JP5873067B2 - Led照明管及び植物栽培用照明装置 - Google Patents
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Description
特に、蛍光灯に代わるものとして、蛍光灯と同様の外観を有し、既設の蛍光灯器具にもそのまま設置することが可能な、直管形のLED照明管も種々提案されている。
LED照明管は、全体的に直管型の蛍光灯と同様の形状を有しており、管体の両端には口金が装着され、この口金には、既設の蛍光灯器具のソケットに接続するための端子が突設形成されている。
上記構成により、LED照明管は、既設の蛍光灯器具に取り付け可能な構成となっており、そこから電源の供給を受けて管体内部のLEDを発光させることができる。
この特許文献1では、ヒートシンクとこのヒートシンクに結合される管体とにより全体として円筒状の直管が形成され、既存の蛍光灯と同等の形態となり、蛍光灯を保持していた既存の設備(蛍光灯器具)に取り付けている。
この特許文献2では、従来の蛍光灯に代わり蛍光灯器具に取り付けて使用することができ、広角度に均一に照射している。
すなわち、LEDは照射角度が広く、発光する際にはそのLED周辺に放射状に空間照射するので、光源直下(LED正面)やその周辺空間等の特定の方向に全ての光量を集めるものではなく、横方向等の不要な方向にも光量が分散することとなる。
そのため、LED自体の発光輝度は高いとしても、明るさという点においては、満足できる十分な照度を得ることが難しい場合があった。
このように、LEDは、広範囲に照射することには向いているが、光源直下やその周辺空間等の特定の方向に光量を必要とする場合、すなわち、狭角の配光が要求される場合には、必ずしも適していないことがある。
また、広範囲に照射しているため、管内に熱がこもってLED照明管の表面温度が高くなるという不都合もある。
このような室内栽培において使用される、植物に人工的な光を照射する植物栽培用の照明の場合、光合成を促進し、植物を効率良く成長させることが重要であるが、そのためには、光合成光量子束密度(PPFD)の高い光量が必要とされている。
このように、植物栽培用照明装置としては、単に光を照射するだけでは足りず、クロロフィルが吸収可能な光合成に必要な光の波長の範囲において、光合成に十分なPPFD(200μmol/m2/s以上)の光を照射する必要がある。
PPFDの低い光源であれば、必然的にその光源の数を増やす必要があり、光源の数を増やせば、その光源による発熱量も増加するので、植物の葉がその熱で傷む等の植物生育環境には適さない状況が発生するおそれもあった。
これらの点を考慮すると、例えば、特許文献1や特許文献2のような従来のLED照明管は、植物栽培用の照明として使用することは、好適とはいえない。
また、少ない消費電力で植物の光合成に十分なPPFDの光量を得ることができ、植物を効率良く生育させることのできる植物栽培用照明装置を提供することにある。
また、前記反射板は、前記基板上から前記管体方向に真直状に延びること、が好ましい。
これにより、その反射板によって、LEDから照射される光の照射角度が変更されるので、従来では横方向等に照射されていた光を、反射板と反射板とに挟まれた領域内、すなわち、光源直下(LED正面)及びその周辺空間に配光して、光量を集中させることができる。
このように、LEDから放射状に照射される光の全光量を、光源直下やその周辺空間等の特定の方向に無駄なく配光するので、光量のロスを無くし、照射面である光源直下やその周辺空間等において、照度やPPFDを向上させることができる。
また、LEDの光を正面に集中させることにより、LED照明管(管体)の側面にその光が当たらないのでLED照明管自体が熱くなることを防止することができ、放熱効果にも優れている。
また、反射板の高さ(管体の軸方向に直交する方向への長さ)は、上記効果を十分に発揮するためには、管体内に収容可能な高さを限度として、なるべく高くする方が好ましいが、反射板が管体と接触すると、熱が反射板を伝わって管体に移り、LED照明管が熱くなることもあるので、上記構成のように、反射板の高さは、管体の内側面に接触しない高さとすることが好ましい。
また、反射板と管体とを接触させない構成とすれば、反射板を設置した基板を管体内に挿入しやすくなり、LED照明管の製造も容易となる。
