JP2016077186A - 培養容器及びその下部容器 - Google Patents

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Abstract

【課題】培養液を収容する収容部を有する下部容器と、該下部容器の前記収容部に収容される上部容器とを有する培養容器において、細胞や組織の培養面積を減少させることなく、ピペット操作を容易にしてコンタミネーションのリスクを低減する。【解決手段】培養容器100は、上部容器20の底部に、培養液Lに浸漬される透過性の膜22が設けられ、下部容器10は、液体を吸引又は補充するピペットPを挿入可能なピペット挿入路13を有し、ピペット挿入路13は、収容部11の底部に連通するとともに収容部11の外側に開口するピペット挿入口14を有する。【選択図】図3

Description

本発明は、細胞又は組織を培養するために用いられる培養容器及びその下部容器に関する。
従来から細胞又は組織の培養物を生体外で成長させるための細胞培養挿入体を備えた培養容器が知られている(例えば、下記特許文献1を参照)。特許文献1に記載された細胞培養挿入体は、特定の大きさのウェルを持つ複数ウェル組織培養容器で使用できるような大きさにされ、底端に透過性の膜が取り付けられている。この細胞培養挿入体は、その上端に連結されたフランジによって栄養物を収容したウェルの頂部上に支持され、組織の試料を付着させた透過性の膜を通して栄養物の濃度勾配を生じさせる。
特許文献1に記載された細胞培養挿入体のウェル内での細胞培養挿入体の移動の制限は、ウェルと挿入体との間の空間での毛管作用を無くすように、挿入体の外壁面から延びる突出部によって行われる。また、組織培養容器のウェル内の細胞培養挿入体の部分の外側寸法は、流体を満たすため又は流体を吸い出すためピペット又は同様の装置を細胞培養容器と細胞培養挿入体との間に位置決めできるように、ウェル内側寸法よりも十分に小さくされている。
特許文献1では、この組織培養容器と細胞培養挿入体との間の空間によって、ピペットは容器の底に達することができ、膜の下方及び細胞培養挿入体の側壁の外面の周りから膜の上部を汚すことなく培地を取り出すことができ、又、培地を導入することができる、としている。
特開平6−189742号公報
特許文献1に記載された培養容器を用いてウェル内の培地のピペット操作を行う際には、ウェルの内側の壁面と細胞培養挿入体の側壁の外面との間の狭い隙間にピペットを挿入する必要がある。しかし、隙間の大きさとピペットの寸法との関係によっては、ピペットの先端を滞りなく挿入することが困難になる場合がある。そのため、特許文献1に記載された培養容器では、ピペット操作を行う際に、ピペットの先端がウェルの外側で組織培養容器に接触したり、ウェルから細胞培養挿入体を取り外すことが必要になったりする場合がある。このような場合、ウェル内や細胞培養挿入体内の培地等に対するコンタミネーションのリスクが高くなる。
また、特許文献1に記載された組織培養容器では、ウェルの内径に対して細胞培養挿入体の外径を小さくすると、組織培養容器と細胞培養挿入体との間の空間が広くなってピペットを挿入しやすくなることが考えられる。しかし、この場合には、細胞培養挿入体の底端の面積が減少し、細胞や組織の培養面積が減少する。
本発明は、前記課題に鑑みてなされたものであり、培養液を収容する収容部を有する下部容器と、該下部容器の前記収容部に収容される上部容器とを有する培養容器、及びその下部容器において、細胞や組織の培養面積を減少させることなく、ピペット操作によるコンタミネーションのリスクを低減することを目的とする。
前記目的を達成すべく、本発明の培養容器は、培養液を収容する収容部を有する下部容器と、該下部容器の前記収容部に収容される上部容器とを備えた培養容器であって、前記上部容器は、前記培養液に浸漬される透過性の膜を有し、前記下部容器は、液体を吸引又は補充するピペットを挿入可能なピペット挿入路を有し、前記ピペット挿入路は、前記収容部の底部に連通するとともに前記収容部の外側に開口するピペット挿入口を有することを特徴とする。
本発明の培養容器において、ピペット挿入口は、下部容器の上面に開口してもよい。また、ピペット挿入路は、下部容器の側壁を貫通してもよい。この場合、ピペット挿入路の一部は、側壁から延出するピペット導入管によって形成されていてもよい。また、ピペット挿入路は、収容部の底部側の内径を、ピペット挿入口の内径よりも小さくすることができ、収容部の底壁に対して45°以上の角度で延びることができる。
