JP2016080408A - 回転角度検出回路 - Google Patents

回転角度検出回路 Download PDF

Info

Publication number
JP2016080408A
JP2016080408A JP2014209247A JP2014209247A JP2016080408A JP 2016080408 A JP2016080408 A JP 2016080408A JP 2014209247 A JP2014209247 A JP 2014209247A JP 2014209247 A JP2014209247 A JP 2014209247A JP 2016080408 A JP2016080408 A JP 2016080408A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rotation angle
rotation
magnetic field
angle
calculation unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2014209247A
Other languages
English (en)
Inventor
暢明 森本
Nobuaki Morimoto
暢明 森本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Asahi Kasei Electronics Co Ltd
Original Assignee
Asahi Kasei Electronics Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Asahi Kasei Electronics Co Ltd filed Critical Asahi Kasei Electronics Co Ltd
Priority to JP2014209247A priority Critical patent/JP2016080408A/ja
Publication of JP2016080408A publication Critical patent/JP2016080408A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Transmission And Conversion Of Sensor Element Output (AREA)

Abstract

【課題】回転体の絶対角度を検出する際に、回転数の誤検出を防止し、回転体の絶対角度の検出精度をより向上させる。【解決手段】少なくとも2軸方向の磁場を検出する磁気センサの出力信号から、磁石を有する回転体の1回転内における回転角度を演算し、また、磁気センサの出力信号と演算した回転角度とから回転体の回転数を演算する。そして、演算した回転角度と回転数とから回転体の絶対回転角度を演算する。このとき、磁気センサの2軸方向の出力信号に基づき磁場強度信号Vtotalを演算すると共に、回転角度θaの大きさに応じた閾値を設定し、磁場強度信号Vtotalと閾値とをもとに回転体1の回転数nを算出する。磁気センサの2軸方向の出力信号だけでなく、回転角度θaにも基づいて回転体1の回転数nを算出することにより、より高精度に回転数を演算することができる。【選択図】 図3

