JP2019050987A - 水位連動回転数自動追随型の洗濯方法及び洗濯装置 - Google Patents
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Abstract
Description
特許文献1の洗濯方法は、ドラム式の洗濯機において、被洗物の商品種ごとに洗浄効率を最大にする最適回転数を、人工汚染布の洗濯前後の光学的反射率から実験的に求め、或いは、被洗物が描く放物軌道の態様から視覚的に求めて、ドラムをその最適回転数で回転させて洗濯する方法である。
しかし、特許文献3には、最適な回転速度が水位とともに変動し得るというアイデアは開示されていない。
布傷みが生じないような最低限の水位を確保することである(段落0012等)。つまり、同文献には、洗浄効率を最大にする最適回転数と言うアイデアも、最適回転数が水位に依存することも、ドラムの回転数を洗濯機内の水位に依存した最適回転数にリアルタイムで追随させて洗濯するという技術的思想も、一切開示されていない。
特許文献2は、異なる種類の被洗物に対して、適する洗濯回転速度を選ぶことを開示しているが、上記の適する洗濯回転速度が水位に依存して変動し得ることは開示していない。
特許文献3は、ドラムの1回転中の回転速度を可変として洗濯時間の短縮と被洗物の張りつき防止の両立を図ることを開示しているが、最適な回転速度が水位とともに変動し得るというアイデアは開示していない。
特許文献4には、回転翼を回転させても布傷みが生じないような最低限の水位を確保するために、水位の上昇或いは下降に並行して回転翼の回転数を上昇或いは下降させることは開示されているが、洗浄効率を最大にする最適回転数と言うアイデアも、最適回転数が水位に依存することも一切、開示されていない。
最大メカニカルアクション回転数以外の水位連動回転数の例としては、例えば、ある一定水準以上の洗浄性を確保しつつ、使用水量若しくは使用電力量を最小化するという課題を達成するための、水位の関数としての水位連動回転数が挙げられる。
させて洗濯を行ったところ、従来と比べて約16%の洗浄率の向上を達成できることがわかった。又、従来と比べて約15%短い洗濯時間で、同程度の洗浄率を確保できることがわかった。
本発明の目的は更に、上記の洗濯方法及び洗濯装置を応用して、使用薬品量の削減、洗濯温度の低温化、使用水量の節減、また使用電力量の節減を実現することである。
本発明は、回転数をリアルタイムで制御可能な洗濯機を対象とし、例えばインバータ等により回転数が可変な洗濯機を用いた洗濯方法である。
上記最大メカニカルアクション回転数は、特許文献1で見出された、洗浄効率を最大にする洗濯工程ごとの最適回転数と密接に関係し、水位に応じて決まる回転数であり、実験的方法又は視覚的方法によって決定される。
実験的方法によって決定される最大メカニカルアクション回転数は、洗濯前後での人工汚染布の光学的反射率の測定結果等から計算される洗浄率が最大となる洗濯工程ごとの最適回転数をよく近似する、水位の1次関数又は略1次関数で表されるドラムの回転数である。視覚的方法によって決定される最大メカニカルアクション回転数は、揉み洗いの場合
には観察される被洗物の放物軌道距離が最大になるドラムの回転数であり、タタキ洗いの場合には観察される被洗物の放物軌道の頂点が最高位置になり、落下高さが最大になるドラムの回転数である。
ここで、2つ以上の上記の傾きk1,k2,…が相互に近似する傾きであるとは、いずれも正の傾きであるk1,k2,…のうち、最大の傾きが、最小の傾きの1.00倍以上1.05倍以下の範囲に含まれることをいう。
位の関数としての水位連動回転数に追随させることを特徴とする水位連動回転数自動追随型洗濯装置である。
変動が起き得る。
そもそも特許文献4の自動洗濯機は、家庭用洗濯機であり、回転軸が鉛直方向に向く縦型洗濯機であり、水位がゼロ若しくは極めて低下した場合に回転翼が回転していると被洗濯物が破れるなどの損傷を受けるから水位の上昇や下降に並行して回転数を変更するものでしかない。本発明が主に対象として想定している業務用洗濯機は一般にドラムの回転軸が鉛直方向ではなく回転翼も有さないから、水位がゼロ若しくは極めて低下した場合であってもドラムの回転により被洗濯物が損傷を受けることがない。従って、ドラムの回転数を変更する目的も、回転数と水位の関係性も、家庭用と業務用とでは全く異なると言わざるを得ない。