また、本発明の培養容器は、ピペット挿入路の下端と収容部の底部とを連通する培養液連通路を有してもよい。この場合、培養液連通路は、収容部の底壁に対して45°未満の角度で設けられていてもよい。また、下部容器は、複数の収容部を備えてもよく、この場合、培養液連通路は、1つのピペット挿入路と複数の収容部とを連通するようにしてもよい。
また、本発明の培養容器は、下部容器の収容部の開口部に、上部容器の上端部が固定されていてもよい。また、下部容器の収容部の開口部と上部容器の上端部との間は、密閉されていてもよい。本発明の培養容器は、下部容器の収容部、上部容器の開口部、及びピペット挿入口を覆う蓋を備えてもよい。
また、本発明の下部容器は、培養液を収容する収容部を有し、前記培養液に浸漬される透過性の膜を有する上部容器を前記収容部に収容可能な下部容器であって、液体を吸引又は補充するピペットを挿入可能なピペット挿入路を有し、前記ピペット挿入路は、前記収容部の底部に連通するとともに前記収容部の外側に開口するピペット挿入口を有することを特徴とする。
本発明の培養容器及び下部容器において、下部容器は、ピペットを挿入可能なピペット挿入路を有し、ピペット挿入路は、収容部の底部に連通するとともに収容部の外側に開口するピペット挿入口を有している。そのため、下部容器と上部容器との間の空間によらず、収容部の外側に設けられたピペット挿入口を介してピペットをピペット挿入路に容易に挿入することができ、ピペット挿入路を介して下部容器の収容部に培養液等の液体を補充したり、下部容器の収容部に収容された培養液等の液体を吸引したりすることができる。
したがって、本発明の培養容器及び下部容器によれば、細胞や組織の培養面積を減少させることなく、ピペット操作を容易にして、ピペット操作によるコンタミネーションのリスクを低減することができる。
本発明の培養容器の実施形態1に係る平面図。 図1に示す培養容器の分解斜視図。 図1に示す培養容器のIII-III線に沿う断面図。 本発明の培養容器の実施形態2に係る図3に対応する断面図。 本発明の培養容器の実施形態3に係る平面図。 図5に示す培養容器のVI-VI線に沿う断面図。 本発明の培養容器の実施形態4に係る平面図。 図7に示す培養容器のVIII-VIII線に沿う断面図。
以下、図面を参照して本発明の培養容器の実施形態を説明する。
(実施形態1)
図1は、本発明の培養容器100及びその下部容器10の実施形態1に係る平面図である。図2は、図1に示す培養容器100及びその下部容器10の斜視図である。図3は、図1に示す培養容器100及びその下部容器10のIII-III線に沿う断面図である。
本実施形態の培養容器100は、培養液L等の液体を収容する収容部11を有する下部容器10と、下部容器10の収容部11に収容される上部容器20と、を備えている。下部容器10及び上部容器20の材料は、特に限定されず、例えば、樹脂材料、ガラス、石英、セラミックス、金属等を用いることができるが、細胞や組織の顕微鏡等による観察を容易にする観点から、可視光を透過することが好ましい。また、成形の容易性、軽量性、耐久性等の観点から、下部容器10及び上部容器20の材料として、樹脂材料を用いることが好ましい。
培養容器100の材料として用いられる樹脂材料としては、例えば、ポリメチルメタクリレート(PMMA)、ポリカーボネート(PC)、ポリスチレン(PS)、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリプロプレン(PP)、ポリエチレン(PE)、ポリエチレンナフタレート(PEN)、シクロオレフィンポリマー(COP)、シクロオレフィンコポリマー(COC)等を挙げることができる。また、細胞培養に適した表面処理を容易にする観点から、下部容器10及び上部容器20の材料として、PSを用いることが好ましい。
本実施形態において、下部容器10は、概ね直方体形状の矩形の立体形状を有し、上面12に開口部11aを有する6つの独立した円筒状の収容部(ウェル)11を有している。収容部11は、底壁11bと内側壁11cとを有する有底筒状に形成されている。収容部11の形状は、円筒状に限られず、例えば四角形筒状等、多角形筒状であってもよい。また、下部容器10に設けられる収容部11の数は、1つであってもよいし、2つ以上の任意の数であってもよい。
下部容器10は、液体を吸引又は補充するピペットPを挿入可能なピペット挿入路13を有している。ピペット挿入路13は、収容部11の底部に連通するとともに、収容部11の外側に開口するピペット挿入口14を有している。本実施形態において、ピペット挿入路13及びピペット挿入口14は、個々の収容部11に対してそれぞれ個別に設けられている。
