JP2016065844A - 電池システム用制御装置および電池システムの制御方法 - Google Patents

電池システム用制御装置および電池システムの制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】電池の開回路電圧(OCV)を高精度で簡易に推定する電池システムおよび電池システムの制御方法を提供する。【解決手段】二次電池100と、前記二次電池100の内部状態を推定する制御装置120と、を備え、前記制御装置120は、充電後の電圧−時間経過情報および放電後の電圧−時間経過情報の2つの情報を用いて開回路電圧を推定し、前記充電後の電圧−時間経過情報および前記放電後の電圧−時間経過情報のうちの少なくとも一方側の情報は、近似情報である。【選択図】図1

Description

本発明は、電池システム用制御装置および電池システムの制御方法に関する。
近年、リチウムイオン電池は、民生用、車載用、自然エネルギによって発電された電力の貯蔵用など、様々な用途に用いられている。特に、電力貯蔵用や電力負荷平準化用に用いられる高容量のリチウムイオン電池システムでは、供給または蓄積が可能な電力量を把握するため、現時点での充電状態(SOC:State Of Charge)を高精度に把握する必要がある。このSOCは開回路電圧(OCV:Open Circuit Voltage)から直接算出するため、高精度なSOCの算出には高精度なOCVの測定(推定)が必要である。
一方、高容量のリチウムイオン電池システムでは、動的な環境(充電・放電)下で付加された分極の影響(分極による電圧上昇・電圧降下)が長時間にわたって解消せず、電池電圧がOCVとみなせる値まで収束するのに長時間を要し、OCV取得までに長時間を要するという課題がある。
この課題を解決する従来技術として、特許文献1(特開2003−307556号公報)には、「負荷に電力を供給するバッテリの開回路電圧を推定するバッテリの開回路電圧推定方法において、充電または放電が終了した後、バッテリの開放電圧を所定の周期で測定して収集し、該収集した開放電圧に対して予め定めた複数の期間の各期間内の前記開放電圧に基づいて近似された、べき数が−0.5となるか、または、略−0.5となる累乗近似式が漸近する電圧値を各期間の想定開回路電圧として求め、隣接する期間の前記想定開回路電圧との差が最も小さくなる期間の前記想定開回路電圧を開回路電圧と推定することを特徴とするバッテリの開回路電圧推定方法」が開示されている(特許文献1請求項1参照)。また、これにより、「バッテリの開回路電圧を、充放電の終了から比較的短時間の内に比較的正確に推定できる」と記載されている(特許文献1要約参照)。
特開2003−307556号公報
特許文献1に開示された方法によれば、OCV取得までの時間を短縮することができる。しかし、充電または放電のどちらか一方のデータしか使用しないため、電圧の収束を判断することは困難である。このため、OCV推定精度を向上させることができないという課題がある。また、特許文献1に開示された方法では、予め決められた関数(累乗近似式)でフィッティングすることから、使用できる電池の種類が制限されるという課題がある。
そこで、本発明は、電池の開回路電圧(OCV)を高精度で簡易に推定する電池システム用制御装置および電池システムの制御方法を提供することを課題とする。
このような課題を解決するために、本発明は、二次電池の内部状態を推定して制御する電池システム用制御装置であって、充電後の電圧−時間経過情報および放電後の電圧−時間経過情報の2つの情報を用いて開回路電圧を推定する推定演算部と、前記充電後の電圧−時間経過情報および前記放電後の電圧−時間経過情報のうちの少なくとも一方側の情報を、近似情報として算出する近似情報演算部と、を備えることを特徴とする。
また、本発明は、二次電池の内部状態を推定して制御する電池システム用制御装置であって、前記二次電池の電池情報を取得する電池情報取得部と、前記電池情報取得部で取得された電池情報から放電後の電圧挙動の近似式および充電後の電圧挙動の近似式を算出する電圧挙動推定演算部と、前記電圧挙動推定演算部で算出された放電後の電圧挙動の近似式および前記充電後の電圧挙動の近似式から開回路電圧を推定するOCV推定部と、を有し、前記OCV推定部は、前記放電後の電圧挙動の近似式と前記充電後の電圧挙動の近似式との交点を開回路電圧として算出することを特徴とする。
