JP2016078902A - バンド排出装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 切断されて渦巻状に巻き取られた結束バンド(廃棄バンド)を一時保持した後、確実に排出することができるバンド排出装置を提供する。【解決手段】 コイルを結束している結束バンドが切断されて渦巻状に巻き取られた廃棄バンドが一端に供給され、廃棄バンドを移送して他端から排出する移送シュート71と、移送シュート71の他端側において、回動軸78a、78bを中心として回動可能に設けられ、移送シュート71の他端から排出される廃棄バンドを、その内底面BF上に一時保持するための保持部73と、廃棄バンドを外部へ排出するときに、廃棄バンドが保持されている保持部73をその内底面BFが下方を向くように回動軸78a、78bを中心として回動させる回動手段とを備えている。【選択図】 図5

Description

本発明は、薄板をコイル状に巻いた物(本明細書及び特許請求の範囲において、単に「コイル」という)を結束した結束バンドを自動で切断するバンド切断処理装置に備えられるバンド排出装置に関する。
薄板、例えば板厚の薄い鋼板は、保管や輸送に際して扱い易くするため、長尺のものをコイル状に巻いた状態(形態)でその外周面が結束バンドで巻かれて結束されている。
このような結束バンドを自動で切断する装置は、例えば特許文献1に開示されている。特許文献1には、結束バンドを一対の爪で把持してコイルの表面(外周面)から浮かせ、切断刃によって切断するように構成された装置が記載されている。
このような装置では、例えば、切断した結束バンドを巻き取って渦巻状の廃棄バンドを作成するように構成されるとともに、作成した廃棄バンドを外部(回収容器)へ排出するための樋状の排出シュートが備えられている。この排出シュートは傾斜して配設され、廃棄バンドが排出シュートを転がり落ちて回収容器へ排出されるように構成されている。このように構成された装置(以下、「バンド切断処理装置」という)において、例えば、装置全体を回転あるいは平行移動できるように構成されているものがある。
例えば、1つのコイルが複数の結束バンドによって結束されている場合、装置全体をコイルの巻回軸(巻芯軸)に沿って平行移動させて、各々の結束バンドを順番に切断して巻き取って廃棄バンドとし、排出シュートへ排出する。この場合、排出シュートも平行移動するため、排出シュートへ排出される廃棄バンドを即座に回収容器へ排出させるためには、例えば回収容器を長大なものにすることが考えられる。しかしながら、通常、回収容器をコンパクトにして、排出シュート上に複数の廃棄バンドを一時保持できるように構成して、回収容器の上方に排出シュートの排出端が位置するように装置全体を移動させたときに、排出シュートから複数の廃棄バンドを回収容器へ排出させるように構成されている。
また、例えば、図2に示すように、1つの結束バンドで結束されたコイルC1,C2が対向するように配置され、2つのコイルC1,C2の間に水平回転可能に構成されたバンド切断処理装置が配置され、1つの回収容器100が配置されている場合に、バンド切断処理装置が左右のコイルC1,C2の結束バンドを取り除く処理を行う場合には、例えば、右側または左側のコイルの結束バンドの切断及び巻取り処理を行った後、排出シュート上に廃棄バンドを一時保持できるように構成し、回収容器100の上方に排出シュートの排出端が位置するように装置全体を回転させたときに、排出シュートから廃棄バンドを回収容器100へ排出させるように構成されている。
