JP2016077622A - 最適回転洗濯方法及び最適回転洗濯装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】マットやモップを高効率に洗濯できる洗濯方法と洗濯装置を提供する。【解決手段】本発明の最適回転洗濯方法は、ケーシング4の中に回転数を制御可能な洗濯ドラム6を装備した洗濯機2を使用し、洗濯ドラム6の中に被洗物質量が50kg〜200kgの範囲の被洗物16を投入し、洗濯ドラム6の中に洗濯水12と洗剤を投入して、洗濯ドラム6を特定回転数で回転させて被洗物16を洗濯し、被洗物16がマットのときに特定回転数を20rpm〜30rpmで、被洗物16がモップのときに特定回転数を30rpm〜40rpmの範囲で洗濯する特徴を有する。最適回転洗濯装置1の回転制御装置Cは、回転信号をインバータ22に送信するCPUと、被洗物16の商品種を入力する入力装置Iと、制御プログラムを保存するROMと、洗濯ドラム6の回転数と投入される被洗物16の商品種との対応データを保存する対応メモリCMを有する特徴がある。【選択図】図1
Description
本発明はモップやマット等の被洗物の洗濯方法に関し、更に詳細にはモップやマット等の被洗物を高効率条件下で洗濯して洗濯仕上がりの向上を図る洗濯方法及び洗濯装置に関する。
洗濯効率を向上させる従来技術として、特開2004−337340号公報(特許文献1)がある。この特許文献1の洗濯機は、その要約によれば、洗濯物の上方から泡を吐出して洗濯する洗濯機において、溶解した洗濯液から発生した泡を上方に揚水し、内槽内の洗濯物に上方からかけることで、高い洗浄力を確保して洗いむらを低減し、内槽内の水位のバラツキや、洗剤の種類や量などが変わっても、泡の吐出量が一定範囲となる様にしている。
洗濯効率を向上させる従来技術として、特開2006−311886号公報(特許文献2)がある。この特許文献2の洗濯機は、その要約によれば、外箱の振動を直接検知して、外箱の振動の原因になっている回転駆動装置を的確に制御可能にし、洗濯機の使用者が抱く外箱の振動に対する不満に適切に対応して、より効果的な脱水を行おうとするものである。
洗濯効率を向上させる従来技術として、特開2011−245268号公報(特許文献3)がある。この特許文献3のドラム式洗濯機は、その要約によれば、一度に洗濯する洗濯物が多い場合で、ドラム内一杯に洗濯物を詰め込むような状態であっても、洗濯物に効率良く洗濯水を浸透させることができ、洗濯物の洗浄効率を良くすることを目的としている。
上述したように、特許文献1の洗濯機は、発生した泡を上方へ揚水して流下させる機構を発明の要旨としており、ドラムの回転数を制御して洗濯効率の向上を図るものではない。また、特許文献2の洗濯機は、外箱の振動を所定値以下にするようにドラムの回転数を制御するもので、ドラムの回転数を制御して洗濯効率の向上を図る機構を有していない。
特に、特許文献3のドラム式洗濯機は、ドラム回転数を制御する機構を有している。この洗濯機は、ドラム内に大量の洗濯物を詰め込んだ場合でも、洗い動作中に洗濯物の一部がドラムの内周部に張り付く以上の回転数でドラムを回転させる高速回転動作を行って、この高速回転動作中に循環ポンプを作動させて散水口部からドラム内に散水する機構を取っている。
特許文献3の図1のフローには、ドラム回転A(40〜60rpm)とドラム回転B(70〜120rpm)の2回転数領域を選択する機構が示されている。また、図10のフローでは、ドラム回転A(40〜60rpm)とドラム回転B(80又は100rpm)の2回転数領域を選択する機構が示されている。このような回転数領域から判断すると、特許文献3のドラム式洗濯機は洗濯物質量が10kg以下の家庭用洗濯機を対象としており、家庭用洗濯機に限定された回転数制御機構を有すると考えられる。洗濯物質量が50kgを超えるような業務用洗濯機の場合には、一度に大量の洗濯物をドラム内に装入するから、前記のような回転数領域の選択ではとても洗濯効率の向上を望むことは不可能である。業務用洗濯機の場合には、洗濯物に応じて新たに最適回転数を導出する必要がある。
そこで、本願発明者等は、大型の業務用洗濯機を用いて掃除により汚染されたマットやモップを洗濯水と洗剤により洗濯する試験を繰り返し、被洗物質量が50kg〜200kgの範囲の大量の被洗物を洗濯ドラムに投入して洗濯する場合に、被洗物がマットのときにはドラムの回転数が20rpm〜30rpmの範囲のときに洗濯効率が急激に増大し、被洗物がモップのときにはドラムの回転数が30rpm〜40rpmのときに洗濯効率が急激に増大することを発見するに至った。
また、マットやモップの商品種毎に洗浄試験を繰り返した結果、商品種毎に最大洗浄効率を得る最適回転数を発見し、マットの各商品種の最適回転数が20rpm〜30rpmの範囲に分散し、モップの各商品種の最適回転数が30rpm〜40rpmの範囲に分散することを発見したものである。
また、最適回転数の有する物理的意味を追求した結果、被洗物がマットのときには、主としてマットは集団状態で揉み洗いされながら放物軌道を描いて落下してゆき、放物軌道に沿った放物軌道距離が最大になる回転数がマットの洗濯効率を最大にする最適回転数を与えることを発見するに至った。同時に、被洗物がモップのときには、主としてモップは個々バラバラに放物軌道を描いて落下して叩き洗いされ、放物軌道の頂点が最高位置になって落下高さが最大になる回転数がモップの洗濯効率を最大にする最適回転数を与えることを発見するに至ったのである。
また、最適回転数の有する物理的意味を追求した結果、被洗物がマットのときには、主としてマットは集団状態で揉み洗いされながら放物軌道を描いて落下してゆき、放物軌道に沿った放物軌道距離が最大になる回転数がマットの洗濯効率を最大にする最適回転数を与えることを発見するに至った。同時に、被洗物がモップのときには、主としてモップは個々バラバラに放物軌道を描いて落下して叩き洗いされ、放物軌道の頂点が最高位置になって落下高さが最大になる回転数がモップの洗濯効率を最大にする最適回転数を与えることを発見するに至ったのである。
従って、本発明の目的は、被洗物質量が50kg〜200kgの範囲の大量の被洗物を洗濯ドラムに投入して洗濯する場合に、被洗物がマットのときには洗濯ドラムの回転数を20rpm〜30rpmの範囲に設定し、被洗物がモップのときには洗濯ドラムの回転数を30rpm〜40rpmの範囲に設定して洗濯する最適回転洗濯方法及び最適回転洗濯装置を提供することである。
本発明は、上記した課題を解決するために為されたものであり、本発明の第1の形態は、ケーシングの中に回転数を制御可能な洗濯ドラムを装備した洗濯機を使用し、前記洗濯ドラムの中に被洗物質量が50kg〜200kgの範囲の被洗物を投入し、前記洗濯ドラムの中に洗濯水と洗剤を投入して、前記洗濯ドラムを特定回転数で回転させて前記被洗物を洗濯する洗濯方法であり、前記被洗物がマットのときに前記特定回転数を20rpm〜30rpmの範囲に設定し、前記被洗物がモップのときに前記特定回転数を30rpm〜40rpmの範囲に設定して洗濯する最適回転洗濯方法である。
本発明の第2の形態は、前記被洗物がマットのときにマットの商品種が異なるのに対応して一対一の関係で前記特定回転数を20rpm〜30rpmの範囲に分散させ、前記被洗物がモップのときにモップの商品種が異なるのに対応して一対一の関係で前記特定回転数を30rpm〜40rpmの範囲に分散させる最適回転洗濯方法である。
本発明の第3の形態は、商品種が同一の被洗物を50kg〜200kgの範囲の質量だけ前記洗濯ドラムに投入し、前記被洗物の中に人工汚染布を配置し、ここで人工汚染布とは白布を人工的に所定濃度に汚染させた布であり、前記回転数だけを変化させて他の条件を同一にして前記被洗物を洗濯し、前記回転数を変更する毎に前記人工汚染布の洗浄率を下記(1)式に従って導出し、
洗浄率=(人工汚染布の洗濯後反射率―人工汚染布の洗濯前反射率)
/(白布の反射率―人工汚染布の洗濯前反射率) (1)
ここで反射率とは汚染が少ない程数値が高くなる光学的反射率であり、前記洗浄率が最大になる回転数を最適回転数として商品種毎に前記最適回転数を導出し、複数の商品種のマットに対して前記最適回転数が20rpm〜30rpmの範囲に分散し、また複数の商品種のモップに対して前記最適回転数が30rpm〜40rpmの範囲に分散し、前記最適回転数を前記特定回転数として使用する最適回転洗濯方法である。
洗浄率=(人工汚染布の洗濯後反射率―人工汚染布の洗濯前反射率)
/(白布の反射率―人工汚染布の洗濯前反射率) (1)
ここで反射率とは汚染が少ない程数値が高くなる光学的反射率であり、前記洗浄率が最大になる回転数を最適回転数として商品種毎に前記最適回転数を導出し、複数の商品種のマットに対して前記最適回転数が20rpm〜30rpmの範囲に分散し、また複数の商品種のモップに対して前記最適回転数が30rpm〜40rpmの範囲に分散し、前記最適回転数を前記特定回転数として使用する最適回転洗濯方法である。