もっとも、本発明の対象は業務用洗濯機に限られるわけではなく、回転翼を有さない洗濯機に限られるわけでもない。変動する水位を計測して、ドラムの回転数を、水位に依存して決まる最適な回転数若しくはより一般に水位連動回転数にリアルタイムで追随させる、というアイデアが適用可能な洗濯機であれば、本発明の対象となり得る。
洗濯パターンを構成する複数の水位連動洗濯工程を通じて常に、ドラムの回転数を、上記1つ又は複数の課題を達成するために最適化された前記水位の関数としての水位連動回転数に自動的に追随させて洗濯が行われるから、従来のように、一定の設定回転数で、又は前記水位に連動させることなく予め与えられた回転数変動プロファイルに従って、又は洗濯工程ごとの設定回転数で、ドラムを回転させて洗濯を行う場合と比べて、上記1つ又は複数の課題をより良く達成することができる。
型洗濯方法を提供することができる。
本発明者は、特許文献1の洗濯方法の改良発展を模索する中で、実験的又は視覚的に決定される、洗浄効率を最大にする洗濯工程ごとの最適回転数が、洗い工程、すすぎ工程、加工工程等の各洗濯工程ごとの設定水位の1次関数又は略1次関数で与えられることを発見した。
記の水位の略1次関数を直線近似する1次関数であるという。水位のある略1次関数を直線近似する水位の1次関数は1つとは限らず、一般には無数に存在し得る。
更に、水位を後述する「LEVEL」を単位として表して、上記の傾きを単位「rpm/LEVEL」を用いて表した場合、洗濯機の機種が違っても、洗濯機のドラムの半径が同じであれば、ドラムの内面に凸設されたビータの形状や個数、内外胴間クリアランス(隙間距離)によらず、上記の傾きを表す数値がほぼ同一となることを見出した。
動回転数自動追随型洗濯装置を提供することができる。
数であり、複数の水位連動洗濯工程が同一の洗濯パターンに含まれていれば、前記水位の関数としての水位連動回転数は、それらの複数の水位連動洗濯工程を通じて共通の関数で与えられ、前記水位の関数としての水位連動回転数が前記水位の1次関数である場合にはその1次関数の傾き、前記水位の関数としての水位連動回転数が前記水位の略1次関数である場合にはその略1次関数を直線近似する1次関数を適切に選定した場合のその1次関数の傾きが、少なくとも2パターン以上の前記洗濯パターンについて共通の傾き又は相互に近似する傾きである水位連動回転数自動追随型洗濯装置を提供することができる。
タ31と、制御部40が発する回転数指令32に基づいてモータ31の回転数を変更することで、ドラム20の回転数を所望回転数に変更できるインバータ等の回転数制御手段30と、ケーシング11内の洗濯水24の水面25の位置、すなわち水位26を計測するための水位センサ34と、制御部40の指令により水位センサ34の出力を読み取って制御部40に伝達する水位計測手段33と、給水管12に設けられた給水弁36と、排水管13に設けられた排水弁37と、制御部40の指令により給水弁36及び/又は排水弁37の開閉状態を制御して水位26を調節する水位調節手段35を含む。
本洗濯装置1は他に、洗濯水24の温度を計測する温度センサー(図示せず)と、計測された温度に基づき、制御部40の指令のもと、洗濯水24の温度を昇温させるための昇温用蒸気の供給を行う昇温用蒸気供給手段(図示せず)を有してもよい。本洗濯装置1は更に、薬品投入手段(図示せず)を備えてもよい。薬品投入手段は手動で、若しくは操作者が入力装置42を通して制御部40に指示を与えることにより半自動で、若しくは制御部40の指令の下に自動で、洗濯水24に洗濯工程が進行する中で所定量の薬品及び/又は洗剤を投入する。
CPU41の指令により水位調節手段35は、設定水位記憶手段に記憶された設定水位又は水位変動プロファイルに従ってケーシング11内の水位を調節する。又、CPU41は、水位計測手段33から計測水位の値を受け取ることができる。又、CPU41は、前記計測水位の値に基づいて水位連動回転数を計算し、回転数制御手段30に時々刻々のドラム20の回転数を指令する回転数指令32を発することができる。
