JP2016076087A - データ変換装置、方法、及びコンピュータプログラム - Google Patents

データ変換装置、方法、及びコンピュータプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】作業を担うオペレータのミスによる影響を回避し、正確なテキストデータを提供する、データ変換装置を提供する。【解決手段】データ変換装置1は、ID発行処理部11により、オリジナルデータを構成する選択式回答データと画像データに対して識別情報を発行し、識別情報と共に、選択式回答データと画像データとを互いに関連付けてデータ記憶部1Aに記憶する。抽出処理部13は、オリジナルデータから画像データを抽出してオペレータ端末3に送信する。オペレータ端末3から、画像データに変換された文字列をテキストデータ化して得られたテキストデータを受信すると、データ登録部15により、テキストデータ化された画像データの識別情報に基づき、選択式回答データに関連付けてテキストデータが登録される。【選択図】図6

Description

本発明は、手書き入力あるいは予め印字等された文字列からなる画像データをテキストデータに変換する技術に関する。
近年、タブレット端末が普及し、様々なところでタブレット端末が利用されるようになった。例えば、商品等の展示会や商品説明、従業員等の作業確認等、多岐にわたる場面で利用されている。
ここで、多くのタブレット端末は、スタイラス等のポインティングデバイスによって手書き入力が可能であり、場面によってはキーボードを用意したり、キーボードによって入力するよりも便利だったり、手軽だったりすることが多々ある。
しかしながら、スタイラス等による手書き入力の場合、入力されたデータは通常、画像データとして認識され、テキストデータとしては認識されないため、データの編集、加工等には向いていない。そこで、入力されたデータの編集、加工等をするために、画像データのテキストデータへの変換が行われる。
この点、特許文献1には、入力項目の手書き又は印字が既になされている書込み済み帳票用紙の、該入力項目を電子データとしてオペレータがデータ入力する際に、画面表示装置により、該書込み済み帳票用紙の画像イメージを表示し、前記入力項目のデータ入力された文字列を表示するための、該入力項目毎の入力フィールドや、該入力フィールド個々を示すアイコンを、画面表示装置により、画面上において互いに整列又は重畳表示し、これら入力フィールドやアイコンのいずれかの選択、及び画面上の前記画像イメージ表示上における位置指定の操作入力を、操作入力装置により受け付け、画面表示装置により、これら選択及び位置指定に応じて、該当入力フィールドを該当位置に表示する方法が記載されている。
また、特許文献2には、インターネット上のサーバごとのコーナーを設立し、電磁誘導式入力装置と接続された電子ペンあるいはタッチモニター、タブレット機能付きのパソコン、もしくは高機能携帯電話で作成した手書きデータを前記したサーバの各自のコーナーに送り、サーバは文字認識してテキストデータに自動変換し、その変換内容をチェックして、各ユーザのパソコンに返送することとし、前記したテキストはカメラ、スキャナ、ファクシミリによる画像データも処理するシステムが記載されている。
また、特許文献3には、ユーザにより記入された紙文書を読み取った画像に対して、記入箇所を認識する画像処理装置であって、前記記入箇所のうち、記入されたマークを認識する領域を予め設定する設定手段と、前記設定手段により設定された領域に基づいて、認識対象となる画像上の領域に対してマークの認識を行うマーク認識手段と、前記マーク認識手段によりマークの認識がされた領域に対する認識結果を示すオブジェクトを生成する生成手段と、前記生成手段により生成されたオブジェクトを、前記マーク認識手段でマークの認識がされた領域に対応する位置に重ね合わせて表示する第1の表示手段とを備えた装置が記載されている。
特開2006−113928号公報 特開2012−093866号公報 特開2013−012223号公報
上記特許文献1記載の技術によれば、オペレータが、手書き又は既に印字されている用紙に記載の内容をデータ入力することにより、データの変換が行われるが、データ変換の元となるデータには、必ずしもデータの変換を要しない項目もある。例えば、チェックボックスによる選択項目は、電子データとして提供されていれば、コンピュータによる認識が可能であり、当該項目まで変換を行う必要がない。もっとも、手書き入力された項目と、コンピュータによる把握が可能な項目が併存する場合に、手書き入力された項目のみをテキストデータに変換するときは、それぞれのデータの関連付け、あるいは結合が必要である。また、オペレータによる手入力の場合、オペレータのミスによって、データの変換が正確に行われない可能性がある。
また、上記特許文献2及び3記載の技術によれば、コンピュータの処理によって自動的に、画像データがテキストデータに変換されるが、手書き入力された文字列等は、コンピュータでは認識不可能な場合も多く、エラーが発生しやすい。
そこで、本発明は、手書き入力あるいは予め印字等された文字列からなるデータと、コンピュータによる把握が可能なデータが併存するオリジナルデータについて、手書き入力あるいは予め印字等された文字列からなるデータがテキストデータに変換されたデータを生成することを目的とする。
