JP2016071726A - 作業情報記憶装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】複数の農業機械の作業情報を記憶しつつ、農作業時に必要な情報を容易に取得できる作業情報記憶装置を提供すること。【解決手段】コンバイン1との間で情報の送受信を行う端末通信部56と、作業中のコンバイン1の移動軌跡データ81を含むコンバイン1の作業データを記憶する記憶部61と、作業データ及び地図データ85を表示するタッチパネル51と、端末通信部56によって受信した情報に基づいて記憶部61に作業データを記憶させると共に、タッチパネル51に対して作業データ及び地図データを表示させる制御部60と、を備え、制御部60は、端末通信部56とコンバイン1との間で情報の送受信を行うことができる状態になった場合にのみ、タッチパネル51にコンバイン1の移動軌跡データ81を表示させ、端末通信部56によって受信した情報に基づく作業データを記憶部61に記憶させる。【選択図】図3

Description

本発明は、農業機械によって圃場で作業をした際の作業情報を記憶する作業情報記憶装置に関する。
圃場で作業を行う農業機械は、面積が大きい圃場や、複数の圃場で作業を行うため、時間や燃費を考慮して、効率良く作業を行う必要がある。このため、特許文献1に記載された作業機では、走行情報と作業情報とを経時的に生成して、非作業走行と実作業走行とを区分けし、区分け結果を視覚化することにより、作業機が効率的に作業走行しているかどうかを客観的に評価することを可能にしている。
また、特許文献2に記載された農作業情報管理装置では、農業機械の農作業情報と衛星測位システムによって検出された農業機械の作業位置とを対応付けて情報記憶部で記憶し、記憶された農作業情報が地図データで示されたどの圃場に対応しているかを、衛星測位システムによって検出された作業位置と圃場に定められた位置とのズレ量に基づいて判定している。これにより、この農作業情報管理装置では、複数の圃場で農作業したときの農作業情報が、どの圃場に対応しているかを正確に判定することを可能にしている。
特開2014−67309号公報 特開2014−71704号公報
圃場で作業を行う従来の農業機械の中には、これらのように、圃場で農作業を行った後の結果を記憶することが可能な装置に作業情報を記憶しながら作業を行うものがあるが、このような記憶装置では、複数の農業機械の作業情報を記憶することを可能にもできる。しかし、複数の農業機械の作業情報を記憶した場合、農業機械で実際に作業を行う際に、必要な情報を取り出すのが困難になったり、取り出しが煩雑になったりする虞があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、複数の農業機械の作業情報を記憶しつつ、農作業時に必要な情報を容易に取得できる作業情報記憶装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る作業情報記憶装置は、農業機械(1)との間で情報の送受信を行う通信部(56)と、作業中の前記農業機械(1)の移動軌跡データ(81)を含む前記農業機械(1)の作業データを記憶する記憶部(61)と、前記作業データ及び地図データ(85)を表示する表示部(51)と、前記通信部(56)によって受信した情報に基づいて前記記憶部(61)に前記作業データを記憶させると共に、前記表示部(51)に対して前記作業データ及び前記地図データ(85)を表示させる制御部(60)と、を備え、前記制御部(60)は、前記通信部(56)と前記農業機械(1)との間で情報の送受信を行うことができる状態になった場合にのみ、前記表示部(51)に前記農業機械(1)の前記移動軌跡データ(81)を表示させ、前記通信部(56)によって受信した情報に基づく前記作業データを前記記憶部(61)に記憶させることを特徴とする。
また、上記作業情報記憶装置では、前記通信部(56)は、近距離無線接続により前記農業機械(1)との間で情報の送受信を行うことが好ましい。
また、上記作業情報記憶装置では、前記記憶部(61)は、前記移動軌跡データ(81)が、前記農業機械(1)が作業状態のものであるか非作業状態のものであるかを区別して記憶することが好ましい。
本発明に係る作業情報記憶装置は、複数の農業機械の作業情報を記憶しつつ、農作業時に必要な情報を容易に取得できる、という効果を奏する。
図1は、実施形態に係る作業情報記憶装置と通信可能なコンバインの側面図である。 図2は、図1に示すコンバインの平面図である。 図3は、図1に示すコンバイン及びタブレット端末装置の機能ブロック図である。 図4は、タブレット端末装置で表示する作業データの一例を示す説明図である。 図5は、作業データを編集する編集画面の説明図である。 図6は、地図データに移動軌跡データを重ねて表示した状態を示す説明図である。 図7は、実施形態に係るタブレット端末装置によって作業計画を行う際の手順を示すフロー図である。 図8は、作業候補圃場を抽出する際における画面表示の一例を示す説明図である。 図9は、作業対象圃場の順序を入力する際における画面表示の一例を示す説明図である。
