JP2016070352A - 構造物用強制両面スライド支承装置 - Google Patents

構造物用強制両面スライド支承装置 Download PDF

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Abstract

【課題】構造が簡単で、地震時に作用する一方向の水平変位を大幅に減衰することが可能で、スライド開始の際の反力を減少することが可能な構造物用強制両面スライド支承装置を提供すること。【解決手段】下部構造2に固定され上面が下部スライド面13を構成する下沓6と、上部構造3に固定され下面が上部スライド面14を構成する上沓8と、上沓と上部スライド面を構成する上部変位伝達開口を形成した上部連結鋼板11と下沓と下部スライド面を構成する下部変位伝達開口を形成した下部連結鋼板12を備える弾性支承9と、上部変位伝達開口内で下部変位伝達部材が一方向の変位を伝達し、下部変位伝達開口内で上部変位伝達部材が直交する一方の方向の変位を伝達し、上下部スライド面を介して直交する一方の方向に強制両面スライドさせると共に直交する他方の方向のスライドを阻止することを特徴とする。【選択図】図1

Description

本発明は、建築物、橋梁等の構造物の上部構造と下部構造との間に設置される構造物用強制両面スライド支承装置に関する。
兵庫県南部地震以降、高減衰ゴム系の免震支承や鉛プラグ入り積層ゴム支承等を用いて長周期化と高減衰化により地震力の低減と耐震性の向上を図る免震構造が一般的に採用されるようになって変位伝達ている。機能分離型の支承構造として、鉛直荷重を受け持つ鉛直荷重支持支承と水平力を受け持つ水平力分散支承を組み合わせた支承構造が採用される事例が増えつつある。
また、構造物の免震又は制震支承装置として、上部構造と下部構造の間に上下両面をスライド面とした弾性支承を配置し、上下両面のスライド面の摩擦力により地震時下部構造に作用する水平変位を低減して上部構造に伝達する構造物用両面スライド支承装置が提案されている。
特開2001−140976号公報 特開2002−39266号公報
従来の構造物用両面スライド支承は、構造が複雑であり、部品点数も多く、製造コストも高価であるという問題を有する。また、上下スライド面が地震時の相対変位に対してスライド開始する際の反力は連続スライド時の反力より20〜30%大変位伝達い値となる。このスライド開始時の増大した反力により、連続スライド時の反力によって設計された取り付けボルト等の破損が発生し、ダンパー機能を発揮することなく支承にダメージを与えるという問題があった。
本発明は、前記従来技術の持つ問題点を解決する、構造が簡単で、地震時に作用する一方向の水平変位に対して弾性体を介した上下スライド面の強制スライドにより大幅に減衰することが可能で、上下スライド面のスライド開始の際の反力を減少することが可能な構造物用強制両面スライド支承装置を提供することを目的とする。
本発明の構造物強制両面スライド支承装置は、前記課題を解決するために、下部構造に固定され上面が下部スライド面を構成する下沓と、上部構造に固定され下面が上部スライド面を構成する上沓と、前記上沓と上部スライド面を構成する上部連結鋼板と前記下沓と下部スライド面を構成する下部連結鋼板を備える弾性支承と、前記下沓に固定される下部変位伝達部材と、前記上沓に固定される上部変位伝達部材と、前記上部連結鋼板に上部変位伝達開口を形成し、前記下部連結鋼板に下部変位伝達開口を形成し、前記上部変位伝達開口内で前記下部変位伝達部材が直交する一方の方向の変位を伝達し、前記下部変位伝達開口内で前記上部変位伝達部材が直交する一方の方向の変位を伝達し、前記上下部スライド面を介して直交する一方の方向に強制両面スライドさせると共に直交する他方の方向のスライドを阻止することを特徴とする。
