JP2017088285A - 乗場ドア、乗場ドア装置、及びエレベータ - Google Patents
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Abstract
【課題】ハンガーローラに巻装された弾性体が熱でハンガーローラから剥がれ落ちたとしても、弾性体が意図しない場所に落ちるのを少なくする。
【解決手段】実施形態の乗場ドアは、外周に弾性体が巻装されたハンガーローラと、ハンガーローラが固定されたハンガーローラ被固定部と、を備える。ハンガーローラ被固定部には、ハンガーローラの左右両側方の少なくとも一方に配置され、表面がハンガーローラの外周と対向するように立設された板状部が設けられている。
【選択図】図4
【解決手段】実施形態の乗場ドアは、外周に弾性体が巻装されたハンガーローラと、ハンガーローラが固定されたハンガーローラ被固定部と、を備える。ハンガーローラ被固定部には、ハンガーローラの左右両側方の少なくとも一方に配置され、表面がハンガーローラの外周と対向するように立設された板状部が設けられている。
【選択図】図4
Description
本発明の実施態様は、乗場ドア、乗場ドア装置、及びエレベータに関する。
エレベータは、乗りかご側に設けられる「かごドア」とは別に、エレベータ乗場側に「乗場ドア」が設けられる。乗場ドアは、上部にハンガーローラを備え、ハンガーローラを介してハンガーレールに吊り下げられる。一般的にハンガーローラは金属製である。ハンガーローラの外周には、ハンガーレールとの緩衝のため、ゴム等の弾性体が巻装されることがある。
エレベータ乗場に火災が起こり、ハンガーローラに高熱が伝達した場合、ハンガーローラに巻装された弾性体は融解する。このとき、弾性体が溶けるスピードは、弾性体の各部で均一ではなく、偏りが発生する。一般的に、ハンガーレールは高熱を帯びやすい金属製である。そのため、多くの場合、弾性体は、ハンガーレールに接した部分(以下、下端部という。)から溶け出す。下端部が完全に溶け落ちて弾性体が輪状ではなくなった場合、弾性体はハンガーローラから剥がれて塊となって落下する恐れがある。
弾性体が徐々に融解していくのであれば、落下するのは液体であるので、その軌道は予測し易い。基本的に、液体となった弾性体はハンガーローラの真下に落下する。しかしながら、弾性体が塊となって落下した場合、その軌道は予測し難い。運よく塊がハンガーローラの真下に落下すればよいが、塊がハンガーローラの周囲(例えば、ハンガーローラの左右のいずれかの側方)にずれて落下した場合、最終的に、塊は装置設計者の意図しない場所(例えば、昇降路内)に落下する恐れがある。
本発明が解決しようとする課題は、ハンガーローラに巻装された弾性体が熱でハンガーローラから剥がれ落ちたとしても、弾性体が意図しない場所に落ちるのを少なくすることである。
実施形態の乗場ドアは、外周に弾性体が巻装されたハンガーローラと、ハンガーローラが固定されたハンガーローラ被固定部と、を備える。ハンガーローラ被固定部には、ハンガーローラの左右両側方の少なくとも一方に配置され、表面がハンガーローラの外周と対向するように立設された板状部が設けられている。
乗場ドア。
乗場ドア。
以下、発明を実施するための形態について図面を参照しながら説明する。なお、図中、同一または同等の部分には同一の符号を付す。
(実施形態1)
図1は、本実施形態のエレベータ1の全体構成図である。エレベータ1は、昇降路2内にある乗りかご40をロープLで昇降させるロープ式エレベータである。エレベータ1は、トラクション式(つるべ式)のエレベータであり、機械室3を使用するタイプとなっている。エレベータ1が設置される建物の各フロアには、エレベータ乗場4が配置される。
図1は、本実施形態のエレベータ1の全体構成図である。エレベータ1は、昇降路2内にある乗りかご40をロープLで昇降させるロープ式エレベータである。エレベータ1は、トラクション式(つるべ式)のエレベータであり、機械室3を使用するタイプとなっている。エレベータ1が設置される建物の各フロアには、エレベータ乗場4が配置される。
なお、以下の説明には、X軸、Y軸、及びZ軸から構成される直交座標系を用いる。図2は、乗場ドア装置50をエレベータ乗場4から見た図である。図中、矢印の指し示す方向がプラス方向である。X軸プラス方向が右方向であり、X軸マイナス方向が左方向である。また、Y軸プラス方向が奥方向であり、Y軸マイナス方向が手前方向である。また、Z軸プラス方向が上方向であり、反対方向が下方向である。
エレベータ1は、図1に示すように、制御部10と、巻上機20と、釣合おもり30と、乗りかご40と、乗場ドア装置50と、を備える。
制御部10は、エレベータ1の各部を制御する制御装置である。制御部10は、例えば、プロセッサ等の処理装置を備える制御盤である。制御部10は巻上機20を制御して、ユーザが指定したフロアに乗りかご40を移動させる。