また、本発明に係る電池システムの制御方法は、二次電池と、前記二次電池の内部状態を推定する制御装置と、を備える電池システムの制御方法であって、前記制御装置は、放電終了後から所定時間経過後に放電後の電圧−時間経過情報を取得して、さらに所定量放電し、前記所定量放電後に前記所定量の放電量と略同量充電し、当該充電終了後から所定時間経過後に充電後の電圧−時間経過情報を取得することを特徴とする。
本発明によれば、電池の開回路電圧(OCV)を高精度で簡易に推定する電池システム用制御装置および電池システムの制御方法を提供することができる。また、電池のOCVを高精度で推定することにより、電池の充電状態(SOC)を高精度に把握することができる。
第1実施形態に係る電池システム用制御装置が適用される電池システムの構成ブロック図である。 OCV推定方法の原理を説明する電圧−経過時間グラフである。 充電後の電圧挙動を説明する電圧−時間グラフである。 第1実施形態におけるOCV推定処理を示すフローチャートである。 第1実施形態におけるOCV推定処理における電池の電圧変化を示す模式グラフである。 点Aと点Bを様々に変更したときのOCV推定結果の誤差を示す表である。 第1実施形態に係る電池システム用制御装置が適用される電池システムの構成ブロック図である。 第2実施形態におけるOCV推定処理を示すフローチャートである。 データの補正方法を説明する電圧−経過時間グラフである。 SOC−OCVの関係を示すグラフの一例である。
以下、本発明を実施するための形態(以下「実施形態」という)について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。なお、各図において、共通する部分には同一の符号を付し重複した説明を省略する。
≪第1実施形態≫
<電池システム10>
まず、第1実施形態に係る電池システム用制御装置(コントローラ120)が適用される電池システム10の構成について図1を用いて説明する。図1は、第1実施形態に係る電池システム用制御装置(コントローラ120)が適用される電池システム10の構成ブロック図である。
図1に示すように、電池システム10は、電池100と、充放電装置110と、コントローラ(電池システム用制御装置)120と、表示部130と、を備えている。また、コントローラ120は、電池情報取得部121と、電圧挙動推定演算部(近似情報演算部)122と、OCV推定部(推定演算部)123と、SOC演算部124と、制御部125と、電池信号出力部126と、を有している。なお、図1(後述する図7においても同様である。)において、矢印(例えば、電池情報取得部121から電圧挙動推定演算部122に向かう矢印)は、情報の流れを示すものである。
電池100は、例えば、リチウムイオン電池である。また、電池100には、電池100の電圧、電池100に出入りする電流、電池100の温度等を計測する各種センサ(図示せず)が設けられている。各種センサで測定された値は、コントローラ120(後述する電池情報取得部121)に入力されるようになっている。また、電池100は、充放電装置110と接続されている。
充放電装置110は、電池100を充電または放電するための装置であり、コントローラ120(後述する制御部125)の指令にしたがって、電池100を充電または放電することができるようになっている。
コントローラ120は、電池100の開回路電圧(OCV:Open Circuit Voltage)を推定し、推定したOCVから電池100の充電状態(SOC:State Of Charge)を求めることができるようになっている。
電池情報取得部121は、各種センサ(図示せず)によって測定された電池100の電圧、電池100に出入りする電流、電池100の温度、時間(充放電時間、経過時間)を取得し、電圧挙動推定演算部122へ出力する。なお、時間は、コントローラ120の図示しない内部時計(クロック)から取得する。
電圧挙動推定演算部122は、電池情報取得部121で得られた電流、電圧、充放電後の経過時間の情報を用いて、電圧挙動のフィッティング式(近似情報)を計算する。具体的には、第1実施形態の電圧挙動推定演算部122は、電池100の充電後の電圧挙動(分極による電圧上昇の緩和挙動)のフィッティング式を計算し、また、電池100の放電後の電圧挙動(分極による電圧降下の緩和挙動)のフィッティング式を計算する。なお、電圧挙動推定演算部122における処理の詳細は、図2等を用いて後述する。
