JP2016066416A - 水槽用照明装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】LEDによって発生した熱を水槽の水に放出し、しかも、水槽の水の温度が過度に上昇することがない、水槽用照明装置を提供する。【解決手段】水槽用照明装置は、LED素子と、該LED素子が装着された基板と、該LED素子が発生する熱を発散させるヒートパイプと、該ヒートパイプを支持する支持装置と、冷却板と、を有する。前記ヒートパイプは互いに直交するように延びる第1の部分と第2の部分からなるL字形に形成され、第1の回転位置と第2の回転位置の間を変更可能である。前記第1の回転位置では、前記第1の部分の少なくとも一部が前記支持装置によって支持され前記第2の部分の少なくとも一部が水槽の水に浸かり、前記第2の回転位置では、前記第1の部分の少なくとも一部が前記支持装置によって支持され前記第2の部分の少なくとも一部が前記冷却板に接触しているが前記水槽の水に浸かっていない。【選択図】図1
Description
本発明は、LEDランプを用いた照明装置に関し、特に、熱帯魚等の飼育に用いられる観賞用水槽に好適な水槽用照明装置に関する。
近年、熱帯魚等の飼育に用いられる観賞用水槽の照明装置として、LED(Light Emitting Diode)を用いたLED照明装置が提案されている。例えば、特許文献1には、LEDランプを備えた水槽用照明装置の例が開示されている。特許文献2には、LED光源とヒートパイプ又はヒートスプレッダを備えた水槽の例が記載されている。
特許文献2に記載された例では、LEDによって発生した熱をヒートパイプ及びヒートシンクを介して水槽の水に放出するように構成されている。しかしながら、LEDによって発生した熱を常時水槽の水に放出すると、水槽の水の温度が上昇する。冬場は、水槽の水の温度が比較的低いから、LEDからの熱を放出しても、水温が過度に上昇することはない。しかしながら、夏場は水槽の水の温度が比較的高いから、LEDからの熱を放出すると、水温が過度に上昇する可能性がある。
本発明の目的は、LEDによって発生した熱を水槽の水に放出し、しかも、水槽の水の温度が過度に上昇することがない、水槽用照明装置を提供することにある。
本発明によると、LED素子と、該LED素子が装着された基板と、該LED素子が発生する熱を発散させるヒートパイプと、該ヒートパイプを支持する支持装置と、冷却板と、を有し、水槽に装着されるように構成された水槽用照明装置において、
前記ヒートパイプは互いに直交するように延びる第1の部分と第2の部分からなるL字形に形成され、
前記ヒートパイプは、前記第1の部分の中心軸線周りに回転することにより第1の回転位置と第2の回転位置の間を変更可能であり、
前記第1の回転位置では、前記第1の部分の少なくとも一部が前記支持装置によって支持され前記第2の部分の少なくとも一部が前記水槽の水に浸かり、前記第2の回転位置では、前記第1の部分の少なくとも一部が前記支持装置によって支持され前記第2の部分の少なくとも一部が前記冷却板に接触しているが前記水槽の水に浸かっていない。
前記ヒートパイプは互いに直交するように延びる第1の部分と第2の部分からなるL字形に形成され、
前記ヒートパイプは、前記第1の部分の中心軸線周りに回転することにより第1の回転位置と第2の回転位置の間を変更可能であり、
前記第1の回転位置では、前記第1の部分の少なくとも一部が前記支持装置によって支持され前記第2の部分の少なくとも一部が前記水槽の水に浸かり、前記第2の回転位置では、前記第1の部分の少なくとも一部が前記支持装置によって支持され前記第2の部分の少なくとも一部が前記冷却板に接触しているが前記水槽の水に浸かっていない。
本実施形態によると、前記水槽用照明装置において、前記基板にヒートシンクが装着され、該ヒートシンクに前記ヒートパイプが接触するように構成されている、としてよい。
本実施形態によると、前記水槽用照明装置において、前記ヒートパイプは四角形の断面を有し、前記支持装置は、断面がL字形のL型部材を含み、該L型部材は前記ヒートパイプの外面に接触するように構成されている、としてよい。
本実施形態によると、前記水槽用照明装置において、前記ヒートパイプは四角形の断面を有し、前記支持装置は、前記ヒートパイプを収納する筒状部材を含み、該筒状部材は前記ヒートパイプの外面に接触するように構成されている、としてよい。