記憶部44は、制御プログラムを保存するリードオンリメモリ(ROM)46と、一時データを保存するランダムアクセスメモリ(RAM)45と、ハードディスクドライブ(HDD)、ソリッドステートドライブ(SSD)、フラッシュメモリ等で構成された記憶媒体47からなる。
(1)商品種と投入負荷量及び洗い方と、洗濯パターン(一連の洗濯工程)との対応関係。
(2)各洗濯パターンにおける水位の関数としての水位連動回転数。
(3)各洗濯パターン中に1工程以上持つ各水位連動洗濯工程における設定水位又は水位
変動プロファイル。
本発明の洗濯パターン記憶手段、水位連動回転数記憶手段、及び設定水位記憶手段の実体は、記憶媒体47、又は/及びROM46である。又、本発明の洗濯パターン選択実行手段の実体は、CPU41によって実行される前記制御プログラムである。
(式1) 水位レベル = 水位/LEVEL
= 10×水位/半径
例えば、洗濯水24が全くない状態の水位レベルは0であり、回転軸22の中央の位置まで洗濯水24が満ちていれば水位レベルは10であり、満水状態で水位26が外胴11の内周面の直径14と同じであれば水位レベルは20である。
上記の1周期の時間Tとしては、例えば、当該水位連動洗濯工程における平均的なドラム20の回転数fの逆数f−1を用いることができる。つまり、T=f−1と考えて、望ましい時間間隔Twおよび平均化する時間を設定することができる。
(i) ステップS2の工程Aで何も行わない場合:
この場合には、時間Twおきに水位を計測するたびに直近m回分の計測値の移動平均を計算しながら、ステップS6〜S10が実行されることとなる。この場合、監視サイクルも判定周期もともに時間Twである。時間Twは数十ミリ秒〜数秒、若しくは数十ミリ秒〜1分程度に設定されるが、上記の条件を満たすことが望ましい。自然数mは、平均化する時間m×Twが望ましくは上記の条件を満たすように設定する。
(ii) ステップS2の工程Aで水位の計測回数をリセットする場合:
この場合には、監視サイクルである時間Twおきに水位を計測して、計測値がm個たまるごとに、すなわち時間m×Twおきに、m回分の計測値の平均値を計算しながら、ステップS6〜S10が実行されることとなる。この場合、監視サイクルは時間Twであり、判定周期は時間m×Twである。監視サイクルの時間Twは数ミリ秒〜数秒に設定されるが、上記の条件を満たすことが望ましい。自然数mは、平均化する時間m×Twが望ましくは上記の条件を満たすように設定する。
の回転数の変動を示す簡略表である。この例では洗濯パターンは表に挙げた順に進行する一連の10の洗濯工程からなり、大きくは「加工」、「洗い」、「すすぎ」、「脱水」の4つの工程群からなる。
尚、加工工程とは、特殊な薬品を用いた加工など、被洗物の特殊な汚れを除去する等の目的で行われる洗濯工程であり、通常の洗い工程よりも低い水位レベルで実施される場合が多いが、必ずしも低水位レベルの洗濯工程に限定されるわけではない。本件明細書の比較例1、比較例2、実施例1、及び後述する実施例2では、加工工程において、定濃度の漂白剤を用いた漂白加工を行った。
又、図5に示す洗濯パターンの例では「加工」の工程群を「洗い」の工程群の前に設けたが、「加工」の工程群を「洗い」の工程群の直後や「すすぎ」の工程群の後に設けても良く、更に、「加工」の工程群の前、後、又は前後に、追加の「すすぎ」の工程群を設けても良い。
「すすぎ」の工程群は、すすぎ前給水工程、すすぎ工程、すすぎ後排水工程の3つの洗濯工程からなり、洗濯工程に要する時間は順に1.5分、8.0分、1.5分である。水位レベルは、すすぎ前給水工程においては0から8まで増加し、すすぎ工程においては8に設定され、すすぎ後排水工程においては8から0まで減少する。
「脱水」の工程群は、唯1つの脱水工程からなり、所要時間は2分である。