OCV推定部123は、電圧挙動推定演算部122で得られた電圧挙動のフィッティング式に基づいて、OCVを推定する。具体的には、第1実施形態のOCV推定部123は、電圧挙動推定演算部122で計算された充電後の電圧挙動のフィッティング式、および、放電後の電圧挙動のフィッティング式の2つのフィッティング式を取得し、これら2つのフィッティング式の交点からOCVを推定する。なお、OCV推定部123における処理の詳細は、図2等を用いて後述する。
SOC演算部124は、図10に示すようなSOCとOCVの関係を記憶しており、OCV推定部123で得られたOCVに基づいて、SOCを計算する。なお、SOCとOCVの関係は、電池100の温度ごとに記憶していてもよい。この場合、SOC演算部124は、電池情報取得部121で得られた電池100の温度と、OCV推定部123で得られたOCVと、に基づいて、SOCを計算する。また、電池100の劣化状況ごとに、SOCとOCVの関係を記憶していてもよい。
なお、SOC演算部124で計算されたSOCは、表示部130へ出力されてユーザがSOCを確認可能な状態にしたり、制御部125に出力されて充放電装置110の制御に用いられたりする。
制御部125は、SOC演算部124で計算されたSOCに基づいて、電池信号出力部126を介して、充放電装置110に電池100の充電または放電を指令する。
表示部130は、コントローラ120(SOC演算部124)で演算された電池100のSOCを表示する。これにより、ユーザが電池100のSOCを確認可能な状態とする。なお、第1実施形態に係る電池システム10は、表示部130を備えるものとして説明したが、これに限られるものではなく、表示部130については備えていなくてもよい。
<OCV推定方法>
電圧挙動推定演算部122およびOCV推定部123での処理の内容を説明する前に、電池システム10のOCV推定方法の原理について図2および図3を用いて説明する。図2は、OCV推定方法の原理を説明する電圧−経過時間グラフである。なお、図2において、横軸は、充電停止または放電停止からの経過時間を示し、縦軸は、電池電圧を示す。
図2に示すように、本実施形態のOCV推定方法の最も特徴的な点は、電池電圧の充電後の電圧挙動(充電後データ)および放電後の電圧挙動(放電後データ)の両方のデータを用いて、かつ充電後データのフィッティング(曲線あてはめ)、放電後データのフィッティング(曲線あてはめ)、あるいはその両方のフィッティング(曲線あてはめ)を用いて、OCVを推定している点にある。
第1実施形態のOCV推定方法では、充電後データのフィッティングおよび放電後データのフィッティングの両方を用いてOCVを推定する。
図3は、充電後の電圧挙動を説明する電圧−時間グラフである。なお、図3において、横軸は、時間を示し、縦軸は、電池電圧を示す。
図3に示すように、電池電圧は、充電中において分極の影響により電圧が上昇する。そして、充電後の電圧挙動(図2,図3の区間C参照)は、充電休止直後の電圧の最大時から一定値に収束する挙動を示す。第1実施形態のOCV推定方法では、充電後の電圧の最大時から一定値に収束するまでの間のうち、所定区間(所定時間)の電圧データを取得する。図3の例においては、点Aから点Bまでの区間の電圧データを取得する。これは、図2における「(1)充電後データ取得」に相当する。
なお、充電休止から点Bまでの時間を短くすることにより、迅速にOCVを推定することができる。一方、充電休止から点Bまでの時間を長くすることにより、OCVの推定精度を向上させることができる。なお、点Aおよび点Bの決定方法については、図6を用いて後述する。
このように、第1実施形態のOCV推定方法では、電圧の緩和挙動が終了するまで長時間データを取得するのではなく、点Aから点Bまでといったように限られた一部の区間のデータを取得する。このような構成により、電圧が一定値に収束した後にその電圧(OCV)を取得する従来のOCV取得方法と比較して、OCVを取得(推定)するのに要する時間を短縮することが可能となる。
「(1)充電後データ取得」が完了すると、図2の(2)に示すように、当該充電後データを特定の関数(例えば、lnの関数)でフィッティング(曲線あてはめ)する。なお、フィッティング式は、例えば特定の関数がlnの関数の場合、取得された充電後データを対数プロットし、最小二乗法を用いることによって算出される。