ピペット挿入口14の開口位置は、収容部11の外側であれば特に限定されないが、本実施形態の下部容器10では、下部容器10の上面12に開口している。ピペット挿入口14の内径は、ピペットPをピペット挿入路13に容易に挿入することができるように、ピペットPの挿入される部分の最大径よりも一回り大きくすることが好ましい。
ピペット挿入路13が下部容器10に開口する位置は、特に限定されない。本実施形態の下部容器10では、ピペット挿入路13は、上面12に開口するピペット挿入口14を有するとともに、収容部11の内側壁11cの底部に開口する収容部連通口15を有し、収容部連通口15を介して収容部11の底部に連通している。収容部11内の培養液L等の吸引を容易にする観点から、収容部連通口15の下端は、収容部11の底壁11bと段差なく連続して面一に設けること、又は収容部11の底壁11bよりも鉛直方向下方に設けることが好ましい。
ピペット挿入路13に挿入されるピペットPは、通常、中心線Cpに沿って延びる管状の部分が先細のテーパ形状を有している。したがって、ピペット挿入路13は、ピペット挿入口14から収容部連通口15まで内径が一様であってもよいが、挿入されるピペットPの中心線Cpに沿って延びる部分が、ピペットPの先細形状に対応する先細形状に形成されていてもよい。すなわち、ピペット挿入路13は、収容部11の底部側の内径が、ピペット挿入口14側の内径よりも小さいテーパ形状であってもよい。換言すると、ピペット挿入路13は、ピペット挿入口14において内径が最大となり、収容部11の底部に近づくに従って内径が漸次減少し、収容部連通口15において内径が最小になるように形成することができる。
培養液L等の無駄を極力抑制する観点から、ピペット挿入路13は、収容部11の底壁11bに対して45°以上の角度αで上下に延びることが好ましい。ピペット挿入路13の角度αは、例えば、延在方向の中心線C1と収容部11の底壁11bとのなす角度とすることができる。収容部11の底壁11bに対するピペット挿入路13の角度αは、例えば、ピペット挿入路13に挿入するピペットPとの関係によって決定することができる。具体的には、収容部11の底壁11bに対するピペット挿入路13の角度αは、例えば、収容部11の底壁11bを水平にして、ピペット挿入路13にピペットPを挿入し、ピペットPの先端を収容部連通口15に到達させたときに、ピペットPを把持するための基端部が、収容部11の開口部11aと鉛直方向に重ならない位置となる角度に設定することができる。
また、収容部11の底壁11bに対するピペット挿入路13の角度αは、例えば、ピペット挿入口14の位置と収容部連通口15の位置に基づいて決定することができる。具体的には、例えば、ピペット挿入口14の位置を、収容部11の開口部11aとの間に少なくともピペット挿入口14の半径以上の間隔をあけるように決定する。そして、ピペット挿入口14と収容部11の底部とを最短距離で連通するように収容部連通口15の位置を決定することで、収容部11の底壁11bに対するピペット挿入路13の角度αを決定することができる。
上部容器20は、下部容器10の収容部11の内側に収容される筒状の上部容器本体21と、上部容器本体21の下端に設けられた透過性の膜22を有している。なお、図1及び図2においては、簡単のため1つの上部容器20のみを図示しているが、下部容器10の複数の収容部11のすべてに上部容器20を配置することができる。
透過性の膜22は、例えば、細胞接着性、タンパク質透過性及び細胞遮蔽性、光学顕微鏡観察が可能な光透過性、並びに、培養操作に耐えられる強度等を有するものであれば特に限定されないが、公知の多孔質膜、酸素透過性膜、及びこれらの組み合わせ、又はコラーゲンゲル膜等を用いることができる。
上部容器本体21は、下部容器10の収容部11に対応する筒状に形成され、上端が開放されて開口部21aとされ、下端の開口が透過性の膜22によって閉鎖されている。上部容器本体21の開口部21aの周囲の一部には、開口部21aの径方向外側に延出するフランジ部23が設けられている。フランジ部23は、下部容器10の収容部11の開口部11aの周囲で下部容器10の上面12に当接し、下部容器10によって下方から支持される。