Description

本発明は、多回転する回転体の回転角度を検出する回転角度検出回路、回転角度センサ及び回転角度検出装置に関する。
従来、1回転以上回転する、多回転の回転体の絶対角度を検出する装置として、例えば特許文献1に記載された回転角度検出装置が提案されている。
図12は、特許文献1に記載の回転角度検出装置の構成を示したものであり、第1の回転体101と、第1の回転体101とは回転速度が異なる第2の回転体102とを備え、第1の回転体101の回転角を検出する第1の検出手段103と、第2の回転体102の回転角を検出する第2の検出手段105とを有する。この回転角度検出装置では、第1の検出手段103の出力と、第2の検出手段105の出力の両方を使用し、多回転する回転体の回転角を検出している。
なお、図12において、(a)は回転角度検出装置の平面図、(b)は同一部切欠側面図である。
特開2002−340619号公報
従来の回転角度検出装置は、例えば図13に示すように、回転体の回転に応じて変化する出力電圧レベルのみから、回転体の回転数を検出する構成である。つまり出力電圧レベルと閾値とを比較する、単純な閾値判定を用いて回転数を検出するため、例えば、回転体の角度がn回転目とn+1回転目の境界付近の角度である場合に、回転数を誤検出する可能性がある。これは、磁石の経年変化や、外乱磁場等の影響、温度による磁気感度変動等により、検出される磁場強度が変動してしまい、認識される回転数が1つずれてしまうことがあるためである。
本発明は、このような問題に鑑みてなされたものであり、回転数の誤検出を防止し、回転体の絶対角度の検出精度をより向上させることの可能な回転角度検出回路、回転角度センサ及び回転角度検出装置を提供することを目的とする。
本発明の一態様による回転角度検出回路は、磁石を有する回転体の絶対回転角度を、少なくとも2軸方向の磁場を検出する磁気センサの出力信号を用いて検出する回転角度検出回路であり、前記磁気センサの出力信号から、前記回転体の1回転内における回転角度を演算する回転角度演算部と、前記磁気センサの出力信号と前記回転角度演算部で演算した前記回転角度とから前記回転体の回転数を演算する回転数演算部と、前記回転角度と前記回転数とから前記回転体の絶対回転角度を演算する絶対角度演算部と、を備えることを特徴とする。
本発明の他の態様による回転角度センサは、上記態様の回転角度検出回路と、第1の軸方向の磁場を検出する第1の磁気センサと、第1の軸方向と直交する第2の軸方向の磁場を検出する第2の磁気センサと、を備えることを特徴とする。
また、本発明の他の態様による回転角度検出装置は、上記態様の回転角度センサと、磁石が取り付けられ、回転しながら、第1の軸方向及び第2の軸方向と直交する第3の軸方向へ直線移動する回転体と、を備え、回転角度センサは、第3の軸方向の延長上に配置されることを特徴とする。
本発明によれば、回転体の回転数の誤検出を防止し、回転体の回転角度の検出精度をより向上させることができる。
本発明における回転角度検出装置の一例を示す概略構成図である。 X軸方向、Y軸方向の磁気センサの出力信号を説明するための説明図である。 回転角度センサユニットの一例を示すブロック図である。 第1実施形態における回転数演算部の一例を示すブロック図である。 X軸方向磁気データVxとY軸方向磁気デ―タVyと磁場強度信号Vtotalとの角度依存性を示す特性図である。 磁場強度信号の特性変動により誤判定が生じる理由を説明するための説明図である。 第1実施形態における回転数演算部の演算方法を説明するための説明図である。 第1実施形態における回転数演算部の演算方法を説明するための説明図である。 第2実施形態における回転数演算部の一例を示すブロック図である。 第2実施形態における回転数演算部の演算方法を説明するための説明図である。 第2実施形態における回転数演算部の演算方法を説明するための説明図である。 従来の回転角度検出装置の一例を示す概略構成図である。 従来の回転角度検出装置の回転数の演算方法を説明するための説明図である。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。
<第1実施形態>
まず、本発明の第1実施形態を説明する。
<回転角度検出装置>
図1は、第1実施形態における回転角度検出装置の一例を示す構成図である。
第1実施形態における回転角度検出装置は、検出対象の回転体1の回転運動を直進運動に変換する変換機構2と、磁石3と、回転角度センサユニット4と、を備える。
変換機構2は、図1に示すように、ねじ軸部材11と、支持部材12と、第1歯車13と、第2歯車14と、を備える。
回転体1の外周には第1歯車13が固定され、回転体1の回転軸と第1歯車13の回転軸とは一致する。第1歯車13は、例えば接着等により回転体1の外周に固定されている。
ねじ軸部材11の外周にはねじ山が形成されている。ねじ軸部材11の長手方向中央部近傍には第2歯車14が固定され、ねじ軸部材11の回転軸と第2歯車14の回転軸とは一致する。第2歯車14は、例えばその両側から止め用のナット14aで挟み込むことにより、ねじ軸部材11に固定されている。
第1歯車13と第2歯車14とは噛み合うように形成され、第1歯車13はその回転軸の延びる方向の長さが、第2歯車14の、回転軸の延びる方向の長さよりも長く、第2歯車14が第1歯車13と噛み合ったまま、第2歯車14の回転軸の延びる方向に移動できるようになっている。
回転体1とねじ軸部材11とは、支持部材12により平行に且つ、第1歯車13と第2歯車14とが噛み合うように支持される。また、支持部材12は、第1歯車13を挟むように一対の支持部12aで回転体1を支持し、第2歯車14を挟むように一対の支持部12bでねじ軸部材11を支持する。
回転体1の支持部12aは軸受け等で構成され、回転体1はその長手方向の位置を固定したまま回転自在に支持される。
ねじ軸部材11の支持部12bは、雄ねじとしてのねじ軸部材11と噛み合う雌ねじが形成されたナットからなり、ねじ軸部材11は、回転自在に支持されると共に、その長手方向にも移動可能に支持される。ねじ軸部材11の長手方向への移動は、第2歯車14が支持部12bに接触することにより制限されるようになっている。
