JP2016080835A - 現像装置および画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】現像ローラの下方に配置したドクタローラを活用することによって、現像装置の軸方向端部での現像剤の回り込みや現像装置内の圧力上昇を抑制できる現像装置および画像形成装置を提供する現像装置および画像形成装置を提供する。【解決手段】現像装置はトナーとキャリアを含む二成分現像剤を収納した現像容器と、二成分現像剤を静電潜像担持体に供給する現像ローラと、現像容器底部に設けられ二成分現像剤を撹拌搬送する搬送装置と、現像ローラの下方に設けられて現像ローラに担持される二成分現像剤の層厚を規制するドクタローラ62を備える。ドクタローラ62は、ドクタローラの軸線に沿って中空状に形成される中空部63と、ドクタローラの軸方向両端近傍にそれぞれ形成され中空部63に連通する開口部64,64a,65,65aを有している。【選択図】図3

Description

本発明は、現像装置および画像形成装置に関し、詳細には、トナーとキャリアを含む二成分現像剤を収納した現像容器と、二成分現像剤を静電潜像担持体に供給する現像ローラと、現像ローラの下方に設けられて現像ローラに担持される二成分現像剤の層厚を規制するドクタローラとを備えた現像装置および画像形成装置に関する。
電子写真方式の画像形成装置では、帯電装置が静電潜像担持体(例えば、感光体ドラム)の表面を帯電し、露光装置がその帯電域を画像情報に応じて露光して静電潜像を形成し、現像装置がこの静電潜像をトナーで現像する。
画像形成装置では、フルカラー化や高画質化に対応するために、トナーとキャリアを含む二成分現像剤が使用されることがある。二成分現像剤を現像装置内で撹拌すると、トナーとキャリアとの摩擦によって帯電安定性に優れた現像剤を得ることができる。
しかし、現像ローラの回転にともなう現像装置内の圧力の上昇と、二成分現像剤の現像装置内での撹拌により、装置内の二成分現像剤が装置外に飛散することがあった。特に現像ローラ端部の非着磁部及び帯電装置であるグリッド端部に現像剤が回り込み、その結果、印字画像両端部で画像かぶりが発生することがあった。現像装置の内圧を下げるために、例えば、特許文献1には、現像装置の上面全面にわたって外気と連通するフィルタ付き開口部を設けることが開示されている。
特開2012−189787号公報
特許文献1に開示されているように、現像容器に外気と連通する開口部を設けることによって、現像容器内の内圧を下げることができる。しかしながら、現像ローラの下方にドクタローラを配置することによって、現像装置をコンパクトに構成した場合、現像容器に外気と連通するフィルタ付き開口部を設けるスペースが制約されるという問題があった。さらに、印字画像両端部で画像かぶりを防止するためには、少なくとも現像装置の軸方向端部での現像剤の回り込みを防止すればよく、フィルタ付き開口部を現像装置の軸方全長にわたって設ける必要もない。
本発明は、上述のような実情に鑑みてなされたもので、現像ローラの下方に配置したドクタローラを活用することによって、現像装置の軸方向端部での現像剤の回り込みや現像装置内の圧力上昇を抑制できる現像装置および画像形成装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の第1の技術手段は、トナーとキャリアを含む二成分現像剤を収納した現像容器と、前記二成分現像剤を静電潜像担持体に供給する現像ローラと、前記現像容器底部に設けられ前記二成分現像剤を撹拌搬送する搬送装置と、前記現像ローラの下方に設けられて該現像ローラに担持される前記二成分現像剤の層厚を規制するドクタローラとを備えた現像装置であって、前記ドクタローラは、該ドクタローラの軸線に沿って中空状に形成される中空部と、前記ドクタローラの両端近傍にそれぞれ形成され前記中空部に連通する開口部とを有し、該開口部が、前記搬送装置側に位置する第1の開口部と、該第1の開口部とは反対側に位置する第2の開口部とからなることを特徴としたものである。
第2の技術手段は、第1の技術手段において、前記第2の開口部が、少なくとも前記現像ローラの着磁領域よりも軸方向外側に設けられていることを特徴としたものである。
第3の技術手段は、第1または2の技術手段において、前記第2の開口部に、前記二成分現像剤の通過を阻止してエアの通過を許容するフィルタ部材が設けられていることを特徴としたものである。
第4の技術手段は、第1から第3のいずれか1の技術手段において、前記第1の開口部が、前記ドクタローラの軸方向全長にわたって形成された開口部であることを特徴としたものである。
