JP2016067693A - X線撮影装置 - Google Patents

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大林 靖明
Yasuaki Obayashi
靖明 大林
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Abstract

【課題】その場の状況等に応じて、受像部の上下動を電動あるいは手動に切り替えることを可能にしたX線撮影装置を提供すること。【解決手段】装置本体2と、装置本体を一端に連結するとともに他端にバランサー装置12を連結して装置本体を上下動自在に支持するバランス機構と、従動側回動体15と、駆動側回動体16と、各回動体を連結するとともに装置本体が係止されて各回動体の回動に従って上下方向に移動する第2伝達手段14と、駆動側回動体が連結されたクラッチ18と、クラッチが連結されたモーター19を有した駆動部と、モーターとクラッチの作動を制御する制御部21を具備し、モーターとクラッチを連結することで装置本体を上昇又は下降可能にするとともに、モーターとクラッチの連結を解除することで手動により装置本体を上昇又は下降可能にした。【選択図】図1

Description

本発明は、X線を用いて人体の内部を撮影するX線撮影装置に係り、より詳しくは、被写体を立たせた状態で撮影する立位型のX線撮影装置において、人体の内部を撮影する受像部の可動を電動又は手動のいずれでも可能としたX線撮影装置に関する。
従来から、X線を用いて人体の内部を撮影するX線撮影装置が医療分野で広く用いられており、このX線撮影装置には、被写体である人を立たせた状態で撮影する立位型がある。
ここで、立位型のX線撮影装置について図面を参照して説明すると、図12は、この立位型のX線撮影装置を示した図であり、図において31がX線撮影装置である。また、図において32は受像部であり、この受像部32内には、撮影用フィルムが収容されたカセッテや撮像素子等が収容された受光体が挿抜自在に収容されている。
更に、前記受像部32は、支柱33に支持されており、支柱33に沿って上下動自在とされており、受像部32を上下動する方法としては、モーターを用いて電動で受像部32を上下動する方法と、カウンターバランス機構によって手動で受像部32を上下動する方法が存在している。
即ち、手動により受像部32を上下動するカウンターバランス機構による場合には、プーリーに巻き回されたワイヤーの一端に前記受像部を連結するとともに、ワイヤーの他端には、受像部の移動に連動して受像部移動方向と逆方向に移動するカウンターウェイトを連結し、受像部をカウンターウェイトとバランスして支持し、これにより、受像部を手動で上下動自在としている。
一方、電動で受像部32を上下動させる方式では、例えば、支柱33内に上下方向に向けてボールねじを配置して、このボールねじに、ボールねじの長手方向に沿って移動する可動板を螺合するとともに、可動板に受像部を支持し、これにより、モーターの回転力をボールねじに伝達することで、可動板を上下動させるとともに、それにより受像部を上下動自在としている。
特開2005−328931号公報
このように、X線撮影装置において受像部を上下動する方法としては電動と手動の方式があるが、電動の場合には労力を必要としない利点がある一方、安全確保のために移動の速度を遅くしているために、例えば受像部が下にある場合に上まで移動させるときには時間がかかってしまい、作業効率が悪くなってしまうという問題点が指摘できる。
この点、手動で受像部を上下動する方法の場合には、操作者の意思で受像部を早く移動することはできるが、労力が必要であるという問題点がある。
また、前述したように、手動により受像部を上下動する従来のX線撮影装置では、カウンターウェイトを用いたカウンターバランス機構を採用していたために、装置全体の重量が大きくなり、もち運びにも労力が必要になるという問題点があった。
そこで、本発明は、電動あるいは手動のいずれでも受像部を上下動させることを可能にし、その場の状況等に応じて、受像部の上下動を電動あるいは手動に切り替えることを可能にするとともに、装置全体の軽量化を可能にしたX線撮影装置を提供することを課題としている。
本発明のX線撮影装置は、
被写体を透過したX線を可視化することで被写体の内部を撮影する受像部を具備した装置本体と、
