JP2016076633A - 色素増感型太陽電池 - Google Patents

色素増感型太陽電池 Download PDF

Info

Publication number
JP2016076633A
JP2016076633A JP2014206925A JP2014206925A JP2016076633A JP 2016076633 A JP2016076633 A JP 2016076633A JP 2014206925 A JP2014206925 A JP 2014206925A JP 2014206925 A JP2014206925 A JP 2014206925A JP 2016076633 A JP2016076633 A JP 2016076633A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
metal tube
tubular container
dye
photoelectrode
collector electrode
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2014206925A
Other languages
English (en)
Inventor
範子 堀川
Noriko Horikawa
範子 堀川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ushio Denki KK
Ushio Inc
Original Assignee
Ushio Denki KK
Ushio Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ushio Denki KK, Ushio Inc filed Critical Ushio Denki KK
Priority to JP2014206925A priority Critical patent/JP2016076633A/ja
Publication of JP2016076633A publication Critical patent/JP2016076633A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E10/00Energy generation through renewable energy sources
    • Y02E10/50Photovoltaic [PV] energy
    • Y02E10/542Dye sensitized solar cells

Landscapes

  • Hybrid Cells (AREA)

Abstract

【課題】両端に封止部を有する透光性の管状容器の内部に、増感色素を担持する半導体層よりなる光電極と、該光電極に接触して形成される集電極と、該集電極に対向する対向電極とを備え、前記集電極と前記対向電極にはそれぞれ外部リードが電気的に接続されていて、該外部リードはそれぞれ前記封止部から外部に突出しており、前記外部リードの少なくとも一方が金属管からなるとともに、前記管状容器の内部には電解液が充填されてなる色素増感型太陽電池において、前記管状容器内に気泡が残留することがないようにした構造を提供する。【解決手段】金属管8の内部突出部における、管状容器1内部での封止部21、22の内端部21aに近接した位置に、金属管8の内外部を連通する気体排出用開口81が形成されている。【選択図】図1

