JP2016070716A - 情報表示制御システムおよび情報表示制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】本来的に視認できない地物の位置を、運転者に認識させることが可能な情報表示制御システムを提供する。
【解決手段】情報表示制御システムは、自車の表示器20に画像を表示させる表示制御部11と、自車の位置情報を取得する自車位置取得部12と、自車から見えない位置にある地物である不可視地物の位置情報を含む地物データを取得する地物データ取得部13と、を備える。表示制御部11は、地物データに含まれる不可視地物の位置情報および自車位置取得部12が取得した自車の位置情報に基づいて、不可視地物の位置を示す画像を表示器20に表示させる。
【選択図】図1

Description

本発明は、車両の表示器に画像を表示する情報表示制御システムに関するものである。
カーナビゲーションシステムなど、車両に搭載される表示器を備える情報表示システムが普及している。また近年では、フロントガラスや運転者が見通せる透明なスクリーンに情報を表示することによって、運転者の視野に情報を直接表示する透過型の表示器(ヘッドアップディスプレイ等)の実用化が進んでいる(例えば下記の特許文献2)。
下記の特許文献1には、車両用表示装置に表示させる自車周囲の画像に明瞭度が低い領域がある場合に、予め撮影した自車周囲の画像を重畳表示させる技術が開示されている。また、下記の特許文献2には、画像を車両のフロントガラス越しに表示させる表示装置に、自車の走行レーンの形状を示す車線ガイドを表示させる技術が開示されている。特に、特許文献2には、自車の走行レーンに沿って側溝などの障害物がある場合に、自車の走行レーンの形状を示す車線ガイドを通常とは異なる色で表示することによって、障害物の存在を運転者に知らせる技術が提案されている。
国際公開2013/171962号公報 特開2006−350617号公報
道路上または道路周辺に存在する地物は車両の運転に影響し得るが、地下に存在する地物など、本来的に運転者が視認できないものは、車両の運転に影響することは少ない。しかし、そのような地物の位置が分かれば、運転者が現在位置を認識することが容易になったり、車両を走行させる道路や車両を停車させる位置を決める手助けとなったりする等の効果が期待できる。
なお、本明細書における「地物」とは、実世界に存在するすべての物を指す概念を示しており、地上に存在する物だけでなく、地上からは視認できない物(例えば地下に存在する物)や、実体の存在しない仮想的な物(例えば行政区域の境界線など)も含むものとする。また、地物には道路に描かれた路面標示(交通標識や区画線等)のような平面的な物も含まれる。
本発明は以上のような課題を解決するためになされたものであり、本来的に視認できない地物の位置を、運転者に認識させることが可能な情報表示制御システムを提供することを目的とする。
本発明の第1の態様に係る情報表示制御システムは、自車の表示器に画像を表示させる表示制御部と、自車の位置情報を取得する自車位置取得部と、自車から見えない位置にある地物である不可視地物の位置情報を含む地物データを取得する地物データ取得部と、を備え、表示制御部は、地物データに含まれる不可視地物の位置情報および自車位置取得部が取得した自車の位置情報に基づいて、不可視地物の位置を示す画像を表示器に表示させる。
本発明の第2の態様に係る情報表示制御システムは、自車の表示器に画像を表示させる表示制御部と、自車の位置情報を取得する自車位置取得部と、実体の存在しない仮想的な地物である仮想地物の位置情報を含む地物データを取得する地物データ取得部と、を備え、表示制御部は、地物データに含まれる仮想地物の位置情報および自車位置取得部が取得した自車の位置情報に基づいて、仮想地物の位置を示す画像を表示器に表示させる。
本発明によれば、本来的に視認できない地物の位置を運転者に認識させることができ、運転を支援することができる。
実施の形態1に係る情報表示制御システムの構成を示すブロック図である。 実施の形態1に係る情報表示制御装置の動作を説明するための図である。 実施の形態1に係る情報表示制御装置の動作を説明するための図である。 実施の形態1に係る情報表示制御装置の動作を説明するための図である。 実施の形態1に係る情報表示制御装置の動作を示すフローチャートである。 実施の形態2に係る情報表示制御システムの構成を示すブロック図である。 実施の形態2に係る情報表示制御装置の動作を説明するための図である。 実施の形態2に係る情報表示制御装置の動作を説明するための図である。 実施の形態2に係る情報表示制御装置の動作を説明するための図である。 実施の形態2に係る情報表示制御装置の動作を示すフローチャートである。 実施の形態3に係る情報表示制御システムの構成を示すブロック図である。 実施の形態3に係る情報表示制御装置の動作を説明するための図である。 実施の形態3に係る情報表示制御装置の動作を示すフローチャートである。 