以上のように、廃棄バンドが樋状の排出シュートへ排出されたときに、その排出シュートの排出端が回収容器の上方に位置していない場合には、廃棄バンドを排出シュートから回収容器へすぐに排出することができないため、廃棄バンドを排出シュート上で一時保持させるように構成されている。例えば、排出シュートの途中に、廃棄バンドを停止させるためのバンドストッパを設け、このバンドストッパを作動させることによって排出シュート上に廃棄バンドを停止させて一時保持できるように構成されている。バンドストッパとしては、排出シュートを転がり落ちる廃棄バンドを一時停止状態にできるものであればよく、例えば、空圧シリンダの伸縮動作によって棒状部材を、排出シュートの一方の側壁を貫通して排出シュート上に突出・退出させるように構成されているものがある。また、バンドストッパとして、排出シュートの移送経路を開閉できるシャッタ等を用いて構成されているものもある。
特開2010−1061号公報
しかしながら、上記のようなバンドストッパにより排出シュート上で一時保持(停止)された廃棄バンドは、例えば、排出シュートの両サイドの側壁間で突っ張った状態となり、バンドストッパによる保持が解除されても、排出シュートから排出されないことがある。さらに、複数の廃棄バンドを排出シュート上に一時保持させる場合には、複数の廃棄バンドが絡み合って、バンドストッパによる保持が解除されても、排出シュートから排出されないことがある。
本発明は上記のような課題を解決するためになされたもので、切断されて渦巻状に巻き取られた結束バンド(廃棄バンド)を一時保持した後、確実に排出することができるバンド排出装置を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明のある形態(aspect)に係るバンド排出装置は、薄板が巻回されてなるコイルの外周面に巻かれて前記コイルを結束している結束バンドを切断し、この切断した結束バンドを渦巻状に巻いて廃棄バンドを作成するバンド切断処理装置に備えられ、前記廃棄バンドを一時保持して外部へ排出するバンド排出装置であって、前記作成される廃棄バンドが一端に供給され、前記廃棄バンドを移送して他端から排出する移送手段と、前記移送手段の他端側において、水平軸のまわりに回動可能に設けられ、前記移送手段の他端から排出される前記廃棄バンドを、その内底面上に一時保持するための保持手段と、前記廃棄バンドを外部へ排出するときに、前記廃棄バンドが保持されている前記保持手段をその前記内底面が下方を向くように前記水平軸のまわりに回動させる回動手段とを備えている。
この構成によれば、移送手段で移送されてきた廃棄バンドを保持手段で一時保持し、廃棄バンドを外部へ排出させるときに、保持手段をその内底面が下方を向くように回動させるようにしているので、そのときに生じる遠心力によって廃棄バンドを確実に排出することができる。
また、前記移送手段は、前記廃棄バンドが供給される前記一端よりも前記他端が低くなるように傾斜させた樋状のシュートからなるよう構成してもよい。これにより、移送手段を簡単に構成できる。
また、前記保持手段は、前記樋状のシュートの前記他端側に、前記樋状のシュートに近い方の一端よりも他端が低くなるように傾斜した状態で配置され、前記樋状のシュートから排出される廃棄バンドが供給される樋状部と、前記樋状のシュートから供給される廃棄バンドを受け止めるために前記樋状部の前記他端を塞ぐように設けられた受け板部とを有するようにしてもよい。
本発明は、以上に説明した構成を有し、バンド切断処理装置に備えられているバンド排出装置において、切断されて渦巻状に巻き取られた結束バンド(廃棄バンド)を一時保持した後、確実に排出することができるという効果を奏する。
