JP2016074523A - エレベータ制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】回生コンバータを介して回生電力を電力系統側へ戻すエレベータ制御装置であって、回生運転に発生した電力系統の停電を確実に且つ迅速に検出することが可能なエレベータ制御装置を提供する。【解決手段】エレベータ制御装置1は、商用交流電力系統7から供給される交流電力を直流電力に変換して第1及び第2の電源線を介して出力する順変換部10と、第1及び第2の電源線を介して供給される直流電力を交流電力に変換して、エレベータのかご3を上下駆動する交流電動機2に供給する逆変換部30と、エレベータの回生運転時に発生する回生電力を交流電力に変換して電力系統側7へ戻す回生コンバータ52と、電力系統7の出力電圧に基づいて電力系統7の停電を検出する停電検出部60と、エレベータの回生運転中に所定の周期で一定時間だけ回生コンバータ52を停止させる制御部40とを備える。【選択図】図1

Description

本発明は、エレベータの回生運転時に、かごを上下駆動する交流電動機にて発生する回生電力を商用電力系統側に戻す制御を行うエレベータ制御装置に関する。
エレベータのかごを駆動する交流電動機を制御するエレベータ制御装置は、一般的に、電力会社が管理する商用の三相交流電力系統から共有される交流電力をダイオードブリッジなどの順変換部及び平滑化コンデンサ等を用いて直流電力に変換し、IGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)などのスイッチング素子よりなる逆変換部におけるスイッチング制御によりその直流電力を交流電力に変換して交流電動機に供給する。この種のエレベータ制御装置によれば、逆変換部におけるスイッチング周期を制御することにより交流電動機に供給する交流電力の周波数等を制御することができ、これにより交流電動機の可変速制御が実現される。
かごと巻上ロープを介してかごに繋がれた釣合い錘のうち重量が大きい方が上昇している場合、エレベータは力行運転状態になっており、逆変換部からの交流電力は交流電動機で消費される。重量が大きい方が下降している場合には、エレベータは回生運転状態になっており、交流電動機は発電機として作用して回生電力を発生させる。
例えば、特開2005−324878号公報には、エレベータの回生運転時に発生した回生電力を蓄電装置に蓄電し、力行運転時に利用するエレベータ制御装置が開示されている。このエレベータ制御装置では、蓄電装置以外にバックアップ用コンデンサにも回生電力が蓄電されており、電力系統の停電時におけるエレベータの運転に利用されている。
エレベータが設置されている施設や建物には、電力系統から給電されるエレベータ以外の負荷(例えば、空調装置や照明装置)がある。このため、エレベータの回生運転時に発生する回生電力を蓄電池や大容量コンデンサに蓄電するのではなく、エレベータ制御装置に設けられた回生コンバータを介して回生電力を電力系統側へ戻して、エレベータ以外の負荷を動作させるのに利用することも行われている。
特開2005−324878号公報
エレベータの回生運転中に電力系統が停電すると、電力系統に流れ込む回生電力に起因した感電事故が発生する虞がある。そのため、回生コンバータを用いて回生電力を電力系統側に戻すようなエレベータ制御装置を設備に設置する場合、電力会社からの要求によって、停電発生から所定の時間内(例えば、0.5秒以上、2秒以内)に停電を検出して、回生コンバータを電力系統から切り離す必要がある。
しかしながら、回生コンバータを介して回生電力を電力系統側へ戻して、エレベータ以外の負荷を動作させる場合、エレベータの回生運転中に電力系統の停電が起こると、回生電力が邪魔をして、停電検出手段が停電を検出できない事態が起こる可能性が高い。このような事態が起こると、回生コンバータを電力系統から切り離すのに時間が掛かって、ひいては、回生電力が逆潮流となって電力系統に大量に流れ込んでしまう。また、上述した電力会社の要求を満たすこともできない。
本発明は、上記の問題に鑑みて為されたものであり、回生コンバータを介して回生電力を電力系統側へ戻すエレベータ制御装置であって、エレベータの回生運転中に生じた電力系統の停電を、確実且つ速やかに検出できるエレベータ制御装置を提供することを目的とする。
