JP2016076781A - 通信端末、受信側通信端末、通信端末の制御プログラム、および提示方法 - Google Patents

通信端末、受信側通信端末、通信端末の制御プログラム、および提示方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2016076781A
JP2016076781A JP2014204970A JP2014204970A JP2016076781A JP 2016076781 A JP2016076781 A JP 2016076781A JP 2014204970 A JP2014204970 A JP 2014204970A JP 2014204970 A JP2014204970 A JP 2014204970A JP 2016076781 A JP2016076781 A JP 2016076781A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
communication
terminal
smartphone
presentation information
unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2014204970A
Other languages
English (en)
Inventor
保生 和田
Yasuo Wada
保生 和田
晃嗣 楠田
Koji Kusuda
晃嗣 楠田
俊之 亀井
Toshiyuki Kamei
俊之 亀井
幸仁 綿貫
Yukito Watanuki
幸仁 綿貫
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
Priority to JP2014204970A priority Critical patent/JP2016076781A/ja
Priority to PCT/JP2015/083097 priority patent/WO2016052766A1/ja
Publication of JP2016076781A publication Critical patent/JP2016076781A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F3/00Input arrangements for transferring data to be processed into a form capable of being handled by the computer; Output arrangements for transferring data from processing unit to output unit, e.g. interface arrangements
    • G06F3/01Input arrangements or combined input and output arrangements for interaction between user and computer
    • G06F3/048Interaction techniques based on graphical user interfaces [GUI]
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F13/00Interconnection of, or transfer of information or other signals between, memories, input/output devices or central processing units
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04MTELEPHONIC COMMUNICATION
    • H04M1/00Substation equipment, e.g. for use by subscribers

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Human Computer Interaction (AREA)
  • Telephone Function (AREA)
  • Information Transfer Between Computers (AREA)
  • User Interface Of Digital Computer (AREA)

