JP2016080326A - 空気調和機の室内機 - Google Patents
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Abstract
【課題】後ドレンパンによるドレン水の排出性能の維持、後ドレンパンの延出面部の変形防止、後ドレンパンの下方に形成する送風路のケーシングの結露防止を図る。【解決手段】本実施形態の空気調和機の室内機によれば、室内機本体を構成する後本体は、後側熱交換器部に下方から対向する底面部と、底面部から送風ファンと熱交換器との間に延びる延出面部と、を有する後ドレンパンと、後ドレンパンの延出面部から下方に向かって延出する連設面部と、延出面部のうち後側熱交換器部側に対向する面に設けられ、延出面部と底面部との境界線まで延びている熱交換器側リブと、延出面部及び連設面部のうち送風ファン側に対向する面に設けられる送風ファン側リブと、延出面部及び連設面部のうち送風ファン側リブが設けられている部分を覆うことにより当該部分に空間を形成する背面側ファンケーシング部と、を備える。【選択図】図1
Description
本発明の実施形態は、空気調和機の室内機に関する。
空気調和機を構成する室内機において、例えば特許文献1に開示されているように、室内機本体の主として後部を構成する後本体には、前側熱交換器部と後側熱交換器部が側面視で逆V字状に形成された前後熱交換器部のそれぞれ下方部分に、当該熱交換器に発生するドレン水を受ける前ドレンパンと後ドレンパンが設けられる。このうち、特に後ドレンパンは、後側熱交換器部に下方から対向する底面部と、この底面部から送風ファンと後側熱交換器部との間に延びる延出面部とを有する。後側熱交換器部から後ドレンパンに滴下したドレン水は、当該後ドレンパンの底面部上を流れる。そして、後ドレンパンのドレン水は前ドレンパンに送られ、前ドレンパンに集められたドレン水は、排水管により外部に排出される。また、後本体において、後ドレンパンが有する延出面部は、送風ファンと後側熱交換器部との間に延びている。そのため、後側熱交換器部から滴下するドレン水が送風ファン側に漏れてしまうことが回避される。さらに後本体は、送風ファンと後側熱交換器部との間に延出する延出面部の前面側から下方の吹出し口に向かって、送風路のケーシングを形成させている。
ところで、この種のドレンパンを構成させた後本体は、一般的に樹脂により構成されるものであり、単なる平面のみの形状であると、延出面部の幅方向に反り、撓みなどの変形が生じやすく、これにより送風性能の低下や送風ファン側への水漏れ防止性能の低下を招く。そのため、従来では、延出面部にリブを設けることで、当該延出面部の変形を回避するようにしている。ところが、延出面部にリブを設けると、そのリブが底面部上のドレン水の流れを堰き止めてしまうおそれがあり、熱交換器から発生するドレン水の排出性能が低下する。
また、後本体の後ドレンパンの下方に形成する送風路のケーシングは、背面側が、室内側に露出される。そのため、冷房運転時に吹出される空気で冷やされると、この表面に接する室内空気により結露が生じるため、断熱材などを張って、結露を防止するようにしていた。
本実施形態は、後本体の後部に設けられる後ドレンパンによる熱交換器からのドレン水の排出性能を維持しつつ、当該後ドレンパンが有する延出面部の変形を防止するとともに、この後ドレンパンの下方に形成する送風路のケーシングのうち背面側の室内側に露出する部分の結露防止を図ることができる後本体構造を備えた空気調和機の室内機を提供する。
本実施形態の空気調和機の室内機は、吸込み口及び吹出し口を備え、前面パネル及び後本体から構成される室内機本体と、前記吸込み口と前記吹出し口とを連通する通風路に設けられる熱交換器及び送風ファンと、を具備し、熱交換器は、上部から後方下部に向かって傾斜する後側熱交換器部を備え、後本体は、後側熱交換器部に下方から対向する底面部と、底面部から送風ファンと熱交換器との間に延びる延出面部と、を有する後ドレンパンと、後ドレンパンの延出面部から下方に向かって延出する連設面部と、延出面部のうち熱交換器の後側熱交換器部側に対向する面に設けられ、延出面部と底面部との境界線まで延びている熱交換器側リブと、延出面部及び連設面部のうち送風ファン側に対向する面に設けられる送風ファン側リブと、延出面部及び連設面部のうち送風ファン側リブが設けられている部分を覆うことにより当該部分に空間を形成する背面側ファンケーシング部と、を備えている。