また、本発明の構造物用強制両面スライド支承装置は、前記上下部変位伝達部材を上下沓の中央に固定し、前記上下部連結鋼板に形成される上下部変位伝達開口に前記上下部変位伝達部材が係合し直交する一方の方向の変位を伝達する部分と、前記上下部スライド面を介して直交する一方の方向にスライド可能とする上下部変位伝達部材の移動通路を形成し、前記上下部変位伝達開口内で前記上下部変位伝達部材が重なり合って直交する他方の方向の移動を阻止することを特徴とする。
また、本発明の構造物用強制両面スライド支承装置は、前記下部変位伝達部材と前記上部変位伝達開口との直交する一方の方向への変位伝達当接面又は前記上部変位伝達部材と前記下部変位伝達開口との直交する一方の方向への変位伝達当接面のいずれかに隙間を形成するか又は弾性部材を配置することを特徴とする。
また、本発明の構造物用強制両面スライド支承装置は、前記下沓と前記下部連結鋼板間の下部スライド面の摩擦係数と、前記上沓と前記上部連結鋼板間の下部スライド面の摩擦係数を異なるように設定することを特徴とする。
また、本発明の構造物用強制両面スライド支承装置は、記下沓と前記下部連結鋼板間の下部スライド面の摩擦係数と前記上沓と前記上部連結鋼板間の下部スライド面の摩擦係数を0.1〜0.15とすることを特徴とする。
下部構造に固定され上面が下部スライド面を構成する下沓と、上部構造に固定され下面が上部スライド面を構成する上沓と、前記上沓と上部スライド面を構成する上部連結鋼板と前記下沓と下部スライド面を構成する下部連結鋼板を備える弾性支承と、前記下沓に固定される下部変位伝達部材と、前記上沓に固定される上部変位伝達部材と、前記上部連結鋼板に上部変位伝達開口を形成し、前記下部連結鋼板に下部変位伝達開口を形成し、前記上部変位伝達開口内で前記下部変位伝達部材が直交する一方の方向の変位を伝達し、前記下部変位伝達開口内で前記上部変位伝達部材が直交する一方の方向の変位を伝達し、前記上下部スライド面を介して直交する一方の方向に強制両面スライドさせると共に直交する他方の方向のスライドを阻止することで、構造が簡単で、構成部品数が少なく設置作業,交換作業が容易で、地震時に作用する一方向の水平変位に対して弾性体を介した上下スライド面の強制スライドにより大幅に減衰することが可能となる。
上下部変位伝達部材を上下沓の中央に固定し、前記上下部連結鋼板に形成される上下部変位伝達開口に前記上下部変位伝達部材が係合し直交する一方の方向の変位を伝達する部分と、前記上下部スライド面を介して直交する一方の方向にスライド可能とする上下部変位伝達部材の移動通路を形成し、前記上下部変位伝達開口内で前記上下部変位伝達部材が重なり合って直交する他方の方向の移動を阻止することで、変位伝達手段を集約的に配置することができ、サイドブロック等の手段を用いることなく直交する他方の方向に移動を阻止し、一方向強制両面スライドを可能にする。
下部変位伝達部材と上部変位伝達開口との直交する一方の方向への変位伝達当接面又は上部変位伝達部材と下部変位伝達開口との直交する一方の方向への変位伝達当接面のいずれかに隙間を形成するか又は弾性部材を配置することで、地震時の相対変位に対して上部スライド面又は下部スライド面のスライド開始時間に時間差を設定することで、両面スライド方式の地震時の初期反力を低く抑えることが可能となる。
下沓と前記下部連結鋼板間の下部スライド面の摩擦係数と、前記上沓と前記上部連結鋼板間の下部スライド面の摩擦係数を異なるように設定することで、地震時の相対変位に対して上部スライド面又は下部スライド面のスライド開始時間に時間差を設定することで、両面スライド方式の地震時の初期反力を低く抑えることが可能となる。
下沓と下部連結鋼板との下部スライド面との摩擦係数と上沓と上部連結鋼板との下部スライド面の摩擦係数とを0.1〜0.15とすることで、両面スライド方式の地震時の初期反力を低く抑えることが可能となる。
本発明の実施形態を示す図である。 (a)(b)本発明の実施形態を示す図である。 (a)(b)本発明の実施形態を示す図である。 本発明の実施形態を示す図である。 本発明の実施形態を示す図である。 本発明の実施形態を示す図である。 本発明の実施形態を示す図である。 本発明の実施形態を示す図である。 本発明の実施形態を示す図である。 本発明の実施形態を示す図である。 本発明の実施形態を示す図である。 (a)(b)本発明の実施形態を示す図である。