Abstract

【課題】通信相手の端末を明示する。
【解決手段】スマートフォン(1)は、スマートフォン(2)との通信が確立した場合に提示情報を決定する提示情報決定部(124)と、上記提示情報をスマートフォン(2)に送信する提示情報調整部(125)と、上記提示情報に応じて、自端末がスマートフォン(2)と通信を確立したことを提示する提示情報表示制御部(142)と、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、他の通信端末と通信を確立することにより、自端末と当該他の通信端末との間で情報の送受信を行うことを可能とする通信端末に関する。
近年、複数の装置を連動させて動作させる技術が開発されている。このような技術の一例としては、複数の表示装置を連動させて画像を表示させるマルチディスプレイを実現するための技術がある。例えば特許文献1には、複数の表示装置に対する入力に関する情報を、アクセスポイントを介してサーバに送信し、当該サーバが、上記複数の表示装置に対する入力が連続的な入力であるか否かを判定し、連続的な入力であると判定したとき、上記複数の表示装置を連動させる(例えば、1つの画像を複数の表示装置にわたって表示させる)技術が開示されている。
特開2013−210730号公報(2013年10月10日公開)
しかしながら、例えば特許文献1などの従来技術では、複数台の端末のうちどの端末とどの端末とが通信を行う(マルチディスプレイ表示を行う)のかを、ユーザに明示的に提示していなかった。そのため、例えばある端末のユーザは、自端末が他の端末と通信するのか、また通信する場合適切な(ユーザが意図した)通信相手と通信がなされるのか否かを確認することができなかった。
本発明は上記問題点に鑑みたものであり、その目的は、通信相手を明示することが可能な通信端末などを実現することにある。
上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係る通信端末は、自端末と他の通信端末との通信が確立した場合に、自端末が上記他の通信端末と通信を確立したことを提示するための情報である提示情報を決定する提示情報決定部と、上記提示情報決定部が決定した上記提示情報を上記他の通信端末に送信する提示情報送信部と、上記提示情報決定部が決定した上記提示情報に応じて、自端末が上記他の通信端末と通信を確立したことを提示する通信確立提示部と、を備えることを特徴とする。
本発明の一態様によれば、通信相手を明示することができるという効果を奏する。
本発明の実施形態1に係るスマートフォンの要部構成の一例を示すブロック図である。 図1に示すスマートフォンの動作概要を示す画面遷移図である。 図1に示すスマートフォンが実行する処理の流れの一例を示すフローチャートである。 (a)〜(e)は、ペアリング処理からペアリング確認処理までの間の上記スマートフォンの画面表示の具体例を示す画面遷移図である。 上記スマートフォンにおけるペアリング処理からペアリング確認処理までの処理の流れを示すフローチャートである。 (a)〜(d)は、本発明の実施形態2に係るスマートフォンにおけるペアリング処理からペアリング確認処理までの間の画面表示の具体例を示す画面遷移図である。 上記スマートフォンにおける、ペアリング処理からペアリング確認処理までの処理の流れを示すフローチャートである。 本発明の実施形態3に係るスマートフォンにおける、ペアリング処理からペアリング確認処理までの処理の流れを示すフローチャートである。 いずれかの実施形態に係るスマートフォンに対するユーザの許可操作を示す図である。
〔実施形態1〕
以下、本発明の実施形態1について、図1〜5を用いて説明する。なお、以下では一例として、本発明に係る通信端末を、スマートフォン(スマートフォン1およびスマートフォン2)にて実現する場合について説明する。しかし、本発明に係る通信端末はスマートフォンに限定されず、パーソナルコンピュータ(PC)や、タブレットPCなど、他の通信端末とデータ通信が可能なあらゆる電子機器に適用することが可能である。
≪スマートフォンの機能≫
まず始めに、本実施形態に係るスマートフォン1およびスマートフォン2について概説する。スマートフォン1およびスマートフォン2は、自端末以外の端末とペアリングし、ペアリング相手の端末と連携してデータを出力する通信端末である。本実施形態において「ペアリング」とは、スマートフォン1またはスマートフォン2と他の通信端末とが、1対1で通信を行うために互いを特定し紐付けることを意味する。
なお、以降の説明では、特に記載がない場合、スマートフォン1とスマートフォン2とがペアリングを行い、連携してデータ出力を行うこととする。しかしながらスマートフォン1およびスマートフォン2は、スマートフォン以外の電子機器とペアリングし、連携してデータ出力を行ってもよい。
また、以降の説明では、スマートフォン1とスマートフォン2とは、Bluetooth(登録商標)による通信を行うものとして説明するが、スマートフォン1とスマートフォン2の通信方式はこの例に限定されるものではない。例えば、スマートフォン1とスマートフォン2とはWi−Fi(登録商標)による通信を行ってもよいし、近距離無線通信(NFC、Near Field Communication)による通信を行ってもよい。なお以降、通信方式を特に示さずに単に「通信」と書いた場合は、Bluetoothによる通信を示すものとする。また、ペアリングする対象となるスマートフォン2は複数台存在しても良い。
≪ペアアプリ≫
スマートフォン1およびスマートフォン2にはそれぞれ、他の通信端末と連携してデータ出力を行うための、一連の処理を担うアプリケーションソフトウェアが予めインストールされている。以降、当該アプリケーションソフトウェアを「ペアアプリ」と称する。ペアアプリは、具体的にはスマートフォン1およびスマートフォン2のペアリングに係る機能、ペアリング確立後にスマートフォン1とスマートフォン2との間でデータの送受信を行うための機能、および、当該データを連携して出力するための各種調節に係る機能を有する。ペアアプリの担う処理の詳細については後で述べる。
≪データの連携出力に係る処理の流れ≫
次に、本実施形態に係るスマートフォンの動作概要を、図2および図3を用いて説明する。図2の(a)〜(g)は、本実施形態に係るスマートフォン1とスマートフォン2との動作概要を示している。また、図3は、スマートフォン1を図2の(a)〜(g)に示すように動作させた場合の、スマートフォン1および2それぞれにおける処理の流れを示している。
なお、以下では図2および図3を用いて、スマートフォン1とスマートフォン2とが連携してデータ出力する例として、スマートフォン1とスマートフォン2とが1枚の画像を、それぞれの端末を隣り合わせた場合に繋がるように表示する例を説明する。しかしながら、上記データは画像に限られず、例えば音声データや動画データであってもよい。
スマートフォン1において、ペアアプリのアイコンαがタッチされる等、ユーザによりペアアプリの起動を指示する操作がなされると、スマートフォン1はペアアプリを起動させる。また、スマートフォン2も同様に、ユーザの指示操作に従いペアアプリを起動する(図2の(a)、および図3のS1)。
ペアアプリが起動すると、スマートフォン1およびスマートフォン2は、ペアアプリのペアリングに係る機能を実行することにより、ペアリング処理を行う(図3のS3)。なおこのとき、スマートフォン1およびスマートフォン2は、通信相手の機器を探索中であることをユーザに示してもよい(図2の(b))。
上記ペアリング処理が完了する、すなわち、スマートフォン1とスマートフォン2とのペアリングが確立すると(図3のS5でYES)、スマートフォン1およびスマートフォン2はペアリング相手確認処理を実行する(図3のS7)。
ここで、ペアリング相手確認処理とは、ペアアプリにおいて実行される処理の一つであり、スマートフォン1およびスマートフォン2において、それぞれの端末のユーザにペアリングが確立した相手端末を確認させるために行われる処理を示す。換言すると、ペアリング相手確認処理とは、ユーザに自分の所持する端末(スマートフォン1またはスマートフォン2)が適切な相手端末とペアリングしているか否かを確認させるための処理である。
具体的には、スマートフォン1およびスマートフォン2はペアリングが確立した場合(図3のS5でYES)、それぞれの表示画面に同じ色の画像を表示することにより、ユーザに自端末と上記通信相手の端末とがペアリングしたことを通知する(図2の(c))。なお、スマートフォン1とスマートフォン2とがペアリングしたことは、上述した画像表示以外の方法で示してもよい。ペアリングの通知方法については後で詳述する。
そして、スマートフォン1およびスマートフォン2はそれぞれの端末のユーザに対し、ペアリング相手の端末が適切か否かの確認結果を入力させる。具体的には、例えば図2の(c)に示すように、ペアリングが適切でありデータ通信を許可する場合は「接続OK」ボタンを、当該ペアリングが不適切である場合は「キャンセル」ボタンをタッチさせる。
スマートフォン1およびスマートフォン2において、それぞれ「接続OK」ボタンが押下される、すなわちユーザがデータ転送を許可した場合(図3のS9)、スマートフォン1およびスマートフォン2は次に、それぞれの端末のユーザに、両端末で表示する画像を選択させる(図3のS11)。なお、以降の入力操作の関係上、スマートフォン1およびスマートフォン2は図示の通り、並べて配置されていることが望ましい。
より具体的には、例えばスマートフォン1のユーザは、スマートフォン1において所望の画像を所定時間以上タッチする(長押しタッチする)ことにより当該画像を選択する(図2の(d))。
なお、以降ではスマートフォン1において画像が選択され、スマートフォン1からスマートフォン2にデータを転送する例について説明するが、スマートフォン2において画像が選択され、スマートフォン2からスマートフォン1へとデータが転送されてもよい。この場合、スマートフォン2が以降で説明するスマートフォン1と同様の動作を行えばよい。
スマートフォン1で画像(画像β)が選択されると、スマートフォン1およびスマートフォン2はデータ転送処理を開始する(図3のS13)。ここで、データ転送処理とは、ペアアプリにおいて実行される処理の一つであり、選択された画像βに係るデータと、画像βのデータとを、画像を保持している端末(図中ではスマートフォン1)から転送先の端末(図中ではスマートフォン2)へと送信する処理を示す。
なお、データ転送処理では、画像βに係るデータを画像β自体より先行して送信し、その後画像β自体のデータを送信する。以降、先行して送信する選択された画像に係るデータを、「先行データ」と称する。また、選択された画像自体のデータを「実データ」と称する。なお、先行データ、実データ、およびデータ転送処理の詳細については後述する。
スマートフォン1は、データ転送処理の開始後、少なくとも自端末に対しデータ表示の開始を示す操作(開始操作)がなされた場合、先行データを自端末とスマートフォン2とで連携して表示させる。なお、スマートフォン1は、データ転送処理が完了した後に開始操作を受付けた場合でも、まず先行データをスマートフォン2と連携して表示し、続いて実データを表示すればよい。
例えば、スマートフォン1は、図2の(d)にて示したようにユーザが長押しタッチを続けたまま(タッチしたまま)タッチしている指をスマートフォン1とスマートフォン2とをまたぐように滑らせ指を離した(画像βを選択しドラッグ&ドロップした)場合(図2の(e))、当該操作を開始操作と認識する。
そして、スマートフォン1は当該開始操作を受けて、画像βの先行データをスマートフォン1およびスマートフォン2の表示画面に連携して表示させる。具体的には、例えば先行データが画像βのサムネイル画像である場合、スマートフォン1はスマートフォン2と連携し、スマートフォン1およびスマートフォン2の表示画面において画像が繋がるように(連続した画像となるように)、画像βのサムネイル画像β1を表示させる(図2の(f))。
なお、より望ましくは、スマートフォン1はタッチしている指がスマートフォン1の入力面を離れたときの時間と、当該指がスマートフォン2の入力面の端部をタッチした時間とを取得しこれらの時間を参照することにより、スマートフォン1とスマートフォン2との隣接関係(スマートフォン1から見てスマートフォン2がどの方向に位置するか)を特定した上で、当該隣接関係に応じて画像βの先行データを表示することが望ましい。
