JP2013171805A - 照明装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】光の照射方向とは無関係に複数の発光素子を効率良く略均一に冷却することによって該発光素子の長寿命化を図ることができる照明装置を提供すること。
【解決手段】発光素子とこれを実装する回路基板、複数の放熱フィンを備えたヒートシンク及びアウタレンズを備えた光学モジュールを取付アーム4に回動可能に取り付けて成るLED照明装置1において、前記光学モジュールを複数の光学モジュールM1,M2,M3に分割し、各光学モジュールM1〜M3を枠状の金属フレーム2に回動可能に支持し、これらの光学モジュールM1〜M3を支持する前記金属フレーム2を前記取付アーム4に回動可能に支持する。
【選択図】図5
【解決手段】発光素子とこれを実装する回路基板、複数の放熱フィンを備えたヒートシンク及びアウタレンズを備えた光学モジュールを取付アーム4に回動可能に取り付けて成るLED照明装置1において、前記光学モジュールを複数の光学モジュールM1,M2,M3に分割し、各光学モジュールM1〜M3を枠状の金属フレーム2に回動可能に支持し、これらの光学モジュールM1〜M3を支持する前記金属フレーム2を前記取付アーム4に回動可能に支持する。
【選択図】図5
Description
本発明は、LED等の発光素子を光源とする照明装置に関するものである。
近年、半導体の消費電力が加速度的に上昇するのに伴って該半導体の発熱量が増加しているため、高性能の冷却システムに対する需要が高まっている。又、小型化のために高密度に集積された回路においても消費される電力は増加傾向にあり、発熱量と同時に発熱密度も急激に上昇している。
半導体であるLED(発光ダイオード)やレーザーダイオード等の発光素子においても、明るさの向上に伴って従来の表示用としての用途から照明用としての用途も増えており、斯かる発光素子を光源として使用する照明装置が出現している。
ところが、LED等の発光素子の最大の問題は、投入した電力の大部分が熱となり、自身が発する熱によって発光効率と寿命が低下するという点であり、従って、斯かる発光素子を光源とする照明装置には発光素子の冷却手段が必要となる。ここで、冷却手段としてヒートシンクを用いた従来のLED照明装置の例を図8に示す。
即ち、図8は従来のLED照明装置の斜視図であり、図示のLED照明装置101は、光学モジュールMをチャンネル状の取付アーム104に水平な回転軸103によって上下に回動可能に支持して構成されている。ここで、光学モジュールMは、複数(図示例では、縦3列、横5列の計15個)のLED111とこれらのLED111を実装する矩形平板状の不図示の回路基板、矩形プレート状のベースプレート113bの背面に上下方向の複数の放熱フィン113aを横方向に適当な間隔で立設して成るヒートシンク113及びLED111及び回路基板を覆うアウタレンズ114によってユニットとして構成されている。
而して、複数(図示例では、15個)のLED111に通電されてこれらが発光すると、該LED111から発せられる熱はヒートシンク113のベースプレート113bから各放熱フィン113aヘと伝導し、各放熱フィン113aから空気中へと放熱されることによってLED111が冷却されてその温度上昇が抑えられる。
そして、LED照明装置101の照明方向を変更する場合には、光学モジュールMが回転軸103を中心として回動されることによってアウタレンズ114からの光の出射方向が変えられる。
ところで、特許文献1には、ヒートシンクの放熱性能を高めるために、筒状体が並列に複数連結された放熱フィンの下端とベースプレート上面との間に空隙を形成する構成が提案されている。これによれば、放熱フィンの下端とベースプレート上面との間の空隙から外部の空気が流入するため、熱源からの熱が伝導するベースプレートの上面を空気が流れてヒートシンクの放熱性が高められる。
図8に示す従来のLED照明装置101においてヒートシンク113の放熱性能を高めるためには、該ヒートシンク113のサイズを大きくしてその放熱面積を増やす必要があり、このようにヒートシンク113のサイズを大きくするとLED照明装置101が大型化及び高重量化するという問題が発生する。
又、ヒートシンク113の対流による放熱性能が該ヒートシンク113の設置方向によって低下するという問題があった。特に、光を照射する向きによっては複数のLED111の温度にバラツキが生じ、LED111によってはジャンクション温度が許容値を超えてしまうことがあった。