本発明の構造物用強制両面スライド支承装置1の実施の形態を図により説明する。図1は、本発明の構造物用強制両面スライド支承装置1の一方向から見た側面図である。
構造物用強制両面スライド支承装置1は、建築物や橋梁等の構造物の上部構造2と下部構造3の間に配置される。下部構造3にアンカーボルト4が埋設固定されたアンカーボルト4の上端にカプラー5が連結される。下部構造3に下沓6がカプラー5に螺着される固定ボルト7を介して着脱可能に固定される。
上部構造2にアンカーボルト4が埋設固定されたアンカーボルト4の下端にカプラー5が連結される。上部構造2に上沓8がカプラー5に螺着される固定ボルト7を介して着脱可能に固定される。
下沓6と上沓8との間に弾性支承9が配置される。例えば、弾性支承9としては補強鋼板とゴムを鉛直方向に複数枚積層した積層ゴム10の上面の上部連結鋼板11が配置され、下面に下部連結鋼板12が配置される。積層ゴム10、上部連結鋼板11、下部連結鋼板12は、加硫成形により一体に固定される。
本発明の構造物用強制両面スライド支承装置1においては、下沓6と下部連結鋼板12との間に下部スライド面13が形成され、上沓8と上部連結鋼板11との間に上部スライド面14が形成される。
図2(a)(b)は、下沓6の一実施形態を示す図である。図2(a)でX−Xは、直交する一方の方向であり、Y−Yは、直交する他方の方向ですので、以下、直交する一方の方向を「X方向」とし、直交する他方の方向を「Y方向」という。この実施形態では、下沓6は矩形の鋼板で形成され、周辺部に固定ボルト挿通孔6aが複数形成される。下沓6の中央部に下部変位伝達部材15の下端部が固定される。下部変位伝達部材15は断面矩形のブロックとして形成される。下部変位伝達部材15のY方向の長さw1、X方向の長さw2とする。この実施形態では、下部変位伝達部材15を下沓6の中央部に配置しているが、下沓6の周辺部に複数形成しても良い。
図3(a)(b)は、上沓8の一実施形態を示す図である。上沓8は矩形の鋼板で形成され、周辺部に固定ボルト挿通孔8aが複数形成される。上沓8の中央部に平行に伸びる一対の上部変位伝達部材16の上端部が固定される。上部変位伝達部材16は断面矩形の一対の平行に延びるブロックとして形成される。一対の上部変位伝達部材16のY方向の長さw3、X方向の側辺部の長さw4、一対の上部変位伝達部材16,16間の長さw5とする。この実施形態では、上部変位伝達部材16を上沓8の中央部に配置しているが、上沓8の周辺部に複数形成しても良い。
図4は、積層ゴム10の上面に一体固定される上部連結鋼板11を示す図である。この実施形態では、下部変位伝達部材15と上部変位伝達部材16を下沓6と上沓8の中央部に配置し変位伝達部を上部連結鋼板11と下部連結鋼板12の中央部に形成する必要があるので、積層ゴム10を2つに分けて配置している。下部変位伝達部材15と上部変位伝達部材16を下沓6と上沓8の周辺部に配置し変位伝達部を上部連結鋼板11と下部連結鋼板12の周辺部に形成する場合は、積層ゴム10を中央に1つ配置すればよい。
図4に示す実施形態では、上部連結鋼板11の中央に略H形の上部変位伝達開口17が形成される。上部変位伝達開口17のY方向の長さは図4に示すようにz1、z3、z4で、X方向の長さはz2である。
図5は、積層ゴム10の下面に一体固定される下部連結鋼板12を示す図である。図5に示す実施形態では、下部連結鋼板12の中央部に略十字形の下部変位伝達開口18が形成される。下部変位伝達開口18のY方向の長さは図5に示すようにz5、z6で、X方向の長さはz7である。
