JP2016072258A - エッチング装置 - Google Patents
エッチング装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2016072258A JP2016072258A JP2014196378A JP2014196378A JP2016072258A JP 2016072258 A JP2016072258 A JP 2016072258A JP 2014196378 A JP2014196378 A JP 2014196378A JP 2014196378 A JP2014196378 A JP 2014196378A JP 2016072258 A JP2016072258 A JP 2016072258A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- etching apparatus
- electrode
- inclined surface
- processing space
- transport direction
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Landscapes
- Plasma Technology (AREA)
- Drying Of Semiconductors (AREA)
Abstract
【解決手段】第1電極81は、+Z側と+X側との間の第1方向を法線方向とする第1傾斜面810を有する。このため、第1傾斜面810の周辺に存在するアルゴンイオンおよび電子は、第1電極81への印加電圧によって第1方向に沿って加速され飛翔される。また、第2電極82は、+Z側と−X側との間の第2方向を法線方向とする第2傾斜面820を有する。このため、第2傾斜面820の周辺に存在するアルゴンイオンおよび電子は、第2電極82への印加電圧によって第2方向に沿って加速され飛翔される。これにより、アルゴンイオンおよび電子は、X方向について第1電極81と第2電極82との間でかつ+Z側に収束される。その結果、基板Sの主面S1におけるエッチング処理が効率よく進行する。
【選択図】図3
Description
<1.1 エッチング装置1の構成>
図1は、第1実施形態に係るエッチング装置1の概略構成を模式的に示す側面図である。図2は、エッチング装置1のうち処理空間Vの周辺部を示す部分斜視図である。
以下、本実施形態におけるエッチング処理の流れについて説明する。
図4は、エッチング装置1Aのうち、処理空間Vの周辺を示す部分側面図である。なお、図4では、第1電極81Aおよび第2電極82Aに接続される導線など、一部の構成が省略されている。以下では、図4を参照しつつ第2実施形態について説明するが、第1実施形態と同一の要素については同一の符号を付し重複説明を省略する。
図5は、エッチング装置1Bのうち、処理空間Vの周辺を示す部分側面図である。なお、図5では、第1電極81Bおよび第2電極82Bに接続される導線など、一部の構成が省略されている。以下では、図5を参照しつつ第3実施形態について説明するが、第1実施形態と同一の要素については同一の符号を付し重複説明を省略する。
図6は、基板Sおよび基板Sに取付けられる接地部120(基材接地部)の構成を示す分解図である。図7は、接地部120が基板Sに取付けられた状態を示す下面図である。図8は、図7のA−A断面から見た端面図である。図9は、図7のB−B断面から見た端面図である。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、この発明はその趣旨を逸脱しない限りにおいて上述したもの以外に種々の変更を行うことが可能である。
100 チャンバー
2 搬送機構
3 仕切り
4 プラズマ処理部
41 誘導結合アンテナ
5 絶縁板
6 ガス供給部
7 排気部
8 イオン加速部
81、81A、81B 第1電極
82、82A、82B 第2電極
83 印加部
L 搬送経路面
P 被処理箇所
S 基板
V 処理空間
Claims (16)
- 搬送方向に沿って搬送される基材の主面に処理を施すエッチング装置であって、
チャンバーと、
前記チャンバー内に設けられ、一方側が開放された処理空間を規定する仕切りと、
前記処理空間内にガスを供給するガス供給部と、
前記処理空間内にプラズマを生成するプラズマ生成部と、
前記プラズマ生成部に高周波電力を供給する高周波電力供給部と、
前記処理空間の前記一方側に前記主面が配されるように前記基材を保持しつつ、該基材を前記主面に平行な搬送方向に沿って搬送する搬送機構と、
電気的な絶縁部材を介して前記チャンバー内に支持され、前記処理空間のうち前記搬送方向の上流側に配される第1電極と、
電気的な絶縁部材を介して前記チャンバー内に支持され、前記処理空間のうち前記搬送方向の下流側に配される第2電極と、
前記第1電極および前記第2電極に時間平均値が正となる電位を印加する印加部と、
を備え、
前記第1電極は前記一方側と前記下流側との間の第1方向を法線方向とする第1傾斜面を有し、前記第2電極は前記一方側と前記上流側との間の第2方向を法線方向とする第2傾斜面を有することを特徴とするエッチング装置。 - 請求項1に記載のエッチング装置であって、
前記第1傾斜面および前記第2傾斜面は、前記仕切りよりも前記一方側に配されることを特徴とするエッチング装置。 - 請求項1または請求項2に記載のエッチング装置であって、
前記処理空間内で前記搬送方向の中央に位置する仮想的な面に対して、前記第1傾斜面と前記第2傾斜面とが対称配置されていることを特徴とするエッチング装置。 - 請求項3に記載のエッチング装置であって、
前記第1傾斜面に対しその中央位置を通過する第1法線と、前記第2傾斜面に対しその中央位置を通過する第2法線とが、前記搬送方向に沿って搬送される前記基材の前記主面上で交わることを特徴とするエッチング装置。 - 請求項1ないし請求項4のいずれかに記載のエッチング装置であって、
