JP2016075536A - 情報提示装置、情報提示方法、及び、情報提示プログラム - Google Patents

情報提示装置、情報提示方法、及び、情報提示プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】健康に関する状態を容易に把握することができる情報提示装置、情報提示方法、及び、情報提示プログラムを提供すること。【解決手段】情報を提示する提示部と、対象者の生体排出物に含まれている物質の濃度を測定した結果に基づいて、基準時間あたりの脂質代謝を導出する脂質代謝導出部と、前記脂質代謝導出部により導出された前記脂質代謝に基づき、安静時における糖質代謝と脂質代謝とを含む安静時代謝を導出する安静時代謝導出部と、前記脂質代謝導出部により導出された前記脂質代謝または前記安静時代謝導出部により導出された安静時代謝に基づく情報を、前記提示部に提示させる提示制御部と、を備える。【選択図】図5

Description

本発明は、情報提示装置、情報提示方法、及び、情報提示プログラムに関する。
従来、侵襲的な測定方法を用いて、被験者の健康に関する状態を測定する装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2010−148884号公報
しかしながら、侵襲的な測定方法を用いる場合、専門的な知識や装置が必要となり、健康に関する状態を把握するのが困難な場合があった。
本発明は、このような事情を考慮してなされたものであり、健康に関する状態を容易に把握することができる情報提示装置、情報提示方法、及び、情報提示プログラムを提供することを目的の一つとする。
本発明の一態様は、情報を提示する提示部と、対象者の生体排出物に含まれている物質の濃度を測定した結果に基づいて、基準時間あたりの脂質代謝を導出する脂質代謝導出部と、前記脂質代謝導出部により導出された前記脂質代謝に基づき、安静時における糖質代謝と脂質代謝とを含む安静時代謝を導出する安静時代謝導出部と、前記脂質代謝導出部により導出された前記脂質代謝または前記安静時代謝導出部により導出された安静時代謝に基づく情報を、前記提示部に提示させる提示制御部と、を備える情報提示装置である。
本発明の一態様によれば、容易に健康に関する状態を把握することができる。
第1の実施形態における、ガス測定装置を表側から見た外観構成図である 第1の実施形態における、ガス測定装置を裏側から見た外観構成図である。 第1の実施形態における、半導体式ガスセンサユニットが取り外された状態のガス測定装置の外観構成図である。 第1の実施形態における、ガス測定装置の制御関係の構成図である。 第1の実施形態における、情報提示装置の構成図である。 情報提示装置が利用する、アセトンの濃度と脂肪の燃焼量との関係を示す図である。 男性の脂肪の燃焼度を導出するためのデータテーブルを示す図である。 女性の脂肪の燃焼度を導出するためのデータテーブルを示す図である。 脂肪の燃焼度の提示例を示す図である。 脂質代謝と安静時代謝との関係を示す図である。 安静時代謝に応じた代謝年齢を導出するためのデータテーブルを示す図である。 安静時代謝と、脂質代謝と、代謝年齢との提示例を示す図である。 体格指数と代謝との関係に応じて代謝レベルを判定するための判定表である。 性別と年齢と代謝レベルとの関係に応じて代謝レベルのアスリート分類を判定するための判定表である。 アスリート分類の提示例を示す図である。 体組成情報と代謝レベルとの関係に応じて代謝タイプを判定するための判定表である。 代謝タイプの提示例を示す図である。 運動前後の脂質代謝の上昇率と運動後代謝レベルとに応じた脂質代謝の亢進度合を導出するためのデータテーブルを示す図である。 脂質代謝の亢進度合と運動継続時間とに応じたトレーニングタイプを判定するためのデータテーブルを示す図である。 運動後代謝レベルと運動継続時間とに応じたトレーニングタイプを判定するためのデータテーブルを示す図である。 トレーニングタイプの提示例を示す図である。 運動中脂肪消費量と、脂肪燃焼速度と、脂肪燃焼効率と、トレーニング燃焼タイプとの提示例を示す図である。 情報提示装置100の動作を示すフローチャートである。 図23に示すフローチャートに含まれる一部の処理を示すフローチャートである。 第2の実施形態における、情報提示装置の構成図である。
以下、図面を参照し、本発明のガス測定装置(対象者の呼気等の生体排出物に含まれている特定のガス成分を測定する装置)と情報提示装置の実施形態について説明する。必要に応じてXYZ座標系を用いて図示および説明を行う。
(第1の実施形態)
第1の実施形態では、情報提示装置はガス測定装置に内蔵されるものとして説明する。
図1は、第1の実施形態における、ガス測定装置1を表側から見た外観構成図である。ガス測定装置1は、対象者によってカバー部3が図中X方向にスライド操作されることによって、開状態と閉状態のいずれかに保持される。なお、図1の左図はガス測定装置1の開状態を示し、図1の右図はガス測定装置1の閉状態を示している。
ガス測定装置1は、本体部2と、閉状態において本体部2の一部を覆うカバー部3とを備える。本体部2の第1面における、開状態においてのみ露出する部分には、吹き込み口10と、提示部20と、操作部30とが設けられている。
開状態のガス測定装置1には、中空構造のアタッチメント12が、吹き込み口10に着脱可能に挿入されて取り付けられる。更に、アタッチメント12には、ストロー(不図示)が装着される。このストロー及びアタッチメント12を介して、対象者の呼気が、吹き込み口10に吹き込まれる。
なお、吹き込み口10には、ストローを装着しない形態のアタッチメント12を介して、対象者の呼気が吹き込まれてもよい。また更に、吹き込み口10は、アタッチメント12を取り付けない形態でもよい。アタッチメント12を取り付けない形態では、対象者の呼気は、吹き込み口10に直接吹き込まれる。
提示部20は、例えば、液晶ディスプレイ装置や有機EL(Electroluminescence)表示装置などの表示装置である。提示部20の表示内容は、後述するCPU90によって決定される。提示部20は、設定画面、測定結果を示す画面等により、対象者に対して各種情報を表示する表示部を備える。提示部20は、音声を出力する音声出力部を備えてもよい。操作部30は、対象者による各種操作(電源のオンオフ、ユーザ情報等の入力、画面のスクロール等)を受け付ける。操作部30に対してなされた操作の内容は、操作信号として、後述するCPU90に出力される。
また、ガス測定装置1の本体部2には、閉状態においてカバー部3と連続した表面形状をなすように形成されたベース部5が形成されている。ベース部5のカバー部3に当接する側の端部には、カバー部3の端部に対応する形状を有し、閉状態においてカバー部3と密着して気密性を向上させるための部材6が取り付けられている。部材6は、例えば、ゴム(例えば、シリコンゴム)、エラストマーなどの弾性素材によって形成される。部材6には、図中Y方向に関する中央部付近において、対象者が開操作をしやすいように、図中−X方向に進むに連れて+Z方向にせり上がる傾斜を有する、つまみ部6Aが設けられている。