また、手書き入力あるいは予め印字等された文字列からなるデータのテキストデータ化において、作業を担うオペレータのミスによる影響を回避し、正確なテキストデータを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の一の観点に係るデータ変換装置は、選択式回答データと、画像データに変換された文字列とからなるオリジナルデータを、当該画像データ中の文字列がテキストデータ化されたデータに変換するための装置であって、上記画像データに変換された文字列をテキストデータ化するオペレータが利用するオペレータ端末と、ネットワークを介して通信可能に構成された装置であって、上記オリジナルデータを構成する選択式回答データと画像データに対し、識別情報を発行する識別情報発行処理手段と、上記発行した識別情報と共に、上記選択式回答データと上記画像データとを互いに関連付けて記憶するデータ記憶手段と、上記データ記憶手段を参照して、上記オリジナルデータから、上記画像データを抽出する抽出処理手段と、上記オペレータ端末に対し、上記抽出した画像データを送信する画像データ送信手段と、上記オペレータ端末から、上記画像データに変換された文字列をテキストデータ化して得られたテキストデータを受信するテキストデータ受信手段と、上記テキストデータ化された画像データの識別情報に基づき、上記選択式回答データに関連付けて、上記テキストデータを上記データ記憶手段に登録するデータ登録手段と、を有することを特徴とする。
また、上記画像データ送信手段に対し、所定数からなる複数のオペレータのオペレータ端末に上記抽出した画像データを送信させる作業割当処理手段と、上記画像データを送信したオペレータのオペレータ端末から受信したテキストデータを照合し、互いに一致するテキストデータの有無を判別する判別処理を実行する判別処理手段と、をさらに有し、上記データ登録手段は、上記判別処理の結果、互いに一致するテキストデータがあった場合に、上記テキストデータ化された画像データの識別情報に基づき、当該互いに一致するテキストデータを正確なテキストデータとして上記選択式回答データに関連付けて上記データ記憶手段に登録するものとしてもよい。
また、上記作業割当処理手段はさらに、上記判別処理の結果、互いに一致するテキストデータがなかった場合に、再度、上記画像データ送信手段に対し、既に上記所定の画像データを送信したオペレータとは異なる他のオペレータのオペレータ端末に上記抽出した画像データを送信させるものとしてもよい。
また、上記データ登録手段はさらに、上記判別処理の結果、互いに一致するテキストデータがなかった場合に、正確なテキストデータが得られなかった旨を上記データ記憶手段に登録するものとしてもよい。
また、上記作業割当処理手段はさらに、上記画像データ送信手段によって上記オペレータ端末に上記画像データを送信した後、所定の時間を経過してもテキストデータを送信してきていないオペレータがいた場合に、上記画像データ送信手段に対し、当該オペレータに替わる他のオペレータのオペレータ端末に上記画像データを送信させるものとしてもよい。
また、上記選択式回答データ及び文字列の入力手段を有し、上記選択式回答データ及び上記文字列を入力する回答者が利用する回答者端末と、さらにネットワークを介して通信可能に構成され、上記回答者端末から、上記オリジナルデータを受信するオリジナルデータ受信手段、をさらに有するものとしてもよい。
また、本発明の別の観点に係るデータ変換方法は、選択式回答データと、画像データに変換された文字列とからなるオリジナルデータを、当該画像データ中の文字列がテキストデータ化されたデータに変換するための方法であって、上記画像データに変換された文字列をテキストデータ化するオペレータが利用するオペレータ端末と、ネットワークを介して通信可能に構成された装置により、上記オリジナルデータを構成する選択式回答データと画像データに対し、識別情報を発行する処理と、上記発行した識別情報と共に、上記選択式回答データと上記画像データとを互いに関連付けてデータ記憶手段に記憶する処理と、上記データ記憶手段を参照して、上記オリジナルデータから、上記画像データを抽出する処理と、上記オペレータ端末に対し、上記抽出した画像データを送信する処理と、上記オペレータ端末から、上記画像データに変換された文字列をテキストデータ化して得られたテキストデータを受信する処理と、上記テキストデータ化された画像データの識別情報に基づき、上記選択式回答データに関連付けて、上記テキストデータを上記データ記憶手段に登録する処理と、を実行することを特徴とする。
また、本発明のさらに別の観点に係るコンピュータプログラムは、選択式回答データと、画像データに変換された文字列とからなるオリジナルデータを、当該画像データ中の文字列がテキストデータ化されたデータに変換するためのプログラムであって、上記画像データに変換された文字列をテキストデータ化するオペレータが利用するオペレータ端末と、ネットワークを介して通信可能に構成された装置に対し、上記オリジナルデータを構成する選択式回答データと画像データに対し、識別情報を発行する処理と、上記発行した識別情報と共に、上記選択式回答データと上記画像データとを互いに関連付けてデータ記憶手段に記憶する処理と、上記データ記憶手段を参照して、上記オリジナルデータから、上記画像データを抽出する処理と、上記オペレータ端末に対し、上記抽出した画像データを送信する処理と、上記オペレータ端末から、上記画像データに変換された文字列をテキストデータ化して得られたテキストデータを受信する処理と、上記テキストデータ化された画像データの識別情報に基づき、上記選択式回答データに関連付けて、上記テキストデータを上記データ記憶手段に登録する処理と、を実行させる。
本発明によれば、手書き入力あるいは予め印字等された文字列からなるデータと、コンピュータによる把握が可能なデータが併存するオリジナルデータについて、手書き入力されたデータがテキストデータに変換されたデータが生成される。
また、手書き入力あるいは予め印字等された文字列からなるデータのテキストデータ化において、作業を担うオペレータのミスがなく、正確なテキストデータが提供される。