以下に、本発明に係る作業情報記憶装置の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施形態によりこの発明が限定されるものではない。また、下記実施形態における構成要素には、当業者が置換可能、且つ、容易なもの、或いは実質的に同一のものが含まれる。
〔実施形態〕
図1は、実施形態に係る作業情報記憶装置と通信可能なコンバインの側面図である。図2は、図1に示すコンバインの平面図である。なお、以下の説明では、本実施形態に係るコンバイン1の通常の使用態様時における前後方向、左右方向、上下方向を、各部位においてもそれぞれ前後方向、左右方向、上下方向として説明する。具体的には、前後方向は、コンバイン1の長さ方向であり、左右方向は幅方向、上下方向は高さ方向である。このうち、前方は、刈り取り作業時におけるコンバイン1の進行方向であり、左方は、前方に向かって左手方向であり、下方は、重力が作用する方向である。なお、これらの方向は、説明をわかりやすくするために便宜上定義したものであり、これらの方向によって本発明が限定されるものではない。
圃場で作業を行う農業機械のうち、被収穫物を収穫する収穫機械の一例であるコンバイン1は、機体フレーム2と、機体フレーム2の前方側に取り付けられた刈取装置7と、機体フレーム2の下方側に取り付けられた走行装置3と、機体フレーム2の後方側に取り付けられた脱穀装置5とを有している。また、コンバイン1には、動力源となるエンジン(図示省略)が搭載されている。
走行装置3は、左右一対の履帯4を有し、左右一対の履帯4には、エンジンから動力が伝達される。左右一対の履帯4は、エンジンから動力が伝達されることで周回し、走行装置3は、周回する左右一対の履帯4により、コンバイン1を走行させる。
刈取装置7は、穀稈を分草する分草具7aと、分草された穀稈を引き起こす引起し装置7bと、引き起こされた穀稈の根元を切断する刈刃7cとを有している。刈取装置7は、圃場に立毛する穀稈を分草具7aで分草し、分草した穀稈を引起し装置7bで引き起こし、引き起こした穀稈を刈刃7cで刈り取る。
さらに、刈取装置7には、刈刃7cの上方の後方側に、刈刃7cによって刈り取った穀稈を搬送する刈取穀稈搬送装置15が配設されている。この刈取穀稈搬送装置15は、刈り取った穀稈の株元側を搬送する株元搬送装置15aと、穀稈の穂先側を搬送する穂先搬送装置15bと、を備えている。また、刈取穀稈搬送装置15の後方には、穀稈供給搬送装置である穀稈搬送装置10が配設されており、刈刃7cで刈り取り、刈取穀稈搬送装置15で搬送された穀稈は、穀稈搬送装置10により脱穀装置5に向けて搬送する。この穀稈搬送装置10は、機体フレーム2の幅方向における左端寄りの位置に配設されている。穀稈搬送装置10は、挟扼杆11と、挟扼杆11に対向して配設されるフィードチェン(図示省略)とを含んで構成されており、刈取装置7によって刈り取った穀稈を、挟扼杆11とフィードチェンとで挟み込んだ状態で、フィードチェンによって脱穀装置5に搬送する。
刈取装置7の後方側において左右方向の一方側、具体的には、刈取装置7の後方側における右側には、操縦室となるキャビン6が設けられている。キャビン6には、運転席6Sと、運転席6Sの前方側に設けられた走行操作レバー6H及び操作パネル等の操作装置6Cと、各種情報を表示可能なモニタ6Dとが設けられている。また、キャビン6には、各種操作レバー及び計器類が配設されている。
キャビン6の後方側には、脱穀装置5が脱穀した穀粒を一時的に貯蔵するためのグレンタンク8が配置されている。グレンタンク8の後方側には、内部に貯蔵された穀粒を外部へ排出する穀粒排出オーガ9が設けられている。穀粒排出オーガ9は、グレンタンク8に接続された揚穀筒9aと、揚穀筒9aに接続された伸縮可能な搬送筒9bと、グレンタンク8、揚穀筒9a及び搬送筒9bの内部に設けられた複数の螺旋軸(図示省略)とを有している。搬送筒9bには、穀粒を排出する排出口が設けられ、穀粒排出オーガ9は、搬送筒9bを適宜伸縮させつつ、昇降及び旋回させることで、排出口を所定の場所に位置させる。そして、穀粒排出オーガ9は、複数の螺旋軸を回転させることで、グレンタンク8の内部から揚穀筒9aへ穀粒を搬送し、揚穀筒9aから搬送筒9bへ穀粒を搬送することで、搬送筒9bへ搬送された穀粒は、搬送筒9bに設けられた排出口を介して外部に排出される。
このように構成されるコンバイン1は、実施形態に係る作業情報記憶装置の一例であるタブレット端末装置50との間で無線通信をすることが可能になっている。このタブレット端末装置50は、タッチパネル51を有しており、各種の情報をタッチパネル51によって表示すると共に、作業者がタッチパネル51に対して入力操作を行うことにより、情報の入力や動作指示を行うことが可能になっている。また、タブレット端末装置50は、作業中のコンバイン1の移動軌跡データを含むコンバイン1の作業データを、データベース化して記憶する作業実績情報データベースを有し、且つ、作業データ及び地図データを表示可能に構成されている。即ち、タブレット端末装置50は、コンバイン1の作業データや地図データを、タッチパネル51によって表示することが可能になっている。