実施の形態4に係る情報表示制御システムの構成を示すブロック図である。 実施の形態4に係る情報表示制御装置の動作を説明するための図である。 実施の形態4に係る情報表示制御装置の動作を示すフローチャートである。 実施の形態5に係る情報表示制御システムの構成を示すブロック図である。 実施の形態6に係る情報表示制御システムの構成を示すブロック図である。 表示器に表示させる画像を用いて地物の位置を示す方法の例を説明するための図である。 表示器に表示させる画像を用いて地物の位置を示す方法の例を説明するための図である。 透過型表示器に表示させる画像を用いて地物の位置を示す方法の例を説明するための図である。 透過型表示器に表示させる画像を用いて地物の位置を示す方法の例を説明するための図である。
<実施の形態1>
図1は、実施の形態1に係る情報表示制御システムの構成を示すブロック図である。図1のように、情報表示制御システムは、情報表示制御装置10、表示器20、地図情報記憶装置21および車載カメラ22から構成される。ここでは、表示器20、地図情報記憶装置21および車載カメラ22が、情報表示制御装置10に外付けされた構成を示すが、それらは情報表示制御装置10と一体的に構成されていてもよい。
表示器20は、例えば液晶表示装置により構成される。本実施の形態では、表示器20は、車両に搭載されているものとするが、インストルメントパネルの表示部のように車内に固定されたものでなくてもよく、車両に持ち込み可能な携帯型の表示装置(例えば、テレビジョン端末、スマートフォン、タブレット端末など)であってもよい。
地図情報記憶装置21には、地図情報が記憶されたハードディスク、リムーバブルメディアなどの記憶媒体である。地図情報記憶装置21に記憶されている地図情報には、道路網のデータだけでなく、各地に存在する地物の位置情報およびその地物の種別の情報を含む地物データが含まれているものとする。また、地図情報記憶装置21は、インターネット等の通信網を介して情報表示制御装置10に地図情報を提供するサーバであってもよい。
車載カメラ22は、情報表示制御装置10および表示器20を搭載した車両(以下「自車」という)の周囲を撮影する撮影装置である。
情報表示制御装置10は、表示器20の動作を制御する制御装置であり、表示制御部11、自車位置取得部12、地物データ取得部13および不可視地物抽出部15を備えている。情報表示制御装置10は、コンピュータを用いて構成されており、表示制御部11、自車位置取得部12、地物データ取得部13および不可視地物抽出部15は、コンピュータが、プログラムに従って動作することにより実現される。
表示制御部11は、表示器20に画像を表示させるための画像信号を生成することにより、表示器20に所望の画像を表示させる。例えば、表示制御部11は、車載カメラ22が撮影した画像を取得して、その画像を表示器20に表示させることができる。
自車位置取得部12は、自車の位置情報を取得する。自車位置取得部12としては、例えばGPS(Global Positioning System)などのGNSS(Global Navigation Satellite System)から発信される信号を受信して絶対的な位置(緯度、経度)の情報を取得するGNSS受信機が代表的であるが、相対的な位置(位置の変化)の情報を取得するための速度センサ、方位センサなどが含まれていてもよい。また、自車位置取得部12は、地図情報記憶装置21に記憶されている地図情報を用いたマップマッチング処理によって、自車の位置情報の精度を高めることもできる。
なお、自車位置取得部12は、必ずしも自車の位置を算出する機能を有していなくてもよく、自車の位置情報を取り扱う他の装置(例えば、ナビゲーション装置)から自車の位置情報を取得するものであってもよい。
地物データ取得部13は、自車位置取得部12が取得した自車の位置情報と、地図情報記憶装置21に記憶されている地図情報とから、自車周辺(例えば自車位置から一定距離内の範囲)に存在する地物を検出し、検出した地物データを取得する。
不可視地物抽出部15は、地物データ取得部13が取得した地物データ(地物の種別の情報)に基づいて、自車周辺の地物のうちから、自車から視認不可能な位置にある不可視地物(以下「不可視地物」という)を抽出する。不可視地物は、地下街、地下鉄、地下駐車場、地下シェルター、埋設物(水道管、ガス管など)、活断層、他の地物に隠れた位置にある地物などであり、地下商用施設(地下商店街など)や地下交通施設(地下鉄など)が代表的である。
表示制御部11は、自車の位置情報と、不可視地物の地物データに含まれる位置情報とから、自車と不可視地物との位置関係を求めた上で、不可視地物の位置を示す画像を、車載カメラ22が撮影した自車周囲の画像に重畳させて、表示器20に表示させる。また、表示制御部11は、不可視地物の位置を示す画像の内容(形状、模様、色彩など)を、その地物の種別に応じて決定する。
