JP2016070829A - ホールセンサ - Google Patents

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Abstract

【課題】チップサイズの増加なく、ホール素子と半導体ホール素子を駆動する回路のうち発熱源となる素子を有するホールセンサにおいて、オフセット電圧の除去が可能なホールセンサを提供する。
【解決手段】二対の端子においては、一対の端子間に流すホール素子制御電流1と、他の一対の端子間に流すホール素子制御電流2とがベクトルとして交わっており、前記ホール素子は前記ホール素子制御電流1と前記ホール素子制御電流2とのベクトル和に沿った直線に関し線対称な形状を有し、発熱源となる素子は前記ホール素子制御電流1と前記ホール素子制御電流2とのベクトル和に沿った直線上に発熱源の中心が位置していることを特徴とするホールセンサとする。
【選択図】図1

Description

本発明は、半導体ホール素子及び半導体ホール素子を駆動する回路を備えたホールセンサに関し、特にオフセット電圧の除去が可能なホールセンサに関する。
最初にホール素子の磁気検出原理について説明する。物質中に流れる電流に対して垂直な磁界を印加するとその電流と磁界の双方に対して垂直な方向に電界(ホール電圧)が生じる。このホール電圧の大きさから磁界の強度を求めるのがホール素子による磁気検出の原理である。
図6のようなホール素子を考えたとき、ホール素子磁気感受部1の幅W、長さL、電子移動度μ、電流を流すための電源2の印加電圧Vdd、印加磁場をBとしたとき、電圧計3から出力されるホール電圧VHは
VH=μB(W/L)Vdd
とあらわすことができる。印加磁場Bに比例する係数が磁気感度となるので、このホール素子の磁気感度Khは、
Kh=μ(W/L)Vdd
と表される。
一方、実際のホール素子では磁界が印加されていないときでも、出力電圧が生じている。この磁場0のときに出力される電圧をオフセット電圧という。オフセット電圧が生じる原因は、外部から素子に加わる機械的な応力や製造過程でのアライメントずれなどの素子内部の電位分布の不均衡によるものであると考えられている。
オフセット電圧の補償は、一般的に以下の方法で行っている。
図7はスピニングカレントによるオフセットキャンセル回路の原理を示す回路図である。ホール素子10は対称的な形状で、1対の入力端子に制御電流を流し、他の1対の出力端子から出力電圧を得るために、4端子T1、T2、T3、T4を有している。ホール素子の一方の一対の端子T1、T2が制御電流入力端子となる場合、他方の一対の端子T3、T4がホール電圧出力端子となる。このとき、入力端子に電圧Vinを印加すると、出力端子には出力電圧Vh+Vosが発生する。ここでVhはホール素子が発生する磁場に比例したホール電圧、Vosはオフセット電圧を示している。次に、T3、T4を制御電流出力端子、T1、T2をホール電圧出力端子として、T3、T4間に入力電圧Vinを印加すると、出力端子には電圧−Vh+Vosが発生する。S1〜S4はセンサー端子切替手段であり、切替信号発生器11によりN1あるいはN2の端子が選択される。
以上の2方向に電流を流したときの出力電圧を減算することによりオフセット電圧Vosはキャンセルされ、磁場に比例した出力電圧2Vhを得ることができる(例えば、特許文献1参照)。
しかし、このオフセットキャンセル回路ではオフセット電圧を完全にキャンセルすることができない場合のあることを以下で説明する。
ホール素子は、図8に示す等価回路で表される。即ち、ホール素子は、4つの端子を、4つの抵抗R1、R2、R3、R4で接続したブリッジ回路として表わすことが可能である。前記のとおり2方向に電流を流したときの出力電圧を減算することによりオフセット電圧をキャンセルすることをこのモデルにより説明する。
ホール素子の一方の一対の端子T1、T2に電圧Vinを印加すると、他方の一対の端子T3、T4間には、ホール電圧
Vouta = (R2*R4-R1*R3)/(R1+R4)/(R2+R3)*Vin
が出力される。一方、端子T3、T4に電圧Vinを印加すると、T1、T2にはホール電圧
Voutb = (R1*R3-R2*R4)/(R3+R4)/(R1+R2)*Vin
が出力される。
そこで2方向の出力電圧の差をとると、
Vouta-Voutb = (R1-R3)*(R2-R4)*(R2*R4-R1*R3)/(R1+R4)/(R2+R3)/(R3+R4)/(R1+R2)*Vin
