JP2016069027A - 蓋付カップ容器 - Google Patents
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Abstract
Description
しかしながら、このような放出通路を設けた場合、特許第4262533号公報の段落0022に記載されているように、この蓋付カップ容器を水槽内に投入したときに、放出通路を通して蓋付カップ本体に水が進入するおそれがある。そしてこの水は、添加剤の添加時にカップ本体内に進入するおそれがある。
本発明に係る蓋付カップ容器は、内容物が収容されるとともに、上端開口部が第1シール材によって封止されたカップ本体と、有頂筒状に形成されるとともに、その内部が添加剤の収容される収容室とされ、かつ下端開口部が第2シール材によって封止され、前記カップ本体の上方に配置された蓋体と、前記第1シール材と前記第2シール材とを上下方向で対向させた状態で、前記カップ本体と前記蓋体とを接続する接続部材と、を備える蓋付カップ容器であって、前記蓋体の下端には、カップ径方向の外側に向けて突出し、かつ全周にわたって連続して延びるフランジ部が形成され、前記接続部材には、前記第1シール材と前記第2シール材との間を上下方向に仕切る仕切り板と、内側に前記フランジ部が挿入され、かつ前記フランジ部をカップ径方向の外側から囲繞する外筒部と、が備えられ、前記接続部材および前記フランジ部のうちのいずれか一方には、いずれか他方に液密に当接し、かつ前記外筒部によりカップ径方向の外側から囲繞される内側シール部が、全周にわたって形成され、前記内側シール部には、当該内側シール部と前記仕切り板の上面と前記第2シール材とで形成する内側空間に連通する第1連通孔が形成され、前記蓋体と前記接続部材との間には、前記第1連通孔と、前記フランジ部及び前記外筒部のうちの少なくとも一方に形成された放出孔と、を連通する放出通路が形成され、前記放出通路は、前記第1連通孔と前記放出孔とを迂回しながら連通していることを特徴とする。
このように、カップ本体の開封、及び添加剤の添加を一連の操作で行うことが可能になり、優れた開封操作性を具備させることができる。
また放出通路が、第1連通孔と放出孔とを迂回しながら連通しているので、外部から内側空間に至る流路長を長く確保することができる。したがって、蓋付カップ容器が水槽内に投入された場合に、水が、放出孔を通して放出通路に進入しても、この水が、放出通路を通して第1連通孔に到達しにくくし、この第1連通孔から内側空間にまで到達しにくくすることができる。これにより、カップ本体の開封時にカップ本体内へ水が進入するのを規制することができる。
また、放出通路が、内側環状溝、外側環状溝、及び第2連通孔を備えているので、放出通路の流路長を確実に長く確保することができる。
これにより、第1連通孔に流入する外部からの水の流量を低く抑えることが可能になり、第1連通孔、及び第2連通孔が、互いにカップ周方向に離れた位置に配置されていて、外部から内側空間に至る流路長を長く確保することが可能になることと相俟って、水が、外側環状溝に進入しても、内側空間にまで到達しにくくすることができる。
一方、収容室内の添加剤がカップ本体内に流入する際には、閉塞部材による閉塞を解除して、内側空間と外部とを、第1連通孔、放出通路、及び放出孔を通して連通することができる。したがって、カップ本体内の気体を、第1連通孔、放出通路、及び放出孔をこの順に通過させて外部に流出させることが可能になり、水をカップ本体内に進入させることなく、添加剤を効率よくカップ本体内に流入させることができる。
以下、図面を参照し、本発明の第1実施形態に係る蓋付カップ容器1について説明する。
本実施形態の蓋付カップ容器1は、図1から図4に示されるように、内容物が収容されるカップ本体11と、カップ本体11を覆う蓋体12と、カップ本体11と蓋体12とを接続する接続部材31と、を備えている。カップ本体11は有底筒状に形成され、蓋体12は有頂筒状に形成され、接続部材31は筒状に形成されている。