本発明の実施形態のバンド排出装置を備えているバンド切断処理装置の全体の概略の構成を示す側面図である。 バンド切断処理装置とコイルの配置の一例を示す概略平面図である。 (a)は、把持切断装置のバンド把持動作の開始直前(把持ブロックの横送り動作の開始直前)の一対の把持ブロックと結束バンドとを示す図であり、(b)は、把持切断装置のバンド把持動作中(把持ブロックの横送り動作中)の一対の把持ブロックと結束バンドとを示す図であり、(c)は、把持切断装置のバンド把持動作終了時(把持ブロックの接近動作終了時)の一対の把持ブロックと結束バンドとを示す図である。 バンド切断処理装置において、把持切断装置が保持している結束バンドを、押上げ装置で巻取り装置側へ押しあげている状態を示す拡大図である。 (a)は、本発明の実施形態のバンド排出装置の側面図であり、(b)は、図5(a)においてX−X線で矢視した概略図である。 本発明の実施形態におけるバンド切断処理装置の制御系統の概略を示すブロック図である。
以下、本発明の好ましい実施の形態を、図面を参照しながら説明する。なお、以下では全ての図面を通じて同一又は相当する要素には同一の参照符号を付して、その重複する説明を省略する。また、本発明は、以下の実施形態に限定されない。
(実施形態)
図1は、本発明の実施形態のバンド排出装置を備えているバンド切断処理装置の全体の概略の構成を示す側面図である。また、図2は、バンド切断処理装置とコイルの配置の一例を示す概略平面図である。なお、便宜上、図1に示すように、バンド切断処理装置Aにおいて、「前」「後」を決めて説明する。
本実施形態では、例えば図2のように、バンド切断処理装置Aを中央にしてその両側に設けられたコイル受け部81、82のそれぞれにコイルC1、C2が載置される。コイルC1、C2は、各々結束バンドBによって結束されており、図示しない搬送装置(天井クレーン装置等)により搬送されてきて、コイル受け部81、82に載置される。なお、コイル受け部81、82に代えて、コイル支持ローラが設けられている場合もある。各コイルC1、C2は、薄板が巻回されてなり、符号CL1,CL2は、それぞれコイルC1、C2の巻回軸(巻芯軸)である。また、ここでは、各コイルC1、C2は、1本の結束バンドBで結束されているものとする。
バンド切断処理装置Aは、図1に示すように、回転台1と、この回転台1に対して揺動可能に配設されている揺動ポスト2と、この揺動ポスト2の先端に配設されている把持切断装置3と、切断した結束バンドBを渦巻状に巻取る巻取り装置4と、この巻取り装置4側へ切断した結束バンドBを押しあげる押上げ装置5と、巻取り装置4で渦巻状に巻かれた結束バンドBを後方へ排出するバンド排出装置7と、回転台1に固定され、巻取り装置4、押上げ装置5及びバンド排出装置7等を取り付けるための4本の固定ポスト6等と、各アクチュエータの動作制御等をおこなう制御装置(制御手段)8とを有する。4本の固定ポスト6は、前側の左右2本の固定ポスト6aと後側の左右2本の固定ポスト6bとからなり、各ポスト間には適宜、桟等が設けられている。
なお、図2では、バンド切断処理装置Aについて、その回転台1と、4本の固定ポスト6(6a、6b)と、バンド排出装置7等を主に図示し、他の部分を省略して示している。
また、図6は、本実施形態のバンド切断処理装置Aの制御系統の概略を示すブロック図である。制御装置8は、バンド切断処理装置Aに用いられているモータ1A、各油圧シリンダ(2A、3A、3B、4A、4B)、油圧モータ4C、各空圧シリンダ(3C、5A、9A、73A)、及び、図示されていないアクチュエータを含め、全てのアクチュエータの各制御部(図示せず)と、制御線によってそれぞれ接続されて、これらのアクチュエータを動作制御可能に構成されている。また、制御装置8は、把持切断装置3に設けられているコイル検出棒10及び近接センサ11とも接続されており、それぞれの検出信号が入力される。すなわち、制御装置8によって本実施形態のバンド切断処理装置Aの全体の動作が制御される。制御装置8は、例えば、マイクロコントローラ等で構成することができる。なお、制御装置8は、集中制御する単独の制御装置によって構成されていてもよいし、互いに協働して分散制御する複数の制御装置によって構成されていてもよい。
