JP2016070309A - 車両用変速機の潤滑構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】濾過器の単価を押し上げること無く、オイル吸引流路に流れる潤滑油を確実に濾過する。
【解決手段】車両用変速機の潤滑構造は、ギヤケース11の前端を封止するクラッチハウジング20に設けられギヤケース11の内部に収容された潤滑油を吸引して潤滑させるオイルポンプ19と、ギヤケース11の内部に収容された潤滑油をオイルポンプ19に供給するオイル吸引流路23と、オイル吸引流路23に設けられた濾過器36とを備える。オイル吸引流路23が小径孔33aと小径孔33aに連続して小径孔33aと同軸に形成された大径孔33bを有し、小径孔33aと大径孔33bとの境に円環状の座面33cが形成され、濾過器36が座面33cに密着可能な円環状のフランジ部37を有し、フランジ部37を座面33cに押しつけるように付勢するコイルスプリング39が設けられる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ギヤケース内の潤滑油をオイルポンプが吸引して各潤滑必要箇所にその潤滑油を供給する車両用変速機の潤滑構造に関するものである。
従来、車両用変速機は、クラッチの出力軸と結合したインプットシャフトから入力される回転をインプットシャフトに設けられたハイスピードギヤと噛合するカウンタシャフトドライブギヤを介してカウンタシャフトに伝達し、このカウンタシャフト上とアウトプットシャフト上とに設けた各速段ギヤの噛合を変えてエンジンのトルクを駆動輪に伝えるものとして知られている。
このような車両用変速機の潤滑構造として、従来、変速機の各潤滑必要箇所の潤滑をオイルポンプから送られる潤滑油によって強制的に行う強制潤滑方式が知られている。この潤滑構造では、カウンタシャフトによって駆動されるオイルポンプによってギヤケース内の潤滑油を吸引して各潤滑必要箇所へ導くようにしている。
変速機の内部には、エンジンからの駆動力を伝達する歯車や摩擦材などが設けられているので、各潤滑必要箇所を潤滑してギヤケースの内底部に戻った潤滑油には異物が混入することもある。このため、このような潤滑構造を有する車両用変速機では、潤滑油を濾過して異物を排除する濾過器が設けられる(例えば、特許文献1参照。)。そして、オイルポンプにより供給される潤滑油を変速機の外部に導いてオイルクーラにより冷却する場合には、濾過器も変速機の外部に設けるとしている。
一方、オイルポンプにより供給される潤滑油を冷却する必要が無いような変速機では、ギヤケースの内部に収容された潤滑油をオイルポンプが吸引するためのオイル吸引流路が形成され、そのオイル吸引流路に濾過器を直接設けることが行われる。このオイル吸引流路に直接設けられる濾過器は、円筒状を成してオイル吸引流路に挿入され、内側から外側に通過する潤滑油を濾過するようにしている。
実開平6−54948号公報
しかし、円筒状を成してオイル吸引流路に挿入される濾過器にあっては、オイル吸引流路に流れる潤滑油が、その内側に進入せずに当初から外側に進入してしまうと、濾過器の内側から外側に潤滑油が通過することも無くなって、その潤滑油を十分に濾過することができない不具合を生じさせる。
この点を解消するためには、円筒状を成す濾過器の外径を、それが挿入されるオイル吸引流路の内径に著しく近づけて、オイル吸引流路に流れる潤滑油が濾過器の外側に進入してしまうことを極力回避する必要がある。けれども、濾過器の外径をオイル吸引流路の内径に著しく近づけることは、濾過器の製造コストを高め、得られた濾過器の単価が押し上げられる不具合を生じさせる。
本発明の目的は、濾過器の単価を押し上げること無く、オイル吸引流路に流れる潤滑油を確実に濾過し得る車両用変速機の潤滑構造を提供することにある。