本発明の第4の形態は、商品種が同一の被洗物を50kg〜200kgの範囲の質量だけ前記洗濯ドラムに投入し、前記回転数だけを変化させて他の条件を同一にして前記洗濯ドラムを前記回転数で回転させると、前記被洗物がマットのときに主としてマットは集団状態で揉み洗いされながら放物軌道を描いて落下してゆき、放物軌道に沿った放物軌道距離が最大になる前記回転数がマットの洗濯効率を最大にする最適回転数を与え、前記被洗物がモップのときに主としてモップは個々バラバラに放物軌道を描いて落下して叩き洗いされ、放物軌道の頂点が最高位置になって落下高さが最大になる前記回転数がモップの洗濯効率を最大にする最適回転数を与え、複数の商品種のマットに関して前記最適回転数が20rpm〜30rpmの範囲に分散し、複数の商品種のモップに関して前記最適回転数が30rpm〜40rpmの範囲に分散し、前記最適回転数を前記特定回転数として使用する最適回転洗濯方法である。
本発明の第5の形態は、ケーシングと、前記ケーシングの中に同軸状に回転可能に配設された洗濯ドラムと、前記洗濯ドラムを回転駆動する回転モータと、前記洗濯ドラムの回転数を可変するインバータを装備した洗濯機を配置し、前記インバータに回転信号を送信する回転制御装置を配置し、前記回転制御装置は、前記回転信号を前記インバータに送信する中央演算処理装置CPUと、被洗物の商品種を入力する入力装置と、制御プログラムを保存するリードオンリメモリROMと、一時データを保存するランダムアクセスメモリRAMと、前記洗濯ドラムの回転数と前記洗濯ドラムに投入される被洗物の商品種との対応データを保存する対応メモリCMと、演算状態を外部に出力する出力装置からなり、前記被洗物がマットのときには20rpm〜30rpmの範囲の特定回転数が前記回転数として前記対応メモリCMに保存され、前記被洗物がモップのときには30rpm〜40rpmの範囲の特定回転数が前記回転数として前記対応メモリCMに保存され、前記被洗物の商品種が入力されると前記対応メモリCMから前記特定回転数が選択されて前記インバータに出力され前記洗濯ドラムを前記特定回転数で回転させる最適回転洗濯装置である。
本発明の第6の形態は、前記制御プログラムは、被洗物の商品種が入力されるステップと、被洗物の商品種に対応する特定回転数を導出するステップと、特定回転数で洗濯ドラムを回転させる洗濯モータオンのステップと、洗濯ドラムを洗濯時間経過後に停止させる洗濯モータオフのステップを少なくとも有する最適回転洗濯装置である。
本発明の第7の形態は、商品種が同一の被洗物を50kg〜200kgの範囲の質量だけ前記洗濯ドラムに投入し、前記被洗物の中に人工汚染布を配置し、ここで人工汚染布とは白布を人工的に所定濃度に汚染させた布であり前記回転数だけを変化させて他の条件を同一にして前記被洗物を洗濯し、前記回転数を変更する毎に前記人工汚染布の洗浄率を下記(1)式に従って導出し、
洗浄率=(人工汚染布の洗濯後反射率―人工汚染布の洗濯前反射率)
/(白布の反射率―人工汚染布の洗濯前反射率) (1)
ここで反射率とは汚染が少ない程数値が高くなる光学的反射率であり、洗浄率が最大になる回転数を最適回転数として商品種毎に前記最適回転数を導出し、複数の商品種のマットに対して前記最適回転数が20rpm〜30rpmの範囲に分散し、また複数の商品種のモップに対して前記最適回転数が30rpm〜40rpmの範囲に分散し、前記最適回転数が前記特定回転数として前記対応メモリに保存される最適回転洗濯装置である。
洗浄率=(人工汚染布の洗濯後反射率―人工汚染布の洗濯前反射率)
/(白布の反射率―人工汚染布の洗濯前反射率) (1)
ここで反射率とは汚染が少ない程数値が高くなる光学的反射率であり、洗浄率が最大になる回転数を最適回転数として商品種毎に前記最適回転数を導出し、複数の商品種のマットに対して前記最適回転数が20rpm〜30rpmの範囲に分散し、また複数の商品種のモップに対して前記最適回転数が30rpm〜40rpmの範囲に分散し、前記最適回転数が前記特定回転数として前記対応メモリに保存される最適回転洗濯装置である。
本発明の第8の形態は、商品種が同一の被洗物を50kg〜200kgの範囲の質量だけ前記洗濯ドラムに投入し、前記回転数だけを変化させて他の条件を同一にして前記洗濯ドラムを前記回転数で回転させると、前記被洗物がマットのときに主としてマットは集団状態で揉み洗いされながら放物軌道を描いて落下してゆき、放物軌道に沿った放物軌道距離が最大になる前記回転数がマットの洗濯効率を最大にする最適回転数を与え、前記被洗物がモップのときに主としてモップは個々バラバラに放物軌道を描いて落下して叩き洗いされ、放物軌道の頂点が最高位置になって落下高さが最大になる前記回転数がモップの洗濯効率を最大にする最適回転数を与え、複数の商品種のマットに関して前記最適回転数が20rpm〜30rpmの範囲に分散し、複数の商品種のモップに関して前記最適回転数が30rpm〜40rpmの範囲に分散し、前記最適回転数が前記特定回転数として前記対応メモリに保存される最適回転洗濯装置である。
本発明の第1の形態によれば、ケーシングの中に回転数を制御可能な洗濯ドラムを装備した洗濯機を使用し、前記洗濯ドラムの中に被洗物質量が50kg〜200kgの範囲の被洗物を投入し、前記洗濯ドラムの中に洗濯水と洗剤を投入して、前記洗濯ドラムを特定回転数で回転させて前記被洗物を洗濯する洗濯方法が提供される。回転数が制御可能な洗濯機を対象とし、例えばインバータ等により回転数可変な洗濯機を用いた洗濯方法である。
本形態においては、前記被洗物がマットのときに、前記特定回転数が20rpm〜30rpmの範囲に設定され、前記被洗物がモップのときには、前記特定回転数が30rpm〜40rpmの範囲に設定され、モップやマットに対してこれらの回転数を使用することにより、洗濯効率を高効率にして洗濯する最適回転洗濯方法が提供される。
前述したように、本願発明者等は、大型の業務用洗濯機を用いて掃除により汚染されたマットやモップを洗濯水と洗剤により洗濯する試験を繰り返した。被洗物質量が50kg〜200kgの範囲の大量の被洗物を洗濯ドラムに投入して洗濯試験を繰り返した結果、被洗物がマットのときには、ドラムの回転数が20rpm〜30rpmの範囲のときに洗濯効率が急激に増大し、被洗物がモップのときには、ドラムの回転数が30rpm〜40rpmのときに洗濯効率が急激に増大することを発見するに至った。これらの発見は、回転数を可変できる業務用洗濯機の出現により初めて為されたもので、掃除により強度に汚染されたマットやモップを洗濯する際に、回転数を変化させて最適回転数条件を導出して洗濯効率と経済効率を向上させる試験中に発見されたものである。
本形態においては、前記被洗物がマットのときに、前記特定回転数が20rpm〜30rpmの範囲に設定され、前記被洗物がモップのときには、前記特定回転数が30rpm〜40rpmの範囲に設定され、モップやマットに対してこれらの回転数を使用することにより、洗濯効率を高効率にして洗濯する最適回転洗濯方法が提供される。
前述したように、本願発明者等は、大型の業務用洗濯機を用いて掃除により汚染されたマットやモップを洗濯水と洗剤により洗濯する試験を繰り返した。被洗物質量が50kg〜200kgの範囲の大量の被洗物を洗濯ドラムに投入して洗濯試験を繰り返した結果、被洗物がマットのときには、ドラムの回転数が20rpm〜30rpmの範囲のときに洗濯効率が急激に増大し、被洗物がモップのときには、ドラムの回転数が30rpm〜40rpmのときに洗濯効率が急激に増大することを発見するに至った。これらの発見は、回転数を可変できる業務用洗濯機の出現により初めて為されたもので、掃除により強度に汚染されたマットやモップを洗濯する際に、回転数を変化させて最適回転数条件を導出して洗濯効率と経済効率を向上させる試験中に発見されたものである。
本発明の第2の形態によれば、前記被洗物がマットのときにマットの商品種が異なるのに対応して一対一の関係で前記特定回転数を20rpm〜30rpmの範囲に分散させ、前記被洗物がモップのときにモップの商品種が異なるのに対応して一対一の関係で前記特定回転数を30rpm〜40rpmの範囲に分散させる最適回転洗濯方法が提供される。
被洗物がマットの場合に、マットの商品種を変更すると洗濯効率を高効率化する回転数、即ち特定回転数は当然変化する。各種のマット商品種について回転数を変化させて洗濯効率を求めた結果、マット商品種毎に特定回転数は変化し、マットの特定回転数は20rpm〜30rpmの範囲に分散することが分かった。
また、被洗物がモップの場合に、モップの商品種を変更すると洗濯効率を高効率化する回転数、即ち特定回転数も変化した。各種のモップ商品種について回転数を変化させて洗濯効率を求めた結果、モップ商品種毎に特定回転数が変化し、モップの特定回転数は30rpm〜40rpmの範囲に分散することが同様に分かり、本発明形態が得られたものである。
被洗物がマットの場合に、マットの商品種を変更すると洗濯効率を高効率化する回転数、即ち特定回転数は当然変化する。各種のマット商品種について回転数を変化させて洗濯効率を求めた結果、マット商品種毎に特定回転数は変化し、マットの特定回転数は20rpm〜30rpmの範囲に分散することが分かった。
