JP2016074829A - 潤滑油組成物 - Google Patents

潤滑油組成物 Download PDF

Info

Publication number
JP2016074829A
JP2016074829A JP2014206470A JP2014206470A JP2016074829A JP 2016074829 A JP2016074829 A JP 2016074829A JP 2014206470 A JP2014206470 A JP 2014206470A JP 2014206470 A JP2014206470 A JP 2014206470A JP 2016074829 A JP2016074829 A JP 2016074829A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sulfur
lubricating oil
mass
oil composition
compound
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2014206470A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6223312B2 (ja
Inventor
岳史 伊藤
Takeshi Ito
岳史 伊藤
八木下 和宏
Kazuhiro Yagishita
和宏 八木下
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Eneos Corp
Original Assignee
JX Nippon Oil and Energy Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by JX Nippon Oil and Energy Corp filed Critical JX Nippon Oil and Energy Corp
Priority to JP2014206470A priority Critical patent/JP6223312B2/ja
Publication of JP2016074829A publication Critical patent/JP2016074829A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6223312B2 publication Critical patent/JP6223312B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Lubricants (AREA)

Abstract

【課題】従来の硫黄系酸化防止剤と連鎖停止剤の組み合わせでは両立が不可能であった、優れた酸化寿命と低スラッジ性を両立した潤滑油組成物を提供する。【解決手段】潤滑油基油および下記式(1)で表されるトリスルフィド化合物を含有する潤滑油組成物であって、含硫黄金属錯体を実質的に含有しないことを特徴する潤滑油組成物。(式中のm,nはそれぞれ個別に0または1を示す。)【選択図】なし