これにより、回転体1の回転は、第1歯車13及び第2歯車14を介して、ねじ軸部材11に伝達され、ねじ軸部材11が回転することにより、ねじ軸部材11が長手方向に移動すると共に、第2歯車14が第1歯車13と噛み合ったまま第1歯車13のねじ山に沿って移動し、第2歯車14が支持部12bに接することで長手方向の移動が制限されるようになっている。
磁石3は、図2に示すように、ねじ軸部材11の一端に固定される。互いに直交する3軸をX、Y、Z軸とし、ねじ軸部材11の長手方向をZ軸としたとき、磁石3は、X軸及びY軸を含むX−Y平面に沿って回転するように配置される。
磁石3は、後述する、回転角度センサユニット4に含まれる、X軸方向の磁場強度を検出するX軸方向磁気センサ21と、Y軸方向の磁場強度を検出するY軸方向磁気センサ22とに対向するように配置される。
ねじ軸部材11の回転に伴い、磁石3のS極とN極とがX−Y平面に沿って回転することで、X軸、Y軸方向磁気センサ21、22に入力されるX軸方向の磁場とY軸方向の磁場とが変化する。
また、ねじ軸部材11のZ軸方向への直線移動に伴い、磁石3が、X軸、Y軸方向磁気センサ21、22に近づいたり、離れたりすることで、X軸、Y軸方向磁気センサ21、22に入力される磁場強度が変動する。ここで、例えば、回転体1の回転が進むほど、第2歯車14が回転角度センサユニット4に近づき、磁石3は回転角度センサユニット4に近づくようになっている。
図2は、磁石3の回転移動及び直線移動によって生じる、X軸、Y軸方向磁気センサ21、22の各軸方向の磁場強度を説明するための説明図である。磁石3により、図2に示すような角度θ方向の磁場Bが生じるとき、X軸方向磁気センサ21にはBcosθの磁場がかかり、Y軸方向磁気センサ22にはBsinθの磁場がかかる。それによって、X軸方向磁気センサ21は、X軸方向磁気データVxとして、磁石3の回転角度θに対して余弦波状の信号Vx=Vcosθを出力する。一方、Y軸方向磁気センサ22は、Y軸方向磁気データVyとして、磁石3の角度θに対して正弦波状の信号Vy=Vsinθを出力する。
具体的には、X軸、Y軸方向磁気センサ21、22を、ホール素子で構成する場合は、磁気集束板を用いることでICチップに対して水平方向に入力される磁束を収束し、X軸、Y軸方向の磁場強度に応じた信号を、ホール起電力信号として出力することが可能となる。また、X軸、Y軸方向磁気センサ21、22として磁気抵抗素子を用いて、X軸、Y軸方向の磁場強度に応じた信号を出力するようにしてもよい。また、X軸、Y軸方向の磁場強度を検出することができれば、レゾルバ等、他のセンサをX軸、Y軸方向磁気センサ21、22として用いてもよい。
ここで、磁石3が直線移動を行うため、X軸方向磁気センサ21の出力信号VxとY軸方向磁気センサ22の出力信号Vyは、減衰振動波状又は増幅振動波状の出力信号となる。具体的には、回転体1の絶対角度に応じて振幅が減衰又は増幅する正弦波又は余弦波状の信号となる。
また、両者の信号は、互いに位相が異なり、特に、X軸に対して直交するY軸の関係にあれば、位相が90度異なる信号となる。
以上の通り、回転体1が回転することで、磁石3が回転移動と直線移動を行う。それによって、X軸、Y軸方向磁気センサ21、22は、回転移動による位相が異なる信号VxとVyを得ることができ、それにより、磁石3の回転角度(θa=0°〜360°(0以上360°以下))を検出することができる。加えて、磁石3の直線移動による振幅|V|の変動を検出することでき、それにより磁石3の回転数(n回転)を検出することができる。
その結果、回転体1の絶対角度θbを次式(1)から算出することができる。
θb=θa+360°×n ……(1)
<回転角度センサユニット>
次に、回転角度センサユニット4について説明する。
図3に示すように、第1実施形態における回転角度センサユニット4は、X軸方向磁気センサ21と、Y軸方向磁気センサ22と、信号処理回路23と、X軸方向磁気データ格納部24と、Y軸方向磁気データ格納部25と、回転角度演算部26と、回転数演算部27と、絶対角度演算部28と、を備える。
X軸方向磁気センサ21及びY軸方向磁気センサ22は、入力される磁場の大きさに応じた信号を出力する。前述の通り、磁石3は回転移動及び直線移動を行うことから、X軸方向磁気センサ21及びY軸方向磁気センサ22は、磁石3の回転移動及び直線移動に応じた、減衰振動波状又は増幅振動波状の信号、つまり、回転体1の絶対角度に応じて振幅が減衰又は増幅する正弦波又は余弦波状の信号を、次段の信号処理回路23へ出力する。
信号処理回路23は、X軸方向磁気センサ21及びY軸方向磁気センサ22からの出力信号に対して、増幅、AD変換、補正等の信号処理を行う。補正処理としては、例えば、感度の絶対値補正や、感度の温特補正などを行う。
信号処理回路23で信号処理された、X軸方向磁気データ及びY軸方向磁気データは、それぞれ、X軸方向磁気データ格納部24、Y軸方向磁気データ格納部25に格納される。X軸方向、Y軸方向の磁気データ格納部24、25は、例えばレジスタ等からなる。
回転角度演算部26は、X軸方向、Y軸方向の磁気データ格納部24、25に格納されたX軸方向磁気データVx及びY軸方向磁気データVyに基づき、回転角度θaを演算する。例えば、Y軸方向磁気データVyをX軸方向磁気データVxで除算することで、tanθに相当する信号を算出し、これに基づき回転角度θaを算出すること等が挙げられる。
回転数演算部27は、X軸方向磁気データVx及びY軸方向磁気データVyに加えて、回転角度演算部26で演算した回転角度θaを用いて、回転体1の回転数nを演算する。X、Y軸方向の磁気データVx、Vyだけでなく、算出した回転角度θaも用いて回転数nを算出することで、回転数nの誤判定を防止することが可能となる。回転数演算部27の詳細については後述する。
絶対角度演算部28は、前述の(1)式で示すように、回転角度演算部26で演算した回転角度θaと回転数演算部27で演算した回転数nとから回転体1の絶対角度θbを演算する。
<回転数演算部>
図4は、回転数演算部27の一例を示すブロック図である。
回転数演算部27は、磁場強度信号算出部31と、回転数判定閾値格納レジスタ32と、回転数n算出部33と、を有する。
磁場強度信号算出部31には、X軸方向磁気データ格納部24に格納されたX軸方向磁気データVxと、Y軸方向磁気データ格納部25に格納されたY軸方向磁気データVyとが入力される。また、磁場強度信号算出部31は、X軸方向の磁気データVxとY軸方向の磁気データVyとからVtotalを算出する。
