JP2016065683A - 太陽熱給湯装置及び太陽熱給湯装置の制御方法 - Google Patents

太陽熱給湯装置及び太陽熱給湯装置の制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】保護機能によって貯湯タンクに蓄えられたタンク水を加熱する運転が停止されてしまうことを回避しつつ、太陽熱集熱器を利用した運転を可能な限り続けることを目的とする。【解決手段】太陽熱給湯装置100は、貯湯タンク30に蓄えられたタンク水84と熱交換されて冷却された第1流体82の一部を、太陽熱集熱器42へ流さず合流装置71へ流し、合流装置71で太陽熱集熱器42によって加熱された第1流体と合流可能である。太陽熱給湯装置100は、貯湯タンク30の第1熱交換器31へ供給される第1流体82の温度に応じて、合流装置71を制御して、合流装置71で合流した第1流体における太陽熱集熱器42で加熱された第1流体82の割合を制御する。【選択図】図1

Description

この発明は、太陽熱集熱器に接続される給湯装置である太陽熱給湯装置に関する。
太陽熱給湯装置は、太陽熱集熱器で加熱された水を使用して、貯湯タンクに蓄えられたタンク水を温めることができる。しかし、太陽熱集熱器は天候によって使用できない場合があり、その際はヒートポンプ装置等の他の熱源装置によってタンク水を温めることになる。
太陽熱給湯装置等の給湯装置には、タンク水が過度に高温になることを防止する保護機能が設けられている。太陽熱集熱器は、他の熱源装置と異なり、加熱能力を任意に調整することができない。そのため、太陽熱集熱器から供給される水は90℃超の高温となる場合がある。この場合、タンク水が局所的に高温となることがある。すると、タンク水が全体的には目標温度に到達していないにもかかわらず、保護機能によってタンク水を加熱する運転が停止されてしまう。
特許文献1には、太陽熱集熱器から供給される水が高温になると、流量を絞ることについて記載されている。また、特許文献2には、三方弁にて太陽熱集熱器側の水回路と、給湯装置側の水回路を切り離すことについて記載されている。
特開2012−93061号公報 特開2010−175143号公報
特許文献1,2に記載された技術では、太陽熱集熱器から供給される水が高温になった場合、太陽熱集熱器を利用してタンク水を加熱することができなくなってしまう、あるいは、太陽熱集熱器を利用してタンク水を加熱する速度が著しく遅くなってしまう。
この発明は、保護機能によってタンク水を加熱する運転が停止されてしまうことを回避しつつ、太陽熱集熱器を利用した運転を可能な限り続けることを目的とする。
この発明に係る太陽熱給湯装置は、
太陽熱集熱器によって加熱された第1流体と、貯湯タンクに蓄えられるタンク水とを熱交換させて、前記タンク水を加熱する第1熱交換器と、
前記第1熱交換器で放熱され、前記太陽熱集熱器へ向かう第1流体が流れる往き配管と、
前記往き配管から分岐し、前記往き配管を流れる第1流体の一部が流れる分岐配管と、
前記太陽熱集熱器で加熱された第1流体が流れる戻り配管と、
前記戻り配管を流れる第1流体と前記分岐配管を流れる第1流体とを合流させる合流装置と、
前記合流装置で合流し、前記第1熱交換器へ向かう第1流体が流れる戻り合流配管と、
前記戻り合流配管を流れる第1流体の温度を供給温度として検出する供給温度検出部と、
前記供給温度検出部で検出した供給温度に応じて前記合流装置を制御して、前記戻り合流配管を流れる第1流体における前記戻り配管を流れる第1流体と前記分岐配管を流れる第1流体との割合を調整する割合制御部と
を備える。
この発明では、供給温度に応じて、合流した第1流体における戻り配管を流れる第1流体と分岐配管を流れる第1流体との割合を調整する。この割合の調整をすることにより、第1熱交換器に流入する第1流体の温度が過度に高温になることを防止でき、タンク水が局所的に高温になることを防止できる。
その結果、保護機能によってタンク水を加熱する運転が停止されてしまうことを回避できる。また、第1熱交換器へ第1流体は供給され続けるため、太陽熱集熱器を利用した運転を継続することができる。
実施の形態1に係る太陽熱給湯装置100の構成図。 実施の形態1に係るソーラー回路63の構成図。 実施の形態1に係る制御装置50の構成図。 実施の形態1に係る制御装置50の動作を示すフローチャート。 実施の形態1に係る混合割合の例を示す図。 実施の形態1に係る混合割合の図5と異なる例を示す図。
実施の形態1.