Description

本発明は潤滑油組成物に関し、詳しくは含硫黄金属錯体を実質的に含有せず、今まで以上に酸化安定性、低スラッジ性に優れる潤滑油組成物に関する。
潤滑油はエンジン油、駆動系油、タービン油、作動油、グリースなど様々な用途で使用されている。そのいずれの用途においても、熱や光などにより生成する酸化劣化の活性種であるパーオキシラジカルや過酸化物と接触するため、優れた耐酸化性が求められる。こうしたことから、潤滑油には酸化劣化を防ぐため、酸化防止剤の添加が不可欠である。
潤滑油の酸化防止剤としては、芳香族アミン化合物やフェノール化合物等の連鎖停止剤、硫黄化合物やモリブデン化合物等の過酸化物分解剤などが従来から知られている。また、各種酸化防止剤の性能は、使用温度域で異なることや、相乗効果を期待して複数のものを併用することも行われている(例えば、特許文献1参照)。
芳香族アミン化合物やフェノール化合物などの無灰系の酸化防止剤はスラッジの生成が少ない特長を有している反面、自己犠牲型ゆえ消耗し長期間に潤滑油の劣化を防ぐことができない問題点があった。
一方、ジアルキルジチオリン酸亜鉛やモリブデン化合物など含硫黄金属錯体の過酸化物分解能は、触媒的に作用することが知られており、長期に酸化劣化を防止することができる。しかし、これらは使用過程にスラッジ化して、機器の損傷を招くなどの課題があった。
硫黄系化合物は、含硫黄金属錯体と同様に過酸化物分解剤として機能する。しかし、代表的な硫黄系酸化防止剤であるベンジルジスルフィドなどは、含硫黄金属錯体と比較して活性が低いなどの問題点を抱えていた。また、高い活性を得るために多量に用いた場合は、スラッジ化する恐れがあった。
特開2010−242085号公報
本発明は、従来の硫黄系酸化防止剤と連鎖停止剤の組み合わせでは両立が不可能であった、少ない添加量で優れた酸化寿命と低スラッジ性を両立した潤滑油組成物を提供することを目的とするものである。特に使用温度が低く、燃焼室を潤滑しない機械用潤滑油として好適に用いられる。
本発明者らは前記課題について鋭意研究した結果、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明は、潤滑油基油および下記式(1)で表されるトリスルフィド化合物を含有する潤滑油組成物であって、含硫黄金属錯体を実質的に含有しないことを特徴する潤滑油組成物である。
Figure 2016074829
(式中のm,nはそれぞれ個別に0または1を示す。)
また、本発明は、潤滑油基油の硫黄分が10質量ppm以下であることを特徴する前記の潤滑油組成物である。
また、本発明は、式(1)で表されるトリスルフィド化合物の含有量が、組成物全量基準で硫黄量として10〜500質量ppmであることを特徴する前記の潤滑油組成物である。
さらに、本発明は、燃焼室を潤滑しない機械用潤滑油として用いられることを特徴とする前記の潤滑油組成物である。
本発明の潤滑油組成物は、優れた酸化寿命と低スラッジ性を両立した潤滑油組成物であり、使用温度が低い場合に特にその効果を発揮するため、使用温度が低く、燃焼室を潤滑しない機械用潤滑油として好適である。
以下、本発明について詳述する。
本発明の潤滑油組成物の潤滑油基油としては、鉱油、合成油および油脂が用いられる。これらは混合物であってもよい。
鉱油としては、例えば、原油を常圧蒸留及び減圧蒸留して得られた潤滑油留分を、溶剤脱れき、溶剤抽出、水素化分解、溶剤脱ろう、接触脱ろう、水素化精製、硫酸洗浄、白土処理等の精製処理を1種又は2種以上適宜組み合わせて精製したパラフィン系鉱油又はナフテン系鉱油が挙げられる。
合成油としては、例えば、プロピレンオリゴマー、ポリブテン、ポリイソブチレン、1−オクテンオリゴマー、1−デセンオリゴマー、エチレンとプロピレンとのコオリゴマー、エチレンと1−オクテンとのコオリゴマー、エチレンと1−デセンとのコオリゴマー等のポリα−オレフィン(PAO)又はそれらの水素化物;イソパラフィン;モノアルキルベンゼン、ジアルキルベンゼン、ポリアルキルベンゼン等のアルキルベンゼン;モノアルキルナフタレン、ジアルキルナフタレン、ポリアルキルナフタレン等のアルキルナフタレン;ジオクチルアジペート、ジ−2−エチルヘキシルアジペート、ジイソデシルアジペート、ジトリデシルアジペート、ジ−2−エチルヘキシルセバケート、ジトリデシルグルタレート等の二塩基酸エステル;トリメリット酸等の三塩基酸エステル;トリメチロールプロパンカプリレート、トリメチロールプロパンペラルゴネート、トリメチロールプロパンオレート、ペンタエリスリトール2−エチルヘキサノエート、ペンタエリスリトールペラルゴネート等のポリオールエステル;ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール、ポリオキシエチレンオキシプロピレングリコール、ポリエチレングリコールモノエーテル、ポリプロピレングリールモノエーテル、ポリオキシエチレンオキシプロピレングリコールモノエーテル、ポリエチレングリコールジエーテル、ポリプロピレングリコールジエーテル、ポリオキシエチレンオキシプロピレングリコールジエーテル等のポリグリコール;モノアルキルジフェニルエーテル、ジアルキルジフェニルエーテル、モノアルキルトリフェニルエーテル、ジアルキルトリフェニルエーテル、テトラフェニルエーテル、モノアルキルテトラフェニルエーテル、ジアルキルテトラフェニルエーテル、ペンタフェニルエーテル等のフェニルエーテル;シリコーン油;パーフルオロエーテル等のフルオロエーテル、等が挙げられ、これらは1種を単独で又は2種以上を組み合わせて用いることができる。