次に、放電後データのフィッティングについても、前述した充電後データのフィッティングと同様の方法で算出する。まず、図2の(3)に示すように、所定区間の放電後データを取得する。その後、図2の(4)に示すように、放電後データを特定の関数(例えば、lnの関数)でフィッティング(曲線あてはめ)する。なお、フィッティング式は、例えば特定の関数がlnの関数の場合、取得された充電後データを対数プロットし、最小二乗法を用いることによって算出される。
なお、図2においては、充電後側のデータ取得(1)およびフィッティング(2)を放電後側のデータ取得(3)およびフィッティング(4)よりも先に行うものとして説明したが、これに限られるものではなく、放電後側のデータ取得(3)およびフィッティング(4)を先に行い、その後、充電後側のデータ取得(1)およびフィッティング(2)を行ってもよい。
前述したフィッティング式の計算が終了した後、図2の(5)に示すように、充電後データのフィッティング式と放電後データのフィッティング式の交点の電圧をOCVとする。
充電後の電池電圧および放電後の電池電圧は、長時間経過して分極の緩和が終了すると、同じ値(安定電圧、即ち、OCV)に収束する。つまり、充電後側の電圧データだけではなく、放電後側の電圧データからもOCVの推定は可能であり、2つのデータを比較または関連付けた方がOCVの推定精度は向上する。
一方で、特許文献1のように、充電後の電池電圧または放電後の電池電圧の一方側のデータだけを用いる従来のOCVの推定方法では、高精度にOCVを推定することができなかった。これは、充電または放電のどちらか一方のデータしか使用しないため、電池電圧の収束が判断できないためである。
これに対し、第1実施形態のOCV推定方法では、充電後側の電圧データと放電後側の電圧データを、互いのフィッティング式の交点を取るという形で関連付けることによって、OCV取得までの時間を短縮しつつ、OCVの推定精度を向上させることが可能となる。
<OCV推定処理>
次に、第1実施形態に係る電池システム用制御装置(コントローラ120)のOCV推定処理について説明する。図4は、第1実施形態におけるOCV推定処理を示すフローチャートである。図5は、第1実施形態におけるOCV推定処理における電池100の電圧変化を示す模式グラフである。なお、図5において、横軸は、時間を示し、縦軸は、電池電圧を示す。
図4に示すように、ステップS1において、電池情報取得部121は、充電後の電圧データ(充電後データ)および放電後の電圧データ(放電後データ)、時間情報を所定の区間で取得する(電圧変化取得)。
取得方法は、図5に示すように、まず、所定時から所定のSOC変化量となるように所定の電流で放電し、所定時間休止して、放電後の電圧データ(ここでは、点A1 から点B1 までの放電後データ)を取得する。
続いて、先ほどと同一の条件で放電し、その後に所定のSOC変化量となるように所定の電流で充電し、所定時間休止して、充電後の電圧データ(ここでは、点A2 から点B2 までの充電後データ)を取得する。
このような測定方法とすることで、取得した放電後データ(点A1 から点B1 まで)と取得した充電後データ(点A2 から点B2 まで)とで、略同一のSOCにおける放電後の電圧データ(放電後データ)および充電後の電圧データ(充電後データ)を測定することが可能となり、好ましい。
図4に戻り、ステップS2において、電圧挙動推定演算部122は、ステップS1で取得した放電後データおよび充電後データをそれぞれ特定の関数でフィッティングする。
なお、ステップS2の特定の関数としては、lnの関数を用いて、充放電後の電圧挙動をフィッティングすることが好ましい。
ここで、定常状態の電極全体の誘電率をPs、分子配向分の誘電率をP(t)とし、誘電率P(t)の時間微少変化が緩和時間τに比例するものとして、式(1)が成立する。
dP(t)/dt=(Ps−P(t))/τ ・・・(1)
式(1)の微分方程式を解くと、式(2)が得られる。なお、Cは積分定数とする。
−ln(Ps−P(t))=t/τ+C ・・・(2)
t=0のときに電圧印加がなくなるとし、電圧印加状態でのP(0)をP0 とすると、式(2)より式(3)が得られる。
C=−ln(Ps−P0 ) ・・・(3)
よって、式(2)の積分定数Cに式(3)を代入し、整理すると式(4)が得られる。
−ln(Ps−P(t))=t/τ−ln(Ps−P0
ln{(Ps−P(t))/(Ps−P0 )}=−t/τ
(Ps−P(t))/(Ps−P0 )=e−t/τ
P(t)=Ps−(Ps−P0 )e−t/τ ・・・(4)
