JP2016078857A - スプレー缶 - Google Patents

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Abstract

【課題】改善されたスプレー缶又は容器を提供すること。【解決手段】開口端部を有する缶1と、前記開口端部へ嵌合され、かつ、プラスチックから成るとともに軸Aを規定する貫通孔5で形成された中央部分4を有するバルブディスク2と、前記貫通孔5周りの中央部分4の内面から缶へ軸方向に延在し、それぞれ前記内面から軸方向に離間して径方向内方へ突出する突起部7で形成された内側端部を有する複数のフィンガ6と、該フィンガ6間に嵌合されつつ前記フィンガ6によって把持された管状のバルブハウジング8と、前記突起部7を軸方向外方へ支持する軸方向内方へ向いた面とを有する分配バルブ3と、前記バルブハウジング8の外側端部と前記貫通孔5周りのディスク2の内面の間で軸方向に押圧されたシール10とを備える。【選択図】図1

Description

本発明は、エアロゾル容器に関するものである。より詳しくは、本発明は、スプレー缶に関するものである。
標準的なエアロゾル容器は、分配バルブを有するバルブディスクと固結される上向きの開口端部を有する入れ物又は缶を備えている。バルブディスクは、プラスチックで構成されているとともに、分配バルブ(dispensing valve)のバルブ部材のための孔を有する中央部分を有している。
上記のような特徴を有するこのようなエアロゾル容器は、特許文献1に開示されている。バルブディスクと、分配バルブのバルブハウジングとは、プラスチックで一体的に形成されている。缶もプラスチックで構成されているとともにバルブディスクに溶着(以下「溶接」ともいう。)されている。
主に、特にすず又はアルミニウムである金属で構成されるエアロゾル容器は広く使用されている。バルブディスクは、すず又はアルミニウム合金の薄板から成るプレス加工品又は曲げ加工品として製造されているとともに、かしめによって缶に結合されている。バルブディスクの中央部分はドームであり、このドームは、分配バルブのバルブハウジングのためのスペースを形成するものである。バルブハウジングと、バルブシャフト(ステム)及びシールを有するバルブ部材とがドーム内に配置されているとともにかしめによってドームに固定されている。かしめによって、バルブハウジングとバルブディスクの間の固結がなされる。金属製のディスクと、かしめによってこれに取り付けられる分配バルブを有するエアロゾル容器は、例えば特許文献2(特許文献3)及び特許文献4から知られている。
実際には、容器、バルブディスク及び分配バルブが異なる会社によって製造され、エアロゾル容器は、共同化されたプロセスにおいて製造される。分配バルブは、異なるスプレーパターンを生成するための多くの種類の構造を有する異なる構造設計において利用可能であり、これらスプレーパターンは、用途に応じて選択される。通常、分配バルブのバルブハウジングは、少なくとも類似の、及び部分的に標準化された寸法を有している。通常、これらは、前側シールを有するヘッドを有しており、このヘッドは、バルブディスクの収容スペース、すなわちドームへ挿入され得る。
独国特許出願公開第3807156号明細書 独国特許出願公開第2038580号明細書 米国特許第3675832号明細書 仏国特許出願公開第2925032号明細書
このような背景において、本発明の課題は、上述の特徴を有し、プラスチックのバルブディスクを個別に製造された分配バルブに取り付けることが可能なエアロゾル容器を提供することにある。さらに、バルブディスクは、任意で、金属製の缶又はプラスチック製の缶に結合されることが可能である。缶へのバルブディスクの接続及び分配バルブとバルブディスクの取付は、組立の観点からシンブルであるべきである。
したがって、本発明の課題は、改善されたスプレー缶又は容器を提供することにある。
他の課題は、上述の欠点を克服するこのような改善された、特にプラスチック製であり、分配バルブのバルブ部材のための孔を有する中央部分を有するスプレー缶又は容器の提供である。
エアロゾル容器は、開口端部を有する缶を備えている。開口端部へ嵌合されるバルブディスクは、プラスチックから成るとともに軸を規定する貫通孔で形成された中央部分を有している。複数のフィンガが貫通孔周りの中央部分の内面から缶内へ軸方向に延在し、それぞれ内面から軸方向に離間して径方向内方へ突出する突起部で形成された内側端部を有している。分配バルブは、フィンガ間に嵌合されつつフィンガによって把持された管状のバルブハウジングと、突起部を軸方向外方で支持する軸方向内方へ向いた面とを有する。シールは、バルブハウジングの外側端部と貫通孔周りのバルブディスクの内面の間で軸方向に押圧されている。