図3は、図1に示すコンバイン及びタブレット端末装置の機能ブロック図である。コンバイン1は、電子制御によって各部を制御することが可能になっており、このため、コンバイン1には、各部を制御するコントローラ40が備えられている。このコントローラ40は、CPU(Central Processing Unit)等を有する処理部や、RAM(Random Access Memory)等の記憶部、さらに入出力部が設けられており、これらは互いに接続され、互いに信号の受け渡しが可能になっている。記憶部には、コンバイン1を制御するコンピュータプログラムが格納されている。このコントローラ40は、エンジンやモータ等のアクチュエータ類や、各部の情報を取得するセンサ類等が接続されている。
例えば、コントローラ40には、センサ類として、主変速センサ21や、刈取HSTトラニオンポジションセンサ22、掻込ペダルセンサ23、手こぎセンサ24、エンジン回転数センサ25、フューエルセンサ26、車速センサ27、脱穀クラッチセンサ31、排出クラッチセンサ32、グレンタンクセンサ33等が接続されている。このうち、主変速センサ21は、走行操作レバー6Hの状態を検出することにより、主変速の開度を検出することができる主変速開度検出手段となっている。また、刈取HSTトラニオンポジションセンサ22は、エンジンで発生した動力を刈取装置7に伝達する刈取HST(図示省略)の状態を検出することにより、刈取装置7の動作状態を検出することができる刈取検出手段となっている。なお、刈取HSTは、HST(Hydro Static Transmission)と云われる静油圧式の無段変速装置によって構成されている。
また、掻込ペダルセンサ23は、キャビン6内に設けられ、低車速時に刈り取り作業を行う場合に操作をすることにより刈取回転数を高くする掻込ペダル(図示省略)の操作状態を検出する掻込ペダル検出手段として設けられている。また、手こぎセンサ24は、作業者が穀稈搬送装置10に対して手で穀稈を供給して脱穀する、いわゆる手こぎを行う状態になっているか否かを検出する手こぎ検出手段として設けられている。
また、エンジン回転数センサ25は、エンジンの運転時における回転数を検出するエンジン回転数検出手段として設けられている。また、フューエルセンサ26は、エンジンの燃料を貯留する燃料タンクでの燃料の貯留量を検出する燃料検出手段になっている。また、車速センサ27は、コンバイン1の走行時における車速を検出する車速検出手段になっている。
また、脱穀クラッチセンサ31は、エンジンで発生した動力を脱穀装置5に伝達するクラッチの状態を検出することにより、脱穀装置5の動作状態を検出することができる脱穀検出手段となっている。また、排出クラッチセンサ32は、エンジンで発生した動力を穀粒排出オーガ9に伝達するクラッチの状態を検出することにより、穀粒排出オーガ9の動作状態を検出することができる穀粒排出検出手段となっている。また、グレンタンクセンサ33は、グレンタンク8内に貯蔵される穀粒の貯留量を検出する穀粒貯留量検出手段となっている。
さらに、コンバイン1は、自機の位置情報であるGPSデータを取得するGPSデータ取得部35と、タブレット端末装置50との間で無線通信を行うコンバイン通信部36と、を有している。このうち、GPSデータ取得部35は、GPS(Global Positioning System)を用いることによって、地球上における自機であるコンバイン1の位置情報、或いは座標情報を取得することができ、GPSデータ取得部35で取得した位置情報は、コントローラ40に伝達可能になっている。また、コンバイン通信部36は、電波を用いた無線通信により、タブレット端末装置50との間で信号の送受信を行うことが可能になっており、これによりコントローラ40は、コンバイン通信部36を介して、タブレット端末装置50との間で信号の送受信を行うことが可能になっている。
また、タブレット端末装置50は、タッチパネル51と、GPSデータ取得部55と、端末通信部56と、制御部60と、記憶部61と、を有している。このうち、タッチパネル51は、タブレット端末装置50における情報の表示部と、タブレット端末装置50の入力部とを兼ねている。このため、タッチパネル51は、コンバイン1の作業データ及び地図データ等の各種の情報を表示すると共に、作業者が指等でタッチパネル51に触れることにより、入力操作を行うことが可能になっている。
また、GPSデータ取得部55は、コンバイン1のGPSデータ取得部35と同様に、GPSを用いることによって、地球上におけるタブレット端末装置50の位置情報、或いは座標情報を取得することが可能になっている。
また、端末通信部56は、タブレット端末装置50側の通信部として設けられている。この端末通信部56は、電波を用いた無線通信により、コンバイン1との間で信号の送受信を行うことにより情報の送受信が可能になっており、即ち、コンバイン1が有するコンバイン通信部36との間で、信号の送受信を行うことが可能になっている。詳しくは、端末通信部56は、近距離無線接続によりコンバイン1との間で情報の送受信を行うことが可能になっており、近距離無線接続としては、例えば、Bluetooth(登録商標)が用いられる。これにより、コンバイン通信部36も、Bluetoothに対応しており、これにより、端末通信部56とコンバイン通信部36とは、無線通信が可能になっている。