したがって、式(4)に示すように緩和挙動はeの関数で表されるため、lnの関数を用いて、充放電後の電圧挙動をフィッティングすることが好ましい。また、電池100が多数の蓄電池をスタックして構成される場合でも、前述の現象が各蓄電池分加算されているだけであるため、lnの関数でフィッティングすることで、正確なOCVの予測がしやすくなる。また、特定の関数としてlnの関数を用いることにより、複雑な関数式を用いる場合と比較して、計算コストが少なくてすみ、OCV推定までの計算時間を短縮することができる。
そして、ステップS3において、OCV推定部123は、ステップS2で算出された充電後側のフィッティング式および放電後側のフィッティング式の2つの交点の電圧をOCVとして推定する(図2参照)。
なお、この後は、図1を用いて説明したように、コントローラ120のSOC演算部124は、OCV推定部123で推定されたOCVに基づいてSOCを算出する。
以上のように、第1実施形態に係る電池システム用制御装置(コントローラ120)のOCV推定処理によれば、電圧が完全に収束する前の電圧挙動(図5の点A1 から点B1 までの電圧挙動および点A2 から点B2 までの電圧挙動)を用いてOCVを推定することができる。さらに、充電後および放電後の両方のデータを使用することで、高精度にOCVを推定することができる。よって、短時間で高精度なOCVを取得することが可能となる。
<実施例>
図6は、図2での充電後データにおける点Aと点B(図5における充電後データにおける点A2 と点B2 に相当)を、様々に変更したときのOCV推定結果の誤差を示す表である。なお、以下の説明においては、図5の放電後データにおける放電停止時から点A1 までの経過時間と、充電後データにおける充電停止時から点A2 までの経過時間とは同じに設定し、放電後データにおける放電停止時から点B1 までの経過時間と、充電後データにおける充電停止時から点B2 までの経過時間とは同じに設定にした。また、図6の点Aにおける数値「1s〜30min」および点Bにおける数値「15min〜4h」は、充電または放電が終了した時点を基準として、その後の経過時間である。
ここで、一般に、長時間の電圧データを使用することで精度よくOCVが推定可能となるため、点Bは最大の4時間(4h)を基準とし、また充放電直後の急激な電圧変化を避けるため、点Aは30分(30min)を基準とした。即ち、点A=30min、点B=4hとして、本OCV推定処理によりOCVを求めた。同様に、点A=1s〜30min、点B=15min〜4hについて、本OCV推定処理によりOCVを求めた。
そして、点A=30min、点B=4hとして求めたOCV(真のOCVとみなせる値)を基準として、各点A,点Bの各経過時間で本OCV推定処理により求めたOCV推定結果との差を示す。例えば、点Aの経過時間を3min、点Bの経過時間を30minとして、本OCV推定処理によりOCVを推定した場合、基準となるOCV(点A=30min、点B=4h)との差が0.64Vであることを示している。
図6に示すように、点Aおよび点Bの経過時間が大きい領域では、結果の変化が緩やかであり、ばらつきが小さく再現性の良い推定が可能となり好ましい。また、点Aの経過時間を3分以上とすることで、点Bが30分程度であっても十分な精度が得られ、測定に必要な時間が短時間ですむためさらに好ましい。
≪第2実施形態≫
<電池システム10A>
次に、第2実施形態に係る電池システム用制御装置(コントローラ120A)が適用される電池システム10Aの構成について図7を用いて説明する。図7は、第2実施形態に係る電池システム用制御装置(コントローラ120A)が適用される電池システム10Aの構成ブロック図である。
図7に示すように、第2実施形態の電池システム10Aは、第1実施形態の電池システム10(図1参照)と比較して、コントローラ(電池システム用制御装置)120Aの構成が異なっている。コントローラ120Aは、電池情報取得部121と、電圧挙動推定演算部(近似情報演算部)122と、OCV推定部(推定演算部)123Aと、SOC演算部124と、制御部125と、電池信号出力部126と、データ蓄積部127Aと、電流積算SOC推定部128Aと、を有している。即ち、第2実施形態のコントローラ120Aは、第1実施形態のコントローラ120(図1参照)と比較して、OCV推定部123(図1参照)に換えてOCV推定部123Aを備え、加えて、データ蓄積部127Aおよび電流積算SOC推定部128Aを備えている点で異なっている。