該装置本体を一端に連結するとともに、他端にはバランサー装置を連結し、該バランサー装置とバランスを取りながら前記装置本体を上下動自在に支持する第1伝達手段を具備したバランス機構と、
従動側回動体と、駆動側回動体と、前記従動側回動体及び駆動側回動体を連結するとともに前記装置本体が係止されて従動側回動体及び駆動側回動体の回動に従って上下方向に移動する第2伝達手段と、前記駆動側回動体が連結されたクラッチと、該クラッチが連結された駆動源と、を有した駆動部と、
少なくとも前記駆動源とクラッチの作動を制御する制御部と、を具備して、
前記駆動源の回転力をクラッチを介して前記駆動側回動体に伝達することで前記装置本体を電動で上昇又は下降可能にするとともに、
前記駆動源の駆動側回動体への回転力の伝達を遮断することで、手動により前記装置本体を上昇又は下降可能にした、ことを特徴としている。
本発明のX線撮影装置では、バランス機構によって受像部を具備した装置本体を上下動自在に支持するとともに、クラッチを介して駆動源の回転力を伝達することによって移動する第2伝達手段に装置本体を係止しており、この構成によって、駆動源の回転力を第2伝達手段に伝達することで装置本体を電動で上下動させ、クラッチによって駆動源の回転力の伝達を遮断することで、手動による装置本体の上下動を可能にしている。
従って、装置本体の移動を早く行うことを欲する場合には手動で装置本体の移動を行うことができ、一方、装置本体の移動を早く行う必要が無い場合には電動で装置本体の移動を行うことができるので、その場の状況等に応じて、受像部の上下動を電動あるいは手動に切り替えることが可能である。
また、本発明のX線撮影装置では、バランサー装置を用いて、装置本体とバランサー装置とでバランスを取りながら装置本体を上下動自在に支持するバランス機構とを構成しているために、カウンターウェイトを用いたカウンターバランス機構を採用している従来のX線撮影装置と異なり、重量のあるカウンターウェイトを備える必要が無いために、装置全体の重量を少なくすることができる。
本発明のX線撮影装置の実施例の斜視図である。 本発明のX線撮影装置の実施例を上方から見た図である。 本発明のX線撮影装置の実施例を側方から見た図である。 本発明のX線撮影装置の実施例における受像部を説明するための図である。 本発明のX線撮影装置の実施例における機構を説明するための図であり、支柱内の構造を正面側から示した図である。 本発明のX線撮影装置の実施例における受像部の駆動機構を説明するための図であり、支柱内の構造を平面側から示した図である。 図5におけるA−A線断面構造を示す図である。 図5におけるB−B線断面構造を示す図である。 図5におけるC−C線断面構造を示す図である。 本発明のX線撮影装置の実施例における制御系を説明するためのブロック図である。 本発明のX線撮影装置の実施例の作用を説明するためのフローチャートである 従来の立位型X線撮影装置を説明するための図である。
本発明のX線撮影装置では装置本体を有しており、この装置本体は、X線に感光する撮影用フィルムを収容したカセッテや、撮像素子等の、受光体を挿抜自在に収容し、収容したフィルムや撮像素子によって、被写体を透過したX線を可視化することで被写体の内部を撮影する受像部を具備している。
そして、この装置本体は、バランス機構によって、上下動自在にして支柱に支持されている。即ち、本発明のX線撮影装置では第1伝達手段を有しており、この第1伝達手段は、支柱内において、装置本体に一端を連結するとともに、他端には、例えばスプリングバランサー等のバランサー装置が連結されており、これにより、前記装置本体は、第1伝達手段を介して、バランサー装置とバランスを取りながら、上下動自在にして支柱に支持されている。
また、本発明のX線撮影装置では駆動部を有しており、この駆動部は、従動側回動体と、駆動側回動体と、従動側回動体と駆動側回動体を連結するとともに装置本体が係止された第2伝達手段を有しており、この第2伝達手段は、従動側回動体及び駆動側回動体の回動に従って上下方向に移動することとしている。
また、駆動部は、駆動源としてのモーターと、このモーターに連結されたクラッチを有しており、クラッチは駆動側回動体に連結され、少なくともモーターとクラッチの作動は、マイコン等の制御部により制御されている。
