JP2016071698A - 自動取引装置、自動取引システム及び暗証入力方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】利用者が忘れ難く、他人から推察され難い暗証入力を可能とする自動取引装置、自動取引システム及び暗証入力方法を提供することを目的とする。
【解決手段】自動取引装置が有するタッチパネルディスプレイは、暗証番号の各桁に対応するカテゴリと、カテゴリ毎の選択肢を表示してカテゴリにおける選択肢を選択可能な初期画面と、選択されたカテゴリ毎の選択肢を表示して選択肢の1つが選択されると、次の桁に対応するカテゴリの選択肢を表示する選択画面と、暗証番号の全ての桁に対応するカテゴリの選択肢が選択されると、選択されて登録する選択肢の組合せを確認させる確認画面と、を含む。これにより、利用者が忘れ難く、他人から推察され難い暗証入力が可能となる。更に、利用者の嗜好を考慮することにより、利用者の暗証番号の変更に対する意欲を増進させることが期待である。
【選択図】図6
【解決手段】自動取引装置が有するタッチパネルディスプレイは、暗証番号の各桁に対応するカテゴリと、カテゴリ毎の選択肢を表示してカテゴリにおける選択肢を選択可能な初期画面と、選択されたカテゴリ毎の選択肢を表示して選択肢の1つが選択されると、次の桁に対応するカテゴリの選択肢を表示する選択画面と、暗証番号の全ての桁に対応するカテゴリの選択肢が選択されると、選択されて登録する選択肢の組合せを確認させる確認画面と、を含む。これにより、利用者が忘れ難く、他人から推察され難い暗証入力が可能となる。更に、利用者の嗜好を考慮することにより、利用者の暗証番号の変更に対する意欲を増進させることが期待である。
【選択図】図6
Description
本発明は、自動取引装置、自動取引システム及暗証入力方法に関する。
従来、自動取引装置(Automated Teller Machine、以下「ATM」という。)へ本人認証のために、入力する暗証番号は、基本的に数字のみから構成されている。昨今、スキミング等の犯罪により、利用者が覚えやすい電話番号や生年月日等の暗証番号は、推察され易いと判断され、暗証番号の変更を促される。
暗証番号の変更に関連する特許文献1には、ユーザが選択したキーワードと画像とを選択順序順に登録情報としてデータベースに登録する認証システムが提案されている。又、特許文献2には、ユーザが認証情報等を入力する際に、表示状態を変化させたオブジェクトの画像IDと、表示状態の変化内容を示す動き情報とを対応付けした画像パスワードをデータベースに登録するユーザ認証システムが提案されている。
特許文献1、2で提案されている認証システムは、選択又は入力する各情報の相互間の関連性、共通性が希薄であるので、利用者の記憶に定着し難いと考えられる。
ずっと使い続けていた暗証番号を変えたことにより、暗証番号が分からなくなり、ATMが利用できなくなったという事例が、一般の利用者にも聞かれる。又、他人に推察され易い番号は、登録時にも注意、敬遠される。一番判り易い馴染みのある番号が登録できないことは、利用者にとって不利益以外の何ものでもない。更に、利用者によって記憶力や暗証番号の変更に対する意欲も異なる。
そこで、本発明は、利用者が忘れ難く、他人から推察され難い暗証入力を可能とする自動取引装置、自動取引システム及び暗証入力方法を提供することを目的とする。
本発明の第1側面の自動取引装置は、金融取引を行うための複数桁の暗証番号を変更するタッチパネルディスプレイと、前記タッチパネルディスプレイに、前記暗証番号を変更する操作に対応する画面を表示させる制御部と、を備える自動取引装置において、前記タッチパネルディスプレイは、前記暗証番号の1桁目に対応する暗証入力を行う第1の暗証入力画面と、前記第1の暗証入力画面において1桁目の暗証番号に対応する暗証入力が確認されると、移行する暗証番号の2桁目に対応する暗証入力を行う第2の暗証入力画面と、前記第2の暗証入力画面において2桁目の暗証番号に対応する暗証入力が確認されると、移行する暗証番号の3桁目に対応する暗証入力を行う第3の暗証入力画面と、前記第3の暗証入力画面において3桁目の暗証番号に対応する暗証入力が確認されると、移行する暗証番号の4桁目に対応する暗証入力を行う第4の暗証入力画面と、前記暗証番号の全ての桁に対応する暗証入力が確認されると、確認された前記暗証番号の全ての桁に対応する暗証入力の組合せを確認させる確認画面と、を有することを特徴とする。
第2側面の自動取引システムは、自動取引装置と、利用者の口座を管理するホストコンピュータとが、通信回線で接続された自動取引システムであって、前記自動取引装置は、暗証番号入力画面を有し、前記暗証番号入力画面は、暗証番号の各桁に対応するカテゴリと、前記カテゴリ毎の選択肢を表示し、前記カテゴリの選択肢を選択可能な初期画面と、選択された前記カテゴリ毎の選択肢を表示し、該選択肢の1つが選択されると、次の桁に対応するカテゴリ毎の選択肢を表示する選択画面と、前記選択画面において、前記暗証番号の全ての桁に対応するカテゴリの選択肢が選択されると、選択された前記各カテゴリの選択肢を表示し、登録する選択肢の組合せを確認させる確認画面と、を有することを特徴とする。
第3側面の暗証入力方法は、自動取引装置の表示画面に暗証番号の各桁に対応するカテゴリと、前記カテゴリ毎の選択肢を表示する第1処理と、前記カテゴリが選択されると、前記カテゴリ毎の前記選択肢を前記表示画面に表示する第2処理と、前記選択肢の1つが選択されると、次の桁に対応するカテゴリ毎の選択肢を前記表示画面に表示する第3処理と、前記暗証番号の全ての桁に対応するカテゴリの選択肢が選択されると、選択された前記各カテゴリの選択肢を前記表示画面に表示する第4処理と、選択された前記各カテゴリの選択肢の組合せが確認されると、暗証入力の登録をする第5処理と、を有することを特徴とする
本発明の自動取引装置、自動取引システム及びその装置又は暗証入力方法によれば、暗証番号に変えて、暗証番号の各桁に対応する暗証入力が可能であるため、利用者が忘れ難く、他人から推察され難い暗証入力が可能である。これにより、利用者の暗証番号の変更を促進させることが期待できる。
以下に本発明の実施形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
<自動取引装置の全体構成の一例>
以下、図面を参照して、実施形態を説明する。図1は、本発明の実施形態1の自動取引装置の外観の一例を示している。自動取引装置1の外観は、図1の例には限定されない。自動取引装置1は、金融取引を行う装置として、例えば銀行や店舗等に設置されている。
以下、図面を参照して、実施形態を説明する。図1は、本発明の実施形態1の自動取引装置の外観の一例を示している。自動取引装置1の外観は、図1の例には限定されない。自動取引装置1は、金融取引を行う装置として、例えば銀行や店舗等に設置されている。
自動取引装置1は、通帳挿入部2と、カード挿入部3と、硬貨投入出口4と、紙幣投入出口5と、顧客操作部としてのタッチパネルディスプレイ(以下「タッチパネル」という。)6と、を備えている。通帳挿入部2は、通帳を挿入するための挿入口である。カード挿入部3は、キャッシュカードやクレジットカード等のカード媒体を挿入および返却するための部位である。以下、実施形態では、カード媒体を単にカードと称し、当該カードはキャッシュカードであるものとして説明する。
