JPWO2018043312A1 - ヒートシンク - Google Patents

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Abstract

本発明の目的は、電源装置等の器具がヒートシンクからの排熱を受けることを防止でき、また、照明器具の高さ方向の寸法を低減でき、さらに、寒冷地に設置されてヒートパイプの作動流体が凍結して動作しない場合でも、冷却機能を有するヒートシンクを提供することにある。裏面側中央部においてLEDモジュールと熱的に接続されるベースプレートと、前記ベースプレートの表面側に設けられ、平面視において前記LEDモジュールと重なり合う位置に受熱部が配置されたヒートパイプと、前記ヒートパイプと熱的に接続された、複数の平板状の放熱フィンと、を有するヒートシンクであって、前記LEDモジュールと平面視において重なり合う位置に前記放熱フィンは配置されておらず、複数の前記放熱フィンの少なくとも1つが、前記ベースプレートと接触しているヒートシンク。

Description

本発明は、天井等に設置される発光ダイオード(LED)素子を用いた照明を冷却する、LED用のヒートシンクに関するものである。
天井等に設けられるLED照明は、寿命や発光効率に熱の影響を受けやすいことから、許容範囲の温度に維持するよう、発光中は常に冷却することが必要である。LED照明の冷却には、ヒートシンクが用いられることがある。
天井等に吊り下げられること等で設置されるLED照明を冷却する従来のヒートシンクには、一般的に、その上面に電源装置が配置される。これは、上記LED照明の設置態様から、照明器具の重心が照明器具の中央部となるようにする必要があるためである。
しかし、ヒートシンクの上面に電源装置が配置された構造では、電源装置は、ヒートシンクからの排熱を受けて高温となり、電源装置の寿命が短縮してしまうという問題があった。また、LEDは、電源装置よりも長寿命なので、電源装置の寿命の短縮化に伴って、照明器具自体の寿命も短縮してしまうという問題があった。また、ヒートシンクの上面に電源装置が配置されるので、照明器具の高さ方向の寸法が増大してしまうという問題があった。
そこで、電源装置と多数の放熱フィンの設けられた灯具の放熱部との間に遮熱部材を設置することで、放熱部で熱交換された熱気が遮断されて電源装置の温度上昇を抑制し、さらに、電源装置と灯具との距離を短くすることを可能として、照明器具の全体の高さを低くすることが提案されている(特許文献1)。しかし、特許文献1では、遮蔽部材は熱気とともに電源装置を冷却する空気の流れも妨げてしまうため、電源装置を十分に冷却することができない、すなわち、電源装置がやはり高温となってしまうという問題があった。また、特許文献1では、依然として、多数の放熱フィンからなる放熱部の上面に電源装置が配置されているので、照明器具の高さ方向の寸法を十分には低減できないという問題があった。
特開2012−129172号公報
上記事情に鑑み、本発明の目的は、電源装置等の器具がヒートシンクからの排熱を受けることを防止でき、また、照明器具の高さ方向の寸法を低減でき、さらに、寒冷地に設置されてヒートパイプの作動流体が凍結して動作しない場合でも、冷却機能を有するヒートシンクを提供することにある。
本発明の態様は、LEDモジュールと裏面側中央部において熱的に接続されるベースプレートと、前記ベースプレートの表面側に設けられ、平面視において前記LEDモジュールと重なり合う位置に受熱部が配置されたヒートパイプと、前記ヒートパイプと熱的に接続された、複数の平板状の放熱フィンと、を有するヒートシンクであって、前記LEDモジュールと平面視において重なり合う位置に前記放熱フィンは配置されておらず、複数の前記放熱フィンの少なくとも1つが、前記ベースプレートと接触しているヒートシンクである。
上記態様では、ベースプレートの表面のうち、平面視においてLEDモジュールと重なり合う位置、すなわち、ベースプレート表面の中央部には、ヒートパイプ(ヒートパイプの受熱部)が配置されているが、放熱フィンは配置されていない。上記態様では、被冷却対象であるLEDモジュールからの熱は、ベースプレートを厚さ方向に裏面から表面へ伝達され、さらに、ベースプレートの表面からヒートパイプ(ヒートパイプの受熱部)へ伝達される。ヒートパイプの受熱部へ伝達された熱は、ヒートパイプの受熱部から、放熱フィンが取り付けられた部位に対応するヒートパイプの放熱部へ輸送され、ヒートパイプの放熱部から放熱フィンを介して外部環境へ放出される。
また、上記態様では、ベースプレートの表面のうち、平面視においてLEDモジュールと重なり合う位置(すなわち、中央部)には、放熱フィンが配置されていないので、ベースプレート表面の中央部は、放熱フィンによって仕切られた空間部となっている。なお、本明細書中、「平面視」とは、ヒートパイプと放熱フィンが設けられたベースプレートの表面に対向する側から視認した態様を意味する。