そして、クラッチによってモーターと駆動側回動体を連結した状態でモーターを駆動することで、クラッチを介して、モーターの回転力が駆動側回動体に伝達され、それにより、第2伝達手段を移動させるとともに、第2伝達手段に係止された装置本体を上下動可能としている。
また、クラッチによって、モーターの回転力の駆動側回動体への伝達を遮断することで、第2伝達手段の移動がフリーになり、それにより、手動により装置本体を上昇又は下降可能にしている。
ここで、前記駆動側回動体又は駆動側回動体のいずれか一方にトルクリミッターを具備し、このトルクリミッターにクラッチを連結するとよく、これにより、装置本体を電動で上昇又は下降させているときに装置本体が何らかの物に接触してトルクリミッターに過負荷がかかったときに、クラッチ側を空回りさせることで、装置本体の上昇又は下降を防止して事故等を未然に防止することが可能であるとともに、トルクリミッターやクラッチの摩擦力設定の調節を行うことで、あらゆる任意の荷重でモーターを空回りさせることが可能となる。
また、装置本体は、撮影用フィルムを収容するカセッテや撮像素子等の、受光体を挿抜自在に収容する受像部と、制御部が収容された制御ボックスと、リフトを具備した構成にし、リフトにワイヤーの一端に連結するとともに、更に、リフトを第2伝達手段に係止するとよい。
本発明のX線撮影装置の実施例について図面を参照して説明すると、図1乃至図3は本実施例のX線撮影装置の外観を示す図であり、図1は正面側斜視図、図2には上面から見た図、図3は側面から見た図である。
そして、図において1が本実施例のX線撮影装置であり、本実施例のX線撮影装置1は、支柱8と、この支柱8に上下方向に移動自在に支持された装置本体2を有しており、前記支柱8は、縦長の箱状の躯体の表面をカバーで覆って構成されており、正面側には上下方向に向けて2本のガイド801が形成されている。
ここで、前記装置本体について説明すると、図において2が装置本体であり、本実施例において装置本体2は、受像部を有している。即ち、図において3が受像部であり、本実施例において前記受像部3は、側面に受光体挿入口301を有しており、この受光体挿入口301を介して、X線により感光する撮影用フィルムを収容するカセッテや撮像素子等の、受光体を挿抜自在に収容可能としている。また、背面の両側には、撮影に際して被写体となる患者等が安全のために握るグリップ302が取り付けられている。
そして、この受像部3の背面側には制御ボックス4が取り付けられており、この制御ボックス4内には、装置の作動を制御するマイコンを具備した制御基板が収容されている。
なお、図において5は、装置本体2を手動により上昇又は下降させる際に装置本体2を支えるためのハンドルであり、また、図において6はスイッチ群であり、本実施例においてスイッチ群6は、装置本体2を手動により上昇又は下降させる際にブレーキを解除するためのブレーキ解除スイッチ6a、装置本体2を電動で上昇させるための上昇スイッチ6b、そして、装置本体2を電動で下降させるための下降スイッチ6cとしている。
次に、図4は前記装置本体2の概略を上面から示した図であり、図において7はリフトである。即ち、本実施例においては、前記装置本体2を前記支柱8に支持するためのリフト7を有しており、本実施例において前記リフト7は、前記制御ボックス4の背面側に取り付けられる取付板701と、前記支柱8の内部に配置される可動板703と、前記取付板701と可動板703とを連結する連結部702とを具備して、前記連結部702は、前記支柱8の正面に上下方向に向けて形成した前述の2本のガイド801を貫通している。
ここで、前記リフト7によって前記装置本体2を支柱8に支持する機構について図面を参照して説明すると、図5乃至図9は支柱の内部構造を説明するための図であり、図5は支柱8の内部を正面側から示した図、図6は支柱の内部構造を上面側から示した図、図7は図5におけるA−A線断面構造を示した図、図8は図5におけるB−B線断面構造を示した図、図9は図5におけるC−C線断面構造を示した図である。
そして、図において802は支柱8の躯体であり、本実施例において前記躯体802は、正面側を開口とした縦長の箱型としており、隔壁803によって内部を、正面側と裏面側に分けている。
また、前記隔壁803の高さ寸法は、躯体802の内部の高さ寸法よりも短くしており、これにより、隔壁803の上端と躯体803の天井部分との間に隙間804が形成されている。
