JP2016080485A - 流量センサ - Google Patents
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Description
まず、センサチップは、基板の表面にセンシング部を設けるとともに、センシング部の裏面側を凹状に窪ませて空洞としている。また、収容体は、センサチップが収まる凹状の収容空間を有する。さらに、センサチップは、収容空間において、センシング部を有する表面が収容空間の開口側に位置し、かつ、空洞の開口を有する裏面が収容空間の底側に位置する。
これにより、応力抑制隙間を、センサチップの裏面と収容空間の底面との間ではなく、センサチップの裏面と中間体との間に形成する。そして、センサチップと中間体との固定方法として陽極接合、拡散接合、または常温接合を採用することで、応力抑制隙間を極めて狭く設定することができる。
このため、応力抑制隙間を狭めることで空洞に空気が流れるのを抑制することができるので、流量センサにおいてセンサチップと他部品との接触を伴うことなく、底流の発生を抑制することができる。
これにより、センサチップと中間体との接合範囲を、薄膜部からできる限り遠ざけることができる。このため、センサチップと中間体との接合によって薄膜部に応力が追加的に発生するのを抑制することができる。
中間体と収容体との固定構造は応力抑制隙間の形成に係わらなくなる。このため、センサチップおよび中間体を機械的に保持する必要性を優先して、接着範囲を自在に設けることができる。
実施例の流量センサ1の構成を、図1〜図5を用いて説明する。
流量センサ1は、気体の流量を示す信号を発生するものであり、特に、内燃機関に吸入される吸入空気の流量(吸気量)を示す信号を発生するのに好適に利用することができる。また、流量センサ1は、空気との伝熱を利用して空気の流量に応じた信号を発生する感熱式の検出方式を採用するものであり、感熱抵抗体2の膜からなるセンシング部3を有する(図3参照。)。
ここで、センサチップ14は、基板の表面にセンシング部3を設けるとともに、センシング部3の裏面側を凹状に窪ませて空洞16としたものであり、センサチップ14において、センシング部3が存在する部分は薄膜部17になっている(図4および図5参照。)。
すなわち、発熱抵抗体2aは、第2バイパス流路8を通過する空気との温度差が一定となるように通電制御されて空気に熱を与える。また、上流側、下流側測温抵抗体2b、2cは、それぞれ、発熱抵抗体2aの上流側、下流側に配置され、発熱抵抗体2aから熱的な影響を受けて抵抗値が変化することで通電量が変化する。そして、流量に応じて発熱抵抗体2aの発熱量が増減し、この発熱量の増減に応じて上流側、下流側測温抵抗体2b、2c間の温度差が変化することで、流量に応じた電気的な信号が発生する。
すなわち、回路チップ20は センシング部3で得られた信号に所定の処理を施すための回路を有するものであり、ターミナル21は、例えば、回路チップ20で処理された信号を外部に出力するために用いられる。また、センサチップ14の回路と回路チップ20の回路との間、および、回路チップ20の回路とターミナル21との間は、ボンディングワイヤ22によって結線されている。さらに、ターミナル21を介して出力される信号は、吸気量を示す信号として、流量測定装置5と別体の電子制御ユニット(ECU:図示せず。)に出力されて内燃機関の運転制御に利用される。
すなわち、中間体24とは、センサチップ14の裏面14dと収容空間19の底面19aとの間に配置されるものであり、空洞16の開口16aの全域を裏面側から覆っている。また、中間体24は、陽極接合、拡散接合、または常温接合によりセンサチップ14の裏面14dに部分的に接合し、センサチップ14の裏面14dとの間に隙間25を形成している。
また、中間体24は、接着剤28(例えば、エポキシ樹脂)により収容体15に固定されており、接着範囲は、中間体24の裏面のほぼ全域である。
実施例の流量センサ1によれば、センサチップ14の裏面14dと収容空間19の底面19aとの間に、空洞16の開口16aを覆う中間体24が配置され、中間体24は、陽極接合、拡散接合、または常温接合により裏面14dに部分的に接合し、裏面14dとの間に隙間25を形成している。