これに代えて、シールは、バルブディスクに一体的に鋳込まれた構成要素であってもよい。分配バルブの組立後、下面に形成されたバルブディスクのフィンガは、実質的に引張応力のみを受ける。フィンガは、主に単軸引張負荷に対して設計される必要があるため、フィンガは、薄く、比較的に薄い壁厚を有し、その長さに関して実質的な制限を受けない。内方へ突出した突起部の位置によって規定されたバルブハウジングのためのクランプ長さは、バルブハウジングが適切に大きなシール力によって前側シールに対して接触するようバルブハウジングの寸法に適合されることが可能である。
本発明の好ましい実施例によれば、バルブディスクのフィンガは、バネ付勢されたロック部材であり、バルブハウジングにおける環状のカラー面と協働する。分配バルブをバルブディスクに取り付けるために、分配バルブは、直線運動によって、フィンガがバルブハウジングのカラー面へ係合するまで、フィンガによって規定されたスペースへ押し込まれる。商用ユーザが通常すでに手元に有する共通の組立システムを組立に用いることが可能である。
本発明の範囲内では、バルブハウジングが、フィンガの突起部とバヨネット結合を形成する分割された突出部を有するものでもある。バヨネット結合は、回転と共に直線運動によって形成される確実な結合である。軸方向の組立運動によって、バルブハウジングの分割された突出部を、バルブディスクの各フィンガ間の自由空間へ導入することが可能である。軸方向の組立運動は、バルブハウジングがストッパ、例えばバルブハウジングの中央部分へ到達するまで実行される。そして、バルブハウジングは、バルブハウジングにおける分割された突出部がフィンガの自由端における内方へ突出した突起部に後方において係合するまで回転される。くさび状の摺動面により、回転を、所定の力でバルブハウジングをシールに対して押圧する軸方向の発動と組み合わせることが可能である。
フィンガがバネ付勢されたロック部材であるか、バルブにおける分割された突出部とバヨネット結合の様式で協働するかにかかわらず、好ましくは、フィンガは、バルブハウジングの円筒状で環状の突出部に対して接触し、それゆえ横方向の運動に対してバルブハウジングを固定する。本発明の好ましい実施例によれば、バルブハウジングを結合するために、バルブハウジングを包囲する4つのフィンガがバルブディスクに設けられている。
バルブディスクの中央部分は、好ましくは複数の補剛リブを有している。補剛リブの数、形状及び配置は、エアロゾル容器内での圧力によって生じ、分配バルブの組立中及びエアロゾル容器の充填時に生じ得る軸方向力に抵抗するのに十分な寸法安定性が中央部分へ配分されるように選択されている。補剛リブは、好ましくは孔に対して径方向に配置され得る。
バルブディスクは、プラスチックの射出成型部品として安価に製造され得る。このバルブディスクは、特に繊維強化プラスチック製であるが、繊維強化されていないプラスチックによって構成されることも可能である。考慮に値するプラス地区は、熱可塑性ポリマー、特にポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリアミド(PA)、ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)及びポリブチレンテレフタレート(PBT)である。多成分射出成形技術を使用すれば、バルブディスクは、例えば熱可塑性エラストマ、シリコンゴム又はゴムから成る統合されたシール要素を有することが可能である。
本発明の好ましい実施例によれば、中央部分は外方へ突出している。中央部分の発明による形状により、バルブディスクを少ない材料で製造することが可能となる。
有利には、バルブディスクは、缶開口部を縁取りする缶内面に接触し、缶壁で支持されるカラーを有している。このカラーによって、缶開口部は、缶開口部内で心合わせされる。軸方向の支持により、他の部材間で、組立プロセス中のバルブディスクの位置決めが容易となる。
缶は、金属又はプラスチックで構成され得る。金属は、好ましくはかしめによってバルブディスクに固結され得る。バルブディスクが金属缶への固設を意図するものであれば、バルブディスクは、有利には、少なくとも1つの径方向のリブを有するカラーを備えている。このリブは缶の金属薄板にフランジ付けされているとともに、シールがカラーと缶の金属薄板の間でクランプされている。