また、記憶部61は、各種の情報を記憶しており、タブレット端末装置50を作動させるプログラムや、端末通信部56を介して取得した、作業中のコンバイン1の移動軌跡データを含むコンバイン1の作業データ等の各種の情報を記憶することが可能になっている。コンバイン1の作業データを記憶する作業実績情報データベースは、記憶部61で記憶されている。
また、制御部60は、各種の演算処理を行うことが可能になっており、タッチパネル51、GPSデータ取得部55、端末通信部56、記憶部61は、全て制御部60に接続され、制御部60との間で互いに信号の受け渡しを行うことが可能になっている。制御部60は、例えば、端末通信部56によって受信した情報に基づいて記憶部61にコンバイン1の作業データを記憶させたり、タッチパネル51に対して、作業データ及び地図データを表示させたりすることが可能になっている。
本実施形態に係るコンバイン1及びタブレット端末装置50は、以上のような構成からなり、以下、その作用について説明する。コンバイン1の運転時は、作業者が走行操作レバー6Hや、操作装置6Cに設けられる各種操作手段を操作することにより、コンバイン1を走行させたり、穀稈の刈り取りを行ったりする。このように、コンバイン1が運転する際には、動力源であるエンジンが駆動し、エンジンで発生した動力が、走行装置3や脱穀装置5、刈取装置7、穀稈搬送装置10、刈取穀稈搬送装置15等に伝達されることにより、コンバイン1は所望の動作を行う。
タブレット端末装置50は、コンバイン1に搭載され、コンバイン通信部36と端末通信部56との間の無線通信が接続されて通信が確立されることにより、コンバイン1との間で通信を行い、作業を行うコンバイン1の作業データを記憶することが可能になっている。この作業データは、例えば、作業日や走行距離、作業時間、燃料消費量、グレンタンク8内に貯蔵されている穀粒の量、コンバイン1の各装置を操作させるための走行操作レバー6H等の操作部材に対する操作の回数等が記憶される。これらの作業データは、コンバイン1が有する主変速センサ21等の各センサでの検出結果をコントローラ40で取得し、さらに、この検出結果をコンバイン通信部36によって端末通信部56に送信することにより、タブレット端末装置50で取得する。
タブレット端末装置50は、コンバイン1との間での無線通信による接続された時点から、コンバイン1の作業データを取得する。このようにコンバイン1の作業データを取得したタブレット端末装置50は、作業データを、記憶部61が有する作業実績情報データベースに逐次加えることにより、記憶部61で記憶する。つまり、タブレット端末装置50の制御部60は、端末通信部56とコンバイン1との間で情報の送受信を行うことができる状態になった場合にのみ、端末通信部56によって受信した情報に基づく作業データを記憶部61に記憶させる。
図4は、タブレット端末装置で表示する作業データの一例を示す説明図である。タブレット端末装置50は、作業者がタブレット端末装置50に対して作業データを表示させる入力操作を行うことにより、作業実績情報データベースからコンバイン1の作業データを呼び出し、作業実績画面70としてタッチパネル51で表示する。作業データを表示する作業実績画面70では、例えば、作業日ごとに作業内容を区分けし、作業実績画面70で表示する作業データの作業日を作業者がタッチパネル51に対して入力することにより、入力された作業日の作業データを表示する。
図5は、作業データを編集する編集画面の説明図である。作業実績画面70によって表示する作業データは、必要に応じて編集することが可能になっている。例えば、作業を行った圃場名や、圃場で作業を行った際における作業内容は、コンバイン1が有する各種センサの検出結果のみでは認識することが困難になっている。このため、タブレット端末装置50では、作業者がタッチパネル51に対して入力操作を行って編集画面75を呼び出すことにより、作業データの一部を編集することができる。
また、コンバイン1は、当該コンバイン1に備えられる上述のGPSデータ取得部35によって、自機の位置情報を取得することが可能になっている。タブレット端末装置50は、コンバイン1との通信が確立された状態では、コンバイン1がGPSを用いて取得した当該コンバイン1の位置情報を無線通信によって取得し、記憶することが可能になっている。
この位置情報は、極短時間の時間間隔(例えば0.2秒)の取得タイミングで次々に取得することができ、これにより、タブレット端末装置50は、コンバイン1の位置情報を、ほぼリアルタイムで取得する。タブレット端末装置50は、リアルタイムで取得するこのコンバイン1の位置情報を、作業中のコンバイン1の移動軌跡データとして取得し、作業実績情報データベースに加えることにより、記憶部61で記憶する。その際に、タブレット端末装置50は、コンバイン1の位置情報と作動状態と関連付けて移動軌跡データを記憶する。つまり、記憶部61は、移動軌跡データが、コンバイン1が作業状態のものであるか非作業状態のものであるかを区別して記憶する。これにより、タブレット端末装置50では、移動軌跡データ上のコンバイン1は、例えば刈取作業を行いながらの移動であるか、または単なる移動であるかも含めて記憶する。