油脂としては、例えば、牛脂、豚脂、大豆油、菜種油、米ぬか油、ヤシ油、パーム油、パーム核油、これらの水素添加物もしくはこれらの2種以上の混合物などが挙げられる。
潤滑油基油の硫黄分は、10質量ppm以下が好ましく、5質量ppm以下がより好ましく、1質量ppm以下が最も好ましい。硫黄分を10質量ppm以下とすることで、酸化安定性をさらに向上させることができる。
なお、本発明でいう硫黄分とは、ICPにより測定される値をいう。
潤滑油基油の全芳香族含有量は、特に制限はないが、酸化安定性の観点から、25質量%以下であることが好ましく、15質量%以下であることがより好ましく、5質量%以下であることがさらに好ましい。
なお、本発明でいう全芳香族含有量とは、石油学会法JPI−5S−49−97「石油製品−炭化水素タイプ試験方法−高速液体クロマトグラフ」で測定される全芳香族の含有量を意味する。
潤滑油基油の40℃における動粘度は、特に制限はないが、1〜100mm/sが好ましく、5〜80mm/sがより好ましく、10〜50mm/sがさらに好ましい。40℃動粘度が1mm/s未満だと潤滑性が低下し、またミストの発生で作業環境が悪化するため好ましくない。
なお、本発明でいう40℃における動粘度とは、毛細管粘度計法により測定される値をいう。
本発明に係る潤滑油基油の粘度指数は、特に制限はないが、100以上であることが好ましく、110以上がより好ましく、120以上がさらに好ましい。一方、200以下であることが好ましい。粘度指数を100以上とすることで、粘度−温度特性および熱・酸化安定性、揮発防止性が良好となり、摩擦係数が低下する傾向にあり、また、摩耗防止性が向上する傾向にある。また、粘度指数が200以下とすることで、低温粘度特性が向上する傾向にある。
なお、本発明でいう粘度指数とは、JIS K 2283に準拠して測定された粘度指数を意味する。
本発明の潤滑油組成物は、下記式(1)で表されるトリスルフィド化合物を含有する。
Figure 2016074829
(式中のm,nはそれぞれ個別に0または1を示す。)
上記式(1)におけるmおよびnは、それぞれ個別に0または1である。mおよびnが1を超えると単位質量あたりの硫黄成分量が低下し、酸化防止効果が低下するため好ましくない。
トリスルフィド化合物は硫黄架橋数3のスルフィド化合物である。硫黄架橋数が2以下のスルフィド化合物では、潤滑油組成物の酸化安定性が不十分となるため、硫黄架橋数が4以上のスルフィド化合物ではスルフィド化合物が不安定になる傾向があるため、それぞれ好ましくない。
上記式(1)で表される硫黄化合物の製造方法は特に限定されず、生成物としてこれら化合物を得られれば良い。
例えば、分子構造中に1つの不飽和結合を有する炭化水素化合物(オレフィン)2分子の硫化物(硫化オレフィン)として得ることができる。このようなオレフィンとしては、例えば、イソブテンなどが挙げられる。このとき結合するオレフィンは同一の化合物でも、異なる化合物であっても良い。
上記のようなオレフィンの硫化処理等で生成した上記式(1)で表される硫黄化合物を精製する方法は、特に限定されず任意の方法が利用できる。例えば、シリカゲルを用いたゲルクロマトグラフィによる抽出などが挙げられる。
式(1)で示される硫黄化合物の具体例としては、例えばビス(1,1,3,3-テトラメチルブチル)トリスルフィドが挙げられる。
上記式(1)で表される硫黄化合物の含有量は、特に制限はないが、硫黄元素量として組成物全量基準で10〜500質量ppmが好ましく、15〜350質量ppmが好ましく、20〜200質量ppmがさらに好ましい。10質量ppm未満だと充分な効果を得ることができず、500質量ppmを超えると潤滑油組成物の耐スラッジ性や腐食防止性が低下する傾向が見られる。
本発明の潤滑油組成物は、実質的に含硫黄金属錯体を含有しないことを特徴とする。本発明の潤滑油組成物は、含硫黄金属錯体を実質的に含有しないことにより、低スラッジ性を実現している。
含硫黄金属錯体とは、構造中に硫黄原子を含む有機化合物と金属元素との錯体一般を広く意味する。含硫黄金属錯体としては、例えば、ジチオリン酸亜鉛化合物、ジチオカルバミン酸亜鉛化合物、ジチオリン酸モリブデン化合物、ジチオカルバミン酸モリブデン化合物が挙げられる。
ジチオリン酸亜鉛化合物、ジチオカルバミン酸亜鉛化合物、ジチオリン酸モリブデン化合物及びジチオカルバミン酸モリブデン化合物とは、それぞれ下記一般式(2)〜(5)で表される化合物である。
Figure 2016074829
Figure 2016074829
Figure 2016074829
Figure 2016074829
[式(2)〜(5)中、R〜R16は同一でも異なっていてもよく、それぞれ炭素数1以上20以下の炭化水素基を表し、X及びXはそれぞれ酸素原子又は硫黄原子を表す。]
本発明において、『含硫黄金属錯体を実質的に含有しない』とは、含硫黄金属錯体を全く含有していないか、含有している場合であっても影響が無視できる程度に極めて微量しか含有していないことを言う。