Description

この発明は、光エネルギーを電気エネルギーに変換する色素増感型太陽電池に関するものであり、特に、透光性の管状容器内に、集電極、光電極および対向電極が配設され、電解液が封入された色素増感型太陽電池に係わるものである。
従来から、太陽光エネルギーを電気エネルギーに変換する太陽電池は、環境にやさしく、クリーンなエネルギー源として積極的な研究開発が進められている。中でも、光電変換効率が高く、低コストの太陽電池として、色素増感型太陽電池が注目されて、各種の提案がなされている。
その一例が特許第5382186号公報(特許文献1)であり、この色素増感型太陽電池では、透光性の管状容器内に電解液を封入し、該容器内に色素を吸着させた多孔質半導体からなる光電極と、これに対向する対向電極とを配設し、前記光電極に太陽光を入射させてこれを励起して電子を放出させることによって電気エネルギーとして取り出すものである。
この種の色素増感型太陽電池は、その製造のために高真空なチャンバーなどが不要であり、設備面での負担が少なく、安価に製造できるという利点あり、注目を集めている。
図5にかかる構造の太陽電池1の概略構造が示されていて、図5(A)はその側断面図、図5(B)はそのA−A断面図である。
両端部に封止部21、22を有する透光性の管状容器1の本体部2の内面に透明導電膜からなる集電極3が形成され、この集電極3の内面に増感色素を担持する半導体層よりなる光電極4が積層形成されている。
更に、前記集電極4および光電極4と所定の間隔を隔てて絶縁するように対向電極5が設けられていて、これらの対向電極5と集電極4には、それぞれ外部リード8、9が接続され、これら外部リード8、9は封止部21、22から管状容器2の外部に導出されている。そして、前記電極3、4、5が配置された管状容器1の内部には電解液6が封入されている。
そして、前記外部リード8、9のうち、少なくとも一方の外部リード8は金属管から形成されていて、この金属管8は封止部21に封止されていて、外部側の突出端部8aが圧接などにより密封されている、という構造である。
この従来技術によれば、金属管(外部リード)8は、封止部材として機能し、かつ、導電機能を有するとともに、管状容器2内に充填される電解液の注入管としても機能するものである。
しかして、前記従来技術における、封止部21に封止される金属管8は、封止の精度や導電機能を考慮すると、その長さが封止部の長さと一致することはなく、基本的にはこれを超える長さを有している。そのため、図5に示すように、金属管8は、外部リードであることから封止部21より外部に突出することは当然であるとして、管状容器2の内部で対向電極5と接続されることもあり、かつ、金属管8の内部端が封止部内に位置することは、その端部でガラスにクラックが生じてしまい封止をすることができないということもあって、封止部21より管状容器2の内部側にも突出する構造とされている。このような事情から、金属管8は、管状容器8内部で封止部21の最内端21aの位置よりも内部空間側に位置することになる。
このような構成において管状容器2内に電解液6を注入する場合、引用文献1にも記載されているように、通常は、金属管8を上方にして管状容器2を垂直配置する状態で注入するが、液面が金属管8の内部突出端部8bに達した段階で管状容器2内の空気が該金属管8を介して逃げにくくなり、電解液6の流入が止まってしまい、管状容器2の内部に気泡が残留してしまうことがあった。
電解液中に気泡が残留してしまうと、光電極に吸着されている増感色素は、気泡内の酸素や水と反応して加水分解し、光電極から脱離してしまうことがある。そのため、気泡が管状容器内の電解液中に残留すると、前記光電極から増感色素が脱離してしまって、発電効率を著しく悪化させてしまうという問題がある。
また、光電極と電解液の界面に残溜気泡が介在してしまうことにより、光電極と電解液との接触が不十分となり、光電極に担持された増感色素が十分に還元されずに、発電効率が低下してしまうという不具合も生じる。
特許5382186号公報
この発明が解決しようとする課題は、上記従来技術の問題点に鑑みて、両端に封止部を有する透光性の管状容器の内部に、増感色素を担持する半導体層よりなる光電極と、該光電極に接触して設けられる集電極と、該集電極に対向する対向電極とを備え、前記集電極と前記対向電極にはそれぞれ外部リードが電気的に接続されていて、該外部リードはそれぞれ前記封止部から外部に突出しており、前記外部リードの少なくとも一方が金属管からなるとともに、前記管状容器の内部には電解液が充填されてなる色素増感型太陽電池において、前記管状容器内の電解液中に気泡が残留することがないようにした構造を提供するものである。
上記課題を解決するために、この発明に係る色素増感型太陽電池では、前記金属管の内部突出部における、前記管状容器内部での封止部の内端部に近接した位置に、前記金属管の内外部を連通する気体排出用開口が形成されていることを特徴とする。
また、前記両端の封止部における外部リードがいずれも金属管からなり、前記気体排出用開口が前記金属管のいずれかに形成されていることを特徴とする。
この発明の色素増感型太陽電池によれば、外部リードを構成する金属管の内部突出部に、その封止部内端に近接した位置に気体排出用開口を形成したので、該金属管を介して管状容器内部に電解液を注入する際に、金属管の内部突出端が電解液で塞がれた後も、管状容器内の空気はこの排気用開口を介して排出されるので、管状容器内に充填された電解液中に気泡として残留することがない。そのため、光電極の増感色素が脱離することもなく、かつ、光電極と電解液の良好な接触状態が保たれて、発電効率が良好な色素増感型太陽電池が得られるものである。
本発明の色素増感型太陽電池の断面図。 本発明の他の実施例の断面図 本発明の色素増感型太陽電池の電解液充填工程図。 本発明の更に他の実施例の断面図。 従来技術に係る色素増感型太陽電池の断面図。
図1は、本発明の色素増感型太陽電池の全体を示す断面図であり、(A)は側断面図、(B)はそのX−X断面図である。