缶がプラスチックで構成されていれば、缶へのバルブディスクの結合のためのいくつかの可能性が考慮に値する。例えば、バルブディスクをプラスチックの缶に溶接又は接着することが可能である。缶の縁部への固結は、バルブディスクの熱成形によって形成され得る。さらに、スタンピング加工(hot stamping)によってバルブディスクとプラスチック製の缶を結合することも可能である。好ましくはプラスチックで構成された缶へのプラスチックヘッドの結合のために、多部材クランプ装置を用いた取外し不可能なネジ結合又はプラグ結合も適している。
上記及び他の対象、特徴及び利点は、添付図面を参照した以下の説明からより容易に理解される。
本発明による長手軸方向の断面図である。 図1に示す容器のためのバルブディスクを上面から見た斜視図である。 図1に示す容器のためのバルブディスクを底面から見た斜視図である。 バルブディスクの側方における部分的な断面を拡大して示す斜視図である。 図1に示す容器の追加的な実施例を示す図である。 図1に示す容器の追加的な実施例を示す図である。 図1に示す容器の追加的な実施例を示す図である。 図1に示す容器の追加的な実施例を示す図である。 図1に示す容器の追加的な実施例を示す図である。 図1に示す容器の追加的な実施例を示す図である。 図1に示す容器の追加的な実施例を示す図である。 図1に示す容器の追加的な実施例を示す図である。 図1に示す容器の追加的な実施例を示す図である。 図1に示す容器の追加的な実施例を示す図である。 図1に示す容器の追加的な実施例を示す図である。 図1に示す容器の追加的な実施例を示す図である。 図1に示す容器の追加的な実施例を示す図である。 図1に示す容器の追加的な実施例を示す図である。 図1に示す容器の追加的な実施例を示す図である。 図1に示す容器の追加的な実施例を示す図である。
図1には上部開放端部を有するカップ状の容器又は缶1が示されており、上部開放端部に対して、分配バルブ3を有するバルブディスク2が固設されている。バルブディスク2は、プラスチックで構成されているとともに、分配バルブ3のバルブ本体のための孔5を有する中央部分4を備えている。缶1及び孔5は、垂直軸A上に心合わせされている。バルブ部材は、ステムとも呼ばれる。複数のフィンガ6が中央部分4の下面に形成されており、このフィンガは、径方向内方へ突出する突起部7をその自由端に有している。分配バルブ3は管状のバルブハウジング8を有しており、この分配バルブ3はバルブディスク2のフィンガ6によって画成されたスペース内へ延びていて、フィンガ6の突起部7は、バルブハウジング8の径方向へ突出した隆起部9に軸方向後方から係合し、バルブハウジング8とバルブディスク2の間のシール10に対してバルブハウジング8を押圧する。
フィンガは、バネ付勢されたロック部材であり、バルブハウジング8の環状の突起部と協働する。フィンガ6は、バルブハウジング8の円筒状の周面又は環状のカラー面11に対して接触している(図10)。
図2a〜図2cと関連して、図1から、バルブハウジング8の取付のための4つのフィンガ6がこのバルブハウジング8の周囲に等角度に設けられている。バルブディスク2の中央部分4は、孔5へ向けて径方向へ延在する複数の補剛リブ12を備えている。図示の実施例では、これら補剛リブ12は、中央部分の下面にある。しかしながら、補剛リブ12を中央部分4の上面に設けることも可能である。補剛リブ12は、容器内圧と、バルブディスク2への分配バルブ3の取付中及び充填システムにおけるエアロゾル容器の充填中に生じ得る軸方向力とを吸収するために、バルブディスク2に対する寸法上の安定性を与えるものである。
図2a〜図2cに示されたバルブディスク2は、缶開口部の缶内面に対して接触し、かつ、缶リムにおいて軸方向に支持されたカラー13を備えている。バルブディスクの中央部分は、外方へ湾曲されている。
バルブディスク2は、繊維強化プラスチックで構成されている。適当なプラスチックの例は、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリプロピレン(PP)、ポリエチレン(PE)、ポリアミド(PA)及びポリブチレンテレフタレート(PBT)であり、繊維含有量は、30〜40質量%であり得る。要求に応じて、繊維強化されていないプラスチックを用いることも可能である。バルブディスク2は、好ましくは射出成形されている。