図2は、第1の実施形態における、ガス測定装置1を裏側から見た外観構成図である。図2の左図はガス測定装置1の開状態を示し、図2の右図はガス測定装置1の閉状態を示している。本体部2の第2面における、開状態においてのみ外部に露出する部分には、吸着剤収容部50と、孔部52、54、56が設けられている。なお、図2において、つまみ部6Aは、図中−X方向に進むに連れて−Z方向にせり上がる傾斜を有する。
吸着剤収容部50の内部には、活性炭等のガス吸着剤が収容される。ガス測定装置1の閉状態において、活性炭が収容された空間は、孔部52、本体部2とカバー部3の隙間、および孔部54または56を介して、後述する半導体式ガスセンサ(第1ガスセンサ)66の置かれた空間と連通し、閉鎖空間を形成する。これによって、ガス測定装置1が閉状態にされている間、半導体式ガスセンサ66の置かれた閉鎖空間から各種ガス成分が除去され、半導体式ガスセンサ66の被毒や劣化を抑制することができる。なお、活性炭に代えて(または加えて)、ゼオライト、モレキュラーシーブ、シリカゲル等のガス吸着剤が収容されてもよい。
また、活性炭が収容された空間と、後述する第2センサ72の置かれた空間とが連通して形成された閉鎖空間によって、第2センサ72に対して被毒や劣化を抑制することもできる。
ガス測定装置1には、本体部2に対して着脱可能(交換可能)な半導体式ガスセンサユニット60が取り付けられる。図3は、第1の実施形態における、半導体式ガスセンサユニット60が取り外された状態のガス測定装置1の外観構成図である。半導体式ガスセンサユニット60は、本体部2に嵌合可能な筐体62の内部に、半導体式ガスセンサ66の他、センサ基板や制御回路を収容している。半導体式ガスセンサ66は、筐体62に設けられた孔部62Aを介して筐体62の外部に検知面を突出させる。半導体式ガスセンサ66の検知面には、酸化スズ(SnO)などが形成されており、アセトンなどの検出対象ガス、あるいはその他の干渉ガスが触れると、電気抵抗が低下するようになっている。また、半導体式ガスセンサ66は、ヒータおよび電極を備える。半導体式ガスセンサ66は、検知面における電気抵抗の低下に基づいて、検出対象ガスの濃度を検出する。
対象者の呼気には、ケトン体、エタノール、アセトアルデヒド等の様々な種類のガスが含まれている。半導体式ガスセンサ66は、例えば、ケトン体の一種であるアセトンに対して高い感度を示す。アセトンは脂質代謝の副産物であり、呼気に含まれているアセトンの濃度は脂質代謝の量を示す指標値となる。体内に糖質エネルギーが十分に存在する場合には脂肪が燃焼されないため、呼気に含まれるアセトンの濃度は低くなり、体内に糖質エネルギーが不足すると脂肪が燃焼されるため、呼気に含まれるアセトンの濃度は高くなる。
ここで、本体部2の表面、カバー部3、および半導体式ガスセンサユニット60の筐体は、例えば、ABS(Acrylonitrile Butadiene Styrene)樹脂やポリカーボネード等で形成される。また、部材6は、例えば、ゴム(例えば、シリコンゴム)やエラストマー等の弾性部材である。また、提示部20の表面は、例えば、AS(Acrylonitrile Styrene)樹脂やアクリル樹脂などで形成される。また、操作部30のボタン部は、ABS樹脂やシリコンゴム等で形成される。
図4は、第1の実施形態における、ガス測定装置1の制御関係の構成図である。ガス測定装置1は、前述した構成の他、第2センサ72、タイマ82、電源84、CPU(Central Processing Unit)90、ROM(Read Only Memory)92、RAM(Random Access Memory)94、不揮発性メモリ96などを備える。これらの構成要素は、I/O98を介して通信可能に接続されている。
第2センサ72は、半導体式ガスセンサ66とは被毒寿命が異なるセンサである。CPU90は、ガス測定装置1の各部を制御する。CPU90は、例えば、半導体式ガスセンサ66の検出値と、第2センサ72の検出値との双方を加味して、ガス測定装置1の測定結果を確定する処理を行う。ROM92には、CPU90が実行するブートプログラムなどが格納されている。RAM94は、CPU90が処理を行う際のワーキングメモリとして機能する。不揮発性メモリ96には、CPU90が実行するプログラムやガス測定装置1が保持する対象者のデータなどが格納される。対象者のデータは、例えば、対象者の身体に蓄積されている脂肪(体脂肪)の体積を表す情報や、対象者の体格を表す情報(体格指数)である。
情報提示装置100の詳細について説明する。
図5は、第1の実施形態における、情報提示装置100の構成図である。上述したように、第1の実施形態において、情報提示装置100は、ガス測定装置1に内蔵されている。情報提示装置100は、CPU(Central Processing Unit)90と、RAM94と、I/O98と、提示部20とを備える。CPU90は、情報提示装置100の動作を統括的に制御する制御部である。情報提示装置100は、CPU90がプログラムを実行することにより機能する機能部として、脂質代謝導出部110と、安静時代謝導出部111と、代謝レベル判定部112と、代謝タイプ判定部113と、提示制御部114と、運動後代謝導出部115と、運動後代謝レベル判定部116と、トレーニングタイプ判定部117と、運動中脂質代謝導出部118と、を備える。また、これら機能部の一部又は全部は、LSI(Large Scale Integration)やASIC(Application Specific Integrated Circuit)などのハードウェア機能部であってもよい。
図6は、情報提示装置100が利用する、アセトンの濃度と脂肪の燃焼量との関係を示す図である。横軸は、「アセトン濃度[ppb]×基準となる経過時間」を示す。縦軸は、脂肪の燃焼量[Δkg]を示す。脂肪の燃焼量は、脂質代謝の程度を示す一例である。図6の実線に示す関係は、2次式(曲線近似式)である評価式(1)によって表現される。脂質代謝導出部110は、評価式(1)に基づいて、基準時間経過後の脂質代謝y1を導出する。基準時間は、例えば、1時間、24時間又は3日間などの予め定められた時間である。なお、脂質代謝導出部110は、ルックアップテーブルを利用して、基準時間経過後の脂質代謝y1を導出してもよい。また、脂質代謝導出部110は、関数演算を実行することによって、各種の値を導出してもよい。
基準時間経過後の脂質代謝y1[Δkg]
=k1(I×t)+k2(I×t)+k3 …(1)
ここで、Iは、ケトン体の濃度を示す。このケトン体は、例えば、アセトンである。tは、基準となる経過時間を示す。k1、k2、及びk3は、それぞれ係数である。図6に示すRは、相関係数を示す。上述したように、脂質代謝と、生体排出物(呼気)に含まれているアセトンの濃度との間には、正の相関関係がある。
また、図6の破線に示す関係は、1次式(直線近似式)である評価式(2)によって表現される。脂質代謝導出部110は、評価式(2)に基づいて、脂質代謝y1を導出してもよい。評価式(2)に示すIは、ケトン体の濃度を示す。tは、基準となる経過時間を示す。k4及びk5は、それぞれ係数である。
基準時間経過後の脂質代謝y1[Δkg]=k4(I×t)+k5 …(2)