カップ本体11、蓋体12、及び接続部材31それぞれの中心軸線は、共通軸と同軸に配置されている。以下、この共通軸を容器軸Oといい、容器軸O方向に沿う蓋体12の頂壁部17側を上側、カップ本体11の底部側を下側といい、容器軸Oに沿う方向を上下方向という。また、容器軸O方向から見た平面視において、容器軸Oに直交する方向をカップ径方向といい、容器軸O回りに周回する方向をカップ周方向という。
なお、蓋体12の周壁部14には、カップ径方向の内側に向けて突出する支持突起12cが、カップ周方向に間隔をあけて複数形成されている。この支持突起12cは、蓋体12内に、他の蓋体12が頂壁部17側から挿入された状態で、他の蓋体12の頂壁部17の外周縁部17aを支持する。これにより、両蓋体12の密接を防止し、複数積み重ねられた蓋体12を個別に容易に取り出すことができる。
接続部材31は、カップ本体11及び蓋体12それぞれのフランジ部11b、12aが挿入される外筒部32と、外筒部32の内側に配設され、第1シール材13と第2シール材16との間を上下方向に仕切る仕切り板33と、外筒部32と仕切り板33とを連結する環状の連結部34と、を備えている。
外筒部32には、カップ本体11のフランジ部11bを、このフランジ部11bの下側から支持する下側支持突部32aと、蓋体12のフランジ部12aを、このフランジ部12aの上側から支持する上側支持突部32bと、が形成されている。下側支持突部32a及び上側支持突部32bはそれぞれ、全周にわたって連続して延在している。
連結部34には、カップ本体11のフランジ部11bの上面に液密に当接する下側シール突部35が形成されている。下側シール突部35は、全周にわたって連続して延びる突条状に形成されている。下側シール突部35は、カップ本体11のフランジ部11bを、下方に向けて付勢して下側支持突部32aに圧接させている。
貫通孔23内には、下方に向けて尖る切刃24aを有する切刃部24と、切刃部24をカップ周方向に挟む両側に配置されるとともに、下面が平滑面とされた誘導部25と、が配設されている。
第1ヒンジ部26は、貫通孔23の内周縁のうち、カップ径方向の内側の端部に位置しカップ径方向の外側を向く内端縁に連結されている。第2ヒンジ部27は、貫通孔23の内周縁のうち、カップ径方向の外側の端部に位置しカップ径方向の内側を向く外端縁に連結されている。
切刃24aは、切刃部24の下面における外周縁部のうち、カップ径方向の外側の端部に位置する部分に1つ形成されるとともに、2つの斜辺部24bが位置する部分に、その延在方向に複数連ねられて形成されている。
そして、貫通孔23の内周縁において、カップ周方向で互いに隣り合う第2ヒンジ部27同士の間に位置し、かつ切刃部24におけるカップ径方向の外側の端部(第1ヒンジ部26の反対側の端部)と対向する部分には、カップ径方向の内側に向けて突出する案内突起28が形成されている。図示の例では、案内突起28は、上方から下方に向かうに従い漸次、カップ径方向の内側に向けて大きく突出している。また、案内突起28は、貫通孔23の内周縁のうちの前記外端縁におけるカップ周方向の中央部に配置されている。
なお、案内突起28の縦断面視形状は例えば半円形状にする等適宜変更してもよい。
第1補強突リブ33aは、仕切り板33の平面視において、第1ヒンジ部26、及び切刃部24の前記底辺部が延びる方向に沿って延在し、この延在方向に直交する直交方向に間隔をあけて複数配置されている。
第2補強突リブ33bは、前記直交方向に延び、前記延在方向に間隔をあけて複数配置されている。第2補強突リブ33bは、複数の第1補強突リブ33aのうち、第1ヒンジ部26、及び切刃部24の前記底辺部から最も離れて位置する第1補強突リブ33aから、これらの第1ヒンジ部26等の反対側に向けて延在し、仕切り板33の外周縁に至っている。