データ蓄積部127Aは、休止中に電池情報取得部121で得られたデータ(即ち、充放電後の電圧挙動、放電後データ、充電後データ)を蓄積する。
電流積算SOC推定部128Aは、運転中に電池情報取得部121で得られたデータに基づいて、電池100の電流の出入(放電・充電)を監視して、電流量を積算することにより、SOC(SOC積算推定値)を推定する。
第1実施形態のOCV推定部123(図1参照)では、充電後データのフィッティング式と、放電後データのフィッティング式との、交点からOCVを推定する。これに対し、第2実施形態のOCV推定部123A(図7参照)では、充電後データまたは放電後データのフィッティング式と、データ蓄積部127Aに蓄積されたデータに基づくフィッティング式と、の交点からOCVを推定する。即ち、第1実施形態は、充電後データおよび放電後データの両方のデータを用いて交点(OCV)を得るのに対し、第2実施形態は、充電後データおよび放電後データのうちの一方のデータと、データ蓄積部127Aに蓄積された他方のデータとを用いて交点(OCV)を得る点で異なっている。
<OCV推定処理>
次に、第2実施形態に係る電池システム用制御装置(コントローラ120A)のOCV推定処理について説明する。図8は、第2実施形態におけるOCV推定処理を示すフローチャートである。
ステップS11において、電池情報取得部121は、充電後の電圧データ(充電後データ)および放電後の電圧データ(放電後データ)、時間情報、電流値、SOCを任意の区間で取得する(電池情報取得)。なお、ここでのSOCは、電流積算SOC推定部128Aから取得するSOC(SOC積算推定値)である。ステップS12において、ステップS11で取得したこれらの情報をデータ蓄積部127Aに蓄積する。なお、これらの情報は、あらかじめデータ蓄積部127Aに蓄積されていてもよい。
ステップS13において、電池情報取得部121は、OCVを推定する所定時において、充電後の電圧データ(充電後データ)または放電後の電圧データ(放電後データ)、時間情報、電流値、SOCを任意の区間で取得する(所定時の電池情報取得)。なお、ここでのSOCは、電流積算SOC推定部128Aから取得するSOC(SOC積算推定値)である。
ステップS14において、電圧挙動推定演算部122は、ステップS13で取得した電池情報と比較可能なデータがデータ蓄積部127Aに蓄積されているか否かを検索する。ここで、比較可能なデータとは、この例では、電流の向きが逆(即ち、ステップS13で取得したデータが充電後データの場合は放電後データであり、ステップS13で取得したデータが放電後データの場合は充電後データである。)であり、SOCが近い値(望ましくは、同一)であり、電池100の劣化状態が略同一(望ましくは、同一)であるデータを指す。
比較可能なデータがデータ蓄積部127Aに蓄積されていない場合(S14・No)、ステップS12に戻り、ステップS13で取得した電池情報をデータ蓄積部127Aに蓄積する。
比較可能なデータがデータ蓄積部127Aに蓄積されている場合(S14・Yes)、ステップS15に進む。ステップS15において、電圧挙動推定演算部122は、ステップS13で取得した電池情報の電圧挙動(放電後データまたは充電後データ)と、データ蓄積部127Aに蓄積されている比較可能なデータとを、それぞれ特定の関数でフィッティングする。なお、特定の関数は、第1実施形態と同様に、lnの関数が望ましい。
そして、ステップS16において、OCV推定部123Aは、ステップS15で算出された充電後側のフィッティング式および放電後側のフィッティング式の2つの交点の電圧をOCVとして推定する(図2参照)。
なお、この後は、コントローラ120AのSOC演算部124は、OCV推定部123Aで推定されたOCVに基づいてSOCを算出する。
また、SOC演算部124でSOCを算出した後に、再度、図8のステップS11に戻り、ステップS11において、電流積算SOC推定部128Aから取得するSOC(SOC積算推定値)の代わりに、SOC演算部124で算出したSOCを用い、再度OCVを推定するようにしてもよい。
(第1変形例)