本発明のエレベータ制御装置は、商用交流電力系統から供給される交流電力を直流電力に変換して第1及び第2の電源線を介して出力する順変換部と、前記第1及び第2の電源線を介して供給される直流電力を交流電力に変換して、エレベータのかごを上下駆動する交流電動機に供給する逆変換部と、前記エレベータの回生運転時に発生する回生電力を前記第1及び第2の電源線を介して受け取り、交流電力に変換して前記電力系統側へ戻す回生コンバータと、前記電力系統の出力電圧に基づいて前記電力系統の停電を検出する停電検出部と、前記エレベータの回生運転中に所定の周期で一定時間だけ前記回生コンバータを停止させる制御部と、を備えることを特徴とする。
本発明のエレベータ制御装置は、前記第1及び第2の電源線の間に、直列に介挿されたスイッチ及び抵抗を更に備えており、前記制御部は、前記回生コンバータの停止中に前記スイッチをオフからオンにして通電してよい。
本発明では、エレベータの回生運転時に発生する回生電力は回生コンバータによって電力系統側に戻されるが、回生運転時に周期的に一定時間(例えば2秒毎に0.1〜0.5秒間)だけ回生コンバータを停止させる。その一定時間中であれば、停電検出部は、回生電力の影響を受けることなく停電を検出できる。このようにして、本発明によれば、回生コンバータを介して回生電力を電力系統側へ戻しても、電力系統の停電を確実且つ速やかに検出することができ、ひいては、上述したような電力会社の要求を満たすことが可能となる。
さらに、上記のようなスイッチ及び抵抗を設けることで、回生コンバータを停止させた際、逆変換部→第1の電源線→スイッチ及び抵抗→第2の電源線という電流経路が形成されて、エレベータの回生運転中発生する回生電力はこの抵抗にてジュール熱として消費される。このため、回生電力がエレベータ制御装置中にて行き場を失うことに起因する不具合(例えば、逆変換部の破損など)の発生が回避される。
本発明の一実施形態であるエレベータ制御装置の概要を示す説明図である。 本発明の一実施形態であるエレベータ制御装置の動作を説明するためのフローチャートである。 本発明の一実施形態であるエレベータ制御装置に係る停電検出タイミング及び停電検出期間の一例を示す説明図である。
以下、図面を参照しつつ本発明の実施形態を説明する。図1は、本発明の一実施形態のエレベータ制御装置1の概要を示す説明図である。エレベータ制御装置1は、施設(又は建物)に設置されるエレベータの駆動源となる交流電動機2の可変速制御を行う装置である。一端側にエレベータのかご3が、他端側に釣合い錘4が取り付けられた巻上ロープ5が掛けられているシーブ6が、交流電動機2によって回転駆動されることで、かご3が上下に移動する。
交流電動機2を動作させるのに要する電力は、電力会社が管理する商用の三相交流電力系統7から供給される。電力系統7には、エレベータが設置されている施設に設けられているエレベータ以外の負荷(例えば、空調装置や照明装置)も接続されており、これら負荷も、電力系統7から給電される。図1では、エレベータ以外の負荷を纏めて負荷8として示している。
図1に示すように、エレベータ制御装置1は、順変換部10、平滑化コンデンサ20A、逆変換部30、制御部40、電源回生ユニット50、停電検出器60、スイッチ70、及び抵抗80を含んでいる。
順変換部10は、電力系統7から供給される交流電力を直流電力に変換し、高電位側電源線(以下、第1の電源線)L1及び低電位側電源線(以下、第2の電源線)L2を介して逆変換部30に与える。図1では詳細な図示を省略したが第2の電源線L2は接地されている。順変換部10は、例えばダイオードブリッジを用いて構成されている。
平滑化コンデンサ20Aは、第1の電源線L1と第2の電源線L2の間に介挿されている。平滑化コンデンサ20Aは、順変換部10より出力される直流電力の脈動分を平滑化するためのものである。
逆変換部30は、第1の電源線L1と第2の電源線L2を介して与えられる直流電力を三相交流電力に変換して交流電動機2に与える。逆変換部30は、例えば、IGBTなどのスイッチング素子とダイオードの並列回路をブリッジ接続した回路構成(図示省略)を有している。逆変換部30の具体的な回路構成は、公知のエレベータ制御装置におけるものと特段に変わるところはないため、詳細な説明は省略する。