第5の技術手段は、第1から第4のいずれか1の技術手段において、前記第1の開口部が格子状に形成されていることを特徴としたものである。
第6の技術手段は、第1から第5のいずれか1の技術手段が装着される画像形成装置であることを特徴としたものである。
本発明によれば、ドクタローラを中空状に形成し、ドクタローラの軸方向端部に設けた開口部を介して現像装置内の内圧を下げることができるため、現像装置内からの外部への現像剤の飛散を防止することができる。
本発明に係る現像装置を備えた画像形成装置の概略図である。 本発明に係る現像装置の一例を示す構成図である。 本発明に係る現像装置のドクタローラの一例を説明するための図である。 図3に示すドクタローラに、フィルタ部材を設けた際の例を説明するための図である。 本発明に係る現像装置のドクタローラの他の例を説明するための図である。
以下に図面を参照しながら、本発明の実施形態について詳細に説明する。図1は、本発明に係る現像装置を備えた画像形成装置の概略図である。なお、この図1に示す画像形成装置1はその主な構成要素だけを図示し、他の構成要素の図示を省略している。
画像形成装置1は、ネットワークを介して外部装置から送信された画像データや、スキャナ等によって読み取られた画像データに所定の画像処理を施し、カラー画像又はモノクロ画像を用紙Pに印刷できる。
画像形成装置1は、供給部10、画像形成部20、搬送部30、定着部40を備えている。供給部10は用紙Pを所定のタイミングで画像形成部20に供給し、画像形成部20は用紙P上にトナー画像を形成する。
詳しくは、画像形成部20は例えばタンデム方式であり、イエロー画像用、マゼンタ画像用、シアン画像用、およびブラック画像用の4つのステーション20Y,20M,20C,20Bを有している。
イエロー画像用のステーション20Yが供給部10の近傍に、ブラック画像用のステーション20Bが定着部40の近傍にそれぞれ配置されており、搬送部30による用紙Pの搬送方向で見て、イエロー画像用のステーション20Y、マゼンタ画像用のステーション20M、シアン画像用のステーション20C、ブラック画像用のステーション20Bの順に配置されている。
各ステーション20Y,20M,20C,20Bは、実質的に同一の構成部品を有する。このため、図1ではイエロー画像用のステーション20Yの構成部品に符号を付し、他のステーション20M,20C,20Bの構成部品の符号を省略している。なお、上記4色の他、例えばシアンやマゼンタと同一の色相で濃度の低い、ライトシアン(LC)やライトマゼンタ(LM)を加えてもよい。
イエロー画像用のステーション20Yを例に挙げて説明すると、このステーション20Yは感光体ドラム21を有し、感光体ドラム21の周囲には、その回転方向で見て、帯電装置22、露光装置23、現像装置24、転写ローラ25、およびクリーニング装置26の順に配置されている。感光体ドラム21が本発明の静電潜像担持体に相当する。
感光体ドラム21は円筒状をなし、その表面が例えばOPC(有機光導電体)等で形成されており、駆動装置(図示省略)によって所定方向(図中に矢印Fで示す)に回転可能である。
帯電装置22は、例えば感光体ドラム21の表面に接触するローラを有し、感光体ドラム21の表面を所定の極性(例えばマイナス)で均一に帯電する。なお、接触型のローラ方式の他、ブラシ方式やイオン放出方式等の帯電装置を用いてもよい。
露光装置23は、上記画像データに基づいて、レーザ光を帯電された感光体ドラム21の表面に照射しており、画像データに応じた静電潜像が感光体ドラム21の表面に形成される。なお、レーザ照射部や反射ミラーを備えたレーザスキャニング装置(LSU)の他、LEDなどの発光素子をアレイ状に並べた書き込みヘッド等の露光装置を用いてもよい。
現像装置24は、感光体ドラム21の表面に形成された静電潜像を現像剤で現像し、可視像(トナー画像ともいう)を形成する。現像剤は、現像装置24に連結するトナーカートリッジ(図示省略)から供給され、感光体ドラム21の表面電位と同極性(例えばマイナス)で帯電されている。なお、現像剤は、例えばトナーと磁性キャリアを含む二成分現像剤であり、トナーの粒子径が例えば3〜10μm程度、キャリアの粒子径が例えば40μm程度以下のものである。
転写ローラ25は、搬送ベルト33を挟んで感光体ドラム21に対峙している。転写ローラ25に、現像剤の帯電極性とは逆極性(例えばプラス)のバイアス電圧が印加されると、感光体ドラム21のトナー画像が搬送ベルト33上の用紙Pに転写される。
クリーニング装置26は、用紙Pへの転写後に感光体ドラム21の表面に残った現像剤を除去しており、感光体ドラム21から除去された現像剤は例えばクリーニング装置26の内部に回収される。