缶1は、金属又はプラスチックで構成されている。図3に示す実施例は、かしめによってバルブディスク2にしっかりと結合された金属薄板で構成されている。バルブディスク2は径方向へ突出した2つの隆起部15,15’を有するカラー14を備えており、これら隆起部のうち1つは缶1の金属薄板によってフランジ付けされているとともに、シール16が缶1のカラー14と金属薄板の間でクランプされている。
図4の実施例においては、缶1は、プラスチックで構成されているとともに、バルブディスク2の環状溝18に係合する口金17を有していて、環状溝18におけるシール19に対して接触する。シール19は、独立したシールリングとして環状溝内に配置されるか、又はバルブディスク2に統合されるか若しくは取付及び化学的、熱的若しくは特別な光によって硬化される前に環状溝18へ導入されるシール要素で構成される。環状溝18は、缶内壁に対して接触するバルブディスク2の内壁20及び外壁21によって縁取りされている。外壁21は、缶1の口金17の周囲にしっかりと係合する、熱成形によって形成される輪郭を有している。
図5でも、缶1はプラスチックで構成されている。バルブディスク2は、缶1の口金23にスタンピング加工によって結合されたカラー22を有している。シール24は、カラー22と缶1の壁面の間に設けられている。このシール24は、シールリングであり得る。シール24を特に例えば多成分射出成型プロセスにおいてバルブディスク2に形成された熱可塑性エラストマで構成することができる。図5aには1つの設計バリエーションが示されている。ここでは、シール24はバルブディスク2の環状支持面上に形成されている。
図6a及び図6bには、スタンピング加工によってプラスチック缶1の口金23に結合されたバルブディスク2が示されている。シール24は、バルブディスク2に形成された弾力性のあるシール要素から成る。バルブディスク2は、中央部分4の上面及び下面の両方に補剛リブ12を備えている。環状の補剛リブと、孔に対して径方向にそろえられた補剛リブの配置が規定されている。
図7の実施例では、バルブディスク2は、レーザ溶接継ぎ目によってプラスチック缶1に結合されている。レーザ溶接継ぎ目25によって、缶開口部の缶内面に対して接触するバルブディスク2のカラー13が結合される。このレーザ溶接継ぎ目25は径方向のレーザ溶接手法によって形成されることができ、このレーザ溶接手法においては、レーザビームが溶接されるべき部分の回転対称な面へ照射されるようこのレーザビームがミラーによって反射される。これに代えて、ワークピースがその長手軸周りに回転される溶接手法を用いることも可能である。レーザ溶接手法により、圧密で、脱落不能な結合が形成され得る。追加的なシールを省略することが可能である。溶接結合は、短い周期時間で形成されることができる。缶1の壁はレーザ透過可能である必要がある一方、バルブディスク2はレーザを吸収する材料で構成されている。図7aにおける設計バリエーションによれば、レーザ溶接継ぎ目25は、環状の端面である。
バルブディスク2とプラスチック缶1の間の接着性の結合が図8及び図9に示されている。図8の実施例では、缶開口部を画成する缶1のリム26がバルブディスク2の環状溝27に係合しており、相互に係合する部分の間の隙間が硬化性のホットメルト接着剤28によって埋められている。接着性の結合を形成するために、溶接補助体が環状溝27に配置されている。溶接補助体の誘導加熱によって、この溶接補助体が溶融し、結合されるべき上記部分間の隙間が埋める。これにより、高い剛性を有する耐熱性かつ耐衝撃性の接着が永続的に得られる。
図9によれば、缶は少なくとも1つのポケット30を有するカラー29を備えており、このポケット30は、環状溝であり得る。バルブディスク2は、カラー29に接触するとともに、ポケット30に係合する結合部材31を備えている。互いに係合する部分の隙間は、硬化性のホットメルト接着剤によって埋められる。接着性の結合は、上記と同様の方法で形成される。
図10及び図11は、ディスク2と缶1の間のネジ結合に関するものである。缶1は、ブロー成形されたプラスチック缶であり、雌ネジ33又は雄ネジ34であり得るネジ部分を有するカラー32を備えている。図10の実施例においては、ネジ部分は、雌ネジ33である。バルブディスク2は取外し不能なネジ結合によってカラー32に結合されており、シール35がカラー32とバルブディスク2の間に設けられる。図11の実施例においては、ネジ結合はロックナット36を含んでおり、このロックナットは、カラー32の雄ネジ34に螺合するものであるとともに、バルブディスク2をカラーに対して押圧するものである。ここでも、シール35がカラー32とバルブディスク2の間に設けられている。図10及び図11に示されたネジ結合は、脱落不能なものである。このネジ結合は、好ましくは、螺着された部分の開放方向への回転を防止するロック部材を有している。