本実施形態によると、前記水槽用照明装置において、前記ヒートパイプは円形の断面を有し、前記支持装置は、前記ヒートパイプを収納する筒状部材を含み、該筒状部材は前記ヒートパイプの外面に接触するように構成されている、としてよい。
本実施形態によると、前記水槽用照明装置において、前記ヒートパイプは、前記筒状部材に形成された貫通孔に挿通されたボルトによって支持される、としてよい。
本実施形態によると、前記水槽用照明装置において、前記ヒートパイプは突起を有し、前記筒状部材の端部には切り欠きが形成され、前記ヒートパイプの突起が前記筒状部材の切り欠きに係合することにより、前記ヒートパイプは前記第1又は第2の回転位置に支持される、としてよい。
本発明によれば、LEDによって発生した熱を水槽の水に放出し、しかも、水槽の水の温度が過度に上昇することがない、水槽用照明装置を提供することができる。
以下、本発明に係る実施形態に関して、添付の図面を参照しながら詳細に説明する。なお、図中、同じ要素に対しては同じ参照符号を付して、重複した説明を省略する。
図1を参照して本実施形態に係る水槽用照明装置の一例を説明する。本実施形態の水槽用照明装置100が、水11が収納されている水槽10に設置されている。水槽用照明装置100は、図示しない適当な支持装置によって水槽10に支持されている。水槽用照明装置100は、基板101と、基板101の下面に装着されたLED素子103(図2参照)と、基板101の上面に装着されたヒートシンク102と、ヒートシンク102の上面に設置されたヒートパイプ111と、ヒートシンク102とは隔てられた冷却板105を有する。尚、ヒートシンク102を用いないで、ヒートパイプ111を基板101の上面に直接設置してもよい。基板101とLED素子103は、水に濡れないように、水面11Aの上側に、適当な距離隔てて配置されている。LED素子103から発生した光線104は、下方の水11の内部に放射される。ヒートパイプ111は、ヒートパイプの支持装置(図示なし)によってヒートシンク102を介して基板101の上方に支持されている。ヒートパイプの支持装置の例については後に詳細に説明する。
ヒートパイプ111について説明する。ヒートパイプは、様々な形状及び構造のものが市販されており、容易に入手可能である。一般に、ヒートパイプは、密閉されたパイプ内に封入されたウィック(芯)と作動液より構成されている。ヒートパイプの一端は放熱部として機能し、他端は吸熱部として機能する。放熱部において、作動液は気相から液相に変化する過程で凝縮熱を外部に放出し、吸熱部において、作動液は液相から気相に変化する過程で気化熱を外部から奪う。
図示の例では、2本のヒートパイプ111、111が装着されているが、ヒートパイプの本数は特に限定されない。例えば、1本のヒートパイプを用いてもよいし、3本以上のヒートパイプを用いてもよい。複数のヒートパイプを用いるとき、同一構造及び同一形状のヒートパイプを用いてよい。
本実施形態ではヒートパイプ111は、互いに直交するように曲げられた第1の部分111Aと第2の部分111BからなるL字形に形成されている。第1の部分111AはLED素子103によって発生した熱を吸収する吸熱部として機能し、第2の部分111BはLED素子103によって発生した熱を放出する放熱部として機能する。ヒートパイプ111は、第1の部分111Aの中心軸線周りに回転可能であり、実線にて示す第1の回転位置と一点鎖線にて示す第2の回転位置の間で移動可能である。第1の回転位置から第2の回転位置に移動させるには、矢印113にて示すように、ヒートパイプ111を第1の部分111Aの中心軸線周りに270度回転させればよく、又は、矢印114にて示すように、ヒートパイプ111を第1の部分111Aの中心軸線周りに90度回転させればよい。
ヒートシンク102と冷却板105は熱伝導性の高い材料によって形成された板状部材からなる。ヒートシンク102と冷却板105は同一材料によって形成されてよい。従って、以下に、適宜、ヒートシンク102及び冷却板105を、それぞれ、第1のヒートシンク及び第2のヒートシンクと称する。ヒートシンク102の形状は基板101の形状と同一であってよい。冷却板105の形状は任意であるが、比較的大きな面積を有するように形成される。冷却板105の温度はヒートシンク102の温度より低い。