図6は、上部連結鋼板12の上部変位伝達開口17に下部変位伝達部材15と上部変位伝達部材16が挿入された状態を示す図である。略H形の上部変位伝達開口17の中央部に下部変位伝達部材15が位置する。上部変位伝達開口17のY方向の長さz3は、下部変位伝達部材15のY方向の長さw1とほぼ同じで、上部変位伝達開口17のX方向の長さz2は、下部変位伝達部材15のX方向の長さw2とほぼ同じであるから、略H形の上部変位伝達開口17の中央のY方向に伸びる辺部は、下部変位伝達部材15のY方向に伸びる側辺部と当接し、下部変位伝達部材15からX方向の変位が伝達される。
一対の上部変位伝達部材16は、略H形の上部変位伝達開口17の中央の両側に位置する。上部変位伝達開口17のY方向の長さz1は、上部変位伝達部材16のY方向の長さw3とほぼ同じで、一対の上部変位伝達部材16間の長さw5は、上部変位伝達部材15のY方向の長さとほぼ同じであるから、上部変位伝達部材のX方向に伸びる一方の側辺部は略H形の上部変位伝達開口17の両側辺と当接し、上部変位伝達部材16のX方向に伸びる他方の側辺部は下部変位伝達部材15のX方向に伸びる側辺部と当接する。上部変位伝達開口17の上部変位伝達部材16のX方向に伸びる側辺部側には、X方向の両面強制スライドを許容する上部変位伝達部材移動スペース17aが形成される。
図7は、下部連結鋼板12の下部変位伝達開口18に下部変位伝達部材15と上部変位伝達部材16が挿入された状態を示す図である。略10字形の下部変位伝達開口18の中央に位置し、上部変位伝達部材16は、その両側に位置する。上部変位伝達部材16のX方向の長さz7は、下部変位伝達開口18のX方向の長さz7とほぼ同じで、上部変位伝達部材16のY方向の長さw3は、下部変位伝達開口18のY方向の長さz5とほぼ同じで、上部変位伝達部材15のY方向の長さw1は、下部変位伝達開口18のY方向の長さz6とほぼ同じである。その結果、上部変位伝達部材16のY方向に伸びる側辺部は、下部変位伝達開口18のY方向に伸びる辺部と当接し、上部変位伝達部材16からX方向の変位が伝達される。
上部変位伝達部材16のX方向に伸びる一方の側辺部は、下部変位伝達開口18のX方向に伸びる辺部に当接し、上部変位伝達部材16のX方向に伸びる他方の側辺部は、下部変位伝達部材15のX方向に伸びる側辺部と当接する。下部変位伝達開口18の下部変位伝達部材15のX方向に伸びる側辺部側には、X方向の両面強制スライドを許容する下部変位伝達部材移動スペース18aが形成される。
下部構造2のX方向の相対変位は、下部変位伝達部材15と上部変位伝達開口17との当接部を介して伝達され、上部スライド面14で強制スライドさせる。上部構造3のX方向の相対変位は、上部変位伝達部材16と下部変位伝達開口18との当接部を介して伝達され下部スライド面で強制スライドさせる。Y方向の相対変位に関しては、下部変位伝達部材15と上部変位伝達部材16が、上部変位伝達開口17と下部変位伝達開口18の両方でY方向に重なり合いY方向の移動がブロックされる。
以上のようにこの実施形態に示される構造物用強制両面スライド支承装置1によれば、構造が簡単で、構成部品数が少なく設置作業,交換作業が容易で、地震時に作用する一方向の水平変位に対して弾性体を介した上下スライド面の強制スライドにより大幅に減衰することが可能となる。
図8〜図11は、変位伝達手段を下沓6、上沓8の中央部より外側に配置した他の実施形態を示す図である。図中同じ構成部は前述の実施形態で使用した符号を用いる。
図8は下沓6の他の実施形態を示す図である。この実施形態では、下部変位伝達部材15を下沓6の中央部からY方向の外側の対称位置に少なくとも一対配置する。図9は上沓8の他の実施形態を示す図である。上部変位伝達部材16を上沓8の中央部からY方向の外側の対称位置に二対配置する。
図10は、上連結鋼板11の他の実施形態を示す図である。この実施形態では積層ゴム10は上連結鋼板11の中央に1つ配置する。積層ゴム10のY方向の外側に一対の下部変位伝達部材用の開口20が形成される。下部変位伝達部材用の開口20のX方向、Y方向の長さを下部変位伝達部材15のX方向、Y方向の長さとほぼ同じにする。その結果、下部変位伝達部材15のX、Y方向の側辺部は下部変位伝達部材用の開口20のX、Y方向の辺部と当接する。