本発明の実施形態に係るデータ変換装置を用いたデータ変換サービスの概要を示す模式図である。 本実施形態に係るデータ変換装置を用いたデータ変換サービスにおいて、回答者に対して回答を要求するアンケートの一例を示した図である。 本実施形態に係るデータ変換装置を用いたデータ変換サービスにおいて、回答者から受け付けた回答たるオリジナルデータの一例を示した図である。 本実施形態に係るデータ変換装置を用いたデータ変換サービスにおいて、オペレータが画像データに基づき、テキストデータを入力する作業画面の一例を示した図である。 本実施形態に係るデータ変換装置を用いたデータ変換サービスにおいて、画像データをテキストデータ化したアンケート結果を示した図である。 本実施形態に係るデータ変換装置が備える機能を示した機能ブロック図である。 本実施形態に係るデータ変換装置において、データ記憶部に記憶されるデータの一例を示した図である。 本実施形態に係るデータ変換装置において、オペレータ情報記憶部に記憶されるデータの一例を示した図である。 本実施形態に係るデータ変換装置において、作業情報記憶部に記憶されるデータの一例を示した図である。 本実施形態に係るデータ変換装置による処理において、回答者端末に対してアンケートの回答を要求してから、回答たるオリジナルデータを受け付けるまでの流れを示した処理フロー図である。 本実施形態に係るデータ変換装置により、画像データをテキストデータ化する処理の流れを示した処理フロー図である。 本実施形態に係るデータ変換装置により、画像データをテキストデータ化する処理の流れを示した処理フロー図である。
以下、本発明の実施形態に係るデータ変換装置について、図を参照して説明する。
なお、本実施形態に係るデータ変換装置は、ペンタブレット等、スタイラス等のポインティングデバイスによって入力された文字列や、予め印字等された文字列からなる画像データをテキストデータ化するための装置であるが、以下では、アンケートの実施の場面を例に、このデータ変換装置の構成及び処理を説明する。
まず、本実施形態に係るデータ変換装置を用いて提供されるデータ変換サービスの概要について、図1を参照して説明する。
データ変換サービスでは、アンケートを依頼する依頼者、アンケートに対する回答を提出する回答者、回答者から受け付けた回答のうち、画像に変換された文字列情報をテキストデータ化する作業を担うオペレータ、及びこれらの者が利用する端末間のやり取りを処理するデータ変換装置によって実現される。
このデータ変換サービスの一連の流れの順を追っていくと、まず初めに、依頼者からアンケートの実施依頼がなされる(S1)
これに対してデータ変換装置は、回答者に対してアンケートの回答を要求することにより、アンケートを実施する(S2)。
ここで、データ変換装置が回答者に対して回答を要求するアンケートの一例を図2に示す。
このアンケートは、名刺の取込欄101、選択肢から該当する項目を選択して回答する選択式回答欄102、スタイラス等によって文字列を手書き入力する文字列入力欄103、回答をデータ変換装置に送信し、登録を要求するデータ登録ボタン104から構成されている。
回答者がアンケートに答えると、その回答はオリジナルデータとして、データ変換装置に収集される(S3)。
回答者がアンケートに回答し、各項目にデータが入力された状態の一例を図3に示す。名刺の取込欄101には、名刺を撮像して取り込まれたデータが入力されている。また、選択式回答欄102には、回答者が選択した選択肢に、チェックが入力されている。また、文字列入力欄103には、回答者がスタイラス等を用いて手書き入力した文字列が入力されている。
このように、オリジナルデータは少なくとも、選択式回答欄102に入力された選択式回答データと、文字列入力欄103に入力され、画像データとして登録された文字列情報から構成されている。
オペレータは任意のタイミングで、画像データをテキストデータ化する作業を行うべく、データ変換装置に対し、テキストデータ化する画像データの送信を依頼する(S4)
これに対してデータ変換装置は、オリジナルデータのうち、文字列入力欄103に手書き入力され、画像データとして登録された文字列情報を、テキストデータ化の作業要求と共に、オペレータに対して送信する(S5)。
なお、オリジナルデータのうち、取込欄101に取り込まれ、画像データに変換された名刺についても、手書き入力された文字列情報と同様にして、テキストデータ化の作業を行うことができる。
データ変換装置から画像データを受け付けたオペレータは、画像データを見ながら、当該画像データ中に表されている文字列をテキストデータに構成し(S6)、当該テキストデータをデータ変換装置に送信する(S7)。
このオペレータによるテキストデータ化において、オペレータが利用するオペレータ端末上に表示される作業画面の一例を図5に示す。当該作業画面では、画像データ表示欄201と、テキストデータの入力フォーム202が並べて表示されており、オペレータは画像データを参照しながら、テキストデータを入力する。オペレータは、テキストデータの入力が完了すると「送信」ボタン203を押下して、当該テキストデータをデータ変換装置に送信する。
データ変換装置は、オペレータから受信したテキストデータを、選択式回答データと関連付けて登録し(S8)、これにより、文字列情報がテキストデータ化されたアンケートの回答が出来上がる。
各アンケートの回答ごとに上述したテキストデータ化の作業が実行され、所定の集計方法等を経てまとめられた回答が依頼者に納品される(S9)。
以上の処理を経て、回答者が入力した文字列情報がテキストデータ化されたデータの表示例を図5に示す。当該データは、所定のフォームにあてはめられたものであると共に、撮像され、画像データに変換された名刺情報についても、文字列情報と同様の処理によってテキストデータ化されたものである。