硬貨投入出口4は、硬貨の投入および取り出しを行うための部位である。紙幣投入出口5は、紙幣の投入および取り出しを行うための部位である。タッチパネル6は、自動取引装置1を用いて取引を行う者(以下、利用者と称する)が、金融取引のための所定の操作を行うための部位である。
タッチパネル6は、金融取引に必要な情報を画面に表示し、利用者が金融取引を行うために使用される。タッチパネル6には所定の情報が表示され、利用者は、表示された情報に基づいて、タッチパネル6をタッチ(押下)することで、金融取引の操作を行う。
タッチパネル6には、例えば、「0」から「9」までの数字キー(テンキー)等が隣接して配列されている。なお、数字キーの配列態様は上記の例には限定されない。
<自動取引システムの一例>
図2は、本発明の実施形態1の自動取引システム10の一例を示している。自動取引システム10では、複数の自動取引装置1とホストコンピュータ(以下「ホスト」又は「上位ホスト」という。)12と、がネットワーク11を介して接続されている。各自動取引装置1は、ネットワーク11を介して、上位ホスト12と通信することができる。なお、自動取引システム10の構成は、図2の例には限定されない。
図2は、本発明の実施形態1の自動取引システム10の一例を示している。自動取引システム10では、複数の自動取引装置1とホストコンピュータ(以下「ホスト」又は「上位ホスト」という。)12と、がネットワーク11を介して接続されている。各自動取引装置1は、ネットワーク11を介して、上位ホスト12と通信することができる。なお、自動取引システム10の構成は、図2の例には限定されない。
上位ホスト12は、ホスト制御部13と口座元帳記憶部14とホスト通信部15とを有している。ホスト制御部13は、上位ホスト12の制御を行う。口座元帳記憶部14は口座元帳を記憶する。
口座元帳は、例えば、利用者の口座を識別する口座情報(店番号、口座番号、科目)に対応付けて暗証番号や口座残高等の情報を記憶する。ホスト通信部15は、上位ホスト12がネットワーク11を介して自動取引装置1と通信する通信部である。
自動取引装置1は、上述したタッチパネル6と硬貨ユニット21と紙幣ユニット22とカード/レシートユニット23と通帳ユニット24と自動機制御部20とを備える。自動取引装置1は、図2の例には限定されない。硬貨ユニット21は、金種別に硬貨を収納する硬貨用スタッカや硬貨の鑑別を行う鑑別部などで構成されており、硬貨投入出口4の開閉や硬貨の出入金など硬貨に関連する処理を行う。紙幣ユニット22は、金種別に紙幣を収納する紙幣用スタッカや紙幣の鑑別を行う鑑別部などで構成されており、紙幣投入出口5の開閉や紙幣の出入金など紙幣に関連する処理を行う。 カード/レシートユニット23は、磁気ストライプリーダライタ、印字プリンタなどで構成されており、カード挿入部3から挿入されたカードの磁気ストライプ(MS:Magnetic Stripe)に対する読み書きや、ご利用控えなどの印刷を行う。通帳ユニット24は、磁気ストライプリーダライタや印字プリンタなどで構成されており、通帳挿入部2から挿入された通帳や帳票などの磁気ストライプ(MS:Magnetic Stripe)に対する読み書きや通帳などの記帳などを行う。
自動機制御部20は、記憶部31と表示部32と入力部33と自動機通信部34とを備える。
自動機制御部20は、自動取引装置1全体を統括的に制御するもので、プログラムを読込んで制御処理を実行するCPU(不図示)を有する。記憶部31は、CPUにより実行される制御用のプログラム、表示画面データ、その他各種データを記憶する。
表示部32は、例えばLCDであって、自動機制御部20の指示により、顧客に対して操作画面やメニュー画面あるいは操作指示用のガイド画面等を表示する。入力部33は、表示部32と一体化したタッチパネル6で、利用者により、取引の種類の選択や、暗証番号や入金・出金の金額等の入力を受付ける。
自動機通信部34はネットワーク11を介して上位ホスト12のホスト通信部15と通信を行う。これにより、自動取引装置1と上位ホスト12との通信が可能になる。
そして、自動機制御部20は、利用者により選択された取引の種類に応じて、各ユニット及び自動機通信部34を制御して選択された取引を実行する。
<MSデータおよび電文の例>
図3(A)には、自動取引装置1のカード/レシートユニット23で読み取られるキャッシュカード(以下、「カード」という。)の磁気ストライプのデータ(以下、「MSデータ」という。)の例が示されている。MSデータとして、カードの銀行番号、店番号、口座番号、科目には、例えば、001、001、012345、01といった情報と、その他の情報が記憶されている。その他の情報としては、後述する暗証入力変更の履歴等である。
図3(A)には、自動取引装置1のカード/レシートユニット23で読み取られるキャッシュカード(以下、「カード」という。)の磁気ストライプのデータ(以下、「MSデータ」という。)の例が示されている。MSデータとして、カードの銀行番号、店番号、口座番号、科目には、例えば、001、001、012345、01といった情報と、その他の情報が記憶されている。その他の情報としては、後述する暗証入力変更の履歴等である。
図3(B)には、残高照会要求電文の例が示されている。この電文は、自動取引装置1のタッチパネル6から残高照会の取引が選択された場合に、自動機通信部34から上位ホスト12へ送信される電文であり、電文種別、店番号、口座番号、科目、及び暗証番号は、例えば、001、001、01234、01、及び6789である。
図3(C)には、残高照会許可電文の例が示されている。この電文は、上位ホスト12が、例えば、図3(B)に示された残高照会要求電文を受信し、残高照会要求電文に含まれる口座情報を参照して、口座元帳記憶部14に記憶された口座情報に対応する暗証番号と、残高照会要求電文の暗証番号「6789」が一致する場合に、口座残高を返信する電文である。一方、残高照会要求電文の暗証番号「6789」と一致しない場合には、上位ホスト12は、例えば、図3(D)に示されたような残高照会拒否電文を、残高照会の取引が選択された自動取引装置1へ返送する。
図3(E)には、後に詳述する簡易暗証入力変更要求電文の例が示されている。この電文は、自動取引装置1のタッチパネル6から、後述する簡易入力により暗証番号から変更された暗証入力を上位ホスト12へ送信する電文である。図3(E)を見ると、電文種別、店番号、口座番号、科目、現在の暗証番号、及び変更する簡易暗証は、例えば、21、001、01234、01、6789及び**|**|**|**である。上位ホスト12は、図3(E)に示されたような簡易暗証入力変更要求電文を受信すると、簡易暗証入力変更要求電文に含まれる口座情報を参照して、口座元帳記憶部14に記憶された口座情報に対応する暗証番号と、簡易暗証入力変更要求電文の暗証番号「6789」とが一致する場合は、暗証番号「6789」を簡易暗証「**|**|**|**」に変更する。そして、例えば、図3(F)に示された簡易暗証入力変更許可電文を簡易入力の操作が行われた自動取引装置1へ応答する。図3(F)に示された電文には、電文種別、変更した簡易暗証、及び暗証変更として、例えば、22、**|**|**|**、及び有の情報が格納されている。図3(F)に示された電文を受信すると、自動取引装置1は、取引中のカードのMSデータ中のその他の情報領域における暗証入力変更の履歴を更新する。暗証入力変更の履歴は、暗証番号未変更から簡易入力による暗証変更有に更新する。例えば、「0」から「1」に更新する。