巻上機20は、乗りかご40を昇降させる駆動装置である。巻上機20は、滑車と、滑車を回転させるモーターと、を備える。滑車にはロープLが掛けられている。ロープLは、例えば、ワイヤーロープである。ロープLの一端は乗りかご40に固定されており、他端は釣合おもり30に固定されている。
釣合おもり30は、乗りかご40の重量と釣り合いをとるための錘である。釣合おもり30は、鉄やコンクリート等の重量のある物体で構成される。釣合おもり30は、ロープLを介して乗りかご40と連結されている。
乗りかご40は、乗客を乗せるためのカゴである。乗りかご40はエレベータ乗場4側に出入口を備える。出入口にはかごドア43が配置されている。かごドア43は、X軸方向にスライドして開閉する引き戸タイプのドアである。かごドア43は、片引き戸であってもよいし、両引き戸であってもよい。一例として、かごドア43は、2枚両引き戸である。乗りかご40の出入口上部にはハンガーレール42が固定されている。かごドア43の上部にはハンガーローラが回転可能に固定されている。かごドア43は、ハンガーローラを介してハンガーレール42に吊り下げられている。かごドア43の下には、かご敷居41が配置されている。かごドア43は、かご敷居41に形成された溝に沿って開閉する。
乗場ドア装置50は、各フロアのエレベータ乗場4に配置されるドア装置である。乗場ドア装置50は、乗場敷居51と、三方枠52と、ハンガーレール53と、乗場ドア54と、を備える。なお、本実施形態では、エレベータ乗場と昇降路との間を仕切るドアを「乗場ドア」、乗場ドアに乗場ドア周辺部材(例えば、ハンガーレール)を含めたものを「乗場ドア装置」として区別する。以下の例では、乗場ドア54に、乗場敷居51、三方枠52、及びハンガーレール53を含めたものを乗場ドア装置50としているが、「乗場ドア装置」には、必ずしも乗場敷居および三方枠は含まれていなくてもよい。
乗場敷居51は、乗場ドア54の下に配置される敷居である。乗場敷居51は耐火材(例えば、鉄、アルミ等の金属、或いは難燃性樹脂)で構成される。乗場敷居51には、X軸方向に沿って溝(シル溝)が形成されている。乗場ドア54は、乗場敷居51に形成された溝に沿って開閉する。
三方枠52は、エレベータ乗場4と昇降路2とを繋ぐ開口部に配置される枠材である。三方枠52は、図2に示すように、開口部の左側に配置された左枠521と、開口部の上部に配置された上枠522と、開口部の右側に配置された右枠523と、から構成される。左枠521、上枠522、及び右枠523は、いずれも、金属等の耐火材で構成される。上枠522の奥側(昇降路2側)或いは上枠522の上部の壁面の奥側には、ハンガーレール53が配置されている。
図3(A)は、乗場ドア装置50の上端部をエレベータ乗場4側から見た図である。図3(A)では、ハンガーレール53の配置及び乗場ドア54の構造を視認容易にするため、三方枠52とその周囲の壁面は取り除いている。
ハンガーレール53は、乗場ドア54を吊り下げるためのレールである。ハンガーレール53は金属等の耐火材で構成される。ハンガーレール53は、エレベータ乗場4と昇降路2とを繋ぐ開口部の上部に、X軸方向に長手方向を向けた状態で固定されている。ハンガーレール53の固定箇所は任意である。本実施形態では、ハンガーレール53は、上枠522の上部の壁面に固定されている。
乗場ドア54は、エレベータ乗場と昇降路との間を仕切るドアである。乗場ドア54は、X軸方向にスライドする引き戸タイプのドアである。乗場ドア54は、片引き戸であってもよいし、両引き戸であってもよい。かごドア43が2枚両引き戸なのであれば、乗場ドア54も2枚両引き戸とする。乗場ドア54は、左側ドア(乗場ドア54L)と、右側ドア(乗場ドア54R)とから構成される。なお、以下の説明では、乗場ドア54を構成する複数のドアそれぞれを、乗場ドア54と同様に、「乗場ドア」と表現する。
乗場ドア54L及び乗場ドア54Rは、それぞれ、ドア本体541と、ハンガーローラ被固定部542と、補助ローラ543と、ハンガーローラ544と、落下ガイド546と、を備える。
ドア本体541は、エレベータ乗場と昇降路との間を仕切るドアパネルである。ドア本体541は、Z軸方向に長手方向を有する長方形の板状体である。ドア本体541は金属等の耐火材で構成される。ドア本体541の下部には、乗場敷居51のシル溝に遊嵌するドアシュー(不図示)が固定されている。また、ドア本体541の上部には、ハンガーローラ被固定部542が固定されている。
ハンガーローラ被固定部542は、ハンガーローラ544を固定するための被固定部材である。ハンガーローラ被固定部542は金属等の耐火材で構成される。図3(B)は、図3(A)に示すA−A’線断面図である。ハンガーローラ被固定部542は、側面視で略L字形をした板状体である。側面視とは、対象物を乗場ドア54の開閉方向(すなわちX軸方向)から見ることをいう。ハンガーローラ被固定部542は、短片542aと長片542bとを有する。短片542aはL字の短い方の面であり、長片542bはL字の長い方の面である。短片542aの幅はドア本体541の厚さと略同じである。ハンガーローラ被固定部542は、ドア本体541の上面に短片542aを乗せた状態で固定される。短片542aが固定されることにより、長片542bは乗場ドア54の背面(Y軸プラス方向側の面)に沿って立ち上がった状態となる。なお、以下の説明では、長片542bのことを単にハンガーローラ被固定部542と呼ぶ。