なお、脂質代謝導出部110は、3次以上の評価式に基づいて、脂質代謝y1を導出してもよいし、指数関数や対数関数等に基づいて脂質代謝y1を導出してもよい。また、脂質代謝導出部110は、「1/(呼気に含まれているケトン体の濃度×時間)」のように逆数をとる曲線近似式に基づいて、脂質代謝y1を導出してもよい。
追い込んだダイエットによってケトン体の濃度が基準濃度よりも高い場合や、脂質代謝の長期的な変化を推定する場合には、直線近似式よりも曲線近似式のほうが、正確性が向上する可能性がある。そこで、脂質代謝導出部110は、一例として、2次式(曲線近似式)である評価式(1)に基づく評価式(3)によって、1日あたりの脂質代謝y1を導出する。評価式(3)において、t’は、基準時間の一例としての1日(24時間)を示す。基準となる経過時間tと、係数k1と、係数k2とを、例えば1日を1分単位で表現して定める場合、t’は1440(=60×24)である。
1日あたりの脂質代謝y1[g/day]
=k1(I×t’)+k2(I×t’)+ k3 …(3)
図7は、男性の脂肪の燃焼度を導出するためのデータテーブルを示す図である。また、図8は、女性の脂肪の燃焼度を導出するためのデータテーブルを示す図である。
脂質代謝導出部110は、例えば、脂肪の燃焼度を導出するためのデータテーブル(図7又は図8)と、評価式(3)とに基づいて、測定時の対象者の脂肪の燃焼度(脂質代謝度)を導出する。基準時間あたりの脂質代謝y1の単位は、上述の通り、[g/時]又は[g/日]であってもよく、[kcal/時]又は[kcal/日]であってもよい。図7又は図8に示すように、脂肪の燃焼度を導出するためのデータテーブルでは、年齢と、体格を表す情報と、1日あたりの脂質代謝y1の標準範囲とが対応付けられている。体格を表す情報は、BMI(Body Mass Index)や、体脂肪率(%FAT)である。また、体格を表す情報は、体脂肪率とBMIを組み合わせた指数でもよい。なお、図7又は図8に示す年齢の区分は、一例である。
また、脂質代謝導出部110は、1日あたりの脂質代謝y1[g/day]を、データテーブル中の標準範囲と比較する。また、脂質代謝導出部110は、比較結果に基づいて、1日あたりの脂質代謝y1を評価する。1日あたりの脂質代謝y1が標準範囲よりも低い場合、脂質代謝導出部110は、脂肪の燃焼度が低いと判定する。1日あたりの脂質代謝y1が標準範囲内である場合、脂質代謝導出部110は、脂肪の燃焼度が普通であると判定する。1日あたりの脂質代謝y1よりも高い場合、脂質代謝導出部110は、脂肪の燃焼度が高いと判定する。なお、図7又は図8に示すデータテーブル中の評価区分は、統計的に差異の出やすい区分に修正可能である。評価区分は、更に細分化されて、例えば、6区分や9区分に修正可能である。また、脂質代謝導出部110は、「高い、普通、低い」の3段階ではなく、2段階、または4段階以上で、脂肪の燃焼度を判定してもよい。また、脂質代謝導出部110は、連続値によって脂肪の燃焼度を表現してもよい。
提示制御部114は、脂肪の燃焼度を表す情報を脂質代謝導出部110から取得し、取得した脂肪の燃焼度を表す情報に基づく情報を、提示部20の表示装置に表示させる。
図9は、脂肪の燃焼度の提示例を示す図である。提示制御部114は、例えば、測定時の脂肪の燃焼度(現在の体脂肪燃焼度)を示す長さの矢印の画像と、強火又は弱火を表す画像とを提示部20の表示装置に表示させることによって、脂肪の燃焼度を表す情報を対象者に提示する。
なお、実施形態において、脂質代謝導出部110は、対象者により、呼気を測定する状態が安静時であることが、例えば操作部30に対する操作により設定されている場合、安静時の脂質代謝y10を導出する。一方、対象者により、呼気の測定状態が運動後であることが設定されている場合、運動後の脂質代謝y11を導出する。なお、対象者は、呼気を測定する状態が、安静時であるか、または、運動後であるかを、操作部30を介して選択し、設定する。安静時とは、呼気を測定する時よりも前の所定時間内に対象者が運動していない状態をいう。運動後とは、呼気を測定する時よりも前の所定時間内に対象者が運動していた状態をいう。
図10は、情報提示装置100が利用する、脂質代謝と安静時代謝との関係を示す図である。横軸は、脂質代謝[kcal/時]を示す。縦軸は、安静時代謝[kcal/時]を示す。図10の破線に示す関係は、1次式(直線近似式)である推定式(4)によって表現される。安静時代謝導出部111は、推定式(4)に基づいて、安静時の脂質代謝y10に応じた安静時代謝y2を導出する。安静時代謝とは、安静時における糖質代謝と脂質代謝とを含む代謝の大きさを示す情報である。基準時間は、例えば、1時間、24時間又は3日間などの予め定められた時間である。なお、安静時代謝導出部111は、ルックアップテーブルを利用して、安静時の脂質代謝y10に応じた安静時代謝y2を導出してもよい。また、脂質代謝導出部110は、関数演算を実行することによって、各種の値を導出してもよい。
基準時間経過後の安静時代謝y2[Δkg]=ay10+b …(4)
ここで、a、bは、所定の係数である。
また、図10の実線に示す関係は、2次式(曲線近似式)である推定式(5)によって表現される。安静時代謝導出部111は、推定式(5)に基づいて、安静時代謝y2を導出してもよい。
基準時間経過後の安静時代謝y2[Δkg]=a(y10)+a(y10)+b …(5)
なお、安静時代謝導出部111は、3次以上の推定式に基づいて、安静時代謝y2を導出してもよいし、指数関数や対数関数等に基づいて安静時代謝y2を導出してもよい。また、安静時代謝導出部111は、「1/(呼気に含まれているケトン体の濃度×時間)」のように逆数をとる曲線近似式に基づいて、安静時代謝y2を導出してもよい。また、安静時代謝導出部111は、男女別、人種別など、対象者ごとに細分化した推定式に基づいて、安静時代謝y2を導出してもよい。また、安静時代謝導出部111は、変数として脂質代謝y10を用いる例について説明したが、これに限られず、対象者の年齢、身長、体重などの補正変数を加えた重回帰式に基づいて、安静時代謝y2を導出してもよい。
図11は、安静時代謝に応じた代謝年齢を導出するためのデータテーブルを示す図である。
安静時代謝導出部111は、例えば、代謝年齢を導出するためのデータテーブル(図11)を参照して、安静時代謝y2に応じた代謝年齢を導出する。代謝年齢を導出するためのデータテーブルには、性別と年齢に応じた基礎代謝量の傾向が表されている。図11に示す基礎代謝量[kcal/日]は、安静時代謝に相当する情報の一例である。図11に示すように、代謝年齢を導出するためのデータテーブルでは、性別(男性、女性)ごとに、各年齢(代謝年齢)層に対して、基礎代謝量(安静時代謝)が対応付けられている。なお、図11に示す年齢の区分は、一例である。
対象者の性別を示す性別情報は、予め対象者により設定されており、RAM94に格納されている。安静時代謝導出部111は、RAM94から読み出した性別情報に基づき、代謝年齢を導出するためのデータテーブル(図11)において、対象者の性別の基礎代謝量(安静時代謝y2)に対応する年齢(代謝年齢)を導出する。「対応する年齢」とは、導出した安静時代謝y2に最も近い図11中の基礎代謝量に対応する年齢である。