回転台1は、例えば水平回転テーブルのように、鉛直軸1Vを回転の中心として、モータ1A(図6参照)の駆動によって水平回転可能に構成されている。図1及び図2では、バンド切断処理装置Aが、図2における右側のコイルC1の結束バンドBの切断及び巻取り処理を行う場合を示している。結束バンドBの切断及び巻取り処理が行われることにより、結束バンドBは渦巻状に巻かれた廃棄バンドとなる。前述の右側のコイルC1の結束バンドBの切断及び巻取り処理を行った後、回転台1を矢印18の方向に90度回転した状態で、バンド排出装置7から排出容器100へ廃棄バンドが排出される。さらに、矢印18の方向に90度回転した状態で、バンド切断処理装置Aは、左側のコイルC2の結束バンドBの切断及び巻取り処理を行った後、回転台1を矢印19の方向に90度回転し、その状態で、バンド排出装置7から排出容器100へ廃棄バンドが排出される。
揺動ポスト2は、回転台1に対して、枢支軸2aを中心に、油圧シリンダ2Aの伸縮動作によって所定角度範囲(α)だけ揺動可能に構成されている。油圧シリンダ2Aは軸2mを中心に揺動自在に取り付けられている。
把持切断装置3は、図1において実線で示す位置(原点位置)から揺動ポスト2が前方へ揺動し、二点鎖線で示すように、把持切断装置3がコイルC1の外周面に当接している状態のときに、コイルC1の周囲に巻かれた結束バンドBを把持して切断することができるよう構成されている。把持切断装置3は結束バンドBを切断後、その切断された結束バンドBの一端を把持したまま、揺動ポスト2が後方へ揺動することによって原点位置に戻される。このときの状態が図1に実線で示されている。
また、把持切断装置3には、コイル検出棒10と近接センサ11(図6参照)とを備えている。コイル検出棒10は、進退可能に構成されて、把持切断装置3をコイルC1へ当接させる際に前進状態にされ、コイルC1と接することによりコイルC1を検出し、その検出信号を制御装置8へ出力する。近接センサ11は、把持切断装置3がコイルC1へ当接する際にコイル検出棒10によりコイルC1が検出された後に、コイルC1を検出し、その検出信号を制御装置8へ出力する。
図3(a)は、把持切断装置3のバンド把持動作の開始直前(把持ブロックの横送り動作の開始直前)の一対の把持ブロック31、32と結束バンドBとを示す図であり、図3(b)は、把持切断装置3のバンド把持動作中(把持ブロックの横送り動作中)の一対の把持ブロック31、32と結束バンドBとを示す図であり、図3(c)は、把持切断装置3のバンド把持動作終了時(把持ブロックの接近動作終了時)の一対の把持ブロック31、32と結束バンドBとを示す図である。
把持切断装置3は、揺動ポスト2の先端に所定範囲の揺動が可能なように取り付けられ、一対の把持ブロック31、32を有している。例えば図3(a)に示すように、一方の把持ブロック31の先端には、結束バンドBをコイルC1表面からすくい上げるためのナイフエッジ状の把持部31aが設けられ、他方の把持ブロック32の先端側には係止段部を構成する把持部32aが設けられ、コイルC1の巻回軸CL1(図1)の軸方向において把持部31aと把持部32aとが対向するように一対の把持ブロック31、32が配置されている。また、他方の把持ブロック32には、把持部32aの先端へ結束バンドBを案内するためのガイド32b(図3(c)には図示せず)が設けられている。そして、一方の把持ブロック31には、軸33aを中心に揺動自在に取り付けられた切断刃33と、この切断刃33を揺動動作させるための油圧シリンダ3B(図6参照)とが取り付けられている。切断刃33及び油圧シリンダ3Bによって切断手段が構成される。
各々の把持ブロック31、32には、把持切断装置3がコイルC1に当接している状態の時に、各々の把持部31a、32aがコイルC1表面に沿うように揺動可能に配設されている。また、各々の把持ブロック31、32は、リニアガイド等を用いて水平方向(矢印15,16の方向)に移動自在に取り付けられている。また、2つの把持ブロック31,32は、油圧シリンダ3A(図6参照)の伸縮動作によって互いに接近及び離間させる動作が行われる。また、空圧シリンダ3C(図6参照)の伸縮動作によって、2つの把持ブロック31、32の横送り動作(例えば矢印15の方向及びその逆方向への移動動作)が行われる。