ハンガーローラ被固定部542のX軸方向の幅は、ドア本体541のX軸方向の幅と略同じである。ハンガーローラ被固定部542の前面(エレベータ乗場4側の面)には、複数の補助ローラ543が固定されている。補助ローラ543は、その周面がハンガーレール53の下側に接するよう固定されている。乗場ドア54は、ハンガーローラ544と補助ローラ543とでハンガーレール53を挟み込んで把持する。補助ローラ543は金属等の耐火材で構成される。補助ローラ543の外周には、ハンガーレール53との緩衝のため、ゴム等の弾性体が巻装されていてもよい。弾性体の材質は、後述の弾性体544eと同じであってもよい。また、補助ローラ543は後述のハンガーローラ544と同様にフランジを有していてもよい。
ハンガーローラ被固定部542には、補助ローラ543に加えて、ハンガーローラ544が固定されている。ハンガーローラ544も、補助ローラ543と同様に、ハンガーローラ被固定部542の前面(エレベータ乗場4側の面)に複数固定されている。図3(A)の例では、ハンガーローラ544は、ハンガーローラ被固定部542に2つ固定されている。2つのハンガーローラ544は、それぞれ、ハンガーローラ被固定部542のX軸方向両端に固定されている。図4(A)は、乗場ドア54のハンガーローラ544固定部分の拡大斜視図である。また、図4(B)は図4(A)に示すB−B’線断面図である。ハンガーローラ544は、回転軸544dをY軸方向に向けた状態でハンガーローラ被固定部542に固定されている。
ハンガーローラ544は、乗場ドア54を吊り下げるためのローラである。ハンガーローラ544は、ローラ544aと、フランジ544b、544cと、を備える。なお、図4(B)の例では、フランジはハンガーローラ544の両面に設けられている。しかしながら、ハンガーローラ544に設けられるフランジは、フランジ544bと544cのいずれか一方だけであってもよい。勿論、ハンガーローラ544にはフランジが設けられていなくてもよい。ローラ544aおよびフランジ544b、544cは、いずれも金属等の耐火材で構成される。ローラ544aの外周面はハンガーレール53の上面と接した状態となっている。ローラ544aの外周面(すなわち、ハンガーローラ544の外周)には、ハンガーレール53との緩衝のため、弾性体544eが巻装されている。
弾性体544eは、例えば、エラストマー(Elastomer)である。エラストマーとは、弾性を有する高分子物質、或いは弾性を有する高分子物質によって構成される弾性部材のことである。エラストマーは、合成樹脂(例えば、シリコン樹脂、合成ゴム)等の合成高分子物質のみならず、天然ゴム等の天然高分子物質も含む概念である。なお、弾性体544eを構成するエラストマーは、熱可塑性エラストマーであってもよいし、熱硬化性エラストマーであってもよい。
ハンガーローラ被固定部542には、ハンガーローラカバー545が設けられている。実施形態1のハンガーローラカバー545は、複数の板状体から構成される。ハンガーローラカバー545は、第1の板状部545aと、第2の板状部545bと、を備える。第1の板状部545a及び第2の板状部545bは、いずれも、金属等の耐火材から構成される。第1の板状部545aと第2の板状部545bは、両方ともハンガーローラ被固定部542の前面に立設されている。立設方向は、いずれの板状部も、Y軸マイナス方向である。第1の板状部545aと第2の板状部545bは、いずれも、表面をハンガーローラ544の外周に向けた状態でハンガーローラ被固定部542に立設されている。
第1の板状部545aと第2の板状部545bは、ハンガーローラ544の左右の両側方に配置されている。第1の板状部545aは、ハンガーローラ544の左右両側方のうち、ドアの側辺に近い側(外側)に配置されており、第2の板状部545bはその反対側(内側)に配置されている。図4には左側の側辺近くのハンガーローラ544が示されている。図4の例では、ハンガーローラ544のX軸プラス方向に第1の板状部545aが配置され、ハンガーローラ544のX軸マイナス方向に第2の板状部545bが配置されている。なお、ハンガーローラ544が右側の側辺に近いのであれば、第1の板状部545aと第2の板状部545bの位置は図4に示す例とは逆転するので注意を要する。なお、ハンガーローラ544の上と下には板状体は設けられておらず、それぞれ開いた状態となっている。
エレベータ乗場に火災が起こった場合、弾性体544eは、場合によっては、ハンガーローラ544から剥がれ、塊となって落下する。塊となって落下した弾性体544eは、第1の板状部545aと第2の板状部545bにより側方への動きが規制される。ハンガーローラ544の下は開いた状態となっているので、塊となって落下した弾性体544eはハンガーローラ544の真下に落下する。