となる。したがって、オフセット電圧は各々の等価回路の抵抗R1、R2、R3、R4が異なる場合でもR1=R3あるいはR2=R4であればオフセットをキャンセルすることができる。この場合、電圧を印加する端子を変えても各抵抗値は変化しないことを前提としている。しかし、この前提を満たさない場合、例えば一方向においてR1=R3とした場合でも、他方向においてこの関係を満たすことができなくなった場合、前記の差分をゼロとすることができないため、オフセットをキャンセルすることができなくなる。電圧の印加方向によりオフセットキャンセルができなくなる原因のひとつについて、さらに具体的に説明する。
ホール素子の構造は一般的にホール素子磁気感受部となるN型の不純物領域の周辺部は分離のためP型の不純物領域に囲まれている。ホール電流印加端子に電圧を印加すると、ホール素子磁気感受部とその周辺部の境界では空乏層が広がる。空乏層中にはホール電流は流れないため、空乏層が広がっている領域ではホール電流は抑制され、抵抗は増加する。また、空乏層幅は印加電圧に依存する。そのため、図8で示す等価回路の抵抗R1、R2、R3、R4が電圧印加方向により値が変化するためオフセットキャンセル回路で磁気オフセットキャンセルができない場合が生ずる。
素子周辺及び素子上部に空乏層制御電極を配置し、空乏層がホール素子内へ延びることを各々の電極に印加する電圧を調節することにより空乏層を抑制する方法が採られる場合もある(例えば、特許文献2参照)。
特開平06−186103号公報 特開平08−330646号公報
ホール素子10内の、温度が一様ではなく、分布を持つ場合、ホール素子10内の抵抗も温度が一様でないので、抵抗値も一様ではなくなり、抵抗値が低い場所と抵抗値の高い場所が存在することとなる。ここでスピニングカレントによるオフセットキャンセルを行おうとすると、前記抵抗R1、R2、R3、R4は温度により抵抗値が変化しており、オフセットキャンセルができなくなっている。
このため、ホール素子とホール素子を駆動する回路のうち発熱源となる素子を有するホールセンサでは、発熱の影響によりホール素子10内に温度分布が生じ、特許文献1のスピニングカレント法によるオフセット電圧除去ができない。
また、特許文献2の方法により、抵抗値を調整することが可能であるが、複数の空乏層制御電極を用い、複雑な制御回路も必要とするため、チップサイズが大きくなり、コストアップにつながる等といった難点がある。
そこで、ホール素子を駆動する回路のうち発熱源となる素子を有するホールセンサにおいて、複雑な補正回路や距離を離すなどチップ面積の増大をさせずに、発熱の影響によりホール素子120内に温度分布が生じても、スピニングカレントによるオフセットキャンセルが可能なホールセンサを提供することを課題とする。
上記の課題を解決するため、本発明は以下のような構成とした。
半導体基板上に設けられたホール素子と、
前記ホール素子の周囲に設けられた発熱源となる素子と、
前記ホール素子に配置された、制御電流入力端子及びホール電圧出力端子を兼ねる二対の端子と、を有し、
前記二対の端子においては、一対の端子間に流すホール素子制御電流1と、他の一対の端子間に流すホール素子制御電流2とがベクトルとして交わっており、
前記ホール素子は前記ホール素子制御電流1と前記ホール素子制御電流2とのベクトル和に沿った直線に関し線対称な形状を有し、
前記発熱源となる素子は前記ホール素子制御電流1と前記ホール素子制御電流2とのベクトル和に沿った直線上に発熱源の中心が位置していることを特徴とするホールセンサである。
上記手段を用いることにより、ホール素子を駆動する回路のうち発熱源となる素子を有するホールセンサにおいて、発熱の影響によりホール素子内に温度分布が生じても、スピニングカレントによるオフセット電圧を除去することができる。
また、複雑な回路を用いたり、前記発熱源とホール素子間距離を離したりしないため、オフセット電圧除去が可能でかつ、チップサイズを小さく、コストを抑制することができる。
本発明の第1の実施形態に係るホールセンサの平面図である。 本発明の第2の実施形態に係るホールセンサの平面図である。 本発明の第3の実施形態に係るホールセンサの平面図である。 本発明の第4の実施形態に係るホールセンサの平面図である。 ホール素子と発熱源の位置関係について、スピニングカレントによるオフセット電圧と温度分布の関係を示したグラフである。 理想的なホール効果の原理について説明するための図である。 スピニングカレントによるオフセット電圧の除去方法を説明するための図である。 ホール素子のオフセット電圧を説明するための等価回路の図である。
以下、図面を参照しながら本発明を実施するための形態について詳細に説明する。
図1は本発明に係る第1の実施形態を表すホールセンサの平面図である。ホールセンサは磁気を感じるホール素子とホール素子を駆動あるいは制御する回路からなっている。