より具体的には、含硫黄金属錯体の含有量は、金属元素量として組成物全量基準で、50質量ppm以下であることが好ましく、より好ましくは20質量ppm以下、さらに好ましくは10質量ppm以下、最も好ましくは0質量ppmである。
本発明の潤滑油組成物は、上記構成により酸化安定性および低スラッジ性に優れる潤滑油組成物を得ることができるが、その性能をさらに高める目的で、あるいは潤滑油組成物として必要な性能をさらに付与する目的で、公知の潤滑油添加剤を加えることができる。
かかる添加剤としては、例えば、ヒンダードフェノール等の酸化防止剤;カルシウムスルホネート等の金属系清浄剤;ジエチレングリコールモノアルキルエーテル等の湿潤剤;アクリルポリマー、パラフィンワックス、マイクロワックス、スラックワックス、ポリオレフィンワックス等の造膜剤;脂肪酸アミン塩等の水置換剤;グラファイト、フッ化黒鉛、二硫化モリブデン、窒化ホウ素、ポリエチレン粉末等の固体潤滑剤;アミン、アルカノールアミン、アミド、カルボン酸、カルボン酸塩、スルホン酸塩、リン酸、リン酸塩、多価アルコールの部分エステル等の腐食防止剤;ベンゾトリアゾール、チアジアゾール等の金属不活性化剤;メチルシリコーン、フルオロシリコーン、ポリアクリレート等の消泡剤;アルケニルコハク酸イミド、ベンジルアミン、ポリアルケニルアミンアミノアミド等の無灰分散剤;等が挙げられる。これらの公知の添加剤を併用する場合の含有量は特に制限されないが、これらの公知の添加剤の合計含有量が潤滑油組成物全量基準で0.1〜10質量%となるような量で添加するのが好ましい。
本発明の潤滑油組成物の動粘度は、特に制限されないが、潤滑部位への供給容易性の点から、40℃における動粘度は、100mm/s以下であることが好ましく、80mm/s以下であることがより好ましく、50mm/s以下であることがさらに好ましい。
一方、40℃における動粘度は、1mm/s以上であることが好ましく、2mm/s以上であることがより好ましく、3mm/s以上であることがさらに好ましい。
本発明の潤滑油組成物は、優れた酸化寿命と低スラッジ性を両立できるため、広範な用途において好適に使用することができる。特に、120℃以下などの使用温度が低い場合にその効果をより発揮するため、燃焼室を潤滑しない機械用潤滑油として好適に用いることができる。
以下に実施例を挙げて本発明を具体的に説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
なお、実施例及び比較例で用いた基油及び添加剤は下記の通りである。
[潤滑油基油]
高度精製鉱油基油;全芳香族含有量:0.3質量%、硫黄分:0質量ppm、40℃動粘度:35mm/s、粘度指数:120
[本発明に係る硫黄系化合物]
トリスルフィド化合物A;下記式で表されるトリスルフィド化合物(式(1)においてm,n=1、硫黄量:30質量%)
Figure 2016074829
トリスルフィド化合物B;下記式で表されるトリスルフィド化合物(式(1)においてm,n=0、硫黄量:46質量%)
Figure 2016074829
なお、トリスルフィド化合物A、トリスルフィド化合物Bは、それぞれイソブテンを硫化して硫化オレフィンを得、この硫化オレフィンを、シリカゲルによるゲルクロマトグラフィで抽出した画分である。得られたトリスルフィド化合物A、トリスルフィド化合物BはC13−NMR、FD−MSおよび元素分析にて同定した。
[本発明に係る硫黄系化合物以外の硫黄系化合物]
(スルフィド化合物);
スルフィド化合物a;下記式で表されるジスルフィド化合物(硫黄量:22質量%)
Figure 2016074829
スルフィド化合物b;下記式で表されるスルフィド化合物の混合物(l=1〜5、硫黄量:20質量%)
Figure 2016074829
スルフィド化合物c;ジベンジルジスルフィド(東京化成工業株式会社製、硫黄量:26質量%)
スルフィド化合物d;下記式で表される硫黄系化合物の混合物(硫黄量:13質量%)
Figure 2016074829
(含硫黄金属錯体)
ジチオリン酸亜鉛化合物;secC4/secC6 ZDTP(Zn量7.2質量%、P量6.2質量%、S量14.7質量%)
(実施例1〜5および比較例1〜8)
表1に各種の潤滑油基油及び添加剤の配合量と性能を記載した。各添加剤の添加量(質量%)は潤滑油組成物全量基準である。
各組成物について、酸化安定度およびスラッジ防止性能を以下に示す過酸化物分解試験により評価した。この試験は添加物と過酸化物を共存させて、一定時間後の過酸化物価の測定を行うことにより、その添加物の過酸化物分解効果を直接的に評価できる試験である。
(過酸化物分解試験)
潤滑油基油に、過酸化物としてクメンハイドロパーオキサイドを過酸化物価が約2000mg/kgとなるよう加え、さらに表1に記載の通りに各添加物を加えたものを試験油とする。この試験油を80℃に加熱しながら撹拌し、一定時間経過後の試験油の過酸化物価を測定し、初期値に比べてどの程度変化しているのか、その推移を確認した。また、7時間後の試料油を目視し、不溶分の有無を確認した。表中の数値は試験開始前の状態を100とした相対値である。
Figure 2016074829