例えば、LED照明管の規格サイズに合わせて、反射板の高さは15mm〜30mm程度とし、その反射板の先端部分から管体の内側面まで1〜2mm程度の空隙が形成されていることが好ましい。
上記構成のように、反射板の一部を反射面とは反対側(LED設置位置とは反対側)に向けて所定角度で折り曲げたL字形状とし、その折り曲げ部分を基板上に断熱部材を介して接着剤等で固着することにより、反射板を基板上に固定しやすくなり、基板上で反射板が安定する。また、容易かつ安価に設置することができる。
上記構成のように、基板に設置した反射板の傾斜を、基板に対してその仰角を65度〜75度(最適は70度)として、一対の反射板の反射面を互いにLED側に向けることにより、効率的に反射板と反射板とに挟まれた領域内、すなわち、光源直下(LED正面)やその周辺空間等に光量を集中させることができ、より高い照度やPPFDを得ることができる。
上記構成のように、反射板を基板に設置した位置と基板に装着されているLEDとの間隔、すなわち、反射面とLEDとの一番接近する箇所での間隔を可能な限り狭くし、好ましくは1mmから2mmとすることにより、効率的に反射板と反射板とに挟まれた領域内、すなわち、光源直下(LED正面)やその周辺空間等に光量を集中させることができ、より高い照度やPPFDを得ることができる。
このように、反射板によって、所定方向、すなわち、光源直下(LED正面)やその周辺空間等に光を反射させて、光量を集中させることにより、LEDから放射状に照射される光の全光量を、光源直下やその周辺空間等の特定の方向に無駄なく配光でき、照射面である光源直下やその周辺空間等において、照度やPPFDを向上させることができる。
また、前記反射板は、少なくとも純銀層を含む多層構造よりなること、が好ましい。反射板を純銀層を含む多層構造とすることにより、高い反射率を実現することができる。
また、前記LEDは、白色に発光する白色LEDであること、が好ましい。白色LEDとすることにより、少ない消費電力で植物の育成に十分な高いPPFDの光量を得ることが可能となり、光合成を促進し、植物を効率良く育成することができる。
また、LED照明管自体が熱くならないため、植物に照明の熱による葉焼けなどの損傷を与えずに好適に照明することができる。
また、本発明の植物栽培用照明装置によれば、少ない消費電力で植物の光合成に十分なPPFDの光量を得ることができ、植物を効率良く生育させることが可能となる。
本実施形態は、従来の蛍光灯器具に取付けることができる直管型のLED照明管であって、その内部空間にLEDから照射される光を反射させる反射板を備えたことを特徴とするLED照明管の発明に関するものである。また、そのLED照明管を光源として備えた植物栽培用照明装置に関するものである。
図1は、本実施形態に係るLED照明管10の斜視図である。図2は、LED照明管10の分解斜視図である。図3は、LED照明管10のA−A断面図である。
なお、LED照明管10の全長は、従来の直管形の蛍光灯と同様であり、その用途に応じて、例えば、600mm、900mm、1200mm、1800mm、2400mm等に適宜設定することができる。
また、LED照明管10の管径は、従来の直管形の蛍光灯と略同様であり、全体として、直管形の蛍光灯と略同様の外形及び外観を有している。
一方、基板12の裏面側は、その一部分が放熱手段としての放熱板14に接着剤等により接合され、基板12やLED光源11等から発生する熱を放熱するようになっている。
本実施形態では、AC電源やコンデンサ等の電子部品18は、基板12の長手方向の両端部に配置されており、その一部は管体16に装着された口金17によって被覆されている。
このように、LED光源11以外の電子部品18は、LED光源11から放射される光と干渉しない位置及び配置態様で基板12に配置して実装することが好ましい。
本実施形態では、所定個数のLED光源11が、基板12の表面側の幅方向中央位置に、基板12の長手方向に沿って一列となるように一定間隔で配置されている。
これらのLED光源11が、基板12におけるLED光源11の実装長さ範囲、即ち、基板の両端側の口金17により覆われる範囲以外の範囲(例えば、基板12の両端からそれぞれ約40mmの位置よりも内側の範囲)に一定間隔で一列に配置されている。
なお、この配置間隙は、LED光源11の実装態様に応じて適宜変更することができる。例えば、0.5mm〜1.5mmの範囲とすることができ、好ましくは、1.0mmとすることができる。