提示制御部114は、脂質代謝導出部110から安静時の脂質代謝y10を示す情報を、安静時代謝導出部111から安静時代謝y2及び代謝年齢を表す情報を、それぞれ取得する。提示制御部114は、取得した情報に基づく表示情報を、提示部20の表示装置に表示させる。
図12は、安静時代謝y2と、脂質代謝y10と、代謝年齢との提示例を示す図である。例えば、提示制御部114は、各項目名の横に、数値を表示させることによって、安静時代謝y2と、脂質代謝y10と、代謝年齢とを対象者に提示する。
図13は、情報提示装置100が利用する、体格指数と代謝との関係に応じて代謝レベルを判定するための判定表である。横軸は、身長と体重等に基づき対象者の体格を表わす体格指数を示す。縦軸は、代謝[kcal/時]を示す。縦軸の代謝は、脂質代謝であってもよく、安静時代謝であってもよい。r1〜r4は、各代謝レベルの領域を分ける境界線である。代謝レベルとは、代謝の高さを示す情報である。実施形態では、代謝レベルとして、代謝の高さを階層的に示す代謝レベル(1)〜(5)を用いる。代謝がr1未満の領域が、代謝レベル(1)の領域である。代謝がr1以上r2未満の領域が、代謝レベル(2)の領域である。代謝がr2以上r3未満の領域が、代謝レベル(3)の領域である。代謝がr3以上r4未満の領域が、代謝レベル(4)の領域である。代謝がr4以上の領域が、代謝レベル(5)の領域である。
代謝レベル判定部112は、安静時の脂質代謝y10または安静時代謝y2と、対象者の体格を示す体格情報とに基づき、代謝の高さ(代謝レベル)を判定する。対象者の体格情報は、予め対象者により予め設定されており、RAM94に格納されている。体格情報は、例えば、身長と体重との組み合わせに応じて決定される指数である。代謝レベル判定部112は、RAM94から体格情報を読み出し、体格指数を求める。代謝レベル判定部112は、図13に示す判定表において、脂質代謝y10または安静時代謝y2と、体格指数との交点が、どの代謝レベルの領域に存在するか否かを判定する。代謝レベル判定部112は、交点が存在する領域の代謝レベルが、対象者の代謝レベルであると判定する。
なお、運動後代謝導出部115により運動時代謝が導出された場合、運動後代謝レベル判定部116が、上述の代謝レベル判定部112と同様の処理により、対象者の運動後の代謝レベルを判定する。具体的に説明すると、運動後代謝レベル判定部116は、図13に示す判定表において、運動後代謝導出部115により導出された運動後代謝y3と、体格指数との交点が、どの代謝レベルの領域に存在するか否かを判定する。また、運動後代謝レベル判定部116は、運動後の呼気の計測に基づき脂質代謝導出部110により導出された運動後の脂質代謝y11と、体格指数との交点が、図13に示す判定表においてどの代謝レベルの領域に存在するか否かを判定してもよい。運動後代謝レベル判定部116は、交点が存在する領域の代謝レベルが、対象者の代謝レベルであると判定する。なお、運動後代謝レベル判定部116により判定される代謝レベルを、以下、運動後代謝レベルという。
図14は、情報提示装置100が利用する、性別と年齢と代謝レベルとの関係に応じて代謝レベルのアスリート分類を判定するための判定表である。アスリート分類とは、対象者の代謝の高さがアスリートの代謝に相当するか否かを示す情報である。アスリート分類は、対象者の代謝の高さがアスリートの代謝に相当する場合、どの程度のアスリートの代謝に相当するかを示す情報を含んでもよい。実施形態において、アスリート分類には、「凡人レベル」、「ややアスリートレベル」、「アスリートレベル」、および「超人並!?レベル」が含まれる。「凡人レベル」は、アスリートの代謝に相当しない代謝レベルである。「ややアスリートレベル」、「アスリートレベル」、および「超人並!?レベル」は、アスリートの代謝に相当する代謝レベルである。これらのアスリート分類は、代謝が最も少ないレベルから徐々に代謝が多くなる順番で並べられている。図14に示すアスリート分類を判定するための判定表では、性別(男性、女性)ごとに、各年齢層に応じた代謝レベルとアスリート分類との組み合わせが対応付けらえている。なお、図14に示す年齢の区分は、一例である。
代謝レベル判定部112は、判定した代謝レベルと、対象者の性別を示す性別情報と、対象者の年齢を示す年齢情報とに基づき、アスリート分類を判定する。対象者の性別情報と年齢情報は、予め対象者により設定されており、RAM94に格納されている。代謝レベル判定部112は、RAM94から性別情報と年齢情報とを読み出し、図14に示す判定表を参照して、判定した代謝レベルに対応する対象者のアスリート分類を判定する。具体的に説明すると、代謝レベル判定部112は、図14に示す判定表において、対象者の性別と年齢に応じたアスリート分類のうち、対象者の代謝レベルであると判定した代謝レベルと対応付けらえるアスリート分類を、対象者のアスリート分類と判定する。
提示制御部114は、アスリート分類を表す情報を、提示部20の表示装置に表示させる。
図15は、アスリート分類の提示例を示す図である。提示制御部114は、例えば、歩いている人型のアイコンと、ジョギングしている人型のアイコンと、走っている人型のアイコンと、全速力している人型のアイコンとを表示させ、アイコンの下に代謝レベルの高さに応じた大きさの炎の画像を表示させる。炎の画像が表示される下層部分には、バーが表示されている。歩いている人型は「凡人レベル」に対応し、ジョギングしている人型は「ややアスリートレベル」に対応し、走っている人型は「アスリートレベル」に対応し、全速力している人型は「超人並!?レベル」に対応している。提示制御部114は、例えば、炎の画像の下層部分に表示されるバーを他の箇所とは異なる色(例えば赤色等)に着色することにより、代謝レベル判定部112により判定されたアスリート区分を対象者に提示する。
図16は、情報提示装置100が利用する、体組成情報と代謝レベルとの関係に応じて代謝タイプを判定するための判定表である。体組成情報とは、対象者の体を構成する成分の割合を示す情報である。代謝タイプとは、アスリートの体組成の違いに応じて対象者を分類する情報である。実施形態において、代謝タイプには、「長距離型(細身筋肉質)」、「混合型1(やや細身)」、「混合型2(ガッチリ目)」、および「重量筋肉型(ガッチリ体型)」が含まれる。これらの代謝タイプは、体脂肪率が最も少ないタイプから徐々に体脂肪率が多くなる順番で並べられている。図16に示す代謝タイプを判定するための判定表では、体脂肪率[%FAT]、筋肉スコア、及び判定レベルの多次元要素により決定される代謝タイプの領域を棒グラフで示す。体脂肪率は、体を構成する筋肉量の割合である。筋肉スコアは、例えば、体を構成する筋肉量の割合のレベルを1〜4の階層で示す指標である。図16に示す筋肉スコアは、一例である。
なお、図16に示す例では、アスリートに相当する代謝レベル(3)〜(5)が、アスリート分類の対象である。