例えば、図9の側面図に示すように光が水平に出射するよう光学モジュールMを垂直に起立させた状態でLED照明装置101を使用する場合には、図9に破線矢印にて示すようにヒートシンク113を下から上に向かって対流する空気は、その過程でLED111によって順次加熱されるために図10(a)に示すように温度分布を示し、その温度は上方に向かって次第に高くなる。ここで、ヒートシンク113の下部と中間高さ及び上部における空気の温度を図9に示すようにそれぞれT1’,T2’,T3’とすると、T1’<T2’<T3’の関係が成立する。
又、ヒートシンク113を流れる空気の横方向の温度分布は図10(b)に示すようになり、ヒートシンク113の幅方向端部では横方向に隣接するLED111による加熱の影響が小さく、中央では隣接するLED111によって加熱されるため、空気の温度は中央で高く、そこから左右両端部に向かって次第に低くなっている。
従って、LED照明装置101の全体で考えると、複数のLED111のうち、ジャンクション温度が最も高くなるものの寿命によってLED照明装置101の耐久性が左右される。
本発明は上記問題に鑑みてなされたもので、その目的とする処は、光の照射方向とは無関係に複数の発光素子を効率良く略均一に冷却することによって該発光素子の長寿命化を図ることができる照明装置を提供することにある。
上記目的を達成するため、請求項1記載の発明は、 発光素子とこれを実装する回路基板、複数の放熱フィンを備えたヒートシンクを備えた光学モジュールを取付アームに回動可能に取り付けて成る照明装置において、前記光学モジュールを複数に分割し、各光学モジュールを枠状の金属フレームに回動可能に支持し、これらの光学モジュールを支持する前記フレームを前記取付アームに回動可能に支持したことを特徴とする。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記各光学モジュールを水平な回転軸によって前記フレームに回動可能に支持するとともに、該光学モジュールが備える前記ヒートシンクの放熱フィンを前記回転軸に対して垂直方向に形成したことを特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項2記載の発明において、前記各光学モジュールを前記回転軸を中心として回転させる駆動機構を設けたことを特徴とする。
請求項4記載の発明は、請求項3記載の発明において、前記駆動機構を、駆動源であるモータと、前記各光学モジュールの回転軸に結着された駆動ギヤと、隣接する2つの駆動ギヤ間に配設されて両駆動ギヤに噛合するアイドルギヤを含んで構成したことを特徴とする。
請求項5記載の発明は、請求項1〜4の何れかに記載の発明において、前記フレームは金属製であり、該フレームの幅方向中央部に金属プレートを設けたことを特徴とする。
請求項1及び記載の発明によれば、複数に分割された光学モジュールをこれらを支持する金属フレームに対して回動させ、これらの光学モジュールが上下方向に重ならないよう横方向に適当な間隔を設けて配置することができるため、各光学モジュールのヒートシンクを流れる空気が他の光学モジュールを流れる空気の影響を受けることなく各光学モジュールの発光素子をそれぞれ独立に冷却するため、各光学モジュールの発光素子が効率良く略均一に冷却される。このため、各光学モジュールの発光素子のジャンクション温度が下がって該発光素子の発光効率と寿命が高められ、照明装置の耐久性向上が図られる。又、各光学モジュールのヒートシンクの放熱性が高められる結果、照明装置の小型化と軽量化が可能となるとともに、発光素子のジャンクション温度が下げられた分だけ該発光素子への供給電流を増やすことができ、当該照明装置の照度を高めることができる。
請求項3及び4記載の発明によれば、複数の光学モジュールを駆動機構によって回転軸を中心として同方向に同角度だけ同時に回動させることができる。
請求項5記載の発明によれば、金属フレームの幅方向中央部に金属プレートを取り付けたため、各光学モジュールの発光素子の熱がヒートシンク及び金属プレートを経て金属フレームへと伝導して該金属フレームから放熱することとなり、この結果、各発光素子が一層効果的に冷却されてそのジャンクション温度が更に低く抑えられる。
以下に本発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
図1は本発明に係るLED照明装置の斜視図、図2は同LED照明装置の分解斜視図、図3は同LED照明装置の光学モジュールの分解斜視図、図4は同光学モジュールの側面図、図5はLED照明装置の使用状態を示す側面図である。
本実施の形態に係るLED照明装置1は、図1に示すように、矩形枠状の金属フレーム2に上下3段の光学モジュールM1,M2,M3を水平な回転軸3によって回動可能に支持するとともに、これらの光学モジュールM1〜M3を支持する金属フレーム2をチャンネル状の取付アーム4に回転軸3によって回動可能に取り付けて構成されている。