制御部40は、CPU(Central Processing Unit)と、このCPUに実行させる制御プログラムを記憶した不揮発性メモリと、この制御プログラムを実行する際にワークエリアとして使用される揮発性メモリと、制御プログラムの実行時に参照される各種設定値等を記憶した書換え可能な不揮発性メモリとを含んでいる(何れも図示省略)。上記制御プログラムに従って作動しているCPUは、上位装置(例えば、エレベータ全体の制御を統括的に行うホストCPU)から与えられるトルク指令などの指令値に応じて、その指令値の示すトルクが出力されるように、逆変換部30に含まれるスイッチング素子のオン/オフをPWM(パルス幅変調)方式で制御する。これにより、交流電動機2の可変速駆動制御が実現される。
かご3と釣合い錘4のうち重量が大きい方が上昇している場合、エレベータは力行運転状態になっており、逆変換部30からの交流電力は交流電動機2で消費される。かご3と釣合い錘4のうち重量が大きい方が下降している場合、エレベータは回生運転状態になっており、交流電動機2は発電機として作用して回生電力を発生させる。なお、当然のことながら、乗客の人数に応じてかご3の重量は異なる。
電源回生ユニット50は、回生運転状態にて交流電動機2において発生する誘導起電力を電力系統7側へ回生するためのものである。電源回生ユニット50は、第1の電源線L1と第2の電源線L2に接続されていると共に、図1に示すように、昇圧リアクトル62、キャリアフィルタ64、電磁開閉器66、及び絶縁トランス68を介して電力系統7に接続されている。
図1に示すように、電源回生ユニット50は、平滑化コンデンサ20Bと回生コンバータ52とを含んでいる。回生コンバータ52は、例えば、IGBTなどのスイッチング素子とダイオードの並列回路をブリッジ接続した回路構成(図示省略)を有している。回生コンバータ52を構成する各スイッチング素子のオン/オフは、制御部40によってPWM方式で行われる。回生コンバータ52の具体的な回路構成は、公知のエレベータ制御装置におけるものと特段に変わるところはないため、詳細な説明は省略する。
エレベータが回生運転状態になると、交流電動機2で発生した誘導起電力が平滑化コンデンサ20Bの両端に流れ込む。平滑化コンデンサ20Bの極板間電圧は、電圧検出器によって検出されて、その値が制御部40に送られる。制御部40は、例えば、平滑化コンデンサ20Bの極板間電圧が、力行運転状態における値から上昇したことを検知すると、エレベータが回生運転状態にあると判断して、回生コンバータ52を構成する各スイッチング素子のオン/オフをPMW方式で制御して、回生電力を交流に変換する。回生コンバータ52で交流に変換された回生電力は、電力系統7側へと流れ込む。
停電検出部60は、電力系統7の出力電圧に基づいて電力系統7が停電したか否かを判断して、その結果に応じた停電検出信号を制御部40に与える。例えば、停電検出部60は、電力系統7の停電を検出しなかった場合には非アクティブレベル(例えばLowレベル)の停電検出信号を制御部40に与え、逆に停電を検出した場合にはアクティブレベル(例えばHighレベル)の停電検出信号を制御部40に与える。なお、停電検出部60における停電検出手法及び停電検出部60の具体的な回路構成については周知のものを適宜用いるようにすればよい。
スイッチ70及び抵抗80は、第1の電源線L1と第2の電源線L2の間に、直列に介挿されている。本実施形態のスイッチ70は例えばIGBTであり、そのゲートは制御部40のCPUに接続されている。つまり、本実施形態では、制御部40のCPUによってスイッチ70のオン/オフ制御が行われる。
図2は、制御部40のCPUが、本発明に係る制御プログラムに従って実行する処理の流れを示すフローチャートである。制御プログラムに従って作動しているCPUは、逆変換部30に含まれる各スイッチング素子のオン/オフ制御や、回生コンバータ52に含まれる各スイッチング素子のオン/オフ制御に加えて、エレベータの回生運転中に電力系統7の停電を検出すると、回生コンバータ52を電力系統7から遮断する処理も行う。CPUは、例えば、エレベータ制御装置1への電力供給開始を契機として、当該制御プログラムを不揮発性メモリから揮発性メモリへ読み出し、その実行を開始する。