そして、前記隔壁803の上部には、前記躯体802の左右側壁を連結する形態において、回動軸9が回動自在に取り付けられており、この回動軸9の両端部近傍には、それぞれ、第1回動体としてのプーリー10が取り付けられ、このプーリー10にはそれぞれ、第1伝達手段としてのワイヤー11が巻き回されている。
そして、前記プーリー10に巻き回したワイヤー11の一端は前記装置本体2におけるリフト7を構成する可動板703に連結されており、前記ワイヤー11の他端は、前記隔壁803の背面側において、躯体802内に配置したスプリングバランサー12に連結されている。そしてこれにより、前記装置本体2は、リフト7を介してワイヤー11により、上下動自在に支持されている。即ち、本実施例においては、プーリー10とこのプーリー10に巻き回したワイヤー11とワイヤーの他端に連結したスプリングバランサー12を具備したバランス機構によって、ワイヤー11の一端に連結した装置本体2を、前記スプリングバランサー12とバランスを取りながら、上下動自在に支持している。従って、前記ハンドル5によって、装置本体2に下方向の力を加えることで装置本体を下降させることができ、一方、装置本体2に上方向の力を加えることで装置本体を上昇させることができる。
なお、前記スプリングバランサー12は、ケースの内部に収納されている渦巻きばねと、この渦巻きばねに接続されたワイヤーロープと、このワイヤーロープを巻取るドラムを備えて構成されており、ワイヤーロープに連結された重量物の重量と渦巻ばねの張力とのバランスを保つことでワイヤーロープに吊り下げた重量物の位置を保持可能としたものであるが、本実施例では市販されているスプリングバランサー12を使用しており、また、スプリングバランサーは周知であるために、詳細な説明は省略する。
そして、本実施例のX線撮影装置では、このスプリングバランサー12のワイヤーロープに、第1伝達手段としてのワイヤー11の他端を連結し、これによりバランス機構を構成している。従って、カウンターウェイトを用いたバランス機構と異なり、全体の重量を少なくすることが可能で、もち運び等に労力を要することを防止している。
次に、図において13はブレーキである。即ち、本実施例においては、電磁ブレーキ13を前記プーリー10の一方に取り付けている。そして、このブレーキ13は、本実施例においては、通常は作動させておき、前述のブレーキ解除スイッチ6aを押下することで作動を解除させることとしている。従って、装置本体2を上昇又は下降させるときは、ブレーキ解除スイッチ6aを押下しながら、前記ハンドル5によって、装置本体2に下方向あるいは上方向の力を加えることとしている。
なお、前述の説明では、第1伝達手段としてワイヤー11を用いた場合を説明したが、必ずしも第1伝達手段としてワイヤーを用いる必要はなく、その他ベルト、チェーン等を用いても良い。また、第1伝達手段としてチェーンを用いた場合には、第1回動体としてスプロケットを用いても良い。
また、前述の説明では、前記隔壁803の上部に躯体802の左右側壁を連結する形態で回動軸9を回動自在に取り付けるとともに、この回動軸9の両端部近傍に第1回動体としてのプーリー10を取り付け、このプーリー10に第1伝達手段としてのワイヤー11を巻き回し、このワイヤー11の他端にスプリングバランサー12を連結しているが、必ずしもこの構成に限定されるものではなく、ワイヤー11を介して、スプリングバランサー12とバランスを取りながら前記装置本体2を上下動自在に支持してあればよい。従って、例えば、前記プーリー10の位置にスプリングバランサー12を配置して、プーリー10を用いない構成にしても良い。あるいはその他、躯体802の天井部分にスプリングバランサー12を吊るして、このスプリングバランサー12に前記ワイヤー11の他端を連結し、これによりプーリー10を用いない方式としても良い。
更に、バランサー装置は必ずしも、バネ式のスプリングバランサーには限定されず、ワイヤー11を介して、バランスを取りながら前記装置本体2を上下動自在に支持可能なバランサーであればいずれでもよく、エアバランサー、オイルバランサー等でも良い。また、バネ式のバランサーを用いた場合でも、必ずしも、前述の機構のバランサーを用いる必要はなく、バランサーの形状も特に限定されない。