本実施の形態では、不可視地物の存在を示す画像を、自車周囲の画像におけるその不可視地物が存在する位置に対応する位置の部分に合成して表示器20に表示させることによって、当該不可視地物の位置を示すものとする。図19および図20は、その方法を概念的に示している。
例えば、図19のように、地表面SがX軸とY軸とを含む平面であると仮定する。不可視地物である地物Fが地表面S上の位置P1(x1,y1)に存在する場合、表示制御部11は、その地物Fの存在を示す画像F1を、車載カメラ22が撮影した地表面Sの画像Mにおける位置P1(x1,y1)に対応する部分に合成する。この方法を用いれば、表示器20に表示された画像において、画像F1の位置が地物Fの存在位置と一致するため、自車の運転者は、画像F1の表示位置から不可視地物の存在位置を正確に認識することができる。
また、例えば、図20のように、地表面SがX軸とY軸とを含む平面であり、地表面Sに対して鉛直方向にZ軸が規定されると仮定する(地表面SはZ=0の平面である)。不可視地物である地物Fが地下の位置P1(x1,y1,z1)に存在する場合、表示制御部11は、その地物Fの存在を示す画像を、車載カメラ22が撮影した地表面Sの画像Mにおける位置P2(x1,y1,0)に対応する部分に合成する。すなわち、画像F1は、地物Fを真下から地表面Sに投影した位置に対応する画像Mの部分に合成される。この方法を用いれば、表示器20に表示された画像において、画像F1の位置と地物Fの存在位置との対応関係が分かりやすく、自車の運転者は、画像F1の表示位置から不可視地物の存在位置を直感的に認識することができる。
本実施の形態では、車載カメラ22は、自車の進行方向前方の映像を撮影し、表示制御部11は、不可視地物抽出部15が検出した不可視地物のうち、車載カメラ22の撮影範囲内(つまり自車の進行方向前方)に存在する不可視地物の位置を示す画像を、表示器20に表示させるものとする(不可視地物抽出部15は、自車の進行方向前方にある不可視地物だけを検出してもよい)。
次に、実施の形態1に係る情報表示制御装置10の動作を具体的に説明する。情報表示制御装置10は、自車の進行方向前方に不可視地物の存在を検出すると、その不可視地物の位置を示す画像を、車載カメラ22が撮影した画像に重畳させて表示器20に表示させるように動作する。
例えば、自車が図2に示す道路R1を走行する場合を想定する。ここでは、道路R1の地下に、店舗A〜D(SHOP A〜D)を含む地下商店街U1が存在している例を示す。地下商店街U1および店舗A〜Dは地下に存在するため、車載カメラ22で撮影することはできない。車載カメラ22には、図3のように地上の画像が撮影される。
一方、情報表示制御装置10では、不可視地物抽出部15が、自車の位置情報と地物データに含まれる不可視地物の位置情報とに基づいて、地下商店街U1および店舗A〜Dが不可視地物として検出される。その場合、表示制御部11は、図4のように、不可視地物である地下商店街U1および店舗A〜Dの位置を示す画像を、車載カメラ22が撮影した画像(図3)に重畳させて、表示器20に表示させる。
自車の運転者は、表示器20に表示された画像(図4)を見ることにより、地下商店街U1内の店舗A〜Dの位置や、店舗A〜Dから地下商店街U1への入り口までの経路(地下道の経路)を認識できる。例えば、地下商店街U1内の特定の店舗に最も近い入り口を把握することができ、自車を駐車させる場所や同乗者を降ろす場所を決める手助けとなる。
ここでは不可視地物として地下商店街を示したが、地下鉄の駅や地下鉄の線路の位置を示す画像を表示器20に表示させても同様の効果が得られる。例えば、地下鉄の線路の位置が分かれば、それに沿って自車を走行させることで地下鉄の駅に辿り着くことができる。
図5は、実施の形態1に係る情報表示制御装置10の動作を示すフローチャートである。図2〜図4を用いて説明した動作は、情報表示制御装置10が図5に示す処理を行うことにより実現される。なお、図5の動作は、当該動作を終了させるための操作をユーザが情報表示制御装置10に対して行った場合や、当該動作を終了させる指示が他の機器から情報表示制御装置10に入力された場合、情報表示制御装置10が行う他の処理から当該動作を終了させる指示があった場合などに終了する。
情報表示制御装置10が起動すると、まず、表示制御部11が、車載カメラ22により撮影された自車周囲の画像を取得して(ステップS11)、その画像を表示器20に表示させる(ステップS12)。そして、自車位置取得部12が自車の位置情報を取得し(ステップS13)、地物データ取得部13が、自車周辺に存在する地物の地物データを地図情報記憶装置21から取得する(ステップS14)。
その後、不可視地物抽出部15が、地物データ取得部13が取得した地物データ(地物の種別の情報)に基づいて、自車の周辺に不可視地物が存在するか否かを確認する(ステップS15)。自車の周辺に不可視地物が存在しなければ(ステップS15でNO)、ステップS11へと戻る。