また、被洗物がモップの場合に、モップの商品種を変更すると洗濯効率を高効率化する回転数、即ち特定回転数も変化した。各種のモップ商品種について回転数を変化させて洗濯効率を求めた結果、モップ商品種毎に特定回転数が変化し、モップの特定回転数は30rpm〜40rpmの範囲に分散することが同様に分かり、本発明形態が得られたものである。
次に、前記洗濯効率を下記の洗浄率により数値的に導出し、この場合に導出された前記特定回転数及び前記洗濯条件の夫々を最適回転数及び最適洗濯条件と称し、最適洗濯条件下での最適回転洗濯方法が提供される。
即ち、本発明の第3の形態によれば、商品種が同一の被洗物を50kg〜200kgの範囲の質量だけ前記洗濯ドラムに投入し、前記被洗物の中に人工汚染布を配置し、ここで人工汚染布とは白布を人工的に所定濃度に汚染させた布であり、前記回転数だけを変化させて他の条件を同一にして前記被洗物を洗濯し、前記回転数を変更する毎に前記人工汚染布の洗浄率を下記(1)式に従って導出する最適回転洗濯方法が提供される。
洗浄率=(人工汚染布の洗濯後反射率―人工汚染布の洗濯前反射率)
/(白布の反射率―人工汚染布の洗濯前反射率) (1)
ここで反射率とは汚染が少ない程数値が高くなる光学的反射率である。白布は洗濯ドラムには投入されず、被洗物に拡げた状態で取着された人工汚染布が洗濯ドラム内に投入され、回転数を変更する毎に各反射率が測定されて洗浄率が導出された。そして、洗浄率が最大になる回転数が最適回転数として商品種毎に最適回転数が導出された。
この結果、複数の商品種のマットに対しては、前記最適回転数が20rpm〜30rpmの範囲に分散することが分かった。同様に、複数の商品種のモップに対しても同様の方法で最適回転数が導出され、最適回転数が30rpm〜40rpmの範囲に分散することが分かった。これらの結果から、本形態では、導出された前記最適回転数が第2形態の特定回転数として使用される最適回転洗濯方法が提供される。
即ち、本発明の第3の形態によれば、商品種が同一の被洗物を50kg〜200kgの範囲の質量だけ前記洗濯ドラムに投入し、前記被洗物の中に人工汚染布を配置し、ここで人工汚染布とは白布を人工的に所定濃度に汚染させた布であり、前記回転数だけを変化させて他の条件を同一にして前記被洗物を洗濯し、前記回転数を変更する毎に前記人工汚染布の洗浄率を下記(1)式に従って導出する最適回転洗濯方法が提供される。
洗浄率=(人工汚染布の洗濯後反射率―人工汚染布の洗濯前反射率)
/(白布の反射率―人工汚染布の洗濯前反射率) (1)
ここで反射率とは汚染が少ない程数値が高くなる光学的反射率である。白布は洗濯ドラムには投入されず、被洗物に拡げた状態で取着された人工汚染布が洗濯ドラム内に投入され、回転数を変更する毎に各反射率が測定されて洗浄率が導出された。そして、洗浄率が最大になる回転数が最適回転数として商品種毎に最適回転数が導出された。
この結果、複数の商品種のマットに対しては、前記最適回転数が20rpm〜30rpmの範囲に分散することが分かった。同様に、複数の商品種のモップに対しても同様の方法で最適回転数が導出され、最適回転数が30rpm〜40rpmの範囲に分散することが分かった。これらの結果から、本形態では、導出された前記最適回転数が第2形態の特定回転数として使用される最適回転洗濯方法が提供される。
更に、前記洗濯効率を下記の物理的な最適洗濯運動形態から導出し、この場合に導出された前記特定回転数及び前記洗濯条件の夫々を最適回転数及び最適洗濯条件と称し、最適洗濯条件下での最適回転洗濯方法が提供される。
即ち、本発明の第4の形態によれば、商品種が同一の被洗物を50kg〜200kgの範囲の質量だけ前記洗濯ドラムに投入し、前記回転数だけを変化させて他の条件を同一にして前記洗濯ドラムを前記回転数で回転させるとマットとモップでは洗濯される際の運動形態が異なり、このことから最適洗濯運動形態が異なる最適回転洗濯方法が提供される。
前記被洗物がマットのときには、主としてマットは集団状態で揉み洗いされながら放物軌道を描いて落下してゆき、揉み洗い時間が最大になるために放物軌道に沿った放物軌道距離が最大になる回転数がマットの洗濯効率を最大にする最適回転数を与えることが分かった。また、前記被洗物がモップのときには、主としてモップは個々バラバラに放物軌道を描いて落下して叩き洗いされ、叩き洗いの衝撃が最大になるために放物軌道の頂点が最高位置になって落下高さが最大になる回転数がモップの洗濯効率を最大にする最適回転数を与えることが分かった。このように、マットでは最大の放物軌道距離を与える最適回転数、またモップでは最大の落下高さを与える最適回転数による最適回転洗濯方法が提供される。
本発明者等は鋭意研究をすることにより、複数の商品種のマットに関して前記最適回転数が20rpm〜30rpmの範囲に分散することを発見し、同様に複数の商品種のモップに関して前記最適回転数が30rpm〜40rpmの範囲に分散することも発見した。これらの結果は洗浄率から導出された最適回転数と同様であり、マットでは最大の放物軌道距離から、またモップでは最大の落下高さから最適回転数導出してもよく、本形態ではこの最適回転数を前記特定回転数として使用する最適回転洗濯方法が提供される。
以上のように、第3形態では洗浄率から数値的に最適回転数が導出され、当該第4形態では最適洗濯運動形態から最適回転数が導出され、これらの最適回転数を使用する最適回転洗濯方法が本発明者等により初めて実現されたものである。
即ち、本発明の第4の形態によれば、商品種が同一の被洗物を50kg〜200kgの範囲の質量だけ前記洗濯ドラムに投入し、前記回転数だけを変化させて他の条件を同一にして前記洗濯ドラムを前記回転数で回転させるとマットとモップでは洗濯される際の運動形態が異なり、このことから最適洗濯運動形態が異なる最適回転洗濯方法が提供される。
前記被洗物がマットのときには、主としてマットは集団状態で揉み洗いされながら放物軌道を描いて落下してゆき、揉み洗い時間が最大になるために放物軌道に沿った放物軌道距離が最大になる回転数がマットの洗濯効率を最大にする最適回転数を与えることが分かった。また、前記被洗物がモップのときには、主としてモップは個々バラバラに放物軌道を描いて落下して叩き洗いされ、叩き洗いの衝撃が最大になるために放物軌道の頂点が最高位置になって落下高さが最大になる回転数がモップの洗濯効率を最大にする最適回転数を与えることが分かった。このように、マットでは最大の放物軌道距離を与える最適回転数、またモップでは最大の落下高さを与える最適回転数による最適回転洗濯方法が提供される。
本発明者等は鋭意研究をすることにより、複数の商品種のマットに関して前記最適回転数が20rpm〜30rpmの範囲に分散することを発見し、同様に複数の商品種のモップに関して前記最適回転数が30rpm〜40rpmの範囲に分散することも発見した。これらの結果は洗浄率から導出された最適回転数と同様であり、マットでは最大の放物軌道距離から、またモップでは最大の落下高さから最適回転数導出してもよく、本形態ではこの最適回転数を前記特定回転数として使用する最適回転洗濯方法が提供される。
以上のように、第3形態では洗浄率から数値的に最適回転数が導出され、当該第4形態では最適洗濯運動形態から最適回転数が導出され、これらの最適回転数を使用する最適回転洗濯方法が本発明者等により初めて実現されたものである。
本発明の第5の形態によれば、ケーシングと、前記ケーシングの中に同軸状に回転可能に配設された洗濯ドラムと、前記洗濯ドラムを回転駆動する回転モータと、前記洗濯ドラムの回転数を可変するインバータを装備した洗濯機を配置し、前記インバータに回転信号を送信する回転制御装置を配置し、前記回転制御装置は、前記回転信号を前記インバータに送信する中央演算処理装置CPUと、被洗物の商品種を入力する入力装置と、制御プログラムを保存するリードオンリメモリROMと、一時データを保存するランダムアクセスメモリRAMと、前記洗濯ドラムの回転数と前記洗濯ドラムに投入される被洗物の商品種との対応データを保存する対応メモリCMと、演算状態を外部に出力する出力装置から構成される最適回転洗濯装置が提供される。当該最適回転洗濯装置の構成上の特徴は、洗濯ドラムの回転数と前記洗濯ドラムに投入される被洗物の商品種との対応データを保存する対応メモリCMが組み込まれていることである。入力装置から被洗物の商品種が入力されると、この商品種に対応するドラムの回転数が対応メモリCMから選択され、この回転数が中央演算処理装置CPUから前記インバータに対し出力されて、洗濯ドラムを回転モータにより前記回転数で回転することができる。一方向回転や正逆回転、また断続回転など種々の回転駆動がなされ、洗濯ドラム内の被洗物を最高洗濯条件で洗濯することが可能になる。