積層ゴム10のY方向の外側に二対の上部変位伝達部材用の開口21が形成される。上部変位伝達部材用の開口21のY方向の長さは上部変位伝達部材16のY方向の長さとほぼ同じで、上部変位伝達部材用の開口21のX方向の長さは上部変位伝達部材16のX方向の長さより長い。その結果、上部変位伝達部材16のX方向に伸びる側辺部は上部変位伝達部材用の開口21のX方向に伸びる辺部と当接し、上部変位伝達部材16のY方向に伸びる側辺部側にX方向の両面強制スライドを許容する上部変位伝達部材移動スペース21aが形成される。
図11は、下連結鋼板12の他の実施形態を示す図である。積層ゴム10のY方向の外側に一対の下部変位伝達部材用の開口22が形成される。下部変位伝達部材用の開口22のY方向の長さは下部変位伝達部材15のY方向の長さとほぼ同じで、下部変位伝達部材用の開口22のX方向の長さは下部変位伝達部材のX方向の長さより長い。その結果、下部変位伝達部材15のX方向に伸びる側辺部は下部変位伝達部材用の開口22のX方向に伸びる辺部と当接し、下部変位伝達部材15のY方向に伸びる側辺部側にX方向の両面強制スライドを許容する下部変位伝達部材移動スペース22aが形成される。
積層ゴム10のY方向の外側に二対の上部変位伝達部材用の開口23が形成される。上部変位伝達部材用の開口23のX方向、Y方向の長さを下部変位伝達部材15のX方向、Y方向の長さとほぼ同じにする。その結果、下部変位伝達部材15のX、Y方向の側辺部は下部変位伝達部材用の開口20のX、Y方向の辺部と当接する。
下部構造2のX方向の相対変位は、下部変位伝達部材15のY方向に伸びる側辺部と上部連結鋼板11に形成された下部変位伝達部材用の開口20のY方向の辺部との当接部を介して伝達され、上部スライド面14で強制スライドさせる。上部構造3のX方向の相対変位は、上部変位伝達部材16のY方向に伸びる側辺部と下部連結鋼板12に形成された
上部変位伝達部材用の開口23のY方向の辺部との当接部を介して伝達され、下部スライド面で強制スライドさせる。
Y方向の相対変位に関しては、下部変位伝達部材15と上部変位伝達部材16のX方向に伸びる側辺部が、上下部連結鋼板11、12に形成された下部変位伝達部材用開口20、22と上部変位伝達部材用の開口21、23のX方向の辺部と当接し、Y方向に移動するスペースがないためY方向のスライドがブロックされる。
以上のようにこの実施形態に示される構造物用強制両面スライド支承装置1によれば、構造が簡単で、構成部品数が少なく設置作業,交換作業が容易で、地震時に作用する一方向の水平変位に対して弾性体を介した上下スライド面の強制スライドにより大幅に減衰することが可能となる。
両面スライド支承の場合、地震時に付加される水平力で上部スライド面14と下部スライド面13が同時にスライドを開始すると大きな初期反力が発生する。このスライド開始時の増大した反力により、連続スライド時の反力によって設計された取り付けボルト等の破損が発生し、ダンパー機能を発揮することなく支承にダメージを与えるという問題があった。
この問題を解消する一つの手段として、上部スライド面14下部スライド面13の摩擦係数を出来る限り小さくする。上下部スライド面を形成する上部連結鋼板11と上沓8、下部連結鋼板12と下沓6を摩擦係数の小さい磨いたステンレススチールで形成したり、4フッ化エチレン等の低摩擦材は表面に設置したりし、摩擦係数を0.1〜0.15とする。上部スライド面14と下部スライド面13の摩擦係数を小さくすることで、地震時に両スライド面で同時にスライドを開始しても初期反力を小さく抑えることが可能となる。