これにより、上部容器20は、図3に示すように、上端の開口部21aが下部容器10の収容部11の上端の開口部11aの内側に保持され、下部容器10の収容部11の内側に吊り下げられた状態になる。そして、上部容器20の下端の膜22と下部容器10の収容部11内の底壁11bとの間には、所定の大きさの空間が形成されている。また、下部容器10の収容部11内に所定量の培養液Lを収容することで、上部容器20の下端の膜22は、下部容器10の収容部11内の培養液Lに浸漬又は浸潤される。
本実施形態において、上部容器20は、上端よりも下端の径が小さいテーパ状の外側壁21cを有し、上部容器20の上端から下端に近付くほど、上部容器20の外側壁21cと下部容器10の収容部11の内側壁11cとの間の間隔が広くなっている。
なお、上部容器20の外側壁21cは、テーパ状に限定されず、収容部11の底壁11bに対して垂直に形成されていてもよいが、毛管現象を抑制する観点から、上部容器20の外側壁21cと下部容器10の収容部11の内側壁11cとは所定の間隔を有することが好ましい。また、本実施形態において、上部容器20は、上端部に設けられたフランジ部23によって下部容器10の上面12に支持されているが、上部容器20はフランジ部23を有する構成に限定されない。また、下部容器10の収容部11の開口部11aに上部容器20の上端部を固定してもよく、下部容器10の収容部11の開口部11aと上部容器20の上端部との間を密閉してもよい。
例えば、上部容器20の外側壁21cをテーパ状に設ける場合には、上部容器20の上端の外径を下部容器10の収容部11の開口部11aの内径よりも大きくして、上部容器20の上端を下部容器10の収容部11の開口部11aに係合させて支持するようにしてもよい。この場合、上部容器20の外周側面と収容部11の開口部11aとを隙間なく密着させることができるので、下部容器10の収容部11の開口部11aに上部容器20の上端部を固定することができるだけでなく、下部容器10の収容部11の開口部11aと上部容器20の上端部との間を密閉することができる。
下部容器10の収容部11の開口部11aに、上部容器20の上端部を固定する際の固定方法は特に限定されないが、例えば、上部容器20と下部容器10を一体成型したり、上部容器20と下部容器10に係合部を設けたりすることができる。この場合、下部容器10の収容部11の開口部11aと上部容器20の上端部との間は、密閉されていてもよいが、隙間を有していてもよい。
図示は省略するが、本実施形態の培養容器100は、下部容器10の収容部11、上部容器20の開口部21a、及びピペット挿入口14を覆う蓋を備えていてもよい。培養容器100の蓋は、例えば、下部容器10の上面12全体を覆う矩形状の形状を有するとともに、外縁部に下方に延びる部分を有し、下部容器10の側面の上部を覆うように形成することができる。
以下、本実施形態の培養容器100及び下部容器10の作用について説明する。
本実施形態の培養容器100及び下部容器10は、下部容器10の収容部11に上部容器20を挿入し、下部容器10の収容部11内に収容された培養液Lに上部容器20の下端の透過性の膜22が浸漬又は浸潤された状態で使用される。上部容器20内では、例えば、透過性の膜22の表面において、培養の対象となる細胞又は組織が培養される。下部容器10の収容部11内では、培養液Lを収容し、例えば、上部容器20内の培養の対象となる細胞又は組織に対して、タンパク質等の培養に必要な要素を供給する細胞等を培養することができる。
上部容器20内の細胞又は組織は、下部容器10の収容部11内の培養液Lに含まれる培養に必要な要素を、上部容器20の下端の透過性の膜22を介して受け取ることができる。これにより、上部容器20内の細胞又は組織を適切に培養することができる。
培養容器100において、例えば、下部容器10の収容部11に培養液L又はその他の液体を補充又は供給したり、下部容器10の収容部11内の培養液L等の液体及びそれに含まれる細胞を回収したりするために、ピペット操作が行われる。ピペット操作では、ピペットPの先端が下部容器10の上面12に触れた場合等は、細胞又は組織を培養する上部容器20や、培養液Lを収容する下部容器10の収容部11のコンタミネーションが問題となる。しかし、従来の培養容器では、上部容器20に相当する部材と下部容器10に相当する部材との隙間にピペットPを挿入する必要があり、コンタミネーションのリスクが高かった。