また、前記被洗物がマットのときには20rpm〜30rpmの範囲の特定回転数が前記回転数として前記対応メモリCMに保存され、前記被洗物がモップのときには30rpm〜40rpmの範囲の特定回転数が前記回転数として前記対応メモリCMに保存されているから、前記被洗物の商品種が入力されると前記対応メモリCMから前記特定回転数が選択されて前記インバータに出力され前記洗濯ドラムを前記特定回転数で回転させる最適回転洗濯装置が提供される。前述したように、マットは20rpm〜30rpmの範囲の特定回転数で洗濯効率が向上し、モップは30rpm〜40rpmの範囲の特定回転数で洗濯効率が向上することが本発明で初めて明らかにされた。本形態の最適回転洗濯装置を用いれば、マットやモップの洗濯効率を高効率に実現することが可能になる。
また、前記被洗物がマットのときには20rpm〜30rpmの範囲の特定回転数が前記回転数として前記対応メモリCMに保存され、前記被洗物がモップのときには30rpm〜40rpmの範囲の特定回転数が前記回転数として前記対応メモリCMに保存されているから、前記被洗物の商品種が入力されると前記対応メモリCMから前記特定回転数が選択されて前記インバータに出力され前記洗濯ドラムを前記特定回転数で回転させる最適回転洗濯装置が提供される。前述したように、マットは20rpm〜30rpmの範囲の特定回転数で洗濯効率が向上し、モップは30rpm〜40rpmの範囲の特定回転数で洗濯効率が向上することが本発明で初めて明らかにされた。本形態の最適回転洗濯装置を用いれば、マットやモップの洗濯効率を高効率に実現することが可能になる。
本発明の第6の形態によれば、前記制御プログラムは、被洗物の商品種が入力されるステップと、被洗物の商品種に対応する特定回転数を導出するステップと、特定回転数で洗濯ドラムを回転させる洗濯モータオンのステップと、洗濯ドラムを洗濯時間経過後に停止させる洗濯モータオフのステップを少なくとも有する最適回転洗濯装置が提供される。
最適回転洗濯装置には、被洗物の商品種を入力する入力装置と、洗濯ドラムの回転数と前記洗濯ドラムに投入される被洗物の商品種との対応表を保存する対応メモリCMが組み込まれている。従って、制御プログラムの進行に従って、被洗物の商品種が入力されるステップにより商品種が入力されると、被洗物の商品種に対応する特定回転数を導出するステップにより前記対応メモリから特定回転数が導出される。次に、特定回転数で洗濯ドラムを回転させる洗濯モータオンのステップにより回転モータが回転駆動され、洗濯ドラムを洗濯時間経過後に停止させる洗濯モータオフのステップにより洗濯ドラムが停止され、被洗物が特定回転数により所定時間だけ洗濯され、被洗物に対し高度の洗濯効率が実現されることができる。
最適回転洗濯装置には、被洗物の商品種を入力する入力装置と、洗濯ドラムの回転数と前記洗濯ドラムに投入される被洗物の商品種との対応表を保存する対応メモリCMが組み込まれている。従って、制御プログラムの進行に従って、被洗物の商品種が入力されるステップにより商品種が入力されると、被洗物の商品種に対応する特定回転数を導出するステップにより前記対応メモリから特定回転数が導出される。次に、特定回転数で洗濯ドラムを回転させる洗濯モータオンのステップにより回転モータが回転駆動され、洗濯ドラムを洗濯時間経過後に停止させる洗濯モータオフのステップにより洗濯ドラムが停止され、被洗物が特定回転数により所定時間だけ洗濯され、被洗物に対し高度の洗濯効率が実現されることができる。
本発明の第7の形態によれば、第3形態で詳述したのと同様に、洗濯効率を洗浄率により数値的に導出し、この場合に導出された特定回転数及び前記洗濯条件の夫々を最適回転数及び最適洗濯条件と称し、この最適洗濯条件下での最適回転洗濯装置が提供される。洗浄率による商品種毎の最適回転数の導出方法は第3形態と同一であるから、それを援用して茲ではその記載を省略する。
以上の結果、複数の商品種のマットに対しては、最適回転数が20rpm〜30rpmの範囲に分散することが分かった。同様に、複数の商品種のモップに対しても同様の方法で最適回転数が導出され、最適回転数が30rpm〜40rpmの範囲に分散することが分かった。これらの結果から、本形態では、導出された前記最適回転数が前記特定回転数として前記対応メモリに保存された最適回転洗濯装置が提供される。この最適回転洗濯装置を使用すれば、被洗物の商品種が入力されると、対応メモリからその商品種に対応する最適回転数が導出され、洗濯ドラムがこの回転数により回転駆動されて、被洗物を最高洗濯条件下で洗濯することができる。
以上の結果、複数の商品種のマットに対しては、最適回転数が20rpm〜30rpmの範囲に分散することが分かった。同様に、複数の商品種のモップに対しても同様の方法で最適回転数が導出され、最適回転数が30rpm〜40rpmの範囲に分散することが分かった。これらの結果から、本形態では、導出された前記最適回転数が前記特定回転数として前記対応メモリに保存された最適回転洗濯装置が提供される。この最適回転洗濯装置を使用すれば、被洗物の商品種が入力されると、対応メモリからその商品種に対応する最適回転数が導出され、洗濯ドラムがこの回転数により回転駆動されて、被洗物を最高洗濯条件下で洗濯することができる。
本発明の第8の形態によれば、第4形態で詳述したのと同様に、前記洗濯効率を物理的な最適洗濯運動形態から導出し、この場合に導出された特定回転数及び洗濯条件の夫々を最適回転数及び最適洗濯条件と称し、この最適洗濯条件下での最適回転洗濯装置が提供される。最適洗濯運動形態による商品種毎の最適回転数の導出方法は第4形態と同一であるから、それを援用して茲ではその記載を省略する。
以上の結果、複数の商品種のマットに対しては、最適回転数が20rpm〜30rpmの範囲に分散することが分かり、同様に、複数の商品種のモップに対しては、最適回転数が30rpm〜40rpmの範囲に分散することが分かった。当該第8形態では、導出された前記最適回転数が前記特定回転数として前記対応メモリに保存された最適回転洗濯装置が提供される。この最適回転洗濯装置を使用することにより、被洗物の商品種が入力されると、対応メモリからその商品種に対応する最適回転数が導出され、洗濯ドラムがこの回転数により回転駆動されて、被洗物を最高洗濯条件下で洗濯することが可能になる。
以上の結果、複数の商品種のマットに対しては、最適回転数が20rpm〜30rpmの範囲に分散することが分かり、同様に、複数の商品種のモップに対しては、最適回転数が30rpm〜40rpmの範囲に分散することが分かった。当該第8形態では、導出された前記最適回転数が前記特定回転数として前記対応メモリに保存された最適回転洗濯装置が提供される。この最適回転洗濯装置を使用することにより、被洗物の商品種が入力されると、対応メモリからその商品種に対応する最適回転数が導出され、洗濯ドラムがこの回転数により回転駆動されて、被洗物を最高洗濯条件下で洗濯することが可能になる。
以下に、本発明の商品識別式マット分類搬送装置の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1は、本発明に係る最適回転洗濯装置1の概略説明図である。
最適回転洗濯装置1は、内部にケーシング4と洗濯ドラム6を有する洗濯機2と、洗濯ドラム6を回転駆動する回転モータ20と、洗濯ドラム6の回転数を所望回転数に変更できるインバータ22と、インバータ22に回転数変更信号を送信する回転制御装置Cから構成されている。洗濯ドラム6の内周面には適当位置に被洗物16を掻き上げるビータ10が設けられている。
洗濯ドラム6の中にはマットやモップ等の被洗物16が所定質量だけ投入されており、洗濯水12は水面14の位置まで注入されている。洗濯水12には所定量の洗剤も溶解混入され、洗濯水12は洗濯ドラム6に無数にパンチングされた孔からケーシング4にまで通水されている。
図1では、洗濯ドラム6は回転中心8を中心に矢印a方向に所定回転数で回転しており、被洗物16はビータ10により掻き上げられて図示するように左上方へと嵩高に盛り上がっている。一方向回転動作、正逆回転動作又は断続回転動作により被洗物16は洗濯ドラム6の内部を回転落下し、次第に洗濯水12により洗濯されてゆく。
図1は、本発明に係る最適回転洗濯装置1の概略説明図である。
最適回転洗濯装置1は、内部にケーシング4と洗濯ドラム6を有する洗濯機2と、洗濯ドラム6を回転駆動する回転モータ20と、洗濯ドラム6の回転数を所望回転数に変更できるインバータ22と、インバータ22に回転数変更信号を送信する回転制御装置Cから構成されている。洗濯ドラム6の内周面には適当位置に被洗物16を掻き上げるビータ10が設けられている。
洗濯ドラム6の中にはマットやモップ等の被洗物16が所定質量だけ投入されており、洗濯水12は水面14の位置まで注入されている。洗濯水12には所定量の洗剤も溶解混入され、洗濯水12は洗濯ドラム6に無数にパンチングされた孔からケーシング4にまで通水されている。
図1では、洗濯ドラム6は回転中心8を中心に矢印a方向に所定回転数で回転しており、被洗物16はビータ10により掻き上げられて図示するように左上方へと嵩高に盛り上がっている。一方向回転動作、正逆回転動作又は断続回転動作により被洗物16は洗濯ドラム6の内部を回転落下し、次第に洗濯水12により洗濯されてゆく。