本発明の態様は、前記ヒートパイプが、底辺部と該底辺部の両端部から延在する2つの直線部とからなるU字形状であり、前記底辺部が前記ベースプレートと熱的に接続された前記受熱部であり、2つの前記直線部に前記放熱フィンが熱的に接続されたヒートシンクである。
本発明の態様は、前記ヒートパイプが、底辺部と該底辺部の一方の端部から延在する1つの直線部とからなるL字形状であり、前記底辺部が前記ベースプレートと熱的に接続された前記受熱部であり、前記直線部に前記放熱フィンが熱的に接続されたヒートシンクである。
上記各態様では、U字形状またはL字形状のヒートパイプにおいて、放熱フィンが熱的に接続された直線部が、放熱部として機能する。
本発明の態様は、前記ヒートパイプが複数設けられ、底辺部と該底辺部の両端部から延在する2つの直線部とからなるU字形状であり、前記底辺部が前記ベースプレートと熱的に接続された前記受熱部であり、2つの前記直線部に前記放熱フィンが熱的に接続されたヒートパイプと、底辺部と該底辺部の一方の端部から延在する1つの直線部とからなるL字形状であり、前記底辺部が前記ベースプレートと熱的に接続された前記受熱部であり、前記直線部に前記放熱フィンが熱的に接続されたヒートパイプと、を有するヒートシンクである。
本発明の態様は、前記ヒートパイプが、前記底辺部と前記直線部との間に段差部を有するヒートシンクである。
本発明の態様は、前記ヒートパイプが、底辺部と該底辺部の両端部から延在する2つの直線部とからなるU字形状であり、2つの前記直線部の一方の直線部が、前記ベースプレートと熱的に接続された前記受熱部であり、2つの前記直線部の他方の直線部が、前記放熱フィンと熱的に接続されたヒートシンクである。上記態様では、2つの直線部のうち、放熱フィンが熱的に接続された他方の直線部が、放熱部として機能する。
本発明の態様は、前記放熱フィンの平面部が、前記ベースプレートの表面に対して鉛直方向に配置されたヒートシンクであって、前記ヒートシンクの重心を通過し且つ前記放熱フィンの平面部に対して平行方向の面に対して、対称に前記放熱フィン及び前記ヒートパイプが配置されているヒートシンクである。
本発明の態様は、前記放熱フィンの平面部が、前記ベースプレートの表面に対して鉛直方向に配置されたヒートシンクであって、前記ヒートシンクの平面視における重心に対して、点対称に前記放熱フィン及び前記ヒートパイプが配置されているヒートシンクである。
本発明の態様は、前記LEDモジュールと平面視において重なり合い、且つ前記放熱フィンと平面視において重なり合わない位置に、電源装置、電子部品、制御装置または照明器具の固定部材が収容されるヒートシンクである。
上記態様では、放熱フィンによって仕切られた空間部に、電源装置、電子部品、制御装置または照明器具の固定部材を収容できる。
本発明の態様によれば、ベースプレートの表面の中央部は、放熱フィンによって仕切られた空間部となっているので、該空間部に電源装置等の器具を収容することで、電源装置等の器具がヒートシンクからの排熱を受けることを防止でき、ひいては、電源装置等の器具の高温化を防止できる。また、本発明の態様によれば、上記空間部に電源装置等の器具を収容できる、すなわち、ベースプレートと電源装置等の器具との間に放熱フィンが配置されていないので、照明器具の高さ方向の寸法を低減できる。
また、本発明の態様によれば、複数の放熱フィンの少なくとも1つがベースプレートと接触していることにより、寒冷地に設置されて、ヒートパイプに封入された作動流体が凍結して動作しない場合でも、ベースプレートから放熱フィンへ熱が伝達されるので、ヒートシンクは冷却性能を発揮できる。
本発明の態様によれば、U字形状のヒートパイプのうち、底辺部がベースプレートと熱的に接続された受熱部であり、2つの直線部が放熱フィンと熱的に接続されることにより、平面視においてLEDモジュールと重なり合うベースプレートの部位から平面視においてLEDモジュールと重なり合わない放熱フィンへ、効率的に熱輸送できるので、LEDモジュールを効率的に冷却できる。
本発明の態様によれば、L字形状のヒートパイプのうち、底辺部がベースプレートと熱的に接続された受熱部であり、直線部が放熱フィンと熱的に接続されることにより、平面視においてLEDモジュールと重なり合うベースプレートの部位から平面視においてLEDモジュールと重なり合わない放熱フィンへ、効率的に熱輸送できるので、LEDモジュールを効率的に冷却できる。
本発明の態様によれば、ヒートパイプが底辺部と直線部との間に段差部を有することにより、ベースプレートの裏面側へ放熱フィンを延在させることなく、ヒートパイプを放熱フィンの中央部に取り付けることができるので、ベースプレートの形状、寸法の設計の自由度を向上させつつ、放熱フィンの放熱効率を向上させることができる。