更に、暗証変更後の残高照会要求電文の例が図3(G)に示されている。この電文は、自動取引装置1において、暗証変更後に残高照会の取引が選択された場合に自動取引装置1から上位ホスト12へ送信される電文の例を示している。更新された暗証入力が一致した場合には、例えば、図3(C)に示されたような残高照会許可電文が自動取引装置1へ応答される。
図4(A)には、上位ホスト12内の口座元帳記憶部14に記憶されている口座元帳の例が示されている。図4(A)を見ると、店番号001、口座番号01345、科目01には、暗証番号6789と口座残高及び暗証変更「無」の情報が記憶されている。又、店番号001、口座番号556677、科目01には、簡易暗証**|**|**|**と口座残高及び暗証変更「有」の情報が記憶されている。
図4(B)には、簡易暗証情報を登録する情報テーブルの例が示されている。この情報テーブルは、暗証番号を変更して入力された暗証情報の情報量が大きく、図4(A)に示された口座元帳の暗証番号の記憶領域では収まれない場合に増設される記憶テーブルであり、口座元帳における口座情報と紐付けされた簡易暗証情報が記憶されている。図4(B)に示された例では、店番号「001」、口座番号「012345」、「科目01」の簡易暗証情報は、「旅行−伊豆箱根−温泉−露天風呂」であり、店番号「001」、口座番号「556677」、科目01の簡易暗証情報は、「読書−和書−純文学−草枕」である。
<各種画面例>
次に、タッチパネル6に表示される各種画面の例について説明する。図5(a)〜図5(d)には、タッチパネルの簡易入力キー選択までの画面の表示例が示されている。図5(a)は、種別選択(顧客待ち画面)の表示例である。図5(a)に示されたタッチパネル6上には、「入金」、「出金」、「振替」、「記帳」、「残照」、「振込」、「クレシ゛ット」、「定期」、「英語」、「その他」の選択可能な取引種別が表示されている。図5(a)の表示画面中の残高照会を示す「残照」がタッチ(選択)されると、図5(b)に示されたカード挿入画面へ移行する。
次に、タッチパネル6に表示される各種画面の例について説明する。図5(a)〜図5(d)には、タッチパネルの簡易入力キー選択までの画面の表示例が示されている。図5(a)は、種別選択(顧客待ち画面)の表示例である。図5(a)に示されたタッチパネル6上には、「入金」、「出金」、「振替」、「記帳」、「残照」、「振込」、「クレシ゛ット」、「定期」、「英語」、「その他」の選択可能な取引種別が表示されている。図5(a)の表示画面中の残高照会を示す「残照」がタッチ(選択)されると、図5(b)に示されたカード挿入画面へ移行する。
図5(a)の表示画面中のその他の取引を示す「その他」がタッチ(選択)されると、図5(c)に示された第2種別選択の画面へ移行する。図5(c)に示された第2種別選択の画面は、図5(a)に示された種別選択に表示された取引よりも頻度の低い取引の選択画面であり、「暗証変更」、「限度額」、「デビット」、「証券」、「保険」、「外貨」等の選択可能な取引種別が表示されている。図5(c)の表示画面中の「暗証変更」がタッチ(選択)されると、図5(d)に示された暗証入力画面へ移行する。図5(d)に示された暗証入力の画面は、通常の暗証番号を入力する操作に加え、簡易入力により暗証番号を変更する操作が可能である。図5(d)の表示画面中の「簡易入力」がタッチ(選択)されると、図6(a)に示された簡易暗証入力(1桁目)の画面へ移行する。
図6(a)〜(d)には、簡易入力による暗証番号の1桁目〜4桁目を変更する簡易暗証入力画面の表示例が示されている。図6(a)に示された簡易暗証入力(1桁目)には、1桁目に変えて選択可能なジャンルとして、「旅行」、「読書」、「音楽」、「動植物」、「美術」、「カラオケ」、「演劇」、「映画」、「写真」が表示されている。ここに示した選択可能なジャンルは、あくまで例示に過ぎず、図6(a)の画面右下の「次画面」にタッチすると図示しない他のジャンルが表示される。図6(a)の表示画面中の「旅行」がタッチ(選択)されると、図6(b)に示された簡易暗証入力(2桁目)の画面へ移行する。
図6(b)に示された簡易暗証入力(2桁目)には、カテゴリ「旅行」に関連する選択肢が表示されている。図6(b)に示された例では、「北海道」、「沖縄」、「九州」、「伊豆箱根」、「近畿」、「東北」、「四国」、「首都圏」、「北陸」が表示されている。ここに示した選択肢は、あくまで例示に過ぎず、図6(b)の画面右下の「次画面」にタッチすると図示しない他の選択肢が表示される。図6(b)の表示画面中の「伊豆箱根」がタッチ(選択)されると、図6(c)に示された簡易暗証入力(3桁目)の画面へ移行する。
図6(c)に示された簡易暗証入力(3桁目)には、図6(b)の表示画面中で選択されたカテゴリ「伊豆箱根」に関連する選択肢が表示されている。図6(c)に示された例では、「温泉」、「郷土料理」、「観光名所」、「ショッヒ゜ンク゛」、「安らぎ」、「リフレッシュ」、「地元ふれあい」、「出会い」、「その他」が表示されている。ここに示した選択肢は、あくまで例示に過ぎず、図6(c)の画面右下の「次画面」にタッチすると図示しない他の選択肢が表示される。図6(c)の表示画面中の「温泉」がタッチ(選択)されると、図6(d)に示された簡易暗証入力(4桁目)の画面へ移行する。
図6(d)に示された簡易暗証入力(4桁目)には、図6(c)の表示画面中で選択されたカテゴリ「温泉」に関連する選択肢が表示されている。図6(d)に示された例では、「露天風呂」、「貸切露天風呂」、「展望露天風呂」、「かけ流し」、「部屋で温泉」、「混浴露天風呂」、「温泉卓球」、「家族温泉風呂」、「プレミアム」が表示されている。ここに示した選択肢は、あくまで例示に過ぎず、図6(d)の画面右下の「次画面」にタッチすると図示しない他の選択肢が表示される。図6(d)の表示画面中の例えば、「露天風呂」がタッチ(選択)されると、図7(a)に示された簡易暗証確認の画面へ移行する。
図7(a)には、簡易暗証確認画面の表示例が示されている。図7(a)を見ると、図6(a)〜図6(d)の各画面でタッチ(選択)された選択肢の組合せ「旅行−伊豆箱根−温泉−露天風呂」が表示されている。暗証番号の1桁目〜4桁目に対応する各々の選択肢「旅行」、「伊豆箱根」、「温泉」、「露天風呂」も表示されている。図7(a)の表示画面中の「確認」がタッチ(選択)されると、自動取引装置1から上位ホスト12へ上述した図3(E)の簡易暗証入力変更要求電文が送信され、上位ホスト12において、暗証番号から簡易暗証入力情報への変更登録が終了すると、図3(F)の簡易暗証入力変更許可電文を返送する。簡易暗証入力変更許可電文を受信すると、自動取引装置1は、図7(b)に示された簡易暗証変更通知の画面へ移行する。利用者が、図7(b)に示された簡易暗証変更通知の画面に表示された「旅行−伊豆箱根−温泉−露天風呂」を確認し、「確認」をタッチ(選択)すると、図5(a)の種別選択(顧客待ち画面)へ戻る。
図8は、自動取引装置1と上位ホスト12間における通信処理中に、タッチパネルに表示される画面の表示例である。3つの四角形の中に表示された「⇒」は、処理の進行状況を表示している。 図9(a)には、残高表示の画面の表示例が示されている。自動取引装置1が、上位ホスト12から残高照会許可電文を受信したとき、残高照会許可電文中の口座残高を表示する。図9(a)に示された例では、残高¥1,000,000が表示されている。図9(a)の残高表示の画面の「確認」がタッチ(選択)されると、図9(b)のカード返却の画面に移行する。図9(b)に示されたカード返却の画面が表示されている間に、カードが抜き取られると、図5(a)の種別選択(顧客待ち画面)へ戻る。