図2は、本発明において、商品種B2マットの最適回転数の導出説明図である。商品種とは商品名に相当し、商品種が同一のマットは同一のマット特性を有している。商品種B2のマットを最大効率で洗濯できる洗濯ドラム6の回転数を最適回転数と称し、図2に示される試験でB2マットの最適回転数を導出する。
本発明者等は当該試験をマット洗浄率測定試験と称し、200kg業務用洗濯機を用い、洗濯ドラム6の内部に被洗物16として商品種B2のマットを200kg投入する。200kgのマットは全て新品のマットであり、この中から10枚のマットを抜き取り、10枚のマットの夫々に1枚ずつ人工汚染布を張り付けた。この人工汚染布は鉱物油を含浸させ且つススで汚染されたEMPA106と称される基準となる汚染布である。鉱物油も含浸せず全く汚染されていない布を白布と呼ぶ。
上記200kgのB2マットを所定の回転数(rpm)で洗濯する。同時に、10枚の人工汚染布の洗濯前反射率と洗濯後反射率を光学的に測定し、同時に洗濯していない1枚の白布の反射率を光学的に測定した。その結果、10枚の汚染布の洗浄率を下記(1)式に従って導出した。
洗浄率=(人工汚染布の洗濯後反射率―人工汚染布の洗濯前反射率)
/(白布の反射率―人工汚染布の洗濯前反射率) (1)
本発明者等は当該試験をマット洗浄率測定試験と称し、200kg業務用洗濯機を用い、洗濯ドラム6の内部に被洗物16として商品種B2のマットを200kg投入する。200kgのマットは全て新品のマットであり、この中から10枚のマットを抜き取り、10枚のマットの夫々に1枚ずつ人工汚染布を張り付けた。この人工汚染布は鉱物油を含浸させ且つススで汚染されたEMPA106と称される基準となる汚染布である。鉱物油も含浸せず全く汚染されていない布を白布と呼ぶ。
上記200kgのB2マットを所定の回転数(rpm)で洗濯する。同時に、10枚の人工汚染布の洗濯前反射率と洗濯後反射率を光学的に測定し、同時に洗濯していない1枚の白布の反射率を光学的に測定した。その結果、10枚の汚染布の洗浄率を下記(1)式に従って導出した。
洗浄率=(人工汚染布の洗濯後反射率―人工汚染布の洗濯前反射率)
/(白布の反射率―人工汚染布の洗濯前反射率) (1)
以上から所定回転数の洗濯により10個の洗浄率が導出され、前記所定回転数に対して平均の洗浄率と標準偏差が導出される。所定回転数は22、24、27、30、32、34rpmの6段階で実施された。
図2の表に示されるように、所定のマット回転数(rpm)が22、24、27、30、32、34の6段階の夫々に対し、平均の洗浄率(%)は5.1、5.5、3.8、2.4、3.2、2.9であり、夫々の標準偏差は3.6、1.8、1.9、2.6、3.6、2.5となった。
図2には、横軸を回転数(rpm)、縦軸を洗浄率(%)として平均の洗浄率(%)を折線グラフで表示し、標準偏差を上下の矢印幅で示した。この折線グラフからB2マットに関しては、回転数が24rpmのときに最大洗浄率5.5%に到達し、しかも24rpmで標準偏差が1.8と最低になることが分かった。従って、B2マットの最大洗浄率を与える最適回転数は24rpmであることが実験的に導出された。
図2の表に示されるように、所定のマット回転数(rpm)が22、24、27、30、32、34の6段階の夫々に対し、平均の洗浄率(%)は5.1、5.5、3.8、2.4、3.2、2.9であり、夫々の標準偏差は3.6、1.8、1.9、2.6、3.6、2.5となった。
図2には、横軸を回転数(rpm)、縦軸を洗浄率(%)として平均の洗浄率(%)を折線グラフで表示し、標準偏差を上下の矢印幅で示した。この折線グラフからB2マットに関しては、回転数が24rpmのときに最大洗浄率5.5%に到達し、しかも24rpmで標準偏差が1.8と最低になることが分かった。従って、B2マットの最大洗浄率を与える最適回転数は24rpmであることが実験的に導出された。
図3は、本発明において、商品種B2マットの最大メカニカルアクションを与える最適回転数が最大放物軌道距離に相当することを示す概略説明図である。
図中、洗濯ドラム6は内胴と表現されており、矢印方向に回転駆動される。内胴直径は1626mmであり、B2マットは相互に隙間を空けて積み重なるため、斜線で示されるマットボリュームの上限は中心線の上側に位置する太破線に達し、洗濯水12の水位は中心線の下側に位置する細破線である。本発明者等の基準により、マットボリュームは11、水位は6に相当する。
内胴(洗濯ドラム6)が矢印方向に回転するとき、本発明者等の観察によれば、マットは複数枚のマット群として図示されるような放物軌道を描いて落下し、放物軌道内でマットはマット群内で相互に揉み洗いされながら落下していることが分かった。揉み洗い時間が長い程洗浄力が増大するから、換言すると放物軌道距離が長い程洗浄力が増大することが結論された。本発明者等は洗浄力のことをメカニカルアクションと呼び、マットの最大メカニカルアクションは最大放物軌道距離であることを結論付けた。
図示するように、回転数(rpm)が22、24、27、30のときのB2マットの放物軌道を描くと、24rpmのときに最大メカニカルアクション、即ち最大放物軌道距離を与えることが分かる。このように、マットの最適洗濯運動形態を最大放物軌道距離として視覚的に導出することができ、B2マットの最適回転数は24rpmである。しかも、この結果は図2に示される洗浄率から数値的に導出された最適回転数=24rpmと一致することが実証された。
このように、洗浄率から数値的に導出された最適回転数と最大放物軌道距離として視覚的に導出された最適回転数が結果的に一致するということは極めて内容が深いことを意味する。
図中、洗濯ドラム6は内胴と表現されており、矢印方向に回転駆動される。内胴直径は1626mmであり、B2マットは相互に隙間を空けて積み重なるため、斜線で示されるマットボリュームの上限は中心線の上側に位置する太破線に達し、洗濯水12の水位は中心線の下側に位置する細破線である。本発明者等の基準により、マットボリュームは11、水位は6に相当する。
内胴(洗濯ドラム6)が矢印方向に回転するとき、本発明者等の観察によれば、マットは複数枚のマット群として図示されるような放物軌道を描いて落下し、放物軌道内でマットはマット群内で相互に揉み洗いされながら落下していることが分かった。揉み洗い時間が長い程洗浄力が増大するから、換言すると放物軌道距離が長い程洗浄力が増大することが結論された。本発明者等は洗浄力のことをメカニカルアクションと呼び、マットの最大メカニカルアクションは最大放物軌道距離であることを結論付けた。
図示するように、回転数(rpm)が22、24、27、30のときのB2マットの放物軌道を描くと、24rpmのときに最大メカニカルアクション、即ち最大放物軌道距離を与えることが分かる。このように、マットの最適洗濯運動形態を最大放物軌道距離として視覚的に導出することができ、B2マットの最適回転数は24rpmである。しかも、この結果は図2に示される洗浄率から数値的に導出された最適回転数=24rpmと一致することが実証された。
このように、洗浄率から数値的に導出された最適回転数と最大放物軌道距離として視覚的に導出された最適回転数が結果的に一致するということは極めて内容が深いことを意味する。
図4は、本発明において、商品種B1〜B4マットの最適回転数と最大洗浄率の一覧図である。B2マットに対する図2の手順を反復して、他のマットの商品種B1、B3、B4に対しても洗濯試験から洗浄率を導出し、最大メカニカルアクション、即ち最大洗浄率を与えるマット回転数を最適回転数として導出した。商品種B2マットの最適回転数の数値も一緒に組み込むと、商品種B1、B2、B3、B4の最大洗浄率(%)は4.5、5.5、5.0、3.9となり、そのマット回転数、即ち最適回転数(rpm)は22、24、27、29となることが分かった。
また、商品種B1、B3、B4に対して最大放物軌道距離として視覚的に導出された最適回転数(rpm)も22、27、29となり、洗浄率から数値的に導出された最適回転数と最大放物軌道距離として視覚的に導出された最適回転数が一致するという結果を与えた。
図4の結果から、マットの最大メカニカルアクション(最適回転数)を導出する方式として、洗浄率を測定して最大洗浄率を与える回転数で導出してもよいし、マットの最大放物軌道距離を与える回転数で視覚的に導出してもよい。
また、商品種B1、B3、B4に対して最大放物軌道距離として視覚的に導出された最適回転数(rpm)も22、27、29となり、洗浄率から数値的に導出された最適回転数と最大放物軌道距離として視覚的に導出された最適回転数が一致するという結果を与えた。
図4の結果から、マットの最大メカニカルアクション(最適回転数)を導出する方式として、洗浄率を測定して最大洗浄率を与える回転数で導出してもよいし、マットの最大放物軌道距離を与える回転数で視覚的に導出してもよい。
図5は、本発明において、商品種B1〜B4マットの回転数とマット洗浄率のグラフであり、20〜30rpmがマットの最適回転数であることの説明図である。