また、本実施形態の空気調和機の室内機は、吸込み口及び吹出し口を備え、前面パネル及び後本体から構成される室内機本体と、前記吸込み口と前記吹出し口とを連通する通風路に設けられる熱交換器及び送風ファンと、を具備し、熱交換器は、上部から後方下部に向かって傾斜する後側熱交換器部を備え、後本体は、上後本体部と下後本体部とを組み合わせた構成であり、上後本体部は、後側熱交換器部に下方から対向する底面部と、この底面部から送風ファンと熱交換器との間に延びる延出面部と、を有する後ドレンパンと、後ドレンパンの延出面部から下方に向かって延出する連設面部と、延出面部のうち熱交換器の後側熱交換器部側に対向する面に設けられ、延出面部と底面部との境界線まで延びている熱交換器側リブと、延出面部及び連設面部のうち送風ファン側に対向する面に設けられる送風ファン側リブと、を備え、下後本体部は、延出面部及び連設面部のうち送風ファン側リブが設けられている部分を覆うことにより当該部分に空間を形成する背面側ファンケーシング部を備えている。
以下、空気調和機の室内機に係る一実施形態について図面を参照しながら説明する。図1に例示する空気調和機の室内機本体10は、上下方向の寸法に対して幅方向の寸法が長い横長状をなす。そして、室内機本体10は、その外殻筐体を成す前面パネル11と内部構造体を成す後本体100とから構成されており、内部に、熱交換器12や送風ファン13などを備えている。送風ファン13は、いわゆる横流ファンで構成されており、室内機本体10の長手方向に沿う軸を中心に回転可能に設けられている。また、室内機本体10の上部には、室内の空気を室内機本体10内に吸い込むための空気吸込み口14が設けられている。また、室内機本体10の下部には、室内機本体10内に吸い込まれた空気を室内に吹き出すための空気吹出し口15が設けられている。
室内機本体10の内部には、これら空気吸込み口14から空気吹出し口15にわたって通風路16が形成されている。熱交換器12及び送風ファン13は、この通風路16内に配置されている。室内機は、送風ファン13による送風作用により、室内の空気を空気吸込み口14から吸い込む。そして、空気吸込み口14から吸い込まれた空気は、通風路16内を流れる過程で熱交換器12によって熱交換され、周知の暖房運転時では温風として、周知の冷房運転時では冷風として空気吹出し口15から室内に吹き出される。空気吹出し口15には、空気吹出し口15から吹き出される空気の方向を上下方向に調整するための図2及び図3に示す上下風向ルーバ17が回動可能に設けられる。また、空気吹出し口15には、空気吹出し口15から吹き出される空気の方向を左右方向に調整するための図示しない左右風向ルーバが回動可能に設けられる。
熱交換器12は、外側の面が空気吸込み口14側の通風路16に対向し、内側の面が送風ファン13側の通風路16に対向している。そして、熱交換器12は、側面視で逆V字状に形成されていて、上端部より前側に側面視「く」字状に屈曲形成される前側熱交換器部12aと、後方に傾斜した状態で直状に形成される後側熱交換器部12bとから構成されている。この後側熱交換器部12bは、室内機本体10内において、送風ファン13の上部から後方下部に向かって傾斜している。
前面パネル11の内部側は、空気吹出し口15を有する後本体100により構成されている。図2〜図6に示すように、後本体100は、上後本体部101と下後本体部102とを組み合わせた構成となっている。上後本体部101は、送風ファン13が回転可能に収容されるファン収容部103と、ファン収容部103の前部に、底面部、前面部、後面部を備えた前ドレンパン104を有している。この前ドレンパン104の後面部の背面側先端部は、送風ファン13のノーズ104aを構成し、ファン収容部103に収容される送風ファン13の周面から所定の間隔を有するように設けられている。また、上後本体部101は、ファン収容部103の後部に後ドレンパン105を有する。
図1〜図5に示すように、後ドレンパン105は、底面部106と、前面部107と、後面部108と、連設面部109と、を有する。底面部106は、熱交換器12の後側部熱交換器部12bの下端部に下方から対向している。また、底面部106は、後側熱交換器部12bの下方において、後側から前側に向かって下降するように傾斜している。また、底面部106の長手方向の端部には、図示しない排水口が設けられている。