まず、ホール素子の形状について説明する。図1に示すようにホール素子120は半導体基板上に正方形のN型不純物領域121からなる磁気感受部と正方形の磁気感受部の各頂点に配置された同一形状のN型高濃度不純物領域の制御電流入力端子及びホール電圧出力端子11A,11B,11C,11Dを有する。上記形態のホール素子120にすることにより、対称性をもつ、ホール素子となる。
次に、ホール素子と発熱源の位置関係について説明する。ホール素子120を形成した基板上には、ホール素子120を駆動する回路を有する。この回路の中には発熱源130となる素子を有することが多い。例えば、半導体ホールセンサの内部回路が、電源電圧でなく、ボルテージレギュレータが電源電圧を降圧して生成した内部電源電圧を使用する場合のボルテージレギュレータや大電流が流れる抵抗素子などが発熱源となりうる。そこで、図1のようにホール素子120にスピニングカレント法による2方向のホール素子制御電流JS1及びJS2のベクトル和VC1に沿った直線上に発熱源130の中心を合わせるのである。これにより発熱原130からの熱によるホール素子のオフセットへの影響を排除することが可能となる。
ここで、発熱源の中心とは発熱源を上から見て温度勾配をあらわす等温線を描いたときに等温線の頂上にあたる温度の最も高い点あるいは領域を意味するとする。
ホール素子はスピニングカレント法による2方向のホール素子制御電流JS1及びJS2のベクトル和に沿った直線に関し線対称となる形状を有することが好ましい。
以下、上記形態によりホール素子のオフセットが除去される原理を説明する。
図1のホール素子120のN型高濃度不純物領域の制御電流端子及びホール電圧出力端子110A、110B、110C、110Dは、それぞれ図7のT1、T3、T2、T4に接続される。図8の等価回路を用いると、ここでは室温で温度勾配がない場合はR2=R4が成り立っているとする。このためスピニングカレントによりオフセットをキャンセルすることが可能であることになる。次に、各抵抗の温度が異なっていたり温度勾配があったりすると、各抵抗値は異なってしまう。即ち、R2はR2′となり、R4はR4′となるとする。温度勾配があれば一般にはR2′≠R4′となってしまう。なお、ここで、R1≠R3であり、温度勾配が生じてもR1′≠R3′である。
先に用いた式を再び用いて説明すると、室温で温度勾配がない場合、一方の一対の端子T1、T2に電圧Vinを印加すると、ホール素子制御電流JS1が流れ、他方の一対の端子T3、T4間には、ホール電圧
Vouta = (R2*R4-R1*R3)/(R1+R4)/(R2+R3)*Vin
が出力される。一方、端子T3、T4に電圧Vinを印加すると、電流JS2が流れ、T1、T2にはホール電圧
Voutb = (R1*R3-R2*R4)/(R3+R4)/(R1+R2)*Vin
が出力される。
ここでこのままスピニングカレントによる2方向の出力電圧の差をとると、温度勾配がない状態では上記仮定によりR2=R4であるので、以下の式においてオフセット電圧をゼロとすることができる。
Vouta-Voutb = (R1-R3)*(R2-R4)*(R2*R4-R1*R3)/(R1+R4)/(R2+R3)/(R3+R4)/(R1+R2)*Vin
しかし、温度勾配が生ずると、抵抗値は異なってしまい、R2はR2′となり、R4はR4′となる。そのため、出力電圧の差は以下の式で表される値となり、ゼロとすることはできなくなる。
Vouta′-Voutb′ = (R1′-R3′)*(R2′-R4′)*(R2′*R4′-R1′*R3′)/(R1′+R4′)/(R2′+R3′)/
(R3′+R4′)/(R1′+R2′)*Vin
しかし、ホール素子と発熱源の位置関係を図1のようにスピニングカレント法による2方向のホール素子制御電流JS1及びJS2のベクトル和VC1の延長線上に発熱源130の中心を合わせることにより、抵抗R2、R4は発熱の影響を受けてR2′、R4′となっても、2方向のホール素子制御電流JS1及びJS2のベクトル和VC1に沿った直線に対し、対称に配置されているので、同じ温度勾配のもとにあることとなり、R2=R4の関係を維持したまま、R2′=R4′となることが可能である。
したがって、出力電圧の差をとると
Vout=Vouta′-Voutb′=0
となり、スピニングカレントによるオフセット電圧が除去可能となる。
また、図5はホール素子内の最大と最小の温度差とスピニングカレントによるオフセット除去後のオフセットの磁場換算値を示した実験図である。凡例Aは図1に示される実施例1の配置を取った場合の測定結果、凡例Bはホール素子制御電流ベクトル和VC1に対して垂直方向に発熱源を配置した場合の測定結果である。図5の測定結果からもホール素子と発熱源の位置関係を図1のようにすることによりオフセットを除去することが可能であることがわかる。