本発明の態様によれば、U字形状のヒートパイプのうち、一方の直線部がベースプレートと熱的に接続された受熱部であり、他方の直線部が放熱フィンと熱的に接続されることにより、平面視においてLEDモジュールと重なり合うベースプレートの部位から平面視においてLEDモジュールと重なり合わない放熱フィンへ、効率的に熱輸送できるので、LEDモジュールを効率的に冷却できる。
本発明の第1実施形態例に係るヒートシンクの底面側からの斜視図である。 本発明の第1実施形態例に係るヒートシンクの説明図である。 本発明の第1実施形態例に係るヒートシンクの使用方法例の説明図である。 本発明の第1実施形態例に係るヒートシンクの熱輸送の仕組みの説明図である。 本発明の第2実施形態例に係るヒートシンクの説明図である。 本発明の第3実施形態例に係るヒートシンクの説明図である。 本発明の第4実施形態例に係るヒートシンクの説明図である。 本発明の第5実施形態例に係るヒートシンクの説明図である。 本発明の第6実施形態例に係るヒートシンクの説明図である。
以下に、本発明の第1実施形態例に係るヒートシンクについて、図面を用いながら説明する。図1、2に示すように、第1実施形態例に係るヒートシンク1は、受熱側の面(以下、「裏面」という場合がある。)でLEDモジュール100と熱的に接続される平板状のベースプレート10(図では、平面視矩形状)と、ベースプレート10の受熱側とは反対側の面(以下、「表面」という場合がある。)にてベースプレート10に熱的に接続されたヒートパイプ11と、ヒートパイプ11と熱的に接続された、複数の平板状の放熱フィン12とを備えている。
ヒートシンク1では、ヒートパイプ11が複数(図では、2つ)設けられている。ヒートパイプ11の形状、寸法は特に限定されないが、ヒートシンク1では、各ヒートパイプ11は同一の形状、寸法であり、底辺部13と底辺部13の両端部から延在する2つの直線部14、14’とからなるU字形状となっている。底辺部13がベースプレート10表面と接することで、ヒートパイプ11がベースプレート10と熱的に接続されている。ヒートパイプ11をベースプレート10に熱的に接続する方法は特に限定されないが、ヒートシンク1では、ベースプレート10表面に図示しない溝部を設け、該溝部にヒートパイプ11の底辺部13を嵌めることで、ヒートパイプ11をベースプレート10に熱的に接続している。よって、底辺部13がヒートパイプ11の受熱部として機能する。
各ヒートパイプ11の底辺部13は、ベースプレート10表面の中央部と接している。また、ヒートシンク1では、各ヒートパイプ11の底辺部13は、相互に平行となるように並列に配置されている。
LEDモジュール100はベースプレート10の裏面側中央部に熱的に接続されるので、平面視においてLEDモジュール100と重なり合う位置に、各ヒートパイプ11の底辺部13が配置されている。従って、ヒートパイプ11の受熱部は、効率よくLEDモジュール100から受熱できる。
各ヒートパイプ11の2つの直線部14、14’は、ベースプレート10表面の中央部から周縁部の方向へ延在している。また、2つの直線部14、14’は、いずれも、ベースプレート10表面に対して平行または略平行に延在している。なお、ヒートシンク1では、各ヒートパイプ11の2つの直線部14、14’は、ベースプレート10端面の外側まで突出している。また、2つのヒートパイプ11のうち、一方のヒートパイプ11の2つの直線部14、14’は、他方のヒートパイプ11の2つの直線部14、14’に対して、反対方向へ延在している。従って、2つのヒートパイプ11は、ベースプレート10表面の中央部に対し、相互に面対称の関係に配置されている。
ヒートパイプ11の2つの直線部14、14’に、複数の放熱フィン12が取り付けられることで、ヒートパイプ11が複数の放熱フィン12と熱的に接続されている。ヒートシンク1では、2つの直線部14、14’は、共通の放熱フィン12に取り付けられている。取り付け方法は特に限定されないが、ヒートシンク1では、各放熱フィン12に図示しない2つの貫通孔が設けられており、該貫通孔にヒートパイプ11の直線部14、14’を嵌挿することで、ヒートパイプ11が放熱フィン12と熱的に接続されている。よって、直線部14、14’のうち、放熱フィン12の取り付けられた部位が、ヒートパイプ11の放熱部として機能する。
ヒートシンク1では、放熱フィン12の平面部が、直線部14、14’の長手方向に対して直交または略直交するように、放熱フィン12が取り付けられている。また、放熱フィン12の平面部が、ベースプレート10表面に対して鉛直または略鉛直方向に配置されている。また、それぞれの放熱フィン12は、平面部が隣接する他の放熱フィン12の平面部に対して平行または略平行となるように、直線部14、14’の長手方向に沿って、並列に配置されている。