なお、ステップS13において、所定のタイミングにおいて電池情報を取得するものとしたが、これに限られるものではない。データ蓄積部127Aに蓄積されているデータの中で取得したいSOCに合わせて、ステップS13において電池情報を取得するようにしてもよい。このようにデータ蓄積部127Aに蓄積されているデータに合わせて電池情報を取得することにより、ステップS14の判定において、比較可能なデータを見つけることができ(S14・Yes)、OCVを推定する(ステップS16)ことができる。また、ステップS13において取得した電池情報のSOCと、比較可能なデータのSOCをより近い値(望ましくは、同一)とすることができ、推定精度を向上させることができるため好ましい。
(第2変形例)
また、ステップS11で取得し、ステップS12で蓄積する電池情報(充電後の電圧データ(充電後データ)および放電後の電圧データ(放電後データ)、時間情報、電流値、SOC)電池システム10Aの出荷前や、メンテナンス時に取得して用いるようにしてもよい。
以上のように、第2実施形態に係る電池システム用制御装置(コントローラ120A)のOCV推定処理によれば、電池100の休止中に予め電池情報を取得・蓄積しておくことにより、充電後または放電後の電圧挙動を用いてOCVを推定することができるので、第1実施形態よりも短時間にOCVを推定することができる。また、充放電データを定期的に蓄積しておき、使用可能データが取れたタイミングでOCVを演算する方法では、電池100の劣化の反映が可能なため、より高精度にOCVを推定することができる。
<従放電データの補正処理>
第2実施形態において、充電後と放電後の電圧データ(ステップS13で取得した充放電データと、ステップS14で検索した比較可能なデータ)は、略同一のSOCで取得したデータを用いることが好ましい。このため、充電後の電圧データのSOCと、放電後の電圧データのSOCとが、異なる場合の補正方法について、図9を用いて説明する。図9は、データの補正方法を説明する電圧−経過時間グラフである。
なお、図9では、ステップS13で取得した電圧データがSOC50%の充電後データであり、ステップS14で検索した比較可能なデータがSOC49%の放電後データである場合を例に説明する。
SOC50%の充電後データのフィッティングと、SOC49%の放電後データのフィッティングとの交点をとると図9の白抜き丸の点となる。
ここで、図10に示すSOC−OCVの関係を示すグラフから、SOC50%におけるOCVと、SOC49%におけるOCVを読み、その差分を求める。そして、その差分だけ、図9に示すように、SOC49%の放電後データを電圧方向(縦方向)にシフト(平行移動)させることにより、SOC50%の放電後データのフィッティングの推定値を作成する。そして、SOC50%の充電後データのフィッティングと、SOC50%の放電後データのフィッティング(推定値)との交点をとると図9の黒丸の点となる。
このような手法を用いることにより、充電後と放電後の電圧データ(ステップS13で取得した充放電データと、ステップS14で検索した比較可能なデータ)においてSOCのずれがある場合でも、簡易に補正することができ、OCVの推定精度を向上させることができる。
<変形例>
なお、本実施形態に係る電池システム10,10Aは、上記実施形態の構成に限定されるものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々の変更が可能である。
図9に示す補正方法は、第2実施形態に限られるものではなく、第1実施形態に適用してもよい。ちなみに、第1実施形態では、図5に示すように、放電後データ取得後、あらかじめ放電をした後に充電を行い、充電後データを取得することにより、放電後データ(点A1 から点B1 まで)のSOCと、充電後データ(点A2 から点B2 まで)のSOCと、を等しくしている。図9に示す補正処理を第1実施形態に適用することにより、充電の前にあらかじめ放電しなくても好適にOCVを推定することができ、時間をより短縮することができる。
また、第1実施形態では、放電後データ取得後に充電後データを取得するものとして説明したが、これに限られるものではなく、充電後データ取得後に放電後データを取得してもよい。また、SOCによって、充放電データのどちらを先に取得するか選択してもよい。例えば、SOCが100%に近い場合には放電後データを先に取得するように処理し、SOCが0%に近い場合には充電後データを先に取得するように処理してもよい。これにより電池100の過重電や完全放電を防止することができる。
また、電池100は、リチウムイオン電池であるものとして説明したが、これに限られるものではなく、二次電池であれば適宜変更してもよい。また、電圧挙動推定演算部122において、充放電後の電圧挙動をフィッティングする特定の関数としては、lnの関数を挙げたが、これに限られるものではなく、二次電池の特性に応じて適宜変更してもよい。