比較例2の洗濯パターンではドラム20の回転数は、最後の脱水工程以外の、「加工」の工程群に含まれる3つの洗濯工程では一定値19rpmに設定され、「洗い」の工程群に含まれる3つの洗濯工程では一定値27rpmに設定され、「すすぎ」の工程群に含まれる3つの洗濯工程では一定値31rpmに設定される。ここで、19rpmは加工工程の設定水位である水位レベル2に対応した前記最大メカニカルアクション回転数かつ洗濯工程ごとの最適回転数であり、27rpmは洗い工程の設定水位である水位レベル6に対応した前記最大メカニカルアクション回転数かつ洗濯工程ごとの最適回転数であり、31rpmはすすぎ工程の設定水位である水位レベル8に対応した前記最大メカニカルアクション回転数かつ洗濯工程ごとの最適回転数である。
実施例1の洗濯パターンでは、最後の脱水工程以外の、加工前給水工程からすすぎ後排水工程までの9つの洗濯工程を通じて、ドラム20の回転数は、前記水位の関数としての水位連動回転数にリアルタイムで自動的に追随するように制御される。ここで、前記水位の関数としての水位連動回転数として、後述する図9のグラフr1及び表2の洗濯パターン1の関数式で示される水位の1次関数を用いた。
次いで時刻T1〜T2の「洗い」の工程群において水位レベルは、水位レベル6への給水52により0から6へと増加し、洗い工程において約6に保たれ、排水54により、0まで減少する。ここで、洗い工程における水位レベルは厳密に6に保たれるわけではなく、被洗物保水による水位低下や水位低下に伴う補充給水(いずれも図示せず)や昇温用蒸気の凝結による水位上昇56等により変動する。
次いで時刻T2〜T3の「すすぎ」の工程群において水位レベルは、水位レベル8への給水53により0から8へと増加し、すすぎ工程において約8に保たれ、排水54により、0まで減少する。ここで、すすぎ工程における水位レベルは厳密に8に保たれるわけではなく、被洗物保水による水位低下や水位低下に伴う補充給水や昇温用蒸気の凝結による水位上昇(いずれも図示せず)等により変動し得る。
又、比較例2における回転数の変動曲線61(点線)が示すように、比較例2では、脱水工程以外の9つの洗濯工程において、ドラム20の回転数は、給排水や、被洗物保水による水位低下、水位低下に伴う補充給水、昇温用蒸気の凝結、薬品の投入等による水位変動によらず、「加工」の工程群に含まれる3つの洗濯工程においては常に一定値19rpmに、「洗い」の工程群に含まれる3つの洗濯工程においては常に一定値27rpmに、「すすぎ」の工程群に含まれる3つの洗濯工程においては常に一定値31rpmに設定される。
又、実施例1における回転数の変動曲線62(実線)が示すように、実施例1では、脱水工程以外の9つの洗濯工程において、ドラム20の回転数は常に、各工程の設定水位や給排水、被洗物保水による水位低下、水位低下に伴う補充給水、昇温用蒸気の凝結、薬品の投入等による水位変動に応じて、計測水位の関数としての水位連動回転数に自動的にリアルタイムで追随するように制御される。尚、実施例1においては、監視サイクルである時間Twは200ミリ秒、自然数mは5とし、ステップS2で水位の計測回数をリセットすることとしたゆえ、判定周期は1秒である。
一連の洗濯工程、即ち洗濯パターンは、どの種類のマットであるかモップであるかといった被洗物の商品種と、タタキ洗いか揉み洗いかといった洗い方により定まる。洗濯パターンは他に、被洗物の投入負荷量によって違っても良い。一連の洗濯工程には、ドラムの回転数を計測水位の関数としての水位連動回転数に自動追随させる制御を行う水位連動洗濯工程と、脱水工程のようにそのような制御を行わない非水位連動洗濯工程がある。
数を設定する工程(図示せず。図8参照)を実行した後に、ステップS23に戻る。ステップS24で洗濯パターンの実行がスタートし、ステップS25でタイマーがスタートする。ステップS26で次の洗濯工程が水位連動洗濯工程か否かが判定され、YESであればステップS27に進み、NOであればステップS28に進む。ステップS27では水位連動洗濯工程が実行され、ステップS28では非水位連動洗濯工程が実行される。ステップS29では洗濯パターンの実行が完了したか否かが判定され、NOであればステップS26に戻り、YESであればステップS30に進み、ステップS30で洗濯パターンの選択と実行が終了する。
上記のフロー図に従った制御により、1工程以上の水位連動洗濯工程を含む任意の洗濯パターンの選択と実行を完遂することができる。