ヒートパイプ11は、底辺部13と直線部14、14’との間に段差部16を備えている。段差部16は、ベースプレート10側とは反対方向への段差となっている。つまり、直線部14、14’は、ベースプレート10と接していない態様となっている。従って、ベースプレート10の裏面側へ放熱フィン12を延在させることなく、ヒートパイプ11の直線部14、14’が放熱フィン12の中央部に取り付けられている。よって、ヒートシンク1では、ベースプレート10の形状、寸法の設計の自由度を向上させつつ、放熱フィン12の放熱効率を向上させることができる。
一方のヒートパイプ11と他方のヒートパイプ11とは、同じ寸法、形状の放熱フィン12が、同じ枚数、同じ間隔で設けられているので、放熱フィン12は、ベースプレート10表面の中央部に対し、面対称の関係にて配置されている。上記のように、2つのヒートパイプ11は、ベースプレート10表面の中央部に対し、相互に面対称の関係に配置されているので、ヒートシンク1では、ヒートシンク1の重心を通過し且つ放熱フィン12の平面部に対して平行方向の面に対して、対称に放熱フィン12及びヒートパイプ11が配置されている。
図1、2に示すように、ヒートシンク1では、ベースプレート10表面の中央部には、放熱フィン12が配置されないように、ヒートパイプ11の直線部14、14’に放熱フィン12が取り付けられている。放熱フィン12は、LEDモジュール100と平面視において重なり合う位置には設けられていない。すなわち、放熱フィン12は、ベースプレート10の周縁部とベースプレート10の外側に配置されている。
上記から、ベースプレート10の表面のうち、放熱フィン12の配置されていない、平面視においてLEDモジュール100と重なり合う領域では、ベースプレート10の表面上は、空間部15となっている。
また、複数の放熱フィン12のうち、一部の放熱フィン12は、ベースプレート10の表面と接触した状態となっている。ヒートシンク1では、複数の放熱フィン12のうち、平面視においてベースプレート10と重なり合う領域、すなわち、ベースプレート10の周縁部に配置された放熱フィン12が、ベースプレート10の表面と接触した状態となっている。
従って、ヒートシンク1が寒冷地に設置されて、ヒートパイプ11に封入された作動流体が凍結して動作しない場合でも、ベースプレート10からベースプレート10の表面と接触した放熱フィン12へ熱が伝達されるので、ヒートシンク1は冷却性能を発揮できる。よって、ヒートシンク1が寒冷地で使用されても、ヒートシンク1の冷却性能の低下を抑制できる。
ベースプレート10及び放熱フィン12の材料は、いずれも熱伝導性のよい金属であり、例えば、アルミニウム、アルミニウム合金、銅、銅合金などで製造されている。ヒートパイプ11のコンテナの材料としては、例えば、銅、銅合金、アルミニウム、アルミニウム合金、ステンレス等を挙げることができ、ヒートパイプ11のコンテナに封入される作動流体としては、コンテナの材料との適合性に応じて、適宜選択可能であり、例えば、水、代替フロン、パーフルオロカーボン、シクロペンタン等を挙げることができる。
次に、本発明の第1実施形態例に係るヒートシンク1の使用方法例について、図面を用いて説明する。図3、4に示すように、ヒートシンク1では、空間部15に、電源装置、電子部品、制御装置または照明器具の固定部材等(図3、4では、電源装置101)を収容することができる。一方で、図4に示すように、LEDモジュール100からの熱Hは、まず、ベースプレート10中央部へ伝達され、さらに、ベースプレート10中央部からヒートパイプ11(ヒートパイプ11の受熱部)へ伝達され、ヒートパイプ11の受熱部から、放熱フィン12が取り付けられた部位に対応するヒートパイプ11の放熱部へ輸送され、ヒートパイプ11の放熱部から放熱フィン12を介して外部環境へ放出される。
従って、図4に示すように、電源装置101がヒートシンク1からの熱Hを受けることを防止でき、ひいては、電源装置101の高温化を防止できる。よって、熱Hを受けることによる電源装置101の寿命の短縮化を防止でき、結果、照明器具自体の寿命の短縮化を防止できる。また、ヒートシンク1では、空間部15に電源装置101を収容でき、ベースプレート10と電源装置101との間には、放熱フィン12が配置されていないので、高さ方向の寸法を低減できる。
U字形状のヒートパイプ11のうち、ベースプレート10の中央部に配置された底辺部13が、ベースプレート10と熱的に接続された受熱部として機能し、ベースプレート10の中央部から周縁部の方向へ延在している2つの直線部14、14’が、放熱フィン12と熱的に接続される。よって、ヒートシンク1では、平面視においてLEDモジュール100と重なり合うベースプレート10の中央部から平面視においてLEDモジュール100と重なり合わない、ベースプレート10の周縁部と外側に設けられた放熱フィン12へ、効率的に熱輸送できるので、LEDモジュール100を効率的に冷却できる。