搬送部30は、駆動ローラ31、従動ローラ32および搬送ベルト33を備える。例えば、駆動ローラ31が定着部40の近傍に、従動ローラ32が供給部10の近傍にそれぞれ配置され、搬送ベルト33は駆動ローラ31と従動ローラ32との間に掛け回されている。カラー画像を印刷する場合、搬送ベルト33が矢印Zの方向に移動すると、用紙Pには、ステーション20Y,20M,20C,20Bからの各色のトナー画像が順に転写される。
定着部40は、加熱ローラ41および加圧ローラ42を備えており、そのニップ部で用紙P上に転写されたトナー画像を定着させる。そして、用紙Pの表面のみ印刷する場合、定着部40から送出した用紙Pは排紙トレイ(図示省略)に排出される。
(第1実施形態)
図2は、本発明に係る現像装置の一例を示す構成図である。現像装置24は現像容器50を備え、現像容器50の内部には、例えば、撹拌ローラ51,52、現像ローラ61やドクタローラ62が設けられている。
詳しくは、現像容器50の底部には搬送装置50aが設けられ、この搬送装置50aには、二成分現像剤が収納され、第1撹拌ローラ51と第2撹拌ローラ52とが並設されている。
第1撹拌ローラ51は軸51bとこの軸51bの回りに設けられた撹拌翼(スクリュー)からなり、撹拌翼51aは例えば螺旋状に形成されている。第1撹拌ローラ51は、例えばベルト等を介して現像ローラ61の回転に従動し、図2で見て反時計回りに回転可能に構成されている。第2撹拌ローラ52は第1撹拌ローラ51と同じく撹拌翼52aおよび軸52bからなり、撹拌翼52aは例えば螺旋状に形成されている。第2撹拌ローラ52は、例えばベルト等を介して現像ローラ61の回転に従動し、図2で見て時計回りに回転可能に構成されている。
第1撹拌ローラ51と第2撹拌ローラ52との間には、仕切り壁53が立設されており、搬送装置50aの内部は、第1撹拌ローラ51を設けた第1搬送路R1と、第2撹拌ローラ52を設けた第2搬送路R2とに区画されている。なお、第1搬送路R1には、二成分現像剤のトナー濃度を検知するための透磁率センサを設置してもよい。
また、第1搬送路R1と第2搬送路R2は、各撹拌ローラ51,52の両端側で連通している。このため、第2撹拌ローラ52が図2で見て時計回りに回転すると、第2搬送路R2内の二成分現像剤は撹拌されながら例えば図2の紙面奥側に向けて搬送され、第2搬送路R2の端部に到達して第1搬送路R1の端部に入る。第1撹拌ローラ51が図2で見て反時計回りに回転すると、第1搬送路R1の端部に入った二成分現像剤は、第1搬送路R1で撹拌されながら例えば図2の紙面手前側に向けて搬送される。
現像ローラ61は、マグネットローラ61cと、マグネットローラ61cの回りを軸61bによって現像容器50に対して回転可能に支持された現像スリーブ61aとから構成されている。現像スリーブ61aは後述するドクタローラ62で層厚が規制された二成分現像剤を表面に担持して、担持した現像剤に含まれるトナーを図1で説明した感光体ドラム21の表面に供給する。現像スリーブ61aは、例えばアルミニウムやステンレス鋼などの金属で形成された筒状部材であり、図示しない電源から電位が与えられることによって感光体ドラム21との間に電位差を生じるようになっている。なお、現像スリーブ61aの外径φは例えば14mm程度であり、現像スリーブ61aの幅は例えばA4サイズに対応可能な長さである。マグネットローラ61cは、現像容器50に対して固定されており、例えば、外周面に所定の磁極が現れるように配列した複数の磁石から構成される。また、マグネットローラ61cの磁極が存在する着磁領域は、軸方向両端部で現像スリーブ61aよりも短くなるようになっている。すなわち、現像スリーブ61aの軸方向長さはマグネットローラ61cの着磁領域の軸方向長さよりも長く構成される。
ドクタローラ62は、現像ローラ61の下方に配置されており、例えばステンレス鋼で形成されたスリーブ62aおよび軸62bを有し、現像ローラ61の軸線方向に対して所定の間隙を持って平行に延びている。なお、スリーブ62aの外径φは例えば5.8mm程度であり、スリーブ62aの幅は現像スリーブ61aの幅とほぼ同じ長さである。
なお、ドクタローラ62には、ステンレス鋼(例えばSUS304)の他、例えばSUM24Lを用いてもよいが、ドクタローラ62を磁化させない場合、ステンレス鋼(例えばSUS303)、アルミニウムや合成樹脂を用いてもよい。また、軸62bは、スリーブ62aの両端から突出して現像容器50に対して回転不能に支持されている。