次に、図において14は、前記装置本体2を電動で上昇又は下降させるために用いるチェーンである。即ち、本実施例のX線撮影装置1では駆動部を有しており、この駆動部によって、前記装置本体2を電動で上昇又は下降させることを可能としている。
ここで、駆動部について説明すると、本実施例のX線撮影装置1では、前記隔壁803の上部に、従動側回動体としての上部スプロケット15を回動自在に配置し、躯体802内の底部には、駆動側回動体としての下部スプロケット16を回動自在に配置し、上部スプロケット15と下部スプロケット16を、第2伝達手段としての無端のチェーン14で連結し、上部スプロケット15及び下部スプロケット16を回動することで、チェーン14を上下方向に移動自在としている。そして、前記チェーン14の1か所には連結金具17を取り付け、この連結金具17を前記可動板703に連結している。
そのために、本実施例においては、下部スプロケット16を回動して前記チェーン14を上下方向に移動することで、前記可動板703を上昇又は下降させることができる。即ち、前記チェーン14を移動することで装置本体2を上昇又は下降させることができることとしている。
そして、本実施例においては、前記下部スプロケット16を、駆動源としてのモーターにより回動することとしており、これにより、モーターを駆動することで、装置本体2を電動で上昇又は下降させることとしている。
即ち、本実施例においては、前記下部スプロケット16にクラッチ18が連結されており、このクラッチ18が前記モーター19に連結され、クラッチ18を介して、前記モーター19の回転が下部スプロケット16に伝達され、これにより、下部スプロケット16が回転することでチェーン14が移動し、それに伴って、連結金具17によってチェーン14に連結されている装置本体2が、上昇または下降することとしている。
そして、本実施例において前記クラッチ18は、モーター19側に連結された入力軸と下部スプロケット16側に連結された出力軸のそれぞれに接続された円板同士を接触させることで生じる摩擦力で動力の伝達を行うタイプのクラッチとしている。
また、本実施例においては、前記下部スプロケット16にトルクリミッターを具備して、下部スプロケット16に過負荷が加わったときに装置本体2の移動を停止可能としている。即ち、図5、図8において20がトルクリミッターであり、本実施例においては、下部スプロケット16の内部にトルクリミッター20を配置して、このトルクリミッター20を前記クラッチ18に連結している。そしてこれにより、装置本体2を電動で上昇又は下降させているときに、装置本体2が何らかの物に接触してトルクリミッター20に過負荷が加わったときに、トルクリミッター20に対してクラッチ18を空回りさせて、装置本体の上昇又は下降を防止して事故等を未然に防止することを可能としている。
従って、本実施例のX線撮影装置では、トルクリミッター20やクラッチ18の摩擦力設定の調節を行うことで、あらゆる任意の荷重でモーター19を空回りさせることができ、より効果的に事故の未然防止を行うことができる。
更に、本実施例のX線撮影装置1においては、制御部の制御により、モーター19を正回転又は逆回転させて装置本体2を上昇又は下降させる上昇スイッチ6b又は下降スイッチ6cを押下したときに、前記ブレーキ13を解除することとしており、これにより、装置本体2を電動で上昇又は下降させる際に、ブレーキ13によってプーリーの回転が阻止されて、装置本体2の上昇又は下降が不可能になることを防止している。
更にまた、本実施例のX線撮影装置1では、クラッチ18の作動を制御部で制御しており、通常は、クラッチ18とモーター19との連結を解除しておくことで、手動による装置本体2の上昇又は下降を容易にし、上昇スイッチ6b又は下降スイッチ6cが押下されたときにクラッチ18をモーター19に連結することとしている。
即ち、クラッチ18とモーター19を連結している状態では、モーター19を駆動しない限り下部スプロケット16を回動することができず、従って、チェーン14がロックされている状態となり、手動で装置本体2を上昇又は下降させることは困難であるが、本実施例においては、通常はクラッチ18とモーター19との連結を解除してチェーン14をフリーの状態にしているために、手動による装置本体2の上昇又は下降が可能である。