次に、本発明の第2実施形態例に係るヒートシンクについて、図面を用いながら説明する。なお、第1実施形態例に係るヒートシンクと同じ構成要素については、同じ符号を用いて説明する。
第1実施形態例に係るヒートシンクでは、U字形状のヒートパイプに段差部が設けられていたが、これに代えて、図5に示すように、第2実施形態例に係るヒートシンクでは、U字形状のヒートパイプに段差部が設けられていない。第2実施形態例に係るヒートシンク2では、U字形状のヒートパイプ21の直線部14、14’は、平面視においてベースプレート10と重なり合う部位にて、ベースプレート10表面と接した態様となっている。従って、複数の放熱フィン12のうち、平面視においてベースプレート10と重なり合う部位に配置された放熱フィン12は、そのベースプレート10側端部にて、ヒートパイプ21と熱的に接続され、さらに、ベースプレート10表面と接している。
ヒートシンク2でも、U字形状のヒートパイプ21のうち、ベースプレート10の中央部に配置された底辺部13が、ベースプレート10と熱的に接続された受熱部として機能し、ベースプレート10の中央部から周縁部の方向へ延在している2つの直線部14、14’が、放熱フィン12と熱的に接続されている。よって、平面視においてLEDモジュール(図示せず)と重なり合うベースプレート10の中央部からベースプレート10の周縁部及び外側に設けられた放熱フィン12へ、効率的に熱輸送でき、LEDモジュールを効率的に冷却できる。
ヒートシンク2でも、空間部15に、電源装置等(図示せず)を収容することができるので、電源装置等がヒートシンク2からの熱を受けることを防止でき、さらに、高さ方向の寸法を低減できる。また、ヒートシンク2でも、複数の放熱フィン12のうち、一部の放熱フィン12は、ベースプレート10の表面と接触した状態となっているので、ヒートシンク2が寒冷地に設置されて、ヒートパイプ21の作動流体が凍結した場合でも、ベースプレート10からベースプレート10の表面と接触した放熱フィン12へ熱が伝達されるので、ヒートシンク2は冷却性能を発揮できる。
次に、本発明の第3実施形態例に係るヒートシンクについて、図面を用いながら説明する。なお、第1、第2実施形態例に係るヒートシンクと同じ構成要素については、同じ符号を用いて説明する。
第1実施形態例に係るヒートシンクでは、U字形状のヒートパイプ11が2つ設けられていたが、これに代えて、図6に示すように、第3実施形態例に係るヒートシンクでは、U字形状のヒートパイプが4つ設けられている。第3実施形態例に係るヒートシンク3では、第1実施形態例に係るヒートシンク1に設けられた、それぞれのU字形状のヒートパイプ11に隣接して、さらに、U字形状の他のヒートパイプ31が2つ設けられている。
他のヒートパイプ31の2つの直線部34、34’間の幅は、ヒートパイプ11の2つの直線部14、14’間の幅よりも広くなっている。また、他のヒートパイプ31の2つの直線部34、34’は、ヒートパイプ11の2つの直線部14、14’に対して平行または略平行に延在している。ヒートシンク3では、ヒートパイプ11の2つの直線部14、14’と他のヒートパイプ31の2つの直線部34、34’は、共通の放熱フィン12に取り付けられている。
ヒートシンク3では、他のヒートパイプ31の底辺部33も、ベースプレート10表面の中央部と熱的に接続されている。他のヒートパイプ31の底辺部33の長手方向の寸法は、ヒートパイプ11の底辺部13の長手方向の寸法よりも大きくなっている。また、他のヒートパイプ31の底辺部33は、ヒートパイプ11の底辺部13の外側に隣接して、ヒートパイプ11の底辺部13に対して平行または略平行に配置されている。
他のヒートパイプ31は、ヒートパイプ11と同様に、底辺部33と直線部34、34’との間に段差部36を備えている。段差部36は、ベースプレート10側とは反対方向への段差となっている。従って、他のヒートパイプ31の直線部34、34’は、ベースプレート10と接していない態様となっている。
ヒートシンク3では、ヒートパイプ11に加えて、さらに、他のヒートパイプ31が設けられているので、ベースプレート10の中央部からベースプレート10の周縁部及び外側の放熱フィン12へ、熱輸送特性がさらに向上するので、さらに効率的にLEDモジュールを冷却できる。