ここで、本実施形態による水槽用照明装置100の使用方法の例を説明する。水槽10の水11の温度が比較的低くなる冬場では、ヒートパイプ111を第1の回転位置に配置する。第1の回転位置では、第1の部分111Aの少なくとも一部はヒートシンク102の上に配置され、且つ、ヒートシンク102と面接触している。更に、第2の部分111Bの少なくとも一部は水中に浸かっている。LED素子103によって発生した熱は、ヒートシンク102及びヒートパイプ111を経由して水槽10の水11に効率的に伝播する。そのため、LED素子103によって発生した熱は、水槽10の水11を加熱するために利用される。
水槽10の水11の温度が比較的高くなる夏場では、ヒートパイプ111を第2の回転位置に配置する。第2の回転位置では、第1の部分111Aの少なくとも一部はヒートシンク102の上に配置され、且つ、ヒートシンク102と面接触している。第2の部分111Bは冷却板105の上に配置され、且つ、冷却板105と面接触している。LED素子103によって発生した熱は、ヒートシンク102及びヒートパイプ111を経由して冷却板105に伝播され、そこから空中に発散される。そのため、LED素子103によって発生した熱は、水槽10の水11を加熱するために利用されない。従って、夏場に水槽10の水11が過度に加熱されることはない。
図2を参照して本実施形態による水槽用照明装置100の例を説明する。水槽用照明装置100は、複数のLED素子103と、LED素子を支持する基板101と、基板に装着されたヒートシンク102と、L字形のヒートパイプ111を有する。本実施形態ではヒートパイプ111は断面が正方形であるが円形断面であってよい。尚、基板101の上に透明のカバーを装着してもよい。
図3A及び図3Bを参照してヒートパイプ111の回転を説明する。図3Aに示すように、基板101の上面にヒートシンク102が装着されており、更に、ヒートシンク102と隔てて冷却板105が配置されている。冷却板105は図示しない支持装置によって支持されている。図3Bに示すように、ヒートシンク102と冷却板105の間に間隙106が設けられている。この間隙106に断熱材を配置してもよい。
一点鎖線で示す第1の回転位置から実線で示す第2の回転位置に移動させるには、矢印113にて示すように、ヒートパイプ111を第1の部分111Aの中心軸線周りに270度回転させてもよいが、ヒートパイプ111を第1の部分111Aの中心軸線周りに90度回転させてもよい。270度回転させるか、又は、90度回転させるかは、周囲の空間によって決めることができる。
90度回転させる場合には、先ず、矢印114aにて示すように、ヒートパイプ111を第1の部分111Aの中心軸線に沿って水平方向に移動させる。次に、矢印114bにて示すように、ヒートパイプ111を第1の部分111Aの中心軸線周りに90度回転させる。次に、矢印114cにて示すように、ヒートパイプ111を第1の部分111Aの中心軸線に沿って水平方向に元の位置に戻す方向に移動させる。
図4を参照して、ヒートパイプ及びその支持装置の第1の例を説明する。本実施形態では、ヒートパイプ111の断面は正方形である。本実施形態のヒートパイプ支持装置200は、断面がL字形のL型部材201を有する。ヒートパイプ111は2つのL型部材201に挟まれて支持される。L型部材201はヒートパイプ111を支持すると同時にヒートシンクの機能を有する。
L型部材201は、ヒートシンク102の上面に平行な水平部材とヒートシンク102の上面に垂直な垂直部材からなる。L型部材201の水平部材は、ヒートシンク102の上面に図示しないネジ又は溶接によって固定される。L型部材201の垂直部材にはネジ穴が形成され、そこにボルト202が挿通される。ボルト202の先端はヒートパイプ111の外面に当接する。ボルト202を締めることによってヒートパイプ111が固定される。
2つのL型部材201の間の間隔は、ヒートパイプ111の正方形断面の1辺の寸法に等しい。従って、ヒートパイプ111は、2つのL型部材201の間に挟まれた状態で第1の部分111Aの中心軸線周りに回転することはない。
ヒートパイプ111の下面は、ヒートシンク102の上面と面接触し、ヒートパイプ111の側面は、L型部材201と面接触する。LED素子によって発生した熱は、ヒートシンク102から直接、又は、L型部材201を介して、ヒートパイプ111に伝導される。