なお、第1の板状部545aと第2の板状部545bの下端部には、内向きの傾斜が設けられていてもよい。内向きの傾斜とは、図4(A)に示すように、ハンガーローラ544側に上面を向けた傾斜のことである。内向きの傾斜を設けることにより、弾性体544eの落下をより精度よくハンガーローラ544の真下に誘導できる。
ハンガーローラ被固定部542の前面には、ハンガーローラカバー545に加えて落下ガイド546が設けられている。落下ガイド546は、ハンガーローラ544から剥がれて落下した弾性体544eをエレベータ乗場4側に誘導するための部材である。落下ガイド546は、金属等の耐火材から構成される。落下ガイド546は、ハンガーローラ544の真下に配置されている。落下ガイド546のY軸方向中程には、図3(B)に示すように、エレベータ乗場4側に上面を向け、エレベータ乗場4に向けて傾斜する傾斜面546aが設けられている。落下ガイド546は、傾斜面546aがハンガーローラ544の真下に位置するよう配置される。傾斜面546aによって弾性体544eはエレベータ乗場4側に誘導される。
本実施形態によれば、ハンガーローラ被固定部542にハンガーローラカバー545が設けられている。そのため、万一、弾性体544eが火災等により塊となって落下したとしても、落下した弾性体544eは、ハンガーローラカバー545によって真下に誘導される。そのため、弾性体544eがハンガーローラ544の側方にずれて落下することは少ない。弾性体544eは、ハンガーローラ544の真下に落ちた後、落下ガイド546によりエレベータ乗場4側に誘導されるので、昇降路2に落下することはほとんどない。仮に昇降路2に燃えやすい物体(例えば、オイル)があったとしても、燃焼中の或いは熱を帯びた弾性体544eが昇降路2に落下することはほとんどないので、昇降路2を通じて火災が他の階に広がる可能性は極めて少ない。
(実施形態2)
実施形態1では、ハンガーローラ544はハンガーローラ被固定部542の前面側(エレベータ乗場4側)に設けられていた。しかし、ハンガーローラ544はハンガーローラ被固定部542の背面側(昇降路2側)に設けられていてもよい。以下、実施形態2のエレベータ1について説明する。なお、乗場ドア54以外の構成は、実施形態1と同じであるので説明を省略する。
実施形態1では、ハンガーローラ544はハンガーローラ被固定部542の前面側(エレベータ乗場4側)に設けられていた。しかし、ハンガーローラ544はハンガーローラ被固定部542の背面側(昇降路2側)に設けられていてもよい。以下、実施形態2のエレベータ1について説明する。なお、乗場ドア54以外の構成は、実施形態1と同じであるので説明を省略する。
図5(A)は、実施形態2の乗場ドア装置50の上端部をエレベータ乗場4側から見た図である。図5(A)では、図3(A)と同様に、三方枠52とその周囲の壁面は取り除いている。
乗場ドア54は実施形態1と同様に乗場ドア54Lと乗場ドア54Rとから構成される。乗場ドア54L、54Rは、それぞれ、ドア本体541と、ハンガーローラ被固定部542と、補助ローラ543と、ハンガーローラ544と、落下ガイド546と、を備える。ドア本体541の上部には、ハンガーローラ被固定部542が固定されている。ハンガーローラ被固定部542は、実施形態1のハンガーローラ被固定部542とは異なり、乗場ドア54の前面(エレベータ乗場4側の面)に沿って立ち上がった状態となっている。
図5(B)は図5(A)に示すC−C’線断面図である。ハンガーローラ被固定部542の背面には、補助ローラ543と、ハンガーローラ544と、ハンガーローラカバー545と、が設けられている。ハンガーローラ544の外周には、実施形態1と同様に、弾性体544eが巻装されている。補助ローラ543とハンガーローラ544のその他の構成は、実施形態1と同様である。
ハンガーローラカバー545は、第1の板状部545aと、第2の板状部545bと、に加えて第3の板状部545cを有している。図6は、乗場ドア54のハンガーローラ544固定部分の拡大斜視図である。第3の板状部545cは、金属等の耐火材から構成される。第3の板状部545cは、ハンガーローラ544の前方に、表面をハンガーローラ544の一方の側面に向けた状態で配置されている。第3の板状部545cのX軸方向端辺は第1の板状部545a及び第2の板状部545bに接続されている。これにより、ハンガーローラ544の前方は第3の板状部545cで覆われた状態となる。なお、ハンガーローラ544の前方とは、ハンガーローラ544から見て、ハンガーローラ被固定部542と反対側の方向(実施形態2の場合、Y軸マイナス方向)のことである。実施形態2の場合、ハンガーローラ544の前方は、エレベータ1の手前方向(Y軸プラス方向)とは反対となるので注意を要する。ハンガーローラ544の上方及び下方には板状部は設けられておらず、開口となっている。