本発明は、ギヤケースの前端を封止するクラッチハウジングに設けられギヤケースの内部に収容された潤滑油を吸引して潤滑させるオイルポンプと、ギヤケースの内部に収容された潤滑油をオイルポンプが吸引するオイル吸引流路と、オイル吸引流路に設けられた濾過器とを備えた車両用変速機の潤滑構造の改良である。
その特徴ある構成は、オイル吸引流路が小径孔と小径孔に連続して小径孔と同軸に形成された大径孔を有し、小径孔と大径孔との境に円環状の座面が形成され、濾過器が座面に密着可能な円環状のフランジ部を有し、フランジ部を座面に押しつけるように付勢するコイルスプリングが設けられたところにある。
この車両用変速機の潤滑構造では、一端に座面が連続する大径孔の他端が外部に開放して形成され、大径孔の他端内周囲に雌ねじが形成され、雌ねじに螺合する取付ネジが大径孔の他端を封止するように設けられ、コイルスプリングが取付ネジとフランジ部の間に介装されることが好ましい。そして、フランジ部にコイルスプリングの一端が固定されることが更に好ましい。
本発明の車両用変速機の潤滑構造では、オイル吸引流路の内周に座面を形成し、その座面に密着可能な円環状のフランジ部を濾過器に形成したので、コイルスプリングがそのフランジ部を座面に押しつけることにより、そのフランジ部と座面の間に潤滑油が流通することはない。このため、オイル吸引流路に流れる潤滑油は全て濾過器を通過することに成り、そのオイル吸引流路に流れる潤滑油を確実に濾過し得るものとなる。
また、大径孔を外部に開放して取付ネジにより封止し、その取付ネジとフランジ部の間にコイルスプリングを介装させれば、取付ネジを取外すだけでスプリングや濾過器を取外すことが可能になり、濾過器の保守点検が容易となる。そして、フランジ部にコイルスプリングの一端を固定すれば、コイルスプリングを大径孔から取出すだけで濾過器も同時に取出すことが可能となり、その取外し作業を容易にすることができる。
本発明実施形態の潤滑構造を示す車両用変速機の図3のA部拡大断面図である。 その濾過器を取外す状態を示す図1に対応する断面図である。 その潤滑構造を示す車両用変速機の一部を切り欠いた斜視図 その濾過器の縦断面図である。 その濾過器の斜視図である。 その潤滑構造を有する車両用変速機の前部における縦断面図である。
次に、本発明を実施するための最良の形態を図面に基づいて説明する。
図6に、本発明の潤滑構造を有する車両用変速機10を示す。この変速機10は車両であるトラックに用いられるものであり、この変速機10には、そのギヤケース11の内部の上側にメインシャフト12が前後方向に延びて配置される。メインシャフト12は、図示しないクラッチに連結されるインプットシャフト13と、その後方に同軸に設けられるアウトプットシャフト14を備える。一方、そのメインシャフト12の下方のギヤケース11の内部には、カウンタシャフト16がそのメインシャフト12に平行に配置される。
インプットシャフト13にはクラッチの図示しない出力軸が結合され、このインプットシャフト13にはハイスピードギヤ17が設けられる。カウンタシャフト16には、インプットシャフト13に設けられたハイスピードギヤ17と噛合するカウンタシャフトドライブギヤ18が設けられる。そして、インプットシャフト13の回転は、このインプットシャフト13に設けられたハイスピードギヤ17及びカウンタシャフトドライブギヤ18を介してカウンタシャフト16に伝達され、このカウンタシャフト16は、インプットシャフト13からエンジンの回転が直接的に伝達されて回転するように構成される。
ギヤケース11の前方には、その開口部を塞ぐようにクラッチハウジング20が設けられ、カウンタシャフト16の前端部におけるクラッチハウジング20にオイルポンプ19が設けられる。インプットシャフト13及びカウンタシャフト16の前端部はクラッチハウジング20に枢支され、オイルポンプ19は、カウンタシャフト16の回転によって駆動するように構成される。そして、駆動するオイルポンプ19は、ギヤケース11内に貯留された潤滑油を吸引して潤滑必要箇所に供給するように構成される。