さらに、データ転送処理が完了すると、スマートフォン1およびスマートフォン2は互いに連携して、画像βの実データβ2をスマートフォン1およびスマートフォン2の表示画面において画像が繋がるように表示させる(図2の(g))。
以上をまとめると、スマートフォン1およびスマートフォン2は互いにペアリングを行い(図2の(a)〜(b))、当該ペアリングが適切か否かをユーザに確認させる(図2の(c))。その後、スマートフォン1はいずれかの端末で選択された画像のデータを他方の端末に転送する(図2の(d)〜(e))。
このとき、スマートフォン1(またはスマートフォン2)は、当該転送の途中から画像の先行データを連携して表示し、その後実データの転送が完了すれば実データを連携して表示することができる(図2の(f)〜(g))。
なお、スマートフォン1またはスマートフォン2においてペアリング処理が失敗した、すなわちペアリングが確立しなかった場合(図3のS5でNO)、スマートフォン1およびスマートフォン2はペアリングが失敗したことをユーザに通知する(図3のS17)。そして、スマートフォン1およびスマートフォン2は再度ペアリング処理を行う(図3のS3)。
また、スマートフォン1およびスマートフォン2のユーザの少なくともいずれかがスマートフォン1とスマートフォン2とのデータ転送を許可しなかった場合(図3のS9)、スマートフォン1およびスマートフォン2は互いのペアリングを解除し(図3のS19)、ペアリングが失敗したことをユーザに通知する(図3のS17)とともに、再度他の端末とペアリングを試みるため、ペアリング処理を行う(図3のS3)。
≪要部構成≫
次に、本実施形態に係るスマートフォン1およびスマートフォン2の要部構成について、図1を参照して説明すれば、以下のとおりである。図1は、本実施形態に係るスマートフォン1およびスマートフォン2の要部構成を示すブロック図である。
まず、スマートフォン1について説明する。スマートフォン1は、制御部10、タッチパネル20、RAM30、記憶部40、および通信部50を含む。
タッチパネル20は、ユーザのタッチ入力を受け付ける入力部21と、画像を表示する表示部22とが重畳して形成された入力および表示用パネルである。
通信部50は、別の端末(例えばスマートフォン2)との情報の送受信を行う通信デバイスである。
RAM(random-access memory)30は、スマートフォン1にて使用される各種データを一時的に記憶する記憶デバイスである。RAM30は、自端末情報31、アプリ名32、時刻33、および相手端末情報34を記憶している。
自端末情報31は、スマートフォン1に関する各種情報であり、例えばスマートフォン1を識別するための文字列および記号のうち少なくとも1つからなる情報(スマートフォン1の端末名)である。なお、自端末情報31は端末名のみに限定されず、例えばスマートフォン1における画質モードや明るさ設定などを含んでもよい。アプリ名32は、スマートフォン1が実行する、スマートフォン2との通信を確立するアプリケーションを識別するための文字列または記号からなる情報である。アプリ名32は、スマートフォン1が上記アプリケーションを実行したとき、変更後の端末名(変更端末名)に含まれる。時刻33は、スマートフォン1が上記アプリケーションを実行したときの時刻を示す数字(または数字および記号)からなる情報である。より正確に言えば、時刻33は、スマートフォン1が上記アプリケーションを実行した後の所定時間後の時刻を示す数字からなる情報である。時刻33は、アプリ名32と同様に、スマートフォン1が上記アプリケーションを実行したとき変更端末名に含まれる。相手端末情報34は、スマートフォン1とのペアリングが確立した端末(スマートフォン2)に関する各種情報であり、例えば当該端末を識別するための文字列または記号からなる情報(一例としてはスマートフォン2の端末名)である。なお、相手端末情報34は端末名のみに限定されず、例えばスマートフォン2における画質モードや明るさ設定などを含んでもよい。
記憶部40は、スマートフォン1にて使用される各種データを記憶する記憶デバイスである。記憶部40は、提示情報35および画像データ41を記憶している。
提示情報35は、スマートフォン1とスマートフォン2とのペアリングが確立したことをユーザに提示するために使用される情報である。本実施形態では提示情報35はそれぞれ異なる色を示す複数の情報(色情報)である。スマートフォン1は複数の色情報から1つを選択し、表示部22に表示される画面の背景色を選択した色情報が示す色にするとともに、当該色情報を自端末とのペアリングが確立した端末に送信する。なお、提示情報35は色情報に限定されるものではない。例えば、同じ模様やそれぞれ異なるパターンの音やアニメーションを示す複数の情報であってもよい。
画像データ41は、スマートフォン1にて表示可能な画像(例えば写真など)に関する情報である。またスマートフォン1とスマートフォン2とのペアリングが確立している場合、スマートフォン1およびスマートフォン2は、画像データ41が示す画像を2つのスマートフォンにわたって表示することができる。画像データ41は、先行データ411および実データ412を含む。先行データ411は、画像データ41をスマートフォン1からスマートフォン2に送信する場合に、実データ412の前に送信される、実データ412に比べてサイズの小さいデータであり、例えば画像データ41のサムネイル画像である。実データ412は、画像データ41の実際の画像である。
制御部10は、スマートフォン1が備える各部を統括制御するものである。制御部10は、タッチ取得部11、アプリ実行部(操作判定部、通信許可部)12、表示制御部14、および通信制御部15を含む。
タッチ取得部11は、入力部21からタッチを示す電気信号を取得し、当該タッチのタッチ座標を算出するものである。なお本発明において「タッチ座標」は、入力部21の入力面におけるタッチ座標(当該タッチパネルの検出解像度における座標)を、表示部22の表示面における座標表示面上で、縦横何画素目をタッチしたかを示す値に変換したものを示す。タッチ取得部11は算出したタッチ座標をアプリ実行部12またはデータ転送制御部13に供給する。また、タッチ取得部11は、タッチ座標を時系列で保持することができる。そして、一定時間にわたって連続で入力されたタッチ操作(ドラッグ操作や長押し操作など)の軌跡としてのタッチ情報をアプリ実行部12またはデータ転送制御部13に供給する。
アプリ実行部12は、スマートフォン1において各種アプリケーションを実行するものである。具体的には、アプリ実行部12は、タッチ取得部11や通信制御部15から供給された各種情報に応じて処理を実行する。一例としては、供給された各種情報に応じた画面を表示するよう、表示制御部14に指示する。本実施形態では、アプリ実行部12は、ペアアプリを実行する例を説明するが、アプリ実行部12が実行するアプリケーションはこの例に限定されるものではない。アプリ実行部12は、ペアリング制御部121、時刻取得部122、デバイス名変更部123、提示情報決定部124、提示情報調整部(提示情報送信部)125、先行データ送受信部131、および実データ送受信部132を含む。
ペアリング制御部121は、スマートフォン1とスマートフォン2とのペアリングを制御するものである。具体的には、ペアリング制御部121は、タッチ取得部11から供給されたタッチ座標に応じて、通信制御部15に他の端末とのペアリングを開始するよう指示する(Bluetoothの設定を有効にするよう指示する)。またペアリング制御部121は、供給されたタッチ座標に応じて、通信制御部15に他の端末とのペアリングを終了するよう指示する(Bluetoothの設定を無効にするよう指示する)。
時刻取得部122は、アプリケーションが実行された(開始された)後の所定時間後の時刻を取得するものである。時刻取得部122は、取得した時刻をデバイス名変更部123に供給する。
デバイス名変更部123は、スマートフォン1のデバイス名(端末名)を変更するものである。デバイス名変更部123は、時刻取得部122から時刻を取得すると、実行しているアプリケーションのアプリ名(例えば「ペアアプリ」)を取得した時刻と共にRAM30に記憶する。また、デバイス名変更部123は、端末名を「<アプリ名>_<取得した時刻>」に変更し、通信制御部15に供給する。
提示情報決定部124は、スマートフォン1とスマートフォン2とのペアリングが確立したときに、ユーザに提示する提示情報を決定するものである。具体的には、提示情報決定部124は、複数の色情報から1つを選択し、選択した色情報を提示情報調整部125に供給する。
提示情報調整部125は、提示情報決定部124にて決定された提示情報(色情報)を調整するものである。具体的には、提示情報調整部125は、相手端末情報34に含まれる画質モードや明るさの設定などの画面表示設定に係る情報に応じて、自端末にて画面の背景色を選択された色情報が示す色としたときの見た目と、スマートフォン2にて選択された色情報が示す色としたときの見た目とが同じになるように、色情報を調整する。そして、調整した色情報を通信制御部15に供給する。なお、提示情報調整部125は、自端末における画面の背景色としての選択された色情報を調整してもよい。この場合、提示情報調整部125は、調整後の色情報を、相手端末情報34に含まれる画質モードや明るさの設定などの情報に応じてさらに調整し、さらに調整した色情報を通信制御部15に供給してもよい。
先行データ送受信部131は、スマートフォン2に先行データ411を送信したり、スマートフォン2から先行データ411を受信したりするものである。具体的には、先行データ送受信部131は、タッチ取得部11から特定のタッチ座標(例えば、長押し操作を示すタッチ座標)を供給されると、記憶部40から先行データ411を読み出し、通信制御部15に供給する。また先行データ送受信部131は、先行データ411の送信が完了すると、その旨を実データ送受信部132に通知する。さらに、先行データ送受信部131は、スマートフォン2から送信された先行データ411を、通信部50および通信制御部15を介して取得し、当該先行データ411を表示制御部14(詳細には、先行データ表示制御部141)に供給する。
実データ送受信部132は、スマートフォン2に実データ412を送信したり、スマートフォン2から実データ412を受信したりするものである。具体的には、実データ送受信部132は、先行データ送受信部131から先行データ411の送信が完了したことを通知されると、記憶部40から実データ412を読み出し、通信制御部15に供給する。また、実データ送受信部132は、スマートフォン2から送信された実データ412を、通信部50および通信制御部15を介して取得し、当該実データ412を表示制御部14に供給する。
表示制御部14は、表示部22に画面(画像)を表示させるものである。表示制御部14は例えば、アプリ実行部12からの指示に応じて画面を生成し、表示部22に表示させる。表示制御部14は、先行データ表示制御部141および提示情報表示制御部(通信確立提示部)142を含む。
先行データ表示制御部141は、先行データ411に応じた画像を表示部22に表示させるものである。具体的には、先行データ表示制御部141は、アプリ実行部12から先行データ411(詳細には、スマートフォン2から送信された先行データ411)を供給されると、表示部22に当該先行データ411に応じた画像を表示させる。
提示情報表示制御部142は、決定された提示情報(色情報)が示す色を背景色とする画面を表示部22に表示させるものである。具体的には、提示情報表示制御部142は、提示情報決定部124が決定した色情報(または、スマートフォン2から送信された色情報)を供給されると、当該色情報に応じた背景色の画面を生成し、表示部22に表示させる。
通信制御部15は、通信部50を介した通信を制御するものである。通信制御部15は、スマートフォン1の各部から供給された情報を、通信部50を介してスマートフォン2に送信する。本実施形態では上述したように、Bluetoothによる通信を実行することにより、スマートフォン2に送信する。通信制御部15は、相手端末特定部151およびペアリング設定部152を含む。