ハンガーローラ被固定部542にはY軸方向に貫通する貫通孔Hが設けられている。貫通孔Hは、ハンガーローラ544固定部分の真下に設けられている。貫通孔HのX軸方向の幅は、ハンガーローラ544の直径よりやや大きい。ハンガーローラ被固定部542の貫通孔H形成部分には、落下ガイド546が配置されている。落下ガイド546のY軸方向中程にはエレベータ乗場4側に上面を向け、エレベータ乗場4に向けて傾斜する傾斜面546aが設けられている。落下ガイド546は、図5(B)に示すように、傾斜面546aの上端がハンガーローラ544より昇降路2側に位置するように、かつ、傾斜面546aの下端が貫通孔H部分あるいは貫通孔Hを通ってエレベータ乗場4側に位置するように配置される。落下した弾性体544eは落下ガイド546によって貫通孔Hに誘導される。貫通孔Hに誘導された弾性体544eは貫通孔Hを通ってエレベータ乗場4側に落下する。
本実施形態によれば、ハンガーローラ被固定部542にハンガーローラカバー545が設けられているので、万一、弾性体544eが火災等により塊となって落下したとしても、弾性体544eがハンガーローラ544の側方にずれて落下することは少ない。しかも、ハンガーローラカバー545には、ハンガーローラ544の前方を覆う第3の板状部545cが設けられている。そのため、弾性体544eがハンガーローラ544の前方にずれてそのまま昇降路2に落下してしまうことも少ない。
また、ハンガーローラ544の上方が板状部で覆われておらず開口となっている。ハンガーローラ544の上方を覆った場合、弾性体544eの燃焼により発生したガスがハンガーローラカバー545の内部に溜まる恐れがある。ハンガーローラカバー545の内部に溜まったガスは弾性体544eの燃焼を促進し、弾性体544eが剥がれ落ちるほどの火災でなくても、弾性体544eを塊として落下させてしまう恐れがある。しかしながら、本実施形態のハンガーローラ544の上方が開口となっているので、ガスが弾性体544eの燃焼を促進する可能性は少ない。
(実施形態3)
実施形態1、2では、ハンガーローラ544の左右両側方に板状部(第1の板状部545a及び第2の板状部545b)を設けた。しかしながら、板状部はハンガーローラ544の左右両側方のいずれか一方のみ設けられていてもよい。以下、実施形態3のエレベータ1について説明する。なお、ハンガーローラカバー545以外の構成は、実施形態1と同じであるので説明を省略する。
実施形態1、2では、ハンガーローラ544の左右両側方に板状部(第1の板状部545a及び第2の板状部545b)を設けた。しかしながら、板状部はハンガーローラ544の左右両側方のいずれか一方のみ設けられていてもよい。以下、実施形態3のエレベータ1について説明する。なお、ハンガーローラカバー545以外の構成は、実施形態1と同じであるので説明を省略する。
図7は、乗場ドア54のハンガーローラ544固定部分の拡大斜視図である。ハンガーローラ被固定部542には、ハンガーローラカバー545に替えてブラケット547が固定されている。ブラケット547は、上面視(平面視)で略L字形をした板状体である。上面視(平面視)とは、対象物を上方から見ることをいう。ブラケット547は、ハンガーローラ544の左右両側方のうち、ドアの側辺に近い側(外側)に配置されている。ブラケット547は左右2つのハンガーローラ544のいずれか一方の外側にのみ配置されていてもよいし、左右2つのハンガーローラ544双方の外側に配置されていてもよい。
ブラケット547は、ハンガーローラ被固定部542の前面に対して立設する板状部547aを備える。ハンガーローラ544が実施形態2のようにハンガーローラ被固定部542の背面に配置されるのであれば、ブラケット547はハンガーローラ被固定部542の背面に配置されていてもよい。板状部547aは、実施形態1、2に示す第1の板状部545aとして機能する。
板状部547aは、ハンガーローラ被固定部542の前面に立設されている。立設方向は、Y軸マイナス方向である。ハンガーローラ544がハンガーローラ被固定部542の背面に配置されるのであれば、板状部547aはハンガーローラ被固定部542の背面に立設される。この場合、立設方向は、Y軸プラス方向となる。板状部547aは、表面をハンガーローラ544の外周に向けた状態でハンガーローラ被固定部542に立設される。
弾性体544eが乗場ドア54の幅の範囲内に落下するのであれば、落下した弾性体544eを受け止める部材(例えば、落下ガイド546)を乗場ドア54に取り付けることによって、弾性体544eが昇降路2に落下する可能性を少なくできる。しかしながら、弾性体544eが乗場ドア54の側辺の外側に落下した場合、弾性体544eが昇降路2に落下する可能性は高くなる。本実施形態の乗場ドア54は、板状部547aが、ハンガーローラ544の左右両側方のうち、ドアの側辺に近い側(外側)に配置されている。よって、弾性体544eがドアの側辺の外側に落下する可能性は低い。
なお、上述の各実施形態はそれぞれ一例を示したものであり、種々の変更及び応用が可能である。