また、基板12の形状もその表面を平坦とせずに、例えば、LED光源11を装着する箇所に凹部や溝又は凸部等を形成してもよい。
また、LED光源11は、表面実装型の白色LEDに限定されるものではない。
特に、本実施形態の反射板13は、図4(a)の断面図に示す通り、アルミニウム素材13aの表面に接着層13bを介して純銀13cを着接し、さらにナノメートル単位の薄い増反射層13d、13eを蒸着処理した多層構造により反射面19を形成している。
図4(b)の表に示す通り、従来の反射板の場合(表中B)は、一般的なLEDの光の範囲である波長400〜750の範囲(可視光)で全反射率が徐々に低下するが、上記構成の純銀13cを内蔵した反射板13の場合(表中A)は、この可視光の波長のほとんどの領域において、全反射率95%以上の反射が可能となる。
このように、本実施形態の反射板13では、高い反射率を実現しているので、省エネにも優れ、どの波長域でも均一に綺麗な光となる。
この折り曲げる際における所定角度は、その仰角αを65度〜75度の範囲とすることが好ましく、本実施形態では、70度としている。
この反射板13の高さHは、LED照明管10の管径に応じて、15mm〜30mmの範囲で設定することができる。
例えば、本実施形態では、折り曲げる前における平坦状態の反射板13の幅方向の長さは23mmであり、反射面19の高さ方向の高さHが18mm、折り曲げ片20の幅方向の長さWを5mmとなる位置で折り曲げている。
具体的には、基板12上のLED光源11と干渉しない位置に断熱材21を接着し、その断熱材21に反射板13の折り曲げ片20を接着剤により接着して設置されている。
断熱材21は放熱用の絶縁体からなる板状部材やシール状部材であり、この断熱材21を介して反射板13を設置することにより、基板12の熱が反射板13に伝わることがなくなるので、LED照明管10自体の発熱を好適に防ぐことができる。なお、このとき、接着剤としてはアルカリ系の熱に強い素材からなるものを使用することが好ましい。
上記構成により、反射板13の反射面19は基板12に対して所定角度(本実施形態では70度)の傾斜を有する構成となる。
すなわち、LED光源11の直近に折り曲げ位置を形成することが好ましい。
例えば、本実施形態では、反射板13の折り曲げ位置と基板12に装着されているLED光源11との間隔Sは2mmとしている。
放熱板14は、LED照明管10の長さ方向に延びる板状の基部22と、この基部22の両側に位置してLED照明管10の長手方向に延伸するように形成された一対の嵌合部23と、LED照明管10の外面の一部を構成する湾曲部24とを有している。
各嵌合部23は、基部22からLED照明管10の内部空間15に突出する断面T字状の直線レール形状をなしている。
また、嵌合部23は、断面T字状の一方の開口を外方に向かって配置し、その開口が、基部22の周方向の両端を結ぶ直線に沿って外方に開放しており、その開口による嵌合部23の直線溝部分が、基部22の長手方向(軸方向)の全長に沿って直線的に延伸している。
湾曲部24は、所定湾曲率で180度未満の所定角度だけ周方向に延びる断面円弧状の略半円筒状をなし、LED照明管10の長手方向に所定長さで延びている。
湾曲部24の外面には、直管の長手方向に延伸する多数の放熱用の襞24aが一様断面で形成されている。この襞24aによって放熱板の冷却効果が向上する。
この管体16は、例えば、ガラスや合成樹脂等の材料で形成することができる。例えば、ポリカーボネート樹脂等の所定の弾性を有する材料により長尺の半円筒状となるよう一体形成した部材でもよい。
また、その全体又は一部は透光性を有しており、透光可能な限りにおいて、透明、半透明、有色透明の材料で形成されている。
また、管体16の長手方向の全長は、放熱板14の基部22の全長のうち、その長手方向の両端部に装着した口金17部分を除いた長さと略同一の長さに設定されている。
このとき、管体16の長手方向の両端縁は、後述する口金17の内端縁にそれぞれ隙間なく密接すると共に、管体16の周方向の両端縁は、放熱板14の基部22の周方向の両端縁にそれぞれ隙間なく密接する。
このように、放熱板14に管体16を装着して一体化することによって、内部に基板12を収容可能な内部空間15を形成した円筒形状のLED照明管10を得ることができる。
この口金17は、管体16の端面とほぼ同径の円板状に形成された蓋部26と、管体16の端面の開口に嵌入される嵌入部27とを有している。