相手端末特定部151は、スマートフォン1とのペアリングを確立する端末を特定するものである。具体的には、相手端末特定部151は、デバイス名変更部123から供給された変更端末名を参照して、スマートフォン1との通信可能範囲に存在する端末のうち、端末名に、自端末の変更端末名と同じアプリ名を含む端末を特定する。そして、特定した端末の端末名(変更端末名)に含まれる時刻を参照して、所定の条件を満たす端末を1つ特定する。相手端末特定部151は、特定した端末の端末名をペアリング設定部152に供給する。
ペアリング設定部152は、相手端末特定部151が特定した端末をスマートフォン1とのペアリングを確立する端末として設定するものである。具体的には、ペアリング設定部152は、相手端末特定部151が特定した端末に対して、ペアリングを確立するためのペアリング要求を送信する。そして、ペアリング要求の応答としてペアリング許可を受信すると、ペアリング許可とともに受信した相手端末情報34をRAM30に記憶する。また、ペアリング許可を受信した旨をアプリ実行部12に通知する。さらに、ペアリング設定部152は、通信制御部15がペアリング要求を受信したことを通知されると、ペアリング要求を送信した端末に対して、ペアリング許可を送信する。
次に、スマートフォン2について説明する。スマートフォン2は、通信部70、制御部(提示情報受信部、受信側通信確立提示部)80、タッチパネル90、RAM100、および記憶部110を含む。スマートフォン2の各部は、スマートフォン1における同一の部材名を有する部材と、その機能が同様であるため、ここでの説明を省略する。すなわち、本実施形態におけるスマートフォン1およびスマートフォン2は同一の機能を有する2つのスマートフォンである。そのため、スマートフォン2がスマートフォン1を、ペアリングを確立する端末(相手端末)として特定してもよいし、スマートフォン2からスマートフォン1に対して画像データ(先行データ411および実データ412)を送信してもよい。なお、スマートフォン1とスマートフォン2とが同一の機能を有するとしたのは一例であり、スマートフォン1とスマートフォン2とが異なる機能を有していてもよい。
≪ペアリング相手確認処理の詳細≫
次に、本発明の主たる特徴点である、ペアリング処理(図3のS1)およびペアリング相手確認処理(図3のS7)の流れについて、図4〜5を用いて詳細に説明する。
図4の(a)〜(e)は、ペアリング処理からペアリング確認処理までの間の、スマートフォン1〜3の画面表示の具体例を示している。なお、図4に記載のスマートフォン3は、スマートフォン1およびスマートフォン2と同様の機能を備えた端末である。また、本実施形態では以降、上述した提示情報35がスマートフォン1〜3それぞれにおいて、表示部に表示される背景色を示す情報(RGB値など)であるとして説明する。
(ペアリング相手確認処理の具体例)
スマートフォン1およびスマートフォン2において図2の(a)の説明で述べたようにペアアプリが起動されると、スマートフォン1のアプリ実行部12は、ペアリングに係る処理を開始し、ペアリング相手の探索(サーチ)を開始する。そして、スマートフォン1〜3は図4の(a)に示すように、ペアリング相手をサーチ中であることをユーザに通知する。
スマートフォン1〜3は当該サーチが開始すると、提示情報35のいずれかが示す背景色をそれぞれの表示部に表示させる。例えば、図4の(b)の例では、スマートフォン1および2においてサーチが開始され、スマートフォン1の表示部(表示部22)には背景色Aが、スマートフォン2の表示部は背景色Bが表示される。なお、同図が示すタイミングでは、スマートフォン3はまだペアリング相手のサーチを開始していないので、スマートフォン1および2のように表示部に特定の背景色は表示していない。
以後、スマートフォン1〜3は、サーチ中に所定の時間間隔で、それぞれの表示部に表示している背景色を変更する。図4の(c)は図4の(b)の時点から所定の時間が経過した場合のスマートフォン1〜3を示している。図示の通り、スマートフォン1およびスマートフォン2は図4の(b)の時点から所定の時間が経過しているので、表示部に表示している色を変更する。具体的には、スマートフォン1は表示部に表示する背景色を背景色Aから背景色Cに、スマートフォン2は背景色Bから背景色Aに変更する。また、この時点でスマートフォン3はペアリング相手のサーチを開始し、背景色Bを表示している。
そして、スマートフォン1〜3は、いずれかの端末とペアリングが確立すると、提示情報35のいずれかが示す背景色をそれぞれの表示部に表示させ、図4の(b)〜(c)を用いて説明したような背景色の変更を止める。このとき、ペアリングが確立した端末同士は、表示部に同じ背景色を表示する。例えば図4の(d)の例は、スマートフォン1とスマートフォン2とがペアリングを確立した場合のスマートフォン1〜3の画面表示を示している。この場合、スマートフォン1とスマートフォン2とは、それぞれの表示部に同じ背景色Bを表示させる。
また、ペアリングが確立すると、スマートフォン(図4ではスマートフォン1および2)は当該ペアリングが適切か否か、ユーザに確認させるための処理を行う。例えば図4の(d)に示すように、それぞれの表示部にボタン等を表示しユーザにタッチさせることにより、ペアリング相手の端末とのデータ転送を許可するか否かを選択させる。
ここで、スマートフォン1およびスマートフォン2においてユーザが同図のようにデータ転送を許可する旨の入力操作を行うと、スマートフォン1およびスマートフォン2は、図4の(e)に示すように、それぞれの表示部に、他方の端末に対し送信する画像を選択する画面(画像選択画面)を表示させる。なおこのとき、スマートフォン1およびスマートフォン2の表示部は、同図の(d)にて表示していた背景色を画像選択画面の背景色としてそのまま表示してもよいし、画像選択画面に画面遷移した際に上記背景色の表示を止めても良い。
一方、図4の(d)〜(e)において、スマートフォン3はいずれの端末ともペアリングしていないので、上述したように所定の時間間隔で背景色を変化させ続けることとなる。
このように、スマートフォン1および2は、ペアリングが確立した端末(スマートフォン1とスマートフォン2)で同じ背景色を略同時に表示する。つまり、スマートフォン1およびスマートフォン2は、表示部の背景色で、通信が確立したペアをユーザに明示することができる。そして、ユーザは端末の表示部に表示された背景色を確認することにより、ペアとなる端末を容易に把握することができる。
なお、スマートフォン1〜3の表示部に表示する背景色を変更する時間間隔(所定の時間間隔)は、例えば2〜3秒程度の時間とすればよい。当該時間に設定することにより、スマートフォン1〜3のユーザは、背景色の遷移が有るか否かを数秒確認することで当該スマートフォンが他のスマートフォンとペアリング確立済か否かを判別することができる。
(ペアリング処理〜ペアリング相手確認処理の流れ)
最後に、スマートフォン1およびスマートフォン2におけるペアリング処理からペアリング確認処理までの処理の流れについて説明する。図5は、ペアリング処理からペアリング確認処理までの処理の流れを示すフローチャートである。なお、図5では、スマートフォン1がペアリング処理においてホスト側(ペアリングを要求する側)の端末となり、スマートフォン2がペアリング処理においてクライアント側(ペアリング要求を受諾する側)の端末となる場合を例にとり説明する。
スマートフォン1およびスマートフォン2において図2の(a)の説明で述べたようにペアアプリが起動されると、スマートフォン1のアプリ実行部12は、ペアリングに係る処理を開始する(S100)。ペアリング処理が開始すると、アプリ実行部12は、自己が持つ変数であるbg_colorに、予め定められた初期値を代入しておく(S102)。
ここで、「bg_color」は、いずれの提示情報35を指定するかを示す変数の名称である。より詳しくは、アプリ実行部12は変数bg_colorの値を代入しておき、詳細は後述するが提示情報決定部124が背景色を決定する際にbg_colorの値を読み出す。そして、bg_colorの値に応じた提示情報35を記憶部40から読み出し、表示制御部14の提示情報表示制御部142に送信することにより、提示情報表示制御部142に提示情報35に対応した背景色の表示制御を行わせる。より具体的には、スマートフォン1は、記憶部40に、bg_colorの値と、提示情報35とを対応づけたデータテーブルなどを記憶しておくことにより、bg_colorの値から読み出す提示情報35を決定すればよい。
bg_colorへ初期値を代入した後、アプリ実行部12のペアリング制御部121はスマートフォン1のペアリング相手となる端末の探索(サーチ)を開始させる(S104)。また、アプリ実行部12の提示情報決定部124は、bg_colorの値に応じて提示情報35を決定することにより、背景色を決定する(S106)。そして、提示情報決定部124は決定した提示情報35を提示情報調整部125へと送信する。提示情報調整部125は、提示情報決定部124から受信した提示情報35の示す情報を、必要に応じてスマートフォン1の画面設定(明るさ設定や解像度など)に応じて調整し、表示制御部14に対し送信する。そして、表示制御部14の提示情報表示制御部142は、表示制御部が受信した提示情報35に従って、背景色を表示部22に表示させる(S108)。なお、S102の処理とS104の処理とは逆の順序で行われても構わない。なお、図5では記載を省略しているが、スマートフォン2でもS100〜108の処理は行われる。
ここで、S104におけるサーチの結果ペアリング相手(図5ではスマートフォン2)が見つかり(S110でYES)、かつ当該ペアリング相手とペアリングが確立した場合(S112でYES)、アプリ実行部12はbg_colorの値を変更する。例えば、アプリ実行部12はbg_colorに代入する値をランダムで決定し(S114、提示情報決定ステップ)、代入したbg_colorの値をスマートフォン2に対し通知(送信)する(S116、提示情報送信ステップ)。
なお、以降の説明ではスマートフォン2も背景色の情報(提示情報35)を保持しており、スマートフォン1と同様の方法でbg_colorの値から提示情報35を決定し背景色を決定することとして説明する。しかしながら、アプリ実行部12はbg_colorの値を送信するのではなく、bg_colorの値から提示情報35を特定し、提示情報35をスマートフォン2に送信してもよい。
アプリ実行部12はbg_colorの値を送信した後、S106〜S108に示した処理と同様に、提示情報決定部124にてbg_colorの値に応じていずれの背景色を表示するか決定し(S120)、表示制御部14の提示情報表示制御部142は決定した背景色を表示部22に表示させる(S122、通信確立提示ステップ)。
一方スマートフォン2も、bg_colorの値を受信すると(S118)スマートフォン1と同様に、bg_colorの値に応じていずれの背景色を表示するか決定し(S124)、当該背景色を表示部92に表示させる(S126)。これにより、スマートフォン1の表示部22とスマートフォン2の表示部92とに同じ背景色が表示される。
この状態で、図4の(d)にて説明したように、ユーザがデータ転送の許可を示す指示操作をスマートフォン1およびスマートフォン2に入力すると、スマートフォン1およびスマートフォン2はそれぞれ、ペアリングがユーザに確認されたとして、ペアリング相手のサーチを終了する(S128およびS130)。なお、ユーザがデータ転送の拒否を示す指示操作をスマートフォン1またはスマートフォン2に対し行った場合は、スマートフォン1(アプリ実行部12)およびスマートフォン2(制御部80)はそれぞれペアリングを解除し、別のペアリング相手のサーチを開始してもよい。
なお、S110においてペアリング相手が見つかったが、相手端末がペアリングを拒否したなどの理由でペアリングが確立しなかった場合(S112でNO)、スマートフォン1は、以下で説明するように、S110でNOの場合と同様の処理を行う。