また、切刃部24の下面に、第3補強突リブ24dが形成されている。第3補強突リブ24dは、前記直交方向に延び、前記延在方向に間隔をあけて複数配置されている。
第3補強突リブ24dは、第1、第2補強突リブ33a、33bと比べて厚さが厚く、かつ高さが低くなっている。
規制壁部29は、挿通孔18に挿し込まれたストロー30の先端部が摺接することで、ストロー30の先端部が切刃部24に対してカップ径方向の外側に外れるのを規制している。図示の例では、規制壁部29は、頂壁部17の上面視で、挿通孔18の開口周縁部の半周程度となっているが、これに限定されない。
外側シール部51及び内側シール部52はそれぞれ、筒状に形成されるとともに、容器軸Oと同軸に配設されている。外側シール部51及び内側シール部52それぞれの上端縁の容器軸O方向に沿う位置は互いに同等になっていて、第2シール材16を介してフランジ部12aに当接している。外側シール部51及び内側シール部52それぞれの上端縁は、第2シール材16との間を通した液体の流通を規制できる程度、十分厚肉に形成されている。なお外側シール部51及び内側シール部52それぞれの上端縁は、接着剤やヒートシール、超音波溶着などにより、第2シール材16に固着されていてもよい。
内側シール部52の内周面に、仕切り板33の外周縁が連結されている。仕切り板33の上面は、内側シール部52の上端縁から下方に離れている。内側シール部52は、仕切り板33の上面と第2シール材16との間に内側空間58を形成している。内側空間58には、仕切り板33の前記貫通孔23が連通している。
外側環状溝56の深さは、内側環状溝55の深さより浅くなっている。また、外側環状溝56の溝幅は、内側環状溝55の溝幅より広くなっている。なお、外側環状溝56及び内側環状溝55の深さ、及び溝幅の大小関係は適宜変更してもよい。
なお、第1連通孔60は、内側シール部52のうち仕切り板33より上方に位置する部分における容器軸O方向の全長にわたって形成され、第2連通孔59は、外側シール部51のうち外側底板54より上方に位置する部分における容器軸O方向の全長にわたって形成されている。
さらに本実施形態では、カップ本体11、及び接続部材31のうちの少なくとも一方において、カップ周方向に沿って放出孔62が配置された部分には、浮力体67が設けられている。図示の例では、浮力体67として、袋体66に密封され、カップ本体11の外周面に貼り付けられたストロー30を備えている。なお、ストロー30は、カップ本体11の外周面に、容器軸O方向に延在した状態で貼着されている。ストロー30は、カップ本体11において、接続部材31に下側から隣接する部分から下側に向けて延びている。
また図示の例では、蓋付カップ容器1は、閉塞部材64を備えている。閉塞部材64は、第1連通孔60、放出孔62、及び放出通路63のうちの少なくとも1つを開放可能に閉塞している。閉塞部材64は、蓋体12、及び接続部材31を一体に覆うシュリンクフィルムにより構成されていて、放出孔62を外部から閉塞している。
また、放出通路63が、内側環状溝55、外側環状溝56、及び第2連通孔59を備えているので、放出通路63の流路長を確実に長く確保することができる。
これにより、第1連通孔60に流入する外部からの水の流量を低く抑えることが可能になり、第1連通孔60、及び第2連通孔59が、互いにカップ周方向に離れた位置に配置されていて、外部から内側空間58に至る流路長を長く確保することが可能になることと相俟って、水が、外側環状溝56に進入しても、内側空間58にまで到達しにくくすることができる。
また、誘導部25の下面が平滑面とされていて、誘導部25に切刃が形成されていないので、誘導部25がストロー30によって押し込まれても、第1シール材13が誘導部25によって破断されにくくなる。