一方、自車の周辺に不可視地物が存在すれば(ステップS15でYES)、表示制御部11は、不可視地物の位置を示す画像を、自車の周囲の撮影画像(ステップS12で表示した画像)に重畳させて、表示器20に表示させる(ステップS16)。その後、ステップS11へ戻る。つまり、上記のステップS11〜S16の処理は、繰り返し実行される。
また、本実施の形態では、自車の進行方向前方に存在する不可視地物の位置を示す画像を表示する例を示したが、自車の側方または後方に存在する不可視地物の位置を示す画像を、側方又は後方を撮影した画像に重畳させて表示してもよい。例えば、駐車時などの後方確認用の画面(バックモニタ)に本発明を適用することなどが考えられる。
<実施の形態2>
図6は、実施の形態2に係る情報表示制御システムの構成を示すブロック図である。この情報表示制御システムは、実施の形態1の構成(図1)に対し、情報表示制御装置10の不可視地物抽出部15に代えて、仮想地物抽出部16を設けた構成となっている。
仮想地物抽出部16は、地物データ取得部13が取得した地物データ(地物の種別の情報)に基づいて、自車周辺の地物のうちから、実体の存在しない仮想的な地物(以下「仮想地物」という)を抽出する。仮想地物は、地図に表記される記号および図形、さらには地物、地点または地域を表す文字などが含まれ、行政区域の境界線(国境線や市町村の境界線など)、経線・緯線(赤道を含む)、等高線、特定の事象の影響が及ぶエリアを示す区画線(洪水または津波発生時の浸水想定区域や、火山噴火時の被害想定区域など)等が代表的である。
実施の形態2では、表示制御部11は、仮想地物抽出部16が検出した仮想地物の位置を示す画像を、車載カメラ22が撮影した自車周囲の画像に重畳させて、表示器20に表示させる。また、表示制御部11は、仮想地物の位置を示す画像の内容(形状、模様、色彩など)を、その地物の種別に応じて決定する。
本実施の形態では、仮想地物の存在を示す画像を、自車周囲の画像におけるその仮想地物が存在する位置に対応する位置の部分に合成して表示器20に表示させることによって、当該仮想地物の位置を示すものとする。仮想地物は実体が存在しないが、仮想地物が存在する位置は、地物データに含まれる地物の位置情報から判断できる。仮想地物の存在する位置が地表面上と判断される場合は、図19を用いて説明した方法が用いられ、仮想地物の存在する位置が地下と判断される場合は(例えば、地下施設の建設予定エリアを示す区画線など)、図20を用いて説明した方法が用いられる。
本実施の形態では、車載カメラ22は、自車の進行方向前方の映像を撮影し、表示制御部11は、仮想地物抽出部16が検出した仮想地物のうち、車載カメラ22の撮影範囲内(つまり自車の進行方向前方)に存在する仮想地物の位置を示す画像を、表示器20に表示させるものとする(仮想地物抽出部16は、自車の進行方向前方にある仮想地物だけを検出してもよい)。
次に、実施の形態2に係る情報表示制御装置10の動作を具体的に説明する。情報表示制御装置10は、自車の進行方向前方に仮想地物の存在を検出すると、その仮想地物の位置を示す画像を、車載カメラ22が撮影した画像に重畳させて表示器20に表示させるように動作する。
例えば、自車が図7に示す道路R1を走行する場合を想定する。ここでは、道路R1が2つの行政区域(X市(X city)とY市(Y city))の境界線B1を横切っている例を示す。境界線B1は実体のない仮想地物であるため、車載カメラ22で撮影することはできない。車載カメラ22には、図8のように境界線B1の無い画像が撮影される。
一方、情報表示制御装置10では、仮想地物抽出部16が、自車の位置情報と地物データに含まれる仮想地物の位置情報とに基づいて、X市とY市の境界線B1が仮想地物として検出される。その場合、表示制御部11は、図9のように、仮想地物である境界線B1の位置を示す画像と、その境界線B1に隣接する2つの地域を示す文字(「X city」と「Y city」の文字)の画像とを、車載カメラ22が撮影した画像(図8)に重畳させて、表示器20に表示させる。
自車の運転者は、表示器20に表示された画像(図9)を見ることにより、自車がX市とY市の境界線B1を超えようとしていることを直感的に把握ができる。
ここでは仮想地物として行政区域の境界線を示したが、他の仮想地物の位置を示す画像を表示器20に表示させても同様の効果が得られる。例えば、洪水または津波発生時の浸水想定区域の区画線を表示させれば、避難経路を判断する手助けとなる。
図10は、実施の形態2に係る情報表示制御装置10の動作を示すフローチャートである。図10において、図5に示したステップと同様の処理を行うステップには、それと同一符号を付してある。図7〜図9を用いて説明した動作は、情報表示制御装置10が図10に示す処理を行うことにより実現される。なお、図10の動作は、当該動作を終了させるための操作をユーザが情報表示制御装置10に対して行った場合や、当該動作を終了させる指示が他の機器から情報表示制御装置10に入力された場合、情報表示制御装置10が行う他の処理から当該動作を終了させる指示があった場合などに終了する。