タブレット端末装置50は、コンバイン通信部36と端末通信部56との間の無線通信が接続されて通信が確立された場合には、記憶部61で記憶した作業データに基づいて、コンバイン1での作業を行う際の作業計画を行うことが可能になっている。コンバイン1で作業を行う際の作業計画をタブレット端末装置50で行う場合には、作業実績画面70で表示される計画マップボタン71をタップする。これにより、タブレット端末装置50は、必要に応じて、記憶部61で記憶した移動軌跡データを、地図データと重ねてタッチパネル51で表示する。
このように作業計画を行う際等に、タッチパネル51で表示する移動軌跡データは、タブレット端末装置50と農業機械との間で無線通信の接続が確立された場合に、当該農業機械の移動軌跡データを表示することが可能になっている。つまり、農業機械としてコンバイン1が用いられる場合は、制御部60は、端末通信部56とコンバイン1との間で情報の送受信を行うことができる状態になった場合にのみ、タッチパネル51に移動軌跡データを表示させることが可能になっている。
図6は、地図データに移動軌跡データを重ねて表示した状態を示す説明図である。タブレット端末装置50とコンバイン1との間で無線通信の接続が確立されている状態で計画マップボタン71をタップすると、タブレット端末装置50は、コンバイン1で作業を行う際の作業計画に用いる計画マップ80を、タッチパネル51で表示する。この計画マップ80は、記憶部61に記憶されている当該コンバイン1の移動軌跡データ81と、地図データ85とを重ねて表示したものになっている。計画マップ80で用いる地図データ85は、タブレット端末装置50の記憶部61に予め記憶していてもよく、タブレット端末装置50の外部から取得してもよい。タブレット端末装置50の外部から地図データ85を取得する場合は、タブレット端末装置50を、例えばいわゆるインターネットに接続し、所望の地域の地図データ85を、インターネットを介して取得する。即ち、タッチパネル51で表示しようとしている移動軌跡データ81が有する位置情報が含まれる範囲の地図データ85を、インターネットを介して取得する。
移動軌跡データ81と地図データ85とを重ねて表示する際には、地図データ85における、移動軌跡データ81が有する位置情報に対応する位置に、コンバイン1の移動軌跡を表示すると共に、コンバイン1が現在位置する地点には、コンバイン1の現在地86を示すマーカを表示する。このうち、移動軌跡データ81は、単なる移動であるか、または刈取作業を行いながらの移動であるかの情報も含んで記憶されたものになっているため、計画マップ80では、これらを区分けして、地図データ85と共にタッチパネル51で表示する。
具体的には、移動軌跡データ81のうち、コンバイン1の移動が、刈取作業を行いながらの移動を示している作業軌跡82と、刈取作業を行わずに単なる移動を示している走行軌跡83とで、表示する際の色を異ならせたり、線種を異ならせたりして、地図データ85に重ねて表示する。これにより、タッチパネル51に表示する地図データ85の範囲内における、コンバイン1の移動軌跡である作業軌跡82と走行軌跡83とを、地図データ85に重ねて表示する。つまり、コンバイン1が圃場88で作業をした際における作業軌跡82と、コンバイン1が圃場88以外の部分を走行することにより移動した際における走行軌跡83とを、地図データ85上に表示する。また、移動軌跡データ81を地図データ85上に表示する際には、現在の作業軌跡82や走行軌跡83をリアルタイムで表示する。
なお、タブレット端末装置50と農業機械との間で無線通信の接続が確立されていない状態で、地図データ85を表示した場合には、移動軌跡データ81は表示せずに、地図データ85上における現在地86のみを表示する。
また、計画マップ80では、移動軌跡データ81の他に、コンバイン1で作業を行う際の作業計画に用いる作業計画マーカ90を、複数表示する。作業計画マーカ90は、コンバイン1で作業を行う際における、作業を行う圃場88の順番を示すことができるように、それぞれ異なる数字が示されている。
このように、移動軌跡データ81を地図データ85と共に表示する際には、タッチパネル51上に操作ボタン95を表示し、操作ボタン95をタップすることにより、任意の操作を行うことが可能になっている。タッチパネル51上に表示する操作ボタン95としては、例えば、「更新」「現在」「圃場」「計画」の操作ボタン95を表示する。
このうち、「更新」の操作ボタン95は、表示する移動軌跡データ81を最新のものにし、最新の作業軌跡82や走行軌跡83を表示させる操作ボタン95になっている。また、「現在」の操作ボタン95は、現在地86を中心とした地図データ85を、タッチパネル51に表示させる操作ボタン95になっている。
また、「圃場」の操作ボタン95は、作業指定日の作業計画マーカ90全てを表示させる操作ボタン95になっている。即ち、作業計画は、異なる作業日ごとに行うことができ、「圃場」の操作ボタン95は、作業日ごとに設定される作業計画マーカ90のうち、作業者が指定した任意の作業日の作業計画マーカ90を表示させることが可能になっている。また、「計画」の操作ボタン95は、作業計画を追加するページを表示させる操作ボタン95になっている。