なお、図7において22はベアリングである。即ち、本実施例において前記隔壁803には、正面側の中央部分に上下方向に沿って、角状のガイド部805を突設しており、このガイド部805の両側を挟み込むようにして、前記可動板703には、隔壁803側に向けてベアリング22を取り付けている。
また、前記隔壁803は、左右側のそれぞれを後方側に折り曲げて側壁を設けており、この側壁のそれぞれにも上下方向に沿って角状のガイド部805を突設し、一方、前記可動板703も左右側を後方へ折り曲げるとともに、前記ガイド部805に当接するようにして、前記可動板703には、隔壁803側に向けてベアリング22を取り付けている。そしてこれにより、可動板703の上下動をスムーズにしている。
次に、本実施例における制御系を説明すると、図10は本実施例のX線撮影装置における制御系を説明するためのブロック図であり、図において、本実施例のX線撮影装置1では、装置全体の作動を制御するための制御部を有しており、本実施例でこの制御部は、インバータ機能を具備したマイコン21としている。そして、このマイコン21には、プーリー10の回転を停止するための電磁ブレーキ13、下部スプロケット16を駆動するためのクラッチ18とモーター19、電磁ブレーキ13の作動を解除するためのブレーキ解除スイッチ6a、モーター19を駆動して下部スプロケット16を回動してチェーン14を移動することで装置本体を上昇又は下降するための上昇スイッチ6bと下降スイッチ6c、そして電源等が接続されている。
そして前記マイコン21は、前述したように、何らのスイッチも押下されていない通常時は、電磁ブレーキ13を作動させてプーリー10の回転を阻止しているとともに、クラッチ18とモーター19の連結を解除することで、モーター19の回転力が下部スプロケット16へ伝達することを遮断して、それにより、チェーン14をフリーにしている。
そして、上昇スイッチ6b又は下降スイッチ6cが押下されると、スイッチの押下が継続されている間は、電磁ブレーキ13の作動を解除してプーリー10の回動を自由にするとともに、クラッチ18とモーター19を連結してクラッチ18を介してモーター19の回転を下部スプロケット16に伝達可能にして、モーター19を正回転又は逆回転する。そうすると、下部スプロケット16が回動することでチェーン14が移動し、チェーン14に連結している装置本体2を上昇又は下降させることができる。
一方、前記マイコン21は、ブレーキ解除スイッチ6aが押下されると、スイッチの押下が継続されている間は、クラッチ18とモーター19の連結は解除したまま、電磁ブレーキ13の作動を解除してプーリー10の回動を自由にする。そのため、この状態において、前記ハンドル5を握って、装置本体2に下方向又は上方向の力を加えることで、装置本体を下降又は上昇させることができる。
従って、本実施例のX線撮影装置1では、その場の状況等に応じて、操作者が、装置本体の上昇又は下降を、自らの意思で電動又は手動に切り替えることが可能である。
次に、このように構成される本実施例のX線撮影装置1の作動について図面を参照して説明すると、図11は本実施例のX線撮影装置の作動を説明するためのフローチャートであり、まず、手動によって装置本体を上昇又は下降させるときには、ステップ1において、ブレーキ解除スイッチ6aを押下する。
そうすると、ステップ2において、マイコン21が、電磁ブレーキ13の作動を解除して、これにより、プーリー10の回動が自由になる。
そこで、操作者がブレーキ解除スイッチ6aを押下しながら、グリップ5を握りって装置本体2に下方向又は上方向の力を加えると、ステップ3で、装置本体が上昇又は下降していき、装置本体2に加えている力を解除すると装置本体2の上昇又は下降が停止して、更に、ブレーキ解除スイッチ6aの押下を解除すると、マイコン21が電磁ブレーキ13を作動させることで、ステップ4でブレーキが作動してプーリー10の回転が阻止され、ステップ5で装置本体が停止する。
一方、電動によって装置本体を上昇又は下降させるときには、ステップ6において、上昇スイッチ6b又は下降スイッチ6cを押下する。
そうすると、マイコン21はステップ7において、クラッチ18とモーター19を連結してクラッチ18を介してモーター19の回転を下部スプロケット16に伝達可能にするとともに、ステップ8で、電磁ブレーキ13の作動を解除してプーリー10の回動を自由にし、更に、ステップ9で、モーター19を正回転又は逆回転する。