初期反力を抑える他の手段は、上部スライド面14と下部スライド面13の地震時のスライド開始時間に時間差を持たせることである。スライド開始時間に時間差を持たせる1つの方法として、上部スライド面14と下部スライド面13の摩擦係数を異なるように設定する。上部スライド面14と下部スライド面13の摩擦係数を異なるように設定することでスライド開始時間に時間差を設けることにより、初期反力を小さく抑えることが可能になる。
図12(a)(b)により上部スライド面14と下部スライド面13の地震時のスライド開始時間に時間差を持たせるための他の方法について説明する。下部変位伝達部材15と上部変位伝達開口17とのX方向の変位伝達当接面或いは上部変位伝達部材16と下部変位伝達開口18とのX方向の当接面のいずれか一方に隙間を形成するか弾性部材24を介在させる。図12(a)(b)では、下部変位伝達部材15と上部変位伝達開口17とのX方向の変位伝達当接面に弾性部材24を介在させ、上部変位伝達部材16と下部変位伝達開口18とのX方向の変位伝達当接面には弾性部材24や隙間を形成することなくX方向の変位伝達当接面に密着させている。弾性部材19を介在させることより、上部スライド面と下部スライド面の地震時のスライド開始時間に時間差を持たせることができ、初期反力を小さく抑えることが可能になる。弾性部材24としては、樹脂、ゴム等を用いる。鉛等の変形可能な金属を用いても良い。
以上のように、本発明の構造物用強制両面スライド支承装置1によれば、構造が簡単で、地震時に作用する一方向の水平変位に対して弾性体を介した上下スライド面の強制スライドにより大幅に減衰することが可能で、上下スライド面のスライド開始の際の反力を減少することが可能となる。
1:構造物用強制両面スライド支承装置、2:下部構造、3:上部構造、4:アンカーボルト、5:カップラー、6:下沓、7:固定ボルト、8:上沓、9:弾性支承、10:積層ゴム、11:上部連結鋼板、12:下部連結鋼板、13:下部スライド面、14:上部スライド面、15:下部変位伝達部材、16:上部変位伝達部材、17:上部変位伝達開口、17a:上部変位伝達部材移動スペース、18:下部変位伝達開口、18a:下部変位伝達部材移動スペース、20:下部変位伝達部材用の開口、20a:上部変位伝達部材移動スペース,21:上部変位伝達部材用の開口、21a:下部変位伝達部材移動スペース、22:下部変位伝達部材用の開口、22a:下部変位伝達部材移動スペース、23:上部変位伝達部材用の開口、24:弾性部材又は隙間
本発明の構造物強制両面スライド支承装置は、前記課題を解決するために、下部構造に固定され上面が下部スライド面を構成する下沓と、上部構造に固定され下面が上部スライド面を構成する上沓と、中央部に間隔を開けて左右に配置される一対の積層ゴムに前記上沓と上部スライド面を構成する上部連結鋼板と前記下沓と下部スライド面を構成する下部連結鋼板を一体とした弾性支承と、前記下沓の中央部に固定される下部変位伝達部材と、前記上沓の中央部に固定される上部変位伝達部材と、を備え、前記上部連結鋼板の中央部に上部変位伝達開口を形成し、前記下部連結鋼板の中央部に下部変位伝達開口を形成し、前記上下部連結鋼板に形成される前記上下部変位伝達開口に前記上下部変位伝達部材が係合し直交する一方の方向の変位を伝達する部分と、前記上下部スライド面を介して直交する一方の方向にスライド可能とする上下部変位伝達部材の移動通路を形成し、前記上下部変位伝達開口内で前記上下部変位伝達部材が重なり合って直交する他方の方向の移動を阻止することを特徴とする。
また、本発明の構造物強制両面スライド支承装置は、前記下沓と前記下部連結鋼板間の下部スライド面の摩擦係数と、前記上沓と前記上部連結鋼板間の部スライド面の摩擦係数を異なるように設定することを特徴とする。
また、本発明の構造物強制両面スライド支承装置は、前記下沓と前記下部連結鋼板間の下部スライド面の摩擦係数と前記上沓と前記上部連結鋼板間の部スライド面の摩擦係数を0.1〜0.15とすることを特徴とする。