ここで、例えば、図1のように、コイルC1に対して処理を行う場合のバンド切断動作について説明する。
まず、制御装置8は、揺動ポスト2を原点位置から枢支軸2aを中心にコイルC1側に傾動させて、揺動ポスト2の先端に配置されている把持切断装置3をコイルC1の外周面に当接させる。この際、制御装置8は、まず、進退可能なコイル検出棒10を前進させておいて、油圧シリンダ2Aを伸長動作させ、コイル検出棒10がコイルC1に接してコイルC1が検出されると、油圧シリンダ2Aの伸長動作を低速にし、近接センサ11によってコイルC1が検出されると、油圧シリンダ2Aの伸長動作を停止する。
この把持切断装置3がコイルC1に当接されたとき、例えば、図3(a)に示すように、一対の把持部31a、32aは所定距離離間した状態が維持されている。
次に、制御装置は、2つの把持ブロック31,32の横送り動作を行う。この横送り動作では、制御装置8は、空圧シリング3Cを所定時間の間だけ作動(伸長動作)させることにより、一対の把持ブロック31、32をコイルC1の巻回軸CL1(図1)の軸方向に移動(図3(a)の矢印15で示す方向へ移動)させる。この移動中に、図3(b)に示すように、結束バンドBが把持ブロック32の把持部32aに係止される。
次に、制御装置8は、2つの把持ブロック31,32の接近動作を行う。この接近動作では、制御装置8は、油圧シリング3Aを収縮動作させることにより、図3(c)に示すように、把持ブロック31が矢印16の方向に移動して2つの把持ブロック31、32が接近し、把持部32aで係止されている結束バンドBの下に把持ブロック31の把持部31aがもぐり込んで、一対の把持部31a、32aの間に結束バンドBが把持される。
次に、制御装置8は、油圧シリンダ3Bを伸縮動作させることにより、切断刃33が軸33aを中心に矢印17の方向に揺動して結束バンドBを切断する。この切断後も、制御装置8は、油圧シリンダ3Aの収縮状態を維持することにより、一対の把持部31a、32aにより結束バンドBの一端が把持された状態を維持させる。
次に、制御装置8は、油圧シリンダ2Aを収縮動作させることにより、揺動ポスト2を原点位置に戻し、把持切断装置3をコイルC1の外周面から離脱させる。
以上でバンド切断動作が終了し、続いてバンド巻取り動作が行われる。バンド巻取り動作については、押上げ装置5及び巻取り装置4の説明後に述べる。
押上げ装置5は、図1に示すように、全体の側面視において略U字状のフレーム5fと、このフレーム5fの先端に取り付けられた略U字状の金具5gと、この金具5gの両端に取付けられ、正面視(図1の円101内の図)において略V字状の押上げ金具5a、5bと、フレーム5fの基端に枢支軸5mを介して一端が連結されたアーム5vと、アーム5vの他端に連結された空圧シリンダ5Aとを有する。ここで、フレーム5fは、アーム5vを介して、空圧シリンダ5Aによって、枢支軸5mを中心に揺動可能に構成されている。また、空圧シリンダ5Aは、軸5nを中心に揺動自在に取り付けられている。空圧シリンダ5Aが図1に示す伸長状態から収縮動作することにより、押上げ金具5a、5bは、待機位置(図1に図示する位置)から、枢支軸5mを中心に所定角度だけ揺動して、巻取り装置4側へ切断した結束バンドBを押し上げる。このとき、結束バンドBは、押上げ金具5a、5bの略V字状の底部に保持されて押し上げられる。
図4は、把持切断装置3が保持している結束バンドBを、押上げ装置5で巻取り装置4側へ押しあげている状態を示す、巻取り装置4及びその近傍の拡大図である。