まず、制御部40のCPUは、上位装置から与えられた指令値に応じて逆変換部30の作動制御を開始する(ステップS100)。例えば、上位装置から与えられた指令値が交流電動機2の出力トルクを指定するトルク指令であれば、CPUは、その出力トルクを実現する交流電力が供給されるように、逆変換部30に含まれる各スイッチング素子のスイッチング制御を行う。また、上位装置から与えられた指令値が交流電動機2に与える電流の電流値を指定する電流指令或いは交流電動機2に印加する電圧を指定する電圧指令であれば、CPUは、それら電流指令の示す電流値或いは電圧指令の示す電圧の交流電力が供給されるように、逆変換部30に含まれる各スイッチング素子のスイッチング制御を行う。なお、交流電動機2の駆動制御の開始に先立って電源回生ユニット50の回生コンバータ52は停止状態にされている。また、スイッチ70もオフ状態にされており、通電していない。
ステップS100の後、制御部40のCPUは、エレベータが回生運転状態であるか否かを判定する(ステップS110)。ステップS110では、電源回生ユニット50の平滑化コンデンサ20Bの極板間電圧について電圧検出器60によって検出された値が、所定の電圧値、例えば、力行運転状態における値を超えている場合、CPUは、エレベータが回生運転状態にあると判定する。なお、上位装置から与えられた制御部40に与えられた指令値、交流電動機2について計測された出力トルクや回転速度の値、かご3内の乗客等の重量を測定する重量センサの計測値などに基づいて、CPUは、エレベータが回生運転状態であるか否かを判定してもよい。
ステップS110にてエレベータが回生運転状態であると判定された場合、制御部40のCPUは、電源回生ユニット50の回生コンバータ52を駆動する(ステップS120)。交流電動機2で発生し、平滑化コンデンサ20Bの両端に流れ込んだ回生電力は、回生コンバータ52で交流に変換されて、電力系統7側に送られる。電力系統7側に戻された回生電力は、エレベータが設置されている施設に設けられているエレベータ以外の負荷8で消費される。
ステップS110にてエレベータが回生運転状態であると判定された場合、制御部40のCPUは、ステップS120に加えて、停電検出タイミングを得るための時間計測を開始する(ステップS130)。ステップS130の後、制御部40のCPUは、停電検出タイミングに至ったか否かを判定する(ステップS140)。ステップS140にて、停電検出タイミングに至ったと判定された場合、CPUは、一定の停電検出期間に渡って回生コンバータ52を停止すると共に、スイッチ70をオンにして通電させる(ステップS150)。
図3は、停電検出タイミング及び停電検出期間の一例を模式的に示す説明図である。本実施形態では、制御部4のCPUは、一定の周期T1(例えば、2秒)で一定期間T2(例えば、01〜0.5秒)だけ回生コンバータ52を停止させる。より具体的には、CPUは、リアルタイムクロックなどにより取得される現在時刻が、ステップS130を起点としたときの一定時間T1−T2+(n−1)×T1=n×T1−T2(nは、1以上の整数)後の時刻であれば停電検出タイミングであると判定し、当該時刻ではない場合には停電検出タイミングではないと判定する。停電検出タイミングであると判定した場合、CPUは、一定期間、つまり停電検出期間T2に渡って回生コンバータ52を停止させると共に、スイッチ70をオンにして通電させる。
ステップS150によって、回生コンバータ52が停止すると共に、スイッチ70がオンにされると、回生電力は電力系統7側に戻されず、抵抗80にて消費される。そして、停電検出部60は、回生電力による影響を受けることなく、電力系統7の出力電圧に基づいて停電の有無を検出することが可能となる。
ステップS150の後、制御部40のCPUは、停電の有無を判定する(ステップS160)と共に、ステップS150の実行後、停電検出期間T2を経過したか否かを判定する(ステップS170)。ステップS160にて、停電が検知された場合、CPUは、電磁開閉器66をオフにして、回生コンバータ52を電力系統7から遮断する(ステップS180)。ステップS170にて、停電検出期間T2を経過したと判定された場合、CPUは、回生コンバータ52を駆動させると共にスイッチ70をオフにして、回生電力を電力系統7側に送る(ステップS190)。