10,10A 電池システム
100 電池(二次電池)
110 充放電装置
120,120A コントローラ(電池システム用制御装置、制御装置)
121 電池情報取得部
122 電圧挙動推定演算部(近似情報演算部)
123,123A OCV推定部(推定演算部)
124 SOC演算部
125 制御部
126 電池信号出力部
127A データ蓄積部
128A 電流積算SOC推定部
130 表示部

Claims (10)

  1. 二次電池の内部状態を推定して制御する電池システム用制御装置であって、
    充電後の電圧−時間経過情報および放電後の電圧−時間経過情報の2つの情報を用いて開回路電圧を推定する推定演算部と、
    前記充電後の電圧−時間経過情報および前記放電後の電圧−時間経過情報のうちの少なくとも一方側の情報を、近似情報として算出する近似情報演算部と、を備える
    ことを特徴とする電池システム用制御装置。
  2. 前記推定演算部において用いる2つの情報である前記充電後の電圧−時間経過情報および前記放電後の電圧−時間経過情報は、双方とも近似情報であり、
    前記近似情報演算部は、
    前記充電後の電圧−時間経過情報および前記放電後の電圧−時間経過情報の双方の情報を、近似情報として算出する
    ことを特徴とする請求項1に記載の電池システム用制御装置。
  3. 前記充電後の電圧−時間経過情報である前記充電側の近似情報は、充電後の所定区間の電圧−時間経過情報を用いて算出され、
    前記放電後の電圧−時間経過情報である前記放電側の近似情報は、放電後の所定区間の電圧−時間経過情報を用いて算出される
    ことを特徴とする請求項2に記載の電池システム用制御装置。
  4. 前記充電後の所定区間は、充電終了後、所定時間経過した後の区間であり、
    前記放電後の所定区間は、放電終了後、所定時間経過した後の区間である
    ことを特徴とする請求項3に記載の電池システム用制御装置。
  5. 前記充電側の近似情報または前記放電側の近似情報は、
    他方側の前記近似情報に基づいて補正される
    ことを特徴とする請求項4に記載の電池システム用制御装置。
  6. 前記充電後の電圧−時間経過情報および前記放電後の電圧−時間経過情報のうち他方側の情報は、蓄積された蓄積データである
    ことを特徴とする請求項1に記載の電池システム用制御装置。
  7. 前記蓄積データは、前記制御装置内にあるデータ蓄積部に蓄積されている
    ことを特徴とする請求項6に記載の電池システム用制御装置。
  8. 二次電池の内部状態を推定して制御する電池システム用制御装置であって、
    前記二次電池の電池情報を取得する電池情報取得部と、
    前記電池情報取得部で取得された電池情報から放電後の電圧挙動の近似式および充電後の電圧挙動の近似式を算出する電圧挙動推定演算部と、
    前記電圧挙動推定演算部で算出された放電後の電圧挙動の近似式および前記充電後の電圧挙動の近似式から開回路電圧を推定するOCV推定部と、を有し、
    前記OCV推定部は、
    前記放電後の電圧挙動の近似式と前記充電後の電圧挙動の近似式との交点を開回路電圧として算出する
    ことを特徴とする電池システム用制御装置。
  9. 二次電池と、
    前記二次電池の内部状態を推定する制御装置と、を備える電池システムの制御方法であって、
    前記制御装置は、
    放電終了後から所定時間経過後に放電後の電圧−時間経過情報を取得して、
    さらに所定量放電し、
    前記所定量放電後に前記所定量の放電量と略同量充電し、
    当該充電終了後から所定時間経過後に充電後の電圧−時間経過情報を取得する
    ことを特徴とする電池システムの制御方法。
  10. 前記制御装置は、
    充電終了後から所定時間経過後に充電後の電圧−時間経過情報を取得して、
    さらに所定量充電し、
    前記所定量充電後に前記所定量の充電量と略同量放電し、
    当該放電終了後から所定時間経過後に放電後の電圧−時間経過情報を取得する
    ことを特徴とする請求項9に記載の電池システムの制御方法。
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