Vtotalは、回転磁場の大きさを表し、例えば、次式(2)で表される平方加算値として算出される。
Vtotal=(Vx+Vy)1/2………(2)
(2)式の場合、2乗演算に加えて、平方根の演算も必要となるため、第1実施形態においては、回転磁場の大きさを表すVtotalを、回転角度演算部26の出力である回転角度θaを用いて、下記式(3)で算出する。
Vtotal=Vx/cosθ
又は Vtotal=Vy/sinθ
又は Vtotal={(Vx/cosθ)+(Vy/sinθ)}/2 ……(3)
(3)式において、θ=回転角度θaとして演算を行うことで、容易に磁場強度に対応する信号を得ることができ、その結果、チップ面積を減少させることも可能となる。以下、Vtotalを磁場強度信号という。
次に、回転数演算部27における回転数nの演算方法を説明する。
第1実施形態における回転数演算部27では、回転角度演算部26で演算した回転角度θaを用いることで回転数nの誤判定を防止することができる。以下で詳細に説明する。
図5は、第1実施形態における、X軸方向磁気センサ21の出力であるX軸方向磁気データVxとY軸方向磁気センサ22の出力であるY軸方向磁気デ―タVyと、磁場強度信号Vtotalとの角度依存性を示す特性図である。図5において、横軸は絶対角度θb、縦軸は信号強度である。
図5中、破線で示す磁場強度信号Vtotalは、回転が進み磁石3が回転角度センサユニット4に近づく程、つまり図5の横軸の絶対角度θbが大きい程、その振幅が減衰する。そのため、この磁場強度信号Vtotalを、閾値と比較することによって、回転数nを算出することが可能となる。しかしながら、単純な閾値比較とした場合、誤判定が生じる。この誤判定が生じる理由を、図6の特性図を用いて説明する。
図6において、横軸は絶対角度θb、縦軸は磁場強度信号Vtotalである。
磁場強度信号Vtotalは、絶対角度θbが大きい程、その振幅が小さくなる。
回転体1の1回転目と2回転目の境界において、図6に示すように誤判定が発生する可能性がある。
ここで、本来得られるべき磁場強度信号Vtotalの電圧レベル、つまり設計上得られるべき磁場強度信号Vtotalの電圧レベルを図6に実線(以下、真の特性線という。)で示す。また、磁場強度信号Vtotalの真の特性線において、絶対角度θbが0°の場合の電圧レベルをV0、1回転目つまり絶対角度θbが360°の場合の電圧レベルをV1、2回転目つまり絶対角度θbが720°の場合の電圧レベルをV2、3回転目つまり絶対角度が1080°の場合の電圧レベルをV3、とする。
図6に実線で示す真の特性線から、実際に得られる磁場強度信号Vtotalの電圧レベルが、V0≧Vtotal>V1を満足する場合には1回転目、V1≧Vtotal>V2を満足する場合には2回転目、V2≧Vtotal>V3を満足する場合には3回転目と判定することができる。
例えば、回転角度θa=350°における磁場強度信号Vtotal(350)は、真の特性線に照らし合わせると、V0≧Vtotal>V1を満足するため、1回転目(n=0)と判定することができる。
しかしながら、磁場強度の経年変化や、外乱磁場、温度による磁場感度変動等の影響により、実際に得られる磁場強度信号Vtotalの電圧レベルは、図6中に破線で示すように、実線で示す真の特性線の電圧レベルよりも低めの曲線となる。このように真の特性線の電圧よりも低めの特性となった場合には、回転角度θa=350°における磁場強度の電圧レベルVtotal′(350)(Vtotal′(350)<Vtotal(350))は、V1≧Vtotal′(350)>V2となり、回転数は2回転目(n=1)と誤判定される。閾値として単純な電圧幅を用いた従来構成の場合も同様に誤判定される。
特に、回転数nが大きくなればなるほど、閾値(V0、V1、V2…)の幅が小さくなっていくため、より誤判定が生じやすくなってしまう。
そこで、第1実施形態における回転数演算部27では、回転角度演算部26で演算された回転角度θa(0°〜360°)を用い、この回転角度θaによって変動する閾値に基づいて回転数nを判定する。
具体的には、回転角度θaが、所定の角度(例えば180度)以上であるかを判定し、180度以上の場合は、回転角度θaから減算値(減算角度)例えば180度を減算する。つまり、180度以上の場合の回転角度θaを「θ(>180)」と表すものとすると「θ(>180)−180」を演算する。回転角度θaが180度未満の場合は、回転角度θaと加算値(加算角度)例えば180度を加算する。つまり、180度未満の場合の回転角度θaを「θ(<180)」と表すものとすると「θ(<180)+180」を演算する。そして、これら「θ(>180)−180」又は、「θ(<180)+180」を用いて閾値を変動させる演算を行う。
なお、所定の角度(例えば180度)を上記判定条件のどちらに含まれるようにしてもよい。
以下、より具体的に説明する。
図4に示す、回転数n算出部33は、磁場強度信号算出部31が出力する磁場強度信号Vtotalと、回転数判定閾値格納レジスタ32が出力する閾値データV0、V1、……と、回転角度演算部26が出力する0°〜360°の範囲の回転角度θaを入力とし、回転数nを算出する。誤判定防止を目的として、回転数n算出部33では、回転角度演算部26が出力する0°〜360°の範囲の回転角度θaを回転数nの演算に取り入れている。
〔1〕回転角度θaが180°以上の時、このときの回転角度θaを、「θ(>180)」と表す。回転数n算出部33は、磁場強度信号Vtotalの値に応じて回転数nを判定する。
磁場強度信号Vtotalの値が、(V0−V1)×(θ(>180)−180)/360+V1以下であり、(V1−V2)×(θ(>180)−180)/360+V2より大きい範囲に存在する場合は1回転目(n=0)と判定する。
磁場強度信号Vtotalの値が、(V1−V2)×(θ(>180)−180)/360+V2以下であり、(V2−V3)×(θ(>180)−180)/360+V3より大きい範囲に存在する場合は2回転目(n=1)と判定する。
磁場強度信号Vtotalの値が、(V2−V3)×(θ(>180)−180)/360+V3以下であり、(V3−V4)×(θ(>180)−180)/360+V4より大きい範囲に存在する場合は3回転目(n=2)と判定する。
磁場強度信号Vtotalの値が、(V3−V4)×(θ(>180)−180)/360+V4以下である場合は4回転目(n=3)と判定する。