前述したように、商品種B1、B2、B3、B4の最大洗浄率(%)は4.5、5.5、5.0、3.9となり、そのマット回転数、即ち最適回転数(rpm)は22、24、27、29である。従って、マットを最大効率で洗濯するには、マットの商品種を特定し、このマット商品種に対する最適回転数で洗濯すれば良い。
また、次のようにも考えられる。これらのマットの最適回転数は全て20rpm〜30rpmに含まれていることが分かる。つまり、最適回転数を離れても、マットを20rpm〜30rpmの範囲内の特定回転数で洗濯すれば、マットを高洗浄率で洗濯できることを意味している。20rpm〜30rpmの回転数範囲はマットに固有の回転数範囲であり、最適回転数もその中に当然含まれており、この事実は本願発明者等によって初めて発見されたものである。
前述したように、商品種B1、B2、B3、B4の最大洗浄率(%)は4.5、5.5、5.0、3.9となり、そのマット回転数、即ち最適回転数(rpm)は22、24、27、29である。従って、マットを最大効率で洗濯するには、マットの商品種を特定し、このマット商品種に対する最適回転数で洗濯すれば良い。
また、次のようにも考えられる。これらのマットの最適回転数は全て20rpm〜30rpmに含まれていることが分かる。つまり、最適回転数を離れても、マットを20rpm〜30rpmの範囲内の特定回転数で洗濯すれば、マットを高洗浄率で洗濯できることを意味している。20rpm〜30rpmの回転数範囲はマットに固有の回転数範囲であり、最適回転数もその中に当然含まれており、この事実は本願発明者等によって初めて発見されたものである。
図6は、本発明において、商品種F2モップの最適回転数の導出説明図である。ここで商品種とは商品名に相当し、商品種が同一のモップは同一のモップ特性を有している。商品種F2のモップを最大効率で洗濯できる洗濯ドラム6の回転数を最適回転数と称し、図6に示される試験でF2モップの最適回転数を導出する。
本発明者等は当該試験をモップ洗浄率測定試験と称し、200kg業務用洗濯機を用い、洗濯ドラム6の内部に被洗物16として商品種F2のモップを160kg投入する。160kgのモップは全て新品のモップであり、この中から10個のモップを抜き取り、10個のモップの夫々に1枚ずつ人工汚染布を張り付ける。この人工汚染布は鉱物油を含浸させ且つススで汚染されたEMPA106と称される基準となる汚染布である。鉱物油も含浸せず全く汚染されていない布を白布と呼ぶ。
上記160kgのF2モップを所定の回転数(rpm)で洗濯する。同時に、10枚の人工汚染布の洗濯前反射率と洗濯後反射率を光学的に測定し、同時に洗濯していない1枚の白布の反射率を光学的に測定した。その結果、10枚の汚染布の洗浄率を下記(1)式に従って導出した。
洗浄率=(人工汚染布の洗濯後反射率−人工汚染布の洗濯前反射率)
/(白布の反射率−人工汚染布の洗濯前反射率) (1)
本発明者等は当該試験をモップ洗浄率測定試験と称し、200kg業務用洗濯機を用い、洗濯ドラム6の内部に被洗物16として商品種F2のモップを160kg投入する。160kgのモップは全て新品のモップであり、この中から10個のモップを抜き取り、10個のモップの夫々に1枚ずつ人工汚染布を張り付ける。この人工汚染布は鉱物油を含浸させ且つススで汚染されたEMPA106と称される基準となる汚染布である。鉱物油も含浸せず全く汚染されていない布を白布と呼ぶ。
上記160kgのF2モップを所定の回転数(rpm)で洗濯する。同時に、10枚の人工汚染布の洗濯前反射率と洗濯後反射率を光学的に測定し、同時に洗濯していない1枚の白布の反射率を光学的に測定した。その結果、10枚の汚染布の洗浄率を下記(1)式に従って導出した。
洗浄率=(人工汚染布の洗濯後反射率−人工汚染布の洗濯前反射率)
/(白布の反射率−人工汚染布の洗濯前反射率) (1)
以上から所定回転数の洗濯により10個の洗浄率が導出され、前記所定回転数に対して平均の洗浄率と標準偏差が導出される。所定回転数は25、27、30、32、34、38rpmの6段階で実施された。
図6の表に示されるように、所定のモップ回転数(rpm)が25、27、30、32、34、38の6段階の夫々に対し、平均の洗浄率(%)は−2.3、−0.9、−0.9、2.0、5.6、5.0であり、夫々の標準偏差は4.0、5.1、5.4、3.8、2.3、2.6となった。
図6には、横軸を回転数(rpm)、縦軸を洗浄率(%)として平均の洗浄率(%)を折線グラフで表示し、標準偏差を上下の矢印幅で示した。この折線グラフからF2モップに関しては、回転数が34rpmのときに最大洗浄率5.6%に到達し、しかも34rpmで標準偏差が2.3と最低になることが分かった。従って、F2モップの最大洗浄率を与える最適回転数は34rpmであることが実験的に導出された。
図6の表に示されるように、所定のモップ回転数(rpm)が25、27、30、32、34、38の6段階の夫々に対し、平均の洗浄率(%)は−2.3、−0.9、−0.9、2.0、5.6、5.0であり、夫々の標準偏差は4.0、5.1、5.4、3.8、2.3、2.6となった。
図6には、横軸を回転数(rpm)、縦軸を洗浄率(%)として平均の洗浄率(%)を折線グラフで表示し、標準偏差を上下の矢印幅で示した。この折線グラフからF2モップに関しては、回転数が34rpmのときに最大洗浄率5.6%に到達し、しかも34rpmで標準偏差が2.3と最低になることが分かった。従って、F2モップの最大洗浄率を与える最適回転数は34rpmであることが実験的に導出された。
図7は、本発明において、商品種F2モップの最大メカニカルアクションを与える最適回転数が最大落下高さに相当することを示す概略説明図である。
図中、洗濯ドラム6は内胴と表現されており、矢印方向に回転駆動される。内胴直径は1626mmであり、F2モップは相互に隙間を空けないで密に積み重なるため、斜線で示されるモップボリュームの上限は中心線の下側に位置する太破線に達し、洗濯水12の水位は中心線のかなり下側に位置する細破線である。本発明者等の基準により、モップボリュームは9、水位は6に相当する。
内胴(洗濯ドラム6)が矢印方向に回転するとき、本発明者等の観察によれば、モップは相互に単体で個々バラバラに図示されるような放物軌道を描いて落下し、最底部に落下して叩き洗いされることが分かった。落下高さが大きい程叩き衝撃力が大きく洗浄力が増大することが結論された。本発明者等は洗浄力のことをメカニカルアクションと呼び、モップの最大メカニカルアクションは最大落下高さであることを結論付けた。
図示するように、回転数(rpm)が30、32、34、38のときのF2モップの放物軌道を描くと、34rpmのときに最大メカニカルアクション、即ち最大落下高さを与えることが分かる。このように、モップの最適洗濯運動形態を最大落下高さとして視覚的に導出することができ、F2モップの最適回転数は34rpmである。しかも、この結果は図6に示される洗浄率から数値的に導出された最適回転数=34rpmと一致することが実証された。
このように、洗浄率から数値的に導出された最適回転数と最大落下高さとして視覚的に導出された最適回転数が結果的に一致することが明白となった。
図中、洗濯ドラム6は内胴と表現されており、矢印方向に回転駆動される。内胴直径は1626mmであり、F2モップは相互に隙間を空けないで密に積み重なるため、斜線で示されるモップボリュームの上限は中心線の下側に位置する太破線に達し、洗濯水12の水位は中心線のかなり下側に位置する細破線である。本発明者等の基準により、モップボリュームは9、水位は6に相当する。
内胴(洗濯ドラム6)が矢印方向に回転するとき、本発明者等の観察によれば、モップは相互に単体で個々バラバラに図示されるような放物軌道を描いて落下し、最底部に落下して叩き洗いされることが分かった。落下高さが大きい程叩き衝撃力が大きく洗浄力が増大することが結論された。本発明者等は洗浄力のことをメカニカルアクションと呼び、モップの最大メカニカルアクションは最大落下高さであることを結論付けた。
図示するように、回転数(rpm)が30、32、34、38のときのF2モップの放物軌道を描くと、34rpmのときに最大メカニカルアクション、即ち最大落下高さを与えることが分かる。このように、モップの最適洗濯運動形態を最大落下高さとして視覚的に導出することができ、F2モップの最適回転数は34rpmである。しかも、この結果は図6に示される洗浄率から数値的に導出された最適回転数=34rpmと一致することが実証された。
このように、洗浄率から数値的に導出された最適回転数と最大落下高さとして視覚的に導出された最適回転数が結果的に一致することが明白となった。
図8は、本発明において、商品種F1〜F4モップの最適回転数と最大洗浄率の一覧図である。F2モップに対する図6の手順を反復して、他のモップの商品種F1、F3、F4に対しても洗濯試験から洗浄率を導出し、最大メカニカルアクション、即ち最大洗浄率を与えるモップ回転数を最適回転数として導出した。商品種F2モップの最適回転数の数値も一緒に組み込むと、商品種F1、F2、F3、F4の最大洗浄率(%)は4.2、5.6、4.5、3.8となり、そのモップ回転数、即ち最適回転数(rpm)は31、34、37、39となることが分かった。