この図4に示すように、巻取り装置4は、油圧モータ4Cにより回転駆動される巻取りローラ4cと、この巻取りローラ4cに対して接近・離間可能に構成された一対の押圧ローラ4a、4bとを備え、押上げ装置5によって押し上げられた切断後の結束バンドBを渦巻状に巻取ることが可能に構成されている。より具体的には、一対の押圧ローラ4a、4bは、油圧シリンダ4B(図6参照)の伸縮動作によって、巻取りローラ4cに対して接近・離間動作を枢支軸4dを中心におこなうよう構成されるとともに、これらの押圧ローラ4a、4bは、油圧シリンダ4A(図6参照)の伸縮動作によって、図4の紙面奥方から手前方(巻取り作業空間)に挿入且つ離脱可能に構成され、巻取り作業に際し巻取り作業空間に挿入され、巻取り完了後に巻取り作業空間から離脱することが可能に構成されている。
さらに、巻取り装置4は、支点9aを中心に揺動可能に構成された板状の揺動シュート9と、揺動シュート9を揺動させるための空圧シリンダ9Aとを備え、揺動シュート9上に巻き取った結束バンドBをバンド排出装置7の移送シュート71へ排出できるように構成されている。また、揺動シュート9の両側には、渦巻状に巻き取られた結束バンドBが揺動シュート9の側方へ落ちないように側壁12が設けられている。
ここで、バンド巻取り動作について説明する。前述のバンド切断動作の終了時には、把持切断装置3がその切断された結束バンドBの一端を把持したまま、揺動ポスト2が後方へ揺動することによって原点位置に戻される。
この後に続くバンド巻取り動作では、制御装置8は、まず、空圧シリンダ5Aを収縮動作させることにより、図4に示すように、押上げ金具5a、5bによって、切断された結束バンドBを巻取り装置4側へ押し上げる。このときに、結束バンドBは巻取りローラ4cに押し付けられる。その後、押圧ローラ4a、4bを、図4の紙面奥方(原点位置)から手前方に挿入し、続いて巻取りローラ4cに対して接近させる。これにより、巻取りローラ4cと押圧ローラ4a、4bとの間に結束バンドBが挟まれた状態となる。このとき、空圧シリンダ9Aはロッド収縮状態で停止されており、揺動シュート9は、図4において破線で示す右下がりの状態で、結束バンドBと接している。そして、押上げ装置5の押上げ金具5a、5bは、空圧シリンダ5Aの伸長動作によってそれぞれの待機位置に戻される。
その後、把持切断装置3による結束バンドBの把持を解除するとともに、結束バンドBが矢印13で示す巻き戻し方向に移動するように巻取りローラ4cを低速で回転駆動する。そして、結束バンドBの先端が揺動シュート9から離れると、空圧シリンダ9Aのロッドが最も後退した位置となるので、それを空圧シリンダ9A(センサ付)が検知すると、即座に、巻取りローラ4cの回転を逆方向にして高速駆動する。これにより、結束バンドBは矢印14で示す巻取り方向に移動し、巻取りローラ4cに押圧ローラ4a、4bが押し付けられた状態で巻き取られることにより、揺動シュート9上に渦巻状に巻き取られる。
この後、空圧シリンダ9Aのロッドを伸長させて、揺動シュート9を、図4において二点鎖線で示す右上がりの状態とする。これにより、渦巻状に巻き取られた結束バンドB(以下、「廃棄バンドB」ともいう)は、揺動シュート9から移送シュート71へ排出される。また、押圧ローラ4a、4bはそれぞれの原点位置に戻される。
なお、巻取りローラ4cが駆動されるときに押圧ローラ4a、4bも駆動されるように構成されていてもよい。
また、ここでは、揺動シュート9及びそれを揺動させるための空圧シリンダ9A等を、巻取り装置4に含まれるものとして説明したが、バンド排出装置7に含まれるものとしてもよい。
上記では、一方のコイルC1の結束バンドBの切断及び巻取り処理を行う場合のバンド切断動作及びバンド巻取り動作について説明したが、他方のコイルC2の結束バンドBの切断及び巻取り処理を行う場合のバンド切断動作及びバンド巻取り動作も同様である。