〔2〕回転角度θaが180°未満の時、このときの回転角度θaを、「θ(<180)」と表す。回転数n算出部33は、磁場強度信号Vtotalの値に応じて回転数nを判定する。
磁場強度信号Vtotalの値が、(V0−V1)×(θ(<180)+180)/360+V1より大きい場合は1回転目(n=0)と判定する。
磁場強度信号Vtotalの値が、(V0−V1)×(θ(<180)+180)/360+V1以下であり、(V1−V2)×(θ(<180)+180)/360+V2より大きい範囲に存在する場合は2回転目(n=1)と判定する。
磁場強度信号Vtotalの値が、(V1−V2)×(θ(<180)+180)/360+V2以下であり、(V2−V3)×(θ(<180)+180)/360+V3より大きい範囲に存在する場合は3回転目(n=2)と判定する。
磁場強度信号Vtotalの値が、(V2−V3)×(θ(<180)+180)/360+V3以下であり、(V3−V4)×(θ(<180)+180)/360+V4より大きい範囲に存在する場合は4回転目(n=3)と判定する。
回転数n算出部33は、上記演算を実施し、回転数nを求める。なお、以上は、回転数nが最大で4回転である場合の例である。回転数nの最大数に応じて、判定条件を変更すればよい。
以上の演算を行うことにより、図7のグラフに示す様に、例えば、回転角度θa=350°の場合、回転数nを1回転(n=0)と判定するためのVtotalの範囲は、回転角度軸上でθa±180°の回転角度に相当する磁場強度範囲である、(V0−V1)×(θ(>180)−180)/360+V1以下であり、(V1−V2)×(θ(>180)−180)/360+V2より大きい範囲となる。
つまり、磁場強度の経年変化や外乱磁場、温度による磁気感度変動等の影響によって、磁場強度信号の特性を表す曲線が、図7中に示す破線の様な、真の特性線よりも低めの曲線を描いたとしても、「回転数は2回転である」と誤判定することを防止することができる。
同様に、例えば、図8のグラフに示すθa=10°の場合、回転数を2回転(n=1)と判定するためのVtotalの範囲は、回転角度軸上でθa±180°の回転角度に相当する磁場強度範囲である、(V0−V1)×(θ(<180)+180)/360+V1以下であり、(V1−V2)×(θ(<180)+180)/360+V2より大きい範囲となる。そのため、磁場強度の経年変化や外乱磁場、温度による磁気感度変動等の影響によって、磁場強度信号の特性を表す曲線が、図8中に示す破線の様な、真の特性線よりも低めの曲線を描いたとしても、「回転数は1回転である」と誤判定することを防止することができる。
任意の回転角度θaに対し、回転数nの判定に使用される磁場強度範囲は、真の特性線における、回転角度θaに相当する磁場強度信号Vtotalの電圧レベルが常に中心となる様、回転角度θaをもとに可変な範囲として定められる。したがって、意図しない磁場強度の変動により、実際に得られる磁場強度信号Vtotalが変動することに対して、より高耐性な回転数nの算出を行うことができる。
そして、このようにして演算された回転角度θaと回転数nとをもとに、前記(1)式にしたがって、絶対角度θbを演算することにより、より高精度な絶対角度θbを得ることができる。
なお、上記判定条件では、回転角度θaが180°以上であるときと、回転角度θaが180°未満であるときとで、判定条件を切り替えているが、回転角度θaが180°より大きいときと、回転角度θaが180°以下であるときとで、判定条件を切り替えるようにしてもよい。
<第2実施形態>
次に、本発明の第2実施形態を説明する。
この第2実施形態は、第1実施形態において回転数演算部27が異なること以外は同様であるので、同一部の詳細な説明は省略する。
<回転数演算部>
図9は、第2実施形態における回転数演算部40の一例を示すブロック図である。
回転数演算部40は、回転角度演算部26で演算した回転角度θaに応じて、X軸方向磁気センサ21から出力されるX軸方向磁気データVxと、Y軸方向磁気センサ22から出力されるY軸方向磁気データVyとから演算した磁場強度信号Vtotalの閾値を選択し、選択された閾値と、演算した磁場強度信号Vtotalとを比較することで、回転数nを演算する。
回転数演算部40は、磁場強度信号算出部41と、回転数n算出部42と、判定部43と、第1回転数判定閾値格納レジスタ44と、第2回転数判定閾値格納レジスタ45と、選択回路46と、を有する。
磁場強度信号算出部41は、第1実施形態における磁場強度信号算出部31と同様に、X軸方向磁気データ格納部24に格納されたX軸方向磁気データVxと、Y軸方向磁気データ格納部25に格納されたY軸方向磁気データVyとを入力し、回転する磁石3がZ軸方向に移動する距離に依存して変化する、X軸方向、Y軸方向磁気データVxとVyとの加算値である磁場強度信号Vtotalを、前記(3)式にしたがって算出する。
回転数n算出部42には、磁場強度信号算出部41で算出された磁場強度信号Vtotalが入力される。また、回転数n算出部42は、選択回路46で選択された閾値と、磁場強度信号Vtotalとを比較することで回転数nを算出する。
判定部43は回転角度演算部26で演算された回転角度θa(0°〜360°)を入力とし、例えば回転角度θaが0°以上180°未満の範囲に存在するか、180°以上360°未満の範囲に存在するかを判定し、判定結果に応じた切り替え信号を生成し選択回路46に出力する。
第1回転数判定閾値格納レジスタ44には、回転角度θaが0°以上180°未満の範囲にあるときの判定閾値V10、V11、V12、…が格納される。
第2回転数判定閾値格納レジスタ45には、回転角度θaが180°以上360°未満の範囲にあるときの判定閾値V20、V21、V22、…が格納される。
選択回路46は、判定部43からの切り替え信号を入力とし、回転角度θaが0°以上180°未満であることを表す切り替え信号の場合には第1回転数判定閾値格納レジスタ44に格納された閾値を選択し、回転角度θaが180°以上360°未満であることを表す切り替え信号の場合には第2回転数判定閾値格納レジスタ45に格納された閾値を選択し、選択した閾値を回転数n算出部42に出力する。
次に、回転数演算部40における回転数nの演算方法を説明する。