Claims (4)

  1. 潤滑油基油および下記式(1)で表されるトリスルフィド化合物を含有する潤滑油組成物であって、含硫黄金属錯体を実質的に含有しないことを特徴する潤滑油組成物。
    Figure 2016074829
    (式中のm,nはそれぞれ個別に0または1を示す。)
  2. 潤滑油基油の硫黄分が10質量ppm以下であることを特徴する請求項1に記載の潤滑油組成物
  3. 式(1)で表されるトリスルフィド化合物の含有量が、組成物全量基準で硫黄量として10〜500質量ppmであることを特徴する請求項1または2に記載の潤滑油組成物。
  4. 燃焼室を潤滑しない機械用潤滑油として用いられることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の潤滑油組成物。
JP2014206470A 2014-10-07 2014-10-07 潤滑油組成物 Active JP6223312B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014206470A JP6223312B2 (ja) 2014-10-07 2014-10-07 潤滑油組成物

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014206470A JP6223312B2 (ja) 2014-10-07 2014-10-07 潤滑油組成物

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016074829A true JP2016074829A (ja) 2016-05-12
JP6223312B2 JP6223312B2 (ja) 2017-11-01

Family

ID=55950919

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014206470A Active JP6223312B2 (ja) 2014-10-07 2014-10-07 潤滑油組成物

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6223312B2 (ja)

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08508531A (ja) * 1993-04-01 1996-09-10 エチル・コーポレーシヨン ギアオイル組成物
JP2000063870A (ja) * 1998-07-31 2000-02-29 Chevron Chem Sa 加水分解に対して安定で高いシンクロメッシュ耐久性を与える手動変速機潤滑剤用ホウ酸塩含有添加剤
JP2003526002A (ja) * 2000-03-09 2003-09-02 セカ ソシエテ アノニム 燐化合物と硫黄化合物とをベースにした多機能潤滑剤
JP2004323850A (ja) * 2003-04-25 2004-11-18 Chevron Oronite Co Llc 低銅腐食性のギヤ油
JP2012046683A (ja) * 2010-08-30 2012-03-08 Showa Shell Sekiyu Kk ギヤ油組成物

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08508531A (ja) * 1993-04-01 1996-09-10 エチル・コーポレーシヨン ギアオイル組成物
JP2000063870A (ja) * 1998-07-31 2000-02-29 Chevron Chem Sa 加水分解に対して安定で高いシンクロメッシュ耐久性を与える手動変速機潤滑剤用ホウ酸塩含有添加剤
JP2003526002A (ja) * 2000-03-09 2003-09-02 セカ ソシエテ アノニム 燐化合物と硫黄化合物とをベースにした多機能潤滑剤
JP2004323850A (ja) * 2003-04-25 2004-11-18 Chevron Oronite Co Llc 低銅腐食性のギヤ油
JP2012046683A (ja) * 2010-08-30 2012-03-08 Showa Shell Sekiyu Kk ギヤ油組成物

Also Published As

Publication number Publication date
JP6223312B2 (ja) 2017-11-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5178275B2 (ja) 潤滑油組成物
CN104662138B (zh) 润滑油组合物及同时抑制铜和铅溶出的滑动材料的润滑方法
JP7084794B2 (ja) イオン液体、及び潤滑剤組成物
JP2007063431A (ja) 潤滑組成物
KR20140135206A (ko) 공작 기계용 윤활유 조성물
JP2021155740A (ja) 潤滑油組成物
JP2009161685A (ja) 潤滑油組成物
WO2004069966A1 (ja) 潤滑油用及び燃料油用添加剤並びに潤滑油組成物及び燃料油組成物
JP6284450B2 (ja) 変速機用潤滑油組成物
JP6082710B2 (ja) 潤滑油組成物
KR20080014789A (ko) 질화 붕소를 포함하는 고온 생물학적 윤활제 조성물
WO2016031578A1 (ja) 潤滑油組成物
JP6223312B2 (ja) 潤滑油組成物
WO2015053147A1 (ja) 金属加工用潤滑油組成物
JP3250584B2 (ja) 潤滑油組成物
JP6043708B2 (ja) 金属加工用潤滑油組成物
JP6408849B2 (ja) 潤滑油組成物
JP6408850B2 (ja) 潤滑油組成物
JP6300684B2 (ja) 潤滑油組成物
JP6294191B2 (ja) 潤滑油組成物
JP2017119789A (ja) 潤滑油組成物
JP6000223B2 (ja) 潤滑油組成物
JP6351541B2 (ja) 金属加工用潤滑油組成物
JP2009209239A (ja) 塑性加工用潤滑油組成物
JP6353403B2 (ja) 金属加工用潤滑油組成物

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170110

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20170726

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170801

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170907

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170926

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20171003

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6223312

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250