前面部107は、延出面部の一例であり、底面部106のうち送風ファン13側となる前端部から上方に向かって延出している。即ち、前面部107は、底面部106の前端部から送風ファン13と後側熱交換器部12bとの間に向かって傾斜して延びている。後面部108は、底面部106のうち送風ファン13とは反対側となる後端部から上方に向かって延出している。即ち、後面部108は、後側熱交換器部12bよりも後側において、底面部106の後端部から略垂直に延びている。後ドレンパン105は、後側熱交換器部12bの下端部を底面部106、前面部107、後面部108により囲むようにして設けられている。
後ドレンパン105は、前面部107と後面部108とに挟まれる底面部106上をドレン水の水路とする構成であり、後側熱交換器部12bから直接的に底面部106に滴下するドレン水、及び、後側熱交換器部12bから前面部107に滴下して底面部106に流れ落ちるドレン水を図示しない端部の排水通路から前ドレンパン104に導く。前ドレンパン104に導かれたドレン水は、当該前ドレンパン104に接続した図示しない排水管から排水するようになっている。なお、前ドレンパン104は、特に前側熱交換器部12aから滴下したドレン水も図示しない排水管から排水するようになっている。
前面部107は、先端部107aと基端部107bとの間に湾曲部107cを有している。湾曲部107cは、ファン収容部103に収容された送風ファン13の周面に沿うようして湾曲する形状となっている。なお、先端部107aは、送風ファン13の周面に沿っておらず、送風ファン13の周部から若干離れる方向に向かって直線状に延びている。また、基端部107bは、送風ファン13の周面に沿っておらず、底面部106の前端部から湾曲部107cに向かって直線状に延びている。
前面部107のうち先端部107aと湾曲部107cとの境界部分は、いわゆる「巻始め」と称されている。仮に前面部107が変形して送風ファン13の周面と「巻始め」部分との間隔に変動が生じると、送風ファン13の送風性能の低下や送風ファン13側への水漏れ防止性能の低下を招く。即ち、「巻始め」部分が送風ファン13に近付き過ぎると送風時の音が大きくなり、逆に、「巻始め」部分が送風ファン13から遠ざかり過ぎると、送風量が低下するといった不具合が起こり得る。また、「巻始め」部分が送風ファン13から遠ざかり過ぎると、熱交換器12の後側熱交換器部12bから後ドレンパン105に滴下したドレン水が前面部107を超えて送風ファン13側に漏れてしまうおそれがある。
そのため、図7にも示すように、前面部107のうち後側熱交換器部12bに対向する面には、複数の熱交換器側リブ201が設けられており、これにより、前面部107の変形が回避されるようになっている。これら熱交換器側リブ201は、送風ファン13の周方向に沿って直線状に延びているが、その下端は、底面部106まで延びていない。即ち、熱交換器側リブ201は、前面部107と底面部106との境界線Lまで延びており、この境界線Lを越えて底面部106には至っていない。そのため、底面部106上には、熱交換器側リブ201が設けられていない構成となっている。よって、底面部106上の水路が熱交換器側リブ201により遮られない構成となっている。
連設面部109は、底面部106の前端部から下方に向かって延出している。この連設面部109は、後ドレンパン105の前面部107の一部である基端部107bから下方に向かって連なるようにして設けられている。そして、図8にも示すように、前面部107の基端部107bのうち送風ファン13に対向する面、及び、連設面部109のうち送風ファン13に対向する面には、複数の送風ファン側リブ202が設けられている。これら送風ファン側リブ202は、送風ファン13の周方向に沿って直線状に延びている。また、送風ファン側リブ202は、前面部107の基端部107bのうち送風ファン13に対向する面から連設面部109のうち送風ファン13に対向する面にわたって、分割されることなく連続して設けられている。
上後本体部101は、その前後方向のほぼ中央部に開口部110を形成している。この開口部110は、上後本体部101の長手方向に沿う長尺な矩形状をなしている。また、開口部110の前側の辺は、前ドレンパン104の後面部の背面側先端部を形成するノーズ104aにより構成されている。一方、開口部110の後側の辺は連設面部109の下端により構成されている。
