JP2016075059A - 外壁下部水切りの改修方法 - Google Patents

外壁下部水切りの改修方法 Download PDF

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政一 安斎
Seiichi Anzai
政一 安斎
英之 児玉
Hideyuki Kodama
英之 児玉
創 樋口
So Higuchi
創 樋口
俊介 永井
Shunsuke Nagai
俊介 永井
渉 田村
Wataru Tamura
渉 田村
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Abstract

【課題】建家の外部のみからの作業による水切りの改修を可能とし、改修後の水切りを確実に外壁に固定せしめるとともに、改修後における既存外壁の小口部の腐食、雨漏りの防止および落下防止をも可能とする、外壁下部水切りの改修方法を提供する。
【解決手段】水切り設置付近の外壁5下部またはこれと既存の水切りとを、既存胴縁4,4’を残存させた状態で撤去した後、建家内部側および外部側の各々同一位置に凸部を有する下地金物部材6,7を既存胴縁4に固定したうえで、これらの金物部材6,7を用いて新規水切り9の固定を行うとともに、既存外壁の下端部に、発泡体パッキン10を介してスタータ11を水平方向に固定する。この外壁下部水切りの改修方法では、外壁の広範囲ではなく一部のみを切除するのみで、溶接作業を伴うことなく、建家の外部のみからの作業による水切りの改修を可能とする。
【選択図】図3