電力会社の電力系統との系統連携において、停電発生後、0.5秒以上かつ2秒以内に回生コンバータ52を電力系統7から遮断することが求められている場合、例えば、停電検出タイミングの周期T1は2秒、停電検出期間の時間長T2は0.1〜0.5秒程度とされる。なお、停電検出タイミングの周期T1及び停電検出期間の時間長T2については、電力会社の要求等に応じて好適な値に定めるようにすればよい。
ステップS140にて、停電検出タイミングに至ったと判定されない場合、及び、ステップS190の後、制御部40のCPUは、回生運転状態が終了したか否かを判定する(ステップS200)。ステップS200では、電源回生ユニット50の平滑化コンデンサ20Bの極板間電圧について電圧検出器60によって検出された値が、上記の所定電圧値以下になった場合、CPUは、回生運転状態が終了して、エレベータは力行運転状態になったと判定する。
ステップS200にて、回生運転状態が終了したと判定されない場合、ステップS140及びそれ以降のステップが実行される。ステップS200にて、回生運転状態が終了したと判定された場合、制御部40のCPUは、回生コンバータ52を停止させると共に(ステップS210)、ステップS130で開始した時間計測を終了する(ステップS220)。ステップS220の後、ステップS110及びそれ以降の処理が実行される。
本実施形態によれば、エレベータの回生運転中に発生する回生電力は、回生コンバータ52によって電力系統7側に戻されるのであるが、回生運転中に周期T1で一定の停電検出期間T2に渡って回生コンバータ52を停止させ、その停電検出期間T2において停電検出部60による停電検出が行われる。ある停電検出期間T2の終了後、次の停電検出期間までの時間区間(時間長T1−T2の区間)に電力系統7の停電が発生したとしても、当該次の停電検出タイミングを起点とする停電検出期間T2において、電力系統7の停電が検出される。
以上に説明したように、本発明によれば、エレベータの回生運転中に発生する回生電力を、回生コンバータ52を介してエレベータ以外の負荷8に送って有効活用しつつ、回生運転中に電力系統7の停電が発生しても、その停電を確実に且つ速やかに検出して、電力系統7への逆潮流を防ぐ処置を取ることが可能となっている。
上記実施形態では、回生コンバータ52の停止中に、回生電力は抵抗80にてジュール熱として消費されているが、エレベータ制御装置1に、蓄電池や大容量のコンデンサを設けて、回生コンバータ52の停止中に発生する回生電力を蓄電してもよい。また、蓄電した回生電力は、停電中又は力行運転中にエレベータを動作させるのに使用されてよい。
上記説明は、本発明を説明するためのものであって、特許請求の範囲に記載の発明を限定し、或いは範囲を減縮する様に解すべきではない。又、本発明の各部構成は上記実施形態に限らず、特許請求の範囲に記載の技術的範囲内で種々の変形が可能であることは勿論である。
1 エレベータ制御装置
2 交流電動機
3 かご
7 電力系統
8 負荷
10 順変換部
20A、20B 平滑化コンデンサ
30 逆変換部
40 制御部
50 電源回生ユニット
52 回生コンバータ
60 停電検出部
70 スイッチ
80 抵抗

Claims (2)

  1. 商用交流電力系統から供給される交流電力を直流電力に変換して第1及び第2の電源線を介して出力する順変換部と、
    前記第1及び第2の電源線を介して供給される直流電力を交流電力に変換して、エレベータのかごを上下駆動する交流電動機に供給する逆変換部と、
    前記エレベータの回生運転時に発生する回生電力を前記第1及び第2の電源線を介して受け取り、交流電力に変換して前記電力系統側へ戻す回生コンバータと、
    前記電力系統の出力電圧に基づいて前記電力系統の停電を検出する停電検出部と、
    前記エレベータの回生運転中に所定の周期で一定時間だけ前記回生コンバータを停止させる制御部と、
    を備えることを特徴とするエレベータ制御装置。
  2. 前記第1及び第2の電源線の間に、直列に介挿されたスイッチ及び抵抗を更に備えており、
    前記制御部は、前記回生コンバータの停止中に前記スイッチをオフからオンにして通電させる、請求項1に記載のエレベータ制御装置。
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