(実施形態1の動作)
本発明の実施形態1の動作について、(I)現状の残高照会の処理と、(II)現行の暗証番号変更の処理と、(III)本発明の簡易入力による暗証入力処理と、に分けて説明する。
本発明の実施形態1の動作について、(I)現状の残高照会の処理と、(II)現行の暗証番号変更の処理と、(III)本発明の簡易入力による暗証入力処理と、に分けて説明する。
(I)現状の残高照会の処理
現状の残高照会の処理を示すフローチャートが図10に示されている。図5、図8、図9を参照しつつ、図10に示されたフローチャートに沿って、現状の残高照会の処理について説明する。
現状の残高照会の処理を示すフローチャートが図10に示されている。図5、図8、図9を参照しつつ、図10に示されたフローチャートに沿って、現状の残高照会の処理について説明する。
ステップS1は、タッチパネル6に図5(a)に示された種別選択の画面を表示し、利用者による取引種別のタッチ(選択)を待つ。ステップS2において、「残照」以外のキーがタッチ(選択)されると(No)、ステップS3へ進み、「残照」がタッチ(選択)されると(Yes)、ステップS4へ進む。ステップS3において、残高取引以外のその他の取引が行われ、その他の取引が終了すると、ステップS1へ戻る。
ステップS4に進むと、タッチパネル6に図5(b)に示されたカード挿入の画面を表示し、ステップS5へ進む。ステップS5において、カード/レシートユニット23へカードが挿入されるのを待ち、カードが挿入されると、ステップS7へ進み、カードが挿入されずに、「取消」がタッチ(選択)されると、ステップS1へ戻る。
ステップS7に進むと、タッチパネル6に図5(d)に示された暗証入力の画面を表示する。図5(d)に示された暗証入力の画面が表示されている間に、暗証番号がテンキーにより入力されると、自動取引装置1から上位ホスト12へ図3(B)に示されたような残高照会要求電文を送信し、ステップS8へ進む。
ステップS8において、自動取引装置1は、タッチパネル6に図8に示された通信中の画面を表示すると共に、上位ホスト12からの残高照会要求電文に対する応答電文を待ち、応答電文を受信すると、ステップS9へ進む。ステップS9において、応答電文が残高照会許可電文のときは(OK)、ステップS11へ進み、応答電文が残高照会拒否電文のときは(NG)、ステップS7へ戻る。図10に示したフローチャートでは、ステップS9において、返信電文が残高照会拒否電文のときは(NG)、ステップS7へ戻り、残高照会許可電文を受信するまで、ステップS7〜S9の処理を繰り返すとしているが、例えば、暗証番号の入力を所定の回数間違えたら、カードに暗証番号誤り回数超過の情報を記録して取引を停止するようにしても良い。
ステップS11に進むと、自動取引装置1は、タッチパネル6に図9(a)に示された残高表示の画面を表示し、ステップS12へ進む。
ステップS12において、図9(a)の残高表示の画面中の「確認」がタッチ(選択)されると(Yes)、ステップS13に進む。ステップS13に進むと、自動取引装置1は、タッチパネル6に図9(b)に示されたカード返却の画面を表示し、ステップS14へ進む。図9(b)に示されたカード返却の画面の表示中に、カードが抜き取られると、残高照会の処理が終了し、ステップS1へ戻る。
図10に示されたフローチャートに基づいて、残高照会の処理について説明したが、残高照会の処理は、ステップS3のその他の取引の一例に過ぎない。例えば、図5(a)に示された種別選択の画面において、入金がタッチ(選択)された場合にも、上位ホスト12での暗証番号の照合処理等の後、入金処理が許可されることにより、取引処理が可能になる。
(II)現行の暗証番号変更の処理
次に、現行の暗証番号変更の処理について説明する。現在の暗証番号は、4桁の数字から構成されている。1桁当たりの数字は、0〜9の10通りの数字から選択される。0〜9の10通りの数字は、もともと意味を持たない数字であるため、利用者は、自分で覚えやすい生年月日や電話番号などの意味ある数字の組合せを選択する傾向がある。
次に、現行の暗証番号変更の処理について説明する。現在の暗証番号は、4桁の数字から構成されている。1桁当たりの数字は、0〜9の10通りの数字から選択される。0〜9の10通りの数字は、もともと意味を持たない数字であるため、利用者は、自分で覚えやすい生年月日や電話番号などの意味ある数字の組合せを選択する傾向がある。
現行の暗証番号変更は、図5(c)に示された第2種別選択の画面上で、「暗証変更」を選択すると、図示しない暗証番号変更画面が表示される。利用者はカードを挿入し、暗証番号変更画面が表示されている図示しないタッチパネル6に、現在使用している暗証番号と変更する暗証番号がそれぞれ入力されると、自動取引装置1から上位ホスト12へ図示しない暗証番号変更要求電文を送信する。上位ホスト12は、受信した電文中の口座情報を参照して、口座元帳の口座情報に対応する暗証番号と受信した現在使用している暗証番号とを照合する。口座元帳の暗証番号との照合結果が一致の場合、口座元帳の暗証番号が変更され、新たな暗証番号の入力が許可される。
現行の暗証番号の変更は、0〜9の10通りの数字4桁の組合せの変更であるため、最大10の4乗通りの組合せしかなく、その組合せから、自分や家族の生年月日、電話番号等を除外し、自分で覚えやすい4桁の組合せを選択することは難しい。そのため、暗証番号変更は、金融機関側の意図に反して思うように実施されていない。
そこで、本発明の実施形態1では、現行の暗証番号の変更に変わる3つの実施形態の暗証入力方法を提案する。
(III)本発明の簡易入力による暗証入力処理
図11は、簡易入力による暗証入力処理を示すフローチャート(その1)であり、図12は、簡易入力による暗証入力処理を示すフローチャート(その2)である。図5〜図10を参照しつつ、図11及び図12に示されたフローチャートに沿って、本発明の実施形態における簡易入力による暗証入力処理について説明する。
図11は、簡易入力による暗証入力処理を示すフローチャート(その1)であり、図12は、簡易入力による暗証入力処理を示すフローチャート(その2)である。図5〜図10を参照しつつ、図11及び図12に示されたフローチャートに沿って、本発明の実施形態における簡易入力による暗証入力処理について説明する。
ステップS1は、タッチパネル6に図5(a)に示された種別選択の画面を表示し、利用者による取引種別のタッチ(選択)を待つ。ステップS2において、「その他」以外のキーがタッチ(選択)されると、ステップS21へ進み、「その他」がタッチ(選択)されると、ステップS22へ進む。ステップS21において、各取引、例えば、上述した残高照会の処理が行われ、処理が終了すると、ステップ1へ戻る。
ステップS22へ進むと、タッチパネル6に図5(c)に示された第2種別選択の画面を表示し、ステップS23へ進む。ステップS23において、「暗証変更」以外のキーがタッチ(選択)されると、ステップS24へ進み、「暗証変更」がタッチ(選択)されると、ステップS4へ進む。ステップS24において、各その他取引、例えば、取引限度額の設定の処理が行われ、処理が終了すると、ステップ1へ戻る。
ステップS4へ進むと、タッチパネル6に図5(b)に示されたカード挿入の画面を表示し、ステップS5へ進む。ステップS5において、カード/レシートユニット23へカードが挿入されるのを待ち、カードが挿入されると、ステップS25へ進む。
ステップS25において、カードチェックが行われ、暗証未変更であれば、ステップS7へ進み、暗証変更済であれば、図12のステップS31へ進む。