図10、図11は、回転数演算部40における回転数nの演算方法を説明するためのグラフである。横軸は絶対角度θb、縦軸は磁場強度である。
〔1〕図10のグラフを用いて、判定部43が、回転角度θaが0°以上180°未満の範囲に存在すると判定した場合について説明する。
選択回路46は、判定部43からの切り替え信号に基づき、第1回転数判定閾値格納レジスタ44に格納されている、判定閾値V10、BV11、V12、V13を選択し、回転数n算出部42へ出力する。
ここで、図10に示す真の特性図において、絶対角度θbが270°の場合の磁場強度信号Vtotalの電圧レベルをV10、絶対角度θbが630°の場合の磁場強度信号Vtotalの電圧レベルをV11、絶対角度θbが990°の場合の磁場強度信号Vtotalの電圧レベルをV12、絶対角度θbが1350°の場合の磁場強度信号Vtotalの電圧レベルをV13、とする。
回転数n算出部42では、回転数nを次のように判定する。
磁場強度信号Vtotalの値がV10より大きい範囲に存在する場合は1回転目(n=0)と判定する。
磁場強度信号Vtotalの値がV10以下であり、V11より大きい範囲に存在する場合には2回転目(n=1)と判定する。
磁場強度信号Vtotalの値がV11以下であり、V12より大きい範囲に存在する場合には3回転目(n=2)と判定する。
磁場強度信号Vtotalの値がV12以下であり、V13より大きい範囲に存在する場合には4回転目(n=3)と判定する。
〔2〕図11のグラフを用いて、判定部43が、回転角度θaが180°以上360°未満の範囲に存在すると判定した場合について説明する。
選択回路46は、判定部43からの切り替え信号に基づき、第2回転数判定閾値格納レジスタ45に格納されている、判定閾値V20、V21、V22、V23を選択し、回転数n算出部42へ出力する。
ここで、図11に示す真の特性図において、絶対角度θbが90°の場合の磁場強度信号Vtotalの電圧レベルをV20、絶対角度θbが450°の場合の磁場強度信号Vtotalの電圧レベルをV21、絶対角度θbが810°の場合の磁場強度信号Vtotalの電圧レベルをV22、絶対角度θbが1170°の場合の磁場強度信号Vtotalの電圧レベルをV23、とする。
回転数n算出部42では、回転数nを次のように判定する。
磁場強度信号Vtotalの値が、V20未満であり、V21以上の範囲に存在する場合には1回転目(n=0)と判定する。
磁場強度信号Vtotalの値が、V21未満であり、V22以上の範囲に存在する場合には2回転目(n=1)と判定する。
磁場強度信号Vtotalの値が、V22未満であり、V23以上の範囲に存在する場合には3回転目(n=2)と判定する。
磁場強度信号Vtotalの値が、V23未満である場合には4回転目(n=3)と判定する。
これにより、回転数n算出部42が正しい回転数nを求めるための許容可能な磁場強度誤差は、前記回転角度θaに換算して±90°に相当する磁場強度誤差まで拡大することになる。したがって、意図しない磁場強度の変動により、実際に得られる磁場強度信号Vtotalが変動することに対して、耐性を持たせることが可能となる。
<変形例>
本発明の要旨を逸脱することなく種々の変形変更が可能である。例えば、図3の回転角度センサユニット4のブロック構成は一例であり、回転角度演算部26と回転数演算部27とを同一ブロックで構成するなどの変形も自由である。
第1実施形態では、誤判定防止として、回転数判定のための磁場強度範囲を線形補間による算出式を用いて求めているが、より高精度に補間を行う為の手法、或いは、より簡略的な小規模回路で実現する方法など、その実現方法は多種多様であり、ここで示した磁場強度範囲の算出方法が本発明を限定するものではない。
第2実施形態では、誤判定防止として、回転数判定のための磁場強度範囲として、あらかじめレジスタに格納された所定値を使用しているが、この所定値を格納するための記憶装置は、レジスタに限定するものではない。また、図9、図10、図11は前記回転角度θaの存在する範囲を0°以上180°未満と、180°以上360°未満とに分け、180°ごとに分けた場合の例であるが、90°ごとに分けるなど所定値の数を増加することで意図しない磁場強度の変動に対する耐性の増強が可能である。逆に所定値の数を削減すると、耐性は減少するが回路規模の縮小が可能であり、実現方法は多種多様である。
また、上記実施形態では、回転体1の回転が進むほど磁石3が回転角度センサユニット4に近づくようにした場合について説明したが、例えば、回転体1が車両のステアリングシャフトである場合等、中立状態から右回転及び左回転する場合には、例えば、磁石3の移動可能範囲の中央地点を回転体1の中立状態と対応付け、上記と同様の手順で回転数n及び回転角度θaを演算した後、中立地点を基準とする回転数及び回転角度に換算すればよい。
また、第1実施形態と第2実施形態とを組み合わせ、第1実施形態による回転数判定により得た回転数と、第2実施形態による回転数判定により得た回転数とが一致するときに、算出した回転数を用いて絶対角度θbを演算するようにしてもよい。
ここで、上記実施形態において、ねじ軸部材11が磁石を有する回転体に対応し、回転角度演算部26、回転数演算部27、及び絶対角度演算部28が回転角度検出回路に対応し、X軸方向磁気センサ21、Y軸方向磁気センサ22が、第1の磁気センサ、第2の磁気センサに対応している。また、磁場強度信号Vtotalが磁場強度に対応する信号に対応している。
なお、本発明の範囲は、図示され記載された例示的な実施形態に限定されるものではなく、本発明が目的とするものと均等な効果をもたらす全ての実施形態をも含む。さらに、本発明の範囲は、全ての開示されたそれぞれの特徴のうち特定の特徴のあらゆる所望する組み合わせによって画され得る。
1 回転体
2 変換機構
3 磁石
4 回転角度センサユニット
11 ねじ軸部材
12 支持部材
13 第1歯車
14 第2歯車
21 X軸方向磁気センサ
22 Y軸方向磁気センサ
23 信号処理回路
24 X軸方向磁気データ格納部
25 Y軸方向磁気データ格納部
26 回転角度演算部
27、40 回転数演算部
28 絶対角度演算部
31、41 磁場強度信号算出部
32 回転数判定閾値格納レジスタ
33、42 回転数n算出部
43 判定部
44 第1回転数判定閾値格納レジスタ
45 第2回転数判定閾値格納レジスタ
46 選択回路