図6にも示すように、下後本体部102は、ベース部121及び送風ファン13の吹出し側背面通路壁となる背面側ファンケーシング部122を有する。ベース部121の前後方向のほぼ中央部には、空気吹出し口15を形成するための開口部123が設けられている。この開口部123内には、上下風向ルーバ17や左右風向ルーバが設けられるようになっている。この開口部123は、下後本体部102の長手方向に沿う長尺な矩形状をなしている。そして、この開口部123が上後本体部101の開口部110に挿通されることにより、空気吹出し口15の特に先端側が形成されるようになっている。
下後本体部102の背面側ファンケーシング部122は、ベース部121の開口部123の後端から上方に向かって湾曲して延びている。この背面側ファンケーシング部122は、上後本体部101の前面部107の基端部107b及び連設面部109、つまり、送風ファン側リブ202が設けられている上後本体部101の前面部分に接合して当該部分を覆うことにより、当該部分に空間を形成する。この場合、図9にも示すように、下後本体部102の背面側ファンケーシング部122は、上後本体部101の前面部107の基端部107b及び連設面部109に対向する裏面側に複数の背面側ファンケーシング部側リブ203を備えている。そして、これら背面側ファンケーシング部側リブ203は、隣り合う2つの送風ファン側リブ202間にそれぞれ組み込まれるように設けられている。
下後本体部102の背面側ファンケーシング部122によって上後本体部101の前面部107の基端部107b及び連設面部109の前面側が覆われることにより、前面部107の基端部107b及び連設面部109と背面側ファンケーシング部122との間においては、図10に示すように、送風ファン側リブ202と背面側ファンケーシング部側リブ203とが交互に、且つ、互いに間隔を有した状態で配列されるようになっている。これにより、前面部107の基端部107b及び連設面部109と背面側ファンケーシング部122との間には、送風ファン側リブ202及び背面側ファンケーシング部側リブ203により仕切られた複数の空間が形成される。なお、このようにして形成される空間は、完全に気密な状態である必要はなく、空気を保持できる程度にある程度閉塞された空間であればよい。
図11に示すように、下後本体部102と上後本体部101とは、下後本体部102の背面側ファンケーシング部122を、上後本体部101の連設面部109の後側から、この場合、ねじ131によるねじ止めにより固定されるようになっている。そのため、背面側ファンケーシング部122の表面部分においては、例えばねじなどといった固定用の部材が突出することがなく、当該部分を滑らかな湾曲面として形成することができる。なお、背面側ファンケーシング部122は、連設面部109の後側から、例えば溶着により固定する構成としてもよい。即ち、背面側ファンケーシング部122を固定するための手段は、当該背面側ファンケーシング部122を連設面部109の後側から固定する手段であれば、種々の手段を採用することができる。
以上に説明した室内機本体10の構成によれば、空気吹出し口15の後壁部となる背面側ファンケーシング部122の裏面側は、上後本体部101の前面部107の基端部107b及び連設面部109とによる二重構造となっている。さらに、二重構造を形成する後面と前面との間に空間を有した構成となっている。従って、この構成によれば、空気吹出し口15の後壁部の強度を向上することができるとともに、空気吹出し口15の後壁部に断熱機能を付与することができる。そのため、図1及び図4に示すように、空気吹出し口15の後壁部の背面に設けられる断熱材141の厚さを薄くする、あるいは、断熱材141を不要とすることができる。
また、本実施形態に係る室内機本体10によれば、後ドレンパン105の前面部107のうち熱交換器12の後側熱交換器部12bに対向する面に設けられる熱交換器側リブ201は、前面部107と底面部106との境界線まで延びており、ドレン水の水路となる底面部106上には至っていない。この構成によれば、底面部106上を流れるドレン水が熱交換器側リブ201により遮られてしまうことを回避することができる。従って、熱交換器12の後側熱交換器部12bから発生するドレン水の排出性能を維持しつつ、後ドレンパン105の前面部107の変形を防止することができる。また、後ドレンパン105の変形が防止されることにより、送風性能の低下や、後ドレンパン105から送風ファン13側への水漏れ性能の低下を回避することができる。