***構成の説明***
図1は、実施の形態1に係る太陽熱給湯装置100の構成図である。
太陽熱給湯装置100は、室外ユニット10と、室内ユニット20と、ソーラーシステム40と、制御装置50とを備える。
室外ユニット10は、冷媒81を圧縮する圧縮機11と、冷媒81を膨張させる膨張弁12と、外気と冷媒81とを熱交換させる外気−冷媒熱交換器13とを備える。
圧縮機11と、室内ユニット20が備える冷媒−流体熱交換器21と、膨張弁12と、外気−冷媒熱交換器13とが配管により順次接続され、冷媒81が循環する冷媒回路61が構成される。つまり、圧縮機11と、冷媒−流体熱交換器21と、膨張弁12と、外気−冷媒熱交換器13とによって、熱源装置となるヒートポンプ装置70が構成される。
室内ユニット20は、冷媒81と水等の第2流体83とを熱交換させる冷媒−流体熱交換器21と、必要に応じて補助的に第2流体83を加熱する補助ヒータ22と、第2流体83を循環させるためのポンプ23と、水を蓄える貯湯タンク30とを備える。貯湯タンク30に蓄えられる水を以下タンク水84と呼ぶ。
貯湯タンク30には、タンク水84を加熱するための第1熱交換器31及び第2熱交換器32と、タンク水84の温度を検出するためのセンサ等であるタンク温度検出部33とが設けられている。第1熱交換器31は、太陽熱集熱器42で太陽熱により加熱された第1流体82と、貯湯タンク30に蓄えられたタンク水84とを熱交換させて、タンク水84を加熱する。第2熱交換器32は、ヒートポンプ装置70で加熱された第2流体83と、貯湯タンク30に蓄えられたタンク水84とを熱交換させて、タンク水84を加熱する。
ポンプ23と、冷媒−流体熱交換器21と、補助ヒータ22と、第2熱交換器32とが配管により順次接続され、第2流体83が循環する流体回路62が構成される。
また、室内ユニット20は、流体回路62における第2熱交換器32とポンプ23との間に、流体回路62を循環する第2流体83の流量を検出するフローセンサ24と、流体回路62を流れるゴミ等を排出するためのストレーナ25とを備える。また、室内ユニット20は、補助ヒータ22の付近から分岐した配管に、流体回路62の圧力を下げるための圧力逃し弁26と、流体回路62内の空気を抜くための空気抜き弁27と、流体回路62を循環する水の余剰分を一時的に蓄えるための膨張タンク28とを備える。
また、貯湯タンク30の上部には、シャワー等のサニタリー設備へタンク水84を供給するための配管34が接続され、貯湯タンク30の下部には、水道から貯湯タンク30にタンク水84を供給するための配管35が接続されている。また、貯湯タンク30の下部には、タンク水84を排出するための排出口36が設けられている。
ソーラーシステム40は、ソーラーキット41と、ソーラーパネルである太陽熱集熱器42と、合流装置71である三方弁43とを備える。ソーラーキット41は、水等の第1流体82を循環させるためのポンプ44を備える。
ポンプ44と、太陽熱集熱器42と、三方弁43と、第1熱交換器31とが配管により順次接続され、第1流体82が循環するソーラー回路63が構成される。
図2は、実施の形態1に係るソーラー回路63の構成図である。
ソーラー回路63は、ポンプ44と、太陽熱集熱器42と、三方弁43と、第1熱交換器31とを接続する配管として、往き配管64と、分岐配管65と、戻り配管66と、戻り合流配管67とを備える。