ステップS44では水位連動回転数yが水位レベルxの2次関数か否かが判断される。CPU41はyがxの2次関数か否かを問う質問を出力装置43に表示し、操作者(図示せず)は入力装置42にその答を入力する。答がYESであればステップS45に進み、NOであればステップS47に進む。ステップS45では操作者(図示せず)は入力装置42に3つの水位レベルx1,x2,x3における水位連動回転数y1,y2,y3を入力する。ステップS46では3点を通る2次関数y=ax2+bx+cを計算する。
ステップS47では、関数f(x)の具体的な表式の入力処理が行われる。CPU41はyがxのどのような関数y=f(x)であるかを問う質問を出力装置43に表示し、操作者(図示せず)は入力装置42にその答を予め決められた書式で入力する。
ステップS48でCPU41は、関数y=f(x)を洗濯パターンに対応させて水位連動回転数記憶手段に保存し、ステップS49で水位の関数としての水位連動回転数を設定・保存する工程が終了する。
洗濯パターン1は、被洗物の商品種がモップ1で洗い方がタタキ洗いの場合の洗濯パタ
ーンであり、従来の設定回転数は上記3つの洗濯工程について順に19rpm、27rpm、31rpmである。洗濯パターン2は、マット1をタタキ洗いする場合の洗濯パターンであり、従来の設定回転数は同じく順に17rpm、24rpm、29rpmである。洗濯パターン3は、モップ2を揉み洗いする場合の洗濯パターンであり、従来の設定回転数は同じく順に11rpm、19rpm、23rpmである。洗濯パターン4は、マット2を揉み洗いする場合の洗濯パターンであり、従来の設定回転数は同じく順に9rpm、16rpm、21rpmである。
さらに本発明者は、これらの1次関数又は略1次関数f(x)を直線近似する1次関数(式をy=a・x+bとする)は、商品種やドラムの形状によってそのy切片bは異なるものの、すべて共通の傾きa又は相互に近似する傾きを有していることを発見した。すなわち、ドラム20の半径15及び被洗物の投入負荷量が同じであれば、洗濯パターンによらず、言い換えれば商品種や洗い方によらず、設定水位で決まる洗濯工程ごとの最適回転数を近似する、前記水位の1次関数又は略1次関数の、1次関数の傾きa又は略1次関数を直線近似する1次関数の傾きaは、ほぼ同じである。上記の傾きのバラツキは5%以内に収まる。
更に、上記の傾きaを単位「rpm/LEVEL」を用いて表した場合、洗濯機の機種が違っても、洗濯機のドラム20の半径15が同じであれば、ドラム20の内面に凸設されたビータ21の形状や個数、内外胴間クリアランス(隙間距離)18によらず、上記の傾きaを表す数値がほぼ同一となること、より正確には、上記の傾きaを表す数値のバラツキが5%以内に収まることも見出した。
尚、n個の正の数値c1、c2、…、cnのバラツキが5%以内であるとは、c1、c2、…、cnのうち最大のものが、最小のものの1.00倍以上1.05倍以下の範囲に含まれることをいう。
4である。図9から読み取れるように、これら4つのグラフは互いに平行な直線であり、どの直線の傾きも約2rpm/LEVELである。すなわち、洗濯パターンが異なると前記水位の関数としての水位連動回転数も異なるが、それらが1次関数である場合には、洗濯パターンが違ってもそれらの傾きはほぼ同一である。
また、上記n点を通るn−1次の多項式として上記の略1次関数を決定しても良い。或いは、2以上の実パラメータを含む変分関数をとり、それらの実パラメータを上記のn点をもとに、最小2乗法や最尤法や他の最大最小法の手法で決定して、上記の1次関数又は略1次関数を決め、水位の関数としての水位連動回転数として用いても良い。
水位の1次関数のグラフ70は、水位の関数としての水位連動回転数を、水位レベル2及び8における2点74及び76を通る1次関数として定めた場合の、その1次関数のグラフである。水位の略1次関数のグラフ71は、水位の関数としての水位連動回転数を、水位レベル2、6及び8における3点74、75及び76を通る2次関数として定めた場合の、その2次関数である略1次関数のグラフである。