より詳細には、図2に示すように、金属フレーム2の左右の側壁には、各光学モジュールM1〜M3の回転軸3の軸方向両端を挿通保持するための切欠き状の軸受部2aが上下3段に亘ってそれぞれ形成されている。又、金属フレーム2内の幅方向中央部には金属プレート5が垂直に取り付けられており、この金属プレート5には半円状の切欠き5aが光学モジュールM1〜M3の配置位置に合わせて上下3段に亘って形成されている。
而して、各光学モジュールM1〜M3は、これを水平な状態に保って金属フレーム2に図2の手前側から送り込まれ、その左右に突出する前記回転軸3が金属フレーム2の左右の前記各軸受部2aに嵌め込まれることによって金属フレーム2に回動可能に支持される。その後、金属フレーム2の左右の側壁の外面に縦方向に細長い押えステー6が取り付けられ、各押えステー6に上下方向に形成された3つの円孔6aに各回転軸3の端部を嵌め込むことによって各光学モジュールM1〜M3の金属フレーム2からの脱落が防がれる。又、金属フレーム2内の幅方向中央部に取り付けられた前記金属プレート5の横には同様の金属製の押えステー7が取り付けられる。尚、押えステー7にも半円状の切欠き7aが光学モジュールM1〜M3の配置位置に合わせて上下3段に亘って形成されている。
各光学モジュールM1〜M3においてそれぞれ1枚の放熱フィン13aの両面を挟み込むように、一方側に金属プレート5、他方側に押えステー7がそれぞれは位置され、例えば不図示のネジ等によって押えステー7が金属プレート5に固定されている。そして、光学モジュールM1〜M3の回動時には、該光学モジュールM1〜M3が回動可能な程度の強さ(トルク)で、押えステー7が金属プレート5に固定(ネジ締め)される。又、光学モジュールM1〜M3の固定時には、該光学モジュールM1〜M3が回動しない程度の強さ(トルク)で、押えステー7が金属プレート5に固定(ネジ締め)されている。このため、特に光学モジュールM1〜M3の固定時においては、金属プレート5及び押えステー7が放熱フィン13aの両面に密着する。これにより、LED11から生じて放熱フィン13aに伝導した熱が金属プレート5及び押えステー7を介して金属フレーム2へ伝わり易くなり、放熱性が一層高められる。
又、金属プレート5及び押えステー7を金属フレーム2の幅方向中央部に配置したことにより、最も放熱性の悪い(高温になる)幅方向中央部に位置するLED11からの熱を効率的に引くことができる。そして、この部分を効率的に冷却することによって、照明器具全体としての長寿命を実現することができる。
又、特に光学モジュールM1〜M3の固定時には、金属プレート5と押えステー7によって物理的に1枚の放熱フィン13aが挟み込まれるため、回転の遊びや強い不意の力(強風や振動等)によって光学モジュールM1〜M3が誤って回転してしまい、光照射方向や放熱フィン13aの向きが変わることがない。
ところで、金属プレート5は、その上下端面において金属フレーム2の内側上下面に溶接されている。或いは、金属プレート5の上下端をL字状に折り曲げて金属フレーム2の上下面内側に対してネジ止めした構成を採用しても良く、金属フレーム2と金属プレート5をアルミダイキャストで一体成型しても良い。
金属フレーム2は、光学モジュールM1〜M3の回転軸3とは別に、固有の独立したフレーム回転軸(不図示)を輸している。このフレーム回転軸は、光学モジュールM1〜M3の回転軸3と平行に延びる軸であり、例えば、光学モジュールM1の回転軸3の下方且つ光学モジュールM2の回転軸3の上方に位置する。即ち、フレーム回転軸は、光学モジュールM1〜M3の回転軸3とは異なる位置に配置されており、取付アーム4に回動可能に支持されている。更に、金属フレーム2は、不図示のフレーム回転軸を中心として前後(上下)に回動可能に取付アーム4に支持されている。このため、金属フレーム2は、光学モジュールM1〜M3の回転とは独立して回動することができる。
そして、以上のようにして上下3つの光学モジュールM1〜M3が回動可能に支持された金属フレーム2は、真中(中段)の光学ユニットM2を支持する回転軸3の左右両端部が前記取付アーム4の左右に形成された円孔4aに通されることによって取付アーム4に上下に回動可能に取り付けられている。
ところで、金属フレーム2には、3つの光学モジュールM1〜M3を同方向に同角度だけ同時に回動させるための駆動機構が設けられており、この駆動機構は、図1に示すように取付アーム4の一側部に取り付けられた駆動源であるモータ8と、3つの光学モジュールM1〜M3の各回転軸3の一端に結着された駆動ギヤ9及び隣接する2つの駆動ギヤ9の間に配設されて両駆動ギヤ9に噛合するアイドルギヤ10を含んで構成されている。ここで、モータ8には細かい回転制御が可能なステッピングモータ等が使用され、その出力軸が1つの駆動ギヤ9に伝達されるよう構成されている。