これらのように、コンバイン1で作業を行った際の作業データを記憶することができるタブレット端末装置50は、他のコンバイン1や、コンバイン1以外の農業機械であるトラクタや苗移植機等の、複数の農業機械の作業データを、農業機械ごとに記憶することが可能になっている。即ち、記憶部61で記憶される作業実績情報データベースには、複数の農業機械の作業データが記憶されており、農業機械ごとの作業データが記憶されている。このため、タッチパネル51で移動軌跡データ81を表示する際には、タブレット端末装置50と任意の農業機械との間で無線通信の接続が確立された場合に、当該農業機械の移動軌跡データのみを表示することが可能になっている。換言すると、記憶部61で記憶されている移動軌跡データのうち、現時点でタブレット端末装置50との間で無線通信の接続が確立されていない農業機械の移動軌跡データ81は、タッチパネル51には表示されないようになっている。
複数の農業機械の作業データをタブレット端末装置50で記憶する際には、各農業機械には、実施形態に係るコンバイン1と同様に、自機の位置情報を検出するGPSデータ取得部と、タブレット端末装置50との間で無線通信を行う通信部と、を設ける。これにより、タブレット端末装置50は、農業機械との間で通信を行うことが可能になるため、任意の農業機械にタブレット端末装置50を載置した状態で、この農業機械で作業を行うことにより、当該農業機械の作業データをタブレット端末装置50で取得して記憶することができる。
その際に、農業機械は、圃場88で作業を行う際における作業内容が、機種によって異なっているため、圃場88での作業時に作動する装置が、農業機械によって異なっている。例えば、トラクタでは、作業機を牽引しつつ、エンジンで発生した動力の一部をPTO(Power take−off)から出力して作業機に伝達し、作業機を駆動させることにより、圃場88で任意の作業を行う。このため、農業機械がトラクタである場合には、トラクタの移動中に、PTOを作動させてPTOから出力可能な状態にするPTOスイッチ(図示省略)がONである際に、トラクタは作業中であると判断し、移動軌跡を作業軌跡82として記憶する。
また、トラクタの移動中に、PTOスイッチがOFFである場合でも、副変速が「路上速」以外に切り替えられ、且つ、主変速の変速段が、任意の低速段以下に切り替えられた状態で走行している場合には、トラクタは何らかの作業をしていると判断し、移動軌跡を作業軌跡82として記憶する。移動中のトラクタの状態が、これら以外の場合には、当該移動は、作業を行いながらの移動ではないと判断し、移動軌跡を走行軌跡83として記憶する。
また、苗移植機では、圃場88内を走行しながら、苗移植機が有する苗植付部(図示省略)によって苗を植え付けることにより、圃場88内で作業を行う。このため、農業機械が苗移植機である場合には、副変速が「移動」以外に切り替えられた状態で苗植付部がONである場合や、副変速が「植付け」に切り替えている場合には、苗移植機は圃場88内で作業中であると判断し、移動軌跡を作業軌跡82として記憶する。移動中の苗移植機の状態が、これら以外の場合には、当該移動は、作業を行いながらの移動ではないと判断し、移動軌跡を走行軌跡83として記憶する。
複数の農業機械の作業データを記憶することができるタブレット端末装置50のタッチパネル51で表示される作業データは、予め設定されている農業機械、即ち、今回作業する予定の農業機械の種類に基づき、同種類の農業機械の作業データのみが表示されるようになっている。つまり、複数の農業機械の作業データを記憶することができるタブレット端末装置50によって、任意の農業機械の作業データを記憶したり、作業計画を行ったりする際には、タブレット端末装置50における、農業機械の機種を入力する画面(図示省略)で機種を入力する。これにより、今回作業する予定の農業機械を設定し、タッチパネル51で作業データを表示する際には、タブレット端末装置50は、この設定された農業機械の作業データのみを表示する。また、タブレット端末装置50は、このように農業機械を設定することにより、設定した農業機械の作業データを記憶したり、作業計画を行ったりすることが可能になる。
図7は、実施形態に係るタブレット端末装置によって作業計画を行う際の手順を示すフロー図である。コンバイン1で作業を行う際の作業計画を、タブレット端末装置50を用いて行う際には、まず、タブレット端末装置50とコンバイン1との間で、無線通信の接続が確立されているか否かを判定する(ステップST11)。この判定はタブレット端末装置50を用い、無線通信の接続が確立されていないと判定された場合(ステップST11、No判定)は、接続が確立されるまで待機する。
これに対し、タブレット端末装置50とコンバイン1との間で、無線通信の接続が確立されていると判定された場合(ステップST11、Yes判定)は、作業計画が可能な状態であるため、作業者は、計画マップボタン71をタップする(ステップST12)。これにより、タブレット端末装置50によって作業計画を行うことが可能になる。
作業計画を行うことが可能になったら、まず、コンバイン1で作業を行う作業日を指定する(ステップST13)。つまり、作業者が作業実績画面70を呼び出し、コンバイン1で作業を行う作業日を、作業実績画面70で入力する。この作業実績画面70では、作業実績情報データベースに記憶された農業機械の作業データのうち、現在タブレット端末装置50との間で無線通信の接続が確立しているコンバイン1の作業データに基づく作業実績が表示される。