本実施形態の培養容器100では、下部容器10が液体を吸引又は補充するピペットPを挿入可能なピペット挿入路13を有している。そして、ピペット挿入路13は、下部容器10の収容部11の底部に連通するとともに、収容部11の外側に開口するピペット挿入口14を有している。そのため、ピペット操作を行う者は、ピペットPの先端を下部容器10の収容部11の外側に開口するピペット挿入口14に挿入することで、下部容器10と上部容器20との間の空間の大きさに関わらず、下部容器10の収容部11の底部に連通するピペット挿入路13を介して、下部容器10の収容部11内の培養液L等の液体を吸引し、又は収容部11内に液体を供給することができる。
本実施形態の培養容器100では、下部容器10と上部容器20との間にピペットPを挿入するための空間を設ける必要がないので、上部容器20の外径を十分に確保することができ、細胞や組織の培養面積が減少するのを防止できる。加えて、下部容器10の収容部11の内径を必要以上に大きくする必要がないので、必要な培地の量を最小限に留めることができる。したがって、本実施形態の培養容器100及びその下部容器10によれば、細胞や組織の培養面積を減少させることなく、ピペット操作によるコンタミネーションのリスクを低減することができる。
また、ピペット挿入口14は、下部容器10の上面12に開口しているので、ピペットPを操作する者は、下部容器10の収容部11の開口部11aの位置とピペット挿入口14の位置とを確認しながら、容易かつ確実にピペットPの先端をピペット挿入口14に挿入することができる。したがって、ピペットPの先端が下部容器10の上面12に触れるリスクを低減して、コンタミネーションが発生するリスクを低減することができる。また、下部容器10の収容部11の開口部11aの周囲のスペースを有効活用して、下部容器10が必要以上に大きくなるのを防止して、下部容器10をコンパクトにすることができる。
また、ピペット挿入路13及びピペット挿入口14は、個々の収容部11に対してそれぞれ個別に設けられているので、個々の収容部11において異なる条件で細胞又は組織を培養することができるだけでなく、例えば、1つの収容部11においてコンタミネーションが発生したときの影響を最小限に留めることができる。
また、ピペット挿入路13は、収容部11の底部の内側壁11cに開口する収容部連通口15を有し、収容部連通口15を介して収容部11の底部に連通している。そのため、収容部11内の培養液L等の液体及びそれに含まれる細胞等を、収容部11の底部から収容部連通口15を介して効率よくピペット挿入路13に導出することができ、ピペットPによる収容部11内の液体の吸引を容易にすることができる。
また、ピペット挿入路13は、収容部11の底部側の内径が、ピペット挿入口14側の内径よりも小さいので、下部容器10の収容部11からピペット挿入路13に流出する培養液L等の液体の量を最小限にすることができ、培養液L等に無駄が生じるのを抑制することができる。また、ピペット挿入口14を相対的に大きくすることができ、ピペットPの挿入を容易にしてコンタミネーションのリスクを低減することができる。
また、ピペット挿入路13は、下部容器10の収容部11の底壁11bに対して45°以上の角度αで上下に延びることで、下部容器10の収容部11からピペット挿入路13に流出する培養液L等の液体の量を最小限にすることができ、培養液L等に無駄が生じるのを抑制することができる。また、ピペット挿入口14を下部容器10の収容部11の開口部11aに比較的近い位置に形成することができる。
また、収容部11の底壁11bに対するピペット挿入路13の角度αを適切に設定することによって、コンタミネーションのリスクをより低減することができる。例えば、前記したように、下部容器10の収容部11の底壁11bを水平にして、ピペット挿入路13にピペットPを挿入し、ピペットPの先端を収容部連通口15に到達させたときに、ピペットPを把持するための基端部が、収容部11の開口部11aと鉛直方向に重ならない位置となる角度に、ピペット挿入路13の角度αを設定する。これにより、例えば、ピペットPを操作する者の手から落下した塵芥等が、収容部11の開口部11a内及び上部容器20の開口部11a内に落下することを防止することができ、コンタミネーションのリスクをより低減することができる。
ピペットPの操作を行う者は、下部容器10の長手方向両側を片手で保持した状態で、下部容器10の手前側が奥側よりも低くなるように、下部容器10を傾けてピペット操作を行う場合がある。この場合、下部容器10の短手方向の奥側から手前側に傾斜するようにピペット挿入路13の角度αを設定することで、ピペット操作を行う者の手が、鉛直方向において下部容器10の収容部11の開口部11a又は上部容器20の開口部21aに重なるのをより確実に防止できる。