代謝タイプ判定部113は、代謝レベル判定部112により判定された代謝レベルと、体組成情報とに基づき、代謝タイプを判定する。対象者の体組成情報は、予め対象者により設定されており、RAM94に格納されている。体組成情報には、例えば、体脂肪率と、筋肉スコアとを示す情報が含まれる。代謝タイプ判定部113は、RAM94から体組成情報を読み出し、図16に示す判定表を参照して、代謝レベル判定部112により判定された代謝レベルと体組成情報とに対応する対象者の代謝タイプを判定する。具体的に説明すると、代謝タイプ判定部113は、図16に示す判定表において、代謝レベル判定部112により判定された代謝レベルと、体組成情報が示す体脂肪率及び筋肉スコアとの交点が、どの代謝タイプの棒グラフ内に存在するか否かを判定する。代謝タイプ判定部113は、交点が存在する棒グラフに対応する代謝タイプが、対象者の代謝タイプであると判定する。なお、交点が棒グラフに対応しない空間に存在する場合、代謝タイプ判定部113は、該当する代謝タイプがないと判定する。
提示制御部114は、代謝タイプを表す情報を、提示部20の表示装置に表示させる。
図17は、代謝タイプの提示例を示す図である。提示制御部114は、例えば、マラソンしている人型のアイコンと、水泳をしている人型のアイコンと、野球のスイングをしている人型のアイコンと、バーベルを持っている人型のアイコンとを表示させ、アイコンの下に各代謝タイプを示す文字を表示させる。アイコンと文字の下層部分には、マーカーが表示されている。マラソンしている人型のアイコンは「長距離型(細身筋肉質)」に対応し、水泳をしている人型のアイコンは「混合型1(やや細身)」に対応し、野球のスイングをしている人型のアイコンは「混合型2(ガッチリ目)」に対応し、バーベルを持っている人型のアイコンは「重量筋肉型(ガッチリ体型)」に対応している。提示制御部114は、例えば、アイコンと文字の下層部分に表示されるマーカーにより、代謝タイプ判定部113により判定された代謝タイプを対象者に提示する。
図18は、運動前後の脂質代謝の上昇率と運動後代謝レベルとに応じた脂質代謝の亢進度合を導出するためのデータテーブルを示す図である。
トレーニングタイプ判定部117は、例えば、脂質代謝の亢進度合を導出するためのデータテーブル(図18)を参照して、脂質代謝の亢進度合を導出する。脂質代謝の亢進度合を導出するためのデータテーブルでは、運動前後の脂質代謝の上昇率(A%未満、A%以上B%未満、B%以上)ごとに、運動後代謝レベルに応じた脂質代謝の亢進度合(1)〜(4)が、運動後代謝レベル(1)〜(5)に対応付けられている。なお、図18に示す上昇率の区分は、一例である。
運動前に脂質代謝が導出されている場合、運動前の脂質代謝を示す情報が、RAM94に格納されている。運動前の脂質代謝としては、例えば、安静時の脂質代謝y10が利用可能である。トレーニングタイプ判定部117は、RAM94から読み出した運動前の脂質代謝y10と、運動後代謝導出部115により導出された運動後の脂質代謝y11とに基づき、運動前後の脂質代謝の上昇率を求める。トレーニングタイプ判定部117は、求めた運動前後の脂質代謝の上昇率と、運動後代謝レベル判定部116により判定された運動後代謝レベルとに基づき、亢進度合を導出するためのデータテーブルにおいて上昇率と運動後代謝レベルとのそれぞれと対応する脂質代謝の亢進度合を導出する。
図19は、脂質代謝の亢進度合と運動継続時間とに応じたトレーニングタイプを判定するためのデータテーブルを示す図である。
運動前後の脂質代謝の上昇率が得られ、脂質代謝の亢進度合を導出できた場合、トレーニングタイプ判定部117は、トレーニングタイプを判定するためのデータテーブル(図19)を参照して、トレーニングタイプを判定する。トレーニングタイプを判定するためのデータテーブルでは、脂質代謝の亢進度合(1)〜(4)ごとに、運動継続時間(X1未満、X1以上X2未満、X2以上X3未満、X3以上)に応じたトレーニングタイプが対応付けられている。実施形態において、トレーニングタイプには、「ストレッチ」、「有酸素運動」、および「筋トレ」が含まれる。なお、図19に示す運動継続時間の区分は、一例である。
運動前に脂質代謝が導出されている場合、運動前の脂質代謝が導出された時刻を示す時刻情報が、RAM94に格納されている。トレーニングタイプ判定部117は、RAM94から読み出した時刻情報に基づき、運動前の脂質代謝が導出された時刻から現時点までの経過時間を、運動継続時間として求める。運動前の脂質代謝が導出された時刻を示す時刻情報が、RAM94に格納されていない場合、トレーニングタイプ判定部117は、ユーザに対して運動継続時間の入力を求め、ユーザにより設定された運動継続時間を取得する。
トレーニングタイプ判定部117は、先に導出した亢進度合と、運動継続時間と基づき、トレーニングタイプを判定するためのデータテーブル(図19)において亢進度合と運動継続時間とのそれぞれと対応するトレーニングタイプを求める。
図20は、運動後代謝レベルと運動継続時間とに応じたトレーニングタイプを判定するためのデータテーブルを示す図である。
運動前後の脂質代謝の上昇率が得られない場合、トレーニングタイプ判定部117は、トレーニングタイプを判定するためのデータテーブル(図20)を参照して、トレーニングタイプを判定する。トレーニングタイプを判定するためのデータテーブルでは、運動後代謝レベル(1)〜(5)ごとに、運動継続時間(X1未満、X1以上X2未満、X2以上X3未満、X3以上)に応じたトレーニングタイプが対応付けられている。
トレーニングタイプ判定部117は、運動後代謝レベル判定部116により判定された運動後代謝レベルと、運動継続時間と基づき、トレーニングタイプを判定するためのデータテーブル(図20)において運動後代謝レベルと運動継続時間とのそれぞれと対応するトレーニングタイプを求める。
提示制御部114は、トレーニングタイプを表す情報を、提示部20の表示装置に表示させる。
図21は、トレーニングタイプの提示例を示す図である。提示制御部114は、例えば、ストレッチをしている人型のアイコンと、ランニングマシーンのアイコンと、ダンベルのアイコンとを表示させ、各アイコンの上に各トレーニングタイプを示す文字を表示させる。アイコンと文字の下層部分には、マーカーが表示されている。ストレッチをしている人型のアイコンは「ストレッチ」に対応し、ランニングマシーンのアイコンは「有酸素誘導」に対応し、ダンベルのアイコンは「筋トレ」に対応している。提示制御部114は、例えば、アイコンと文字の下層部分に表示されるマーカーにより、トレーニングタイプ判定部117により判定されたトレーニングタイプを対象者に提示する。
運動中脂肪代謝導出部118は、運動前後の脂質代謝の変化量に基づき、運動による脂質代謝に関する情報を導出する。運動による脂質代謝に関する情報には、例えば、運動中脂肪消費量と、脂肪燃焼速度と、脂肪燃焼効率と、トレーニング燃焼タイプとが含まれる。運動中脂肪代謝導出部118は、例えば、RAM94から読み出した運動前の脂質代謝y10と、運動後代謝導出部115により導出された運動後の脂質代謝y11との差分を、運動中脂肪消費量として求める。運動中脂肪代謝導出部118は、運動中脂肪消費量を運動継続時間で除算し、1分当たりの運動中脂肪消費量を、脂肪燃焼速度として求める。運動中脂肪代謝導出部118は、安静時代謝、運動中の脂肪燃焼速度、及び運動継続時間に基づき運動時の代謝を推定し、推定した運動時の代謝における脂質代謝の割合から脂肪燃焼効率を求める。運動中脂肪代謝導出部118は、推定した運動時の代謝、脂肪燃焼速度、運動継続時間等に応じて予め決められたトレーニング燃焼タイプを決定する。
提示制御部114は、運動による脂質代謝に関する情報を、提示部20の表示装置に表示させる。