Claims (13)

  1. 磁石を有する回転体の絶対回転角度を、少なくとも2軸方向の磁場を検出する磁気センサの出力信号を用いて検出する回転角度検出回路であり、
    前記磁気センサの出力信号から、前記回転体の1回転内における回転角度を演算する回転角度演算部と、
    前記磁気センサの出力信号と前記回転角度演算部で演算した前記回転角度とから前記回転体の回転数を演算する回転数演算部と、
    前記回転角度と前記回転数とから前記回転体の絶対回転角度を演算する絶対角度演算部と、
    を備える回転角度検出回路。
  2. 前記磁気センサで検出した前記2軸方向の磁場を表す出力信号は、互いに位相が異なる減衰振動波状又は増幅振動波状の信号である請求項1に記載の回転角度検出回路。
  3. 前記磁気センサで検出した前記2軸方向の磁場を表す出力信号は、前記回転体の前記絶対回転角度に応じて振幅が減衰又は増幅する正弦波状の信号及び余弦波状の信号である請求項2に記載の回転角度検出回路。
  4. 前記回転数演算部は、前記磁気センサの出力信号から磁場強度に対応する信号を演算し、当該磁場強度に対応する信号を、前記回転角度に応じて変動する閾値に基づいて判定することで前記回転数を算出する請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の回転角度検出回路。
  5. 前記回転数演算部は、
    前記磁気センサの出力信号から磁場強度に対応する信号を演算すると共に、前記回転角度に基づいて前記磁場強度の閾値を演算し、前記磁場強度に対応する信号を、前記磁場強度の閾値に基づいて判定することで前記回転数を算出する請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の回転角度検出回路。
  6. 前記回転数演算部は、前記回転角度が所定角度以上であるかを判定し、
    前記回転角度が前記所定角度以上の場合は、前記回転角度から予め設定した減算角度を減算した角度を用いて前記閾値を演算し、
    前記回転角度が前記所定角度未満の場合は、前記回転角度に予め設定した加算角度を加算した角度を用いて前記閾値を演算する請求項5に記載の回転角度検出回路。
  7. 前記回転数演算部は、前記回転角度が所定角度以下であるかを判定し、
    前記回転角度が前記所定角度より大きい場合は、前記回転角度から予め設定した減算角度を減算した角度を用いて前記閾値を演算し、
    前記回転角度が前記所定角度以下の場合は、前記回転角度に予め設定した加算角度を加算した値を用いて前記閾値を演算する請求項5に記載の回転角度検出回路。
  8. 前記回転数演算部は、前記磁気センサの出力信号から演算した磁場強度に対応する信号を、前記回転角度に応じて切り替わる閾値に基づいて判定することで前記回転数を算出する請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の回転角度検出回路。
  9. 前記回転数演算部は、
    前記回転角度が、所定の下限値以上、所定の上限値以下の場合は第1の閾値に基づいて判定し、
    前記回転角度が、前記所定の下限値未満、又は、前記所定の上限値より大きい場合は第2の閾値に基づいて判定することで前記回転数を算出する請求項8に記載の回転角度検出回路。
  10. 前記回転数演算部は、第1の磁気センサの出力信号と第2の磁気センサの出力信号とから前記回転角度を用いて磁場強度を算出する磁場強度算出部と、前記磁場強度を、閾値に基づいて判定することで前記回転数を算出する回転数算出部と、を有する請求項1から請求項9のいずれか一項に記載の回転角度検出回路。
  11. 前記磁場強度算出部は、前記回転角度の正弦値と余弦値とを算出し、
    前記第1の磁気センサの出力信号を前記正弦値で除算し、且つ前記第2の磁気センサの出力信号を前記余弦値で除算し、除算した値を加算することで前記磁場強度を算出する請求項10に記載の回転角度検出回路。
  12. 請求項1から請求項11のいずれか一項に記載の回転角度検出回路と、
    第1の軸方向の磁場を検出する第1の磁気センサと、
    前記第1の軸方向と直交する第2の軸方向の磁場を検出する第2の磁気センサと、
    を備えた回転角度センサ。
  13. 請求項12に記載の回転角度センサと、
    磁石が取り付けられ、回転しながら、前記第1の軸方向及び前記第2の軸方向と直交する第3の軸方向へ直線移動する回転体と、を備え、
    前記回転角度センサは、前記第3の軸方向の延長上に配置されることを特徴とする回転角度検出装置。
JP2014209247A 2014-10-10 2014-10-10 回転角度検出回路 Pending JP2016080408A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014209247A JP2016080408A (ja) 2014-10-10 2014-10-10 回転角度検出回路