次に、各光学モジュールM1〜M3の構成の詳細を図3及び図4に基づいて以下に説明する。
図3は光学モジュールの分解斜視図、図4は同光学モジュールの側面図であり、各光学モジュールM1〜M3の構成は同じであるため、以下、1つの光学モジュールM1についてのみ図示及び説明する。
光学モジュールM1は、発光素子である5つのLED(発光ダイオード)11とこれらのLED11を実装する回路基板12、複数の放熱フィン13aを備えたヒートシンク13及びアウタレンズ14を備えている。ここで、回路基板12は、横方向に長い矩形プレート状の部材であって、その表面には前記5つのLED11が横方向に適当な間隔で実装されている。又、前記ヒートシンク13は、回路基板12と同形状のベースプレート13bの両端に前記回転軸3を突設するとともに、ベースプレート13bの背面に、複数の前記放熱フィン13aを回転軸3の軸方向に適当な間隔で形成することによって構成されており、該ヒートシンク13は熱伝導率の高いアルミニウムの一体鋳造(ダイキャスト等)によって一体に成形されている。尚、各光学モジュールM1〜M3が金属フレーム2に対して回転軸3を中心として如何に回転してもこれらの光学モジュールM1〜M3同士が干渉しないよう、各光学モジュールM1〜M3の回転軸3を中心とする最大回転半径R(図4参照)と3つの光学モジュールM1〜M#の回転軸3の配列ピッチP(図1参照)は、P>2Rなる関係が成立するよう設定されている。
以上のように構成された各光学モジュールM1〜M3は、前述のように金属フレーム2に回動可能に組み込まれるが、金属フレーム2の幅方向中央に垂直に取り付けられた前記金属プレート5と押えステー7によって各光学モジュールM1〜M3に設けられたヒートシンク13の放熱フィン13aが両側から挟み込まれる。そして、3つの光学モジュールM1〜M3が組み込まれた金属フレーム2は、真中の光学モジュールM2の回転軸3によって取付アーム4に回動可能に支持されることによって図1に示すようなLED照明装置1が組み立てられる。
次に、以上のように構成されたLED照明装置1の作用を図5に基づいて以下に説明する。
図5に示すようにLED照明装置1をその光照射方向が水平となる状態で使用する場合、金属フレーム2を回転軸3を中心として回動させて垂直に対して図示のように斜めに傾ける。そして、駆動機構のモータ8を起動し、1つの駆動ギヤ9を所定方向に所定角度だけ回転させる。すると、1つの駆動ギヤ9の回転はアイドルギヤ10を介して他の2つの駆動ギヤ9に伝達されるため、3つの光学モジュールM1〜M3が同方向に同角度だけ同時に回動し、図5に示すように各光学モジュールM1〜M3が垂直に起立する。
上述のように、金属フレーム2を垂直に対して斜めに傾けた状態で、該金属フレーム2に対して3つの光学モジュールM1〜M3を垂直状態になるよう回動させると、3つの光学モジュールM1〜M3が上下方向に重ならないよう水平方向に適当な間隔を設けて配置される。このため、各光学モジュールM1(M2,M3)のヒートシンク13を流れる空気が図5に矢印にて示すように他の光学モジュールM2,M3(M1)を流れる空気の影響を受けることなく各光学モジュールM1〜M3のLED11をそれぞれ独立に冷却することとなる。この結果、各光学モジュールM1〜M3のLED11がそれぞれ効率良く略均一に冷却され、各光学モジュールM1〜M3のLED11のジャンクション温度が下がって該LED11の発光効率と寿命が高められ、当該LED照明装置1の耐久性向上が図られる。
特に、本実施の形態では、金属フレーム2の幅方向中央部に金属プレート5と金属製の押えステー7を取り付け、これらの金属プレート5と押えステー7によって各光学モジュールM1〜M3の放熱フィン13aを両側から挟み込むようにしたため、各光学モジュールM1〜M3のLED11の熱がヒートシンク13から金属プレート5及び押えステー7を経て金属フレーム2へと伝導し、該金属フレーム2から放熱することとなり、この結果、各LED11が一層効果的に冷却されてそのジャンクション温度が更に低く抑えられる。
そして、上述のように各光学モジュールM1〜M3のヒートシンク13の放熱性が高められる結果、LED照明装置1の小型化と軽量化が可能となるとともに、LED11のジャンクション温度が下げられた分だけ該LED11への供給電流を増やすことができ、当該LED照明装置1の照度を高めることができるという効果も得られる。