情報表示制御装置10が起動すると、まず、表示制御部11が、車載カメラ22により撮影された自車周囲の画像を取得して(ステップS11)、その画像を表示器20に表示させる(ステップS12)。そして、自車位置取得部12が自車の位置情報を取得し(ステップS13)、地物データ取得部13が、自車周辺に存在する地物の地物データを地図情報記憶装置21から取得する(ステップS14)。
その後、仮想地物抽出部16が、地物データ取得部13が取得した地物データ(地物の種別の情報)に基づいて、自車の周辺に仮想地物が存在するか否かを確認する(ステップS15a)。自車の周辺に仮想地物が存在しなければ(ステップS15aでNO)、ステップS11へと戻る。
一方、自車の周辺に仮想地物が存在すれば(ステップS15aでYES)、表示制御部11は、仮想地物の位置を示す画像を、自車の周囲の撮影画像(ステップS12で表示した画像)に重畳させて、表示器20に表示させる(ステップS16a)。その後、ステップS11へ戻る。つまり、上記のステップS11〜S16aの処理は、繰り返し実行される。
また、本実施の形態では、自車の進行方向前方に存在する仮想地物の位置を示す画像を表示する例を示したが、自車の側方または後方に存在する仮想地物の位置を示す画像を、側方又は後方を撮影した画像に重畳させて表示してもよい。
また、仮想地物は、気象状況を示す等圧線や前線など、時間と共に位置が変化するものを含んでいてもよい。ただし、そのような仮想地物の現在の位置を取得するための手段(例えば、気象情報を取得する通信装置など)を情報表示制御装置10に設ける必要がある。
<実施の形態3>
図11は、実施の形態3に係る情報表示制御システムの構成を示すブロック図である。この情報表示制御システムは、実施の形態1の構成(図1)に対し、表示器20を透過型表示器25に置き換えたものとなっている。また、当該システムでは、車載カメラ22が撮影した画像は、表示制御部11に入力されていない。
透過型表示器25は、フロントガラスや運転者が見通せる透明なスクリーンに情報を表示することによって、運転者の視野に情報を直接表示するタイプの表示器(例えばヘッドアップディスプレイ)である。
実施の形態1では、不可視地物の位置を示すために、その位置を示す画像を車載カメラ22が撮影した画像に重畳表示させる必要があった。しかし、透過型表示器25では、運転者からフロントガラス越しに見える光景が画面の背景となるため、車載カメラ22が撮影した画像を用いることなく、実際の光景に不可視地物の位置を示す画像を重畳させることができる。
本実施の形態では、不可視地物の存在を示す画像を、自車の運転者から見てその不可視地物が存在する位置に対応する位置に重畳して見えるように透過型表示器25に表示させることによって、当該不可視地物の位置を示すものとする。図21および図22は、その方法を概念的に示している。
例えば、図21のように、地表面SがX軸とY軸とを含む平面であると仮定する。不可視地物である地物Fが地表面S上の位置P1(x1,y1)に存在する場合、表示制御部11は、その地物Fの存在を示す画像F1を、透過型表示器25の画面SC(例えばフロントガラス)における、運転者の目の位置Eと位置P1(x1,y1)とを結ぶ直線との交点に表示させる。この方法を用いれば、運転者からは、画像F1が地物Fの存在位置に重畳して見えるため、運転者は、画像F1の表示位置から不可視地物の存在位置を正確に認識することができる。
また、例えば、図22のように、地表面SがX軸とY軸とを含む平面であり、地表面Sに対して鉛直方向にZ軸が規定されると仮定する(地表面SはZ=0の平面である)。不可視地物である地物Fが地下の位置P1(x1,y1,z1)に存在する場合、表示制御部11は、その地物Fの存在を示す画像を、透過型表示器25の画面SCにおける、運転者の目の位置Eと地表面Sの位置P2(x1,y1,0)とを結ぶ直線との交点に表示させる。よって、運転者からは、画像F1が、地物Fを真下から地表面Sに投影した位置に重畳して見える。この方法を用いれば、透過型表示器25が表示する画像Fの位置と地物Fの存在位置との対応関係が分かりやすく、自車の運転者は、画像F1の表示位置から不可視地物の存在位置を直感的に認識することができる。
例えば、実施の形態1で示した例のように、図2に示す道路R1を自車が走行する場合、運転者の視野には図12のような画像が映し出される(地下商店街U1および店舗A〜Dを示す画像の背景は実際の光景である)。それにより自車の運転者は、地下商店街U1および店舗A〜Dの位置を容易に認識できる。
図13は、実施の形態3に係る情報表示制御装置10の動作を示すフローチャートである。上記の動作は、情報表示制御装置10が図13に示す処理を行うことにより実現される。なお、図13の動作は、当該動作を終了させるための操作をユーザが情報表示制御装置10に対して行った場合や、当該動作を終了させる指示が他の機器から情報表示制御装置10に入力された場合、情報表示制御装置10が行う他の処理から当該動作を終了させる指示があった場合などに終了する。