ヒートパイプ111を実線にて示す第1の回転位置から一点鎖線にて示す第2の回転位置に変化させる場合には、ボルト202を緩める。矢印114aにて示すように、ヒートパイプ111を2つのL型部材201の間より上に持ち上げる。次に、矢印114bにて示すように、ヒートパイプ111を第1の部分111Aの中心軸線周りに90度回転させる。次に、矢印114cにて示すように、ヒートパイプ111を下げて、2つのL型部材201の間に配置すればよい。ヒートパイプ111の第2の部分111Bは、冷却板105の上に配置され、且つ、冷却板105と面接触する。ヒートパイプ111を第2の回転位置から第1の回転位置に変化させる場合には、逆の操作を行えばよい。
図5を参照して、ヒートパイプ及びその支持装置の第2の例を説明する。本実施形態では、ヒートパイプ111の断面は正方形である。本実施形態のヒートパイプ支持装置200は、断面が正方形の孔を備えた筒状部材203を有する。筒状部材203の外形断面は正方形である。ヒートパイプ111は筒状部材203に挿通されて支持される。筒状部材203はヒートパイプ111を支持すると同時にヒートシンクの機能を有する。
筒状部材203の下面は、ヒートシンク102の上面に溶接又はロウ付けによって固定される。従って、筒状部材203とヒートシンク102の間は熱伝導が十分なように接触している。
筒状部材203の孔の断面形状はヒートパイプ111の外形の断面形状に等しい。従って、ヒートパイプ111は筒状部材203に挿通された状態で第1の部分111Aの中心軸線周りに回転することはない。
ヒートパイプ111の外周面は筒状部材203の内周面に面接触し、筒状部材203の下面はヒートシンク102の上面に面接触している。LED素子によって発生した熱は、ヒートシンク102及び筒状部材203を介して、ヒートパイプ111に伝導される。
ヒートパイプ111を実線にて示す第1の回転位置から一点鎖線にて示す第2の回転位置に変化させる場合には、矢印114aにて示すように、ヒートパイプ111を筒状部材203から引き抜く。次に、矢印114bにて示すように、ヒートパイプ111を第1の部分111Aの中心軸線周りに90度回転させる。次に、矢印114cにて示すように、筒状部材203に挿通すればよい。ヒートパイプ111の第2の部分111Bは、冷却板105の上に配置され、且つ、冷却板105と面接触する。ヒートパイプ111を第2の回転位置から第1の回転位置に変化させる場合には、逆の操作を行えばよい。
図6を参照して、ヒートパイプ及びその支持装置の第3の例を説明する。本実施形態では、ヒートパイプ112の断面は円形である。本実施形態のヒートパイプ支持装置200は、断面が円形の孔を備えた筒状部材205を有する。筒状部材205の外形断面は円形である。ヒートパイプ112は筒状部材205に挿通されて支持される。筒状部材205はヒートパイプ112を支持すると同時にヒートシンクの機能を有する。冷却板105の上には支持台107が装着されている。支持台107は半円筒面107aを有する。
筒状部材205の下側は、ヒートシンク102の上面に溶接又はロウ付けによって固定される。筒状部材205とヒートシンク102の間は熱伝導が十分なように広い領域にて接触している。筒状部材205の内径はヒートシンク102の外径に等しい。
筒状部材205にネジ穴が形成され、そこにボルト202が挿通される。ボルト202の先端はヒートパイプ112の外面に当接する。ボルト202を締めることによってヒートパイプ112が固定される。
ヒートパイプ112の円周外面は筒状部材205の円周内面に面接触し、筒状部材205の下側は、溶接又はロウ付けによってヒートシンク102の上面に接触している。LED素子によって発生した熱は、ヒートシンク102及び筒状部材205を介して、ヒートパイプ112に伝導される。
ヒートパイプ112を実線にて示す第1の回転位置から一点鎖線にて示す第2の回転位置に変化させる場合には、ボルト202を緩め、矢印114aにて示すように、ヒートパイプ112を筒状部材205から引き出す。次に、矢印114bにて示すように、ヒートパイプ112を第1の部分112Aの中心軸線周りに90度回転させる。次に、矢印114cにて示すように、筒状部材205に押し込めばよい。ヒートパイプ111の第2の部分111Bは、冷却板105の上の支持台107の半円筒面107a上に配置され、且つ、半円筒面107aと面接触する。ヒートパイプ112を第2の回転位置から第1の回転位置に変化させる場合には、逆の操作を行えばよい。