また、収容部11の底壁11bに対するピペット挿入路13の角度αを設定する際に、ピペット挿入口14の位置を、収容部11の開口部11aとの間に少なくともピペット挿入口14の半径以上の間隔をあけるように設定することで、ピペットPの先端が誤って上部容器20の開口部21aに挿入されるのを防止できる。したがって、ピペット操作によるコンタミネーションのリスクを低減することができる。
また、上部容器20は、上端よりも下端の径が小さいテーパ状の外側壁21cを有し、上部容器20の上端から下端に近付くほど、上部容器20の外側壁21cと下部容器10の収容部11の内側壁11cとの間の間隔が広くなっている。そのため、下部容器10の収容部11に上部容器20の下端部を容易に挿入することができる。また、下部容器10の収容部11の内側壁11cと上部容器20の外側壁21cとの間に適切な隙間を形成して、下部容器10の収容部11の内側壁11cと上部容器20の外側壁21cとの間における毛管現象を抑制することができる。
また、下部容器10の収容部11の開口部11aに、上部容器20の上端部を固定することで、下部容器10と上部容器20との相対的な移動が防止され、顕微鏡観察を確実かつ容易に行うことができる。また、下部容器10の収容部11の開口部11aと上部容器20の上端部との間を密閉することで、これらの間の隙間を介したコンタミネーションのリスクを低減することができる。さらに、培養容器100が下部容器10の収容部11、上部容器20の開口部21a、及びピペット挿入口14を覆う蓋を備えている場合には、これらに塵芥、菌等が侵入して発生するコンタミネーションのリスクを低減することができる。
以上説明したように、本実施形態の培養容器100及びその下部容器10によれば、細胞や組織の培養面積を減少させることなく、ピペット操作を容易にして、ピペット操作によるコンタミネーションのリスクを低減することができる。
(実施形態2)
以下、本発明の培養容器及びその下部容器の実施形態2について説明する。図4は、実施形態1の培養容器100の図3に示す断面図に相当する、本実施形態の培養容器100Aの断面図である。
本実施形態の培養容器100A及びその下部容器10Aは、ピペット挿入路13の下端と収容部11の底部とを連通する培養液連通路16を備え、ピペット挿入路13の角度αが収容部11の底壁11bに対して垂直に近づけている点で、前述の実施形態1で説明した培養容器100及びその下部容器10と異なっている。本実施形態の培養容器100A及びその下部容器10Aのその他の点は、前述の実施形態1で説明した培養容器100及びその下部容器10と同一であるので、同一の部分には同一の符号を付して説明を省略する。
本実施形態の培養容器100Aは、下部容器10Aに設けられたピペット挿入路13の下端と収容部11の底部とを連通する培養液連通路16を有している。培養液連通路16は、例えば、延在方向の全長に亘って内径が一様な直管状に設けられ、収容部11の内側壁11cの底部に設けられた収容部連通口15とピペット挿入路13の下端とを連通している。培養液連通路16は、収容部11の底壁11bに対して45°未満の角度βで設けられている。より具体的には、培養液連通路16の中心線C2は直線であり、収容部11の底壁11bに対して45°未満の角度βを有している。
本実施形態の培養容器100A及びその下部容器10Aによれば、実施形態1の培養容器100及びその下部容器10と同様に、ピペット挿入路13及びピペット挿入口14を有しているので、実施形態1の培養容器100及びその下部容器10と同様の効果を得ることができる。また、本実施形態の培養容器100A及びその下部容器10Aは、ピペット挿入路13の下端と収容部11の底部とを連通する培養液連通路16を有している。そのため、ピペット挿入路13の角度αが下部容器10Aの収容部11の底壁11bに対して垂直に近づけ、ピペット挿入口14を収容部11の開口部11aの近傍に設けた場合でも、ピペット挿入路13と収容部11の底部とを連通させることができる。
また、本実施形態の培養容器100A及びその下部容器10Aにおいて、培養液連通路16は、下部容器10Aの収容部11の底壁11bに対して45°未満の角度βで設けられている。そのため、下部容器10Aの収容部11の底壁11bを水平から45°未満の角度βで傾けることで、培養液連通路16を水平にすることができる。したがって、下部容器10Aの収容部11内のすべての液体等をピペットPによって吸引する際に、下部容器10Aを傾けたときの鉛直方向に対するピペットPの角度を小さくしてピペット操作を容易にすることができる。