第1の実施形態として図1を用いて発熱源が1つの場合を説明したが、ホール素子を制御する回路のうち発熱する素子は一つとは限らない。図2はホール素子120を制御する回路のうち発熱する素子(発熱源)130A、130Bと複数存在する場合の本発明の実施形態を示したホールセンサの平面図である。
発熱源が複数存在する場合においてもスピニングカレント法による2方向のホール素子制御電流JS1及びJS2のベクトル和VC1の延長線上に各々の発熱源130A、130Bの中心を合わせることにより、オフセット除去が可能となる。
ここで、発熱源の中心とは発熱源を上から見て温度勾配をあらわす等温線を描いたときに等温線の頂上にあたる温度の最も高い点あるいは領域を意味するとする。
ホール素子はスピニングカレント法による2方向のホール素子制御電流JS1及びJS2のベクトル和を通る直線に沿って線対称となる形状を有することが好ましい。
さらに、図3のように図1及び図2とは垂直の方向に発熱源を配置する必要がある場合においては、ホール素子制御電流JS1、JS2のベクトル和VC1の延長線上に発熱源130の中心に合わせるようにホール素子制御電流JS1、JS2の方向を最適化することによりオフセット除去可能となる。
さらに、ホール素子120の形状は図1に示すような正方形に限らない。図4に示すような十字型の磁気感受部110とその4つの端部にN型高濃度不純物領域のホール電流制御電極及びホール電圧出力端子を有するホール素子120においても、ホール素子制御電流JS1及びJS2のベクトル和VC1の延長線上に発熱源130の中心を合わせることにより、発熱原130からの熱によるホール素子のオフセットへの影響を排除することができ、オフセット除去が可能となる。
つまり、ホール素子の形状は正方形や十字型など線対称性をもつ形状であれば、ホール素子制御電流JS1及びJS2のベクトル和VC1の延長線上に発熱源130の中心を合わせることにより、スピニングカレントによりオフセット除去が可能となる。
ここで、発熱源の中心とは発熱源を上から見て温度勾配をあらわす等温線を描いたときに等温線の頂上にあたる温度の最も高い点あるいは領域を意味するとする。
ホール素子はスピニングカレント法による2方向の電流JS1及びJS2のベクトル和を通る直線に沿って線対称となる形状を有することが好ましい。
以上述べたように、複雑な回路を用いることなく、ホール素子とホール素子を制御する回路のうち発熱する素子の距離を小さくして、ホール素子内の温度分布が大きくなってもスピニングカレントによりオフセット除去可能でかつ、チップ面積が小さくコストを抑制したホールセンサが実現できる。
10、120 ホール素子
110 N型高濃度不純物領域
121 N型不純物領域
130、130A、130B ホール素子駆動回路発熱源
11A、11B、11C、11D ホール電圧出力端子及び制御電流入力端子
2、12 電源
3、13 電圧計
11 切替信号発生器
S1、S2、S3、S4 センサー端子切替手段
T1、T2、T3、T4 端子
R1、R2、R3、R4 抵抗
JS1,JS2 ホール素子制御電流
VC1 ホール素子制御電流ベクトル和

Claims (3)

  1. 半導体基板上に設けられたホール素子と、
    前記ホール素子の周囲に設けられた発熱源となる素子と、
    前記ホール素子に配置された、制御電流入力端子及びホール電圧出力端子を兼ねる二対の端子と、を有し、
    前記二対の端子においては、一対の端子間に流す第1のホール素子制御電流と、他の一対の端子間に流す第2のホール素子制御電流とがベクトルとして交わっており、
    前記ホール素子は、前記第1のホール素子制御電流と前記第2のホール素子制御電流とのベクトル和に沿った直線に関し線対称な形状を有し、
    前記発熱源となる素子は、前記第1のホール素子制御電流と前記第2のホール素子制御電流2とのベクトル和に沿った直線上に発熱源の中心が位置していることを特徴とするホールセンサ。
  2. 前記ホール素子は、正方形もしくは十字型の対称性を有する磁気感受部と、その各頂点及び端部に同一形状のN型高濃度不純物領域の制御電流入力端子及びホール電圧出力端子を有することを特徴とする請求項1記載のホールセンサ。
  3. スピニングカレントによりオフセット電圧を除去できることを特徴とする請求項1または2に記載のホールセンサ。
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