第1搬送路R1内を搬送する二成分現像剤は、例えば、搬送装置50aによる撹拌や現像ローラ61の磁力などによって汲み上げられ、現像スリーブ61aの表面に供給される。そして、ドクタローラ62は、回転する現像スリーブ61aの表面に供給された二成分現像剤に接触し、その二成分現像剤の層厚を規制している。
図3は、本発明に係る現像装置のドクタローラの一例を説明するための図である。図3(A)および図3(A)のB−B線矢視断面図である図3(B)に示すように、ドクタローラ62は、円筒形状の中空部材から構成され、軸62bの軸線に沿って形成された中空部63を有している。また、軸方向両端部には、それぞれ開口部64,65および開口部64a,65aが設けられている。そして、開口部64,65および開口部64a,65aは中空部63を介してそれぞれが連通するようになっている。開口部64,65および開口部64a,65aは図3では平面視矩形状に形成されているが、その他の形状であっても構わない。
そして、ドクタローラ62の軸方向両端部の下部に設けた開口部65,65aは、図2に示す搬送装置50a側、より詳しくは第1搬送路R1側に位置するように設けられている。これに対し、ドクタローラ62の軸方向両端部の上部に設けた開口部64,64aは中空部63を挟んで下部の開口部65,65aとは反対側に位置するように設けられている。なお、上部の開口部64,64aの位置は現像ローラ61に対向する位置からはずらせて配置されている。そして、下部の開口部65,65aが本発明の第1の開口部に、上部の開口部64,64aが本発明の第2の開口にそれぞれ相当する。
ここで、ドクタローラ62の開口部64,64aを設けた軸方向両端部の位置は、現像容器50全体から見た場合に外気に最も触れやすい位置となる。したがって、このようにドクタローラ62を中空状に形成し、軸方向両端分にそれぞれ中空部63を介して連通する開口部64,65および開口部64a,65aを設けることにより、少なくともドクタローラの軸方向両端部において、搬送装置50a側から開口部65,65a、中空部63、および、開口部64,64aへエアが抜ける通路を形成することができる。このため、現像容器50内の圧力を開口部64,64aから上方へ抜くことができ、現像容器50内の圧力上昇を抑制でき、この結果、現像容器50内からの現像剤の飛散を防止できる。
また、上部の開口部64,64a間の内法の距離Lをマグネットローラ51cの着磁領域の軸方向長さよりも大きくしておくこと、すなわち、上部の開口部64,64aが、少なくとも現像ローラの着磁領域よりも軸方向外側に設けられていることが望ましい。これにより、ドクタローラ62に設けた開口部64,64aに対向する現像スリーブ61aの部分には、二成分現像剤が担持されていないため、上部の開口部64,64aから外気へ抜けるエアの通路ができた場合も、二成分現像剤の外部への飛散(回り込み)を防止することができる。この場合、下部の開口部65,65a間の内法の距離L’も距離Lと等しくしておけばよい。
(第2実施形態)
さらに、搬送装置50aから飛散した二成分現像剤が記録紙の画像に現れないようにするだけであれば、上部の開口部64,64a間の内法の距離Lを、マグネットローラ51cの着磁領域の軸方向長さよりも短くなるようにしてもよく、この場合、上部の開口部64,64aを記録紙の非画像部分よりも外側になるように設定してもよい。
(第3実施形態)
さらに、例えばB5サイズの用紙を連続印字すると、現像容器内の圧力は現像ローラ61の着磁領域でも上昇する。このため、例えば、下部の開口部65,65a間の内法の距離L’をB5サイズの用紙幅よりも短くなるように設定してもよい。
(第4実施形態)
さらに、下部の開口部65,65aは、1つの開口部を形成するようにドクタローラ62の軸方向全長にわたって形成されていてもよく、あるいは、ドクタローラ62の軸方向全長にわたって離散的に配置された複数の開口部として形成されていてもよい。
以上、第1実施形態から第4実施形態について説明したが、これらの実施形態においては、上部および下部の開口部にそれぞれフィルタ部材が設けられる。図4は、図3に示すドクタローラに、フィルタ部材を設けた際の例を説明するための図であり、図3(B)と同じ位置での断面を示している。第1実施形態から第4実施形態では、上部の開口部64,64aにフィルタ部材66を設けるとともに、下部の開口部65,65aにフィルタ部材67が設けられている。
各フィルタ部材66,67は、公知の技術を利用でき、例えば、紙、布、不織布、または多孔質の合成樹脂等で構成され、物理濾過や静電吸着法などで、トナー(例えば粒子径3〜10μm)を含む二成分現像剤を捕集してエアの通過を許容する機能を有している。
