JP2016072789A - 積層構造レドーム - Google Patents

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Abstract

【課題】近年の移動体衛星通信用レドームは広帯域での電気特性及び過酷な運用環境にも耐えられる強度が求められている。理論上、レドームをサンドイッチ構造にすると広帯域特性が得られることは知られているが、高い強度を有するにはレドームを厚くする必要があり、優れた電気特性と高強度を両立することが難しい。【解決手段】上記課題を解決する積層型レドームは、胴体部と、天蓋部を備え、胴体部は、第1スキン層と第2スキン層と第3スキン層と第1コア層と第2コア層から成り、前記胴体部は、第1スキン層、第1コア層、第2スキン層、第2コア層、第3スキン層の順に積層されていること、また天蓋部は、第4スキン層と第5スキン層と第6スキン層と第3コア層と第4コア層から成り、前記天蓋部は、第4スキン層、第3コア層、第5スキン層、第4コア層、第6スキン層の順に積層されることにより、高強度で、電気特性(挿入損失と反射損失が共に低い)に優れた積層型レドームを提供することができる。【選択図】 図1

Description

本発明は、積層構造を有したレドームに関する。
近年の衛星通信は、災害に強い通信インフラとして需要が拡大しており、より効率的にサービスを提供できるように衛星の多チャンネル化・電力増大化が求められ、通信速度の向上・通信周波数の広帯域化が目覚ましい。一般的に、屋外でアンテナを運用する場合に、アンテナの保護、経年劣化を低減するため、レドームを設けることが行われている。レドームを広帯域化する方法として、比誘電率の異なる材質を積層したサンドイッチ構造があり、関連技術として7層以上のレドームが開示されている。(特許文献1)また、その他の関連技術では電波特性が良好で、さらには機械的強度に優れたカナッペ構造のレドームを得るため、強化繊維(ガラス繊維クロス)に樹脂を含浸したドーム形状のスキン層と、このスキン層と一体にドームの内側に設けられ、スキン層より誘電率の低い整合層とを備えたレドームが開示されている。(特許文献2)
特開2009−194829号公報 特開2011−87060号公報
近年の移動体衛星通信用レドームは広帯域での電気特性及び過酷な運用環境にも耐えられる強度が求められている。理論上、レドームをサンドイッチ構造にすると広帯域に優れた電気特性が得られることが知られている。ここでアンテナの通信周波数がXバンド(8GHz付近)のように高い周波数の場合、波長が短くなることからレドームの厚みを薄くしなければならなくなるため、上記関連文献では高い強度を得られないという問題があった。よって、本件目的は、アンテナの通信周波数がXバンド(8GHz付近)のように高い周波数の場合であっても、高強度で、電気特性(挿入損失と反射損失が共に低い)に優れた積層型レドームを提供することである。
上記課題を解決する積層型レドームは、胴体部と、天蓋部を備え、胴体部は、第1スキン層と第2スキン層と第3スキン層と第1コア層と第2コア層から成り、前記胴体部は、第1スキン層、第1コア層、第2スキン層、第2コア層、第3スキン層の順に積層されていることを特徴とする。天蓋部は、第4スキン層と第5スキン層と第6スキン層と第3コア層と第4コア層から成り、前記天蓋部は、第4スキン層、第3コア層、第5スキン層、第4コア層、第6スキン層の順に積層されていることを特徴とする。
上記構成によれば、高強度で、電気特性(挿入損失と反射損失が共に低い)に優れた積層型レドームを提供することができる。
積層型レドームの全体図 図1の積層型レドームの領域Aの拡大図 天蓋部の挿入損失と反射損失の関係図 胴体部の挿入損失と反射損失の関係図
(発明の特徴)
本発明の実施形態の説明に先立って、本発明の特徴についてその概要をまず説明する。上記課題を解決する積層型レドームは、胴体部と、天蓋部を備え、胴体部は、第1スキン層と第2スキン層と第3スキン層と第1コア層と第2コア層から成り、胴体部は、胴体部がアンテナ(不図示)に面する面から第1スキン層、第1コア層、第2スキン層、第2コア層、第3スキン層の順番で積層構造となり、天蓋部は、第4スキン層と第5スキン層と第6スキン層と第3コア層と第4コア層から成り、天蓋部は、天蓋部がアンテナ(不図示)に面する面から第4スキン層、第3コア層、第5スキン層、第4コア層、第6スキン層の順番で積層構造となっていることが特徴である。
(構成)
次に、本発明における積層型レドームの構造について、その一例を、図1、2を参照して詳細に説明する。図1は本発明の実施形態の積層型レドームの全体図である。本発明による積層型レドーム100はアンテナの胴体を保護するための胴体部101とアンテナの上部を保護する天蓋部102と、移動体に取り付けるための取付部103を有する。
図2は、本実施形態の積層型レドームの詳細を示した図である。図2を用いてより詳細に、積層型レドーム100を説明する。
積層型レドーム100の胴体部101は、第1スキン層104−1と第2スキン層104−2と第3スキン104−3と第1コア層105−1と第2コア105−2から成る。胴体部101は、胴体部101がアンテナ(不図示)に面する面から第1スキン層104−1、第1コア層105−1、第2スキン層104−2、第2コア層105−2、第3スキン層104−3の順番で積層構造となっている。また、本実施形態では、胴体部101の厚さは、10mmから20mm程度とする。