この構成により、口金17は管体16の長手方向の両端において、管体16と放熱板14の端部を覆うように外嵌して装着される。
この2本の端子28が、蛍光灯器具のソケットに挿着されて、ソケット側の電源(商用交流電源)からの所定電圧の交流電力を、電子部品18等を介して基板12に供給し、基板12上に装着されたLED光源11に給電してLED光源11を点灯する。
なお、本実施形態においては、LED照明管10の片端側から電力が供給される構成であるが、両端側から電力が供給される構成でもよい。
LED光源11から照射される光は一般的に照射角度が広く、発光する際にはそのLED光源11周辺に放射状(半円状)に広範囲に空間照射されるので光が分散することになる。
本実施形態のLED照明管10においては、LED光源11から照射される光の全光束を対向する反射板13(反射面19)によって反射させることにより、照射面であるLED光源11の正面(光源直下)やその周辺空間等を中心に光量を集中させることができる。
このように、LED光源11から放射状に照射される光の全光量を、LED光源11の正面やその周辺空間等の特定の方向に無駄なく配光するので、光量のロスを無くし、照射面であるLED光源11の正面(光源直下)及びその周辺空間等において、照度やPPFDを向上させることができる。
このとき、単にLED光源11により照射する場合の1.5〜2.0倍の照度やPPFDを得ることができ、LED光源11から照射される光の最大効果を発揮することができる。
この図6に示す通り、反射板13の反射面19の仰角αは上記の通り基板12に対して70度であり、LED光源11から照射される光は、この反射板13によって反射されることにより、角度変位して効率良くLED光源11の正面(光源直下)やその周辺空間等に集中して配光される。
このように、光を集中させることにより、単位面積当たり光束数が多くなり、非常に高い光密度を実現している。
本実施形態のLED照明管10では、上記構成により、図7に示す通り、特に、照度及びPPFDにおいて、従来のLED照明管と比較して優れた数値を検出している。
また、PPFDにおいては、光源(LED光源11)から20cm離れた箇所のPPFDを測定した数値である。従来の32W型では100μmol/m2/s(平均)であったが、本実施形態のLED照明管では、23W型で185μmol/m2/s(平均)、15W型であっても145μmol/m2/s(平均)のPPFDが出ている。
このように、照射面において、同じ又はそれ以下の消費電力で約1.5倍以上の照度やPPFDを得ることができる。
ここでは、光源(LED光源11)から100cm離れた箇所において、比較のために、光源(LED光源11)直下のA点、及び、その光源直下から横方向に50cm離れた箇所B点の二箇所の測点において照度を測定した。
図8に示す通り、23W型の場合、A点においては1400LX、B点においては、800LXの照度が出ている。また、15W型の場合、A点においては800LX、B点においては500LXの照度が出ている。
このように、本実施形態のLED照明管10においては、光源直下であるA点により光量が集中しており、高い照度を得ていることがわかる。
上記構成のLED照明管10は、植物栽培用照明装置29として適している。
図9は、LED照明管10を実装した植物栽培用照明装置29を備えた植物栽培装置30の略側面図であり、栽培用の植物31が配置された状態を示す。
この植物栽培装置30は、植物工場等の室内で、水耕栽培等により植物31を育成するための装置である。
棚板33は、熱伝導性に優れた材料、例えばアルミニウムやステンレス鋼等の金属等で構成されていることが好ましく、栽培容器34を載置する構造材であるとともに、植物栽培用照明装置29から発する熱を放熱する役割も有している。
なお、支柱32には、台車37が取り付けられており、植物栽培装置30全体を容易に移動させることができる構成となっている。
本実施形態においては、左右方向に6本のLED照明管10を並列に設置しており、具体的には、中央に15W型LED照明管10aを4本、その両端に23W型LED型照明管10bを2本設置している。
本実施形態では、3段構成となっているので、全体として、15W型LED照明管10aが12本、23W型LED型照明管10bが6本設置されていることになる。