Description

本発明は、外壁下部水切りの改修方法に関する。さらに詳しくは、外壁下部水切りを、既存の外壁を有効に用いて、外壁の下部に確実に固定することを可能とする外壁下部水切りの改修方法に関する。
建築物の外壁には、例えば雨水などが建物内へ侵入することを防止すべく、その上部または下部などに水切りが設けられている。水切りは外壁面の改修が必要となるよりも先に老朽化が進行する場合があり、かかる場合には壁面の全面改修を伴うことなく水切りのみの改修が行われる。
水切りの改修方法としては、外壁面上部に水切りを設けるのであれば、特許文献1に開示されている如き既存の建物外壁材の表面に支持金具を固着し、新しい笠木部を建物外壁上端を覆うように取り付けるといった方法を用いることができる。しかしながら、この改修方法を外壁下部に設けられた水切りに応用することは困難である。
これまで、外壁下部に設けられた水切りの改修は、水切りや水切り設置付近の既存の外壁などを切断、撤去した後、新規水切りの取り付けが行われており、既存の外壁や水切りなどの切断、撤去は、建家外部からの作業が可能ではあるものの、新規水切りの取り付けにあたっては、建家内部からの追加胴縁あるいは金物などの溶接が必要とされている。
このように、かかる改修方法にあっては、建家の外部のみならず内部からも作業を行う必要が生じ、養生範囲を拡大することが必要となる。また、工場などでは建物内部にある機器の運転休止が余儀なくされる場合があり、さらにはこの期間が長期に及ぶといった問題も生じる。したがって、建家の外部のみからの作業で水切りの改修を行うことが求められている。
また、水切りや水切り設置付近の既存の外壁の一部などを切断、撤去した後に、切断時の振動や既存外壁の重みにより既存外壁のずれ、あるいは落下といった不具合が生じる場合があり、これを有効に防止する手段も必要とされている。
特開平9−221841号公報
本発明の目的は、建家の外部のみからの作業による水切りの改修を可能とし、改修後の水切りを確実に外壁に固定せしめるとともに、改修後における既存外壁の小口部の腐食、雨漏りの防止および落下防止をも可能とする、外壁下部水切りの改修方法を提供することにある。
かかる本発明の目的は、水切り設置付近の外壁下部またはこれと既存の水切りとを、既存胴縁を残存させた状態で撤去した後、建家内部側および外部側の各々同一位置に凸部を有する下地金物部材を既存胴縁に固定したうえで、これらの金物部材を用いて新規水切りの固定を行うとともに、既存外壁の下端部に、発泡体パッキンを介してスタータを水平方向に固定せしめることによって達成される。
本発明に係る外壁下部水切りの改修方法では、外壁の広範囲ではなく一部を切除するのみで、溶接作業を伴うことなく、建家の外部のみからの作業による水切りの改修を可能とするといったすぐれた効果を奏する。ここで、改修に際して凸部を有する下地金物部材を用いることにより、新規水切りの取付け強度を増強せしめ、施工時における下地金物部材の倒れ防止を達成することが可能になる。さらに画一化された部材を使用することで、作業性が向上し、汎用性も高く、低コスト化も可能にするといった利点を有する。また、本発明で用いられる凸部を有する下地金物部材は、従来下地部材に厚みを持たせることで満足させていた固定強度を、その厚みを増加させることなく、軽量化せしめることを可能としている。
また、既存外壁の下端部に、発泡体パッキンを介してスタータを水平方向に固定せしめることにより、既存外壁切断撤去後の小口部からの腐食、雨漏りも防ぐことができるとともに、既存外壁が落下することをも有効に防止できる。
水切り改修前の水切りおよびその近傍の外壁部分の縦断面図である 新規水切り取付け後の水切りおよびその近傍の外壁部分の縦断面図である 新規水切り取付け後の水切りおよびその近傍一部の外壁部分の斜視図である
水切りの改修は、水切り設置付近の外壁下部またはこれと既存の水切りとを、既存胴縁を残存させた状態で撤去した後、建家内部側および外部側の各々同一位置に凸部を有する下地金物部材を既存胴縁に固定したうえで、これらの金物部材を用いて新規水切りの固定を行うとともに、既存外壁の下端部に、発泡体パッキンを介して水平方向にスタータを固定することにより行われる。かかる改修方法により、建家の外部のみからの作業による水切りの改修が可能となり、また改修後の水切りを確実に外壁に固定せしめることができる。
以下、図面を参照しながら本発明に係る外壁下部水切りの改修方法の一実施例を詳細に説明する。
図1では、水切り改修前の水切りおよびその近傍の外壁部分がその縦断面図として示されている。水切りの改修にあたっては、まず既存水切り2設置付近の既存外壁5の下部またはこれと既存水切り2の撤去が行われる。ここで既存水切り設置付近の既存外壁5の下部の撤去範囲は、建家内部側に凸部を有する下地金物部材を導入し、さらにはこれと外壁との間に新規水切りの一部を挿入せしめることを可能とする程度の範囲であれば足り、建家あるいは新規水切りの大きさによって適宜変更されるが、一般には外壁下端部より約5〜20cm程度の範囲で撤去が行われる。なお、符号1は水切り部周辺を示している。
ここで、外壁5の下部の撤去に際しては、既存外壁5とともに既存の水切り2をあわせて撤去することもできるし、既存外壁5のみを撤去することもできる。いずれの場合にも、下地金物部材を固定せしめることとなる既存胴縁4は残存させた状態でこれらの撤去が行われる。なお、符号3は土台水切りを示している。
図2では、新規水切り取付け後の水切りおよびその近傍の外壁部分がその縦断面図で示され、図3では、新規水切り取付け後の水切りおよびその近傍一部の外壁部分が斜視図で示されている。既存胴縁4には、まず建家外部側および内部側の各々同一位置に凸部を有する下地金物部材6,7がビスを用いて固定される。下地金物部材6,7に凸部を形成させたものを用いることにより、同じ板厚みを有する平板状の下地金物部材を用いた場合と比べて新規水切りの固定強度を大幅に向上させることができる。したがって、下地金物部材として平板状のものを用いる場合には強度を確保するためにその板厚みをある程度厚くすることが必要となり、必然的に下地金物部材自体の重量が大きくなってしまうこととなるが、本発明で用いられる凸部を有する下地金物部材にあっては、下地金物部材の板厚みを必要以上に厚くすることなく求められる下地部材への固定強度を達成することが可能となり、軽量化が達成される。
凸部を有する下地金物部材としては、取り付けられる既存外壁の厚み、取り付けられる新規水切りとの関係で適宜その大きさおよび板厚などが決定されるが、その軽量化と強度を確保するといった観点から、例えば板厚が1.2〜2.3mmの鋼材などが用いられる。また、強度確保の観点からは、好ましくは凸部を有する下地金物部材の取付けピッチを既存外壁の働き巾にし、既存胴縁材、既存外壁材等も加味してビスなどを用いた取り付けが行われる。
凸部を有する下地金物部材としては、建家内部側に用いられる部材7の方が建家外部側に用いられる部材6よりも長軸方向の長さが長いものが用いられる。建家内部側に用いられる部材7はその下部において建家外部側に用いられる部材6と相対し、その上部において撤去後に残存している外壁5と相対するように設置される。
この建家内部側に用いられる下地金物部材7の上部と既存外壁とが相対する間隙には、新規水切りの平面状固定部9aが嵌挿され、既存外壁側から既存外壁5、新規水切り固定部9aおよび建家内部側下地金物部材7のビス止めが行われる。
新規水切り9としては、下部撤去後の外壁5下端に固定される固定部9aと、該固定部の下端から水平乃至下方に傾斜して突設されていて略平面上の所定の幅を有する第一水切り部9bと、さらに第一水切り部9bの固定部とは反対側に下方に設けられている第二水切り部9cとから構成されており、建家外部側に用いられる下地金物部材6と新規水切りの第二水切り部9cとが当接する箇所において、第二水切り部9c側から、第二水切り部9cと建家外部側の凸部を有する下地金物部材6とのビス止めが行われる。
水切りを取り付けた後、さらに既存外壁の下端部に、発泡体パッキン10を介してスタータ11の設置固定が行われる。発泡体パッキン10は、凸部を有する下地金物部材7の返し部分にビス8’’を用いて水平方向に固定されたスタータ11のスタータ固定部11aの上端から直角に突設されたスタータ支持部11bと既存外壁5の下端部との間に嵌挿される。かかる発泡体パッキン10およびスタータ11の設置により、既存外壁切断撤去後の小口部からの腐食、雨漏りの防止になるとともに、下地金物部材7に加えて既存外壁5の下り止めの補強なども期待することができる。
本発明に係る外壁下部水切りの改修方法によれば、建家の外部のみからの作業による水切りの改修が可能となることから、特に建物内での機械の操業を停止できない場合や、建物内に作業員が立ち入ることが適当でない場合の外壁下部水切りの改修に有効に用いられる。
1 水切り部周辺
2 既存水切り
3 土台水切り
4、4’ 胴縁
5 既存外壁
6、7 凸部を有する下地金物部材
8、8’、8’’ ビス
9 新規水切り
9a 新規水切り固定部
9b 新規水切り第一水切り部
9c 新規水切り第二水切り部
10 発泡体パッキン
11 スタータ
11a スタータ固定部
11b スタータ支持部