上限直線72は、水位の1次関数のグラフ70において、その縦軸の値(回転数)を5%増、又は3%増にしたグラフであり、下限直線73は、水位の1次関数のグラフ70において、その縦軸の値(回転数)を5%減、又は3%減にしたグラフである。5%又は3%の幅を示す両矢印77は、回転数の5%又は3%の幅を示す。水位の略1次関数のグラフ71は、水位レベルが0以上8以下の範囲において常に、上限直線と下限直線の間に存在するから、確かに、上記の略1次関数の定義を満たしている。上記グラフ71で表される水位の略1次関数を直線近似する1次関数のグラフがグラフ70である。なお、与えられた水位の略1次関数を直線近似する水位の1次関数は一般に、複数個存在する場合もあり、無数に存在する場合もあり得る。
洗濯パターンAにおける前記水位の関数としての水位連動回転数は、上記グラフrAで表される、前記水位の略1次関数であり、5%又は3%の幅を示す両矢印77、上限直線72、及び下限直線73が示すように、グラフ70で示される水位の1次関数で直線近似
され、近似の誤差は5%以内又は3%以内である。上記グラフrAで表される、前記水位の略1次関数を直線近似する、水位の1次関数は1つに限られず、一般には無数に存在し得るが、図11の例では上記グラフ70が示すように、グラフrAを直線近似する水位の1次関数を、その1次関数の傾きが後述のグラフrB、rCの傾きの少なくとも一方と一致するように選ぶことができる。
このとき、水位レベル2において最大メカニカルアクション回転数若しくは水位連動回転数がf2Cであることを示す点74Cを通り、上記の傾きkを有する直線のグラフrCによって、洗濯パターンCにおける前記水位の関数としての水位連動回転数(この例では水位の1次関数)を定めれば、洗濯パターンCに従って洗濯を行う際に、ドラムの回転数を常に、ある与えられた条件のもとで1つ又は複数の課題を達成するために最適な、前記水位の関数としての水位連動回転数又はそれに近い回転数に追随させて洗濯を行うことができるから、上記の1つ又は複数の課題をよりよく達成することができる。
ップ1の夫々に1枚ずつ人工汚染布を張り付けてある。この人工汚染布は鉱物油を含浸させ且つススで汚染された基準となる汚染布である。鉱物油も含浸せず全く汚染されていない布を白布と呼ぶ。
上記200kgのモップ1を実施例1の洗濯パターンで洗濯する。30枚の人工汚染布の洗濯前反射率と洗濯後反射率を光学的に測定し、同時に洗濯していない1枚の白布の反射率を光学的に測定した。その結果、30枚の人口汚染布の各々について洗浄率を次の(式2)に従って導出した。
(式2)洗浄率=(人工汚染布の洗濯後反射率―人工汚染布の洗濯前反射率)
/(白布の反射率―人工汚染布の洗濯前反射率)
こうして30枚の人工汚染布についての洗浄率の平均値と標準偏差(不偏分散の平方根)を求めた。
比較例1、比較例2、及び後述する実施例2についても、同様にモップ1のタタキ洗いを実施して、30枚の人工汚染布についての洗浄率の平均値と標準偏差(不偏分散の平方根)を求めた。
脱水工程以外の9工程の洗濯工程のすべてを同一の設定回転数で洗濯する比較例1に比べて、脱水工程以外の9工程の洗濯工程を3つの設定回転数を使い分けて洗濯する比較例2では、洗浄率が割合にして約14%向上している。そして、脱水工程以外の9工程の洗濯工程のすべてを、ドラムの回転数を、水位の関数としての水位連動回転数にリアルタイムで自動追随させて洗濯する実施例1では更に、比較例2と比べて、洗浄率が割合にして約16%向上していることがわかる。給排水や被洗物による保水、水位低下に伴う補充給水、昇温用蒸気の凝結、薬品の投入等による水位変動に応じて、ドラムの回転数を常に、最大の洗浄効率を与える最大メカニカルアクション回転数でもある水位連動回転数にリアルタイムで自動的に追随させることにより、実施例1では洗浄率の大幅な向上を実現している。
表5の比較例3及び図12が示すように、水位レベルが6で回転数27rpmの場合には、落下高さは実施例3よりも小さく、被洗物の軌跡80bが示すように落下角度は50°である。比較例3は最大メカニカルアクションが被洗物に作用する状態ではない。
表5の比較例4が示すように、ドラム20の回転数が実施例3と同じ29rpmであっても、水位レベルが8になると、回転数29rpmは最大メカニカルアクション回転数ではなくなる。実際、落下角度は50°であり、55°とは異なっている。