図7を参照して、ヒートパイプ及びその支持装置の第4の例を説明する。本実施形態では、ヒートパイプ112の断面は円形である。本実施形態のヒートパイプ支持装置200は、断面が正方形の孔を備えた筒状部材206を有する。筒状部材206の外形断面は正方形である。ヒートパイプ112は筒状部材206に挿通されて支持される。筒状部材206はヒートパイプ112を支持すると同時にヒートシンクの機能を有する。
筒状部材206の下面は、ヒートシンク102の上面に溶接又はロウ付けによって固定される。筒状部材206とヒートシンク102の間は熱伝導が十分なように広い面積にて接触している。筒状部材205の内径はヒートシンク102の外径に等しい。
筒状部材206にネジ穴が形成され、そこにボルト202が挿通される。ボルト202の先端はヒートパイプ112の外面に当接する。ボルト202を締めることによってヒートパイプ112が固定される。ヒートパイプ112は筒状部材206に挿通された状態で第1の部分112Aの中心軸線周りに回転することはない。
ヒートパイプ112の円周外面は筒状部材206の円周内面に面接触し、筒状部材206の下面はヒートシンク102の上面に面接触している。LED素子によって発生した熱は、ヒートシンク102及び筒状部材206を介して、ヒートパイプ112に伝導される。
ヒートパイプ112を実線にて示す第1の回転位置から一点鎖線にて示す第2の回転位置に変化させる場合には、図6の例と同様に、ボルト202を緩め、矢印114aにて示すように、ヒートパイプ112を筒状部材205から引き出す。次に、矢印114bにて示すように、ヒートパイプ112を第1の部分112Aの中心軸線周りに90度回転させる。次に、矢印114cにて示すように、ヒートパイプ112を第1の部分112Aを筒状部材205に押し込めばよい。ヒートパイプ111の第2の部分112Bは、冷却板105の上の支持台107の半円筒面107a上に配置され、且つ、半円筒面107aと面接触する。ヒートパイプ112を第2の回転位置から第1の回転位置に変化させる場合には、逆の操作を行えばよい。
図8A及び図8Bを参照して、ヒートパイプ及びその支持装置の第5の例を説明する。本実施形態では、ヒートパイプ112の断面は円形である。本実施形態のヒートパイプ支持装置200は、断面が円形の孔を備えた筒状部材205を有する。筒状部材205の外径断面は円形である。ヒートパイプ112は筒状部材205に挿通されて支持される。筒状部材206はヒートパイプ112を支持すると同時にヒートシンクの機能を有する。
図6の例と同様に、筒状部材205の下側は、ヒートシンク102の上面に溶接又はロウ付けによって固定される。筒状部材205とヒートシンク102の間は熱伝導が十分なように広い領域にて接触している。筒状部材205の内径はヒートシンク102の外径に等しい。
ヒートパイプ112の第1の部分112Aの外面に突起112aが設けられている。筒状部材205の端部に2つの切り欠き205a、205bが形成されている。2つの切り欠き205a、205bは円周方向に沿って90度の間隔にて隔てられている。ヒートパイプ112の突起112aを筒状部材205の2つの切り欠き205a、205bの一方に係合させることによって、ヒートパイプ112は筒状部材205に挿通された状態で第1の部分112Aの中心軸線周りに回転することはない。
図6の例と同様に、ヒートパイプ112の円周外面は筒状部材205の円周内面に面接触し、筒状部材205の下側は、溶接又はロウ付けによってヒートシンク102の上面に接触している。LED素子によって発生した熱は、ヒートシンク102及び筒状部材205を介して、ヒートパイプ112に伝導される。
ヒートパイプ112を図8Aに示す第1の回転位置から図8Bに示す第2の回転位置に変化させる場合には、矢印114aにて示すように、ヒートパイプ112の突起112aが筒状部材206の切り欠き205aから外れるように、ヒートパイプ112を筒状部材205から引き出す。次に、矢印114bにて示すように、ヒートパイプ112を第1の部分112Aの中心軸線周りに90度回転させる。次に、図8Bの矢印114cにて示すように、ヒートパイプ112の突起112aが筒状部材206の切り欠き205bに係合するように、ヒートパイプ112を筒状部材205に押し込めばよい。ヒートパイプ112の第2の部分112Bは、冷却板105の上の支持台107の半円筒面107a上に配置され、且つ、半円筒面107aと面接触する。ヒートパイプ112を第2の回転位置から第1の回転位置に変化させる場合には、逆の操作を行えばよい。