ところで、前面部107を補強する熱交換器側リブ201が底面部106上に至っていない構成では、特に、前面部107と底面部106との境界線L付近における後ドレンパン105の強度が弱くなるおそれがある。室内機本体10によれば、前面部107及び連設面部109のうち送風ファン13に対向する面、つまり、熱交換器側リブ201とは反対側となる面に複数の送風ファン側リブ202を備えている。この構成によれば、前面部107と底面部106との境界線L付近を送風ファン13側から補強することができる。そのため、熱交換器側リブ201を前面部107と底面部106との境界線Lまでに止めたことによる後ドレンパン105の強度の弱まりを補うことができる。
また、室内機本体10によれば、前面部107及び連設面部109のうち送風ファン側リブ202が設けられている部分を背面側ファンケーシング部122により覆うことで、当該部分に空間を形成する二重構造を採用している。この構成によれば、二重構造による強度の向上を図ることができ、また、空間による断熱効果を期待することができる。
さらに、室内機本体10によれば、背面側ファンケーシング部122は、前面部107及び連設面部109に対向する面に複数の背面側ファンケーシング部側リブ203を備えている。この構成によれば、空気吹出し口15の後壁部の表面を形成する背面側ファンケーシング部122の強度を向上することができ、空気吹出し口15の表面に、例えば亀裂や割れなどといった破損が生じてしまうことを回避することができる。
さらに、室内機本体10によれば、空気吹出し口15の後壁部を構成する前面と後面との間においては、送風ファン側リブ202と背面側ファンケーシング部側リブ203とが交互に配列されている。この構成によれば、空気吹出し口15の後壁部内に複数の空間を形成することができ、且つ、各空間を小さくすることができる。これにより、空間による断熱効果を一層向上することができる。
さらに、室内機本体10によれば、背面側ファンケーシング部122は、連設面部109の後側から固定されている。この構成によれば、空気吹出し口15の後壁部の表面を、固定手段による突起などが存在しない滑らかな湾曲面とすることができ、送風性能の低下を回避することができる。
本実施形態に係る空気調和機の室内機は、吸込み口及び吹出し口を備え、前面パネル及び後本体から構成される室内機本体と、前記吸込み口と前記吹出し口とを連通する通風路に設けられる熱交換器及び送風ファンと、を具備し、熱交換器は、上部から後方下部に向かって傾斜する後側熱交換器部を備え、後本体は、後側熱交換器部に下方から対向する底面部と、底面部から送風ファンと熱交換器との間に延びる延出面部と、を有する後ドレンパンと、後ドレンパンの延出面部から下方に向かって延出する連設面部と、延出面部のうち熱交換器の後側熱交換器部側に対向する面に設けられ、延出面部と底面部との境界線まで延びている熱交換器側リブと、延出面部及び連設面部のうち送風ファン側に対向する面に設けられる送風ファン側リブと、延出面部及び連設面部のうち送風ファン側リブが設けられている部分を覆うことにより当該部分に空間を形成する背面側ファンケーシング部と、を備えている。
また、本実施形態に係る空気調和機の室内機は、吸込み口及び吹出し口を備え、前面パネル及び後本体から構成される室内機本体と、前記吸込み口と前記吹出し口とを連通する通風路に設けられる熱交換器及び送風ファンと、を具備し、熱交換器は、上部から後方下部に向かって傾斜する後側熱交換器部を備え、後本体は、上後本体部と下後本体部とを組み合わせた構成であり、上後本体部は、後側熱交換器部に下方から対向する底面部と、この底面部から送風ファンと熱交換器との間に延びる延出面部と、を有する後ドレンパンと、後ドレンパンの延出面部から下方に向かって延出する連設面部と、延出面部のうち熱交換器の後側熱交換器部側に対向する面に設けられ、延出面部と底面部との境界線まで延びている熱交換器側リブと、延出面部及び連設面部のうち送風ファン側に対向する面に設けられる送風ファン側リブと、を備え、下後本体部は、延出面部及び連設面部のうち送風ファン側リブが設けられている部分を覆うことにより当該部分に空間を形成する背面側ファンケーシング部を備えている。
このような構成を採用する本実施形態に係る空気調和機の室内機によれば、後ドレンパンによる熱交換器からのドレン水の排出性能を維持しつつ、後ドレンパンの延出面部の変形を防止することができる。さらに、このドレンパンの下方に形成する送風路のケーシングのうち背面側の室内側に露出する部分の結露防止を図ることができる。