ネジ結合の代わりに、バヨネット結合による固結も可能である。
図12aには、バルブディスク2をプラスチック缶へ結合するための、図12bに示されたクランプ部材38を用いたプラグ結合37が示されている。プラスチック缶1は円筒状のネック39を有しており、この円筒状のネックには、バルブディスク2のカラー40が係合する。外側クランプリング41はバルブディスク2に結合されており、このバルブディスク2は、ネック39を包囲するとともに、ネック39と外側クランプリング41の間の断面がくさび状の環状スペースを縁取りするものである。外側クランプリング41は、例えばレーザ溶接によってバルブディスク2に固結される。内側クランプリング42が外側クランプリング41内に設けられており、この内側クランプリングは、くさび状の環状スペースを埋めるものである。図12bに示された配置は、分配バルブの取付によって完成される必要があり、この分配バルブは、ネック39へ押し込まれる。一旦図12aに示す位置へ至ると、この配置は、もはやネック39から引き抜くことができない。なぜなら、内側クランプリング42がネック39によって外側クランプリング41へ押し込まれるためである。缶1の内部が容器の充填後に加圧されると、図12aにおいて矢印で示された力がバルブディスク2及びネック39へ作用する。この力によって、部材39,41,42が互いに押し込まれる。
シール43がくさび状の環状スペースに設けられており、このシール43は、2つのクランプリング41,42の軸方向の相対運動によって変形され、外側クランプリング41の内面及びネック39の外面に対して接触する。さらに、少なくとも1つのリングシール44がバルブディスク2のカラー40に設けられており、このリングシールは、ネック39の内面に対して接触するものである。最後に、互いに対向する内側クランプリング42とネック39の面は、これら面を相対的にロックするための輪郭45を有している。取付後には、もはや結合を解除することができない。エアロゾル用の容器の充填後の容器における内圧は、各部材間のクランプ作用を高めるものである。
バルブディスクをロック結合によって缶に結合することも可能である。図13の実施例においては、バルブディスク2がロック爪46を備えており、このロック爪は、缶の内面の環状のカラー47へ後方から係合する。缶の内面におけるこのロック結合は、外部からアクセス不可能であるとともに、取外し不可能である。さらに、エラストマ状のシール面48がバルブディスク2に形成されている。図14の図示によれば、ロック爪46は、缶の外面における環状の隆起部47’にも後方から係合する。缶の外面でのロック結合を確保するために、ロック爪が上へ曲げられるのを妨げるクランプリング(不図示)を用いることが可能である。

Claims (20)

  1. 開口端部を有する缶と、
    前記開口端部へ嵌合され、かつ、プラスチックから成るとともに軸を規定する貫通孔が形成された中央部分を有するバルブディスクと、
    前記貫通孔周りの中央部分の内面から缶内へ軸方向に延在し、それぞれ前記内面から軸方向に離間して径方向内方へ突出する突起部で形成された内側端部を有する複数のフィンガと、
    該フィンガ間に嵌合されつつ前記フィンガによって把持される管状のバルブハウジングと、前記突起部を軸方向外方で支持する軸方向内方へ向いた面とを有する分配バルブと、
    前記バルブハウジングの外側端部と前記貫通孔周りのバルブディスクの内面の間で軸方向に押圧されたシールと
    を備えているエアロゾル容器。
  2. 前記バルブハウジングが、内側へ向いた平坦な面を形成する環状のショルダ部を備えることを特徴とする請求項1記載のエアロゾル容器。
  3. 前記バルブハウジングが、前記フィンガの前記突起部とバヨネット結合を形成する、分割された複数の突起部を有していることを特徴とする請求項1記載のエアロゾル容器。
  4. 前記バルブハウジングが、フィンガを弾性的に径方向内方へ支持する、径方向へ突出した隆起部を備えていることを特徴とする請求項1記載のエアロゾル容器。