また、ヒートシンク3でも、空間部15に、電源装置等(図示せず)を収容することができるので、電源装置等がヒートシンク3からの熱を受けることを防止でき、さらに、高さ方向の寸法を低減できる。また、ヒートシンク3でも、複数の放熱フィン12のうち、一部の放熱フィン12は、ベースプレート10の表面と接触した状態となっているので、ヒートシンク3が寒冷地に設置されて、ヒートパイプ11と他のヒートパイプ31の作動流体が凍結した場合でも、ベースプレート10からベースプレート10の表面と接触した放熱フィン12へ熱が伝達されるので、ヒートシンク3は冷却性能を発揮できる。
次に、本発明の第4実施形態例に係るヒートシンクについて、図面を用いながら説明する。なお、第1〜第3実施形態例に係るヒートシンクと同じ構成要素については、同じ符号を用いて説明する。
第1実施形態例に係るヒートシンクでは、U字形状のヒートパイプが2つ設けられていたが、これに代えて、図7に示すように、第4実施形態例に係るヒートシンクでは、L字状ヒートパイプが4つ設けられている。第4実施形態例に係るヒートシンク4で設けられたL字状ヒートパイプ41は、底辺部43と底辺部43の一方の端部から延在する1つの直線部44とからなる。L字状ヒートパイプ41は、底辺部43と直線部44との間に段差部46を備えている。段差部46は、ベースプレート10側とは反対方向への段差となっている。従って、直線部44は、ベースプレート10と接していない態様となっている。
ヒートシンク4では、4つのL字状ヒートパイプ41は、いずれも、底辺部43がベースプレート10の中央部に配置されている。また、4つのL字状ヒートパイプ41は、いずれも、直線部44は、ベースプレート10表面の中央部から周縁部の方向へ延在している。
ヒートシンク4では、2つのL字状ヒートパイプ41について、相互の底辺部43が隣接し、相互の直線部44が、対向し、その長手方向に平行または略平行となるように配置されることで、U字形状に組み合わされている。従って、4つのL字状ヒートパイプ41から、2つのU字形状が形成されている。また、ヒートシンク4では、ヒートシンク4の平面視における重心(ベースプレート10表面の中心点)に対して、点対称に放熱フィン12及びL字状ヒートパイプ41が配置されている。
ヒートシンク4でも、平面視においてLEDモジュール100と重なり合うベースプレート10の中央部からベースプレート10の周縁部及び外側の放熱フィン12へ効率的に熱輸送できるので、LEDモジュールを効率的に冷却できる。
また、ヒートシンク4でも、空間部15に、電源装置等(図示せず)を収容することができるので、電源装置等がヒートシンク4からの熱を受けることを防止でき、さらに、高さ方向の寸法を低減できる。また、ヒートシンク4でも、複数の放熱フィン12のうち、一部の放熱フィン12は、ベースプレート10の表面と接触した状態となっているので、ヒートシンク4が寒冷地に設置されて、L字状ヒートパイプ41の作動流体が凍結した場合でも、ベースプレート10からベースプレート10の表面と接触した放熱フィン12へ熱が伝達されるので、ヒートシンク4は冷却性能を発揮できる。
次に、本発明の第5実施形態例に係るヒートシンクについて、図面を用いながら説明する。なお、第1〜第4実施形態例に係るヒートシンクと同じ構成要素については、同じ符号を用いて説明する。
第1〜第3実施形態例に係るヒートシンクでは、U字形状のヒートパイプは、その底辺部が、ベースプレート表面の中央部に取り付けられていたが、これに代えて、図8に示すように、第5実施形態例に係るヒートシンク5では、U字形状のヒートパイプ51の2つの直線部(一方の直線部14と他方の直線部14’)のうちの一つ(図では、一方の直線部14)が、ベースプレート10表面の中央部に取り付けられている。
U字形状のヒートパイプ51は、一方の直線部14が、ベースプレート10表面の中央部に取り付けられることで、ベースプレート10と熱的に接続されている。ヒートシンク5では、U字形状のヒートパイプ51の他方の直線部14’は、ベースプレート10とは接しておらず、ベースプレート10表面に対し平行または略平行に延在している。他方の直線部14’に複数の放熱フィン12が取り付けられることで、U字形状のヒートパイプ51と放熱フィン12が熱的に接続されている。なお、ヒートシンク5では、全ての放熱フィン12が、そのベースプレート10側端部にて、ベースプレート10表面と接触した態様となっている。
一方の直線部14と他方の直線部14’は、ベースプレート10の所定の端部から該所定の端部と対向する端部まで延在している。U字形状のヒートパイプ51の底辺部13は、ベースプレート10とは接しておらず、ベースプレート10の所定の端部またはその近傍にて、ベースプレート10表面に対して、所定の角度にて立設した態様となっている。
