後、もしくは個別データがもともと登録されていない案件データであると処理実行部702が判断した場合、処理実行部702はスクリプト生成部705を呼び出す。そして、S1207において共通案件用のスクリプトを生成する。S1202およびS1207で生成するスクリプトは、一時的にRAM303に生成されるものである。
また、S1202で生成する個別案件用のスクリプトと、S1207で生成する共通案件用スクリプトは、大きく構成の異なるものではない。具体的には、図10のスクリプト1000に記述される案件種別1005に、個別案件か共通案件かが区別可能な情報を記述するだけである。
本実施形態では、案件種別をスクリプト内に記述する構成としたが、他の構成でも良い。例えば、案件識別子1004で案件の特定と案件種別がわかるような識別子を記述しても良いし、スクリプト1000のファイル名などで案件種別を識別可能にする構成でも良い。
S1208では、処理実行部702が、案件データ800の登録内容に従って、画像形成装置のセットアップに必要なファームウェアをソフトウェア管理サーバ105からダウンロードする。また、処理実行部702は、拡張プログラムなどのソフトウェア類やそれらのライセンスファイルをソフトウェア管理サーバ105からダウンロードする。さらに、処理実行部702は、デバイス設定情報ファイルや拡張プログラム設定情報ファイルなどを、ソフトウェア管理サーバ105からダウンロードする。
S1209では、S1208でダウンロードしたソフトウェア類と、S1207で生成したスクリプトをファイル化し、ストレージ制御部703を介してUSBストレージ209へ書込むことで保存する。こうして作成されたUSBストレージ209は、図9のような構成となる。
図9は、図7に示した案件管理プログラム700が案件データ800を基に生成した、USBストレージ209内のフォルダ及びファイル構成の例を示す図である。
図9において、ルートフォルダ900の中には、Firmwareフォルダ901、System_Optionフォルダ903、Applicationフォルダ905、Device_Configurationフォルダ908、Application_Configurationフォルダ910、0001_Script.xml912(a)、0002_Script.xml912(b)、0003_Script.xml912(c)、Script.xmlファイル913が存在する。
Firmwareフォルダ901は、画像形成装置101に対して更新したいファームウェアを格納するフォルダである。本図では、Firmwareフォルダ901の中にファームウェア群をzip形式でアーカイブしたFirmware.zipファイル902が存在している。
System_Optionフォルダ903は、ネイティブプログラム501に予め組み込まれているオプション機能を有効化するための、ライセンスファイルを格納するフォルダである。本図では、System_Optionフォルダ903の中にライセンスファイルOption_License.lic904が存在している。本図では、ライセンスファイルが一つしか存在していないが、複数のオプション機能を有効化する場合は、各オプション機能に対するライセンスファイルが存在することになる。
Applicationフォルダ905は、画像形成装置101に対してインストールすべき拡張プログラム507、及び拡張プログラム507をインストールするために必要なライセンスファイルを格納するフォルダである。
本図では、Applicationフォルダ905に拡張プログラムApplication.jar906とライセンスファイルApplication_License.lic907が存在している。本図では、1つの拡張プログラムと、そのライセンスファイルしか存在していないが、複数の拡張プログラムをインストールする場合は、複数の拡張プログラムと、それらに対応したライセンスファイルが複数存在することになる。
Device_Configurationフォルダ908は、画像形成装置全般に関わるデバイス設定情報を格納するフォルダである。本図では、Device_Configurationフォルダ908に、zip形式でアーカイブしたファイルDevice_Configuration.zip909が存在している。