例えば、実施形態1のハンガーローラカバー545は、ハンガーローラ544の前方に板状部が設けられていなかった。しかしながら、実施形態1のハンガーローラカバー545には、実施形態2のハンガーローラカバー545と同様に、ハンガーローラ544の前方を覆うように第3の板状部545cが設けられていてもよい。図8(A)は、実施形態1のハンガーローラカバー545に第3の板状部545cを設けた様子を示す図である。
また、実施形態1のハンガーローラカバー545には、ハンガーローラ544の上方に位置する第4の板状部545dが設けられていてもよい。第4の板状部545dは、表面がハンガーローラの外周と対向するようにハンガーローラ被固定部542に立設される。図8(B)は図8(A)に示すハンガーローラカバー545に第4の板状部545dを設けた様子を示す図である。図8(B)の例では、第4の板状部545dは、ハンガーローラ544の上方を覆うように、水平に配置されている。第4の板状部545dは、金属等の耐火材から構成される。ハンガーローラカバー545に第4の板状部545dを設けることにより、弾性体544eが上方へ跳ねて装置製作者の意図しない場所への落下することを少なくできる。
なお、第4の板状部545dは開口を有していることが望ましい。図8(B)の例では、第4の板状部545dの形状をC字形の板状体とすることにより第4の板状部545dに開口を形成している。第4の板状部545dに開口を形成することにより、燃焼性のガスがハンガーローラカバー545の中に溜まるのを防ぐことができる。なお、第4の板状部545dに開口を形成する方法は、第4の板状部545dの形状をC字形とすることに限られない。例えば、第4の板状部545dの形状を中央に貫通孔を有するO字形の板状体とすることによっても、第4の板状部545dに開口を形成することができる。第4の板状部545dは、実施形態2のハンガーローラカバー545に設けてもよい。
また、第4の板状部545dには、複数の貫通孔が設けられていてもよい。図9(A)には、第4の板状部545dに複数の貫通孔を設けた例を示している。貫通孔は必ずしも第4の板状部545dの全域に設けられていなくもよい。貫通孔は第4の板状部545dの一部にのみ設けられていてもよい。第4の板状部545dに貫通孔を設けることにより、燃焼性のガスがハンガーローラカバー545の中に溜まるのを防ぐことができる。この第4の板状部545dの変形は、実施形態1のみならず、実施形態2のハンガーローラカバー545にも適用できる。
また、第4の板状部545dはメッシュ状であってもよい。例えば、第4の板状部545dは金網であてもよい。図9(B)には、第4の板状部545dにメッシュを設けた例を示している。メッシュは第4の板状部545dの一部のみであってもよい。第4の板状部545dをメッシュ状とすることにより、燃焼性のガスがハンガーローラカバー545の中に溜まるのを防ぐことができる。この第4の板状部545dの板状部の変形は、実施形態1のみならず、実施形態2のハンガーローラカバー545にも適用できる。
なお、ハンガーローラ544の前方に第3の板状部545cが設けられていないのであれば、ハンガーローラ544の前方にガスの逃げ道が確保される。また、ハンガーローラ544の左右両側方のいずれか一方に板状部が設け有れていないのであれば、ハンガーローラ544の側方にガスの逃げ道が確保される。この場合、ハンガーローラカバー545の上方には、開口、貫通孔、或いはメッシュが設けられていない第4の板状部545dが配置されていてもよい。図9(B)には、開口、貫通孔、或いはメッシュが設けられていない第4の板状部545dを、ハンガーローラカバー545の上部に設けた例が示されている。図9(B)の例では、ハンガーローラカバー545に第3の板状部545cが配置されていないが、図9(B)のハンガーローラカバー545に第3の板状部545cを設け、第1の板状部545aと第2の板状部545bのいずれか一方を取り除いてもよい。なお、これらの場合であっても、第4の板状部545dに開口、貫通孔、或いはメッシュを設けることは可能である。
また、実施形態1、2では、第1の板状部545aと第2の板状部545bは、いずれも、乗場ドア54の開閉方向と垂直な方向(Y軸方向)に立設されていた。しかしながら、第1の板状部545aと第2の板状部545bの立設方向は必ずしもY軸方向でなくてもよい。立設方向はY軸方向から傾いていてもよい。傾く方向はハンガーローラ544側であってもよいし、その反対側であってもよい。図10(A)は、第1の板状部545a及び第2の板状部545bがハンガーローラ544側に角度rほど傾いて立設された様子を示している。傾けるのは第1の板状部545a及び第2の板状部545bのいずれか一方であってもよい。この変形は、実施形態1、2の板状部のみならず、実施形態3の板状部547aにも適用できる。