これにより、回答者から得られたアンケート結果の編集、加工が容易になり、またフォーム次第で様々な形式でデータを参照することができる。
次に、本実施形態に係るデータ変換装置の機能、及び実行される処理の詳細について説明する。
図6に示されるように、データ変換装置1は、インターネット等のネットワークNWを介して、回答者が利用する回答者端末2、及びオペレータが利用するオペレータ端末3と通信可能に構成されている。
データ変換装置1は、CPU(Central Processing Unit)やCPUが実行するためのコンピュータプログラム、RAM(Random Access Memory)やROM(Read Only Memory)、ハードディスクドライブなどの記憶装置により、データ記憶部1A、フォーム記憶部1B、オペレータ情報記憶部1C、作業情報記憶部1D、ID発行処理部11、作業割当処理部12、抽出処理部13、判別処理部14、データ登録部15、及び通信処理部16からなる機能ブロックを構成する。
データ記憶部1Aは、回答者端末2から提供されたアンケートの回答たるオリジナルデータや、オペレータ端末3から提供されたテキストデータを記憶することができる記憶部である。
このデータ記憶部1Aには図7に示されるように、個々のオリジナルデータ及び当該個々のオリジナルデータに関連するデータを識別するためのデータIDに関連付けて、オリジナルデータとテキストデータが記憶されるようになっている。
オリジナルデータは、予め設けられた選択式の質問に対する回答たる選択式回答データと、回答者がスタイラス等で手書き入力した文字列情報や、名刺等の文字列が予め印字等された文字列情報を変換して得られた画像データとから構成されている。
また、テキストデータは、画像データを元に、オペレータがテキストデータ化したものである。
なお、データIDは、選択式回答データ、画像データ、及びテキストデータが、いずれのオリジナルデータに基づくものであるかを特定することができればよく、例えば、それぞれに共通する同じものであってもよいし、共通する情報と個々のデータに独特な情報とが組み合わされたものであってもよい。
フォーム記憶部1Bは、アンケートのフォームや、依頼者に最終品として提供するアンケート結果の集計フォームなどを記憶した記憶部である。データ記憶部1Aに記憶されているデータをこのフォーム記憶部1Bに記憶されているフォームに当てはめることにより、各種のデータを所望の形式あるいは状態で参照することができる。
オペレータ情報記憶部1Cは、画像データのテキストデータ化の作業を担うオペレータに関する情報を記憶することができる記憶部である。
このオペレータ情報記憶部1Cには図8に示されるように、オペレータを識別するためのオペレータIDに対し、オペレータを認証するためのパスワードが関連付けて記憶されている。
作業情報記憶部1Dは、所定の画像データについてのテキストデータ化の作業の進捗状況に関する情報を記憶することができる記憶部である。
この作業情報記憶部1Dには図9に示されるように、テキストデータ化する画像データのデータIDごとに、当該画像データのテキストデータ化を担当するオペレータ、及び当該オペレータの作業状況が記憶される。
ここで、本例では後述のとおり、一つの画像データのテキストデータ化において、最初は2人のオペレータが指定され、この2人のオペレータによってテキストデータ化の作業が実行される。一方、この2人によってテキストデータ化の作業を完了できないときには、この2人を含めて最大4人のオペレータが指定され、画像データのテキストデータ化が実行される。図9では、2人のオペレータ(オペレータ1、オペレータ2)が指定された場合を示しており、所定の画像データのテキストデータ化を担当する2人のオペレータ及び各オペレータの作業状況が把握可能となっている。即ち、オペレータごとに、オペレータを識別するオペレータID、作業状況、及びテキストデータが関連付けて記憶される。
3人目あるいは4人目のオペレータが追加的に指定された場合には、オペレータ1やオペレータ2と同様に、オペレータ3あるいはオペレータ4の情報が登録される。
作業状況には、画像データのテキストデータ化が完了したか否か、さらに、テキストデータ化が完了していない場合には、テキストデータ化のために画像データをオペレータ端末3に送信してから経過している時間が記憶される。
また、各オペレータが画像データのテキストデータ化を完了し、当該画像データのテキストデータをオペレータ端末3から受信したときには、当該テキストデータが、各オペレータに関連付けて登録される。
ID発行処理部11は、オリジナルデータを構成する選択式回答データと画像データに対し、データIDを発行する処理を実行する。
発行されたデータIDは、オリジナルデータと共にデータ記憶部1Aに記憶される。
作業割当処理部12は、通信処理部16に対し、テキストデータ化する画像データの送信依頼を送信してきているオペレータのオペレータ端末3に画像データを送信する処理の実行を要求する。
この作業割当処理部12は具体的に、所定の画像データのテキストデータ化について、最初の段階では所定数の複数からなるオペレータに作業を割り当て、通信処理部16に対し、当該作業を割り当てたオペレータのオペレータ端末3に画像データを送信させる。そして、後述する判別処理部14による判別処理に基づき、正確なテキストデータが得られない場合には、さらに他のオペレータに作業を割り当て、通信処理部16に対し、当該他のオペレータに画像データを送信させる。
なお、この作業が割り当てられるオペレータは、テキストデータ化する画像データの送信依頼をデータ変換装置1に対し送信してきている順番に基づいて選ばれる。