一方、S104におけるサーチの結果ペアリング相手(図5ではスマートフォン2)が見つからなかった場合(S110でNO)、アプリ実行部12はさらに、サーチ開始から一定時間が経過しているか否かを判定する(S150)。サーチ開始から一定時間が経過している場合(S150でYES)、アプリ実行部12はbg_colorに次の値を代入する(S152)。なお、ここで代入する値はbg_colorの型に合致していれば特に限定されない。続いて、アプリ実行部12は、新たに代入したbg_colorの値に基づいて、S106〜S108に示した処理と同様の処理を行う(S154〜156)。すなわち、表示部22の背景色を変更する。
なお、サーチ開始から一定時間が経過していない場合(S150でNO)、上述したS152〜154の処理は行われない。つまり、表示部22に表示されている背景色は変更されない。
次に、アプリ実行部12は、S104にてサーチを開始してからの経過時間が、当該サーチを続ける上限の時間であるサーチ上限時間を経過した(サーチ上限時間を超えた)か否かを判定する(S158)。サーチを開始してからの経過時間がサーチ上限時間を経過していた場合(S158でYES)、アプリ実行部12のペアリング制御部121はペアリング相手のサーチが失敗したと判断し(S162)、S104から行っていたサーチを終了する(S164)。一方、サーチを開始してからの経過時間がサーチ上限時間を経過していない場合(S158でNO)、ペアリング制御部121はペアリング相手のサーチを継続し(S160)、上述したS106からの処理を再度行う。
〔実施形態2〕
実施形態1では、提示情報35が背景色を示す情報である場合について説明した。しかしながら、本発明に係る提示情報35は、背景色のような色を示す情報以外の情報であってもよい。以下、本発明の実施形態2について、図6および図7を用いて説明する。なお、説明の便宜上、前記実施形態にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を省略する。
図6の(a)〜(d)は、ペアリング処理からペアリング確認処理までの間の、スマートフォン1〜3の画面表示の具体例を示している。図6の(a)〜(d)は、提示情報35が音声であった場合の、図4の(a)〜(d)に対応する具体例である。
本実施形態に係るスマートフォン1〜3は、ペアリング相手のサーチを開始すると、ペアリング相手をサーチ中であることを示す効果音(サーチ中効果音)を、音声出力部(図示せず)から出力させる。例えば、図6の(a)では、スマートフォン3のサーチが開始され、スマートフォン3がサーチ中効果音を出力している。そして、同図の(b)では、スマートフォン1およびスマートフォン2においてもサーチが開始され、効果音の出力が開始され、ペアリングが確立するまで、同図の(c)に示すように所定の時間間隔で効果音が鳴らされる。
ここで、スマートフォン1とスマートフォン2とのペアリングが確立すると、スマートフォン1およびスマートフォン2は、図6の(d)に示すように、ペアリングが確立したことを示す効果音(ペアリング成功効果音)を略同時に鳴らす。つまり、スマートフォン1およびスマートフォン2は、ペアリング成功音を略同時に鳴らすことで、通信が確立したペアをユーザに明示することができる。そして、ユーザは当該ペアリング成功効果音が略同時に鳴ったことを確認することにより、ペアとなる端末を容易に把握することができる。
続いて、本実施形態に係るスマートフォン1およびスマートフォン2におけるペアリング処理からペアリング確認処理までの処理の流れについて説明する。図7は、本実施形態に係るスマートフォン1およびスマートフォン2における、ペアリング処理からペアリング確認処理までの処理の流れを示すフローチャートである。なお、図7は図5にて説明した処理の流れと基本的には同様の流れである。具体的には、図7のS200〜S252は図5のS100〜152と対応する処理を示す。また、図7のS254〜S260は、図5のS158〜164と対応する処理を示す。したがって、図7に示す各処理において図5で説明した処理と同じ処理を行う場合は、その説明を省略する。
ペアアプリが起動すると、スマートフォン1のアプリ実行部12は、ペアリングに係る処理を開始し、自己が持つ変数であるbg_soundに、予め定められた初期値を代入する(S200〜202)。なお、「bg_sound」は、bg_colorと同様、提示情報35(効果音)のうち、いずれの効果音を指定するかを示す変数の名称である。
bg_soundへ初期値を代入した後、アプリ実行部12はスマートフォン1のペアリング相手となる端末のサーチを開始し、アプリ実行部12の提示情報決定部124は、bg_soundの値に応じてサーチ中効果音を決定する(S204〜S206)。そして、提示情報決定部124は決定したサーチ中効果音を提示情報調整部125へと送信する。提示情報調整部125は、提示情報決定部124から受信した効果音を、必要に応じて調整する(音を加工し)。そして、提示情報調整部125は、加工した効果音を図示しない音声出力部に出力させる(S208)。
ここで、S204におけるサーチの結果ペアリング相手が見つかり(S210でYES)、かつ当該ペアリング相手とペアリングが確立した場合(S212でYES)、アプリ実行部12はbg_soundの値をペアリング成功効果音を示す値の中から決定し(S214)、bg_soundの値をスマートフォン2に対し通知する(S216)。
アプリ実行部12はbg_soundの値を送信した後、提示情報決定部124にてbg_soundの値に応じて効果音(ペアリング成功効果音)を決定し(S220)、図示しない音声出力部から出力させる(S222)。
一方スマートフォン2も、bg_soundの値を受信すると(S218)スマートフォン1と同様に、ペアリング成功効果音を決定し(S224)、当該効果音を音声出力部から出力させる(S226)。これにより、スマートフォン1とスマートフォン2とが同じペアリング成功効果音を略同時に出力することとなる。
一方、S204におけるサーチの結果ペアリング相手が見つからなかった場合(S210でNO)、かつサーチ開始から一定時間が経過している場合(S150でYES)、アプリ実行部12はS202にて設定したbg_soundの値が示す効果音(サーチ中効果音)を音声出力部から出力させる(S252)。以降、スマートフォン1は、図5のS158〜S164の処理と同様の処理(S254〜S260)を行う。
〔実施形態3〕
また、本発明に係る提示情報35は、スマートフォン1が備えるバイブレータの振動パターンを規定する情報であってもよい。以下、本発明の実施形態3について、図8を用いて説明する。
続いて、本実施形態に係るスマートフォン1およびスマートフォン2におけるペアリング処理からペアリング確認処理までの処理の流れについて説明する。図8は、本実施形態に係るスマートフォン1およびスマートフォン2における、ペアリング処理からペアリング確認処理までの処理の流れを示すフローチャートである。なお、図8は図7にて説明した処理の流れと同様の流れである。具体的には、図7のS200〜S260は図5のS300〜360と対応している。したがって、図8に示す各処理において図7の処理と同じ処理を行う場合は、その説明を省略する。
ペアアプリが起動すると、スマートフォン1のアプリ実行部12は、ペアリングに係る処理を開始し、自己が持つ変数であるbg_patternに、予め定められた初期値を代入する(S300〜302)。なお、「bg_pattern」は、bg_colorおよびbg_soundと同様、提示情報35(振動パターン)のうち、いずれの振動パターンを指定するかを示す変数の名称である。
アプリ実行部12は、図5および図7にて説明した処理と同様に、bg_patternへ初期値を代入し、ペアリング相手となる端末のサーチを開始し、bg_patternの値に応じてサーチ中効果音を決定する(S302〜S306)。そして、提示情報決定部124は決定した振動パターンを示す情報(振動パターン情報)を提示情報調整部125へと送信する。提示情報調整部125は、提示情報決定部124から受信した振動パターンを示す情報を、必要に応じて調整し、スマートフォン1のバイブレータ(図示せず)に出力させる(S308)。
ここで、S304におけるサーチの結果ペアリング相手が見つかり(S310でYES)、かつ当該ペアリング相手とペアリングが確立した場合(S312でYES)、アプリ実行部12はbg_patternの値をペアリング成功の場合の振動パターン(ペアリング成功振動パターン)から決定し(S314)、その値をスマートフォン2に対し通知する(S316)。アプリ実行部12はbg_patternの値を送信した後、提示情報決定部124にてbg_patternの値に応じてバイブレータの振動パターン(ペアリング成功振動パターン)を決定し(S320)バイブレータに出力させる(S322)。
一方スマートフォン2もbg_patternの値を受信すると(S318)スマートフォン1と同様にペアリング成功振動パターンを決定し(S324)、当該振動パターンをバイブレータに出力させる(S326)。これにより、スマートフォン1とスマートフォン2とが、同じ振動パターンで振動することとなる。
一方、S204におけるサーチの結果ペアリング相手が見つからなかった場合(S310でNO)、かつサーチ開始から一定時間が経過している場合(S350でYES)、アプリ実行部12はS302にて設定したbg_patternの値が示す振動パターン(サーチ中バイブ振動パターン)をバイブレータに出力させる(S352)。以降、スマートフォン1は、図7のS254〜S260の処理と同様の処理(S354〜S360)を行う。
〔変形例〕
(データ送受信の許可操作の変形例)
上記各実施形態では、ユーザは、ペアリングが確立したスマートフォン1およびスマートフォン2にて出力された提示情報35(背景色や効果音)を確認し、当該ペアリングでのデータの送受信を許可する場合、図4の(e)に示すように、所定のボタンをタッチすることで当該許可を示す入力を行うこととした。しかしながら、スマートフォン1およびスマートフォン2は、上述した操作方法と別の方法でユーザにデータの送受信の許可を指示させてもよい。以降、ユーザが行うデータの送受信の許可指示の入力操作を、単に「許可操作」と称する。
図9は、ペアリングが確立したスマートフォン1およびスマートフォン2に対するユーザの許可操作を示す図である。図9の(a)に示す位置関係でスマートフォン1およびスマートフォン2が配置されている場合、ユーザはスマートフォン1およびスマートフォン2の背景色(または効果音など)を確認し、スマートフォン1とスマートフォン2とのペアリングが適切か否かを判断する。そして、適切と判断した場合は、図9の(b)〜(c)に示すように、スマートフォン2の表示部92の入力面をタッチし、当該入力面にタッチしている指を接触させたまま、スマートフォン1の表示部22へと滑らせるようにドラッグ&ドロップする(軌跡γ)。
このような操作が行われると、スマートフォン1のタッチ取得部11は入力部21の接触辺におけるタッチ座標を特定する。また、スマートフォン2においても入力部91の接触辺におけるタッチ座標が特定され、スマートフォン1のアプリ実行部12に送信される。そして、アプリ実行部12は、両者のタッチ座標を取得すると、これらのタッチ座標の取得時刻を比較することにより、両者のタッチ座標が示すタッチが所定時間内に行われたか否かを判定する。ここで、両者のタッチが所定時間内に行われている場合、アプリ実行部12は、タッチパネル20とタッチパネル90とをまたぐようにドラッグ&ドロップが行われたとみなし、一連のドラッグ&ドロップの操作を許可操作であると判定する。
このように、スマートフォン1およびスマートフォン2の入力面をまたぐようになされた操作を許可操作であるとみなすことにより、ユーザが隣り合った複数の端末におけるデータ送受信を許可したことを特定することができる。
(提示情報の変形例)
提示情報35は、上記実施形態1〜3にて説明した情報に限られない。例えば、提示情報35は、動画であってもよいし、スマートフォン1に備えられた発光部の発光パターンを示す情報であってもよい。
また、スマートフォン1およびスマートフォン2は、複数種類の提示情報35を組み合わせて出力してもよい。例えば、スマートフォン1およびスマートフォン2はペアリングが確立したときに、表示部22および92に同じ色の背景色を表示させるだけでなく、効果音を併せて出力したり、バイブレータを特定の振動パターンで振動させたりしてもよい。これにより、ペアとなった端末同士をより明確に提示することができるため、ユーザはペアリングが適切か(意図したペアリングか)否かをより確実に判断することができる。