そしてこれにより、ステップ10において、下部スプロケット16が回動することでチェーン14が移動し、チェーン14に連結している装置本体2が上昇又は下降していく。
また、装置本体2が上昇又は下降している途中でトルクリミッター20に何らかの過負荷がかかったときには、ステップ11において、クラッチ18が空回りして、装置本体2の上昇又は下降が停止され、この状態は、過負荷が無くなるまで継続される。
そして、装置本体2が上昇又は下降している途中で上昇スイッチ6b又は下降スイッチ6cの押下が解除されると、マイコン21は、ステップ12でモーター19の駆動を停止し、それによって、ステップ13で装置本体が停止する。
また、マイコンは、上昇スイッチ6b又は下降スイッチ6cの押下の解除を受けて更に、ステップ14において電磁ブレーキ13を作動させてプーリー10の回転を阻止するとともに、ステップ15において、クラッチ18とモーター19の連結を解除してモーター19の回転力が下部スプロケット16へ伝達することを遮断する。
このように、本実施例のX線撮影装置では、スプリングバランサーを用いたバランス機構によって装置本体を上下動自在に支持するとともに、装置本体2を係止したチェーン14を上部スプロケット15と下部スプロケット16間に張設して、モーター19に連結されたクラッチ18を下部スプロケット16に連結しているために、モーター19とクラッチ18を連結してモーター19を駆動することで、モーター19の回転力をチェーン14に伝達して装置本体2を電動で上下動させることができるとともに、クラッチ18とモーター19との連結を解除することで、手動によって装置本体2を上下動させることが可能である。
従って、装置本体2の移動を早く行うことを欲する場合には手動で装置本体2の上下動を行うことができ、一方、装置本体2の移動を早く行う必要が無い場合には電動で装置本体2の移動を行うことができ、その場の状況等に応じて、装置本体2の上下動を電動あるいは手動に切り替えることが可能である。
また、本実施例においては、モーター19の回転を下部スプロケット16に伝達するクラッチとして摩擦式のクラッチを用いるとともに、下部スプロケット16にトルクリミッターを具備してこのトルクリミッター20をクラッチ18に連結しているため、装置本体2を電動で上昇又は下降させているときに装置本体2が何らかの物に接触してトルクリミッター20に過負荷が加わったときには、トルクリミッター20に対してクラッチ18を空回りさせて事故等を未然に防止することが可能であり、更に、トルクリミッター20やクラッチ18の摩擦力設定の調節を行うことで、あらゆる任意の荷重でモーター19を空回りさせることができ、より効果的に事故の未然防止を行うことができる。
更に、本実施例において前記バランス機構は、スプリングバランサー12を用いることで、装置本体2を上下動自在に支持しているため、カウンターウェイトを用いたバランス機構と異なり、全体の重量を少なくすることが可能で、もち運び等に労力を要することを防止している。
なお、前述の説明では、制御ボックス4にリフト7を取り付けるとともに、リフト7を、制御ボックス4の背面側に取り付けられる取付板701と、支柱8の内部に配置される可動板703と、取付板701と可動板703とを連結する連結部702とで構成し、支柱8の内部で可動板703を支持することで装置本体2を上下動することとしたが、必ずしもこのように構成する必要は無く、装置本体2を上下動自在にして支柱8に支持してあればいずれの方法としても良い。
また、前述の説明では、下部スプロケット16をモーター19によって回動する構成としたが、上部スプロケット15をモーターによって回動する構成としても良い。
更に、前述の説明では、従動側回動体として上部スプロケット15を用いるとともに、駆動側回動体として下部スプロケット16を用いて、上部スプロケット15と下部スプロケット16を無端のチェーン14で連結した構成としたが、必ずしも伝達手段としてチェーンを用いて回動体としてスプロケットを用いる必要はない。従って、伝達手段としてはベルト、ワイヤー等の長尺物全般を用いることができるとともに、回動体としてプーリーを用いても良い。
また、前述の説明では、バランス機構を構成する第1伝達手段としてワイヤー11を用いるとともに、第1回動体としてプーリーを用いた場合を説明したが、第1伝達手段としてワイヤー11を用いて、第1回動体としてプーリーを用いる必要は無く、第1伝達手段としてはベルト、チェーン等を用いても良く、第1伝達手段としてチェーンを用いた場合には、第1回動体としてスプロケットを用いても良い。