ところで、本実施の形態に係るLED照明装置1において各光学モジュールM1〜M3を通過する空気の温度T1,T2,T3(図5参照)を実測した結果、これらの温度T1,T2,T3はほぼ同じ値を示し(T1≒T2≒T3)、当該LED照明装置1の温度分布は略均一になることが確かめられた。
ここで、光学モジュールM1〜M3の別形態を図6及び図7に示す。
即ち、図6は別形態に係る光学モジュールの斜視図、図7は同光学モジュールの側面図であり、図示の光学モジュールM1においては、ヒートシンク13に複数の半円状の放熱フィン13aを回転軸3に対して垂直方向に形成しており、図7に示すように、放熱フィン13aの半径Rと3つの光学モジュールM1〜M3の回転軸3の配列ピッチP(図1参照)は、P>2Rなる関係が成立するよう設定されている。このように設定することによって、各光学モジュールM1〜M3が金属フレーム2に対して回転軸3を中心として如何に回転しても、これらの光学モジュールM1〜M3同士が干渉しないようになっている。尚、3つの光学モジュールM1〜M3の構成は全て同じであるため、図6及び図7には1つの光学モジュールM1のみを図示している。
ところで、以上は本発明を光源としてLEDを使用するLED照明装置に対して適用した形態について説明したが、本発明は、LED以外のレーザーダイオード等の他の発光素子を光源として使用する他の任意の照明装置に対しても同様に適用可能であることは勿論である。
又、本実施の形態では、光学モジュールM1〜M3をモータ8を動力源として回動させているが、例えば手動レバーや手動ダイヤル、レンチとナット等を用いて回転軸3を回動させても良い。尚、本発明において示される「回動」及び「回転」とは、360°回転しても良いし、例えば180°等、回転可能範囲が所定の範囲に限定されていても良いが、不図示の配線の巻き込みを防ぐためには、回転範囲を360°以内とすることが望ましい。
1 LED照明装置(照明装置)
2 金属フレーム
2a 金属フレームの軸受部
3 回転軸
4 取付アーム
4a 取付アームの円孔
5 金属プレート
5a 混族プレートの切欠き
6 押えステー
6a 押えステーの円孔
7 押えステー
7a 押えステーの切欠き
8 モータ
9 駆動ギヤ
10 アイドルギヤ
11 LED(発光素子)
12 回路基板
13 ヒートシンク
13a ヒートシンクの放熱フィン
13b ヒートシンクのベースプレート
14 アウタレンズ
M1〜M3 光学モジュール
P 光学モジュールの配列ピッチ
R 光学モジュールの最大回転半径
T1〜T3 各光学モジュールを通過する空気の温度
2 金属フレーム
2a 金属フレームの軸受部
3 回転軸
4 取付アーム
4a 取付アームの円孔
5 金属プレート
5a 混族プレートの切欠き
6 押えステー
6a 押えステーの円孔
7 押えステー
7a 押えステーの切欠き
8 モータ
9 駆動ギヤ
10 アイドルギヤ
11 LED(発光素子)
12 回路基板
13 ヒートシンク
13a ヒートシンクの放熱フィン
13b ヒートシンクのベースプレート
14 アウタレンズ
M1〜M3 光学モジュール
P 光学モジュールの配列ピッチ
R 光学モジュールの最大回転半径
T1〜T3 各光学モジュールを通過する空気の温度
Claims (5)
- 発光素子とこれを実装する回路基板、複数の放熱フィンを備えたヒートシンクを備えた光学モジュールを取付アームに回動可能に取り付けて成る照明装置において、
前記光学モジュールを複数に分割し、各光学モジュールを枠状の金属フレームに回動可能に支持し、これらの光学モジュールを支持する前記フレームを前記取付アームに回動可能に支持したことを特徴とする照明装置。 - 前記各光学モジュールを水平な回転軸によって前記フレームに回動可能に支持するとともに、該光学モジュールが備える前記ヒートシンクの放熱フィンを前記回転軸に対して垂直方向に形成したことを特徴とする請求項1記載の照明装置。
- 前記各光学モジュールを前記回転軸を中心として回転させる駆動機構を設けたことを特徴とする請求項2記載の照明装置。
- 前記駆動機構を、駆動源であるモータと、前記各光学モジュールの回転軸に結着された駆動ギヤと、隣接する2つの駆動ギヤ間に配設されて両駆動ギヤに噛合するアイドルギヤを含んで構成したことを特徴とする請求項3記載の照明装置。
- 前記フレームは金属製であり、該フレームの幅方向中央部に金属プレートを設けたことを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載の照明装置。
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