前記第1電極は、前記仕切りの内側でかつ前記搬送方向の上流側に配される第1内壁部を有し、
前記第2電極は、前記仕切りの内側でかつ前記搬送方向の下流側に配される第2内壁部を有し、
前記プラズマ生成部の少なくとも一部が、前記第1内壁部と前記第2内壁部との間に配されることを特徴とするエッチング装置。 - 請求項5に記載のエッチング装置であって、
前記第1内壁部は該第1内壁部から前記搬送方向の下流側に向けて突設された第1凸部を有し、前記第2内壁部は該第2内壁部から前記搬送方向の上流側に向けて突設された第2凸部を有することを特徴とするエッチング装置。 - 請求項6に記載のエッチング装置であって、
第1凸部における前記一方側の外面が前記第1傾斜面の一部を構成し、第2凸部における前記一方側の外面が前記第2傾斜面の一部を構成することを特徴とするエッチング装置。 - 搬送方向に沿って搬送される基材の主面に処理を施すエッチング装置であって、
チャンバーと、
電気的な絶縁部材を介して前記チャンバー内に設けられ処理空間のうち前記搬送方向の上流側に配される導電性の第1仕切り部材と、電気的な絶縁部材を介して前記チャンバー内に設けられ前記処理空間のうち前記搬送方向の下流側に配される導電性の第2仕切り部材と、を有し、一方側が開放された前記処理空間を規定する仕切りと、
前記処理空間にガスを供給するガス供給部と、
前記処理空間内にプラズマを生成するプラズマ生成部と、
前記プラズマ生成部に高周波電力を供給する高周波電力供給部と、
前記処理空間の前記一方側に前記主面が配されるように前記基材を保持しつつ、該基材を前記主面に平行な前記搬送方向に沿って搬送する搬送機構と、
前記第1仕切り部材および前記第2仕切り部材に時間平均値が正となる電位を印加する印加部と、
を備え、
前記第1仕切り部材は前記一方側と前記下流側との間の第1方向を法線方向とする第1傾斜面を有し、前記第2仕切り部材は前記一方側と前記上流側との間の第2方向を法線方向とする第2傾斜面を有することを特徴とするエッチング装置。 - 請求項8に記載のエッチング装置であって、
前記第1傾斜面は前記第1仕切り部材における前記一方側の端部に設けられ、前記第2傾斜面は前記第2仕切り部材における前記一方側の端部に設けられることを特徴とするエッチング装置。 - 請求項8または請求項9に記載のエッチング装置であって、
前記処理空間内で前記搬送方向の中央に位置する仮想的な面に対して、前記第1傾斜面と前記第2傾斜面とが対称配置されていることを特徴とするエッチング装置。 - 請求項10に記載のエッチング装置であって、
前記第1傾斜面に対しその中央位置を通過する第1法線と、前記第2傾斜面に対しその中央位置を通過する第2法線とが、前記搬送方向に沿って搬送される前記基材の前記主面上で交わることを特徴とするエッチング装置。 - 請求項8ないし請求項11に記載のエッチング装置であって、
前記第1仕切り部材は該第1仕切り部材から前記搬送方向の下流側に向けて突設された第1凸部を有し、前記第2仕切り部材は該第2仕切り部材から前記搬送方向の上流側に向けて突設された第2凸部を有することを特徴とするエッチング装置。 - 請求項12に記載のエッチング装置であって、
第1凸部における前記一方側の外面が前記第1傾斜面の一部を構成し、第2凸部における前記一方側の外面が前記第2傾斜面の一部を構成することを特徴とするエッチング装置。 - 請求項1ないし請求項13のいずれかに記載のエッチング装置であって、
前記基材を電気的に接地させる基材接地部、を備えることを特徴とするエッチング装置。 - 請求項14に記載のエッチング装置であって、
前記基材接地部は、
前記基材の前記主面のうち前記処理の対象とならない非処理領域に電気的に接触するアース電極と、
前記基材に対して前記アース電極を押圧する方向に付勢された絶縁性のシール部と、
一端が前記アース電極に接続され他端が接地されたアース線と、
を備えることを特徴とするエッチング装置。 - 請求項1ないし請求項15のいずれかに記載のエッチング装置であって、
前記プラズマ生成部は、未周回の少なくとも1つの誘導結合アンテナを有することを特徴とするエッチング装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014196378A JP6320888B2 (ja) | 2014-09-26 | 2014-09-26 | エッチング装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014196378A JP6320888B2 (ja) | 2014-09-26 | 2014-09-26 | エッチング装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2016072258A true JP2016072258A (ja) | 2016-05-09 |
JP6320888B2 JP6320888B2 (ja) | 2018-05-09 |
Family
ID=55865223
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2014196378A Active JP6320888B2 (ja) | 2014-09-26 | 2014-09-26 | エッチング装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6320888B2 (ja) |
Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000200697A (ja) * | 1998-10-26 | 2000-07-18 | Matsushita Electric Works Ltd | プラズマ処理装置及びプラズマ処理方法 |