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014209247A JP2016080408A (ja) 2014-10-10 2014-10-10 回転角度検出回路

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2016080408A true JP2016080408A (ja) 2016-05-16

Family

ID=55956139

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014209247A Pending JP2016080408A (ja) 2014-10-10 2014-10-10 回転角度検出回路

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2016080408A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110487169A (zh) * 2019-08-27 2019-11-22 成都宏明电子股份有限公司 用于多圈rs422通信协议输出的角位移磁敏传感器
CN111344590A (zh) * 2018-01-30 2020-06-26 古野电气株式会社 雷达天线装置以及方位测定方法

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111344590A (zh) * 2018-01-30 2020-06-26 古野电气株式会社 雷达天线装置以及方位测定方法
CN111344590B (zh) * 2018-01-30 2024-05-24 古野电气株式会社 雷达天线装置以及方位测定方法
CN110487169A (zh) * 2019-08-27 2019-11-22 成都宏明电子股份有限公司 用于多圈rs422通信协议输出的角位移磁敏传感器
CN110487169B (zh) * 2019-08-27 2024-05-14 成都宏明电子股份有限公司 用于多圈rs422通信协议输出的角位移磁敏传感器

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5333863B2 (ja) 回転角検出装置
TWI650528B (zh) 旋轉角度檢測裝置及旋轉角度檢測方法
JP4330083B2 (ja) 回転角度検出装置
JP5807770B2 (ja) 回転角検出装置
JP5557021B2 (ja) 回転角検出装置
JP5613839B2 (ja) 移動する物体の絶対的な位置特定のための方法及び装置
JP6484008B2 (ja) エンコーダ及び回転角度位置算出方法
JP2006220530A (ja) 絶対回転角度検出装置
JP2006220529A (ja) 絶対回転角度およびトルク検出装置
JP2016080408A (ja) 回転角度検出回路
JP2014013209A (ja) 角度検出装置
JP2009300262A (ja) 変位検出装置
US20170276516A1 (en) Magnetic sensor
JP6530797B2 (ja) 回転角度検出装置
JP5096399B2 (ja) 回転角度検出装置
JP5460553B2 (ja) 回転角度検出装置
JP5170457B2 (ja) 角度検出装置
CN113661375A (zh) 角度检测装置
JP7081969B2 (ja) エンコーダ
JP5193930B2 (ja) 微小角度検出センサ
JP2009300396A (ja) 回転角度検出装置
JP2002340515A (ja) 回転角度検出装置
JP2020003221A (ja) 回転角検出装置
JP2009244022A (ja) 位相検出回路
JP2006275558A (ja) 絶対回転角検出機能付きトルク検出装置