このように、本実施形態の植物栽培用照明装置29では、植物31に照射される範囲において、高いPPFD(200μmol/m2/s以上)を得ることができるので、光合成を好適に促進し、植物31を効率良く栽培・育成することができる。
また、このとき、LED照明管10自体が熱くならないため、植物31に照明の熱による葉焼けなどの損傷を与えずに好適に照明することができる。
図10(a)は、中央に15W型LED照明管10aを4本、その両端に23W型LED型照明管10bを2本設置した場合の、光源から20cmの距離でのPPFDの強度分布を示したものである。
この場合、Aで囲まれる領域は300μmol/m2/s、Bで囲まれる領域は250μmol/m2/s、Cで囲まれる領域は200μmol/m2/sのPPFDを検出できた。
この場合、Aで囲まれる領域は300μmol/m2/s、Bで囲まれる領域は250μmol/m2/s、Cで囲まれる領域は200μmol/m2/sのPPFDを検出できた。
これにより、従来の40W型蛍光灯を使用していた照明装置における代用品としても十分な効果を発揮でき、市場性も十分に期待できる。
ただし、上記の実施形態は、本発明の理解を容易にするための一例に過ぎず、本発明を限定するものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に、本発明にはその等価物が含まれることは勿論である。
11 LED光源
12 基板
13 反射板
14 放熱板
15 内部空間
16 管体
16a 係止部
17 口金
18 電子部品
19 反射面
19a 端部
20 折り曲げ片
21 断熱材
22 基部
23 嵌合部
24 湾曲部
24a 襞
25 中空部
26 蓋部
26a 天板部
27 嵌入部
28 端子
29 植物栽培用照明装置
30 植物栽培装置
31 植物
32 支柱
33 棚板
34 栽培容器
35 水槽
36 給水装置
37 台車
38 ソケット
Claims (7)
- 複数のLEDが装着され長手方向に延在した基板と、
該基板を支持する放熱板と、
前記基板が収容される内部空間が形成され少なくとも前記LED側に透光性を有する管体と、
該管体の両端又は片端に装着され蛍光灯器具に接続可能な端子が設けられた接続端部と、
を備えるLED照明管であって、
前記基板に一対の反射板を備え、
該反射板は、前記基板上から前記管体の近傍まで延び、前記反射板の端部は前記管体の内面との間に空隙を有する自由端とし、
少なくとも一方の面を反射面とし、前記内部空間内に前記基板の長手方向に沿って前記反射面が前記基板に対して所定角度の傾斜を有するように前記LED側に前記反射面が対向する配置で設置し、
前記反射板の一部を前記反射面とは反対側の方向に前記所定角度で折り曲げて形成される折り曲げ片とし、該折り曲げ片は、前記基板の表面であって前記LEDに干渉しない位置に固定した断熱材を介して設置し、
前記反射板の設置位置と前記LEDの装着位置との間隔を1mmから2mmの範囲としたことを特徴とするLED照明管。 - 前記反射板は、前記基板上から前記管体方向に真直状に延びることを特徴とする請求項1に記載のLED照明管。
- 前記所定角度は、前記基板に対してその仰角が65度から75度であることを特徴とする請求項1又は2に記載のLED照明管。
- 前記反射板は、前記LEDから照射される光を前記反射面によって所定方向に反射させることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のLED照明管。
- 前記反射板は、少なくとも純銀層を含む多層構造よりなることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載のLED照明管。
- 前記LEDは、白色に発光する白色LEDであることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載のLED照明管。
- 植物に育成用の光を照射するLED照明管を備えた植物栽培用照明装置であって、
前記LED照明管は、請求項1乃至6のいずれか1項に記載のLED照明管とすることを特徴とする植物栽培用照明装置。
Priority Applications (4)
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---|---|---|---|
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