ヒートシンク5では、複数(図では4つ)のU字形状のヒートパイプ51が設けられ、それぞれのU字形状のヒートパイプ51は、その一方の直線部14が、隣接して並列に配置されている。また、それぞれのU字形状のヒートパイプ51は、その底辺部13が、ベースプレート10表面に対して、相互に異なる角度で立設されている。また、U字形状のヒートパイプ51は、いずれも、その底辺部13が、相互に、略同一平面上(ベースプレート10表面に対して略鉛直方向の平面上)に配置されている。
ヒートシンク5でも、ベースプレート10表面のうち、平面視においてLEDモジュール(図示せず)と重なり合う領域に空間部15を形成するように、放熱フィン12をU字形状のヒートパイプ51に取り付けることができるので、空間部15に電源装置等(図示せず)を収容することで、電源装置等がヒートシンク5からの熱を受けることを防止でき、さらに、高さ方向の寸法を低減できる。
また、ヒートシンク5では、一方の直線部14と他方の直線部14’は、ベースプレート10の所定の端部から該所定の端部と対向する端部まで延在しているので、平面視においてLEDモジュール(図示せず)と重なり合うベースプレート10の中央部からベースプレート10周縁部の放熱フィン12へ効率的に熱輸送できるので、LEDモジュールを効率的に冷却できる。また、ヒートシンク5では、全ての放熱フィン12がベースプレート10の表面と接触した状態となっているので、ヒートシンク5が寒冷地に設置されて、U字形状のヒートパイプ51の作動流体が凍結した場合でも、ベースプレート10からベースプレート10の表面と接触した放熱フィン12へ熱が伝達されるので、ヒートシンク5は冷却性能を発揮できる。
さらに、ヒートシンク5では、U字形状のヒートパイプ51の底辺部13は、ベースプレート10表面に対して所定の角度にて立設した態様となっているので、U字形状のヒートパイプ51に段差部を設けなくても、ベースプレート10の裏面側へ放熱フィン12を延在させることなく、U字形状のヒートパイプ51の他方の直線部14’を放熱フィン12の中央部に取り付けることができる。
次に、本発明の第6実施形態例に係るヒートシンクについて、図面を用いながら説明する。なお、第1〜第5実施形態例に係るヒートシンクと同じ構成要素については、同じ符号を用いて説明する。
第5実施形態例に係るヒートシンクでは、U字形状のヒートパイプの底辺部13は、いずれも、相互に、略同一平面上に配置されていたが、これに代えて、図9に示すように、第6実施形態例に係るヒートシンクでは、U字形状のヒートパイプが複数設けられ、その底辺部が対向するように配置されている。
第6実施形態例に係るヒートシンク6では、U字形状のヒートパイプ61(U字形状のヒートパイプ61−1、U字形状のヒートパイプ61−2)が10個設けられ、U字形状の底辺部13が、ベースプレート10表面上に、千鳥状に配置されている。すなわち、10個のU字形状のヒートパイプ61のうち、図9において、ベースプレート10表面上の右側周縁部に、底辺部13が配置されるように、5個のU字形状のヒートパイプ61−1が設置されている。また、ベースプレート10表面上の左側周縁部に、底辺部13が配置されるように、U字形状のヒートパイプ61−1とは別の、5個のU字形状のヒートパイプ61−2が設置されている。右側周縁部に底辺部13が配置されるU字形状のヒートパイプ61−1と左側周縁部に底辺部13が配置されるU字形状のヒートパイプ61−2は、放熱フィン12の平面部に対して平行方向に、交互に配列されている。
右側周縁部に底辺部13が配置されるU字形状のヒートパイプ61−1は、いずれも、その底辺部13が、相互に、略同一平面上(ベースプレート10表面に対して略鉛直方向の平面上)に配置されている。また、左側周縁部に底辺部13が配置されるU字形状のヒートパイプ61−2は、いずれも、その底辺部13が、相互に、略同一平面上(ベースプレート10表面に対して略鉛直方向の平面上)に配置されている。U字形状のヒートパイプ61の底辺部13は、ベースプレート10表面に対して、略鉛直方向に立設された態様となっている。
また、ヒートシンク6では、ヒートシンク6の平面視における重心(ベースプレート10表面の中心点)に対して、点対称に放熱フィン12及びU字形状のヒートパイプ61が配置されている。ヒートシンク6では、全ての放熱フィン12が、ベースプレート10表面と接触した態様となっている。
ヒートシンク6でも、ベースプレート10表面のうち、平面視においてLEDモジュール(図示せず)と重なり合う領域に空間部15を形成するように、放熱フィン12を配置できるので、空間部15に電源装置等(図示せず)を収容することで、電源装置等がヒートシンク6からの熱を受けることを防止でき、さらに、高さ方向の寸法を低減できる。
また、ヒートシンク6では、全ての放熱フィン12がベースプレート10の表面と接触しているので、ヒートシンク6が寒冷地に設置されて、U字形状のヒートパイプ61の作動流体が凍結した場合でも、ベースプレート10からベースプレート10の表面と接触した放熱フィン12へ熱が伝達されるので、ヒートシンク6は冷却性能を発揮できる。