次に、コンバイン1で作業を行う作業候補圃場を抽出する(ステップST14)。図8は、作業候補圃場を抽出する際における画面表示の一例を示す説明図である。詳しくは、タブレット端末装置50は、作業実績情報データベースに記憶された過去の作業データのうち、作業実績画面70で入力されることにより指定された作業日から決定される特定期間における作業データと、地図データ85とを関連付けて、計画マップ80としてタッチパネル51で表示する。例えば、特定期間における作業データと地図データ85とを重ね合わせて、タッチパネル51で表示する。作業者は、計画マップ80としてタッチパネル51で表示された表示情報に基づいて、作業候補圃場100を抽出する。
なお、この場合における特定期間は、指定した作業日から所定期間遡った日を基準に、一定の幅をもって決定される期間になっており、この所定期間は、農業機械の種類に応じて予め設定されている。また、この場合における一定の幅は、農業機械の種類に応じて設定されている。例えば、所定期間として「1年」が設定され、一定の幅として「前後15日」が設定されている場合には、特定期間は、指定した作業日から1年遡った日から、前後の15日が特定期間になり、即ち、この場合は、指定した作業日から1年遡った日を含めた31日間が、特定期間になる。
これらの所定期間や、一定の幅は、予め設定されて記憶部61に記憶されており、必要に応じて、作業者がタブレット端末装置50に対して入力操作をすることにより、変更することも可能になっている。タブレット端末装置50は、指定された作業日に基づいて、これらの所定期間や一定の幅で決定される特定期間の作業データに含まれる移動軌跡データ81と、地図データ85とを重ね合わせて、タッチパネル51で表示する。その際に、タッチパネル51で表示する移動軌跡データ81は、作業実績情報データベースに記憶された農業機械の移動軌跡データ81のうち、現在タブレット端末装置50との間で無線通信の接続が確立しているコンバイン1の移動軌跡データ81のみを表示する。
このように、特定期間の移動軌跡データ81と地図データ85とを重ねて表示する計画マップ80では、作業軌跡82が所定の大きさの1つの塊となって表示されることにより、圃場88として表示されるため、この圃場88が、作業候補圃場100として抽出される。即ち、指定された作業日に基づいて決定された、過去の特定期間内に作業が行われた圃場88を、作業候補圃場100として抽出する。
次に、作業候補圃場100の中から、作業対象圃場を絞り込む(ステップST15)。作業候補圃場100の中から作業対象圃場を絞り込む際には、作業実績情報データベースに記憶された作業データから、作業候補圃場100のデータを参照し、作業候補圃場100の中から、作業対象圃場を絞り込む。具体的には、作業者がタブレット端末装置50を操作して表示を作業実績画面70に切り替え、作業実績画面70で表示される作業候補圃場100での作業実績を参照することにより、指定した作業日に、コンバイン1によって作業を行う作業対象圃場を絞り込む。
次に、作業対象圃場の位置と順序を関連付けて入力する(ステップST16)。図9は、作業対象圃場の順序を入力する際における画面表示の一例を示す説明図である。作業対象圃場105を絞り込んだら、作業者は、絞り込んだ作業対象圃場105の位置と、作業対象圃場105に対して作業を行う順序とを関連付けて、タブレット端末装置50に入力する。具体的には、まず、計画マップ80で表示される「計画」の操作ボタン95(図8参照)をタップすることにより、作業計画マーカ90を追加させることができるページである、計画立案画面110に切り替える。計画立案画面110に切り替えたら、計画立案画面110で表示される作業候補圃場100のうち、絞り込んだ作業対象圃場105に対して作業計画マーカ90を表示させる。
この作業計画マーカ90は、複数の作業計画マーカ90で、それぞれ異なる数字を表示するものになっている。このため、作業者がタブレット端末装置50に入力操作を行うことにより、地図データ85上に表示される複数の作業対象圃場105において、作業を行う順番に該当する数字の作業計画マーカ90を、それぞれの作業対象圃場105の近傍に表示させる。作業計画マーカ90は、例えば、計画立案画面110上の任意の位置をタップすることにより追加することができ、作業計画マーカ90で表示する数字は、タップ順に連番になって表示される。また、作業計画マーカ90は、ドラッグ・アンド・ドロップによって移動させることができ、ダブルタップによって削除することができる。
この作業計画マーカ90を、それぞれの作業対象圃場105の近傍に表示させることにより、地図データ85上における複数の作業対象圃場105の位置と、これらの作業対象圃場105に対して作業を行う順序とを関連付けることができる。これにより、指定した作業日に、コンバイン1によって作業を行う際における圃場88の位置と順序を決め、作業計画を立案することができる。計画立案画面110では、「決定」の操作ボタン95が表示されており、「決定」の操作ボタン95をタップすることにより、指定した作業日の作業計画は、作業計画マーカ90を表示させることによって立案された作業計画が、作業実績情報データベースに登録される。このように作業実績情報データベースに登録された作業計画は、必要に応じて呼び出して、タッチパネル51で表示して確認することができる。