往き配管64は、第1熱交換器31と太陽熱集熱器42とを接続した配管であり、第1熱交換器31で放熱し、太陽熱集熱器42へ向かう第1流体82が流れる。分岐配管65は、往き配管64の途中の分岐点68から分岐して、三方弁43に接続しており、往き配管64を流れる第1流体82の一部が流れる。戻り配管66は、太陽熱集熱器42と三方弁43とを接続した配管であり、太陽熱集熱器42で加熱された第1流体82が流れる。分岐配管65を流れる第1流体82と、戻り配管66を流れる第1流体82とは、三方弁43で合流する。戻り合流配管67は、三方弁43と第1熱交換器31とを接続した配管であり、合流装置71である三方弁43で合流し、第1熱交換器31へ向かう第1流体82が流れる。
また、ソーラー回路63には、戻り合流配管67を流れる第1流体82の温度を供給温度TSとして検出する供給温度検出部45と、戻り配管66を流れる第1流体82の温度を戻り温度TBとして検出する戻り温度検出部46とが設けられている。
図3は、実施の形態1に係る制御装置50の構成図である。
制御装置50は、タンク水84が過度に高温になった場合に、タンク水84を加熱する運転を停止させる運転制御部51と、貯湯タンク30内の一部のタンク水84だけが高温になったために、運転制御部51によってタンク水84を加熱する運転が停止されてしまうことを回避するための回避部52とを有する。
運転制御部51は、タンク温度検出部33が検出したタンク水84の温度が基準値を超えた場合に、室外ユニット10の圧縮機11の運転と、ソーラーキット41のポンプ44の運転とを停止させること等により、タンク水84を加熱する運転を停止させる。
回避部52は、供給温度取得部53と、割合制御部54とを有する。供給温度取得部53は、供給温度検出部45により検出された供給温度TSを取得する。割合制御部54は、供給温度取得部53が取得した供給温度TSに基づき、合流装置71である三方弁43を制御して、戻り合流配管67を流れる第1流体82における、戻り配管66を流れた第1流体82と、分岐配管65を流れた第1流体82との混合割合を調整する。割合制御部54は、混合割合を調整することによって、第1熱交換器31に流入する第1流体82の温度を制御する。
***動作の説明***
実施の形態1に係る太陽熱給湯装置100の基本動作について説明する。
図1に示すように、冷媒回路61では、圧縮機11から吐出された高温・高圧の冷媒81が冷媒−流体熱交換器21へ流入する。すると、冷媒−流体熱交換器21で冷媒81と第2流体83とが熱交換され、冷媒81が冷却され、第2流体83が加熱される。冷却された冷媒81は、膨張弁12を通り、減圧されて外気−冷媒熱交換器13へ流入する。すると、外気−冷媒熱交換器13で冷媒81と外気とが熱交換され、冷媒81が加熱される。加熱された冷媒81は、圧縮機11で圧縮され、再び高温・高圧の冷媒81になる。
冷媒−流体熱交換器21で加熱された第2流体83は、必要に応じて補助ヒータ22でさらに加熱される。そして、第2流体83は、第2熱交換器32でタンク水84と熱交換され、第2流体83が冷却され、タンク水84が加熱される。冷却された第2流体83は、ポンプ23等を経て再び冷媒−流体熱交換器21で加熱される。
つまり、貯湯タンク30に蓄えられたタンク水84は、第2熱交換器32においてヒートポンプ装置70で加熱された第2流体83により加熱される。
また、ソーラーシステム40を利用できる場合には、ポンプ44が動作し、ソーラー回路63を第1流体82が循環する。
ソーラー回路63では、太陽熱集熱器42で太陽熱により加熱された第1流体82が第1熱交換器31へ流入する。すると、第1熱交換器31で第1流体82とタンク水84とが熱交換され、第1流体82が冷却され、タンク水84が加熱される。冷却された第1流体82は、ポンプ44を介して、再び太陽熱集熱器42へ流入し、加熱される。
つまり、貯湯タンク30に蓄えられたタンク水84は、第1熱交換器31において太陽熱集熱器42で太陽熱により加熱された第1流体82により加熱される。