ステップS7へ進むと、タッチパネル6に図5(d)に示された暗証入力の画面を表示する。図5(d)に示された暗証入力の画面が表示されている間に、暗証番号がテンキーにより入力されると、自動取引装置1から上位ホスト12へ図示しない暗証確認要求電文を送信し、ステップS8へ進む。
ステップS8において、自動取引装置1は、タッチパネル6に図8に示された通信中の画面を表示すると共に、上位ホスト12からの暗証確認要求電文に対する応答電文を待ち、応答電文を受信すると、ステップS9へ進む。ステップS9において、応答電文が暗証確認許可電文のときは(OK)、ステップS26へ進み、応答電文が暗証確認拒否電文のときは(NG)、ステップS7へ戻る。図10に示したフローチャートでは、ステップS9において、ステップS11へ進み、返信電文が暗証確認拒否電文のときは(NG)、ステップS7へ戻り、暗証確認許可電文を受信するまで、ステップS7〜S9の処理を繰り返すとしているが、例えば、暗証番号の入力を所定の回数間違えたら、カードに暗証番号誤り回数超過の情報を記録して取引を停止するようにしても良い。
ステップS26へ進むと、タッチパネル6に再び図5(d)に示された暗証入力の画面を表示し、利用者によるキーのタッチ(選択)を待つ。ステップS27において、「簡易入力」及び「取消」以外のキーがタッチ(選択)されると、ステップS28へ進み、「取消」がタッチ(選択)されると、ステップS13へ進み、「簡易入力」がタッチ(選択)されると、図12のステップS31へ進む。
ステップS28へ進むと、現行の暗証番号変更処理が行われ、ステップS1へ戻る。ここで、現行の暗証番号変更処理は、変更を希望する新しい暗証番号が入力されると、自動取引装置1から上位ホスト12へ図示しない暗証番号変更要求電文を送信する。上位ホスト12は、受信した電文中の口座情報を参照して、口座元帳の口座情報に対応する現在使用している暗証番号を新しく入力された暗証番号に変更し、上位ホスト12から自動取引装置1へ図示しない暗証番号変更許可電文を送信する。
ステップS13に進むと、自動取引装置1は、タッチパネル6に図9(b)に示されたカード返却の画面を表示し、ステップS14へ進む。図9(b)に示されたカード返却の画面の表示中に、カードが抜き取られると、残高照会の処理が終了し、ステップS1へ戻る。
図12に移り、ステップS31〜S46の処理は、簡易入力による暗証変更入力の処理である。ステップS31へ進むと、タッチパネル6に図6(a)に示された簡易暗証入力(1桁目)の画面を表示し、利用者によるキーのタッチ(選択)を待つ。ステップS32において、「取消」がタッチ(選択)されると、「2」を介して、図11のステップS13へ進み、ステップS13、S14において、媒体(カード)を返却して、媒体抜取後にステップS1に戻る。ステップS32において、「旅行」以外、例えば、「読書」がタッチ(選択)されると、ステップS33へ進み、「旅行」がタッチ(選択)されると、ステップS34へ進む。
ステップS34へ進むと、タッチパネル6に図6(b)に示された簡易暗証入力(2桁目)の画面を表示し、利用者によるキーのタッチ(選択)を待つ。ステップS35において、「取消」がタッチ(選択)されると、ステップS34へ戻り、「伊豆箱根」以外、例えば、「沖縄」がタッチ(選択)されると、ステップS36へ進み、「伊豆箱根」がタッチ(選択)されると、ステップS37へ進む。
ステップS37へ進むと、タッチパネル6に図6(c)に示された簡易暗証入力(3桁目)の画面を表示し、利用者によるキーのタッチ(選択)を待つ。ステップS38において、「取消」がタッチ(選択)されると、ステップS37へ戻り、「温泉」以外、例えば、「郷土料理」がタッチ(選択)されると、ステップS39へ進み、「温泉」がタッチ(選択)されると、ステップS40へ進む。
ステップS40へ進むと、タッチパネル6に図6(d)に示された簡易暗証入力(4桁目)の画面を表示し、利用者によるキーのタッチ(選択)を待つ。ステップS41において、「取消」がタッチ(選択)されると、ステップS40へ戻り、「露天風呂」以外、例えば、「かけ流し」がタッチ(選択)されると、ステップS42へ進み、「露天風呂」がタッチ(選択)されると、ステップS43へ進む。
ステップS43へ進むと、タッチパネル6に図7(a)に示された簡易暗証確認の画面を表示し、利用者によるキーのタッチ(選択)を待つ。図7(a)を見ると、ステップS32、S35、S38及びS41でそれぞれ選択した「旅行」、「伊豆箱根」、「温泉」及び「露天風呂」の組合せ「旅行−伊豆箱根−温泉−露天風呂」が表示されている。図12のフローチャートでは省略しているが、利用者は、選択した各カテゴリ中の選択肢を変更したい場合は、変更したい選択肢の右の位置の「訂正」をタッチ(選択)して、所望の組合せに訂正できるようになっている。
ステップS44において、「取消」がタッチ(選択)されると、ステップS31へ戻り、「確認」がタッチ(選択)されると、自動取引装置1から上位ホスト12へ図3(E)に示された簡易暗証変更要求電文が送信され、上位ホスト12からの図3(F)に示された簡易暗証変更許可電文の受信を待って、ステップS45へ進む。ステップS45へ進むと、タッチパネル6に図7(b)に示された簡易暗証変更通知の画面を表示し、ステップS46へ進む。ステップS46において、「確認」がタッチ(選択)されると、簡易入力による暗証入力処理が終了し、図11のステップS1へ戻る。
ステップS32で「旅行」以外の例えば、「読書」がタッチ(選択)されて、ステップS33へ進むと、タッチパネル6に図示しないカテゴリ「読書」に関連した選択肢を表示する画面が表示され、ステップS34、S35、S37、S38、S40及びS41と同様の処理が行われ、ステップS43へ進む。この場合の簡易暗証入力の組合せは、例えば、「読書−和書−純文学−草枕」となる。
ステップS35で「伊豆箱根」以外の例えば、「沖縄」がタッチ(選択)されて、ステップS36へ進むと、タッチパネル6に図示しないカテゴリ「沖縄」に関連した選択肢を表示する画面が表示され、ステップS37、S38、S40及びS41と同様の処理が行われ、ステップS43へ進む。この場合の簡易暗証入力の組合せは、例えば、「旅行−沖縄−観光名所−首里城」となる。
ステップ38で「温泉」以外の例えば、「郷土料理」がタッチ(選択)されて、ステップS39へ進むと、タッチパネル6に図示しないカテゴリ「郷土料理」に関連した選択肢を表示する画面が表示され、ステップS40及びS41と同様の処理が行われ、ステップS43へ進む。この場合の簡易暗証入力の組合せは、例えば、「旅行−伊豆箱根−郷土料理−鮎料理」となる。
このように、簡易暗証入力によれば、4桁の暗証番号が利用者にとって関連する選択肢の組合せに変更することができる。
次に、図13に示されたフローチャートに沿って、簡易暗証変更後の残高照会の処理について説明する。
処理が開始されると、図10のステップS1〜S5と同様の処理が行われ、ステップS6Aへ進む。ステップS6Aにおいて、暗証変更済か否かのカードチェックが行われ、暗証未変更であれば、ステップS7へ進み、暗証変更済であれば、プロセスP1へ進む。
ステップS7へ進むと、タッチパネル6に図5(d)に示された暗証入力の画面が表示し、暗証番号が入力されると、ステップS8へ進む。ステップS8において、例えば、図3(B)に示されたような残高照会要求電文を生成し、上位ホスト12へ残高照会要求電文を送信し、上位ホスト12へ残高照会要求電文を送信し、タッチパネル6に図8に示された通信中の画面を表示すると共に、上位ホスト12からの残高照会要求電文に対する応答電文を待ち、応答電文を受信すると、ステップS9へ進む。ステップS9において、応答電文が残高照会許可電文のときは(OK)、ステップS11へ進み、応答電文が残高照会拒否電文のときは(NG)、ステップS7へ戻る。