本例の場合、所定の画像データのテキストデータ化について、最初の段階では2人のオペレータが指定される。そして、判別処理部14により、この2人のオペレータから得られたテキストデータについて、互いに一致するか否かが判別され、一致しなかったときには、作業割当処理部12により、他のオペレータが1人指定され、当該指定されたオペレータに対して画像データが送信される。ここまでにテキストデータ化の作業を担った3人によってもなお、互いに一致するテキストデータが存しなかった場合には、作業割当処理部12によってさらにもう一人のオペレータが指定され、当該指定されたオペレータに対して画像データが送信される。
なお、本例では、最初の段階で2人のオペレータに対して画像データを送信するものとしているが、これにかかわらず、3人以上のオペレータに対して画像データを送信するものとしてもよい。
さらに、作業割当処理部12は、作業情報記憶部1Dを参照して、画像データの受信後、所定の時間を経過してもテキストデータを送信してきていないオペレータがいた場合に、当該オペレータに替えて他のオペレータを新たに指定し、通信処理部16に対し、当該他のオペレータに画像データを送信させる。
抽出処理部13は、データ記憶部1Aを参照して、オリジナルデータから、テキストデータ化を実行する画像データを抽出する処理を実行する。
判別処理部14は、作業割当処理部12によって指定されたオペレータのオペレータ端末3からテキストデータを受信した後、当該受信した全てのテキストデータを照合し、互いに一致するテキストデータの有無を判別する。
互いに一致するテキストデータの有無を判別する判別処理の結果、互いに一致するテキストデータが存した場合には、当該テキストデータがデータ記憶部1Aに登録される。一方、互いに一致するテキストデータが存しなかった場合には、新たに他のオペレータが一人指定され、当該他のオペレータから得られたテキストデータを含め、これまで受信しているテキストデータとの一致を判別する。
本例では、最初に指定された2人のオペレータによって提供されたテキストデータが一致しなかった場合には、新たに1人のオペレータが指定され、さらに新たに指定された1人を加えた4人のオペレータによってもなお、互いに一致するテキストデータが存しなかった場合には、テキストデータ化が不可能な画像データとしてエラー処理がなされる。
なお、本例ではこのように、最大4人のオペレータを指定し、互いに一致するテキストデータの存否を判別するものとしているが、これに関わらず、最初に指定された2人のオペレータによって提供されたテキストデータが一致しなかった時点でエラー処理とすることもできるし、最大で5人以上のオペレータを指定するものとすることもできる。
また、本例において、互いに一致するテキストデータが存した場合とは、2人のオペレータによるテキストデータが一致する場合をいうが、他の例において、3人以上のオペレータにテキストデータを送信するときは、少なくとも2人以上のオペレータによるテキストデータが一致する場合や、全てのオペレータのテキストデータが互いに一致する場合に、互いに一致するテキストデータが存したものとして、これを正確なテキストデータとして扱うものとしてもよい。
データ登録部15は、判別処理部14による判別処理の結果、互いに一致するテキストデータがあった場合に、テキストデータ化された画像データのデータIDに基づき、当該互いに一致するテキストデータを正確なテキストデータとして選択式回答データに関連付けて登録する。
この処理の具体例を示すと、2人のオペレータからテキストデータを受信した際に、判別処理部14による判別処理の結果、2人のオペレータのテキストデータが一致した場合、当該一致したテキストデータが、所定の画像データを正確にテキストデータ化されたものであるとみなされる。そして、この正確なテキストデータとみなされたものが、テキストデータ化の元となった画像データと共にオリジナルデータを構成していた選択式回答データに関連付けて登録される。
通信処理部16は、通信プロトコルに従い、回答者端末2及びオペレータ端末3との間でネットワークNWを介したデータの送受信を可能とする処理部である。
この通信処理部16により、回答者端末2との間でアンケートの送信やオリジナルデータの受信を行ったり、オペレータ端末3との間で画像データの送信やテキストデータの受信を行ったりすることができる。
回答者端末2は、アンケートの回答者が利用する端末である。
この回答者端末2は、スタイラス等のポインティングデバイスによって文字列を手書き入力することができる入力手段、アンケート等を表示するディスプレイ等の出力手段、及びデータ変換装置1とネットワークNWを介してデータ通信を実行する通信処理手段を備えていればよく、特にタブレット端末が想定される。なお、好ましくはカメラ等の撮像手段を有し、名刺等を撮像してアンケート中に取り込むことができるとよい。
オペレータ端末3は、オペレータが利用する端末である。
このオペレータ端末3は、所謂パーソナルコンピュータ等によって構成され、画像データとして構成された文字列をテキストデータにして入力する入力手段、オペレータが画像データをディスプレイ等に表示させる出力手段、データ変換装置1との間で画像データを受信したり、テキストデータを送信したりするための通信処理手段を備えていればよい。
なお、オペレータは複数おり、このオペレータの数に応じてオペレータ端末3も複数、存している。
次に、本実施形態に係るデータ変換装置1による処理の流れについて説明する。
まず、図10に示されるように、データ変換装置1が、依頼者から受け付けたアンケートを回答者端末2に対して送信して回答者に回答を求めると(S101)、これに応じて、回答者端末2からアンケートの回答たるオリジナルデータを受信する(S102)。
なお、オリジナルデータは図3を示して前述したとおり、選択式回答データと、画像イメージとして構成された文字列からなる。