Application_Configurationフォルダ910は、Application.jar906によって提供される、拡張プログラム507に関わるアプリケーション設定情報を格納するフォルダである。本図では、Application_Configurationフォルダ910に、zip形式でアーカイブしたファイルApplicationConfigration.zip911が存在している。アプリケーション設定情報についても、インストールする拡張プログラムが複数存在する場合は、それぞれに対応したアプリケーション設定情報が複数存在することになる。
実際に901から911までの、どのフォルダやファイルをUSBストレージ209内に保存するかは、案件データ800の共通データA802、共通データB803、共通データC804の登録内容に応じて決定される。
0001_Script.xml912(a)は、ターゲット識別子805が0001の画像形成装置を親機とする共通案件スクリプトである。
0002_Script.xml912(b)は、ターゲット識別子806が0002の画像形成装置を親機とする共通案件スクリプトである。
0003_Script.xml912(c)は、ターゲット識別子807が0003の画像形成装置を親機とする共通案件スクリプトである。
Script.xml913は、親機以外の画像形成装置に適用される子機用の共通案件スクリプトである。但し、このScript.xml913は、案件管理プログラム700が生成するものではなく、自動設置プログラム600が生成するものである。従って、作業フロー図11のS1103、フローチャート図12のS1209の段階でUSBストレージ209へ保存されるものではない。子機用のScript.xml913の生成に関する詳細な説明は後述する。
図13は、本実施形態を示す情報処理装置の制御方法を説明するフローチャートである。本例は、図11のS1104における、画像形成装置で実行される自動設置プログラム600の処理例である。なお、自動設置プログラム600は、予め画像形成装置群101(a)、101(b)、101(c)の各画像形成装置にインストールされ起動している状態とする。また、各ステップは、CPU201が記憶された制御プログラムを実行することで実現される。
S1301では、自動設置プログラム600のストレージ制御部602は、USBストレージ209が接続されたことを検知すると、その中に自機専用スクリプトが存在するかどうかの判断を行う。例えば、画像形成装置101(a)の自機を特定する識別情報であるターゲット識別子が自機の識別情報と一致する0001であれば、0001_Script.xmlが存在するかどうかを判断する。自機専用スクリプトが存在するとストレージ制御部602が判断した場合は、S1302へ遷移する。そして、S1302では、スクリプト解析部604がUSBストレージ209から読出される自機専用スクリプトの案件種別1005が何かを判断する。ここで、案件種別が共通案件であるスクリプト解析部604が判断した場合、S1303へ遷移する。
S1303では、ストレージ制御部602がUSBストレージ209の中に、子機用のスクリプトが存在するかどうかの判断を行う。子機用のスクリプトとは、ターゲット識別子1006が記述されていないScript.xml913のことで、自動設置プログラム600が生成するものである。
子機用のスクリプトが存在しないとストレージ制御部602が判断した場合、S1304において、スクリプト解析部604は、自機専用スクリプト0001_Script.xmlを基に子機用スクリプトScript.xmlを生成し、ストレージ制御部602がUSBストレージ209へ保存する。但し、子機用スクリプトのターゲット情報1002には、何も記述しない。ターゲット情報1002にターゲット識別子が記述されていないことで、子機用スクリプトであることが判別可能である。
S1305では、処理モードの確認をする。ここで、処理モードとは、子機用のスクリプトを生成し、USBストレージ209へ保存するだけとするか、実際にセットアップ処理も実行するかどうかを示すモードである。この処理モードはUI制御部601によって操作部208に表示される不図示の画面から設置担当者1107が指定するものである。
UI制御部601が、設置担当者1107の指定に応じて操作部I/F203から受信した処理モードが「セットアップ処理を実行する」モードだったとき、S1306へ遷移する。
S1306では、スクリプト解析部604が、自機専用スクリプト0001_Script.xmlの内容を解析し、その結果に応じて処理実行部603がセットアップ処理を実行する。
以上が、USBストレージ209を親機の画像形成装置群101(a)に接続した場合の、処理の流れである。
次に、親機以外の子機にUSBストレージ209を接続した場合の処理の流れを説明する。