ステップS6Aにおいて、簡易暗証変更後の場合には、カードのMSデータ中のその他の情報の記憶領域に、暗証入力変更の履歴、例えば「1」が記憶されているので、プロセスP1へ進む。
プロセスP1において、上述した図12のステップS31〜S46の処理が行われ、ステップS8Aへ進む。
ステップS8Aにおいて、自動取引装置1は、例えば、図3(G)に示されたような残高照会要求電文を生成し、上位ホスト12へ残高照会要求電文を送信し、タッチパネル6に図8に示された通信中の画面を表示すると共に、上位ホスト12からの残高照会要求電文に対する応答電文を待ち、応答電文を受信すると、ステップS9Aへ進む。ステップS9Aにおいて、応答電文が残高照会許可電文のときは(OK)、ステップS11へ進み、応答電文が残高照会拒否電文のときは(NG)、プロセスP1へ戻る。図13に示したフローチャートでは、ステップS9Aにおいて、応答電文が残高照会許可電文のときは(OK))、ステップS11へ進み、応答電文が残高照会拒否電文のときは(NG)、プロセスP1へ戻り、残高照会許可電文を受信するまで、プロセスP1及びステップS8A、S9Aの処理を繰り返すとしているが、例えば、暗証番号の入力を所定の回数間違えたら、カードに暗証番号誤り回数超過の情報を記録して取引を停止するようにしても良い。
ステップS11に進むと、自動取引装置1は、タッチパネル6に図9(a)に示された残高表示の画面を表示し、ステップS12へ進む。
ステップS12において、図9(a)の残高表示の画面中の「確認」がタッチ(選択)されると(Yes)、ステップS13に進む。ステップS13に進むと、自動取引装置1は、タッチパネル6に図9(b)に示されたカード返却の画面を表示し、ステップS14へ進む。図9(b)に示されたカード返却の画面の表示中に、カードが抜き取られると、残高照会の処理が終了し、ステップS1へ戻る。
最後に、図14(a)、図14(b)に示された自動取引装置1とホストコンピュータ12との間のシーケンスチャートに沿って、自動取引システムの認証処理、残高照会の処理について説明する。
図14(a)において、残高照会の処理が開始され、自動取引装置1において、タッチパネル6に表示された図5(a)の種別選択画面の「残照」がタッチ(選択)され(図10のステップS1、S2)、カードが挿入され(図10のステップS5)、暗証入力がされると(図10のステップS7)、自動取引装置1は、上位ホスト12へ図3(B)に示された残高照会要求電文を送信する。上位ホスト12は、受信した電文中の口座情報を参照して口座元帳の口座情報に対応する暗証番号と受信した暗証番号とを照合する。口座元帳の暗証番号との照合結果が不一致の場合、上位ホスト12は、自動取引装置1へ図3(D)に示された残高照会拒否電文を送信する。残高照会拒否電文を受信すると、自動取引装置1は、図10のステップS7に戻り、利用者に対し、再度の暗証入力を要求する。
口座元帳の暗証番号との照合結果が一致の場合、上位ホスト12は、自動取引装置1へ図3(C)に示された残高照会許可電文を送信する。残高照会許可電文を受信すると、自動取引装置1は、電文中の口座残高の情報を処理して、タッチパネル6に図9(a)に示された残高表示の画面を表示する。利用者が、タッチパネル6に表示された残高表示の画面中の「確認」をタッチ(選択)すると、残高照会の処理は終了する。
図14(b)において、簡易入力の処理が開始され、自動取引装置1において、タッチパネル6に表示された図5(a)の種別選択画面の「その他」がタッチ(選択)され(図11のステップS1、S2)、図5(c)の第2種別選択画面の「暗証変更」がタッチ(選択)され(図11のステップS22、S23)、挿入されカードが暗証未変更であり(図11のステップS25)、暗証入力がされると(図11のステップS7)、自動取引装置1は、上位ホスト12へ図3(B)と同様に、店番号、口座番号、科目、暗証番号を含み、電文種別のみ異なる図示しない暗証確認要求電文を送信する。上位ホスト12は、受信した電文中の口座情報を参照して口座元帳の口座情報に対応する暗証番号と受信した暗証番号とを照合する。口座元帳の暗証番号との照合結果が不一致の場合、上位ホスト12は、自動取引装置1へ図示しない暗証確認拒否電文を送信する。暗証確認拒否電文を受信すると、自動取引装置1は、図11のステップS7に戻り、利用者に対し、再度の暗証入力を要求する。
口座元帳の暗証番号との照合結果が一致の場合、上位ホスト12は、自動取引装置1へ図示しない暗証確認許可電文を送信する。暗証確認許可電文を受信すると、自動取引装置1は、タッチパネル6に再び図5(d)の暗証入力の画面を表示する。利用者が、タッチパネル6に表示された暗証入力の画面中の「簡易入力」をタッチ(選択)すると(図11のステップS26、S27)、タッチパネル6に図6(a)に示された簡易暗証入力(1桁目)の画面を表示する。利用者が、暗証番号の1桁目〜4桁目に対応する選択肢を選択し(図12のステップS31、S32、S34、S35、S37、S38、S40、S41)、タッチパネル6に表示される図7(a)に示された簡易暗証確認の画面中の「確認」がタッチ(選択)されると、自動取引装置1は、上位ホスト12へ図3(E)に示された簡易暗証変更要求電文を送信する。
上位ホスト12は、受信した電文中の簡易暗証情報を口座情報と紐付けして、口座元帳又は口座元帳の口座情報と紐付けした情報テーブルに記憶する。口座元帳及び情報テーブルの例は、図4(A)及び図4(B)にそれぞれ示されている。
上位ホスト12は、簡易暗証情報の記憶処理を終えると、自動取引装置1へ図3(F)に示された簡易暗証変更許可電文を送信する。自動取引装置1は、簡易暗証変更許可電文を受信すると、タッチパネル6に図7(b)に示された簡易暗証変更通知の画面を表示する。利用者が、図7(b)に示された画面の「確認」をタッチ(選択)すると(図12のステップS46)、簡易入力の処理が終了する。
(実施形態1の効果)
実施形態1の簡易入力による暗証入力処理によれば、次の(1)〜(3)のような効果がある。
実施形態1の簡易入力による暗証入力処理によれば、次の(1)〜(3)のような効果がある。
(1) 暗証番号の各桁に対応して選択する選択肢の数を、増やすことが可能であるため、従来の暗証番号では最大10の4乗通りであった組合せを、適宜増やすことができ、利用者の暗証入力の選択の幅が広がる。
(2) 簡易暗証入力(1桁目)→簡易暗証入力(2桁目)→簡易暗証入力(3桁目)→簡易暗証入力(4桁目)と、利用者が、矢印の方向に沿って、自分の嗜好に合った選択肢を選択する方法を採用しているので、簡易暗証入力した例えば、「旅行−伊豆箱根−温泉−露天風呂」といった組合せを忘れ難いといった効果が期待できる。
(3) 従来の暗証番号変更に較べ、組合せ数が多く、自分の嗜好に合った選択肢を選択することができるため、暗証入力変更を促進することが期待できる。
(実施形態2)
実施形態1の簡易入力による暗証入力方法は、自分の嗜好に合った選択肢を選択するというものであったが、選択の幅は、予め用意された選択肢の範囲に限られていた。又、利用者の中には、予め用意された選択肢の中に、自分の嗜好に合った選択肢がないという場合も考えられる。