次に、本実施形態のバンド排出装置7について説明する。図5(a)は、バンド排出装置7の側面図であり、図5(b)は、図5(a)においてX−X線で矢視した概略図である。
バンド排出装置7は、揺動シュート9から廃棄バンドBが供給される樋状(断面略U字形状)の移送シュート71と、廃棄バンドBを一時保持して外部(回収容器100)へ排出する保持排出部72とを備えている。なお、図1、図2では、保持排出部72の詳細は示していない。
移送シュート71は、廃棄バンドBが供給される揺動シュート9側の一端よりも他端が低くなるように傾斜して配設されている。この移送シュート71は、固定ポスト6(図1)に取付け部材を介して固定されている。
保持排出部72は、廃棄バンドBを保持可能な大きさで、かつ回動軸(水平軸)78a、78bを中心に回動自在に配設された保持部(保持手段)73と、この保持部73を所定角度回動させるための空圧シリンダ73A等を有している。
保持部73は、樋状部(73a、73b、73c)と、受け板部73dとを有している。樋状部は、底板部73aと、この底板部73aの両縁部に立設された側板部73b、73cとからなり、断面略U字形状である。この樋状部は、移送シュート71側の一端よりも他端が低くなるように傾斜した状態で、移送シュート71の他端側に配置されており、移送シュート71から排出される廃棄バンドBが供給される。受け板部73dは、移送シュート71から供給される廃棄バンドBを受け止めるために、樋状部の他端を塞ぐように樋状部の他端に立設されている。
この保持排出部72の取付け構造を説明する。移送シュート71の下面の両側に、複数の取付け板74を介して断面L字形状の一対のフレーム75a、75bが固定されている。各々のフレーム75a、75bには軸受取付け板76a、76bが固定され、軸受取付け板76a、76bに軸受77a、77bが取り付けられている。
そして、保持部73の側板部73b、73cには、補強部材79(図5(a)には図示せず)を介して回動軸78a、78bの一端が固定され、各回動軸78a、78bは前述の軸受77a、77bに支持されている。
一方の回動軸78aの延伸された他端にはアーム部材80の一端が固定されている。アーム部材80の他端は空圧シリンダ73Aのロッド先端に回動自在に取り付けられている。空圧シリンダ73Aは、その後端のキャップが軸87を中心として揺動自在に取付け部材84に取付けられている。取付け部材84はブラケット83に固定されている。ブラケット83は、断面L字形状で、フレーム75aに固定されている。符号85,86はストッパである(図5(b)には図示せず)。
なお、保持部73を回動させる回動手段は、軸受77a、77b、回動軸78a、78b、アーム部材80及び空圧シリンダ73A等によって構成されている。
このバンド排出装置7によるバンド排出動作について説明する。
前述のように、渦巻状に巻き取られた結束バンド(廃棄バンド)Bが、揺動シュート7aから移送シュート71へ排出されると、移送シュート71を転がり落ちて(あるいは滑り落ちて)、保持部73に一時保持される。
制御装置8は、保持部73の下方に回収容器100(図2)が位置しているときに、空圧シリンダ73Aを伸長動作させる。すると、鎖線で示すように、保持部73は、その内底面BFが下方を向くように、回動軸78a、78bを中心として所定角度回動し、それにより廃棄バンドBは下方へ落下し、外部の回収容器100へ排出される。その後、空圧シリンダ73Aを収縮動作させ、保持部73は元の位置に戻る。