以上の動作により、タンク温度検出部33によって検出されるタンク水84の温度が予め設定された目標温度に到達するまで、タンク水84が徐々に加熱される。そして、目標温度に到達したタンク水84は、配管34からサニタリー設備へ供給される。また、タンク水84が減ると、配管35からタンク水84が供給される。
ソーラーシステム40を利用できる場合には、ヒートポンプ装置70とソーラーシステム40とを併用して、タンク水84を加熱する。しかし、ソーラーシステム40は、天候によっては利用できない場合がある。ソーラーシステム40を利用できない場合、ヒートポンプ装置70のみにより、タンク水84を加熱することになる。
制御装置50の運転制御部51は、上述した通り、タンク温度検出部33が検出したタンク水84の温度が基準値を超えた場合に、タンク水84を加熱する運転を停止させる。運転制御部51は、室外ユニット10のみによりタンク水84を加熱する場合だけでなく、ソーラーシステム40を併用してタンク水84を加熱する場合にも働く。
太陽熱集熱器42で加熱された第1流体82は、90℃超等の高温になる場合がある。この場合、第2熱交換器32で第1流体82とタンク水84とが熱交換された結果、局所的にタンク水84が高温になってしまう。すると、運転制御部51が動作し、太陽熱給湯装置100の運転が停止されてしまう恐れがある。つまり、貯湯タンク30内のタンク水84が全体的に目標温度に到達したわけではないにもかかわらず、貯湯タンク30内の一部のタンク水84だけが高温になったために、太陽熱給湯装置100の運転が停止されてしまう。
制御装置50の回避部52は、第1流体82が高温となった場合に、運転制御部51により太陽熱給湯装置100の運転が停止されることを回避する動作を行う。
制御装置50の回避部52の動作について説明する。
図2に示すように、ソーラー回路63では、太陽熱集熱器42によって太陽熱により加熱された第1流体82が戻り配管66を流れる。そして、三方弁43で、戻り配管66を流れる第1流体82と、分岐配管65を流れる第1流体82とが合流し、戻り合流配管67を流れて第1熱交換器31へ流入する。第1熱交換器31で第1流体82とタンク水84とが熱交換される。そして、第1熱交換器31でタンク水84と熱交換された第1流体82は、往き配管64を流れる。往き配管64を流れる第1流体82の一部が分岐点68で分岐配管65へ分岐して流れ、残りが太陽熱集熱器42へ流入し加熱される。
回避部52の供給温度取得部53は、供給温度検出部45により検出された供給温度TSを取得する。そして、割合制御部54は、供給温度取得部53によって取得された供給温度TSに応じて、合流装置71である三方弁43の戻り配管66側の開度と、分岐配管65側の開度とを制御して、戻り合流配管67を流れる第1流体82における、戻り配管66を流れた第1流体82と、分岐配管65を流れた第1流体82との混合割合を調整する。
分岐配管65を流れる第1流体82は、第1熱交換器31で放熱しており、低温である。そのため、混合割合を調整することにより、戻り合流配管67を流れる第1流体82の温度を調節することができる。戻り合流配管67を流れる第1流体82の温度を調節することにより、第1熱交換器31へ流入する第1流体82の温度が高温になることを防止できる。その結果、保護機能により太陽熱給湯装置100の運転が停止されることを回避することができる。
図4は、実施の形態1に係る回避部52の動作を示すフローチャートである。
ポンプ44が動作し、第1流体82が循環し始めると、供給温度取得部53は、供給温度検出部45により検出された供給温度TSを取得する(S1)。割合制御部54は、S1で取得された供給温度TSを、第1閾値θ及び第2閾値θと比較する(S2)。