子機にUSBストレージを接続した場合は、S1301において、自機専用スクリプトが存在しないと判断されるため、S1308に遷移する。S1308では、ストレージ制御部602が、USBストレージ209内に子機用スクリプトScript.xml913が存在するかどうか判断する。USBストレージ209が最初に親機に接続され、かつ正常に処理が終了している場合、S1304で子機用のスクリプトが生成されている。
一方、子機用スクリプトが存在しているとストレージ制御部602が判断した場合、S1309において、スクリプト解析部604がScript.xml913の内容を解析し、その解析結果に応じて処理実行部603が、子機のセットアップ処理を実行して、本処理を終了する。
S1308において、子機用スクリプトが存在しない、かつ、自機専用スクリプトも存在しない(すなわち、親機にもなり得ない)と判断した場合、適用すべきスクリプトが存在しない状態となる。このため、S1310でUI制御部601がエラーメッセージなどを操作部208に表示し、処理を終了する。
次に、S1303において、子機用スクリプトが既にUSBストレージ209内に存在していた場合について説明する。
共通案件の自機専用スクリプトが存在するということは、自機が親機であるということになる。自機が親機であるならば、自機を親機とする画像形成装置群の子機に適用すべき子機用スクリプトは、自機の自動設置プログラム600がS1304において生成するはずである。
つまり、現存している子機用スクリプトは、自機以外の別の親機が生成したものと判断できる。
従って、S1303で、自機が親機であるにも関わらず、既にUSBストレージ内に子機用スクリプトが存在しているとストレージ制御部602が判断した場合は、S1307において、ストレージ制御部602は、一旦その子機用スクリプトを削除する。
例えば、画像形成装置101群(a)を親機とする画像形成装置群のセットアップ作業を完了した後、同じUSBストレージ209を、画像形成装置群101(b)に接続した場合などが該当する。
本実施形態では、既存の子機用スクリプトを一旦削除する構成としたが、子機用スクリプトのファイル名を統一するなら、削除せずにS1304で単に上書きをする構成でも良い。
最後に、S1305において、UI制御部601が受信した処理モードが「セットアップ処理を実行しない」モードであると判断した場合について説明する。
S1305において、「セットアップ処理を実行しない」モードが指定されていると判断した場合は、そのまま処理を終了する。
この「セットアップ処理を実行しない」モードがどのような時に利用されるかというと、同じ共通データを適用する画像形成装置群を複数人の設置担当者が作業するようなケースが考えられる。
例えば、画像形成装置群101(a)を親機とする画像形成装置群に対して、二人の設置担当者1107が作業すると仮定する。このとき、当然USBストレージ209はS1103の段階で2個用意されなくてはならない。
そのうち1個は、親機である画像形成装置群101(a)のセットアップ処理を実行する必要があるが、もう1個のUSBストレージは、その必要はなく、子機用のスクリプトさえ生成されれば良い。そうすれば、子機用スクリプトが存在するUSBストレージが2個出来上がり、親機と一部の子機のセットアップ作業と並行して、他の子機のセットアップ作業も実施できるようになる。
以上、自動設置プログラム600が、ターゲット識別子を記述しないスクリプトを子機用スクリプトとして生成するため、親機のターゲット識別子だけを事前に案件データ800に登録しておけば、画像形成装置群のセットアップが可能となる。画像形成装置群の全てのターゲット識別子を事前に登録する必要がなくなるため、設置管理者1106の作業負荷を軽減できる。
〔第2実施形態〕
第1実施形態では、親機となる画像形成装置101(a)の自動設置プログラム600が子機用スクリプトScript.xml913を生成する構成としたが、本実施形態2では、次の子機のターゲット識別子を設置担当者1107に入力させる構成とする。以下、詳細に説明する。
図14は、本実施形態を示す情報処理装置の制御方法を説明するフローチャートである。本例は、図11のS1104における、画像形成装置で実行される自動設置プログラム600の処理例である。なお、自動設置プログラム600は、予め画像形成装置群101(a)、101(b)、101(c)の各画像形成装置にインストールされ起動している状態とする。また、各ステップは、CPU201が記憶された制御プログラムを実行することで実現される。以下、図11のS1104における、自動設置プログラム600の処理例を説明するである。