回答者端末2から受信したオリジナルデータには、ID発行処理部11によってデータIDが発行された上(S103)、当該データIDに関連付けて、選択式回答データと画像データに分けてデータ記憶部1Aに記憶される(S104)。
回答者に対して回答を求める以上の処理は、アンケートの対象となる全ての回答者に対して実行される。
続いて、オリジナルデータに含まれ、画像データに変換されている文字列をテキストデータ化する処理が実行されるが、この画像データのテキストデータ化の作業に先立ち、オペレータから、画像データのテキストデータ化の作業を要求する作業依頼が受け付けられる。
この作業依頼は例えば、本実施形態に係るデータ変換装置を用いたデータ変換サービスにおいて、所定のウェブサイトにログインしたオペレータが、当該ウェブサイト上に設けられた送信依頼ボタンを押下することにより、データ変換装置1に対して、テキストデータ化する画像データを要求することができる。
図11に示されるように、データ変換装置1はまず、抽出処理部13によって、テキストデータ化の対象となる画像データを抽出する(S201)。作業割当処理部12は、当該画像データのテキストデータ化を行うオペレータとして、送信依頼を先に行ったオペレータから順に所定数、本例では2人のオペレータを指定した上、通信処理部16に対し、この2人のオペレータのオペレータ端末3に当該画像データを送信させる(S202)。この際、当該画像データはデータIDと共に、オペレータ端末3に対して送信される。
これに伴い、作業情報記憶部1Dには、テキストデータ化の作業の対象となった画像データのデータIDに関連付けて、画像データのテキストデータ化について指定された2人のオペレータのオペレータIDが登録される(S203)。さらに、作業状況として、画像データが送信されてテキストデータ化の作業中である旨と共に、当該画像データが送信されてから経過した時間が計測される。
指定されたオペレータのオペレータ端末3に対して画像データが送信されてから経過した時間が所定の時間を超えても、画像データをテキストデータ化したテキストデータを提供できていないオペレータがいた場合には(S204)、抽出処理部13が改めて作業対象の画像データが抽出した上(S205)、作業割当処理部12が、そのオペレータに替えて新たに他のオペレータを指定し、通信処理部16に対して当該オペレータのオペレータ端末3に画像データを送信させる(S206)。
なお、この新たなオペレータの指定については、S202の処理の場合と同様、画像データの送信依頼を先に行っているオペレータから順に指定される。
さらに、作業情報記憶部1Dには、テキストデータ化の作業の対象となった画像データのデータIDに関連付けて、新たに指定されたオペレータが、所定の時間内にテキストデータを送信してこなかったオペレータに替えて登録される(S207)。また、作業状況として、画像データが送信されてテキストデータ化の作業中である旨と共に、画像データが送信されてから経過した時間が改めて計測される。
一方、S204の処理において、所定の時間内にオペレータ端末3からデータIDと共にテキストデータを受信した場合には(S208)、作業情報記憶部1Dが参照され、データID及びオペレータIDに関連付けて当該テキストデータが登録される(S209)。また、このオペレータIDに係るオペレータの作業状況については、テキストデータ化が完了した旨が反映される。
指定された全てのオペレータのオペレータ端末3、本例では2人のオペレータのオペレータ端末3からテキストデータを受信し、所定数のテキストデータが作業情報記憶部1Dに登録されると(S210)、判別処理部14は、登録された所定数のテキストデータについて、互いに一致するテキストデータがあるか否かを判別する(S211)。即ち、本例では、2人のオペレータによって提供されたテキストデータが互いに一致するか否かを判別する。
S211の判別処理の結果、テキストデータが互いに一致しなかった場合には、後述する処理Aから始まる処理に移行する。
一方、S211の判別処理の結果、テキストデータが互いに一致した場合には、データ登録部15が、当該テキストデータに関連付けられていたデータIDに基づき、互いに一致するテキストデータを正確にテキストデータ化されたテキストデータとして、選択式回答データに関連付けてデータ記憶部1Aに登録する(S212)。
続いて、上述したS211の判別処理の結果、2人のオペレータから提供されたテキストデータが互いに一致しなかった場合の処理Aから始まる処理について、図12を参照して説明する。
まず、所定数のテキストデータに基づいて判別処理部14による判別処理が行われたか否かが判別される(S301)。即ち、最初に指定された2人のオペレータによって提供されたテキストデータによってのみ、判別処理を行った段階では、2つのテキストデータに基づいて判別処理が行われたことになる。そして、本例では、4つのテキストデータに基づいて判別処理が実行されるまで、新たに他のオペレータからテキストデータを受け付けて判別処理を繰り返す。
まず、最初に指定された2人のオペレータによって提供されたテキストデータによってのみ、判別処理が終了した段階では、新たに他のオペレータからテキストデータを受け付けるべく、S303以降の処理に移行する。
一方、二度にわたって新たに他のオペレータが指定され、計4つのテキストデータに基づいて判別処理が行われたにもかかわらず、互いに一致するテキストデータがなかった場合には、作業対象の画像データのテキストデータは不可能なものとしてエラー処理がなされる(S302)。
一方、S301による処理の結果、まだ所定数のテキストデータに基づく判別処理が行われていなかった場合、例えば、最初に指定された2人のオペレータによって提供されたテキストデータによってのみ、判別処理を行ったに過ぎない段階では、作業対象の画像データのテキストデータ化を行うオペレータが新たに1人追加される。