より詳細には、図3に示す実施形態1の培養容器100は、培養液連通路16を有しないため、収容部11の底壁11bに対するピペット挿入路13の角度αを垂直に近づけることが困難である。これに対し、図4に示す本実施形態の培養容器100Aは、培養液連通路16を有しているため、収容部11の底壁11bに対するピペット挿入路13の角度αを垂直に近づけることができる。そのため、実施形態1の培養容器100よりも、実施形態2の培養容器100Aの方が、収容部11の底壁11bに対するピペット挿入路13の角度αが大きくなる。したがって、ピペット操作の際に、収容部11の底壁11bを水平面に対して角度βで傾ける必要がある場合、ピペットPの鉛直方向に対する角度、すなわち90°−α+βは、実施形態1の培養容器100よりも、実施形態2の培養容器100Aの方が小さくなる。これにより、ピペット操作を容易にすることができる。
(実施形態3)
以下、本発明の培養容器及びその下部容器の実施形態3について説明する。図5は、実施形態1の培養容器100の図1に示す平面図に相当する、本実施形態の培養容器100Bの平面図である。図6は、図5のVI-VI線に沿う断面図である。
本実施形態の培養容器100B及びその下部容器10Bは、複数の培養液連通路16が1つの共通するピペット挿入路13に連通している点で、前述の実施形態2で説明した培養容器100A及びその下部容器10Aと異なっている。本実施形態の培養容器100B及びその下部容器10Bのその他の点は、前述の実施形態2で説明した培養容器100A及びその下部容器10Aと同様であるので、同一の部分には同一の符号を付して説明を省略する。
本実施形態の培養容器100B及びその下部容器10Bは、複数の収容部11を備え、培養液連通路16は、1つのピペット挿入路13と複数の収容部11とを連通している。より具体的には、本実施形態において、下部容器10Bの4つの隣接する収容部11の間に1つのピペット挿入路13が設けられ、その1つのピペット挿入路13とそれを囲む4つの隣接する収容部11のそれぞれが、培養液連通路16によって連通している。
下部容器10Bの収容部11の底壁11bに対するピペット挿入路13及び培養液連通路16の角度は特に限定されないが、本実施形態において、ピペット挿入路13は、下部容器10Bの収容部11の底壁11bに対して垂直又は略垂直であり、培養液連通路16は、下部容器10Bの収容部11の底壁11bに対して平行又は略平行である。なお、下部容器10Bの外側の底面を水平にした状態で、下部容器10Bの収容部11の底壁11b及び培養液連通路16は、ピペット挿入路13に近いほど低くなるように傾斜を有していてもよい。
本実施形態の培養容器100B及びその下部容器10Bによれば、1つのピペット挿入路13にピペットPを挿入して、下部容器10Bの複数の収容部11に収容された培養液L等の液体を一括して吸引し、又は下部容器10Bの複数の収容部11に培養液L等の液体を一括して供給することができる。また、下部容器10Bの収容部11の底壁11b及びピペット挿入路13が前記した傾斜を有する場合には、ピペットPによって下部容器10Bの複数の収容部11に収容された液体等を一括して吸引する操作を容易にすることができる。
(実施形態4)
以下、本発明の培養容器及びその下部容器の実施形態4について説明する。図7は、実施形態1の培養容器100の図1に示す平面図に相当する、本実施形態の培養容器100Cの平面図である。図8は、図7のVIII-VIII線に沿う断面図である。
本実施形態の培養容器100C及びその下部容器10Cは、ピペット挿入路13が下部容器10Cの側壁10sを貫通している点で、前述の実施形態1で説明した培養容器100及びその下部容器10と異なっている。本実施形態の培養容器100C及びその下部容器10Cのその他の点は、前述の実施形態1で説明した培養容器100及びその下部容器10と同様であるので、同一の部分には同一の符号を付して説明を省略する。
本実施形態の培養容器100C及びその下部容器10Cにおいて、ピペット挿入路13は、例えば、下部容器10Cの側壁10sを貫通する直管状に設けられている。特に限定はされないが、本実施形態において、ピペット挿入路13は、下部容器10Cの長手方向に沿う側壁10sを貫通している。また、ピペット挿入路13の一部は、側壁10sから延出するピペット導入管17によって形成されている。なお、ピペット挿入路13は、直管状に限定されず、ピペットPの先端形状に対応する先細形状に形成してもよい。