供給温度TSが第1閾値θ以上第2閾値θ未満の場合、割合制御部54は、処理をS3へ進める。供給温度TSが第1閾値θ未満の場合、割合制御部54は、処理をS4へ進める。供給温度TSが第2閾値θ以上の場合、割合制御部54は、処理をS5へ進める。
S2で供給温度TSが第1閾値θ以上第2閾値θ未満の場合、割合制御部54は、供給温度TSが高くなるほど、分岐配管65を流れる第1流体82の割合が多くなり、戻り配管66を流れる第1流体82の割合が少なくなるように、合流装置71である三方弁43を制御する(S3)。このように制御することにより、戻り合流配管67を流れる第1流体82の温度を概ね一定に保つことができる。
S2で供給温度TSが第1閾値θ未満の場合、割合制御部54は、戻り配管66を流れる第1流体82だけが戻り合流配管67を流れるように、合流装置71である三方弁43を制御する(S4)。つまり、割合制御部54は、三方弁43の分岐配管65側の口を閉じる。このように制御することにより、戻り合流配管67を流れる第1流体82の温度が不要に低くなることを防止する。
S2で供給温度TSが第2閾値θ以上の場合、割合制御部54は、分岐配管65を流れる第1流体82だけが戻り合流配管67を流れるように、合流装置71である三方弁43を制御する(S5)。つまり、割合制御部54は、三方弁43の戻り配管66側の口を閉じる。このように制御することにより、戻り合流配管67を流れる第1流体82の温度が過度に高くなることを防止する。
S5で三方弁43の戻り配管66側の口を閉じた場合、供給温度取得部53は、戻り温度検出部46で検出される戻り温度TBを取得する(S6)。そして、割合制御部54は、戻り温度TBが第3閾値θ未満であるか否か判定し(S7)、戻り温度TBが第3閾値θ未満である場合に、三方弁43の戻り配管66側の口を開き、戻り配管66を流れた第1流体82も戻り合流配管67に流れるようにする(S8)。戻り温度TBが第3閾値θ以上である場合には、一定時間経過後に再びS6の処理が実行される。
S3とS4とS8との処理の後、ある程度の時間間隔をあけて再びS1の処理が実行される。ある程度の時間間隔とは、三方弁43が制御され、混合割合が変化し、供給温度TSが安定するのにかかる時間である。
ここで、第1閾値θ及び第2閾値θは次のように決めることができる。
第1閾値θは、運転制御部51が動作するタンク水84の温度である動作温度を用いればよい。つまり、タンク水84が90℃以上になると運転制御部51が動作してタンク水84を加熱する運転を停止させるのであれば、第1閾値θは、90℃程度とすればよい。供給温度TSが動作温度よりも低ければ、第1熱交換器31でタンク水84が加熱されたことにより、タンク水84の温度が動作温度以上になることはないためである。
第2閾値θは、室内ユニット20の配管長と、貯湯タンク30におけるタンク温度検出部33の位置と、第1熱交換器31の位置と、ポンプ44によって制御されるソーラー回路63を循環する第1流体82の流量と等の影響を受ける。そのため、一概に決定することはできない。しかし、第2閾値θは、例えば、100℃未満の温度、かつ、供給温度TSが基準温度まで上昇しても、タンク温度検出部33によって検出されるタンク水84の温度が運転制御部51が動作する温度にまで上昇しない基準温度を用いればよい。
なお、第3閾値θは、第2閾値θよりも少し高い温度とすればよい。
図5は、実施の形態1に係る混合割合の例を示す図である。