本実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。この新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。本実施形態及びその変形は、発明の範囲及び要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
図面中、10は空気調和機の室内機本体、11は室内機の前面パネル、12は熱交換器、12bは後側熱交換器部、13は送風ファン、100は後本体、101は上後本体部、102は下後本体部、105は後ドレンパン、106は底面部、107は前面部(延出面部)、109は連設面部、122は背面側ファンケーシング部、201は熱交換器側リブ、202は送風ファン側リブ、203は背面側ファンケーシング部側リブを示す。
Claims (5)
- 吸込み口及び吹出し口を備え、前面パネル及び後本体から構成される室内機本体と、前記吸込み口と前記吹出し口とを連通する通風路に設けられる熱交換器及び送風ファンと、を具備した空気調和機の室内機において、
前記熱交換器は、上部から後方下部に向かって傾斜する後側熱交換器部を備え、
前記後本体は、
前記後側熱交換器部に下方から対向する底面部と、この底面部から前記送風ファンと前記熱交換器との間に延びる延出面部と、を有する後ドレンパンと、
前記後ドレンパンの前記延出面部から下方に向かって延出する連設面部と、
前記延出面部のうち前記熱交換器の後側熱交換器部側に対向する面に設けられ、前記延出面部と前記底面部との境界線まで延びている熱交換器側リブと、
前記延出面部及び前記連設面部のうち前記送風ファン側に対向する面に設けられる送風ファン側リブと、
前記延出面部及び前記連設面部のうち前記送風ファン側リブが設けられている部分を覆うことにより当該部分に空間を形成する背面側ファンケーシング部と、
を備える空気調和機の室内機。 - 吸込み口及び吹出し口を備え、前面パネル及び後本体から構成される室内機本体と、前記吸込み口と前記吹出し口とを連通する通風路に設けられる熱交換器及び送風ファンと、を具備した空気調和機の室内機において、
前記熱交換器は、上部から後方下部に向かって傾斜する後側熱交換器部を備え、
前記後本体は、
上後本体部と下後本体部とを組み合わせた構成であり、
前記上後本体部は、
前記後側熱交換器部に下方から対向する底面部と、この底面部から前記送風ファンと前記熱交換器との間に延びる延出面部と、を有する後ドレンパンと、
前記後ドレンパンの前記延出面部から下方に向かって延出する連設面部と、
前記延出面部のうち前記熱交換器の後側熱交換器部側に対向する面に設けられ、前記延出面部と前記底面部との境界線まで延びている熱交換器側リブと、
前記延出面部及び前記連設面部のうち前記送風ファン側に対向する面に設けられる送風ファン側リブと、
を備え、
前記下後本体部は、
前記延出面部及び前記連設面部のうち前記送風ファン側リブが設けられている部分を覆うことにより当該部分に空間を形成する背面側ファンケーシング部
を備える空気調和機の室内機。 - 前記背面側ファンケーシング部のうち前記延出面部及び前記連設面部に対向する面に設けられた背面側ファンケーシング部側リブをさらに備える請求項1又は2に記載の空気調和機の室内機。
- 前記送風ファン側リブと前記背面側ファンケーシング部側リブとが交互に配列されている請求項3に記載の空気調和機の室内機。
- 前記背面側ファンケーシング部は、前記連設面部の後側から固定されている請求項1から4の何れか1項に記載の空気調和機の室内機。
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-
2014
- 2014-10-22 JP JP2014215354A patent/JP2016080326A/ja not_active Abandoned
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EP3527908A4 (en) * | 2016-11-21 | 2020-05-27 | Daikin Industries, Ltd. | INDOOR UNIT FOR AIR CONDITIONING DEVICE |
US11306924B2 (en) | 2016-11-21 | 2022-04-19 | Daikin Industries, Ltd. | Indoor unit for air conditioning device |
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