また、実施形態1、2では、第1の板状部545aと第2の板状部545bの立設方向の厚みは、側面視でハンガーローラ544を完全に覆い隠す厚さであった。しかしながら、第1の板状部545aと第2の板状部545bの立設方向の厚さは、必ずしもハンガーローラ544の完全に覆い隠す厚みでなくてもよい。弾性体544eの側方にその一部が位置するのであれば、第1の板状部545aと第2の板状部545bの立設方向の厚さは特定の厚さに限定されない。図10(B)には、厚さd1が距離d2より小さい例が示されている。d1は、第1の板状部545aと第2の板状部545bの立設方向の厚さである。d2は、ハンガーローラ被固定部542のハンガーローラ544固定側表面からハンガーローラ544の開放側の表面までの距離である。この変形は、実施形態1、2の板状部のみならず、実施形態3の板状部547aにも適用できる。
また、上述の実施形態では、1つのドア本体541に1つのハンガーローラ被固定部542が設けられていた。しかしながら、ハンガーローラ被固定部542は、1つのドア本体541に複数設けられていてもよい。図11には、1つのドア本体541に2つのハンガーローラ被固定部542が設けられた例が示されている。図11の例では、1つのハンガーローラ544に1つのハンガーローラ被固定部542が割り当てられている。勿論、ハンガーローラ544の形状は図3、図5、図11に示す形状に限定されるものではない。ハンガーローラ544が固定できるのであれば、ハンガーローラ被固定部542の形状は様々に変形可能である。
また、上述の実施形態では、かごドア43及び乗場ドア54は2枚両引き戸であるものとして説明したが、かごドア43及び乗場ドア54は、それぞれ、2枚より多くドアを有していてもよい。例えば、かごドア43及び乗場ドア54は、4枚連動両引き戸であってもよい。また、かごドア43及び乗場ドア54は片引き戸であってもよい。片引き戸は、1枚のドアで構成される片引き戸であってもよいし、2枚より多くのドアが連動する連動片引き戸であってもよい。
また、上述の実施形態では、エレベータ1はトラクション式のエレベータであるものとして説明したが、エレベータ1はトラクション式のエレベータに限られない。例えば、エレベータ1は巻胴式のエレベータであってもよい。また、上述の実施形態では、エレベータ1は機械室を使用するタイプのエレベータであるものとして説明したが、エレベータ1は機械室のないタイプのエレベータであってもよい。
また、上述の実施形態では、エレベータ1はロープ式のエレベータであるものとして説明したが、エレベータ1はロープ式のエレベータに限られない。例えば、エレベータ1は油圧式のエレベータであってもよいし、水圧式のエレベータであってもよい。また、エレベータ1はリニアモーター式のエレベータであってもよい。
本発明の実施形態を説明したが、この実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。この新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことが出来る。この実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1…エレベータ
2…昇降路
3…機械室
4…エレベータ乗場
10…制御部
20…巻上機
30…釣合おもり
40…乗りかご
41…かご敷居
42、53…ハンガーレール
43…かごドア
50…乗場ドア装置
51…乗場敷居
52…三方枠
521…左枠
522…上枠
523…右枠
54、54L、54R…乗場ドア
541…ドア本体
542…ハンガーローラ被固定部
542a…短片
542b…長片
543…補助ローラ
544…ハンガーローラ
544a…ローラ
544b、544c…フランジ
544d…回転軸
544e…弾性体
545…ハンガーローラカバー
545a…第1の板状部
545b…第2の板状部
545c…第3の板状部
545d…第4の板状部
546…落下ガイド
546a…傾斜面
547…ブラケット
547a…板状部
L…ロープ
H…貫通孔
2…昇降路
3…機械室
4…エレベータ乗場
10…制御部
20…巻上機
30…釣合おもり
40…乗りかご
41…かご敷居
42、53…ハンガーレール
43…かごドア
50…乗場ドア装置
51…乗場敷居
52…三方枠
521…左枠
522…上枠
523…右枠
54、54L、54R…乗場ドア
541…ドア本体
542…ハンガーローラ被固定部
542a…短片
542b…長片
543…補助ローラ
544…ハンガーローラ
544a…ローラ
544b、544c…フランジ
544d…回転軸
544e…弾性体
545…ハンガーローラカバー
545a…第1の板状部
545b…第2の板状部
545c…第3の板状部
545d…第4の板状部
546…落下ガイド
546a…傾斜面
547…ブラケット
547a…板状部
L…ロープ
H…貫通孔
Claims (10)
- 外周に弾性体が巻装されたハンガーローラと、
前記ハンガーローラが固定されたハンガーローラ被固定部と、を備え、
前記ハンガーローラ被固定部には、前記ハンガーローラの左右両側方の少なくとも一方に配置され、表面が前記ハンガーローラの前記外周と対向するように立設された板状部が設けられている、
乗場ドア。 - 外周に弾性体が巻装されたハンガーローラと、
前記ハンガーローラが固定されたハンガーローラ被固定部と、を備え、