更にまた、前述の説明では、前記隔壁803の上部に躯体802の左右側壁を連結する形態で回動軸9を回動自在に取り付けるとともに、この回動軸9の両端部近傍に第1回動体としてのプーリー10を取り付け、このプーリー10に第1伝達手段としてのワイヤー11を巻き回し、このワイヤー11の他端にスプリングバランサー12を連結しているが、前記プーリー10の位置にスプリングバランサー12を配置して、あるいは、躯体802の天井部分からスプリングバランサー12を吊り下げて、このスプリングバランサー12にワイヤー11の他端を連結することで、プーリー10を用いない構成にしても良く、また、バランサーは必ずしもスプリングバランサーには限定されず、ワイヤー11を介して、バランスを取りながら前記装置本体2を上下動自在に支持可能なバランサーであればいずれでもよい。
本発明は、立位型X線撮影装置において、その場の状況等に応じて、手動による装置本体の上下動と電動による装置本体の上下動のいずれかを切り替えて行うことを可能にしているため、立位型のX線撮影装置の全般に適用可能である。
1 X線撮影装置
2 装置本体
3 受像部
301 受光体挿入口
302 グリップ
4 制御ボックス
5 ハンドル
6 スイッチ
6a ブレーキ解除スイッチ
6b 上昇スイッチ
6c 下降スイッチ
7 リフト
701 取付板
702 連結部
703 可動板
8 支柱
801 ガイド
802 支柱の躯体
803 隔壁
804 隔壁上部の隙間
805 ガイド部
9 回動軸
10 プーリー
11 ワイヤー
12 スプリングバランサー
13 ブレーキ
14 チェーン
15 上部スプロケット
16 下部スプロケット
17 連結金具
18 クラッチ
19 モーター
20 トルクリミッター
21 マイコン
22 ベアリング
23 連結金具

Claims (4)

  1. 被写体を透過したX線を可視化することで被写体の内部を撮影する受像部を具備した装置本体(2)と、
    該装置本体(2)を一端に連結するとともに、他端にはバランサー装置(12)を連結し、該バランサー装置(12)とバランスを取りながら前記装置本体(2)を上下動自在に支持する第1伝達手段(11)を具備したバランス機構と、
    従動側回動体(15)と、駆動側回動体(16)と、前記従動側回動体(15)及び駆動側回動体(16)を連結するとともに前記装置本体(2)が係止されて従動側回動体(15)及び駆動側回動体(16)の回動に従って上下方向に移動する第2伝達手段(14)と、前記駆動側回動体(16)が連結されたクラッチ(18)と、該クラッチ(18)が連結された駆動源(19)と、を有した駆動部と、
    少なくとも前記駆動源(19)とクラッチ(18)の作動を制御する制御部(21)と、を具備して、
    前記駆動源(19)の回転力をクラッチ(18)を介して前記駆動側回動体(16)に伝達することで前記装置本体(2)を電動で上昇又は下降可能にするとともに、
    前記駆動源(19)の駆動側回動体(16)への回転力の伝達を遮断することで、手動により前記装置本体(2)を上昇又は下降可能にした、ことを特徴とするX線撮影装置。
  2. 前記バランサー装置(12)がスプリングバランサーであることを特徴とする請求項1に記載のX線撮影装置。
  3. 前記駆動側回動体(16)又は従動側回動体(15)の少なくともいずれか一方にトルクリミッター(20)を具備し、該トルクリミッター(20)が前記クラッチ(18)に連結されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のX線撮影装置。
  4. 前記装置本体(2)は、撮影用フィルムを収容するカセッテや撮像素子等の受光体を挿抜自在に収容する受像部(3)と、前記制御部(21)が収容された制御ボックス(4)と、リフト(7)と、を具備し、前記リフト(7)が、前記ワイヤー(11)の一端に連結されるとともに前記第2伝達手段(14)に係止されていることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載のX線撮影装置。
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