図1〜図3に示すように、ギヤケース11及びクラッチハウジング20には、ギヤケース11の内部に貯留された潤滑油をオイルポンプ19が吸引するオイル吸引流路23が形成される。このオイル吸引流路23は、ギヤケース11に形成された第一オイル吸引流路24と、その第一オイル吸引流路24に連続するようにクラッチハウジング20に形成された第二オイル吸引流路31とを備える。
図3に示すように、ギヤケース11の内底部には、潤滑油を貯留するための前後方向に延びる凹溝11aが形成される。ギヤケース11に形成される第一オイル吸引流路24は、ギヤケース11を加工することにより作られ、凹溝11aと平行になるようにギヤケース11の前後方向に延びる前後孔25と、その前後孔25の一端に幅方向に延びて形成され、その前後孔25の一端と凹溝11aとを連通させる連通孔26とを備える。
この連通孔26と前後孔25とを備える第一オイル吸引流路24は、連通孔26が凹溝11aに開放し、前後孔25の他端がクラッチハウジング20との接続面に開放して形成され、このような連通孔26と前後孔25とを備える第一オイル吸引流路24は、凹溝11aに溜まる潤滑油を一端である連通孔26から吸引して他端におけるクラッチハウジング20との接続面にまで搬送するように構成される。
ここで、図3の符号27は一端が凹溝に開放された連通孔26の外部に連通する他端を封止するネジ部材27であり、図3の符号28は、ギヤケース11の外部から前後孔25に貫通する様に形成された雌ねじ孔11bに螺着されて、凹溝11aから連通孔26を介して前後孔25に流入する潤滑油から金属製異物を吸着除去するマグネットネジ28を示す。
図1〜図3に示すように、クラッチハウジング20における第二オイル吸引流路31は、ギヤケース11に形成された第一オイル吸引流路24に連続する横孔32と、その横孔32に下部が連続して鉛直方向に延びる縦孔33により形成される。縦孔33は、上端がオイルポンプ19に連通する小径孔33aと、その小径孔33aの下方に連続してその小径孔33aと同軸に形成された大径孔33bを有する。
図1及び図2に示すように、小径孔33aと大径孔33bとの境には円環状の座面33cが形成され、その座面33cが一端に連続する大径孔33bの他端である下端は、クラッチハウジング20の下方外部に開放して形成される。開放された大径孔33bの下端(他端)内周囲には雌ねじ33dが形成され、この雌ねじ33dには取付ネジ34が螺着される(図1)。
ここで、図2における符号35は、取付ネジ34を螺着する際に用いられるワッシャ35であり、この取付ネジ34は、雌ねじ33dに螺着されることにより、大径孔33bの下端(他端)を封止するように設けられる(図1)。この大径孔33bに横孔32が連通され、小径孔33aの上部にはオイルポンプ19に連通する通孔33eが形成される。そして、この第二オイル吸引流路31に濾過器36が設けられる。
図4及び図5に示すように、濾過器36は、座面33c(図1及び図2)に密着可能な円環状のフランジ部37と、そのフランジ部37の中央孔37aを塞ぐように設けられた筒状濾過部38とを有する。この実施の形態におけるフランジ部37はドーナツ状の鋼板の中央を押し出して、小径孔33aより小さな外径を有する小径筒部37bが形成される。また、後述するコイルスプリング39を取付けるために、その周囲は折り返される。そして、フランジ部37の折り返された周囲外径は大径孔33bの内径より僅かに小さな外径となるように構成される。これによりこのフランジ部37は、大径孔33bと小径孔33aの境に形成された座面33cに密着可能に形成される。
一方、フランジ部37の中央孔37aを塞ぐ筒状濾過部38は、複数の小さな孔が形成された鋼板又は網板を小径孔33aに遊挿可能な外径を有する筒状を成して作られ、その一端はフランジ部37における小径筒部37bに嵌挿可能に構成される。この筒状濾過部38の他端は内側に折り込まれ、これにより筒状濾過部38の他端は封止されて底部38aが形成される。この筒状濾過部38は、その一端が小径筒部37bに嵌挿された状態でその小径筒部37bに接合され、これにより、この筒状濾過部38は、フランジ部37の中央孔37aを塞ぐように構成される。