このため、応力抑制隙間25を狭めることで空洞16に空気が流れるのを抑制することができるので、流量センサ1においてセンサチップ14と他部品との接触を伴うことなく、底流の発生を抑制することができる。
これにより、接合範囲27を薄膜部17からできる限り遠ざけることができる。このため、センサチップ14と中間体24との接合によって薄膜部17に応力が追加的に発生するのを抑制することができる。
中間体24と収容体15との固定構造は、応力抑制隙間25の形成に係わらなくなる。このため、センサチップ14および中間体24を機械的に保持する必要性を優先して、接着範囲を自在に設けることができる。
すなわち、出力の2値化とは、図7に示すように、流量測定装置5から出力される信号の出力において、1つ出力の数値に対して、2つの流量の数値が対応する状態を意味する。
本願発明の態様は実施例に限定されず、種々の変形例を考えることができる。
例えば、実施例の流量センサ1によれば、センシング部3が配置される流路は、筐体4に設けられた第2バイパス流路8であったが、第1バイパス流路7にセンシング部3を配置してもよく、ダクト6にセンシング部3を配置してもよい。
例えば、センシング部3の発熱制御の態様は、第2バイパス流路8を通過する空気と発熱抵抗体2aとの温度差が一定となるように通電制御するものであったが、発熱抵抗体2aとは、別に、発熱抵抗体2aから熱的な影響を受ける傍熱抵抗体を設け、第2バイパス流路8を通過する空気と傍熱抵抗体との温度差が一定となるように通電制御してもよい。また、センサチップ14の形状も、矩形平板状以外の形状にしてもよい。
Claims (4)
- 感熱抵抗体(2、2a、2b、2c)の膜からなるセンシング部(3)を有し、所定の流路(8)に配置されてこの流路(8)を通過する気体と前記センシング部(3)との伝熱により前記流路(8)における気体の流量に応じた信号を発生する感熱式の流量センサ(1)において、
基板の表面に前記センシング部(3)を設けるとともに、このセンシング部(3)の裏面側を凹状に窪ませて空洞(16)としたセンサチップ(14)と、
前記センサチップ(14)が収まる凹状の収容空間(19)を有する樹脂製の収容体(15)とを備え、
前記センサチップ(14)は、前記収容空間(19)において、前記センシング部(3)を有する表面(14c)が前記収容空間(19)の開口側に位置し、かつ、前記空洞(16)の開口(16a)を有する裏面(14d)が前記収容空間(19)の底側に位置し、
前記センサチップ(14)の裏面(14d)と前記収容空間(19)の底面(19a)との間には、前記空洞(16)の開口(16a)を覆う中間体(24)が配置され、
この中間体(24)は、陽極接合、拡散接合、または常温接合により前記センサチップ(14)の裏面(14d)に部分的に接合し、前記センサチップ(14)の裏面(14d)との間に隙間(25)を形成していることを特徴とする流量センサ(1)。 - 請求項1に記載の流量センサ(1)において、
前記センサチップ(14)は、矩形の平板状に設けられており、
前記センシング部(3)で気体が流れる方向は、前記矩形において直交する2辺(14a、14b)の内、長い方の辺(14a)が伸びる長手方向に垂直であり、
前記空洞(16)は、前記センサチップ(14)において前記長手方向に関し、中央よりも一方側に片寄って設けられ、
前記センサチップ(14)と前記中間体(24)との接合範囲(27)は、前記センサチップ(14)の裏面(14d)の内、前記空洞(16)の開口(16a)よりも前記長手方向に関して他方側に設定されていることを特徴とする流量センサ(1)。 - 請求項1または請求項2に記載の流量センサ(1)において、
前記中間体(24)は、接着剤(28)により前記収容体(15)に固定されていることを特徴とする流量センサ(1)。 - 請求項1ないし請求項3の内のいずれか1つに記載の流量センサ(1)において、
前記隙間(25)は40μm以下であることを特徴とする流量センサ(1)。
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2014
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