実施形態1の簡易入力による暗証入力方法は、自分の嗜好に合った選択肢を選択するというものであったが、選択の幅は、予め用意された選択肢の範囲に限られていた。又、利用者の中には、予め用意された選択肢の中に、自分の嗜好に合った選択肢がないという場合も考えられる。
そこで、実施形態2は、暗証番号の各桁に対応して、任意の言葉、英語、数式等を自由に入力する方法を提案するものである。
図15(a)〜図15(c)は、本発明の実施形態2における暗証入力方法を説明する図(その1)であり、図16(a)〜図16(c)は、本発明の実施形態2における暗証入力方法を説明する図(その2)である。
図15(a)は、タッチパネル6に表示された本発明の実施形態2の暗証入力の画面を示している。図15(a)の画面中の「暗証入力」がタッチ(選択)されると、自動取引装置1は、タッチパネル6に図15(b)に示された暗証入力画面(1桁目)を表示する。
図15(b)に示された暗証入力画面は、入力した暗証入力の表示エリアと、「1あ@」、「2かABC」、「3さDEF」、「4たGHI」、「5なJKL」、「6はMNO」、「7まPQRS」、「8やTUV」、「9らWXYZ」、及び「0わをん」の文字入力キーと、かな漢字変換をする「変換」キーと、1桁目の暗証入力を確認したときにタッチ(選択)する「確認」キーを備えている。例えば、文字入力キー「1あ@」を一度タッチすると「あ」が表示され、2度タッチすると「い」が表示され、3度タッチすると「う」が表示され、4度タッチすると「え」が表示され、5度タッチすると「お」が表示され、6度タッチすると「あ」の表示に戻る。このように、例えば、かな入力し、「変換」キーにタッチすることにより、かな漢字変換する。文字入力キー「1あ@」をタッチしたとき、図示しない英数入力切替キーを表示し、英数入力切替キーがタッチされると、例えば、文字入力キー「9らWXYZ」であれば、タッチの回数に応じて、9→W→X→Y→Z→9のように表示内容が変化する。
図15(b)に示された例では、文字入力キー、変換キー等の操作により、1桁目の暗証入力として、「E=mC2」という数式が入力されている。1桁目の暗証入力後に、図15(b)の画面中の「確認」がタッチ(選択)されると、自動取引装置1は、タッチパネル6に図15(c)に示された暗証入力画面(2桁目)を表示する。
図15(c)に示された例では、操作キーの操作により、2桁目の暗証入力として、「吉田松陰」という人名が入力されている。2桁目の暗証入力後に、図15(c)の画面中の「確認」がタッチ(選択)されると、自動取引装置1は、タッチパネル6に図16(a)に示された暗証入力画面(3桁目)を表示する。
図16(a)に示された例では、操作キーの操作により、3桁目の暗証入力として、「閑さや岩に沁み入る蝉の声」という芭蕉の俳句が入力されている。3桁目の暗証入力後に、図16(a)の画面中の「確認」がタッチ(選択)されると、自動取引装置1は、タッチパネル6に図16(b)に示された暗証入力画面(4桁目)を表示する。
図16(b)に示された例では、操作キーの操作により、4桁目の暗証入力として、「234586」という数字列が入力されている。4桁目の暗証入力後に、図16(b)の画面中の「確認」がタッチ(選択)されると、自動取引装置1は、タッチパネル6に図16(c)に示された暗証入力確認画面を表示する。
図16(c)に示された例では、図15(b)、図15(c)、図16(a)及び図16(b)でそれぞれ入力された暗証入力の組合せ「E=mC2 吉田松陰 閑さや岩に沁み入る蝉の声 234586」が表示されている。図16(c)の画面中の「確認」がタッチ(選択)されると、自動取引装置1中の演算部33は、暗証入力「E=mC2 吉田松陰 閑さや岩に沁み入る蝉の声 234586」を内部コードに変換し、変換した内部コードを自動機通信部35へ出力する。自動機通信部35は、内部コード化された暗証入力を格納した図示しない暗証入力確認要求電文を上位ホスト12へ送信する。上位ホスト12は、受信した暗証入力確認要求電文中の内部コード化された暗証入力を口座元帳の口座番号に紐付けされた情報テーブルに記憶する。上位ホスト12は、自動取引装置1へ図示しない暗証入力確認許可電文を送信する。その他の処理は、実施形態1と同様であるため、省略する。
実施形態2によれば、予め用意された選択肢の範囲に限定されることなく、暗証番号に替えて、自由な暗証入力が可能であるので、従来の暗証番号変更及び本発明の実施形態1に較べ、格段の多くの組合せが可能になり、自由に暗証入力をすることができるため、暗証入力変更を更に促進することが期待できる。
(実施形態3)
実施形態1及び2において、暗証入力の選択の幅を広げ、暗証入力変更を促進する方法について説明したが、暗証入力の情報量が増すと、暗証入力を他人に推察され難くなると考えられる。しかし、ヒトの記憶容量及び記憶の保持時間は有限であり、ヒトの嗜好も時間と共に変化すると考えられる。そのため、暗証入力の情報量が増すと、所謂、度忘れや錯誤という問題も生じ得る。
実施形態1及び2において、暗証入力の選択の幅を広げ、暗証入力変更を促進する方法について説明したが、暗証入力の情報量が増すと、暗証入力を他人に推察され難くなると考えられる。しかし、ヒトの記憶容量及び記憶の保持時間は有限であり、ヒトの嗜好も時間と共に変化すると考えられる。そのため、暗証入力の情報量が増すと、所謂、度忘れや錯誤という問題も生じ得る。
そこで、実施形態3では、暗証番号に替えて、暗証入力を行った場合に、度忘れや錯誤等により、1桁に対応する暗証入力が一致しなくても、3桁に対応する暗証入力が一致すれば、暗証入力が全て一致した場合の取引限度設定値の例えば、1/10〜1/5の制限取引を可能とする。
本発明の実施形態3における制限取引を図17(a)〜図17(c)に基づいて説明する図である。
図17(a)は、実施形態2における暗証入力確認画面であり、暗証入力「E=mC2
吉田松陰 閑さや岩に沁み入る蝉の声 234586」が表示されている。図17(a)に示されたように確認内容を暗証入力が行われた場合の暗証変更後の出金要求電文の例が図17(b)に示されている。図17(b)に示された電文を上位ホスト12が受信すると、情報テーブルに記憶されている暗証入力と一致するので、上位ホスト12は、自動取引装置1へ図示しない出金許可電文を送信する。出金許可電文を受信した自動取引装置1は、取引限度設定値の出金処理を実施する。
吉田松陰 閑さや岩に沁み入る蝉の声 234586」が表示されている。図17(a)に示されたように確認内容を暗証入力が行われた場合の暗証変更後の出金要求電文の例が図17(b)に示されている。図17(b)に示された電文を上位ホスト12が受信すると、情報テーブルに記憶されている暗証入力と一致するので、上位ホスト12は、自動取引装置1へ図示しない出金許可電文を送信する。出金許可電文を受信した自動取引装置1は、取引限度設定値の出金処理を実施する。
一方、図17(c)には、暗証番号の1桁目の暗証入力「E=mC2」を「E=1/2mv2」と錯誤して入力してしまった場合の出金要求電文の例が示されている。実施形態3では、図17(c)に示された電文を上位ホスト12が受信すると、情報テーブルに記憶されている暗証入力と照合し、1桁は不一致であるが3桁一致するので、上位ホスト12は、自動取引装置1へ図示しない出金制限許可電文を送信する。出金制限許可電文を受信した自動取引装置1は、取引限度設定値の例えば、1/10〜1/5の出金処理を実施する。
実施形態3によれば、暗証入力の一部を思い出せなくなっても、取引限度設定値の例えば、1/10〜1/5の取引が可能であるため、暗証入力を思い出せなくなる恐怖心を緩和し、暗証入力変更を促進することが期待できる。