下部容器10Cの短手方向の側壁に沿って隣接する収容部11は、実施形態3の下部容器10Bと同様に、収容部11の底壁11bと平行又は略平行に設けられた培養液連通路16によって互いに連通している。また、本実施形態の培養容器100Cにおいても、蓋18は、下部容器10Cの収容部11、上部容器20の開口部21a、及びピペット挿入口14を覆うように設けられる。
本実施形態の培養容器100C及びその下部容器10Cによれば、実施形態1と同様の効果を得られるだけでなく、ピペットPの操作を行う者の手が、より確実に下部容器10Cの上面12と鉛直方向に重ならない位置で、ピペットPを把持することができる。したがって、ピペット操作によるコンタミネーションのリスクを低減することができる。
また、ピペット挿入路13が貫通する下部容器10Cの長手方向に沿う側壁10sを手前にして、奥側よりも手前側が低くなるように下部容器10Cを傾けることで、隣接する2つの収容部11に収容された液体等を一括して吸引することができる。なお、ピペット挿入路13及びピペット導入管17は、個々の収容部11に対して設けてもよい。
以上、図面を用いて本発明の実施の形態を詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における設計変更等があっても、それらは本発明に含まれるものである。
10,10A−10C 下部容器、10s 側壁、11 収容部、11a 開口部、11b 底壁、12 上面、13 ピペット挿入路、14 ピペット挿入口、16 培養液連通路、17 ピペット導入管、18 蓋、20 上部容器、22 膜、100,100A−100C 培養容器、α ピペット挿入路の角度、β 培養液連通路の角度、L 培養液、P ピペット

Claims (12)

  1. 培養液を収容する収容部を有する下部容器と、該下部容器の前記収容部に収容される上部容器とを備えた培養容器であって、
    前記上部容器は、前記培養液に浸漬される透過性の膜を有し、
    前記下部容器は、液体を吸引又は補充するピペットを挿入可能なピペット挿入路を有し、
    前記ピペット挿入路は、前記収容部の底部に連通するとともに前記収容部の外側に開口するピペット挿入口を有することを特徴とする培養容器。
  2. 前記ピペット挿入口は、前記下部容器の上面に開口していることを特徴とする請求項1に記載の培養容器。
  3. 前記ピペット挿入路は、前記下部容器の側壁を貫通していることを特徴とする請求項1に記載の培養容器。
  4. 前記ピペット挿入路の一部は、前記側壁から延出するピペット導入管によって形成されていることを特徴とする請求項3に記載の培養容器。
  5. 前記ピペット挿入路は、前記収容部の前記底部側の内径が、前記ピペット挿入口側の内径よりも小さいことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の培養容器。
  6. 前記ピペット挿入路は、前記収容部の底壁に対して45°以上の角度で延びることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の培養容器。
  7. 前記ピペット挿入路の下端と前記収容部の前記底部とを連通する培養液連通路を有し、
    前記培養液連通路は、前記収容部の底壁に対して45°未満の角度で設けられていることを特徴とする請求項6に記載の培養容器。
  8. 前記下部容器は、複数の前記収容部を備え、
    前記培養液連通路は、1つの前記ピペット挿入路と複数の前記収容部とを連通することを特徴とする請求項7に記載の培養容器。
  9. 前記下部容器の前記収容部の開口部に、前記上部容器の上端部が固定されていることを特徴とする請求項1から請求項8のいずれか一項に記載の培養容器。
  10. 前記下部容器の前記収容部の開口部と前記上部容器の上端部との間が密閉されていることを特徴とする請求項1から請求項9のいずれか一項に記載の培養容器。
  11. 前記下部容器の前記収容部、前記上部容器の開口部、及び前記ピペット挿入口を覆う蓋を備えることを特徴とする請求項1から請求項10のいずれか一項に記載の培養容器。
  12. 培養液を収容する収容部を有し、前記培養液に浸漬される透過性の膜を有する上部容器を前記収容部に収容可能な下部容器であって、
    液体を吸引又は補充するピペットを挿入可能なピペット挿入路を有し、
    前記ピペット挿入路は、前記収容部の底部に連通するとともに前記収容部の外側に開口するピペット挿入口を有することを特徴とする下部容器。
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