上述の例において、ヒートシンク102、冷却板105、及び、ヒートパイプ支持装置200は熱伝導性が良い金属、例えば、銅、アルミニウム合金、ニッケル合金、ステンレス鋼によって形成してよい。図5〜図7、図8A及び図8Bの例では、筒状部材の孔は、ヒートパイプ112が挿通される貫通孔であるとして説明したが、貫通孔の代わりに一方の端部が閉鎖された有底孔としてもよい。
以上、本実施形態に係る水槽用照明装置の例に説明したが、これらは例示であって、本発明の範囲を制限するものではない。当業者が、本実施形態に対して容易になしえる追加・削除・変更・改良等は、本発明の範囲内である。本発明の技術的範囲は、添付の特許請求の記載によって定められる。
10…水槽、11…水、11A…水面、100…水槽用照明装置、101…基板、102…ヒートシンク、103…LED素子、104…光線、105…冷却板、106…間隙、107…支持台、111…ヒートパイプ、111A…第1の部分、111B…第2の部分、112…ヒートパイプ、112A…第1の部分、112B…第2の部分、112a…突起、200…ヒートパイプ支持装置、201…L型部材、202…支持ボルト、203、205、206…筒状部材、205a、205b…切り欠き、
Claims (7)
- LED素子と、該LED素子が装着された基板と、該LED素子が発生する熱を発散させるヒートパイプと、該ヒートパイプを支持する支持装置と、冷却板と、を有し、水槽に装着されるように構成された水槽用照明装置において、
前記ヒートパイプは互いに直交するように延びる第1の部分と第2の部分からなるL字形に形成され、
前記ヒートパイプは、前記第1の部分の中心軸線周りに回転することにより第1の回転位置と第2の回転位置の間を変更可能であり、
前記第1の回転位置では、前記第1の部分の少なくとも一部が前記支持装置によって支持され前記第2の部分の少なくとも一部が前記水槽の水に浸かり、前記第2の回転位置では、前記第1の部分の少なくとも一部が前記支持装置によって支持され前記第2の部分の少なくとも一部が前記冷却板に接触しているが前記水槽の水に浸かっていない、ことを特徴とする水槽用照明装置。 - 請求項1記載の水槽用照明装置において、
前記基板にヒートシンクが装着され、該ヒートシンクに前記ヒートパイプが接触するように構成されていることを特徴とする水槽用照明装置。 - 請求項1記載の水槽用照明装置において、
前記ヒートパイプは四角形の断面を有し、前記支持装置は、断面がL字形のL型部材を含み、該L型部材は前記ヒートパイプの外面に接触するように構成されていることを特徴とする水槽用照明装置。 - 請求項1記載の水槽用照明装置において、
前記ヒートパイプは四角形の断面を有し、前記支持装置は、前記ヒートパイプを収納する筒状部材を含み、該筒状部材は前記ヒートパイプの外面に接触するように構成されていることを特徴とする水槽用照明装置。 - 請求項1記載の水槽用照明装置において、
前記ヒートパイプは円形の断面を有し、前記支持装置は、前記ヒートパイプを収納する筒状部材を含み、該筒状部材は前記ヒートパイプの外面に接触するように構成されていることを特徴とする水槽用照明装置。 - 請求項5記載の水槽用照明装置において、
前記ヒートパイプは、前記筒状部材に形成された貫通孔に挿通されたボルトによって支持されることを特徴とする水槽用照明装置。 - 請求項5記載の水槽用照明装置において、
前記ヒートパイプは突起を有し、前記筒状部材の端部には切り欠きが形成され、前記ヒートパイプの突起が前記筒状部材の切り欠きに係合することにより、前記ヒートパイプは前記第1又は第2の回転位置に支持されることを特徴とする水槽用照明装置。
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JP2014192958A JP2016066416A (ja) | 2014-09-22 | 2014-09-22 | 水槽用照明装置 |
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