情報表示制御装置10が起動すると、まず、自車位置取得部12が自車の位置情報を取得し(ステップS21)、地物データ取得部13が、自車周辺に存在する地物の地物データを地図情報記憶装置21から取得する(ステップS22)。
その後、不可視地物抽出部15が、地物データ取得部13が取得した地物データ(地物の位置情報)に基づいて、車載カメラ22が撮影した車両周囲の映像(地物の存在位置の映像)を解析することで、自車の周辺に不可視地物が存在するか否かを確認する(ステップS23)。自車の周辺に不可視地物が存在しなければ(ステップS23でNO)、ステップS21へと戻る。
一方、自車の周辺に不可視地物が存在すれば(ステップS23でYES)、表示制御部11は、透過型表示器25を用いて、不可視地物の位置を示す画像を、運転者の視野に表示させる(ステップS24)。運転者には、実際の光景に不可視地物の位置を示す画像が重畳して見える。その後、ステップS21へ戻る。つまり、上記のステップS21〜S24の処理は、繰り返し実行される。
<実施の形態4>
実施の形態4では、実施の形態2の情報表示制御システムに透過型表示器25を適用した例を示す。
図14は、実施の形態4に係る情報表示制御システムの構成を示すブロック図である。この情報表示制御システムは、実施の形態2の構成(図6)に対し、表示器20を透過型表示器25に置き換えたものとなっている。また、当該システムでは、車載カメラ22が撮影した画像は、表示制御部11に入力されていない。
実施の形態2では、仮想地物の位置を示すために、その位置を示す画像を車載カメラ22が撮影した画像に重畳表示させる必要があった。しかし、透過型表示器25では、運転者からフロントガラス越しに見える光景が画面の背景となるため、車載カメラ22が撮影した画像を用いることなく、実際の光景に仮想地物の位置を示す画像を重畳させることができる。
本実施の形態では、仮想地物の存在を示す画像を、自車の運転者から見てその仮想地物が存在する位置に対応する位置に重畳して見えるように透過型表示器25に表示させることによって、当該仮想地物の位置を示すものとする。仮想地物は実体が存在しないが、仮想地物が存在する位置は、地物データに含まれる地物の位置情報から判断できる。仮想地物の存在する位置が地表面上と判断される場合は、図21を用いて説明した方法が用いられ、仮想地物の存在する位置が地下と判断される場合は、図22を用いて説明した方法が用いられる。
例えば、実施の形態2で示した例のように、図7に示す道路R1を自車が走行する場合、運転者の視野には図15のような画像が映し出される(境界線B1および「X city」、「Y city」の文字の画像の背景は実際の光景である)。それにより自車の運転者は、境界線B1の位置を容易に認識できる。
図16は、実施の形態4に係る情報表示制御装置10の動作を示すフローチャートである。上記の動作は、情報表示制御装置10が図16に示す処理を行うことにより実現される。なお、図16の動作は、当該動作を終了させるための操作をユーザが情報表示制御装置10に対して行った場合や、当該動作を終了させる指示が他の機器から情報表示制御装置10に入力された場合、情報表示制御装置10が行う他の処理から当該動作を終了させる指示があった場合などに終了する。
情報表示制御装置10が起動すると、まず、自車位置取得部12が自車の位置情報を取得し(ステップS21)、地物データ取得部13が、自車周辺に存在する地物の地物データを地図情報記憶装置21から取得する(ステップS22)。
その後、仮想地物抽出部16が、地物データ取得部13が取得した地物データ(地物の位置情報)に基づいて、車載カメラ22が撮影した車両周囲の映像(地物の存在位置の映像)を解析することで、自車の周辺に仮想地物が存在するか否かを確認する(ステップS23a)。自車の周辺に仮想地物が存在しなければ(ステップS23aでNO)、ステップS21へと戻る。
一方、自車の周辺に仮想地物が存在すれば(ステップS23aでYES)、表示制御部11は、透過型表示器25を用いて、仮想地物の位置を示す画像を、運転者の視野に表示させる(ステップS24a)。運転者には、実際の光景に仮想地物の位置を示す画像が重畳して見える。その後、ステップS21へ戻る。つまり、上記のステップS21〜S24の処理は、繰り返し実行される。
<実施の形態5>
図17は、実施の形態5に係る情報表示制御システムの構成を示すブロック図である。この情報表示制御システムは、実施の形態3の構成(図11)に対し、情報表示制御装置10にアイポイント推定部17を設けたものである。
アイポイント推定部17は、透過型表示器25の画面(例えばフロントガラス)に対する運転者の目の位置(アイポイント)を推定する。アイポイント推定部17が、運転者の目の位置を推定する方法は任意でよく、例えば、運転席に設置したカメラ(運転者モニタリングカメラ)で運転者の顔を撮影した画像を解析して推定する方法が考えられる。また、例えば運転席のシートの位置(座面の位置や高さ、背もたれの傾斜角度など)から、運転者の目の位置を推定する簡易的なものでもよい。