図5における混合割合は、戻り合流配管67を流れる第1流体82における戻り配管66を流れた第1流体82の割合を意味する。つまり、混合割合100%の場合、戻り合流配管67を流れる第1流体82における戻り配管66を流れた第1流体82の割合が100%であることを意味する。また、混合割合0%の場合、戻り合流配管67を流れる第1流体82における戻り配管66を流れた第1流体82の割合が0%であることを意味する。
供給温度TSが第1閾値θ未満の場合には、混合割合が100%になる。供給温度TSが第1閾値θ以上第2閾値θ未満の場合、供給温度TSが第1閾値θから第2閾値θに近づくに従い、線形に混合割合が減っていく。供給温度TSが第2閾値θ以上の場合、混合割合が0%になる。
図6は、実施の形態1に係る混合割合の図5と異なる例を示す図である。
図6では、図5と同様に、混合割合は、戻り合流配管67を流れる第1流体82における戻り配管66を流れた第1流体82の割合を意味する。
供給温度TSが第1閾値θ未満の場合、及び、供給温度TSが第2閾値θ以上の場合は、図5の場合と同じである。供給温度TSが第1閾値θ以上第2閾値θ未満の場合、供給温度TSが第1閾値θから第2閾値θに近づくに従い、段階的に混合割合が減っていく。
***効果の説明***
以上のように、実施の形態1に係る太陽熱給湯装置100では、供給温度TSに応じて、合流した流体における戻り配管66を流れる流体と分岐配管65を流れる流体との割合を調整する。この割合の調整をすることにより、第1熱交換器31に流入する流体の温度が過度に高温になることを防止でき、タンク水84が局所的に高温になることを防止できる。
その結果、タンク水84が全体的には目標温度に到達していないにも関わらず、運転制御部51によってタンク水84を加熱する運転が停止されてしまうことを回避できる。また、第1熱交換器31へ第1流体82は供給される続けるため、太陽熱集熱器42を利用した運転を継続することができる。
また、図4のS2からS5の処理に代えて、割合制御部54は、供給温度TSがある温度範囲に入るように、三方弁43を制御してもよい。
具体的には、割合制御部54は、供給温度TSが温度範囲内の場合には、三方弁43の各口の開度をそのままに保つ。割合制御部54は、供給温度TSが温度範囲の上限よりも高い場合には、戻り配管66を流れる第1流体82の割合が少なくなるように、三方弁43を制御し、供給温度TSが温度範囲に入るようにする。一方、割合制御部54は、供給温度TSが温度範囲の下限よりも低い場合には、戻り配管66を流れる第1流体82の割合が多くなるように、三方弁43を制御し、供給温度TSが温度範囲に入るようにする。
また、上記説明では、室内ユニット20という名称を用いた。しかし、室内ユニット20は、室内に設置されず、室外に設置されてもよい。
また、上記説明では、合流装置71として三方弁43を用いた。しかし、合流装置71は、三方弁43ではなく、例えば、弁の組合せ等によって構成されてもよい。
100 太陽熱給湯装置、10 室外ユニット、11 圧縮機、12 膨張弁、13 外気−冷媒熱交換器、20 室内ユニット、21 冷媒−流体熱交換器、22 補助ヒータ、23 ポンプ、24 フローセンサ、25 ストレーナ、26 圧力逃し弁、27 空気抜き弁、28 膨張タンク、30 貯湯タンク、31 第1熱交換器、32 第2熱交換器、33 タンク温度検出部、34,35 配管、36 排出口、40 ソーラーシステム、41 ソーラーキット、42 太陽熱集熱器、43 三方弁、44 ポンプ、45 供給温度検出部、46 戻り温度検出部、50 制御装置、51 運転制御部、52 回避部、53 供給温度取得部、54 割合制御部、61 冷媒回路、62 流体回路、63 ソーラー回路、64 往き配管、65 分岐配管、66 戻り配管、67 戻り合流配管、70 ヒートポンプ装置、71 合流装置、81 冷媒、82 第1流体、83 第2流体、84 タンク水。