下部構造に固定され上面が下部スライド面を構成する下沓と、上部構造に固定され下面が上部スライド面を構成する上沓と、中央部に間隔を開けて左右に配置される一対の積層ゴムに前記上沓と上部スライド面を構成する上部連結鋼板と前記下沓と下部スライド面を構成する下部連結鋼板を一体とした弾性支承と、前記下沓の中央部に固定される下部変位伝達部材と、前記上沓の中央部に固定される上部変位伝達部材と、を備え、前記上部連結鋼板の中央部に上部変位伝達開口を形成し、前記下部連結鋼板の中央部に下部変位伝達開口を形成し、前記上下部連結鋼板に形成される前記上下部変位伝達開口に前記上下部変位伝達部材が係合し直交する一方の方向の変位を伝達する部分と、前記上下部スライド面を介して直交する一方の方向にスライド可能とする上下部変位伝達部材の移動通路を形成し、前記上下部変位伝達開口内で前記上下部変位伝達部材が重なり合って直交する他方の方向の移動を阻止することで、構造が簡単で、構成部品数が少なく設置作業,交換作業が容易で、地震時に作用する一方向の水平変位に対して弾性体を介した上下スライド面の強制スライドにより大幅に減衰することが可能となり、変位伝達手段を中央部に集約的に配置することができ、上下部変位伝達開口内で上下部変位伝達部材が重なり合ってサイドブロック等の手段を用いることなく直交する他方の方向に移動を阻止し、一方向強制両面スライドを可能にする。
下部変位伝達部材と上部変位伝達開口との直交する一方の方向への変位伝達当接面又は上部変位伝達部材と下部変位伝達開口との直交する一方の方向への変位伝達当接面のいずれかに隙間を形成するか又は弾性部材を配置することで、地震時の相対変位に対して上部スライド面又は下部スライド面のスライド開始時間に時間差を設定することで、両面スライド方式の地震時の初期反力を低く抑えることが可能となる。
下沓と前記下部連結鋼板間の下部スライド面の摩擦係数と、前記上沓と前記上部連結鋼板間の部スライド面の摩擦係数を異なるように設定することで、地震時の相対変位に対して上部スライド面又は下部スライド面のスライド開始時間に時間差を設定することで、両面スライド方式の地震時の初期反力を低く抑えることが可能となる。
下沓と下部連結鋼板との下部スライド面との摩擦係数と上沓と上部連結鋼板との部スライド面の摩擦係数とを0.1〜0.15とすることで、両面スライド方式の地震時の初期反力を低く抑えることが可能となる。
本発明の実施形態を示す図である。 (a)(b)本発明の実施形態を示す図である。 (a)(b)本発明の実施形態を示す図である。 本発明の実施形態を示す図である。 本発明の実施形態を示す図である。 本発明の実施形態を示す図である。 本発明の実施形態を示す図である。 本発明の実施形態を示す図である。
図2(a)(b)は、下沓6の一実施形態を示す図である。図2(a)でX−Xは、直交する一方の方向であり、Y−Yは、直交する他方の方向ですので、以下、直交する一方の方向を「X方向」とし、直交する他方の方向を「Y方向」という。この実施形態では、下沓6は矩形の鋼板で形成され、周辺部に固定ボルト挿通孔6aが複数形成される。下沓6の中央部に下部変位伝達部材15の下端部が固定される。下部変位伝達部材15は断面矩形のブロックとして形成される。下部変位伝達部材15のY方向の長さw1、X方向の長さw2とする。
図3(a)(b)は、上沓8の一実施形態を示す図である。上沓8は矩形の鋼板で形成され、周辺部に固定ボルト挿通孔8aが複数形成される。上沓8の中央部に平行に伸びる一対の上部変位伝達部材16の上端部が固定される。上部変位伝達部材16は断面矩形の一対の平行に延びるブロックとして形成される。一対の上部変位伝達部材16のY方向の長さw3、X方向の側辺部の長さw4、一対の上部変位伝達部材16,16間の長さw5とする。
図4は、積層ゴム10の上面に一体固定される上部連結鋼板11を示す図である。この実施形態では、下部変位伝達部材15と上部変位伝達部材16を下沓6と上沓8の中央部に配置し変位伝達部を上部連結鋼板11と下部連結鋼板12の中央部に形成する必要があるので、積層ゴム10を2つに分けて配置している。