図22は、運動中脂肪消費量と、脂肪燃焼速度と、脂肪燃焼効率と、トレーニング燃焼タイプとの提示例を示す図である。例えば、提示制御部114は、各項目名の横に、数値や文字を表示させることによって、運動中脂肪消費量と、脂肪燃焼速度と、脂肪燃焼効率と、トレーニング燃焼タイプとを対象者に提示する。
次に、情報提示装置100の動作を説明する。
図23,24は、情報提示装置100の動作を示すフローチャートである。
まず、対象者が、操作部30を介して、各設定値を入力する(ステップS101)。CPU90は、入力された設定値を受け付け、RAM94に書き込む。例えば、対象者は、呼気を測定する状態が、安静時であるか、または、運動後であるかを、操作部30を介して選択し、設定する。また、対象者は、自身の性別、年齢、体重、身長、体脂肪率、筋肉スコア等を、操作部30を介して選択し、設定する。
次に、半導体式ガスセンサ66が、対象者の呼気に含まれているアセトンの濃度を測定する(ステップS102)。
CPU90は、RAM94を参照して、対象者により設定された計測時の状態が、安静時であるか、あるいは、運動後であるかを判定する(ステップS103)。
安静時であると判定された場合、脂質代謝導出部110が、アセトンの濃度の測定結果と、例えば評価式(3)とに基づいて、対象者の基準時間(例えば、1時間)あたりの安静時の脂質代謝y10を導出する(ステップS104)。
次いで、安静時代謝導出部111は、脂質代謝導出部110により導出された安静時の脂質代謝y10と、例えば推定式(5)とに基づいて、安静時の脂質代謝y10に応じた安静時代謝y2を導出する(ステップS105)。また、安静時代謝導出部111は、RAM94から読み出した性別情報に基づき、代謝年齢を導出するためのデータテーブル(図11)において、対象者の性別の安静時代謝y2(基礎代謝量)に対応する代謝年齢を導出する。
次いで、提示制御部114が、安静時の脂質燃焼y10に基づく脂肪の燃焼度を表す情報を、提示部20に提示させる。例えば、提示制御部114は、対象者の脂肪の燃焼度を、提示部20に表示させる(ステップS106)。
また、提示制御部114は、安静時代謝y2と、脂質代謝y10と、代謝年齢とを、提示部20に表示させる(ステップS107)。
次いで、代謝レベル判定部112は、安静時代謝導出部111により導出された安静時代謝y2と、RAM94から読み出した体格情報とに基づき、安静時の代謝レベルを判定する(ステップS108)。また、代謝レベル判定部112は、判定した代謝レベルと、RAM94から読み出した性別情報および年齢情報とに基づき、図14に示す判定表を参照して、アスリート分類を判定する。
提示制御部114は、代謝レベル判定部112により判定されたアスリート分類を表す情報を、提示部20に表示させる(ステップS109)。
次いで、代謝タイプ判定部113は、代謝レベル判定部112により判定された代謝レベルと、RAM94から読み出した体組成情報とに基づき、図16に示す判定表を参照して、代謝タイプを判定する(ステップS110)。
提示制御部114は、代謝タイプ判定部113により判定された代謝タイプを表す情報を、提示部20に表示させる(ステップS111)。
次いで、提示制御部114は、トレーニングアドバイスを表示するか否かを判定する(ステップS112)。対象者から操作部30を介してトレーニングアドバイスを表示することが指示された場合、トレーニングアドバイスを表示すると判定する。この場合、提示制御部114は、代謝タイプ判定部113により判定された代謝タイプに対応するトレーニングアドバイスをROM92またはRAM94から読み出し、提示部20に表示させる(ステップS113)。なお、これに限られず、提示制御部114は、安静時の脂質代謝y10、安静時代謝y2、代謝タイプ、アスリート分類、及び、代謝タイプ等のうち少なくとも1つのまたはその組み合わせに応じて、対応するトレーニングアドバイスをROM92またはRAM94から読み出して表示させてもよく、対応するトレーニングアドバイスを生成して表示させてもよい。
一方、対象者から操作部30を介してトレーニングアドバイスを表示することが指示されない場合、又は、ステップS113においてトレーニングアドバイスを表示させた後、CPU90は、現時点の時刻を示す情報と、対象者により設定された計測時の状態(ここでは、「安静時」)を示す情報に、導出された情報と判定結果等を対応付けて、RAM94に書き込む(ステップS114)。導出された情報と判定結果等には、脂質代謝導出部110により導出された安静時の脂質代謝y10、安静時代謝導出部111により導出された安静時代謝y2、代謝レベル判定部112により判定された代謝タイプ、アスリート分類、及び、代謝タイプ判定部113により判定された代謝タイプ等が含まれる。
図24に移って、呼気を測定する状態が運動後である場合の処理について説明する。
ステップS103において運動後であると判定された場合、脂質代謝導出部110が、アセトンの濃度の測定結果と、例えば評価式(3)とに基づいて、対象者の基準時間(例えば、1時間)あたりの運動後の脂質代謝y11を導出する(ステップS201)。
次いで、運動後代謝導出部115は、脂質代謝導出部110により導出された運動後の脂質代謝y11と、例えば推定式(5)とに基づいて、運動後の脂質代謝y11に応じた運動後代謝y3を導出する(ステップS202)。
次いで、運動後代謝レベル判定部116は、運動後代謝導出部115により導出された運動後代謝y3と、RAM94から読み出した体格情報とに基づき、運動後代謝レベルを判定する(ステップS203)。
次いで、トレーニングタイプ判定部117は、運動前の測定結果があるか否かを判定する(ステップS204)。例えば、トレーニングタイプ判定部117は、安静時の脂質代謝y10がRAM94に格納されているか否かを判定する。
運動前の脂質代謝y10がRAM94に格納されている場合、トレーニングタイプ判定部117は、RAM94から読み出した運動前の脂質代謝y10と、運動後代謝導出部115により導出された運動後の脂質代謝y11と基づき、運動前後の脂質代謝の上昇率を求める。トレーニングタイプ判定部117は、求めた運動前後の脂質代謝の上昇率と、運動後代謝レベル判定部116により判定された運動後代謝レベルとに基づき、図18に示すデータテーブルを参照して、脂質代謝の亢進度合を導出する。また、トレーニングタイプ判定部117は、運動前の脂質代謝が導出された時刻を示す時刻情報をRAM94から読み出し、読み出した時刻情報に基づき、運動継続時間を求める。トレーニングタイプ判定部117は、先に導出した亢進度合と、運動継続時間と基づき、トレーニングタイプを判定するためのデータテーブル(図19)を参照して、トレーニングタイプを判定する(ステップS205)。
一方、運動前の脂質代謝y10がRAM94に格納されていない場合、CPU90は、対象者に対して、運動継続時間の入力を要求する。対象者は、操作部30を介して、運動継続時間を入力する。CPU90は、運動継続時間の入力を受け付ける(ステップS206)。
トレーニングタイプ判定部117は、運動後代謝レベル判定部116により判定された運動後代謝レベルと、対象者により入力された運動継続時間と基づき、トレーニングタイプを判定するためのデータテーブル(図20)を参照して、トレーニングタイプを判定する(ステップS207)。