この処理はまず、抽出処理部13が改めて作業対象の画像データが抽出した上(S303)、作業割当処理部12が、新たに他のオペレータを指定し、通信処理部16に対して当該オペレータのオペレータ端末3に画像データを送信させる(S304)。
なお、この新たなオペレータの指定については、S202の処理等と同様、画像データの送信依頼を先に行っているオペレータから順に指定される。
さらに、作業情報記憶部1Dには、テキストデータ化の作業の対象となった画像データのデータIDに関連付けて、新たに指定されたオペレータが登録される(S305)。また、作業状況として、画像データが送信されてテキストデータ化の作業中である旨と共に、画像データが送信されてから経過した時間が改めて計測される。
新たに指定されたオペレータのオペレータ端末3に対して画像データが送信された後、所定の時間を超えても、画像データをテキストデータ化したテキストデータが当該オペレータから提供されない場合には(S306)、抽出処理部13が改めて作業対象の画像データが抽出した上(S307)、作業割当処理部12が、そのオペレータに替えて新たに他のオペレータを指定し、通信処理部16に対して当該オペレータのオペレータ端末3に画像データを送信させる(S308)。
なお、この新たなオペレータの指定については、S202の処理の場合と同様、画像データの送信依頼を先に行っているオペレータから順に指定される。
さらに、作業情報記憶部1Dには、テキストデータ化の作業の対象となった画像データのデータIDに関連付けて、新たに指定されたオペレータが、所定の時間内にテキストデータを送信してこなかったオペレータに替えて登録される(S309)。また、作業状況として、画像データが送信されてテキストデータ化の作業中である旨と共に、画像データが送信されてから経過した時間が改めて計測される。
一方、S306の処理において、所定の時間内に新たに指定されたオペレータのオペレータ端末3から、データIDと共にテキストデータを受信した場合には(S310)、作業情報記憶部1Dが参照され、データID及びオペレータIDに関連付けて当該テキストデータが登録される(S311)。また、このオペレータIDに係るオペレータの作業状況については、テキストデータ化が完了した旨が反映される。
ここまでの処理により、新たに指定されたオペレータを含む3人のオペレータからテキストデータが提供された場合には、S211の処理に移行し(図11参照)、判別処理部14により、互いに一致するテキストデータが存するかが判別される(S211)。
以上の処理の結果、データ記憶部1Aにおいて、改めて選択式回答データと関連付けて登録されたテキストデータは、当該選択式回答データと共に、フォーム記憶部1Bに登録されている所定のフォームに反映されて、依頼者に提供される。
これにより、依頼者は、手書き入力された文字列や予め印字された文字列の画像データについて、正確にテキストデータ化されたデータを得ることができる。そして、このようにテキストデータ化されたデータが提供されることで、データの編集、加工等が容易となり、所望の形でデータを参照することができる。
また、複数のオペレータにテキストデータ化の作業を担わせ、互いに一致するテキストデータを判別することで、人為的な変換ミスによる不正確なテキストデータの提供を防ぎ、正確なテキストデータを提供することができる。
なお、以上の本実施形態では、アンケート中に含まれる画像データをテキストデータに変換する場合を説明したが、本発明はこれに限らず、作業員等の作業確認や議事録のメモなど、特にその場面が限定されることはない。
また、本実施形態では、2人のオペレータを指定する場合を説明したが、1人、あるいは3人以上のオペレータを指定する場合にも、本発明を応用することができる。即ち、オペレータを1人とする場合には、判別処理部14による処理を実行することなく、オペレータから提供されたテキストデータを、最終的なテキストデータとして扱えばよい。
また、オペレータを3人以上とする場合には例えば、判別処理部14による処理において、3人中、複数のオペレータから提供されたテキストデータが互いに一致する場合にのみ、当該テキストデータを正確なテキストデータであるとして、データ記憶部1Aに登録し、互いに一致しない場合には再度、新たに他のオペレータを指定すればよい。
なお、本発明を実際的なサービスとして提供する場合には例えば、画像データのテキストデータ化を行ったオペレータに対し、作業量に応じた所定の賃金を支払うものとし、これをインセンティブとしてオペレータを募ることが考えられる。この場合に、テキストデータ化の正確性を担保するため、テキストデータ化の作業のために選定された複数のオペレータのうち、上述した互いに一致するテキストデータを提供できたオペレータに対してのみ、賃金を支払うようにしてもよい。
また、回答者から、名刺の画像データに基づく住所情報が得られた場合、これを別途、データベースとして蓄積し、回答者が次回以降、所定のID等で住所情報をオリジナルデータに反映させられるようにしてもよい。
1 データ変換装置
1A データ記憶部
1B フォーム記憶部
1C オペレータ情報記憶部
1D 作業情報記憶部
11 ID発行処理部
12 作業割当処理部
13 抽出処理部
14 判別処理部
15 データ登録部
16 通信処理部
NW ネットワーク

Claims (8)

  1. 選択式回答データと、画像データに変換された文字列とからなるオリジナルデータを、当該画像データ中の文字列がテキストデータ化されたデータに変換するための装置であって、
    上記画像データに変換された文字列をテキストデータ化するオペレータが利用するオペレータ端末と、