また、商品種F1、F3、F4に対して最大落下高さとして視覚的に導出された最適回転数(rpm)も31、37、39となり、洗浄率から数値的に導出された最適回転数と最大落下高さとして視覚的に導出された最適回転数が一致するという結果を与えた。
図8の結果から、モップの最大メカニカルアクション(最適回転数)を導出する方式として、洗浄率を測定して最大洗浄率を与える回転数で導出してもよいし、モップの最大落下高さを与える回転数で視覚的に導出してもよい。
また、商品種F1、F3、F4に対して最大落下高さとして視覚的に導出された最適回転数(rpm)も31、37、39となり、洗浄率から数値的に導出された最適回転数と最大落下高さとして視覚的に導出された最適回転数が一致するという結果を与えた。
図8の結果から、モップの最大メカニカルアクション(最適回転数)を導出する方式として、洗浄率を測定して最大洗浄率を与える回転数で導出してもよいし、モップの最大落下高さを与える回転数で視覚的に導出してもよい。
図9は、本発明において、商品種F1〜F4モップの回転数とモップ洗浄率のグラフであり、30〜40rpmがモップの最適回転数であることの説明図である。
前述したように、商品種F1、F2、F3、F4の最大洗浄率(%)は4.2、5.6、4.5、3.8となり、そのモップ回転数、即ち最適回転数(rpm)は31、34、37、39である。従って、モップを最大効率で洗濯するには、モップの商品種を特定し、このモップ商品種に対する最適回転数で洗濯すれば良い。
また、次のようにも考えられる。これらのモップの最適回転数は全て30rpm〜40rpmに含まれていることが分かる。つまり、最適回転数を離れても、モップを30rpm〜40rpmの範囲内の特定回転数で洗濯すれば、モップを高洗浄率で洗濯できることを意味している。30rpm〜40rpmの回転数範囲はモップに固有の回転数範囲であり、最適回転数もその中に当然含まれており、この事実は本願発明者等によって初めて発見されたものである。
前述したように、商品種F1、F2、F3、F4の最大洗浄率(%)は4.2、5.6、4.5、3.8となり、そのモップ回転数、即ち最適回転数(rpm)は31、34、37、39である。従って、モップを最大効率で洗濯するには、モップの商品種を特定し、このモップ商品種に対する最適回転数で洗濯すれば良い。
また、次のようにも考えられる。これらのモップの最適回転数は全て30rpm〜40rpmに含まれていることが分かる。つまり、最適回転数を離れても、モップを30rpm〜40rpmの範囲内の特定回転数で洗濯すれば、モップを高洗浄率で洗濯できることを意味している。30rpm〜40rpmの回転数範囲はモップに固有の回転数範囲であり、最適回転数もその中に当然含まれており、この事実は本願発明者等によって初めて発見されたものである。
図10は、本発明において、被洗物の商品種(マットとモップ)と最適回転数との対応データ図である。被洗物であるマット及びモップに対して行った洗濯試験から、各商品種に対する最適回転数(rpm)が一覧化されている。また、被洗物の商品種と最適回転数との対応データは、後述する対応メモリCMの保存され、制御プログラムの進行に従って、マットやモップに対する実際の洗濯に使用される。
内容的には、マット商品種がB1、B2、B3、B4に対するマット最適回転数は、22rpm、24rpm、27rpm、29rpmであり、モップ商品種がF1、F2、F3、F4に対するモップ最適回転数は、31rpm、34rpm、37rpm、39rpmである。従って、マット最適回転数は20rpm〜30rpmに含まれ、モップ最適回転数は30rpm〜40rpmに含まれる。
内容的には、マット商品種がB1、B2、B3、B4に対するマット最適回転数は、22rpm、24rpm、27rpm、29rpmであり、モップ商品種がF1、F2、F3、F4に対するモップ最適回転数は、31rpm、34rpm、37rpm、39rpmである。従って、マット最適回転数は20rpm〜30rpmに含まれ、モップ最適回転数は30rpm〜40rpmに含まれる。
図11は、本発明に係る最適回転洗濯装置1の詳細説明図である。最適回転洗濯装置1は、ケーシング4と被洗物16を収容する洗濯ドラム6を有した洗濯機2と、洗濯ドラム6を回転駆動する回転モータ20と、回転モータ20の回転数を多段に変更するインバータ22と、インバータ22に回転数制御信号を出力する回転制御装置Cから構成されている。
回転制御装置Cは、前記回転制御信号を前記インバータ22に送信する中央演算処理装置CPUと、被洗物の商品種を入力する入力装置Iと、演算状態を外部に出力する出力装置Oと、メモリ装置Mから構成される。メモリ装置Mは、制御プログラムを保存するリードオンリメモリROMと、一時データを保存するランダムアクセスメモリRAMと、前記洗濯ドラム6の回転数と前記洗濯ドラム6に投入される被洗物の商品種との対応データを保存する対応メモリCMからなる。
回転制御装置Cは、前記回転制御信号を前記インバータ22に送信する中央演算処理装置CPUと、被洗物の商品種を入力する入力装置Iと、演算状態を外部に出力する出力装置Oと、メモリ装置Mから構成される。メモリ装置Mは、制御プログラムを保存するリードオンリメモリROMと、一時データを保存するランダムアクセスメモリRAMと、前記洗濯ドラム6の回転数と前記洗濯ドラム6に投入される被洗物の商品種との対応データを保存する対応メモリCMからなる。
前記被洗物16がマットのときには20rpm〜30rpmの範囲の最適回転数が前記回転数として前記対応メモリCMに保存され、前記被洗物16がモップのときには30rpm〜40rpmの範囲の最適回転数が前記回転数として前記対応メモリCMに保存されている。前記被洗物16の商品種が入力されると前記対応メモリCMから前記最適回転数が選択され、当該最適回転数が前記インバータ22に出力され前記洗濯ドラム6を前記最適回転数で回転させるように構成されている。
図12は、本発明に係る最適回転洗濯装置1及び最適回転洗濯方法に使用される最適回転洗濯用の制御プログラムのフロー図である。
ステップS1では洗濯装置1の起動スイッチがオンされているかどうかが判断され、オンの場合にはステップS2で被洗物16の投入が完了したかどうかが判断され、完了した場合にはステップ3で商品種が入力されたかどうかが判断される。商品種が入力済みである場合には、ステップS4で対応メモリCMから最適回転数がセットされたかどうかが判断され、セットされた場合にはステップS5で洗濯時間がセットされたかどうかが判断される。
洗濯時間がセットされると、ステップS6で回転モータ20がオンとなって回転を開始し、ステップS7では洗濯時間が終了したかどうかが判断される。洗濯時間が終了していない場合には回転を継続する。洗濯時間が終了した場合には、ステップS8で回転モータ20がオフとなって回転を停止する。
ステップS9で再度洗濯するかどうかが判断され、再度洗濯する場合にはステップS6に戻って洗濯を開始する。再度洗濯しない場合にはステップS10で被洗物16が排出されたかどうかが判断され、搬出が完了した場合にはフローが終了する。
ステップS1では洗濯装置1の起動スイッチがオンされているかどうかが判断され、オンの場合にはステップS2で被洗物16の投入が完了したかどうかが判断され、完了した場合にはステップ3で商品種が入力されたかどうかが判断される。商品種が入力済みである場合には、ステップS4で対応メモリCMから最適回転数がセットされたかどうかが判断され、セットされた場合にはステップS5で洗濯時間がセットされたかどうかが判断される。
洗濯時間がセットされると、ステップS6で回転モータ20がオンとなって回転を開始し、ステップS7では洗濯時間が終了したかどうかが判断される。洗濯時間が終了していない場合には回転を継続する。洗濯時間が終了した場合には、ステップS8で回転モータ20がオフとなって回転を停止する。
ステップS9で再度洗濯するかどうかが判断され、再度洗濯する場合にはステップS6に戻って洗濯を開始する。再度洗濯しない場合にはステップS10で被洗物16が排出されたかどうかが判断され、搬出が完了した場合にはフローが終了する。
本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の技術的思想を逸脱しない範囲における種々変形例、設計変更などをその技術的範囲内に包含するものであることは云うまでもない。
本発明に係る最適回転洗濯方法及び最適回転洗濯装置によれば、被洗物質量が50kg〜200kgの範囲の大量の被洗物を洗濯ドラムに投入して洗濯する場合に、被洗物がマットのときにはドラムの回転数を20rpm〜30rpmの範囲に設定し、被洗物がモップのときにはドラムの回転数を30rpm〜40rpmに設定するから、高洗浄率の洗濯を実現でき、洗濯効率を増大することが可能になった。