前記ハンガーローラ被固定部には、前記ハンガーローラの下方が開いたハンガーローラカバーが配置されており、
前記ハンガーローラカバーは、表面が前記ハンガーローラの外周と対向するように前記ハンガーローラ被固定部に立設された第1、第2の板状部を備え、
前記第1の板状部は前記ハンガーローラの一方の側方に配置されており、前記第2の板状部は前記ハンガーローラの他方の側方に配置されている、
乗場ドア。 - 前記第1の板状部と前記第2の板状部は、両方とも下端部が前記ハンガーローラの側に傾斜している、
請求項2に記載の乗場ドア。 - 前記ハンガーローラカバーは、前記ハンガーローラの前方を覆う第3の板状部を備える、
請求項2又は3に記載の乗場ドア。 - 前記ハンガーローラカバーは、前記ハンガーローラの上方の少なくとも一部が開口となっている、
請求項4に記載の乗場ドア。 - 前記ハンガーローラカバーは、前記ハンガーローラの上方を覆う第4の板状部を備え、
前記第4の板状部には、複数の貫通孔が設けられている、
請求項2乃至4のいずれか1項に記載の乗場ドア。 - 前記ハンガーローラカバーは、前記ハンガーローラの上方を覆う第4の板状部を備え、
前記第4の板状部は、少なくとも一部がメッシュ状となっている、
請求項2乃至4のいずれか1項に記載の乗場ドア。 - 前記ハンガーローラの下方に設けられ、前記弾性体の落下をエレベータ乗場側に誘導する落下ガイドを備える、
請求項1乃至7のいずれか1項に記載の乗場ドア。 - 請求項1乃至8のいずれか1項に記載の乗場ドアを備える、
乗場ドア装置。 - 請求項1乃至8のいずれか1項に記載の乗場ドアを備える、
エレベータ。
Priority Applications (2)
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JP2015218289A JP6049839B1 (ja) | 2015-11-06 | 2015-11-06 | 乗場ドア、乗場ドア装置、及びエレベータ |
CN201521108614.8U CN205634579U (zh) | 2015-11-06 | 2015-12-28 | 候梯厅门、候梯厅门装置、以及电梯 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015218289A JP6049839B1 (ja) | 2015-11-06 | 2015-11-06 | 乗場ドア、乗場ドア装置、及びエレベータ |
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP6049839B1 JP6049839B1 (ja) | 2016-12-21 |
JP2017088285A true JP2017088285A (ja) | 2017-05-25 |
Family
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2015218289A Active JP6049839B1 (ja) | 2015-11-06 | 2015-11-06 | 乗場ドア、乗場ドア装置、及びエレベータ |
Country Status (2)
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CN (1) | CN205634579U (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2020158219A (ja) * | 2019-03-25 | 2020-10-01 | フジテック株式会社 | エレベータのドアの脱落防止装置 |
JP2023111151A (ja) * | 2022-01-31 | 2023-08-10 | 東芝エレベータ株式会社 | エレベータのヘッダーケース |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4674974B2 (ja) * | 2001-01-24 | 2011-04-20 | 東芝エレベータ株式会社 | エレベータ乗場の扉装置 |
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-
2015
- 2015-11-06 JP JP2015218289A patent/JP6049839B1/ja active Active
- 2015-12-28 CN CN201521108614.8U patent/CN205634579U/zh active Active
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2020158219A (ja) * | 2019-03-25 | 2020-10-01 | フジテック株式会社 | エレベータのドアの脱落防止装置 |
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