管状容器1の本体部2の内面には透明導電膜からなる集電極3と、これに積層された光電極4とが設けられている。この集電極3は本体部2から一方の封止部22にまで延在するように設けられ、他方、前記光電極4は本体部2にのみ存在し、封止部22にまでは延在していない。
そして、管状容器1の本体部2内には、例えばコイル状の対向電極5が、光電極4と所定の間隔を隔てて配設されている。
前記管状容器1の一方の封止部21においては金属管8が封止されている。この封止は、ランプ製造技術におけるシュリンクシール技術が採用されていて、金属管8が封止部21を構成するガラスの溶着により封止されており、該金属管8が外部リードを構成している。
そして、前記対向電極5の一端部5aがこの金属管8に接続され、電気的導通が取られている。
前記金属管8は前記封止部21を貫通して外部に突出しており、その突出端部8aにおいて圧接などにより密封されている。
そして、前記金属管8の内部突出部には、前記管状容器1の内部での封止部21の内端部21aに近接した位置に、前記金属管8の内外部を連通する気体排出用開口81が形成されている。この開口81の位置は、封止部21の内端部21aにできるだけ近接していることが好ましい。
この開口81は、図1(B)に示すような、円形孔であってもよいし、図2に示すような、金属管8の内部突出端部8bにまで開口するスリット形状であってもよい。また、孔形状も円形孔に限られず任意の形状であってよい。
一方、他方の封止部22においては、図5の従来例と同様な構造であって、封止部22内で集電極3とともに封止されてこれと電気的に接続された外部リード9が、封止部22の外方に突出している。
この構造の放電容器への電解液の注入工程と封止工程を図3に基づいて説明する。
図3(A)に示されるように、一方の封止部21では、金属管8が封止されているが、その外部突出端部8aは密封されずに開放状態にあり、他方の封止部22は封止された状態の管状容器2を、金属管8が上方に向かうように、垂直状態に配置する。そして、前記金属管8から管状容器1内に電解液6を注入する。
電解液6の液面が徐々に上昇していき、金属管8の内部突出端部8bの開口にまで達するが、気体排出用開口81が形成されているので、図3(B)に示されるように、管状容器1の本体部2内の空気は、この気体排出用開口81を経て金属管8の上方から排出され、電解液6の液面は金属管8の内部突出端部8bを超えて上昇していく。
そして、電解液6は気体排出用開口81の位置まで達するが、その間に管状容器1内の空気は円滑に排出され、管状容器1内に残存することがなく、その後、図3(C)に示すように、電解液6は金属管8内にまで充填される。
電解液6が充填された後は、図3(B)に示すように、プレス手段30により、金属管8の外部突出端部8aを圧接して密封する。これにより、放電容器1の内部に気泡が残留することなく電解液6が充填された色素増感型太陽電池が完成する。
なお、金属管8の外部突出端部8aの密封は圧接に限らず、所定程度にまで金属管8を平たく潰し、その後パルスレーザにより溶接するものであってもよい。
ところで、前記実施例では、対向電極5に接続された外部リードを金属管8としたが、集電極3に接続される反対側の外部リード9のほうを金属管としてもよく、さらには、図4に示されるように、両方の外部リードをともに金属管としてもよい。
図4に示す例では、一方の封止部21において対向電極5の一端部5aに電気的に接続する金属管8が設けられるとともに、その反対側の封止部22においても、集電極3に集電端子10を介して電気的に接続される金属管9が設けられている。
そして、この例では、対向電極5の他端部5bには絶縁部材11が設けられ、該絶縁部材11が前記金属管9内に挿入支持されている例が示されている。
この金属管9も、前記金属管8と同様に、その外部突出端部9aにおいて密封されている。なお、この実施例では、気体排出用開口81は、両端の金属管8、9のいずれに設けられてもよく、気体排出用開口が設けられたほうの金属管から電解液6を注入すればよい。
なお、上記いずれの実施例においても、対向電極5はコイル形状のものを説明したが、これに限らず、棒状体、筒状体、網状円筒体など種々の形態が採用できる。
ところで、本発明における上記実施例では、集電極3が管状容器1の内面に形成されて、その内面に光電極4が積層形成されたものを説明したが、その配置はこれに限られず、例えばWO2013/031098で開示されているように、管状容器1の内面側に光電極を設け、更にその内面側に集電極を当接して設ける構造としたものであってもよい。この場合も、対向電極は集電極に所定の間隙を介して対向配置される。
つまり、管状容器1内に、集電極と光電極が設けられ、これらの内側において対向電極が所定の間隔をもって対向配置されたものであればよい。
また、図4に示す集電極3と外部リード9を接続する集電端子10は、特開2013−191342号公報に開示されたような、コイル状のもの、金属板を渦巻きバネ状に形成したものなど、集電極3に対して弾性力を用いて当接するものを採用することもできる。
以上説明したように、本発明に係る色素増感型太陽電池によれば、両端に封止部を有する管状容器の内部に、光電極と、集電極と、該集電極に対向する対向電極とを備え、前記集電極と前記対向電極にそれぞれ電気的に接続された外部リードの少なくとも一方が金属管からなるとともに、前記管状容器の内部には電解液が充填されてなる色素増感型太陽電池において、前記金属管の内部突出部における、前記管状容器内部での封止部の内端部に近接した位置に、前記金属管の内外部を連通する気体排出用開口が形成したことにより、放電容器内に金属管を介して電界液を注入する際に、放電容器内の空気がこの気体排出用開口を介して放電容器外に排出されるので、放電容器内の電解液中に気泡が残留することがなく、発電効率が良好な色素増感型太陽電池が得られるものである。
1 管状容器
2 本体部
21、22 封止部
21a (封止部)内端部
3 集電極
4 光電極
5 対向電極
6 電解液
8 金属管(外部リード)
8a 外部突出端部
8b 内部突出端部
81 気体排出用開口
9 外部リード
10 集電端子
11 絶縁部材