図1に示す様に、筒状濾過部38を小径孔33aに挿通させて座面33cにフランジ部37を接触させることにより、濾過器36は第二オイル吸引流路31に装着され、その状態のフランジ部37と取付ネジ34の間にはコイルスプリング39が介装される。このコイルスプリング39は、自由長B(図4)がフランジ部37と取付ネジ34の間の長さLよりも長いものが用いられ、圧縮された状態でフランジ部37と取付ネジ34の間に介装され、伸張しようとする力により、フランジ部37を座面33cに押しつけるように構成される。
この実施の形態におけるコイルスプリング39は、フランジ部37の外径より小さな外径のものが用いられ、図4に示すように、フランジ部37はその周囲が折り返されて、コイルスプリング39の端部を外周より包囲し、そのフランジ部37にコイルスプリング39の一端が固定して設けられる。
次に、このように構成された車両用変速機の潤滑構造における動作を説明する。
本発明の潤滑構造を有する車両用変速機10は、車両であるトラックに搭載されて使用され、ギヤケース11内部には所定量の潤滑油が注入されて貯留される。そして、図示しないエンジンが駆動すると、カウンタシャフト16はインプットシャフト13からエンジンの回転が直接的に伝達されて回転し、カウンタシャフト16の回転によって駆動するオイルポンプ19によってギヤケース11内の潤滑油がオイル吸引流路23を介して吸引され、そのオイルポンプ19から各潤滑必要箇所に供給されて、強制潤滑される。
潤滑必要箇所を潤滑した潤滑油は、その後にギヤケース11の内底部に戻る。このギヤケース11の内底部に戻った潤滑油は、その後再びオイルポンプ19にオイル吸引流路23を介して吸引され、再び潤滑必要箇所を潤滑させることになる。そして、変速機10の内部には、エンジンからの駆動力を伝達する歯車や摩擦材などが設けられているので、各潤滑必要箇所を潤滑してギヤケース11の内底部に戻った潤滑油には異物が混入することもある。
図1に示す様に、オイルポンプ19が吸引するギヤケース11における潤滑油はオイル吸引流路23を実線矢印で示すように流れ、潤滑油に異物が含まれる場合に、その異物は再び吸引される潤滑油とともにオイル吸引流路23をオイルポンプ19に向かって流れることになる。そして、オイル吸引流路23に設けられた濾過器36は、そのオイル吸引流路23を流れる潤滑油を濾過して、異物を排除することになる。
ここで、本発明では、オイル吸引流路23を構成するクラッチハウジング20における第二オイル吸引流路31に座面33cを形成し、その座面33cに密着可能な円環状のフランジ部37を濾過器36に形成した。そして、そのフランジ部37を座面33cに押しつけるコイルスプリング39を設けた。このため、濾過器36における円環状のフランジ部37は座面33cに密着するので、そのフランジ部37と座面33cの間に潤滑油が流通することはない。
すると、オイル吸引流路23に流れる潤滑油はそのフランジ部37の中央孔37aを封止するように設けられた筒状濾過部38を必ず通過することに成り、その筒状濾過部38に形成された図示しない複数の孔又は編み目より大きな異物を筒状濾過部38の内部にとどめおいて、その異物がオイルポンプ19にまで達することを防止する。これにより、本発明では、オイル吸引流路23に流れる潤滑油を確実に濾過し得るものとなる。
そして、濾過器36におけるフランジ部37を座面33cに密着させることにより、フランジ部37と座面33cの間に潤滑油が流通することを防止するので、筒状濾過部38の外径をそれが遊挿される小径孔33aの内径に近づける必要は無い。このため、筒状濾過部38の外径をそれが遊挿される小径孔33aの内径に近づけることに起因する濾過器36の製造コストを高めるようなことはなく、濾過器の外径をオイル吸引流路の内径に著しく近づける従来の濾過器に比較して、筒状濾過部38の外径を小径孔33aに遊挿可能な程度に留めることにより、濾過器36を安価に得ることが可能になる。