本実施の形態では、表示制御部11が、不可視地物の位置を示す画像の透過型表示器25の画面上での表示位置を、アイポイント推定部17が推定した運転者の目の位置に基づいて決定する。それによって、運転者の視野内のより正確な位置に不可視地物の位置を示す画像を表示できるようになる。
上記のアイポイント推定部17は、実施の形態4に示した情報表示制御システムの情報表示制御装置10にも適用可能である。その場合、運転者の視野内のより正確な位置に仮想地物の位置を示す画像を表示できるようになる。
<実施の形態6>
地物には様々なものが含まれているため、地図データに含まれている全ての地物の位置を示す画像を制限なく表示器(または透過型表示器)に表示させると、個々の地物の位置を認識しにくくなることが考えられる。そこで、本実施の形態では、表示画像で位置を示す対象とする地物の種別や、画像を表示するための条件を、ユーザが任意に設定できるようにする。
図18は、実施の形態6に係る情報表示制御システムの構成を示すブロック図である。この情報表示制御システムは、実施の形態1の構成(図1)に対し、情報表示制御装置10に表示対象設定部18および表示条件設定部19を設けた構成となっている。
表示対象設定部18および表示条件設定部19は、ユーザが操作可能なユーザインターフェイスであり、ユーザは、表示対象設定部18を用いて、表示画像で位置を示す対象とする地物の種別を設定できる共に、表示条件設定部19を用いて、地物の位置を示す画像を表示するための条件を設定できる。表示対象設定部18および表示条件設定部19は、情報表示制御装置10に外付けされた装置(リモコンなど)でもよい。
実施の形態6では、表示制御部11は、不可視地物のうち表示対象設定部18に設定された種別の地物を示す画像のみを、自車周囲の撮影画像に重畳させて表示器20に表示する。また、表示条件設定部19に設定された条件が満たされる場合にのみ、地物の位置を示す画像を表示器20に表示する。
本実施の形態によれば、表示画像によって位置を示す対象や、画像を表示する条件を、ユーザの嗜好に応じて設定できる。例えば、表示画像によって位置を示す対象とする地物を交通標識のみに制限したり、地物の位置を示す画像を表示する範囲の広さを制限したりすることで、不要な画像が表示されるのを防止でき、表示された個々の画像の視認性を高めることができる。
図18では、実施の形態1の情報表示制御システムに対し、情報表示制御装置10に表示対象設定部18および表示条件設定部19を設けた構成を示したが、本実施の形態は、実施の形態2〜5に示した各種の情報表示制御システムに対しても適用可能である。
なお、本発明は、その発明の範囲内において、各実施の形態を自由に組み合わせたり、各実施の形態を適宜、変形、省略することが可能である。
10 情報表示制御装置、11 表示制御部、12 自車位置取得部、13 地物データ取得部、15 不可視地物抽出部、16 仮想地物抽出部、17 アイポイント推定部、18 表示対象設定部、19 表示条件設定部、20 表示装置、21 地図情報記憶装置、22 車載カメラ、25 透過型表示器。

Claims (21)

  1. 自車の表示器に画像を表示させる表示制御部と、
    前記自車の位置情報を取得する自車位置取得部と、
    前記自車から見えない位置にある地物である不可視地物の位置情報を含む地物データを取得する地物データ取得部と、
    を備え、
    前記表示制御部は、前記地物データに含まれる不可視地物の位置情報および前記自車位置取得部が取得した前記自車の位置情報に基づいて、不可視地物の位置を示す画像を前記表示器に表示させる
    ことを特徴とする情報表示制御システム。
  2. 前記表示制御部は、前記自車の周囲を撮影した画像を取得し、不可視地物の位置を示す画像を前記自車の周囲の画像に合成して前記表示器に表示させる
    請求項1に記載の情報表示制御システム。
  3. 前記表示制御部は、不可視地物の存在を示す画像を、前記自車の周囲の画像におけるその不可視地物が存在する位置に対応する位置の部分に合成して、前記表示器に表示させる
    請求項2に記載の情報表示制御システム。
  4. 前記表示器は、前記自車の運転者が見通せる透過型表示器である
    請求項1に記載の情報表示制御システム。
  5. 前記表示制御部は、不可視地物の存在を示す画像を、前記運転者から見てその不可視地物が存在する位置に対応する位置に重畳して見えるように、前記透過型表示器に表示させる
    請求項4に記載の情報表示制御システム。
  6. 前記透過型表示器の画面に対する前記運転者の目の位置を推定するアイポイント推定部をさらに備え、
    前記表示制御部は、不可視地物の位置を示す画像の表示位置を、前記アイポイント推定部が推定した前記運転者の目の位置に基づいて決定する
    請求項4または請求項5に記載の情報表示制御システム。