(a)(b)により上部スライド面14と下部スライド面13の地震時のスライド開始時間に時間差を持たせるための他の方法について説明する。下部変位伝達部材15と上部変位伝達開口17とのX方向の変位伝達当接面或いは上部変位伝達部材16と下部変位伝達開口18とのX方向の当接面のいずれか一方に隙間を形成するか弾性部材24を介在させる。図12(a)(b)では、下部変位伝達部材15と上部変位伝達開口17とのX方向の変位伝達当接面に弾性部材24を介在させ、上部変位伝達部材16と下部変位伝達開口18とのX方向の変位伝達当接面には弾性部材24や隙間を形成することなくX方向の変位伝達当接面に密着させている。弾性部材19を介在させることより、上部スライド面と下部スライド面の地震時のスライド開始時間に時間差を持たせることができ、初期反力を小さく抑えることが可能になる。弾性部材24としては、樹脂、ゴム等を用いる。鉛等の変形可能な金属を用いても良い。
1:構造物用強制両面スライド支承装置、2:下部構造、3:上部構造、4:アンカーボルト、5:カップラー、6:下沓、7:固定ボルト、8:上沓、9:弾性支承、10:積層ゴム、11:上部連結鋼板、12:下部連結鋼板、13:下部スライド面、14:上部スライド面、15:下部変位伝達部材、16:上部変位伝達部材、17:上部変位伝達開口、17a:上部変位伝達部材移動スペース、18:下部変位伝達開口、18a:下部変位伝達部材移動スペース、24:弾性部材又は隙間

Claims (5)

  1. 下部構造に固定され上面が下部スライド面を構成する下沓と、
    上部構造に固定され下面が上部スライド面を構成する上沓と、
    前記上沓と上部スライド面を構成する上部連結鋼板と前記下沓と下部スライド面を構成する下部連結鋼板を備える弾性支承と、
    前記下沓に固定される下部変位伝達部材と、
    前記上沓に固定される上部変位伝達部材と、
    前記上部連結鋼板に上部変位伝達開口を形成し、前記下部連結鋼板に下部変位伝達開口を形成し、前記上部変位伝達開口内で前記下部変位伝達部材が直交する一方の方向の変位を伝達し、前記下部変位伝達開口内で前記上部変位伝達部材が直交する一方の方向の変位を伝達し、前記上下部スライド面を介して直交する一方の方向に強制両面スライドさせると共に直交する他方の方向のスライドを阻止することを特徴とする構造物用強制両面スライド支承装置。
  2. 前記上下部変位伝達部材を上下沓の中央に固定し、前記上下部連結鋼板に形成される上下部変位伝達開口に前記上下部変位伝達部材が係合し直交する一方の方向の変位を伝達する部分と、前記上下部スライド面を介して直交する一方の方向にスライド可能とする上下部変位伝達部材の移動通路を形成し、前記上下部変位伝達開口内で前記上下部変位伝達部材が重なり合って直交する他方の方向の移動を阻止することを特徴とする請求項1に記載の構造物用強制両面スライド支承装置。
  3. 前記下部変位伝達部材と前記上部変位伝達開口との直交する一方の方向への変位伝達当接面又は前記上部変位伝達部材と前記下部変位伝達開口との直交する一方の方向への変位伝達当接面のいずれかに隙間を形成するか又は弾性部材を配置することを特徴とする請求項1又は2に記載の構造物用強制両面スライド支承装置。
  4. 前記下沓と前記下部連結鋼板間の下部スライド面の摩擦係数と、前記上沓と前記上部連結鋼板間の下部スライド面の摩擦係数を異なるように設定することを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の構造物用強制両面スライド支承装置。
  5. 前記下沓と前記下部連結鋼板間の下部スライド面の摩擦係数と前記上沓と前記上部連結鋼板間の下部スライド面の摩擦係数を0.1〜0.15とすることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載の構造物用強制両面スライド支承装置。
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