  5. 前記中央部分が複数の補剛リブを備えていることを特徴とする請求項1記載のエアロゾル容器。
  6. 前記補剛リブが前記貫通孔から径方向外方へ延びていることを特徴とする請求項5記載のエアロゾル容器。
  7. 前記ディスクが繊維強化性プラスチック製であることを特徴とする請求項1記載のエアロゾル容器。
  8. 前記中央部分が径方向外方へ凸状であることを特徴とする請求項1記載のエアロゾル容器。
  9. 前記バルブディスクが前記缶の開口端部に嵌合する、径方向内方へ突出した環状のカラーを備える外周部を有していることを特徴とする請求項1記載のエアロゾル容器。
  10. 前記缶が、金属薄板で構成されているとともに、かしめによって前記バルブディスクに固結されていることを特徴とする請求項9記載のエアロゾル容器。
  11. 前記カラーが前記金属薄板の缶の前記開口端部にかしめられた少なくとも1つの径方向リブを備えており、当該エアロゾル容器が前記カラーと前記缶の間にシールを更に備えることを特徴とする請求項10記載のエアロゾル容器。
  12. 前記缶が、プラスチックで構成されているとともに、軸上に心合わせされ、かつ、軸方向外方へ突出するリムによって形成された口金を有しており、前記バルブディスクが前記リムを越えて相補的に嵌合しつつ内壁と外壁の間に形成された径方向外方へ開放された環状の溝を備え、前記外壁が前記リムの周りで固く係合されるよう熱成形されていることを特徴とする請求項1記載のエアロゾル容器。
  13. 前記バルブディスクが外周部を有しており、前記缶がプラスチックで形成されているとともに前記外周部の周りで前記開口端部において熱的に変形されており、当該エアロゾル容器が前記外周部と前記缶の前記開口端部の間に更にシールを備えていることを特徴とする請求項1記載のエアロゾル容器。
  14. 前記缶が、プラスチックで構成されているとともに、前記バルブディスクに接着されているか、又は少なくとも1つのレーザ溶接継ぎ目によって前記バルブディスクに固着されていることを特徴とする請求項1記載のエアロゾル容器。
  15. 前記缶がネジ部分を有するカラーを備えていること、及び前記バルブディスクが前記カラーの前記ネジ部分に螺合するネジ部分を備えており、当該エアロゾル容器が前記カラーと前記バルブディスクの間にシールを更に備えていることを特徴とする請求項1記載のエアロゾル容器。
  16. 前記両ネジ部分が、螺着されたディスクと缶の開放方向への回転を阻止する複数のロック部材を有していることを特徴とする請求項15記載のエアロゾル容器。
  17. 前記バルブディスクが軸方向に心合わせされた環状のカラーを備えた外周部を有しており、前記缶が、プラスチックで構成されているとともに、カラーが嵌合する円筒状のネックを有しており、当該エアロゾル容器が、前記ディスクに取り付けられつつ前記缶によって三角形区画スペースを形成する外側クランプリングと、前記スペースに嵌合するとともに、前記缶に径方向内方へ係合し、かつ、前記外側クランプリングに径方向外方へ係合する三角形区画内側クランプリングとを更に備えていることを特徴とする請求項1記載のエアロゾル容器。
  18. 前記缶が、その前記開口端部において前記軸に心合わせされた径方向へ突出する環状のカラーを有しており、ふたが、前記バルブディスクが前記開口端部に嵌合するときにカラーに係合する軸方向に突出した突起アームを備えていることを特徴とする請求項1記載のエアロゾル容器。
  19. 前記缶及び前記バルブハウジングが、前記貫通孔の軸に対して回転対称であることを特徴とする請求項1記載のエアロゾル容器。
  20. 前記分配バルブが、前記バルブハウジングの内部にバネ付勢された弁体を含んでいることを特徴とする請求項1記載のエアロゾル容器。
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JPH07187265A (ja) * 1993-11-15 1995-07-25 Osaka Zosenjo:Kk エヤゾール容器およびその製造法
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JP2008254751A (ja) * 2007-04-02 2008-10-23 Daizo:Kk 倒立用の定量噴射型エアゾールバルブ、それを用いたエアゾール製品および倒立用エアゾール製品の噴射器

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