同じ水位レベル6で洗濯装置NとMを比較すると、洗濯装置Nでは最大メカニカルアクション回転数が29rpm、電流値が31〜33Aであるのに対し(実施例3)、洗濯装置Mでは同じく27rpmと15〜17Aである(実施例4)。表6に示すように、洗濯装置NとMではドラム20の半径は同一であるから、同じ最大落下距離を実現するために、洗濯装置Mでは洗濯装置Nに比べて、より小さい回転数と電流値(及び消費電力)しか必要としないことがわかる。これには、表6に示す、洗濯装置NとMの特性の違い、すなわち、ビータ21の個数、ビータ21の頂角、及び内外胴間クリアランス18の違いが影響している。
一般に、ドラム20の半径が同一であっても、ビータ21の個数が多いほど、又、ビータ21の頂角が小さいほど被洗物27が効率的に掻きあげられ、更に、内外胴間クリアランス18が小さいほどドラム20や被洗物27と共に回転する洗濯水24の量が少なくて済むから消費電力が少なくて済み、結果として、より少ない回転数と消費電力で、被洗物27に対する大きなメカニカルアクションを確保できるのである。
当該洗濯方法及び洗濯装置は、洗浄性の向上のみならず、洗濯所要時間の削減、洗濯水量や洗剤・薬品の使用量の節減、洗濯温度の低温化、使用電力量の節減を達成し、モップやマットのレンタル業界に画期的な洗濯技術を導入するものである。
10 洗濯機
11 ケーシング(外胴)
12 給水管
13 排水管
14 直径
15 半径
16 LEVEL
17 最下点
18 内外胴間クリアランス
20 ドラム(内胴)
21 ビータ
22 回転軸
23 矢印
24 洗濯水
25 水面
26 水位
27 被洗物
28 被洗物表面
30 回転数制御手段
31 モータ
32 回転数指令
33 水位計測手段
34 水位センサ
35 水位調節手段
36 給水弁
37 排水弁
40 制御部
41 CPU
42 入力装置
43 出力装置
44 記憶部
45 RAM
46 ROM
47 記憶媒体
50 水位変動曲線
51 水位レベル2への給水
52 水位レベル6への給水
53 水位レベル8への給水
54 排水
55 被洗物保水による水位低下
56 昇温用蒸気の凝結による水位上昇
57 水位低下に伴う補充給水
60 比較例1における回転数の変動曲線
61 比較例2における回転数の変動曲線
62 実施例1における回転数の変動曲線
r1 洗濯パターン1における水位連動回転数のグラフ
r2 洗濯パターン2における水位連動回転数のグラフ
r3 洗濯パターン3における水位連動回転数のグラフ
r4 洗濯パターン4における水位連動回転数のグラフ
rA 洗濯パターンAにおける水位連動回転数のグラフ
rB 洗濯パターンBにおける水位連動回転数のグラフ
rC 洗濯パターンCにおける水位連動回転数のグラフ
70 水位の1次関数のグラフ
71 水位の略1次関数のグラフ
72 上限直線
73 下限直線
74 水位レベル2に対応した最大メカニカルアクション回転数f2を示す点
75 水位レベル6に対応した最大メカニカルアクション回転数f6を示す点
76 水位レベル8に対応した最大メカニカルアクション回転数f8を示す点
77 5%又は3%の幅を示す両矢印
80 被洗物の軌跡
Claims (10)
- 回転するドラムを有する洗濯機を用いた洗濯方法であり、洗濯工程が進行する中で変動する洗濯機内の水位を計測して、前記ドラムの回転数を前記水位の関数としての水位連動回転数に追随させることを特徴とする水位連動回転数自動追随型洗濯方法。
- 回転するドラムを有する洗濯機を用いた洗濯方法であり、洗濯パターン中に2工程以上の水位連動洗濯工程を含み、前記水位連動洗濯工程が進行する中で変動する洗濯機内の水位を計測して、前記ドラムの回転数を前記水位の関数としての水位連動回転数に追随させ、前記水位の関数としての前記水位連動回転数は、前記洗濯パターン中の2工程以上の前記水位連動洗濯工程を通じて共通の関数で与えられることを特徴とする水位連動回転数自動追随型洗濯方法。
- 前記水位の関数としての前記水位連動回転数が、被洗物の洗浄効率を最大にする最大メカニカルアクション回転数である請求項1又は2に記載の水位連動回転数自動追随型洗濯方法。