尚、図13のステップと同様の、S1301、1306、1310については、説明を省略する。従って、スクリプトの解析結果に応じた、セットアップ処理が完了した後の説明となる。
S1401では、スクリプト解析部604が、実行したスクリプトの案件種別を識別する。個別案件であると判断した場合、そのまま、本処理を終了する。
一方、S1401で、共通案件であると判断した場合、S1402において、UI制御部601が操作部208に不図示の画面を表示し、次にセットアップする画像形成装置のターゲット識別子の入力を、設置担当者1107へ促す。
設置担当者1107の入力に応じて、UI制御部601が、次機のターゲット識別子を受信すると、スクリプト解析部604は、自機専用スクリプトを基に、次機用スクリプトを生成する。生成された次機用スクリプトは、ストレージ制御部602がUSBストレージへ保存する。
ここで生成される次機用スクリプトは、自機専用スクリプトと全く同じ構成である。スクリプト解析部604は、自機専用スクリプト0001_Script.xmlの内容を複製し、ターゲット識別子1006やスクリプトのファイル名を次機に対応したものに変更する。あるいは、自機専用スクリプト0001_Script.xmlのファイル名とターゲット識別子1006を単に更新するだけでも良い。
本実施形態によれば、同じ情報処理装置群に対しては同様のセットアップデータを適用し、異なる情報処理装置群に対しては異なるセットアップデータを適用するような場合、各情報処理装置群から各1台、親機となる情報処理装置のターゲット識別子だけを案件データに登録すれば良いため、管理装置における案件データ作成の効率が上がる。
また、顧客先に情報処理装置を配置する際にも、親機となる情報処理装置だけを意識すれば良いため、配置される情報処理装置の初期設定処理の効率も向上する。
更に、親機となる情報処理装置のターゲット識別子が、指示書に関連づいているため、1個の可搬記憶媒体に複数の指示書を保存した運用が可能になる。
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステムまたは装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサがプログラムを読み出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えばASIC)によっても実現可能である。
101 画像形成装置
102 可搬記憶媒体
103 クライアントコンピュータ

Claims (14)

  1. 情報処理装置であって、
    前記情報処理装置を初期設定するための第1のスクリプトを不揮発性メモリから読み出す読出し手段と、
    自機を特定する識別情報と一致するターゲット情報が前記第1のスクリプトに設定されているかどうかを判断する第1の判断手段と、
    自機を特定する識別情報と一致するターゲット情報が前記第1のスクリプトに設定されていると判断した場合、さらに、子機を初期設定するために実行すべき第2のスクリプトが前記不揮発性メモリに記憶されているかどうかを判断する第2の判断手段と、
    前記第2のスクリプトが前記不揮発性メモリに記憶されていると判断した場合、当該第2のスクリプトを削除する削除手段と、
    前記第1のスクリプトから親機を特定する識別情報を削除した第2のスクリプトを作成する作成手段と、
    前記作成手段が作成した前記第2のスクリプトを前記不揮発性メモリに書き込む書込手段と、
    を備えることを特徴とする情報処理装置。
  2. 自機を特定する識別情報と一致するターゲット情報が前記第1のスクリプトに設定されていないと判断した場合、前記第2のスクリプトに基づいて初期設定を実行する実行手段を備えることを特徴とする請求項1記載の情報処理装置。
  3. 情報処理装置であって、
    前記情報処理装置を初期設定するための第1のスクリプトを不揮発性メモリから読み出す読出し手段と、
    自機を特定する識別情報と一致するターゲット情報が前記第1のスクリプトに設定されているかどうかを判断する第1の判断手段と、
    自機を特定する識別情報と一致するターゲット情報が前記第1のスクリプトに設定されていると判断した場合、さらに、子機を初期設定するために実行すべき第2のスクリプトが前記不揮発性メモリに記憶されているかどうかを判断する第2の判断手段と、
    前記第2のスクリプトが前記不揮発性メモリに記憶されていると判断した場合、当該第2のスクリプトを削除する削除手段と、