さらに、ヒートシンク6では、U字形状のヒートパイプ61の底辺部13は、ベースプレート10表面に対し立設した態様となっているので、U字形状のヒートパイプ61に段差部を設けなくても、ベースプレート10の裏面側へ放熱フィン12を延在させることなく、U字形状のヒートパイプ61を放熱フィン12の中央部に取り付けることができる。
次に、本発明のヒートシンクの他の実施形態例について説明する。上記各実施形態例では、ベースプレートは、平面視矩形状であったが、形状は特に限定されず、例えば、円形状、5角形以上の多角形状、正方形状、長尺形状等でもよい。上記各実施形態例のヒートシンクは、LEDモジュールがベースプレートの裏面側中央部に熱的に接続されるが、さらに裏面側周縁部にも、LEDモジュールが熱的に接続されてもよい。
上記各実施形態例では、U字形状のヒートパイプかL字状ヒートパイプのいずれか一方が用いられていたが、これに代えて、U字形状のヒートパイプとL字状ヒートパイプとを併用してもよい。
本発明のヒートシンクは、電源装置等の器具がヒートシンクからの排熱を受けることを防止でき、寒冷地でヒートパイプの作動流体が凍結しても冷却性能を発揮でき、また、照明器具の高さ方向の寸法を低減できるので、例えば、天井や空調の効かない環境に設置されるLED照明を冷却する分野で利用価値が高い。
1、2、3、4、5、6 ヒートシンク
10 ベースプレート
11、21、31、41、51、61 ヒートパイプ
12 放熱フィン

Claims (9)

  1. LEDモジュールと裏面側中央部において熱的に接続されるベースプレートと、前記ベースプレートの表面側に設けられ、平面視において前記LEDモジュールと重なり合う位置に受熱部が配置されたヒートパイプと、前記ヒートパイプと熱的に接続された、複数の平板状の放熱フィンと、を有するヒートシンクであって、
    前記LEDモジュールと平面視において重なり合う位置に前記放熱フィンは配置されておらず、複数の前記放熱フィンの少なくとも1つが、前記ベースプレートと接触しているヒートシンク。
  2. 前記ヒートパイプが、底辺部と該底辺部の両端部から延在する2つの直線部とからなるU字形状であり、前記底辺部が前記ベースプレートと熱的に接続された前記受熱部であり、2つの前記直線部に前記放熱フィンが熱的に接続された請求項1に記載のヒートシンク。
  3. 前記ヒートパイプが、底辺部と該底辺部の一方の端部から延在する1つの直線部とからなるL字形状であり、前記底辺部が前記ベースプレートと熱的に接続された前記受熱部であり、前記直線部に前記放熱フィンが熱的に接続された請求項1に記載のヒートシンク。
  4. 前記ヒートパイプが複数設けられ、底辺部と該底辺部の両端部から延在する2つの直線部とからなるU字形状であり、前記底辺部が前記ベースプレートと熱的に接続された前記受熱部であり、2つの前記直線部に前記放熱フィンが熱的に接続されたヒートパイプと、底辺部と該底辺部の一方の端部から延在する1つの直線部とからなるL字形状であり、前記底辺部が前記ベースプレートと熱的に接続された前記受熱部であり、前記直線部に前記放熱フィンが熱的に接続されたヒートパイプと、を有する請求項1に記載のヒートシンク。
  5. 前記ヒートパイプが、前記底辺部と前記直線部との間に段差部を有する請求項2乃至4のいずれか1項に記載のヒートシンク。
  6. 前記ヒートパイプが、底辺部と該底辺部の両端部から延在する2つの直線部とからなるU字形状であり、2つの前記直線部の一方の直線部が、前記ベースプレートと熱的に接続された前記受熱部であり、2つの前記直線部の他方の直線部が、前記放熱フィンと熱的に接続された請求項1に記載のヒートシンク。
  7. 前記放熱フィンの平面部が、前記ベースプレートの表面に対して鉛直方向に配置されたヒートシンクであって、前記ヒートシンクの重心を通過し且つ前記放熱フィンの平面部に対して平行方向の面に対して、対称に前記放熱フィン及び前記ヒートパイプが配置されている請求項1乃至6のいずれか1項に記載のヒートシンク。
  8. 前記放熱フィンの平面部が、前記ベースプレートの表面に対して鉛直方向に配置されたヒートシンクであって、前記ヒートシンクの平面視における重心に対して、点対称に前記放熱フィン及び前記ヒートパイプが配置されている請求項1乃至6のいずれか1項に記載のヒートシンク。
  9. 前記LEDモジュールと平面視において重なり合い、且つ前記放熱フィンと平面視において重なり合わない位置に、電源装置、電子部品、制御装置または照明器具の固定部材が収容される請求項1乃至8のいずれか1項に記載のヒートシンク。
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