- 前記水位連動回転数が前記水位の1次関数又は略1次関数で与えられる請求項1〜3のいずれかに記載の水位連動回転数自動追随型洗濯方法。
- 2パターン以上の洗濯パターンから1つの洗濯パターンを選択して実行するステップを有し、各々の前記洗濯パターンは少なくとも洗濯パターン中に1工程の水位連動洗濯工程を有し、各々の水位連動洗濯工程における前記水位の関数としての水位連動回転数は、その水位連動洗濯工程がどの洗濯パターンに含まれているかによって決まる関数であり、複数の水位連動洗濯工程が同一の洗濯パターンに含まれていれば、前記水位の関数としての水位連動回転数は、それらの複数の水位連動洗濯工程を通じて共通の関数で与えられ、前記水位の関数としての水位連動回転数が前記水位の1次関数である場合にはその1次関数の傾き、前記水位の関数としての水位連動回転数が前記水位の略1次関数である場合にはその略1次関数を直線近似する1次関数を適切に選定した場合のその1次関数の傾きが、少なくとも2パターン以上の前記洗濯パターンについて共通の傾き又は相互に近似する傾きである請求項4に記載の水位連動回転数自動追随型洗濯方法。
- ケーシングと、前記ケーシング内に回転可能に配設されたドラムと、前記ケーシング内の水位を計測する水位計測手段と、前記ドラムの回転数を制御する回転数制御手段と、前記水位の関数としての水位連動回転数を記憶する水位連動回転数記憶手段を少なくとも有し、前記回転数制御手段は洗濯工程が進行する中で、前記回転数を、前記水位の関数としての水位連動回転数に追随させることを特徴とする水位連動回転数自動追随型洗濯装置。
- ケーシングと、前記ケーシング内に回転可能に配設されたドラムと、前記ケーシング内の水位を計測する水位計測手段と、前記ドラムの回転数を制御する回転数制御手段と、前記水位の関数としての水位連動回転数を記憶する水位連動回転数記憶手段と、タイマーと、洗濯パターン中に1工程以上持つ水位連動洗濯工程における設定水位又は水位変動プロファイルを記憶する設定水位記憶手段と、前記タイマーと前記設定水位又は前記水位変動プロファイルに従って前記水位を調節する水位調節手段を少なくとも有し、前記回転数制御手段は前記水位連動洗濯工程において、前記回転数を、前記水位の関数としての水位連動回転数に追随させることを特徴とする水位連動回転数自動追随型洗濯装置。
- 前記水位の関数としての前記水位連動回転数が、被洗物の洗浄効率を最大にする最大メカニカルアクション回転数である請求項6又は7に記載の水位連動回転数自動追随型洗濯装置。
- 前記水位連動回転数が前記水位の1次関数又は略1次関数で与えられる請求項6〜8のいずれかに記載の水位連動回転数自動追随型洗濯装置。
- 2パターン以上の洗濯パターンを記憶する洗濯パターン記憶手段と、2パターン以上の洗濯パターンから1つの洗濯パターンを選択して実行する洗濯パターン選択実行手段を有し、各々の前記洗濯パターンは少なくとも1工程の水位連動洗濯工程を有し、各々の水位連動洗濯工程における前記水位の関数としての水位連動回転数は、その水位連動洗濯工程がどの洗濯パターンに含まれているかによって決まる関数であり、複数の水位連動洗濯工程が同一の洗濯パターンに含まれていれば、前記水位の関数としての水位連動回転数は、それらの複数の水位連動洗濯工程を通じて共通の関数で与えられ、前記水位の関数としての水位連動回転数が前記水位の1次関数である場合にはその1次関数の傾き、前記水位の関数としての水位連動回転数が前記水位の略1次関数である場合にはその略1次関数を直線近似する1次関数を適切に選定した場合のその1次関数の傾きが、少なくとも2パターン以上の前記洗濯パターンについて共通の傾き又は相互に近似する傾きである請求項9に記載の水位連動回転数自動追随型洗濯装置。
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- 2017-09-14 JP JP2017176421A patent/JP7017890B2/ja active Active
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