一方、小径孔33aを鉛直方向に向けて形成したので、その小径孔33aに挿入される筒状濾過部38も鉛直方向に向かい、その筒状濾過部38を通過する潤滑油は下方から上方に向かうことになる。このため、その濾過器36により濾過された異物は、その後自重により沈降して大径孔33bの下部に堆積するので、濾過器36における筒状濾過部38の内部にその異物が堆積して、濾過器36の濾過器能が低下すること防止することができる。そして、大径孔33bの下部に堆積した異物は、濾過器36の保守点検において除去されることになる。
濾過器36の保守点検において、大径孔33bの下部に取付ネジ34を設けたので、図2に示すように、この取付ネジ34を取外すだけの簡単な作業において異物が堆積する大径孔33bの下部を開放することができ、その異物を容易に除去することができる。
また、大径孔33bを外部に開放して取付ネジ34により封止し、その取付ネジ34とフランジ部37の間にコイルスプリング39を介装させているので、取付ネジ34を取外すだけでコイルスプリング39や濾過器36を取外すことも可能になり、濾過器36の保守点検やその管理が容易となる。そして、フランジ部37にコイルスプリング39の一端を固定しているので、コイルスプリング39を大径孔33bから取出すだけで濾過器36も同時に取出すことが可能となり、その取外し作業を更に容易にすることができる。
なお、上述した実施の形態では、オイル吸引流路23を構成するクラッチハウジング20における第二オイル吸引流路31に小径孔33aと大径孔33bを形成し、その境に円環状の座面33cを形成して、フランジ部37が形成された濾過器36を第二オイル吸引流路31に設ける場合を説明した。けれども、図示しないが、ギヤケース11における第一オイル吸引流路24に座面33cを形成して、フランジ部37が形成された濾過器36を第一オイル吸引流路24に設けるようにしても良い。
10 変速機
11 ギヤケース
19 オイルポンプ
20 クラッチハウジング
23 オイル吸引流路
33a 小径孔
33b 大径孔
33c 座面
33d 雌ねじ
34 取付ネジ
36 濾過器
37 フランジ部
39 コイルスプリング

Claims (3)

  1. ギヤケース(11)の前端を封止するクラッチハウジング(20)に設けられ前記ギヤケース(11)の内部に収容された潤滑油を吸引して潤滑させるオイルポンプ(19)と、前記ギヤケース(11)の内部に収容された潤滑油を前記オイルポンプ(19)が吸引するオイル吸引流路(23)と、前記オイル吸引流路(23)に設けられた濾過器(36)とを備えた車両用変速機の潤滑構造において、
    オイル吸引流路(23)が小径孔(33a)と前記小径孔(33a)に連続して前記小径孔(33a)と同軸に形成された大径孔(33b)を有し、
    前記小径孔(33a)と前記大径孔(33b)との境に円環状の座面(33c)が形成され、
    濾過器(36)が前記座面(33c)に密着可能な円環状のフランジ部(37)を有し、
    前記フランジ部(37)を前記座面(33c)に押しつけるように付勢するコイルスプリング(39)が設けられた
    ことを特徴とする車両用変速機の潤滑構造。
  2. 一端に座面(33c)が連続する大径孔(33b)の他端が外部に開放して形成され、
    前記大径孔(33b)の他端内周囲に雌ねじ(33d)が形成され、
    前記雌ねじ(33d)に螺合する取付ネジ(34)が前記大径孔(33b)の他端を封止するように設けられ、
    コイルスプリング(39)が前記取付ネジ(34)とフランジ部(37)の間に介装された
    請求項1記載の車両用変速機の潤滑構造。
  3. フランジ部(37)にコイルスプリング(39)の一端が固定された請求項1又は2記載の車両用変速機の潤滑構造。
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