提示制御部114は、トレーニングタイプを表す情報を、提示部20の表示装置に表示させる(ステップS208)。
次いで、運動中脂肪代謝導出部118は、運動前後の脂質代謝の変化量に基づき、運動による脂質代謝に関する情報を導出する(ステップS209)。
提示制御部114は、運動による脂質代謝に関する情報を、提示部20の表示装置に表示させる(ステップS210)。
次いで、提示制御部114は、トレーニングアドバイスを表示するか否かを判定する(ステップS211)。対象者から操作部30を介してトレーニングアドバイスを表示することが指示された場合、提示制御部114は、代謝タイプ判定部113により判定された代謝タイプに対応するトレーニングアドバイスをROM92またはRAM94から読み出し、提示部20に表示させる(ステップS212)。
一方、対象者から操作部30を介してトレーニングアドバイスを表示することが指示されない場合、又は、ステップS212においてトレーニングアドバイスを表示させた後、CPU90は、RAM94に格納されている運動前の測定により導出された情報と判定結果等を削除する(ステップS213)。なお、CPU90は、現時点の時刻を示す情報に、運動後の測定により導出された情報と判定結果等を対応付けて、RAM94に書き込んでもよい。運動後の測定により導出された情報と判定結果等には、脂質代謝導出部110により導出された運動後の脂質代謝y11、運動後代謝導出部115により導出された運動後代謝y3、運動後代謝レベル判定部116により判定された運動後代謝タイプ、及び、トレーニングタイプ判定部117により判定されたトレーニングタイプ等が含まれる。
以上説明した本実施形態の情報提示装置100によれば、脂質代謝導出部110により導出された脂質代謝または安静時代謝導出部111により導出された安静時代謝に基づく情報を、提示部20に提示させる提示制御部114を備えることにより、対象者は健康に関する状態を容易に把握することができる。
また、本実施形態の情報提示装置100によれば、脂質代謝導出部110により導出された脂質代謝または安静時代謝導出部111により導出された安静時代謝に基づき、対象者の代謝の高さを判定する代謝レベル判定部112をさらに備えることにより、提示制御部114は、代謝レベル判定部112により判定された代謝の高さを、提示部20に提示させることができる。これにより、対象者は、代謝の高さがどの程度であるかを容易に把握することができる。
また、本実施形態の情報提示装置100によれば、代謝レベル判定部112が、代謝の高さを判定する際、さらに対象者の体格情報に基づき対象者の代謝の高さを判定することができる。この構成により、対象者の体格に応じて異なる代謝の高さを判定することができる。
また、本実施形態の情報提示装置100によれば、代謝レベル判定部112が、対象者の年齢を示す年齢情報に基づき、対象者の代謝の高さがアスリートの代謝に相当するか否かを判定することができる。この構成により、対象者は、自身の代謝の高さが、アスリートの代謝と比較してどの程度であるかを容易に把握することができる。
また、本実施形態の情報提示装置100によれば、代謝レベル判定部112により判定された対象者の代謝の高さと、対象者の体組成情報とに基づき、代謝タイプを判定する代謝タイプ判定部113を備えることにより、自身の代謝の高さおよび体組成とが、アスリートの代謝および体組成と比較してどの程度であるかを容易に把握することができる。
また、本実施形態の情報提示装置100によれば、提示制御部114が、代謝タイプ判定部113により判定された代謝タイプに基づき、対象者の代謝タイプに応じたアドバイスを提示部20から提示させることができる。この構成により、対象者は、代謝タイプに応じて効率よく代謝を上げるためのアドバイスを容易に得ることができる。
また、本実施形態の情報提示装置100によれば、安静時代謝導出部111は、生体排出物に含まれる物質の濃度を測定する時よりも前の所定時間内に対象者が運動していない安静時であることが対象者により設定された場合、脂質代謝導出部110により導出された脂質代謝に基づき、安静時代謝を導出する。この構成により、安静時代謝導出部111は、安静時の脂質代謝を導出することができる。
また、本実施形態の情報提示装置100によれば、生体排出物に含まれる物質の濃度を測定する時よりも前の所定時間内に対象者が運動していた運動時であることが対象者により設定された場合、脂質代謝導出部110により導出された脂質代謝に基づき、運動後における糖質代謝と脂質代謝とを含む運動後代謝を導出する運動後代謝導出部115をさらに備える。この構成により、運動後代謝導出部115は、運動後の脂質代謝を導出することができる。
また、本実施形態の情報提示装置100によれば、運動後代謝レベル判定部116により判定された運動後代謝レベルと、運動の継続時間とに基づき、対象者が行った運動の種類を示すトレーニングタイプを判定するトレーニングタイプ判定部117とをさらに備え、判定されたトレーニングタイプが提示部20に提示される。この構成により、対象者は、運動後の代謝に応じた運動のトレーニングタイプを容易に把握することができる。
また、本実施形態の情報提示装置100によれば、トレーニングタイプ判定部117が、対象者により安静時であることが設定されている状態で脂質代謝導出部110により導出された運動前の脂質代謝y10から、対象者により運動時であることが設定されている状態で脂質代謝導出部110により導出された運動後の脂質代謝y11への上昇率に基づき、トレーニングタイプを判定し、判定されたトレーニングタイプが提示部20に提示される。この構成により、対象者は、運動前後の代謝に応じたトレーニングタイプを容易に把握することができる。
また、本実施形態の情報提示装置100によれば、運動前後の脂質代謝の変化量に基づき、運動による脂質代謝に関する情報を導出する運動中脂質代謝導出部118をさらに備え、導出された情報を提示部20に提示される。この構成により、対象者は、運動による脂質代謝に関する情報を容易に把握することができる。
(第2の実施形態)
第2の実施形態では、情報提示装置100とガス測定装置1とが通信可能な別体の装置である点が、第1の実施形態と相違する。第2の実施形態では、第1の実施形態との相違点についてのみ説明する。
図25は、第2の実施形態における、情報提示装置100の構成図である。第2の実施形態では、情報提示装置100は、ガス測定装置1と通信可能な別体の装置である。以下、第2の実施形態におけるガス測定装置1を、「ガス測定装置1a」という。ガス測定装置1aは、インタフェース200を更に備える。インタフェース200は、半導体式ガスセンサ66や第2センサ72による測定結果等の情報を、情報提示装置100に送信する。
情報提示装置100は、例えば、スマートフォンやパーソナルコンピュータなどの情報端末や、リストバンドや眼鏡型表示装置などのウェアラブル機器である。第2の実施形態における情報提示装置100は、半導体式ガスセンサ66と、第2センサ72と、インタフェース201とを備える。インタフェース201は、半導体式ガスセンサ66や第2センサ72による測定結果等の情報を、ガス測定装置1aから受信する。インタフェース201は、受信した測定結果等の情報を、I/O98に転送する。CPU90は、受信した測定結果等の情報を、I/O98を介して取得する。CPU90は、受信した測定結果等の情報に基づいて、第1の実施形態と同様に動作する。