さらに、切刃部24が、カップ径方向の内側から外側に向かうに従い漸次カップ周方向の幅が狭くなり、かつそのカップ径方向の内側の端部が第1ヒンジ部26を介して仕切り板33に連結される一方、誘導部25が、カップ径方向の外側から内側に向かうに従い漸次カップ周方向の幅が狭くなり、かつそのカップ径方向の外側の端部が第2ヒンジ部27を介して仕切り板33に連結されているので、切刃部24からカップ周方向の外側に外れて誘導部25に到達したストロー30を、切刃部24上に導きやすくなり、切刃部24の切刃24aにより第1シール材13を確実に破断することができる。
次に、本発明の第2実施形態に係る蓋付カップ容器2を、図5および図6を参照して説明する。
なお、この第2実施形態においては、第1実施形態における構成要素と同一の部分については同一の符号を付し、その説明を省略し、異なる点についてのみ説明する。
また、トラップ部70として凹部71が備えられているので、放出孔62から放出通路63内に流入した水が、第1連通孔60を通して内側空間58にまで到達したとしても、この水を、仕切り板33の上面において凹部71に貯留することができる。
またトラップ部70を、放出通路63に設けてもよい。トラップ部70としては、例えば、放出通路63のうち、流路長方向に沿った一部分において流路断面積が大きくなる大径部を採用することができる。前記大径部としては、放出通路63のうち、流路長方向に沿った一部分が下方に向けて窪む窪み部や、放出通路63のうち、流路長方向に沿った一部分において流路幅が大きくなる拡幅部などが挙げられる。またトラップ部70として、放出通路63内に、通気性を具備しつつ吸水時に膨張する吸水性ポリマーを配置してもよい。なおこのように、トラップ部70を放出通路63に設ける場合、トラップ部70は、浮力体67からカップ周方向に180度離れた位置に設けることが好ましい。また、放出通路63における毛細管現象の防止を図るべく、放出通路63にトラップ部70を複数設けてもよい。
ここでトラップ部70として、前記大径部を採用した場合、例えば、放出通路63のうち、放出孔62に連なる部分に大径部を設け、この大径部の流路断面積を、放出孔62から離間するに従い、漸次大きくすることが可能である。これにより、放出孔62の開口面積を、気体が通過可能でかつ水が実質的に進入不能な程度に小さくすることが可能になり、放出通路63内への水の進入を効果的に抑えることができる。この場合、放出孔62の内周面に撥水加工を施したり、前記大径部に親水加工を施したりすることで、水の進入をより効果的に抑えることも可能である。なおトラップ部70を設けることなく、放出孔62の開口面積を小さくすることも可能である。また、放出孔62の開口面積を小さくすることに代えて、放出孔62にフィルターを設けることで、放出孔62を、気体が通過可能でかつ水が実質的に進入不能に形成してもよい。
例えば図9および図10に示されるように、閉塞部材64として、放出通路63内に、自重により移動自在に配置されたボール弁68を採用してもよい。この構成では、放出通路63の内周面に配置凹部69が設けられている。ボール弁68は、図1に示されるような蓋付カップ容器1の正立姿勢の状態において、図9に示されるように、放出通路63を開放しつつ配置凹部69内に配置されている。そしてボール弁68は、図4に示されるような蓋付カップ容器1の傾斜姿勢の状態において、図10に示されるように、自重により移動して配置凹部69から離脱し、放出通路63内に液密に嵌合することで放出通路63を閉塞する。
11 カップ本体
11c 上端開口部
12 蓋体
12a フランジ部
12b 下端開口部
13 第1シール材
15 収容室
16 第2シール材
23 貫通孔
30 ストロー
31 接続部材
32 外筒部
33 仕切り板
51 外側シール部
52 内側シール部
55 内側環状溝
56 外側環状溝
58 内側空間
59 第2連通孔
60 第1連通孔
61 内側仕切り壁(仕切り壁)
62 放出孔
63 放出通路
64 閉塞部材
66 袋体
67 浮力体
70 トラップ部
71 凹部
Claims (8)
- 内容物が収容されるとともに、上端開口部が第1シール材によって封止されたカップ本体と、
有頂筒状に形成されるとともに、その内部が添加剤の収容される収容室とされ、かつ下端開口部が第2シール材によって封止され、前記カップ本体の上方に配置された蓋体と、
前記第1シール材と前記第2シール材とを上下方向で対向させた状態で、前記カップ本体と前記蓋体とを接続する接続部材と、を備える蓋付カップ容器であって、
前記蓋体の下端には、カップ径方向の外側に向けて突出し、かつ全周にわたって連続して延びるフランジ部が形成され、
前記接続部材には、前記第1シール材と前記第2シール材との間を上下方向に仕切る仕切り板と、内側に前記フランジ部が挿入され、かつ前記フランジ部をカップ径方向の外側から囲繞する外筒部と、が備えられ、
前記接続部材および前記フランジ部のうちのいずれか一方には、いずれか他方に液密に当接し、かつ前記外筒部によりカップ径方向の外側から囲繞される内側シール部が、全周にわたって形成され、
前記内側シール部には、当該内側シール部と前記仕切り板の上面と前記第2シール材とで形成する内側空間に連通する第1連通孔が形成され、
前記蓋体と前記接続部材との間には、前記第1連通孔と、前記フランジ部及び前記外筒部のうちの少なくとも一方に形成された放出孔と、を連通する放出通路が形成され、
前記放出通路は、前記第1連通孔と前記放出孔とを迂回しながら連通していることを特徴とする蓋付カップ容器。 - 前記接続部材および前記フランジ部のうちのいずれか一方には、いずれか他方に液密に当接し、かつ前記外筒部によりカップ径方向の外側から囲繞されるとともに前記内側シール部をカップ径方向の外側から囲繞する外側シール部が、全周にわたって形成され、
前記放出通路は、
前記内側シール部と前記外側シール部との間に形成され、前記第1連通孔に連通する内側環状溝と、
前記外側シール部と前記外筒部との間に形成され、前記放出孔に連通する外側環状溝と、
前記外側シール部に形成され、前記内側環状溝と前記外側環状溝とを連通する第2連通孔と、を備えていることを特徴とする請求項1に記載の蓋付カップ容器。 - 前記第1連通孔、及び前記第2連通孔は、互いにカップ周方向に離れた位置に配置され、
前記接続部材は、前記外側シール部と前記内側シール部とを連結して前記内側環状溝をカップ周方向に分断する仕切り壁を備えることを特徴とする請求項2に記載の蓋付カップ容器。 - 内容物が収容されるとともに、上端開口部が第1シール材によって封止されたカップ本体と、
有頂筒状に形成されるとともに、その内部が添加剤の収容される収容室とされ、かつ下端開口部が第2シール材によって封止され、前記カップ本体の上方に配置された蓋体と、
前記第1シール材と前記第2シール材とを上下方向で対向させた状態で、前記カップ本体と前記蓋体とを接続する接続部材と、を備える蓋付カップ容器であって、
前記蓋体の下端には、カップ径方向の外側に向けて突出し、かつ全周にわたって連続して延びるフランジ部が形成され、
前記接続部材には、前記第1シール材と前記第2シール材との間を上下方向に仕切る仕切り板と、内側に前記フランジ部が挿入され、かつ前記フランジ部をカップ径方向の外側から囲繞する外筒部と、が備えられ、
前記接続部材および前記フランジ部のうちのいずれか一方には、いずれか他方に液密に当接し、かつ前記外筒部によりカップ径方向の外側から囲繞される内側シール部が、全周にわたって形成され、
前記内側シール部には、当該内側シール部と前記仕切り板の上面と前記第2シール材とで形成する内側空間に連通する第1連通孔が形成され、
前記蓋体と前記接続部材との間には、前記第1連通孔と、前記フランジ部及び前記外筒部のうちの少なくとも一方に形成された放出孔と、を連通する放出通路が形成され、