コンバイン1等の農業機械とタブレット端末装置50との間で無線通信によって情報を送受信しながら作業を行う場合には、設定した作業計画マーカ90と、農業機械の現在地86(図6参照)、及び移動軌跡データ81をリアルタイムで表示する。作業者は、タブレット端末装置50のタッチパネル51に表示されるこれらを視認しながら作業を行うことにより、適切な圃場88で適切なタイミングで作業を行うことができる。
以上の実施形態に係るタブレット端末装置50は、コンバイン1等の農業機械との間で情報の送受信を行う端末通信部56を備え、端末通信部56と農業機械との間で情報の送受信を行うことができる状態になった場合にのみ、タッチパネル51で移動軌跡データ81を表示し、作業データを記憶することができる。これにより、タブレット端末装置50によって複数の農業機械の作業データを記憶する場合でも、現在作業を行っていたり、これから作業を行ったりする農業機械の過去の作業情報を、容易に作業者が認識することができ、また、作業データも容易に、且つ、適切に記憶することができる。この結果、複数の農業機械の作業情報を記憶しつつ、農作業時に必要な情報を容易に取得することができる。
また、端末通信部56は、Bluetooth等の近距離無線接続により、コンバイン1等の農業機械との間で情報の送受信を行うため、タブレット端末装置50は、離れた位置に存在する農業機械とは通信を行うことができず、近くに位置する農業機械とのみ、通信を行うことが可能になっている。これにより、タブレット端末装置50は、より確実に、所望の農業機械の作業データのみを記憶し、この農業機械の移動軌跡データ81のみをタッチパネル51で表示することができる。この結果、より確実、複数の農業機械の作業情報を記憶しつつ、農作業時に必要な情報を容易に取得することができる。
また、記憶部61は、移動軌跡データ81が、農業機械が作業状態のものであるか非作業状態のものであるかを区別して記憶するため、農業機械で作業を行う際における作業計画を行う際に、地図データ85と移動軌跡データ81とに基づいて、作業を行うべき圃場88の位置を認識することができる。この結果、農作業時に必要な情報を、より確実に、且つ、容易に取得することができる。
〔変形例〕
なお、上述した実施形態に係るタブレット端末装置50では、コンバイン1等の農業機械との通信を行う近距離無線接続としては、Bluetoothを用いているが、近距離無線接続は、Bluetooth以外のものを用いてもよい。タブレット端末装置50は、所望の農業機械のみとの無線通信が可能になるものであれば、その手法や形式、規格等は問わない。
また、本発明に係る作業情報記憶装置の一例として、上述した実施形態ではタブレット端末装置50を用いて説明したが、作業情報記憶装置は、タブレット端末装置50以外のものであってもよい。作業情報記憶装置は、農業機械との間で情報の送受信が可能に構成されると共に、農業機械との間で情報の送受信を行うことができる状態になった場合にのみ、表示部で移動軌跡データを表示し、農業機械の作業データを記憶するものであれば、その形態は問わない。
1 コンバイン(農業機械)
3 走行装置
5 脱穀装置
6 キャビン
7 刈取装置
8 グレンタンク
35 GPSデータ取得部
36 コンバイン通信部
40 コントローラ
50 タブレット端末装置(作業情報記憶装置)
51 タッチパネル
55 GPSデータ取得部
56 端末通信部(通信部)
60 制御部
61 記憶部
70 作業実績画面
71 計画マップボタン
75 編集画面
80 計画マップ
81 移動軌跡データ
82 作業軌跡
83 走行軌跡
85 地図データ
86 現在地
88 圃場
90 作業計画マーカ
95 操作ボタン
100 作業候補圃場
105 作業対象圃場
110 計画立案画面

Claims (3)

  1. 農業機械との間で情報の送受信を行う通信部と、
    作業中の前記農業機械の移動軌跡データを含む前記農業機械の作業データを記憶する記憶部と、
    前記作業データ及び地図データを表示する表示部と、
    前記通信部によって受信した情報に基づいて前記記憶部に前記作業データを記憶させると共に、前記表示部に対して前記作業データ及び前記地図データを表示させる制御部と、
    を備え、
    前記制御部は、前記通信部と前記農業機械との間で情報の送受信を行うことができる状態になった場合にのみ、前記表示部に前記農業機械の前記移動軌跡データを表示させ、前記通信部によって受信した情報に基づく前記作業データを前記記憶部に記憶させることを特徴とする作業情報記憶装置。
  2. 前記通信部は、近距離無線接続により前記農業機械との間で情報の送受信を行う請求項1に記載の作業情報記憶装置。
  3. 前記記憶部は、前記移動軌跡データが、前記農業機械が作業状態のものであるか非作業状態のものであるかを区別して記憶する請求項1または2に記載の作業情報記憶装置。
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