Claims (6)

  1. 水切り設置付近の外壁下部またはこれと既存の水切りとを、既存胴縁を残存させた状態で撤去した後、建家内部側および外部側の各々同一位置に凸部を有する下地金物部材を既存胴縁に固定したうえで、これらの金物部材を用いて新規水切りの固定を行うとともに、既存外壁の下端部に、発泡体パッキンを介してスタータを水平方向に固定せしめることを特徴とする外壁下部水切りの改修方法。
  2. 建家内部側の凸部を有する下地金物部材が、建家外部側の凸部を有する下地金物部材よりも長軸方向の長さが長いものが用いられる請求項1記載の外壁下部水切りの改修方法。
  3. 新規水切りの固定が、建家内部側の凸部を有する下地金物部材と既存外壁との間に新規水切りの平面状固定部を嵌挿した箇所および建家外部側の凸部を有する下地金物部材と新規水切りの第二水切り部が当接する箇所で行われる請求項1記載の外壁下部水切りの改修方法。
  4. スタータの固定が、建家内部側の凸部を有する下地金物部材の返し部分を用いて行われる請求項1記載の外壁下部水切りの改修方法。
  5. 新規水切りおよびスタータの固定がビスを用いて行われる請求項1、3または4記載の外壁下部水切りの改修方法。
  6. 凸部を有する下地金物部材の取付けピッチを既存外壁の働き巾とする請求項1記載の外壁下部水切りの改修方法。
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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002121880A (ja) * 2000-10-12 2002-04-26 Nichiha Corp 外壁施工構造及びスタータ金具
JP2011247013A (ja) * 2010-05-28 2011-12-08 Nihon Kagaku Sangyo Co Ltd 通気水切
US20140020319A1 (en) * 2012-07-17 2014-01-23 Nicholas Vittorio Marchese Exterior Panel System

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