  7. 前記不可視地物には、地下商用施設または地下交通施設が含まれている
    請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の情報表示制御システム。
  8. 画像によって位置を示す対象とする地物の種別をユーザが設定可能な表示対象設定部をさらに備え、
    前記表示制御部は、不可視地物のうち前記表示対象設定部に設定された種別の地物を示す画像のみを前記表示器に表示させる
    請求項1から請求項7のいずれか一項に記載の情報表示制御システム。
  9. 地物の位置を示す画像を表示するための条件をユーザが設定可能な表示条件設定部をさらに備え、
    前記表示制御部は、前記表示条件設定部に設定された条件が満たされる場合に、地物の位置を示す画像を前記表示器に表示させる
    請求項1から請求項8のいずれか一項に記載の情報表示制御システム。
  10. 自車の表示器に画像を表示させる表示制御部と、
    前記自車の位置情報を取得する自車位置取得部と、
    実体の存在しない仮想的な地物である仮想地物の位置情報を含む地物データを取得する地物データ取得部と、
    を備え、
    前記表示制御部は、前記地物データに含まれる仮想地物の位置情報および前記自車位置取得部が取得した前記自車の位置情報に基づいて、仮想地物の位置を示す画像を前記表示器に表示させる
    ことを特徴とする情報表示制御システム。
  11. 前記表示制御部は、前記自車の周囲を撮影した画像を取得し、仮想地物の位置を示す画像を前記自車の周囲の画像に合成して前記表示器に表示させる
    請求項10に記載の情報表示制御システム。
  12. 前記表示制御部は、仮想地物の存在を示す画像を、前記自車の周囲の画像におけるその仮想地物が存在する位置に対応する位置の部分に合成して、前記表示器に表示させる
    請求項11に記載の情報表示制御システム。
  13. 前記表示器は、前記自車の運転者が見通せる透過型表示器である
    請求項10に記載の情報表示制御システム。
  14. 前記表示制御部は、仮想地物の存在を示す画像を、前記運転者から見てその仮想地物が存在する位置に対応する位置に重畳して見えるように、前記透過型表示器に表示させる
    請求項13に記載の情報表示制御システム。
  15. 前記透過型表示器の画面に対する前記運転者の目の位置を推定するアイポイント推定部をさらに備え、
    前記表示制御部は、仮想地物の位置を示す画像の表示位置を、前記アイポイント推定部が推定した前記運転者の目の位置に基づいて決定する
    請求項13または請求項14に記載の情報表示制御システム。
  16. 前記仮想地物は、地図に表記される記号および図形、並びに、地物、地点または地域を表す文字のうちのいずれかに対応するものである
    請求項10から請求項15のいずれか一項に記載の情報表示制御システム。
  17. 前記仮想地物には、特定の事象の影響が及ぶエリアを示す区画線が含まれている
    請求項10から請求項15のいずれか一項に記載の情報表示制御システム。
  18. 画像によって位置を示す対象とする地物の種別をユーザが設定可能な表示対象設定部をさらに備え、
    前記表示制御部は、仮想地物のうち前記表示対象設定部に設定された種別の地物を示す画像のみを前記表示器に表示させる
    請求項10から請求項17のいずれか一項に記載の情報表示制御システム。
  19. 地物の位置を示す画像を表示するための条件をユーザが設定可能な表示条件設定部をさらに備え、
    前記表示制御部は、前記表示条件設定部に設定された条件が満たされる場合に、地物の位置を示す画像を前記表示器に表示させる
    請求項10から請求項18のいずれか一項に記載の情報表示制御システム。
  20. 車両用の情報表示制御システムにおける情報表示制御方法であって、
    前記情報表示制御システムの自車位置取得部が、自車の位置情報を取得し、
    前記情報表示制御システムの地物データ取得部が、前記車両から見えない位置にある地物である不可視地物の位置情報を取得し、
    前記情報表示制御システムの表示制御部が、前記不可視地物の位置情報および前記自車の位置情報に基づいて、前記不可視地物の位置を示す画像を表示器に表示させる
    ことを特徴とする情報表示制御方法。
  21. 車両用の情報表示制御システムにおける情報表示制御方法であって、
    前記情報表示制御システムの自車位置取得部が、自車の位置情報を取得し、
    前記情報表示制御システムの地物データ取得部が、実体の存在しない仮想的な地物である仮想地物の位置情報を取得し、
    前記情報表示制御システムの表示制御部が、前記仮想地物の位置情報および前記自車の位置情報に基づいて、前記仮想地物の位置を示す画像を表示器に表示させる
    ことを特徴とする情報表示制御方法。
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