このバンド切断処理装置Aでは、前述したように、例えば、図2における、右側のコイルC1の結束バンドBの切断及び巻取り処理を行った後、回転台1を矢印18の方向に90度回転させ、その状態で、バンド排出装置7によるバンド排出動作を行い、保持部73から排出容器100へ廃棄バンドを排出させる。その後、左側のコイルC2の処理を行う場合には、さらに、回転台1を矢印18の方向に90度回転させ、その状態で、左側のコイルC2の結束バンドBの切断及び巻取り処理を行った後、回転台1を矢印19の方向に90度回転させ、その状態で、バンド排出装置7によるバンド排出動作を行い、保持部73から排出容器100へ廃棄バンドを排出させる。すなわち、左右いずれかのコイルC1,C2の結束バンドBの切断及び巻取り処理を行った後、回転台1を回転させて保持部73の下方に回収容器100が位置する状態で停止させ、バンド排出装置7によるバンド排出動作を行うよう構成されている。
本実施形態のバンド排出装置7では、巻取り装置4から排出された廃棄バンドBを保持部73で一時保持し、廃棄バンドBを回収容器100へ排出させるときに、保持部73をその内底面BFが下方を向くように回動させるようにしているので、そのときに生じる遠心力によって廃棄バンドBを確実に排出することができる。
なお、本実施形態では、保持部73に1個の廃棄バンドBを一時保持するようにしたが、保持部73の大きさを複数の廃棄バンドBを保持できる大きさにし、複数の廃棄バンドBを一時保持してから排出するように構成してもよい。
また、本実施形態では、移送手段として移送シュート71を用いたが、これに代えて、巻取り装置4から排出された廃棄バンドBを保持部73へ移送できれば、例えばベルトコンベアのような移送手段であってもよい。
また、保持部73は、前述の形状に限られない。例えば、上蓋がない箱のような形状であってもよい。
なお、上記のバンド切断処理装置Aは、一例であり、バンド排出装置7以外の構成についても、他の構成であってもよい。
すなわち、本発明は、前述した実施形態に限定されるものでなく、当業者が自明の範囲において、適宜変更した形態で実施することができることは言うまでもない。
本発明は、バンド切断処理装置に備えられ、渦巻状に巻き取られた廃棄バンドを一時保持した後、確実に排出することができるバンド排出装置等として有用である。
A バンド切断処理装置
B 結束バンド
C1、C2 コイル
1 回転台
3 把持切断装置
4 巻取り装置
7 バンド排出装置
71 移送シュート
72 保持排出部
73 保持部
73a 底板部
73b、73c 側板部
73d 受け板部
73A 空圧シリンダ
77a、77b 軸受
78a、78b 回動軸
80 アーム部材
BF 保持部の内底面

Claims (3)

  1. 薄板が巻回されてなるコイルの外周面に巻かれて前記コイルを結束している結束バンドを切断し、この切断した結束バンドを渦巻状に巻いて廃棄バンドを作成するバンド切断処理装置に備えられ、前記廃棄バンドを一時保持して外部へ排出するバンド排出装置であって、
    前記作成される廃棄バンドが一端に供給され、前記廃棄バンドを移送して他端から排出する移送手段と、
    前記移送手段の他端側において、水平軸のまわりに回動可能に設けられ、前記移送手段の他端から排出される前記廃棄バンドを、その内底面上に一時保持するための保持手段と、
    前記廃棄バンドを外部へ排出するときに、前記廃棄バンドが保持されている前記保持手段をその前記内底面が下方を向くように前記水平軸のまわりに回動させる回動手段と
    を備えたバンド排出装置。
  2. 前記移送手段は、
    前記廃棄バンドが供給される前記一端よりも前記他端が低くなるように傾斜させた樋状のシュートからなる、
    請求項1に記載のバンド排出装置。
  3. 前記保持手段は、
    前記樋状のシュートの前記他端側に、前記樋状のシュートに近い方の一端よりも他端が低くなるように傾斜した状態で配置され、前記樋状のシュートから排出される廃棄バンドが供給される樋状部と、
    前記樋状のシュートから供給される廃棄バンドを受け止めるために前記樋状部の前記他端を塞ぐように設けられた受け板部とを有する、
    請求項2に記載のバンド排出装置。
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