Claims (2)

  1. 両端に封止部を有する透光性の管状容器の内部に、増感色素を担持する半導体層よりなる光電極と、該光電極に接触して設けられる集電極と、該集電極に対向する対向電極とを備え、
    前記集電極と前記対向電極にはそれぞれ外部リードが電気的に接続されていて、該外部リードはそれぞれ前記封止部から外部に突出しており、前記外部リードの少なくとも一方が金属管からなるとともに、
    前記管状容器の内部には電解液が充填されてなる色素増感型太陽電池において、
    前記金属管の内部突出部における、前記管状容器内部での封止部の内端部に近接した位置に、前記金属管の内外部を連通する気体排出用開口が形成されていることを特徴とする色素増感型太陽電池。
  2. 前記両端の封止部における外部リードがいずれも金属管からなり、前記気体排出用開口が前記金属管のいずれかに形成されていることを特徴とする請求項1に記載の色素増感型太陽電池。


JP2014206925A 2014-10-08 2014-10-08 色素増感型太陽電池 Pending JP2016076633A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014206925A JP2016076633A (ja) 2014-10-08 2014-10-08 色素増感型太陽電池

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014206925A JP2016076633A (ja) 2014-10-08 2014-10-08 色素増感型太陽電池

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2016076633A true JP2016076633A (ja) 2016-05-12

Family

ID=55951702

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014206925A Pending JP2016076633A (ja) 2014-10-08 2014-10-08 色素増感型太陽電池

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2016076633A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN109860498A (zh) 一种金属壳电池的极耳焊接方法
JP4840540B2 (ja) 色素増感型太陽電池
JP2014022073A (ja) 角形二次電池の製造方法および装置
KR102555959B1 (ko) 외부접속단자를 갖는 전기화학 에너지 저장장치
JP5286036B2 (ja) 色素増感太陽電池モジュール
JP4798318B1 (ja) 色素増感太陽電池
KR102053043B1 (ko) 출력 특성 및 내진성이 향상된 리튬전지
CN108630880A (zh) 方形二次电池
CN202601738U (zh) 一种盖板组件及含有该盖板组件的电池
JP2016076633A (ja) 色素増感型太陽電池
JP5633585B2 (ja) 色素増感型太陽電池およびその製造方法
JP2012151449A (ja) エネルギ貯蔵装置のガス排出構造及びこれを含むエネルギ貯蔵装置
JP5382186B1 (ja) 色素増感型太陽電池
JP6036365B2 (ja) 色素増感型太陽電池
JP2015090729A (ja) 色素増感型太陽電池
JP6066114B2 (ja) 色素増感型太陽電池モジュール
JP5561293B2 (ja) 色素増感型太陽電池
CN110233212A (zh) 针型电池
CN215266461U (zh) 一种耐高温易存储碳性电池
KR20130051103A (ko) 염료감응형 태양전지 및 그 밀봉 방법
JP2015018744A (ja) 色素増感型太陽電池
JP2015082367A (ja) 色素増感型太陽電池
JP2007234827A (ja) 電気二重層キャパシタ及びその製造方法
KR102501502B1 (ko) 전기화학 에너지 저장장치
JP2014154413A (ja) 色素増感型太陽電池