また、マットやモップの商品種毎に最大洗浄効率を得る最適回転数を発見し、マットの各商品種の最適回転数が上記の20rpm〜30rpmの範囲内に分散し、モップの各商品種の最適回転数が上記の30rpm〜40rpmの範囲に分散することが分かり、マットやモップの商品種毎に最適回転数をセットしてマットやモップの洗浄率を格段に向上させることに成功した。
当該最適回転洗濯方法及び最適回転洗濯装置を用いることにより、洗浄率の向上のみならず、洗濯水や洗剤の低減化を達成し、モップやマットのレンタル業界に画期的な洗濯技術を導入するものである。
また、マットやモップの商品種毎に最大洗浄効率を得る最適回転数を発見し、マットの各商品種の最適回転数が上記の20rpm〜30rpmの範囲内に分散し、モップの各商品種の最適回転数が上記の30rpm〜40rpmの範囲に分散することが分かり、マットやモップの商品種毎に最適回転数をセットしてマットやモップの洗浄率を格段に向上させることに成功した。
当該最適回転洗濯方法及び最適回転洗濯装置を用いることにより、洗浄率の向上のみならず、洗濯水や洗剤の低減化を達成し、モップやマットのレンタル業界に画期的な洗濯技術を導入するものである。
1 最適回転洗濯装置
2 洗濯機
4 ケーシング
6 洗濯ドラム
8 回転中心
10 ビ―ター(掻き上げ板)
12 洗濯水
14 水面
16 被洗物
18 被洗物集団表面
20 回転モータ
22 インバータ
C 回転制御装置
CM 対応メモリ
CPU 中央演算処理装置
I 入力装置
M メモリ装置
O 出力装置
RAM ランダムアクセスメモリ
ROM リードオンリメモリ
2 洗濯機
4 ケーシング
6 洗濯ドラム
8 回転中心
10 ビ―ター(掻き上げ板)
12 洗濯水
14 水面
16 被洗物
18 被洗物集団表面
20 回転モータ
22 インバータ
C 回転制御装置
CM 対応メモリ
CPU 中央演算処理装置
I 入力装置
M メモリ装置
O 出力装置
RAM ランダムアクセスメモリ
ROM リードオンリメモリ
Claims (8)
- ケーシングの中に回転数を制御可能な洗濯ドラムを装備した洗濯機を使用し、前記洗濯ドラムの中に被洗物質量が50kg〜200kgの範囲の被洗物を投入し、前記洗濯ドラムの中に洗濯水と洗剤を投入して、前記洗濯ドラムを特定回転数で回転させて前記被洗物を洗濯する洗濯方法であり、前記被洗物がマットのときに前記特定回転数を20rpm〜30rpmの範囲に設定し、前記被洗物がモップのときに前記特定回転数を30rpm〜40rpmの範囲に設定して洗濯することを特徴とする最適回転洗濯方法。
- 前記被洗物がマットのときにマットの商品種が異なるのに対応して一対一の関係で前記特定回転数を20rpm〜30rpmの範囲に分散させ、前記被洗物がモップのときにモップの商品種が異なるのに対応して一対一の関係で前記特定回転数を30rpm〜40rpmの範囲に分散させる請求項1に記載の最適回転洗濯方法。
- 商品種が同一の被洗物を50kg〜200kgの範囲の質量だけ前記洗濯ドラムに投入し、前記被洗物の中に人工汚染布を配置し、ここで人工汚染布とは白布を人工的に所定濃度に汚染させた布であり、前記回転数だけを変化させて他の条件を同一にして前記被洗物を洗濯し、前記回転数を変更する毎に前記人工汚染布の洗浄率を下記(1)式に従って導出し、
洗浄率=(人工汚染布の洗濯後反射率―人工汚染布の洗濯前反射率)
/(白布の反射率―人工汚染布の洗濯前反射率) (1)
ここで反射率とは汚染が少ない程数値が高くなる光学的反射率であり、前記洗浄率が最大になる回転数を最適回転数として商品種毎に前記最適回転数を導出し、複数の商品種のマットに対して前記最適回転数が20rpm〜30rpmの範囲に分散し、また複数の商品種のモップに対して前記最適回転数が30rpm〜40rpmの範囲に分散し、前記最適回転数を前記特定回転数として使用する請求項2に記載の最適回転洗濯方法。 - 商品種が同一の被洗物を50kg〜200kgの範囲の質量だけ前記洗濯ドラムに投入し、前記回転数だけを変化させて他の条件を同一にして前記洗濯ドラムを前記回転数で回転させると、前記被洗物がマットのときに主としてマットは集団状態で揉み洗いされながら放物軌道を描いて落下してゆき、放物軌道に沿った放物軌道距離が最大になる前記回転数がマットの洗濯効率を最大にする最適回転数を与え、前記被洗物がモップのときに主としてモップは個々バラバラに放物軌道を描いて落下して叩き洗いされ、放物軌道の頂点が最高位置になって落下高さが最大になる前記回転数がモップの洗濯効率を最大にする最適回転数を与え、複数の商品種のマットに関して前記最適回転数が20rpm〜30rpmの範囲に分散し、複数の商品種のモップに関して前記最適回転数が30rpm〜40rpmの範囲に分散し、前記最適回転数を前記特定回転数として使用する請求項2に記載の最適回転洗濯方法。
- ケーシングと、前記ケーシングの中に同軸状に回転可能に配設された洗濯ドラムと、前記洗濯ドラムを回転駆動する回転モータと、前記洗濯ドラムの回転数を可変するインバータを装備した洗濯機を配置し、前記インバータに回転信号を送信する回転制御装置を配置し、前記回転制御装置は、前記回転信号を前記インバータに送信する中央演算処理装置CPUと、被洗物の商品種を入力する入力装置と、制御プログラムを保存するリードオンリメモリROMと、一時データを保存するランダムアクセスメモリRAMと、前記洗濯ドラムの回転数と前記洗濯ドラムに投入される被洗物の商品種との対応データを保存する対応メモリCMと、演算状態を外部に出力する出力装置からなり、前記被洗物がマットのときには20rpm〜30rpmの範囲の特定回転数が前記回転数として前記対応メモリCMに保存され、前記被洗物がモップのときには30rpm〜40rpmの範囲の特定回転数が前記回転数として前記対応メモリCMに保存され、前記被洗物の商品種が入力されると前記対応メモリCMから前記特定回転数が選択されて前記インバータに出力され前記洗濯ドラムを前記特定回転数で回転させることを特徴とする最適回転洗濯装置。
- 前記制御プログラムは、被洗物の商品種が入力されるステップと、被洗物の商品種に対応する特定回転数を導出するステップと、特定回転数で洗濯ドラムを回転させる洗濯モータオンのステップと、洗濯ドラムを洗濯時間経過後に停止させる洗濯モータオフのステップを少なくとも有する請求項5に記載の最適回転洗濯装置。
- 商品種が同一の被洗物を50kg〜200kgの範囲の質量だけ前記洗濯ドラムに投入し、前記被洗物の中に人工汚染布を配置し、ここで人工汚染布とは白布を人工的に所定濃度に汚染させた布であり、前記回転数だけを変化させて他の条件を同一にして前記被洗物を洗濯し、前記回転数を変更する毎に前記人工汚染布の洗浄率を下記(1)式に従って導出し、
洗浄率=(人工汚染布の洗濯後反射率―人工汚染布の洗濯前反射率)
/(白布の反射率―人工汚染布の洗濯前反射率) (1)
ここで反射率とは汚染が少ない程数値が高くなる光学的反射率であり、洗浄率が最大になる回転数を最適回転数として商品種毎に前記最適回転数を導出し、複数の商品種のマットに対して前記最適回転数が20rpm〜30rpmの範囲に分散し、また複数の商品種のモップに対して前記最適回転数が30rpm〜40rpmの範囲に分散し、前記最適回転数が前記特定回転数として前記対応メモリに保存される請求項5又は6に記載の最適回転洗濯装置。 - 商品種が同一の被洗物を50kg〜200kgの範囲の質量だけ前記洗濯ドラムに投入し、前記回転数だけを変化させて他の条件を同一にして前記洗濯ドラムを前記回転数で回転させると、前記被洗物がマットのときに主としてマットは集団状態で揉み洗いされながら放物軌道を描いて落下してゆき、放物軌道に沿った放物軌道距離が最大になる前記回転数がマットの洗濯効率を最大にする最適回転数を与え、前記被洗物がモップのときに主としてモップは個々バラバラに放物軌道を描いて落下して叩き洗いされ、放物軌道の頂点が最高位置になって落下高さが最大になる前記回転数がモップの洗濯効率を最大にする最適回転数を与え、複数の商品種のマットに関して前記最適回転数が20rpm〜30rpmの範囲に分散し、複数の商品種のモップに関して前記最適回転数が30rpm〜40rpmの範囲に分散し、前記最適回転数が前記特定回転数として前記対応メモリに保存される請求項5又は6に記載の最適回転洗濯装置。
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JP2014212965A JP2016077622A (ja) | 2014-10-17 | 2014-10-17 | 最適回転洗濯方法及び最適回転洗濯装置 |
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-
2014
- 2014-10-17 JP JP2014212965A patent/JP2016077622A/ja active Pending
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