また、提示情報35が画像や背景色である場合で、スマートフォン1またはスマートフォン2のユーザが色の認識が困難になると予測できる場合(例えばスマートフォン1またはスマートフォン2が屋外の直射日光下にある場合など)、提示情報調整部125は、提示情報35を白黒の画像または背景色に変更してもよい。もしくは、提示情報決定部124が、提示情報35のうち色ではなく模様や柄で判別可能な画像を、ペアリング確立時の画像と決定してもよい。
また、提示情報35はユーザが設定可能な情報であってもよい。例えば、ユーザに提示情報35として所望の画像(マイ画像)を登録させておき、当該マイ画像を登録した端末が他の端末とペアリングを確立した場合、ペアとなった端末両方に、上記マイ画像を表示させてもよい。
また、提示情報調整部125は、ペアリングが確立した際に、当該ペアリングが確立した日付や時刻などに合わせて、提示情報35が示す画像、動画、音声などを加工または変更してもよい。例えば、提示情報調整部125は、ペアリングが確立した時刻が早朝である場合は、提示情報35として表示する画像を日の出とし、上記時刻が朝である場合は朝食風景または登校風景などの画像を提示情報35としてもよい。
また、スマートフォン1およびスマートフォン2は、図2の(d)に示すように、両端末にわたって表示する画像の候補を表示部22に表示するが、当該候補は予め設定されたカテゴリ情報に応じて決定されてもよい。具体的には、アプリ実行部12はユーザ操作に応じたカテゴリ情報を、予め設定しておく。このカテゴリ情報は、例えば「最新の一日」や「9/22の北海道旅行の写真」などであり、アプリ実行部12は設定されたカテゴリ情報に応じた画像データ41を特定し、特定された画像データ41を示す情報を表示制御部14に供給する。表示制御部14は、供給された情報に基づいて、画像の候補を表示部22に表示させる。
より具体的には、アプリ実行部12は、画像データ41に付加されている日時の情報や位置の情報などを参照することで、設定されたカテゴリ情報に応じた画像データ41を特定する。また、アプリ実行部12は、画像データ41に各種情報を付加してもよい。例えば、複数の写真である画像データ41について、横軸に撮影日時、縦軸に枚数をとってグラフ化した場合、横軸が同じ位置に多くの写真が表示された部分については、旅行に行ったときの写真であると特定することができる。この部分に含まれる写真の付加情報から位置の情報を取得することができれば、この部分に含まれる写真に、上述した「9/22の北海道旅行の写真」といったカテゴリ情報を付加することができる。
また、上述した実施形態1〜3では、ペアリングの確立時にスマートフォン1とスマートフォン2とは、タッチパネル20における解像度や、表示領域のサイズを相手端末に送信してもよい。これにより、スマートフォン1は相手端末(スマートフォン2)の解像度や表示領域のサイズを取得することができるので、図2の(e)に示すように、画像βを選択しドラッグ&ドロップした場合のタッチ座標の軌跡に基づいて、スマートフォン1とスマートフォン2とがどのように配置されているのか、より詳細には、矩形のスマートフォン1とスマートフォン2とを形成している辺のうち、2つのスマートフォンが隣接して接触している接触辺において、どこからどこまでが接触しているかを特定することができる。
つまり、ユーザがドラッグ&ドロップの操作を行ったとき、タッチ取得部11は、スマートフォン1の接触辺におけるタッチ座標と、スマートフォン2の接触辺におけるタッチ座標とを特定する。また、当該操作の始点の座標と終点の座標も特定する。そして、アプリ実行部12は、これらの座標から上記操作の向きを特定することができる。また、アプリ実行部12は、自装置の解像度および表示領域のサイズと、相手端末の解像度および表示領域のサイズと、特定したタッチ座標や操作の向きを用いれば、スマートフォン1とスマートフォン2とがどのように配置されているのか換言すれば、2つのスマートフォンの表示領域からなる連結表示領域がどのような形状となるかを特定することができる。そして、スマートフォン1のアプリ実行部12は、特定したスマートフォン1とスマートフォン2との配置関係(連結表示領域の形状)に応じて、表示する画像データ41のうち、スマートフォン1の表示領域に表示する部分と、スマートフォン2の表示領域に表示する部分とをそれぞれ特定する。
これにより、スマートフォン1とスマートフォン2とがずれて配置されている(接触辺において、相手端末と接触していない部分がある)場合であっても、2つのスマートフォンにわたって表示される画像データ41を、ずれなく表示することが可能となる。例えば、スマートフォン1とスマートフォン2との表示領域のサイズが異なったとしても、2つのスマートフォンにわたって表示される画像データ41を、ずれなく表示することができる。
〔ソフトウェアによる実現例〕
スマートフォン1および2の制御ブロック(特にアプリ実行部12および表示制御部14)は、集積回路(ICチップ)等に形成された論理回路(ハードウェア)によって実現してもよいし、CPU(Central Processing Unit)を用いてソフトウェアによって実現してもよい。
後者の場合、スマートフォン1および2は、各機能を実現するソフトウェアであるプログラムの命令を実行するCPU、上記プログラムおよび各種データがコンピュータ(またはCPU)で読み取り可能に記録されたROM(Read Only Memory)または記憶装置(これらを「記録媒体」と称する)、上記プログラムを展開するRAM(Random Access Memory)などを備えている。そして、コンピュータ(またはCPU)が上記プログラムを上記記録媒体から読み取って実行することにより、本発明の目的が達成される。上記記録媒体としては、「一時的でない有形の媒体」、例えば、テープ、ディスク、カード、半導体メモリ、プログラマブルな論理回路などを用いることができる。また、上記プログラムは、該プログラムを伝送可能な任意の伝送媒体(通信ネットワークや放送波等)を介して上記コンピュータに供給されてもよい。なお、本発明は、上記プログラムが電子的な伝送によって具現化された、搬送波に埋め込まれたデータ信号の形態でも実現され得る。
〔まとめ〕
本発明の態様1に係る通信端末(スマートフォン1)は、自端末(スマートフォン1)と他の通信端末(スマートフォン2)との通信が確立した場合に、自端末が上記他の通信端末と通信を確立したことを提示するための情報である提示情報(提示情報35)を決定する提示情報決定部(提示情報決定部124)と、上記提示情報決定部が決定した上記提示情報を上記他の通信端末に送信する提示情報送信部(提示情報調整部125)と、上記提示情報決定部が決定した上記提示情報に応じて、自端末が上記他の通信端末と通信を確立したことを提示する通信確立提示部(提示情報表示制御部142)と、を備えている。
上記の構成によれば、通信確立提示部は、提示情報決定部が決定した提示情報に応じて、自端末と他の通信端末との通信が確立したことをユーザに明示することができる。また、提示情報送信部から他の通信端末に向けて上記提示情報を送信することができる。
本発明の態様2に係る通信端末は、上記態様1において、上記通信確立提示部は、上記他の通信端末が上記提示情報に従って上記通信の確立を提示するのと略同時のタイミングで上記通信の確立を提示してもよい。
上記の構成によれば、通信確立提示部は、他の通信端末と略同時に通信の確立をユーザに提示する。これにより通信確立提示部は、ユーザに、通信のペアとなる組合せをより明確に提示することができる。
本発明の態様3に係る通信端末は、上記態様1または2において、上記提示情報送信部は、上記提示情報決定部が決定した上記提示情報を上記通信確立提示部が提示した場合と略同様の提示が行われるように、上記他の通信端末に送信する上記提示情報が示す情報を調整してもよい。
上記の構成によれば、通信端末は、他の通信端末においても自端末と略同様の提示を行わせることができる。例えば、通信端末は、提示情報が背景色を示す情報である場合は、自端末と他の通信端末とで見かけ上同じ色が提示されるようにすることができる。
本発明の態様4に係る通信端末は、上記態様3において、上記提示情報は自端末および上記他の通信端末において表示する画像または当該画像に係るパラメータを示す情報であり、上記提示情報送信部は、自端末の画面表示設定および上記他の通信端末の画面表示設定の少なくともいずれかに応じて上記提示情報が示す上記パラメータを調整してもよい。
上記の構成によれば、通信端末は、他の通信端末により確実に、自端末と略同様の提示を行わせることができる。
本発明の態様5に係る通信端末は、上記態様1から4のいずれか一態様において、上記通信確立提示部が上記通信の確立を提示した場合に、自端末または上記他の通信端末の少なくともいずれかに対し、自端末と上記他の通信端末とのデータの送受信を許可することを示す許可操作が行われたか否かを判定する操作判定部(アプリ実行部12)と、上記操作判定部が上記許可操作が行われたと判定した場合、上記他の通信端末とのデータの送受信を許可する通信許可部(アプリ実行部12)とを備えていてもよい。
上記の構成によれば、通信端末は操作判定部が許可操作が行われたと判定した場合に、他の通信端末とのデータの送受信を行う。これにより、自端末と他の通信端末との通信の確立を提示したことに対しユーザが当該通信を許可した場合に、データの送受信を開始することができる。
したがって、ユーザの意図しない通信相手の端末とのデータの送受信を防止し通信の安全性を向上させることができる。
本発明の態様6に係る通信端末(スマートフォン2)は、他の通信端末(スマートフォン1)から自端末と上記他の通信端末との通信が確立されたことを提示するための情報である提示情報(提示情報35)を受信する提示情報受信部(制御部80)と、上記提示情報受信部が受信した上記提示情報に応じて、自端末と上記他の通信端末との通信が確立されたことを提示する受信側通信確立提示部(制御部80)と、を備える。
上記の構成によれば、通信端末は、上記態様1から5のいずれか一態様に記載の通信端末と同様の効果を奏する。
本発明の態様7に係る提示方法は、通信端末(スマートフォン1)と他の通信端末(スマートフォン2)との通信が確立したことを提示するための提示方法であって、自端末と他の通信端末との通信が確立した場合に、自端末が上記他の通信端末と通信を確立したことを提示するための情報である提示情報を決定する提示情報決定ステップ(S114)と、上記提示情報決定ステップにて決定した上記提示情報を上記他の通信端末に送信する提示情報送信ステップ(S116)と、上記提示情報決定ステップにて決定した上記提示情報に応じて、自端末が上記他の通信端末と通信を確立したことを提示する通信確立提示ステップ(S122)と、を含む。
上記の提示方法によると、上記態様1から5のいずれか一態様に記載の通信端末と同様の効果を奏する。
本発明の各態様に係る通信端末はコンピュータによって実現してもよく、この場合には、コンピュータを上記通信端末が備える各部として動作させることにより上記通信端末をコンピュータにて実現させる通信端末の制御プログラム、およびそれを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体も、本発明の範疇に入る。
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。さらに、各実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を組み合わせることにより、新しい技術的特徴を形成することができる。
本発明は、別の端末と通信を確立することにより、自端末と別の端末との間で情報の送受信を行うことを可能とする通信端末に利用することができる。
1、2 スマートフォン(通信端末、他の通信端末、受信側通信端末)
12 アプリ実行部(操作判定部、通信許可部)
35 提示情報
124 提示情報決定部
125 提示情報調整部
142 提示情報表示制御部(通信確立提示部)
80 制御部(提示情報受信部、受信側通信確立提示部)