以上のように、第2の実施形態の情報提示装置100は、情報を提示する提示部20と、別体の装置であるガス測定装置1aから受信した、呼気に含まれている物質の濃度を測定した結果を、インタフェース201を介して取得し、取得した結果に基づいて、基準時間あたりの脂肪の燃焼量を導出する脂質代謝導出部110と、脂肪の燃焼量を食品の体積に換算し、換算した食品の体積を表す情報を提示部20に提示させる制御部120とを備える。
この構成によって、第2の実施形態の情報提示装置100は、対象者は、自身が所持する情報端末を利用して、容易に健康に関する状態を把握することができる。
以上、本発明を実施するための形態について実施形態を用いて説明したが、本発明はこうした実施形態に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々の変形及び置換を加えることができる。
例えば、なお、脂質代謝導出部110は、皮膚ガス、尿、唾液又は汗に含まれている物質の濃度を測定した結果に基づいて、基準時間あたりの脂肪の燃焼量を導出してもよい。また、測定した結果は、アセトン以外のケトン体の濃度を測定した結果でもよい。
1…ガス測定装置、1a…ガス測定装置、2…本体部、3…カバー部、5…ベース部、6…部材、6A…つまみ部、10…吹き込み口、20…提示部、30…操作部、50…吸着剤収容部、52…孔部、54…孔部、56…孔部、60…半導体式ガスセンサユニット、60A…半導体式ガスセンサユニット、62…筐体、62A…孔部、66…半導体式ガスセンサ、72…第2センサ、74…ソレノイドバルブ、76…圧力センサ、82…タイマ、84…電源、90…CPU、92…ROM、94…RAM、96…不揮発性メモリ、98…I/O、100…情報提示装置、110…脂質代謝導出部、111…安静時代謝導出部、112…代謝レベル判定部、113…代謝タイプ判定部、114…提示制御部、115…運動後代謝導出部、116…運動後代謝レベル判定部、117…トレーニングタイプ判定部、118…運動中脂質代謝導出部、200…インタフェース、201…インタフェース

Claims (12)

  1. 情報を提示する提示部と、
    対象者の生体排出物に含まれている物質の濃度を測定した結果に基づいて、基準時間あたりの脂質代謝を導出する脂質代謝導出部と、
    前記脂質代謝導出部により導出された前記脂質代謝に基づき、安静時における糖質代謝と脂質代謝とを含む安静時代謝を導出する安静時代謝導出部と、
    前記脂質代謝導出部により導出された前記脂質代謝または前記安静時代謝導出部により導出された安静時代謝に基づく情報を、前記提示部に提示させる提示制御部と、
    を備える情報提示装置。
  2. 前記脂質代謝導出部により導出された前記脂質代謝または前記安静時代謝導出部により導出された前記安静時代謝に基づき、前記対象者の代謝の高さを判定する代謝レベル判定部をさらに備え、
    前記提示部は、前記代謝レベル判定部により判定された代謝の高さを、前記提示部に提示させる請求項1に記載の情報提示装置。
  3. 前記代謝レベル判定部は、前記代謝の高さを判定する際、さらに前記対象者の体格情報に基づき前記対象者の代謝の高さを判定する請求項2に記載の情報提示装置。
  4. 前記代謝レベル判定部は、前記対象者の年齢を示す年齢情報に基づき、前記対象者の代謝の高さがアスリートの代謝に相当するか否かを判定する請求項3記載の情報提示装置。
  5. 前記代謝レベル判定部により判定された前記対象者の代謝の高さと、前記対象者の体を構成する成分の割合を示す体組成情報とに基づき、アスリートの体組成の違いに応じて前記対象者を分類する代謝タイプを判定する代謝タイプ判定部をさらに備える請求項2から4のうちいずれか一項に記載の情報提示装置。
  6. 前記提示制御部は、前記代謝タイプ判定部により判定された前記代謝タイプに基づき、前記対象者の前記代謝タイプに応じたアドバイスを前記提示部から提示させる請求項5に記載の情報提示装置。
  7. 前記安静時代謝導出部は、前記生体排出物に含まれる物質の濃度を測定する時よりも前の所定時間内に前記対象者が運動していない安静時であることが前記対象者により設定された場合、前記脂質代謝導出部により導出された前記脂質代謝に基づき、前記安静時代謝を導出する請求項1から6のうちいずれか一項に記載の情報提示装置。
  8. 前記生体排出物に含まれる物質の濃度を測定する時よりも前の所定時間内に前記対象者が運動していた運動時であることが前記対象者により設定された場合、前記脂質代謝導出部により導出された前記脂質代謝に基づき、運動後における糖質代謝と脂質代謝とを含む運動後代謝を導出する運動後代謝導出部と、
    前記脂質代謝導出部により導出された前記脂質代謝または前記運動後代謝導出部により導出された前記運動後代謝に基づき判定される前記対象者の代謝の高さを取得し、取得された前記対象者の代謝の高さと、運動の継続時間とに基づき、前記対象者の代謝に応じた運動の種類を示すトレーニングタイプを判定するトレーニングタイプ判定部と、
    をさらに備える請求項1から7のうちいずれか一項に記載の情報提示装置。
  9. 前記トレーニングタイプ判定部は、前記対象者により安静時であることが設定されている状態で前記脂質代謝導出部により導出された前記脂質代謝から、前記対象者により運動時であることが設定されている状態で前記脂質代謝導出部により導出された前記脂質代謝への上昇率に基づき、前記トレーニングタイプを判定する請求項8に記載の情報提示装置。
  10. 運動前後の脂質代謝の変化量に基づき、運動による脂質代謝に関する情報を導出する運動中脂質代謝導出部をさらに備える請求項9に記載の情報提示装置。
  11. 情報提示装置における情報提示方法であって、
    対象者の生体排出物に含まれている物質の濃度を測定した結果に基づいて、基準時間あたりの脂質代謝を導出する脂質代謝導出ステップと、
    前記脂質代謝導出ステップにおいて導出された前記脂質代謝に基づき、安静時における糖質代謝と前記脂質代謝とを含む安静時代謝を導出する安静時代謝導出ステップと、
    前記脂質代謝導出ステップにより導出された前記脂質代謝または前記安静時代謝導出ステップにおいて導出された前記安静時代謝に基づく情報を、提示部に提示させる提示制御ステップと、
    を含む情報提示方法。
  12. コンピュータに、
    対象者の生体排出物に含まれている物質の濃度を測定した結果に基づいて、基準時間あたりの脂質代謝を導出する脂質代謝導出手順、
    脂質代謝導出手順において導出された前記脂質代謝に基づき、安静時における糖質代謝と前記脂質代謝とを含む安静時代謝を導出する安静時代謝導出手順、
    前記脂質代謝導出手順により導出された前記脂質代謝または前記安静時代謝導出手順において導出された前記安静時代謝に基づく情報を、提示部に提示させる提示制御手順、
    を実行させるための情報提示プログラム。
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