JP2002143795A (ja) * | 2000-11-14 | 2002-05-21 | Sekisui Chem Co Ltd | 液晶用ガラス基板の洗浄方法 |
JP2002158219A (ja) * | 2000-09-06 | 2002-05-31 | Sekisui Chem Co Ltd | 放電プラズマ処理装置及びそれを用いた処理方法 |
JP2003217898A (ja) * | 2002-01-16 | 2003-07-31 | Sekisui Chem Co Ltd | 放電プラズマ処理装置 |
JP2004055301A (ja) * | 2002-07-18 | 2004-02-19 | Sekisui Chem Co Ltd | プラズマ処理装置およびプラズマ処理方法 |
JP2008153148A (ja) * | 2006-12-20 | 2008-07-03 | Seiko Epson Corp | プラズマ処理装置 |
-
2014
- 2014-09-26 JP JP2014196378A patent/JP6320888B2/ja active Active
Patent Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000200697A (ja) * | 1998-10-26 | 2000-07-18 | Matsushita Electric Works Ltd | プラズマ処理装置及びプラズマ処理方法 |
JP2002158219A (ja) * | 2000-09-06 | 2002-05-31 | Sekisui Chem Co Ltd | 放電プラズマ処理装置及びそれを用いた処理方法 |
JP2002143795A (ja) * | 2000-11-14 | 2002-05-21 | Sekisui Chem Co Ltd | 液晶用ガラス基板の洗浄方法 |
JP2003217898A (ja) * | 2002-01-16 | 2003-07-31 | Sekisui Chem Co Ltd | 放電プラズマ処理装置 |
JP2004055301A (ja) * | 2002-07-18 | 2004-02-19 | Sekisui Chem Co Ltd | プラズマ処理装置およびプラズマ処理方法 |
JP2008153148A (ja) * | 2006-12-20 | 2008-07-03 | Seiko Epson Corp | プラズマ処理装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP6320888B2 (ja) | 2018-05-09 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
TW201539523A (zh) | 濺鍍裝置 | |
JP3792089B2 (ja) | プラズマプロセス装置 | |
TWI634586B (zh) | Plasma processing device | |
JP7364758B2 (ja) | プラズマ処理方法 | |
JP5969856B2 (ja) | スパッタリング装置 | |
US20190122863A1 (en) | Plasma processing apparatus | |
JP6431303B2 (ja) | エッチング装置およびエッチング方法 | |
JP2013008539A (ja) | プラズマ処理装置 | |
JP6320888B2 (ja) | エッチング装置 | |
WO2018173892A1 (ja) | プラズマ処理装置 | |
JP2015074792A (ja) | プラズマcvd装置 | |
JP2016066704A (ja) | エッチング装置およびエッチング方法 | |
JP6580830B2 (ja) | プラズマ処理装置 | |
TWI569693B (zh) | A plasma processing apparatus, a plasma generating apparatus, an antenna structure, and a plasma generating method | |
JP2017053005A (ja) | 除去方法および除去装置 | |
JP2019044216A (ja) | 成膜装置および成膜方法 | |
JP2016189365A (ja) | エッチング装置 | |
JP6101535B2 (ja) | プラズマ処理装置 | |
JP2016160444A (ja) | プラズマ処理装置およびプラズマ処理方法 | |
CN104103485A (zh) | 电感耦合等离子体装置 | |
WO2023149322A1 (ja) | プラズマ処理装置 | |
JP2018018609A (ja) | プラズマ処理装置 | |
KR102409167B1 (ko) | 플라즈마 발생장치 | |
JP2015170680A (ja) | Cvd装置およびcvd方法 | |
JPH0621010A (ja) | プラズマ処理装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20170626 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20180309 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20180320 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20180404 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6320888 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |