JP2016068931A - 速度表示装置および速度表示方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】スピードメータの目視によって迅速に制限速度と走行速度とを対比でき、速度超過を迅速に認識することができる、速度表示装置および速度表示方法を提供することを目的とする。【解決手段】速度表示装置10は、走行路における制限速度情報を取得する制限速度情報取得部20、走行速度を取得する走行速度取得部30、走行路の走行時に、制限速度情報に基づく制限速度までのスケールを表示したスピードメータを、走行速度とともに表示する表示部40を備える。このような速度表示装置10は、運転者が運転中の視野に入る率の高い表示装置において実現されることが好ましい。【選択図】図1

Description

本発明は、速度表示を行う速度表示装置および速度表示方法に関する。
自動車等のインストルメントパネルに備えられるスピードメータなどのメータ類は、指針を機械的に動作させるメータから、液晶パネル等を用いた表示に置き換わってきている。液晶パネル等を用いたインストルメントパネルは、表示形態の自由度が高く、特許文献1のように、ユーザの必要性に合わせて表示形態を変更することができる。
また、特許文献2のように、制限速度情報を取得して警告する技術も開示されており、制限速度情報は、様々な手法によって取得可能である。
また、インストルメントパネル以外にも、ヘッドアップディスプレイ(HUD)を用いて、様々な表示態様を実現することにより、ユーザのニーズや安全性に寄与している。
特開2012−154749号公報 特開2010−127734号公報
インストルメントパネルなどに表示されるスピードメータは、表示されるスケールの上限が例えば時速180km/hや時速240km/hなど、日常の殆どの走行において使用頻度の少ない速度領域や、実際に達することの無い速度領域を上限として表示されている。
殆どの公道では速度制限があり、制限された最高速度以下の速度で走行することが求められるが、殆どの制限速度は、例えば時速40km/hや時速80km/hなど、スピードメータの表示範囲における2分の1や3分の1程度の表示範囲の速度である。このため、運転者はスピードメータの目視によって、走行速度と制限速度との対比を迅速に行うことが困難である。
本発明は、このような問題を解決するためになされたものであり、スピードメータの目視によって迅速に制限速度と走行速度とを対比でき、速度超過を迅速に認識することができる、速度表示装置および速度表示方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る速度表示装置(10)は、走行路における制限速度情報を取得する制限速度情報取得部(20)、走行速度を取得する走行速度取得部(30)、前記走行路の走行時に、前記制限速度情報に基づく制限速度までのスケールを表示したスピードメータを、前記走行速度とともに表示する表示部(40)を備える。
また、本発明に係る速度表示方法は、車両において用いられる速度表示装置が実行する速度表示方法であって、走行路における制限速度情報を取得するステップ、前記車両の走行速度を取得するステップ、前記走行路の走行時に、前記制限速度情報に基づく制限速度までのスケールを表示したスピードメータを、前記走行速度とともに表示するステップ、を備える。
本発明によれば、スピードメータの目視によって迅速に制限速度と走行速度とを対比することができる。
本発明の第1の実施形態に係る速度表示装置の構成ブロック図である。 本発明の実施形態に係る速度表示装置を構成する制限速度情報取得部の構成ブロック図であり、第1の例を示す。 本発明の実施形態に係る速度表示装置を構成する制限速度情報取得部を構成する撮像部が撮影した画像例を示す。 本発明の実施形態に係る速度表示装置を構成する制限速度情報取得部の構成ブロック図であり、第2の例を示す。 本発明の実施形態に係る速度表示装置を構成する制限速度情報取得部の構成ブロック図であり、第3の例を示す。 本発明の第1の実施形態に係る速度表示装置を含む、自動車における各種表示装置の配置例である。 本発明の第1の実施形態に係る速度表示方法を説明するフローチャートである。 本発明の第1の実施形態に係るスピードメータの表示例を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係るスピードメータの表示例を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係るスピードメータの表示例を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係るスピードメータの表示例を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係るスピードメータの表示例を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係るスピードメータの表示例を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係るスピードメータの表示例を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係るスピードメータの表示例を示す図である。 本発明の第2の実施形態に係る速度表示装置の構成ブロック図である。 本発明の第2実施形態に係るスピードメータの表示例を示す図である。 本発明の第2実施形態に係るスピードメータの表示例を示す図である。 本発明の第2の実施形態に係る速度表示装置を含む、自動車における各種表示装置の配置例である。 本発明の第3の実施形態に係るスピードメータの表示例を示す図である。 本発明の第3の実施形態に係るスピードメータの表示例を示す図である。 本発明の第3の実施形態に係るスピードメータの表示例を示す図である。 本発明の第3の実施形態に係るスピードメータの表示例を示す図である。 本発明の第3の実施形態に係るスピードメータの表示例を示す図である。 本発明の第3の実施形態に係るスピードメータの表示例を示す図である。 本発明の第4の実施形態に係るスピードメータの表示例を示す図である。 本発明の第4の実施形態に係るスピードメータの表示例を示す図である。
以下、本発明の第1の実施形態について説明する。図1は、本発明の第1の実施形態に係る速度表示装置10の構成ブロック図である。速度表示装置10は、各種移動体に適用可能であり、自動車、鉄道、航空機、船舶、自転車など、走行路において速度制限が設定されている移動体に用いることができる。本実施形態においては、自動車に搭載された例として説明する。
速度表示装置10は、図1に示すように、制限速度情報取得部20、走行速度取得部30、表示部40から構成される。速度表示装置10は、予め自動車のインストルメントパネルとして内蔵されていてもよく、ヘッドアップディスプレイのような後付けの装置、または、自動車に持ち込んで利用するタブレット端末等であってもよい。
制御部100は、各種データ処理を行うCPU(Central Processing Unit)やDSP(Digital Signal Processor)、メモリ等によって構成される。制御部100は、速度表示装置10として表示装置340を含むインストルメントパネルに内蔵されている。制御部100は、ナビゲーション装置に搭載される制御装置や車載コンピュータ、ヘッドアップディスプレイに内蔵される制御装置、外部端末などの制御装置を用いてもよい。
制御部100は、その機能に基づいて、制限速度取得制御部120、走行速度取得制御部140、表示制御部160を備える。各々の機能は、単一の装置に搭載される制御機能により実現されてもよく、分散された複数の装置に搭載される制御機能により実現されてもよい。
制限速度取得制御部120は、後述する制限速度情報入力部300からのデータに基づき、走行路における制限速度情報を取得する。ここでいう走行路とは、現在走行中の道路または走行予定の道路である。
走行速度取得制御部140は、後述する走行速度情報入力部320からのデータに基づき、走行速度を取得する。ここでいう走行速度とは、速度表示装置10が用いられる車両の走行速度取得時点での走行速度である。
表示制御部160は、後述する表示装置340に対して様々な表示を行うための制御を行う。具体的には、表示装置340に表示する表示形態、表示輝度等の制御であり、制限速度取得制御部120が取得した制限速度に基づく表示、走行速度取得制御部140が取得した走行速度に基づく表示も含まれる。具体的な表示例としては、表示装置340に少なくともスピードメータを表示する。
制限速度情報入力部300は、走行路の制限速度情報が入力され、入力された制限速度情報を制限速度取得制御部120に送信する。図2は、制限速度情報取得部20の第1の例として、制限速度情報入力部300に撮像部301を用いた場合の構成ブロック図である。
制限速度情報入力部300が撮像部301により構成される場合、制限速度取得制御部120は、画像処理部121および撮像制御部122により構成される。
撮像部301は、自動車の前方を撮影するカメラである。撮像部301は、自動車の前部や車室内においてウィンドシールド越しに車外を撮影可能なカメラである。速度表示装置10がタブレット端末等の独立した装置である場合は、撮像部301はタブレット端末等に内蔵されていてもよい。撮像部301が撮影する映像は、静止画であっても動画であってもよい。
画像処理部121は、撮像部301が撮影した画像データを取得して、制限速度を示す映像を抽出し、画像処理によって制限速度情報に変換する。具体的には、撮像部301は車外の景色を撮影しており、画像処理部121は、画像走行路の路側に設置されている制限速度表示の標識が撮影されたことを、画像認識および標識データベースと照合して判断する。標識データベースは、制御部100が参照可能な図示しない記憶部に格納されている。画像処理部121は、エッジ検出等の画像処理によって、制限速度表示の標識を撮影した画像データから制限速度情報を取得する。
撮像制御部122は、撮像部301の撮像動作を制御する。具体的には、撮影の開始および停止、撮影画角や絞りの制御等である。
図3に、撮像部301が撮影した画像の例を示す。撮像部301が撮影した画像400には、制限速度を示す標識450が撮影されている。画像処理部121は、標識450が撮影されたと判断された場合、標識450の周辺映像を切り出して、画像認識を行う。図3においては、切り出し範囲480が切り出され、その映像より、画像処理部121は「60」という文字が標識450に記載されていることを判断する。このような処理により、制限速度情報取得部20は、現在位置の制限速度情報として「60km/h」を取得する。
図4は、制限速度情報取得部20の第2の例として、制限速度情報入力部300にナビゲーション情報記憶部302を用いた場合の構成ブロック図である。
制限速度情報入力部300がナビゲーション情報記憶部302で構成される場合、制限速度取得制御部120は、ナビゲーション情報取得制御部123により構成される。
ナビゲーション情報記憶部302は、速度表示装置10の内部や外部で参照可能なナビゲーション情報であり、道路毎の制限速度情報が道路に対応付けられて記憶されている。
ナビゲーション情報取得制御部123は、現在位置情報に基づく現在走行中の道路の制限速度情報または走行予定の道路の制限速度情報を、ナビゲーション情報記憶部302から取得する。
図5は、制限速度情報取得部20の第3の例として、制限速度情報入力部300にDSRC(Dedicated Short Range Communication)受信部303を用いた場合の構成ブロック図である。
制限速度情報入力部300がDSRC受信部303で構成される場合、制限速度取得制御部120は、DSRC受信制御部124により構成される。
DSRC受信部303は、DSRC路側装置からの電波を受信し、走行路に関する様々な情報を取得する通信装置である。
DSRC受信制御部124は、DSRC受信部303の受信を制御する。また、DSRC受信制御部124は、DSRC受信部303が受信した情報より、走行路の制限速度情報を取得する。
図1に戻り、走行速度取得部30を構成する走行速度情報入力部320は、車速パルス発生器等であり、自動車の走行速度に基づくデータを生成する。また、走行速度取得部30は、車速パルスを取得できない場合は、所定時間毎の現在位置を示す座標を取得して、走行速度情報を取得する。また、走行速度取得制御部140は、車両に用いられているCAN(Controller Area Network)に接続するインターフェースを走行速度入力部320として、CANより走行速度情報取得してもよい。
表示装置340は、液晶パネルや有機EL(Electro Luminescence)パネル、ヘッドアップディスプレイ装置など、速度表示をユーザである運転者に視覚的に提示する各種装置であり、少なくともスピードメータを表示する。
図6は、本発明の第1の実施形態に係る速度表示装置10を含む各装置の自動車における配置例を示した概念図である。図6は、運転席を含む自動車の前席前方に位置する各種表示装置の配置例を示した概念図であり、ステアリングホイール530が右側に配置されている自動車の例を示す。ステアリングホイール530の前方には、インストルメントパネル560が配置される。インストルメントパネル560を、本発明を構成する表示装置340に適用する場合、インストルメントパネル560の全体が液晶表示パネル等で構成され、スピードメータ561が運転者からの視認性のよい位置に表示される。
また、図6においては、ウィンドシールド500またはウィンドシールド500近傍に配置される図示しないコンバイナに虚像551を投映するヘッドアップディスプレイ550が配置され、ヘッドアップディスプレイ550も本発明を構成する表示装置340として用いてもよい。ヘッドアップディスプレイ550は、リヤビューミラー580に装着されてもよく、図示するようにダッシュボード570内またはダッシュボード570上に配置されてもよい。
同様に本発明を構成する表示装置340として、センターコンソール540等に配置されるナビゲーション装置590も適用可能である。ナビゲーション装置590は、図示するように、センターコンソール540やダッシュボード570に取り付けられているものや、独立した端末であってもよい。
また、リヤビューミラー580に表示機能を備える場合は、リヤビューミラー580が備える表示機能を、本発明を構成する表示装置340として用いてもよい。
次に、図7を用いて、本発明の速度表示装置10が実行する動作である速度表示方法について説明する。図7は、本発明の速度表示方法を示すフローチャートであり、開始時の速度表示形態は問わない。また、図7においては、自動車が動作している間は、走行速度取得部20によって常時自動車の走行速度が取得され、表示装置340が表示するスピードメータに走行速度が示されていることが前提である。
先ず、速度表示装置10が備える制御部100は、制限速度情報取得部20が制限速度情報を取得したか否かを判断する(ステップS101)。ステップS101の判断は、制限速度情報取得部20の構成が図2に示す構成である場合、撮像部301が撮影した画像に制限速度を示す標識450が撮影されており、その画像認識結果から制限速度情報を取得したときである。制限速度情報取得部20の構成が図4に示す構成である場合、現在位置情報に基づき、ナビゲーション情報記憶部302から現在位置に対応する制限速度情報、または走行予定の経路における制限速度情報を取得したときである。制限速度情報取得部20の構成が図5に示す構成である場合、DSRC受信部303が路側装置から受信した情報より、現在位置に対応する制限速度情報、または走行予定の経路における制限速度情報を取得したときである。
ステップS101において制限速度情報を取得していないと判断された場合(ステップS101:No)、ステップS101の処理を所定時間間隔で再度実行する。
ステップS101において制限速度情報を取得したと判断された場合(ステップS101:Yes)、制御部100は、ステップS101で新規に取得した制限速度情報が、それ以前に取得している制限速度情報に対して変更があるか否かを判断する(ステップS102)。
ステップS102において、制限速度に変更が無いと判断された場合(ステップS102:No)、ステップS101の処理を所定時間間隔で再度実行する。
ステップS102において、制限速度に変更があると判断された場合(ステップS102:Yes)、制御部100は、変更のある制限速度が、現在走行している位置が、制限速度が変更となる位置であるか否かを判断する(ステップS103)。ステップS103の判断において、制限速度情報取得部20の構成が図2に示す構成である場合、制限速度情報は標識450を撮影した位置に基づくものであるため、現在走行している位置は、制限速度が変更となっていると判断できる。制限速度情報取得部20の構成が図4に示す構成である場合および図5に示す構成である場合、現在位置に基づく制限速度情報を取得した場合は、現在走行している位置は、制限速度が変更となっていると判断できる。このような場合は、ステップS103の処理において、現在走行している位置が、制限速度が変更となる位置であると判断される(ステップS103:Yes)。
ステップS103の判断において、制限速度情報取得部20の構成が図4に示す構成である場合および図5に示す構成である場合で、まだ到達していない走行予定の道路に対する制限速度情報を取得した場合は、ステップS103の処理において、現在走行している位置が、制限速度が変更となる位置ではないと判断される(ステップS103:No)。この場合、走行予定の道路において制限速度が変更される位置に到達した場合に、ステップS103の処理がYesと判断される。
ステップS103において、現在走行している位置が、制限速度が変更となる位置と判断された場合(ステップS103:Yes)、表示制御部160は、制限速度情報取得部20が取得した制限速度を上限としたスピードメータを表示装置340に表示させる(ステップS104)。
図8から図15を用いて、ステップS104の処理において表示されるスピードメータの表示例を説明する。図8から図15の表示例は、ステップS101において取得された制限速度情報が時速40km/hである例を示す。
図8は、制限速度が時速40km/hの区間において、走行速度が時速33km/hのときのスピードメータ561の表示例である。この場合、スケール564は、制限速度である時速40km/hを上限として表示される。スケール564の表示位置は、制限速度を上限としない表示における表示位置と同一である。指針562は、スケール564に合わせた走行速度を示し、速度表示部565は、走行速度を表示している。
図9は、図8と同一の表示形態であるスピードメータ561において、走行速度が時速45km/hのときの表示例である。
スピードメータ561を目視確認するとき、速度表示部565に表示される速度より、スケール564に対する指針562が示す走行速度の方が、直感的に迅速に認識できる。このため、制限速度と走行速度の関係を迅速に把握できるとともに、制限速度を超えた場合のスケールが表示されていないために、その程度制限速度を超えているのかの判断が曖昧になるため、制限速度超過の抑制にもなる。
図10および図11は、図8および図9と同一の状態における他の表示形態である。この場合、スケール564は、制限速度である時速40km/hを上限として表示され、制限速度より高い速度を示すスケール564は、薄く表示される。図10および図11における表示形態も、その効果は図8および図9の効果と同一である。
図12および図13は、図8および図9と同一の状態におけるさらに他の表示形態である。これらは、スピードメータ561のスケール564の表示領域全域に対して制限速度を上限とした表示形態である。このような表示形態の場合、図8および図9の表示形態に比べて、制限速度内のスケール564の間隔が大きい。このため、図8および図9の効果に加えて、制限速度内での走行速度がさらに迅速且つ詳細に認識できる。
図14および図15は、図12および図13の同一の状態における他の表示形態である。図12および図13と同様に、スピードメータ561のスケール564の表示領域全域に対して制限速度を上限とした表示形態であり、回転式の速度表示に代えて、横方向に断続的に速度表示が行われる表示形態である。このような表示形態であっても、図12および図13の表示形態と同一の効果を得ることができる。
上記第1の実施形態においては、表示部40を構成する単一の表示装置340に本発明の表示形態を適用する例について説明した。速度表示装置10に、表示制御部160が制御する表示装置が複数存在する場合、複数の表示装置毎に異なる表示形態としてもよい。以下、第2の実施形態について説明する。
図16は、本発明の第2の実施形態に係る速度表示装置10の構成ブロック図である。図1に示す第1の実施形態との差異は、表示装置340に代えて、第1の表示装置341および第2の表示装置342となっている点である。他の構成は、第1の実施形態に係る速度表示装置10と同一であるため、説明は省略する。
近年、運転者の視線移動を少なくし、運転の安全性を高めるために、ヘッドアップディスプレイを装着している自動車が増えている。第2の実施形態は、運転中に視界に入る率の高いヘッドアップディスプレイ550を第1の表示装置341とし、インストルメントパネル560を第2の表示装置342とした例である。第1の表示装置341には、第1のスピードメータ566が表示され、第2の表示装置342には、第2のスピードメータ567が表示される。
第2の実施形態において、図7に示す第1の実施形態に係る速度表示方法との差異は、図7に示す処理を、第1の表示装置341にのみ適用し、第2の表示装置342は制限速度に基づく表示形態の変更を行わない点が異なる。
図17は、制限速度が時速40km/hの区間において、走行速度が時速33km/hのときの第1のスピードメータ566の表示例であり、図18は、同一条件における第2のスピードメータ567の表示例である。図17に示す第1のスピードメータ566の表示形態は、図12に示すスピードメータ561と同一である。図18に示す第1のスピードメータ567の表示形態は、一般的なスピードメータと同様の表示形態である。
図19は、本発明の第2の実施形態に係る速度表示装置10を含む各装置の自動車における配置例を示した概念図であり、ステアリングホイール530が右側に配置されている自動車の例を示す。図6に示す第1の実施形態と異なる点は、ヘッドアップディスプレイ550が第1の表示装置341として動作し、ヘッドアップディスプレイ550が提示する虚像551に。図17に示す第1のスピードメータ566を含む映像が投映されている。また、インストルメントパネル560が第2の表示装置342として動作し、インストルメントパネル560には、第2のスピードメータ567を含む映像が表示されている。
第2の実施形態においては、運転中運転者の視野に入る率の高いスピードメータの表示を、制限速度を上限とした表示とし、それ以外のスピードメータの表示を通常通りとした。このため、運転者は、常時目視するスピードメータとして第1のスピードメータ566を確認することで、第1の実施形態と同様の効果に加えて、さらに迅速に制限速度と走行速度の関係を把握することができる。また、通常の表示となるスピードメータを確認したいときは、第2のスピードメータ567を確認すればよい。
第2の実施形態は、第1のスピードメータ566をヘッドアップディスプレイ550が虚像551として表示し、第2のスピードメータ567をインストルメントパネル560に表示する構成とした。このような組合せに限らず、第1のスピードメータ566の表示を、リヤビューミラー580が備える表示機能により実現してもよい。さらには、第1のスピードメータ566の表示を、ダッシュボード570に取り付けたタブレット端末等の表示画面に表示させてもよい。さらには、第1のスピードメータ566をインストルメントパネル560に表示させ、第2のスピードメータ567をナビゲーション装置590が備える表示画面に表示させてもよい。
次に、本発明の第3の実施形態について説明する。第3の実施形態に係る速度表示装置10の構成は、図1または図16示す第1の実施形態または第2の実施形態に係る速度表示装置10の構成と同一である。第3の実施形態においては、表示制御部160の表示処理が第1の実施形態および第2の実施形態とは異なる。
図20から図25に示す図は、いずれも第3の実施形態に係るスピードメータ561の表示例である。
図20は、制限速度情報取得部20が走行路における制限速度が時速80km/hであることを取得し、その走行路において時速66km/hで走行しているときのスピードメータ561を示した図である。このとき、表示部40はスピードメータ561のスケール564の表示領域全域に対して制限速度を上限とした表示を行う。同時に、表示部40は、速度0を示すスケール564から走行速度を示す指針562までの範囲を第1の表示色601による表示を行う。
図21は、図20に示す状態から走行速度が制限速度である時速80km/hを超えた時速83km/hで走行しているときのスピードメータ561を示した図である。このとき、表示部40は、制限速度である時速80km/hを超えた分のスケール564を図20において時速0km/hを示していた位置から表示させ、指針562もそのスケール564の表示に対応した位置に表示させる。
同時に、表示部40は、走行速度を示す指針562が制限速度を超えているため、制限速度である時速80km/hまでの範囲に対して第1の表示色601による表示を行うとともに、制限速度を超過した走行速度を示す指針562までの範囲に対しては第2の表示色602による表示を行う。第1の表示色601および第2の表示色602は、相互に色の差異が明確な配色であることが好ましく、さらには各々が背景色との差異が明確な配色であることが好ましい。
ここでいう背景色とは、スピードメータ561の内部または外部の色である。例えば、背景色が黒色などの濃色である場合は、第1の表示色601を黄色とし、第2の表示色602を橙色とするなどである。
このような表示を行うことで、第1の実施形態および第2の実施形態と同一の効果に加えて、速度超過したことがスピードメータ561を注視しなくとも容易に視認できる。例えば、制限速度前後で変動する走行速度で走行中の場合は、制限速度を超える度に第2の表示色602が表示され、制限速度を境に第2の表示色602が点滅されるような表示となる。
図22および図23は、第3の実施形態の変形例であり、スピードメータ561が円形である場合に、制限速度までのスケール564を全周に割り当てている。この場合においても、制限速度である時速80km/hまでの範囲を第1の表示色601による表示を行うとともに、制限速度から走行速度を示す指針562までの範囲を第2の表示色602による表示を行うことで、同一の効果を得ることができる。
図24および図25は、第3の実施形態の他の変形例である。スピードメータ561の表示形態が、円形ではなくバーグラフ状の表示であっても、制限速度を超えた場合に第1の表示色601に替えて第2の表示色602を用いて表示することで、同一の効果を得ることができる。
次に、本発明の第4の実施形態について説明する。第4の実施形態に係る速度表示装置10の構成は、図1または図16示す第1の実施形態または第2の実施形態に係る速度表示装置10の構成と同一である。第4の実施形態においては、表示制御部160の表示処理が第1の実施形態から第3の実施形態とは異なる。
図26および図27に示す図は、いずれも第4の実施形態に係るスピードメータ561の表示例である。
図26は、制限速度情報取得部20が走行路における制限速度が時速80km/hであることを取得し、その走行路において時速37km/hで走行しているときのスピードメータ561を示した図である。また、図27は、同様の走行路において制限速度である時速80km/hを超過した時速83km/hで走行しているときのスピードメータ561を示した図である。
第4の実施形態と他の実施形態との差異は、表示制御部160の処理によって、制限速度を示すスケール564に対応する表示範囲の面積を広く表示していることである。図26および図27の例を用いて具体的に説明すると、制限速度情報取得部20が取得した走行路の制限速度である時速80km/hまでのスケールでスピードメータ561を表示するとともに、制限速度である時速80km/hを示すスケール564に対応する表示範囲の面積が広くなる表示としている。ここで言う制限速度を示すスケールに対応する表示範囲の面積とは、スピードメータ561の表示形態によって様々であるが、図26および図27の例においては、指針562の回転中心563から制限速度を示すスケール564を中心とした扇状の面積が対応している。
言い換えると、指針562の回転中心563から制限速度を示すスケール564までの距離が最も長くなるように、指針562の回転中心563の位置を変化させる。このような表示を行う場合、指針562の長さは一定ではなく、指針562の回転中心563から各々のスケール564までの距離に応じて変動させてもよい。
このような表示を行うことで、第1の実施形態および第2の実施形態と同一の効果に加えて、制限速度近傍の指針表示がより適切に視認できるようになる。
図26および図27においては、さらに第3の実施形態と同様に、制限速度までの範囲に対して第1の表示色601による表示を行うとともに、走行速度を示す指針562までの範囲に対しては第2の表示色602による表示を行う。
このような表示を行うことで、第3の実施形態と同一の効果に加えて、第2の表示色602が表示される範囲がより広くなるため、より適切且つ容易に速度超過を認識することができる。
本発明の実施の形態は、その要旨を逸脱しない限り様々に変更可能である。例えば、本実施形態においては、スピードメータに表示する上限を、制限速度情報取得部20が取得した制限速度に一致させたが、自動車の実使用上、追い越しや危険回避のために、制限速度を超えて走行することもありうる。このため、制限速度が例えば40km/hである場合、スピードメータの表示の上限を50km/hとし、40km/hが制限速度であることが明確に判断できるよう、スピードメータにおける制限速度までの背景色を変更するなどの表示形態としてもよい。従って、本発明における、“制限速度を上限とした”の文言を、“制限速度に基づく実仕様範囲を上限とした”、“制限速度に所定の速度(例えば、10km/h)を追加した速度を上限とした”、“制限速度に所定の係数(例えば、制限の速度の1割増しとして、係数1.1)を掛けた速度を上限とした”等に置き換えても、本発明の主旨は同一である。
また、本発明の実施形態においては、スピードメータ561の形状を、円形およびバーグラフ形状の例として説明したが、これらの形状に限定されるものではなく、楕円形状や角型、扇形など、本発明の趣旨が実施できる様々な形状に適用可能である。本発明は、液晶パネルなどの表示装置や、ヘッドアップディスプレイなどを用いて、様々な表示の変更が可能な速度表示装置であることが前提である。このため、走行路によって異なる制限速度に対応して、スピードメータ561の形状を変化させてもよい。
さらには、制限速度が高くなるほど、スケール564が示す速度範囲が狭くなるため、例えば、制限速度が時速60km/h以下の制限速度であるときは、図13に示すような指針562の位置であるスピードメータ561の表示を行い、制限速度が60km/h以上であるときは図26に示すような指針562の位置であるスピードメータ561の表示としてもよい。
10 速度表示装置
20 制限速度情報取得部
30 走行速度取得部
40 表示部
100 制御部
120 制限速度取得制御部
121 画像処理部
122 撮像制御部
123 ナビゲーション情報取得制御部
124 DSRC受信制御部
140 走行速度取得制御部
160 表示制御部
300 制限速度情報入力部
301 撮像部
302 ナビゲーション情報記憶部
303 DSRC受信部
320 走行速度情報入力部
340 表示装置
341 第1の表示装置
342 第2の表示装置
400 画像
450 標識
480 切り出し範囲
500 ウィンドシールド
530 ステアリングホイール
540 センターコンソール
550 ヘッドアップディスプレイ
551 虚像
560 インスツトメントパネル
561 スピードメータ
562 指針
563 回転中心
564 スケール
565 速度表示部
566 第1のスピードメータ
567 第2のスピードメータ
570 ダッシュボード
580 リヤビューミラー
590 ナビゲーション装置
601 第1の表示色
602 第2の表示色

Claims (7)

  1. 走行路における制限速度情報を取得する制限速度情報取得部、
    走行速度を取得する走行速度取得部、
    前記走行路の走行時に、前記制限速度情報に基づく制限速度までのスケールを表示したスピードメータを、前記走行速度とともに表示する表示部
    を備える、速度表示装置。
  2. 前記表示部は、前記スピードメータのスケール全域を前記制限速度までのスケールとして表示する、
    請求項1に記載の速度表示装置。
  3. 前記表示部は、前記走行速度が前記制限速度を超えている場合、前記制限速度以上のスケールが前記制限速度までのスケールの下限の位置から開始するように表示する、
    請求項2に記載の速度表示装置。
  4. 前記表示部は、前記スピードメータにおける前記走行速度までの範囲の表示を、前記制限速度までの範囲は第1の表示色で表示させるとともに、前記制限速度以上の範囲を前記第1の表示色とは異なる第2の表示色で表示させる、
    請求項3に記載の速度表示装置。
  5. 前記表示部は、前記制限速度を示すスケールに対応する表示範囲の面積が最も広くなるように表示する、
    請求項1から4のいずれか1項に記載の速度表示装置。
  6. 前記表示部は、ユーザの前方に虚像を提示するヘッドアップディスプレイである、
    請求項1から5のいずれか1項に記載の速度表示装置。
  7. 車両において用いられる速度表示装置が実行する速度表示方法であって、
    走行路における制限速度情報を取得するステップ、
    前記車両の走行速度を取得するステップ、
    前記走行路の走行時に、前記制限速度情報に基づく制限速度までのスケールを表示したスピードメータを、前記走行速度とともに表示するステップ、
    を備える、速度表示方法。
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