前記第1連通孔、前記放出孔、及び前記放出通路のうちの少なくとも1つは、閉塞部材により開放可能に閉塞されていることを特徴とする蓋付カップ容器。 - 内容物が収容されるとともに、上端開口部が第1シール材によって封止されたカップ本体と、
有頂筒状に形成されるとともに、その内部が添加剤の収容される収容室とされ、かつ下端開口部が第2シール材によって封止され、前記カップ本体の上方に配置された蓋体と、
前記第1シール材と前記第2シール材とを上下方向で対向させた状態で、前記カップ本体と前記蓋体とを接続する接続部材と、を備える蓋付カップ容器であって、
前記蓋体の下端には、カップ径方向の外側に向けて突出し、かつ全周にわたって連続して延びるフランジ部が形成され、
前記接続部材には、前記第1シール材と前記第2シール材との間を上下方向に仕切る仕切り板と、内側に前記フランジ部が挿入され、かつ前記フランジ部をカップ径方向の外側から囲繞する外筒部と、が備えられ、
前記接続部材および前記フランジ部のうちのいずれか一方には、いずれか他方に液密に当接し、かつ前記外筒部によりカップ径方向の外側から囲繞される内側シール部が、全周にわたって形成され、
前記内側シール部には、当該内側シール部と前記仕切り板の上面と前記第2シール材とで形成する内側空間に連通する第1連通孔が形成され、
前記蓋体と前記接続部材との間には、前記第1連通孔と、前記フランジ部及び前記外筒部のうちの少なくとも一方に形成された放出孔と、を連通する放出通路が形成され、
前記仕切り板の上面、及び前記放出通路のうちの少なくとも一方には、前記放出孔から進入した水を留めるトラップ部が設けられていることを特徴とする蓋付カップ容器。 - 前記仕切り板には前記内側空間に連通する貫通孔が形成されており、
前記トラップ部として、前記仕切り板の上面において前記貫通孔が配置された孔部分を回避するように設けられ、前記孔部分よりも下方に向けて窪む凹部が備えられていることを特徴とする請求項5に記載の蓋付カップ容器。 - 内容物が収容されるとともに、上端開口部が第1シール材によって封止されたカップ本体と、
有頂筒状に形成されるとともに、その内部が添加剤の収容される収容室とされ、かつ下端開口部が第2シール材によって封止され、前記カップ本体の上方に配置された蓋体と、
前記第1シール材と前記第2シール材とを上下方向で対向させた状態で、前記カップ本体と前記蓋体とを接続する接続部材と、を備える蓋付カップ容器であって、
前記蓋体の下端には、カップ径方向の外側に向けて突出し、かつ全周にわたって連続して延びるフランジ部が形成され、
前記接続部材には、前記第1シール材と前記第2シール材との間を上下方向に仕切る仕切り板と、内側に前記フランジ部が挿入され、かつ前記フランジ部をカップ径方向の外側から囲繞する外筒部と、が備えられ、
前記接続部材および前記フランジ部のうちのいずれか一方には、いずれか他方に液密に当接し、かつ前記外筒部によりカップ径方向の外側から囲繞される内側シール部が、全周にわたって形成され、
前記内側シール部には、当該内側シール部と前記仕切り板の上面と前記第2シール材とで形成する内側空間に連通する第1連通孔が形成され、
前記蓋体と前記接続部材との間には、前記第1連通孔と、前記フランジ部及び前記外筒部のうちの少なくとも一方に形成された放出孔と、を連通する放出通路が形成され、
前記カップ本体、及び前記接続部材のうちの少なくとも一方において、カップ周方向に沿って前記放出孔が配置された部分には、浮力体が設けられていることを特徴とする蓋付カップ容器。 - 前記浮力体として、袋体に密封され、前記カップ本体の外周面に貼り付けられたストローを備えていることを特徴とする請求項7に記載の蓋付カップ容器。
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