当業者は、特許請求の範囲に明確に記載した本発明の範囲から逸脱することなく、様々な変更、追加、省略をすることができるであろう。
1 自動取引装置
2 通帳挿入部
3 カード挿入部
4 硬貨投入出口
5 紙幣投入出口
6 タッチパネル(タッチパネルディスプレイ)
10 自動取引システム
11 ネットワーク
12 上位ホスト(ホストコンピュータ)
13 ホスト制御部
14 口座元帳記憶部
15 ホスト通信部
21 硬貨ユニット
22 紙幣ユニット
23 カード/レシートユニット
24 通帳ユニット
31 記憶部
32 表示部
34 自動機通信部
2 通帳挿入部
3 カード挿入部
4 硬貨投入出口
5 紙幣投入出口
6 タッチパネル(タッチパネルディスプレイ)
10 自動取引システム
11 ネットワーク
12 上位ホスト(ホストコンピュータ)
13 ホスト制御部
14 口座元帳記憶部
15 ホスト通信部
21 硬貨ユニット
22 紙幣ユニット
23 カード/レシートユニット
24 通帳ユニット
31 記憶部
32 表示部
34 自動機通信部
Claims (8)
- 金融取引を行うための複数桁の暗証番号を変更するタッチパネルディスプレイと、
前記タッチパネルディスプレイに、前記暗証番号を変更する操作に対応する画面を表示させる制御部と、を備える自動取引装置において、
前記タッチパネルディスプレイは、
前記暗証番号の1桁目に対応する暗証入力を行う第1の暗証入力画面と、
前記第1の暗証入力画面において1桁目の暗証番号に対応する暗証入力が確認されると、移行する暗証番号の2桁目に対応する暗証入力を行う第2の暗証入力画面と、
前記第2の暗証入力画面において2桁目の暗証番号に対応する暗証入力が確認されると、移行する暗証番号の3桁目に対応する暗証入力を行う第3の暗証入力画面と、
前記第3の暗証入力画面において3桁目の暗証番号に対応する暗証入力が確認されると、移行する暗証番号の4桁目に対応する暗証入力を行う第4の暗証入力画面と、
前記暗証番号の全ての桁に対応する暗証入力が確認されると、確認された前記暗証番号の全ての桁に対応する暗証入力の組合せを確認させる確認画面と、
を有することを特徴とする自動取引装置。 - 金融取引を行うための複数桁の暗証番号を変更するタッチパネルディスプレイと、
前記タッチパネルディスプレイに、前記暗証番号を変更する操作に対応する画面を表示させる制御部と、を備える自動取引装置において、
前記タッチパネルディスプレイは、
前記暗証番号の各桁に対応するカテゴリと、前記カテゴリ毎の選択肢を表示し、前記カテゴリを選択可能な初期画面と、
選択された前記カテゴリ毎の前記選択肢を表示し、前記選択肢の1つが選択されると、次の桁に対応するカテゴリ毎の前記選択肢を表示する選択画面と、
前記選択画面において、前記暗証番号の全ての桁に対応するカテゴリの選択肢が選択されると、選択された前記各カテゴリの選択肢を表示し、登録する前記選択肢の組合せを確認させる確認画面と、
を有することを特徴とする自動取引装置。 - 前記初期画面は、
操作により、前記暗証番号の各桁に対応するカテゴリを変更可能であることを特徴とする請求項2に記載の自動取引装置。 - 前記選択画面において、前記暗証番号の各桁に対応するカテゴリは、
ヒトの記憶の定着に関して、共通性を有することを特徴とする請求項2に記載の自動取引装置。 - 前記選択画面において、1つの選択肢が選択されると表示される次の桁に対応するカテゴリの選択肢は、
1つ前に選択された選択肢と関連性があることを特徴とする請求項2〜4のいずれか1項に記載の自動取引装置。 - 前記初期画面及び前記選択画面は、
操作により、文字入力画面に移行し、前記文字入力画面により、利用者が任意のジャンル、及び入力したジャンルの内容を文字入力することができることを特徴とする請求項2に記載の自動取引装置。 - 自動取引装置と、利用者の口座を管理するホストコンピュータとが、通信回線で接続された自動取引システムであって、
前記自動取引装置は、暗証番号入力画面を有し、
前記暗証番号入力画面は、
暗証番号の各桁に対応するカテゴリと、前記カテゴリ毎の選択肢を表示し、前記カテゴリの選択肢を選択可能な初期画面と、
選択された前記カテゴリ毎の選択肢を表示し、該選択肢の1つが選択されると、次の桁に対応するカテゴリ毎の選択肢を表示する選択画面と、
前記選択画面において、前記暗証番号の全ての桁に対応するカテゴリの選択肢が選択されると、選択された前記各カテゴリの選択肢を表示し、登録する選択肢の組合せを確認させる確認画面と、
を有することを特徴とする自動取引システム。 - 自動取引装置の表示画面に暗証番号の各桁に対応するカテゴリと、前記カテゴリ毎の選択肢を表示する第1処理と、
前記カテゴリが選択されると、前記カテゴリ毎の前記選択肢を前記表示画面に表示する第2処理と、
前記選択肢の1つが選択されると、次の桁に対応するカテゴリ毎の選択肢を前記表示画面に表示する第3処理と、
前記暗証番号の全ての桁に対応するカテゴリの選択肢が選択されると、選択された前記各カテゴリの選択肢を前記表示画面に表示する第4処理と、
選択された前記各カテゴリの選択肢の組合せが確認されると、暗証入力の登録をする第5処理と、
を有することを特徴とする暗証入力方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014201527A JP2016071698A (ja) | 2014-09-30 | 2014-09-30 | 自動取引装置、自動取引システム及び暗証入力方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014201527A JP2016071698A (ja) | 2014-09-30 | 2014-09-30 | 自動取引装置、自動取引システム及び暗証入力方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2016071698A true JP2016071698A (ja) | 2016-05-09 |
Family
ID=55867031
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2014201527A Pending JP2016071698A (ja) | 2014-09-30 | 2014-09-30 | 自動取引装置、自動取引システム及び暗証入力方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2016071698A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2020201728A (ja) * | 2019-06-11 | 2020-12-17 | イオンクレジットサービス株式会社 | Icカードの磁気ストライプの情報を自動修復する方法 |
-
2014
- 2014-09-30 JP JP2014201527A patent/JP2016071698A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2020201728A (ja) * | 2019-06-11 | 2020-12-17 | イオンクレジットサービス株式会社 | Icカードの磁気ストライプの情報を自動修復する方法 |
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