Claims (7)

  1. 太陽熱集熱器によって加熱された第1流体と、貯湯タンクに蓄えられるタンク水とを熱交換させて、前記タンク水を加熱する第1熱交換器と、
    前記第1熱交換器で放熱され、前記太陽熱集熱器へ向かう第1流体が流れる往き配管と、
    前記往き配管から分岐し、前記往き配管を流れる第1流体の一部が流れる分岐配管と、
    前記太陽熱集熱器で加熱された第1流体が流れる戻り配管と、
    前記戻り配管を流れる第1流体と前記分岐配管を流れる第1流体とを合流させる合流装置と、
    前記合流装置で合流し、前記第1熱交換器へ向かう第1流体が流れる戻り合流配管と、
    前記戻り合流配管を流れる第1流体の温度を供給温度として検出する供給温度検出部と、
    前記供給温度検出部で検出した供給温度に応じて前記合流装置を制御して、前記戻り合流配管を流れる第1流体における前記戻り配管を流れる第1流体と前記分岐配管を流れる第1流体との混合割合を調整する制御装置と
    を備える太陽熱給湯装置。
  2. 前記制御装置は、前記供給温度が第1閾値以上第2閾値未満の場合、前記供給温度が高くなるほど、前記分岐配管を流れる第1流体の割合が多くなるように、前記合流装置を制御する
    請求項1に記載の太陽熱給湯装置。
  3. 前記制御装置は、前記供給温度が前記第1閾値未満の場合、前記戻り配管を流れる第1流体だけが前記戻り合流配管を流れるように、前記合流装置を制御する
    請求項2に記載の太陽熱給湯装置。
  4. 前記制御装置は、前記供給温度が前記第2閾値以上の場合、前記分岐配管を流れる第1流体だけが前記戻り合流配管を流れるように、前記合流装置を制御する
    請求項2又は3に記載の太陽熱給湯装置。
  5. 前記太陽熱給湯装置は、さらに、
    第2流体を加熱するヒートポンプ装置と、
    前記ヒートポンプ装置で加熱された前記第2流体により、前記タンク水を加熱する第2熱交換器と
    を備える請求項1から4までのいずれか1項に記載の太陽熱給湯装置。
  6. 前記太陽熱給湯装置は、さらに、
    前記タンク水の温度を検出するタンク温度検出部
    を備え、
    前記制御装置は、前記タンク温度検出部が検出したタンク水の温度が基準値を超えた場合に、前記タンク水を加熱する運転を停止させる
    請求項1から5までのいずれか1項に記載の太陽熱給湯装置。
  7. 太陽熱集熱器によって加熱された第1流体と、貯湯タンクに蓄えられるタンク水とを熱交換させて、前記タンク水を加熱する第1熱交換器と、
    前記第1熱交換器で放熱され、前記太陽熱集熱器へ向かう第1流体が流れる往き配管と、
    前記往き配管から分岐し、前記往き配管を流れる第1流体の一部が流れる分岐配管と、
    前記太陽熱集熱器で加熱された第1流体が流れる戻り配管と、
    前記戻り配管を流れる第1流体と前記分岐配管を流れる第1流体とを合流させる合流装置と、
    前記合流装置で合流し、前記第1熱交換器へ向かう第1流体が流れる戻り合流配管と
    を備える太陽熱給湯装置の制御方法であり、
    前記戻り合流配管を流れる第1流体の温度を供給温度として検出する供給温度検出工程と、
    前記供給温度検出工程で検出した供給温度に応じて前記合流装置を制御して、前記合流装置で合流した第1流体における前記戻り配管を流れる第1流体と前記分岐配管を流れる第1流体との混合割合を調整する割合制御工程と
    を備える太陽熱給湯装置の制御方法。
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