Claims (8)

  1. 自端末と他の通信端末との通信が確立した場合に、自端末が上記他の通信端末と通信を確立したことを提示するための情報である提示情報を決定する提示情報決定部と、
    上記提示情報決定部が決定した上記提示情報を上記他の通信端末に送信する提示情報送信部と、
    上記提示情報決定部が決定した上記提示情報に応じて、自端末が上記他の通信端末と通信を確立したことを提示する通信確立提示部と、を備えることを特徴とする通信端末。
  2. 上記通信確立提示部は、上記他の通信端末が上記提示情報に従って上記通信の確立を提示するのと略同時のタイミングで上記通信の確立を提示することを特徴とする、請求項1に記載の通信端末。
  3. 上記提示情報送信部は、上記提示情報決定部が決定した上記提示情報を上記通信確立提示部が提示した場合と略同様の提示が行われるように、上記他の通信端末に送信する上記提示情報が示す情報を調整することを特徴とする、請求項1または2に記載の通信端末。
  4. 上記提示情報は自端末および上記他の通信端末において表示する画像または当該画像に係るパラメータを示す情報であり、
    上記提示情報送信部は、自端末の画面表示設定および上記他の通信端末の画面表示設定の少なくともいずれかに応じて上記提示情報が示す上記パラメータを調整することを特徴とする、請求項3に記載の通信端末。
  5. 上記通信確立提示部が上記通信の確立を提示した場合に、自端末または上記他の通信端末の少なくともいずれかに対し、自端末と上記他の通信端末とのデータの送受信を許可することを示す許可操作が行われたか否かを判定する操作判定部と、
    上記操作判定部が上記許可操作が行われたと判定した場合、上記他の通信端末とのデータの送受信を許可する通信許可部とを備えることを特徴とする、請求項1〜4のいずれか1項に記載の通信端末。
  6. 他の通信端末から自端末と上記他の通信端末との通信が確立されたことを提示するための情報である提示情報を受信する提示情報受信部と、
    上記提示情報受信部が受信した上記提示情報に応じて、自端末と上記他の通信端末との通信が確立されたことを提示する受信側通信確立提示部と、を備えることを特徴とする受信側通信端末。
  7. 請求項1〜5のいずれか1項に記載の通信端末としてコンピュータを機能させるための制御プログラムであって、コンピュータを上記各部として機能させるための制御プログラム。
  8. 通信端末と他の通信端末との通信が確立したことを提示するための提示方法であって、
    自端末と他の通信端末との通信が確立した場合に、自端末が上記他の通信端末と通信を確立したことを提示するための情報である提示情報を決定する提示情報決定ステップと、
    上記提示情報決定ステップにて決定した上記提示情報を上記他の通信端末に送信する提示情報送信ステップと、
    上記提示情報決定ステップにて決定した上記提示情報に応じて、自端末が上記他の通信端末と通信を確立したことを提示する通信確立提示ステップと、を含む提示方法。
JP2014204970A 2014-10-03 2014-10-03 通信端末、受信側通信端末、通信端末の制御プログラム、および提示方法 Pending JP2016076781A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014204970A JP2016076781A (ja) 2014-10-03 2014-10-03 通信端末、受信側通信端末、通信端末の制御プログラム、および提示方法
PCT/JP2015/083097 WO2016052766A1 (ja) 2014-10-03 2015-11-25 通信端末、受信側通信端末、通信端末の制御プログラム、および提示方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014204970A JP2016076781A (ja) 2014-10-03 2014-10-03 通信端末、受信側通信端末、通信端末の制御プログラム、および提示方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2016076781A true JP2016076781A (ja) 2016-05-12