積層型レドーム100の天蓋部102は、第4スキン層106−1と第5スキン層106−2と第6スキン106−3と第3コア層107−1と第4コア107−2から成る。天蓋部102は、天蓋部102がアンテナ(不図示)に面する面から第4スキン層106−1、第3コア層107−1、第5スキン層106−2、第4コア層107−2、第6スキン層106−3の順番で積層構造となっている。また、本実施形態では、天蓋部102の厚さは、10mmから20mm程度とする。
第1スキン層104−1と第2スキン層104−2と第3スキン層104−3と第4スキン層106−1と第5スキン層106−2と第6スキン106−3は、同一の材料から成る。本実施形態では、前述の材料は、ガラス繊維強化プラスチックとしている。ここで、本実施形態では、第1スキン層104−1の厚さを第4スキン層の厚さより、厚く構成している。左記構成とすることにより、胴体部101の強度を天蓋部102の強度より高くすることができる。理由としては、一般的にレドームを設置する場合、レドームにかかる負荷が大きくなる部分が、胴体部101、取付部103であるためである。同様の理由で、第3スキン層104−3の厚さを第6スキン層の厚さより厚くすることにより、胴体部101の強度を高めている。
第1コア層105−1と第2コア層105−2と第3コア層107−1と第4コア107−2は、同一の材料から成る。本実施形態では、前述の材料は、シンタクチックフォームとしている。ここで、シンタクチックフォームとは、ガラス・金属・高分子などでできた中空の微小球を樹脂で固めた、軽量かつ高強度の複合材料である。本実施形態におけるシンタチックフォームは、中空のガラス球体と、エポキシ樹脂を混合して生成されたものを使用する。
積層型レドーム100の取付部103は、移動体に設けるために、備えられている。取付部103は、ボルトで取り付けられるように構成しても良いし、磁石の引力により設置されるように構成されていても良い。移動体とは、車両や船、潜艦などが考えられる。
(作用)
図3,4を用いて、本実施形態の積層型レドーム100の性能(作用)について説明を実施する。図3は、本実施形態における天蓋部の挿入損失と反射損失の周波数特性を示した図である。図3における実線は挿入損失(単位としては、図3左端[dB])を示し、破線は、反射損失(単位としては、図3右端[dB])のシミュレーション値を示している。図3によると天蓋部の挿入損失は、周波数8GHz付近でもっとも小さくなっており、周波数7〜9GHzにおいても−1.0dB以上と0に近い値であり、挿入損失が小さい。反射損失は、周波数8GHz付近でもっとも小さくなっており、周波数7GHz〜8GHzにおいて−11dB以下である。また図4は、本実施形態における胴体部の挿入損失と反射損失の周波数特性を示した図である。図4における実線は挿入損失(単位としては、図4左端[dB])を示し、破線は、反射損失(単位としては、図4右端[dB])のシミュレーション値を示している。図4によると胴体部の挿入損失は、周波数8GHz付近でもっとも小さくなっており、周波数9GHz付近でもっとも大きくなっているが、周波数7〜9GHzにおいても−1.2dB以上と挿入損失が小さい。反射損失は、周波数8GHz付近でもっとも小さくなっており、周波数9GHz付近でもっともおおきくなっているが、周波数7GHz〜9GHzにおいて−9dB以下である。よって、図3と図4とを比較すると、高強度を実現する胴体部においても広帯域において天蓋部と同等の挿入損失、反射損失が実現されている。
(効果)
以上より、上記5層の構成の積層型レドームとすることにより、高強度で、挿入損失及び反射損失を低減することができる。
アンテナを覆うレドームに使用できる。
100 積層型レドーム
101 胴体部
102 天蓋部
103 取付部
104−1 第1スキン層
104−2 第2スキン層
104−3 第3スキン層
105−1 第1コア層
105−2 第2コア層
106−1 第4スキン層
106−2 第5スキン層
106−3 第6スキン層
107−1 第3コア層
107−2 第4コア層

Claims (4)

  1. 第1スキン層と、第2スキン層と、第3スキン層と、第1コア層と、第2コア層と、から成る胴体部と、
    第4スキン層と、第5スキン層と、第6スキン層と、第3コア層と、第4コア層と、から成る天蓋部と、
    を備え、
    前記胴体部は、前記第1スキン層、前記第1コア層、前記第2スキン層、前記第2コア層、前記第3スキン層の順に積層され、
    前記天蓋部は、前記第4スキン層、前記第3コア層、前記第5スキン層、前記第4コア層、前記第6スキン層の順に積層されていることを特徴とする積層型レドーム。
  2. 前記第1スキン層と、前記第2スキン層と、前記第3スキン層と、前記第4スキン層と、前記第5スキン層と、前記第6スキン層の材料は、ガラス繊維強化プラスチックであることを特徴とする請求項1に記載の積層構造レドーム。
  3. 前記第1コア層と、前記第2コア層と、前記第3コア層と、前記第4コア層の材料は、シンタクチックフォームであることを特徴とする請求項1または2に記載の積層構造レドーム。
  4. 前記保護材の厚さが、10から20mmであることを特徴とする請求項1乃至3に記載の積層型レドーム。
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