    前記第1のスクリプトから親機を特定する識別情報を削除し、子機が実行すべき第2のスクリプトを作成する作成する作成手段と、
    前記作成手段が作成した前記第2のスクリプトを前記不揮発性メモリに書き込む書込手段と、
    を備えることを特徴とする情報処理装置。
  4. 不揮発性メモリは、USBメモリであることを特徴とする請求項1または3記載の情報処理装置。
  5. 前記情報処理装置は、画像形成装置、複合画像形成装置を含むことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  6. 管理装置であって、
    親機となる情報処理装置を識別する親識別情報と、各親機に対応づけられた共通データと、データの種別とを含む案件データに基づいて、いずれかの親機が上記親識別情報に対応する共通データを読み出して初期設定を行うための第1のスクリプトを生成する生成手段と、
    生成された第1のスクリプトを不揮発性メモリに書き込む書込手段と、
    を備えることを特徴とする管理装置。
  7. 前記書込手段は、各親機の親識別情報に対応して生成したそれぞれの第1のスクリプトを異なる不揮発性メモリに書き込むことを特徴とする請求項6記載の管理装置。
  8. 前記第1のスクリプトは、案件情報、ターゲット情報、コマンド情報を含むことを特徴とする請求項6記載の管理装置。
  9. 不揮発性メモリは、USBメモリであることを特徴とする請求項6または7記載の管理装置。
  10. 情報処理装置の制御方法であって、
    前記情報処理装置を初期設定するための第1のスクリプトを不揮発性メモリから読み出す読出し工程と、
    自機を特定する識別情報と一致するターゲット情報が前記第1のスクリプトに設定されているかどうかを判断する第1の判断工程と、
    自機を特定する識別情報と一致するターゲット情報が前記第1のスクリプトに設定されていると判断した場合、さらに、子機を初期設定するために実行すべき第2のスクリプトが前記不揮発性メモリに記憶されているかどうかを判断する第2の判断工程と、
    前記第2のスクリプトが前記不揮発性メモリに記憶されていると判断した場合、当該第2のスクリプトを削除する削除工程と、
    前記第1のスクリプトから親機を特定する識別情報を削除した第2のスクリプトを作成する作成工程と、
    前記作成工程が作成した前記第2のスクリプトを前記不揮発性メモリに書き込む書込工程と、
    を備えることを特徴とする情報処理装置の制御方法。
  11. 情報処理装置の制御方法であって、
    前記情報処理装置を初期設定するための第1のスクリプトを不揮発性メモリから読み出す読出し工程と、
    自機を特定する識別情報と一致するターゲット情報が前記第1のスクリプトに設定されているかどうかを判断する第1の判断工程と、
    自機を特定する識別情報と一致するターゲット情報が前記第1のスクリプトに設定されていると判断した場合、さらに、子機を初期設定するために実行すべき第2のスクリプトが前記不揮発性メモリに記憶されているかどうかを判断する第2の判断工程と、
    前記第2のスクリプトが前記不揮発性メモリに記憶されていると判断した場合、当該第2のスクリプトを削除する削除工程と、
    前記第1のスクリプトから親機を特定する識別情報を削除し、子機が実行すべき第2のスクリプトを作成する作成工程と、
    前記作成工程が作成した前記第2のスクリプトを前記不揮発性メモリに書き込む書込工程と、
    を備えることを特徴とする情報処理装置の制御方法。
  12. 管理装置の制御方法であって、
    親機となる情報処理装置を識別する親識別情報と、各親機に対応づけられた共通データと、データの種別とを含む案件データに基づいて、いずれかの親機が上記親識別情報に対応する共通データを読み出して初期設定を行うための第1のスクリプトを生成する生成工程と、
    生成された第1のスクリプトを不揮発性メモリに書き込む書込工程と、
    を備えることを特徴とする管理装置の制御方法。
  13. 請求項10または11に記載の情報処理装置の制御方法をコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
  14. 請求項12に記載の管理装置の制御方法をコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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