これにより、開口部65,65aから開口部64,64aを取って外部へ抜けるエアに二成分現像剤が混在していたとしても、フィルタ部材67、66で二成分現像剤を捕集できるので、搬送装置50a内から外部への二成分現像剤の飛散をより確実に防止できる。また、下部のフィルタ部材67の表面に捕集された二成分現像剤は、落下して搬送装置50aに回収されて再利用できる。
(第5実施形態)
第1実施形態から第4実施形態では、上部および下部の開口部にそれぞれフィルタ部材が設けたが、上部の開口部のみにフィルタを設けてもよい。図5は、本発明に係る現像装置のドクタローラの他の例を説明するための図であり、図3(B)と同じ位置での断面を示している。そして、第5実施形態は、第1実施形態から第4の実施形態のそれぞれに対応しており、ドクタローラ62の上部の開口部64,64aのみにフィルタ部材66を設けるようにしている。このように、下部の開口部65,65aに対するフィルタ部材を省略すれば、二成分現像剤が中空部63に入り込みやすくなり、現像容器50内の圧力上昇をより一層抑制できる。また、上部のフィルタ部材66で二成分現像剤を捕集できるので、搬送装置50a内から上方への二成分現像剤の飛散を確実に防止できる。さらに、上部のフィルタ部材66の表面に捕集された二成分現像剤は、落下して下部の開口65,65aを通って搬送装置50aに回収されるため再利用できる。
(第6実施形態)
また、上記第5実施形態に示した下部の開口部65,65aは、図5で示した上フィルタ部材66の裏面への二成分現像剤の付着量を減らして搬送装置50aへの回収量をより一層増やすために、例えば格子状に形成してもよい。
(第7実施形態)
また、開口部64と開口部64aとは異なる孔径で形成されていてもよい。
(第8実施形態)
また、上記各実施形態では、ドクタローラ62を中空部材として形成したが、ドクタローラ62を中実状に形成し、軸方向端部に設けた開口部64,65の位置および開口部64a,65aの位置にそれぞれ開口する貫通孔を設けるようにしてもよい。
1…画像形成装置、10…供給部、20…画像形成部、20Y,20M,20C,20B…ステーション、21…感光体ドラム、22…帯電装置、23…露光装置、24…現像装置、25…転写ローラ、26…クリーニング装置、30…搬送部、31…駆動ローラ、32…従動ローラ、33…搬送ベルト、40…定着部、41…加熱ローラ、42…加圧ローラ、50…現像容器、50a…搬送装置、51…第1撹拌ローラ、51a…撹拌翼、51b…軸、52…第2撹拌ローラ、52a…撹拌翼、52b…軸、53…仕切り壁、61…現像ローラ、61a…現像スリーブ、61b…軸、61c…マグネットローラ、62…ドクタローラ、62a…スリーブ、62b…軸、63…中空部、64,64a,65,65a…開口部、66,67…フィルタ部材。

Claims (6)

  1. トナーとキャリアを含む二成分現像剤を収納した現像容器と、前記二成分現像剤を静電潜像担持体に供給する現像ローラと、前記現像容器底部に設けられ前記二成分現像剤を撹拌搬送する搬送装置と、前記現像ローラの下方に設けられて該現像ローラに担持される前記二成分現像剤の層厚を規制するドクタローラとを備えた現像装置であって、
    前記ドクタローラは、該ドクタローラの軸線に沿って中空状に形成される中空部と、前記ドクタローラの両端近傍にそれぞれ形成され前記中空部に連通する開口部とを有し、該開口部が、前記搬送装置側に位置する第1の開口部と、該第1の開口部とは反対側に位置する第2の開口部とからなることを特徴とする現像装置。
  2. 前記第2の開口部が、少なくとも前記現像ローラの着磁領域よりも軸方向外側に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の現像装置。
  3. 前記第2の開口部に、前記二成分現像剤の通過を阻止してエアの通過を許容するフィルタ部材が設けられていることを特徴とする請求項1または2に記載の現像装置。
  4. 前記第1の開口部が、前記ドクタローラの軸方向全長にわたって形成された開口部であることを特徴とする請求項1から3のいずれか1に記載の現像装置。
  5. 前記第1の開口部が格子状に形成されていることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の現像装置。
  6. 請求項1から5のいずれか1項に記載の現像装置が装着されることを特徴とする画像形成装置。
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