Family

ID=55630784

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014204970A Pending JP2016076781A (ja) 2014-10-03 2014-10-03 通信端末、受信側通信端末、通信端末の制御プログラム、および提示方法

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP2016076781A (ja)
WO (1) WO2016052766A1 (ja)

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010130553A (ja) * 2008-11-28 2010-06-10 Fujitsu Ten Ltd 車載装置
JP2010262330A (ja) * 2009-04-30 2010-11-18 Sony Corp 送信装置および方法、受信装置および方法、並びに送受信システム
JP2012175148A (ja) * 2011-02-17 2012-09-10 Panasonic Corp 無線通信システム、無線通信装置及び無線通信方法

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010130553A (ja) * 2008-11-28 2010-06-10 Fujitsu Ten Ltd 車載装置
JP2010262330A (ja) * 2009-04-30 2010-11-18 Sony Corp 送信装置および方法、受信装置および方法、並びに送受信システム
JP2012175148A (ja) * 2011-02-17 2012-09-10 Panasonic Corp 無線通信システム、無線通信装置及び無線通信方法

Also Published As

Publication number Publication date
WO2016052766A1 (ja) 2016-04-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN106537848B (zh) 无线通信系统
US9641662B2 (en) Information processing system, wireless terminal, launching method of portable information terminal and computer readable recording medium having program for controlling thereof
CN102523287A (zh) 具有基础结构和直接模式的无线网络接口
JP2014197775A (ja) 機能実行装置
JPWO2010055720A1 (ja) 無線通信端末、その制御方法、及び情報記憶媒体
JP2019021121A5 (ja)
JP6178047B2 (ja) 通信装置、通信方法、コンピュータプログラムおよび通信システム
US11212190B2 (en) Communication apparatus and control method for the same
JP2009294798A (ja) 無線通信システム
WO2016052766A1 (ja) 通信端末、受信側通信端末、通信端末の制御プログラム、および提示方法
WO2016052768A1 (ja) 通信端末、通信端末の制御方法、および制御プログラム
JP2014027586A (ja) 通信装置、情報処理方法、およびプログラム
JP2019122037A (ja) 映像通話サービスを提供する端末及びそのサーバ
US10568157B2 (en) Communication apparatus that carries out communications with external apparatuses, control method therefor, and storage medium
JP2018050101A (ja) 通信システム及び通信用プログラム
JP6377032B2 (ja) 電子機器及び画面データ転送方法
WO2016052767A1 (ja) 通信端末、通信端末の制御プログラム、およびデータ出力方法
WO2018072463A1 (zh) 一种信息共享方法、装置及存储介质
JP2013254301A (ja) 情報処理装置、情報処理端末、プログラム、および情報処理システム
JP5681316B1 (ja) ゲーム装置及びプログラム
KR101889216B1 (ko) 전자석 또는 진동을 활용한 기기 간 햅틱 피드백 방법 및 장치
JP6310624B1 (ja) コンピュータシステム、設定方法及びプログラム
JP2016197447A (ja) 通信装置、情報処理方法、およびプログラム
JP2016200868A (ja) 会議システム、電子端末、表示制御方法および表示制御プログラム
JP6344370B2 (ja) 通信システム、サーバ装置、クライアント装置、及びプログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170925

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180828

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20190305