    ネットワークを介して通信可能に構成された装置であって、
    上記オリジナルデータを構成する選択式回答データと画像データに対し、識別情報を発行する識別情報発行処理手段と、
    上記発行した識別情報と共に、上記選択式回答データと上記画像データとを互いに関連付けて記憶するデータ記憶手段と、
    上記データ記憶手段を参照して、上記オリジナルデータから、上記画像データを抽出する抽出処理手段と、
    上記オペレータ端末に対し、上記抽出した画像データを送信する画像データ送信手段と、
    上記オペレータ端末から、上記画像データに変換された文字列をテキストデータ化して得られたテキストデータを受信するテキストデータ受信手段と、
    上記テキストデータ化された画像データの識別情報に基づき、上記選択式回答データに関連付けて、上記テキストデータを上記データ記憶手段に登録するデータ登録手段と、を有する、
    ことを特徴とするデータ変換装置。
  2. 上記画像データ送信手段に対し、所定数からなる複数のオペレータのオペレータ端末に上記抽出した画像データを送信させる作業割当処理手段と、
    上記画像データを送信したオペレータのオペレータ端末から受信したテキストデータを照合し、互いに一致するテキストデータの有無を判別する判別処理を実行する判別処理手段と、をさらに有し、
    上記データ登録手段は、上記判別処理の結果、互いに一致するテキストデータがあった場合に、上記テキストデータ化された画像データの識別情報に基づき、当該互いに一致するテキストデータを正確なテキストデータとして上記選択式回答データに関連付けて上記データ記憶手段に登録する、
    請求項1記載のデータ変換装置。
  3. 上記作業割当処理手段はさらに、上記判別処理の結果、互いに一致するテキストデータがなかった場合に、再度、上記画像データ送信手段に対し、既に上記所定の画像データを送信したオペレータとは異なる他のオペレータのオペレータ端末に上記抽出した画像データを送信させる、
    請求項2記載のデータ変換装置。
  4. 上記データ登録手段はさらに、上記判別処理の結果、互いに一致するテキストデータがなかった場合に、正確なテキストデータが得られなかった旨を上記データ記憶手段に登録する、
    請求項3記載のデータ変換装置。
  5. 上記作業割当処理手段はさらに、上記画像データ送信手段によって上記オペレータ端末に上記画像データを送信した後、所定の時間を経過してもテキストデータを送信してきていないオペレータがいた場合に、上記画像データ送信手段に対し、当該オペレータに替わる他のオペレータのオペレータ端末に上記画像データを送信させる、
    請求項1乃至4いずれかの項に記載のデータ変換装置。
  6. 上記選択式回答データ及び文字列の入力手段を有し、上記選択式回答データ及び上記文字列を入力する回答者が利用する回答者端末と、さらにネットワークを介して通信可能に構成され、
    上記回答者端末から、上記オリジナルデータを受信するオリジナルデータ受信手段、をさらに有する、
    請求項1乃至5いずれかの項に記載のデータ変換装置。
  7. 選択式回答データと、画像データに変換された文字列とからなるオリジナルデータを、当該画像データ中の文字列がテキストデータ化されたデータに変換するための方法であって、
    上記画像データに変換された文字列をテキストデータ化するオペレータが利用するオペレータ端末と、
    ネットワークを介して通信可能に構成された装置により、
    上記オリジナルデータを構成する選択式回答データと画像データに対し、識別情報を発行する処理と、
    上記発行した識別情報と共に、上記選択式回答データと上記画像データとを互いに関連付けてデータ記憶手段に記憶する処理と、
    上記データ記憶手段を参照して、上記オリジナルデータから、上記画像データを抽出する処理と、
    上記オペレータ端末に対し、上記抽出した画像データを送信する処理と、
    上記オペレータ端末から、上記画像データに変換された文字列をテキストデータ化して得られたテキストデータを受信する処理と、
    上記テキストデータ化された画像データの識別情報に基づき、上記選択式回答データに関連付けて、上記テキストデータを上記データ記憶手段に登録する処理と、を実行する、
    ことを特徴とするデータ変換方法。
  8. 選択式回答データと、画像データに変換された文字列とからなるオリジナルデータを、当該画像データ中の文字列がテキストデータ化されたデータに変換するためのプログラムであって、
    上記画像データに変換された文字列をテキストデータ化するオペレータが利用するオペレータ端末と、
    ネットワークを介して通信可能に構成された装置に対し、
    上記オリジナルデータを構成する選択式回答データと画像データに対し、識別情報を発行する処理と、
    上記発行した識別情報と共に、上記選択式回答データと上記画像データとを互いに関連付けてデータ記憶手段に記憶する処理と、
    上記データ記憶手段を参照して、上記オリジナルデータから、上記画像データを抽出する処理と、
    上記オペレータ端末に対し、上記抽出した画像データを送信する処理と、
    上記オペレータ端末から、上記画像データに変換された文字列をテキストデータ化して得られたテキストデータを受信する処理と、
    上記テキストデータ化された画像データの識別情報に基づき、上記選択式回答データに関連付けて、上記テキストデータを上記データ記憶手段に登録する処理と、を実行させる、
    コンピュータプログラム。
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