JP2016065424A - 天井構造および天井のリフォーム方法 - Google Patents
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Description
ここで使われるリフォーム用の断熱パネルは、複数の横桟木と、当該複数の横桟木間に設けられる断熱材とを一体化したものであり、天井の高さに合わせたサイズ、運搬や取扱いの容易なサイズ、住宅の基準寸法に合わせたサイズで比較的面積の広い状態に形成される。
ところが、このようなリフォーム方法の場合、比較的工程数が多いことに加え、面積が広い断熱パネルを天井に対して固定具や接着剤で固定しなければならず、総じて、天井に向かって行われる作業が多くなってしまう。そのため、より簡易に作業を行いたいという要望があった。
前記複数の断熱パネル3は、前記既存天井1に対してジョイナー部材7(7A,7B)によって取り付けられており、
前記ジョイナー部材7(7A,7B)は、
前記既存天井1に固定される受け部8と、
前記受け部8に係止されるとともに前記断熱パネル3を保持する保持部11と、を備えており、
前記断熱パネル3の側端面には、当該側端面の中央に、かつ長さ方向に沿って溝部4aが形成されており、
前記ジョイナー部材7(7A,7B)の前記保持部11は、前記断熱パネル3の前記側端面に形成された前記溝部4aに挿入される保持片12を有することを特徴とする。
また、保持部11の保持片12が、断熱パネル3の側端面の中央に形成された溝部4aに挿入されるので、保持片12は、断熱パネル3の室内側面よりも既存天井1側の奥まった位置に配置されることになる。これによって、室内側から天井を見上げた際に、保持片12が目に入りにくくなるので、室内における外観性の向上を図ることができる。
前記受け部8は、前記保持部11側に突出するとともに前記保持部11が係止される被係止部10を有しており、
前記保持部11は、前記受け部8側に突出するとともに前記受け部8の前記被係止部10に係止される係止部13を有することを特徴とする。
また、被係止部10は保持部11側に突出し、係止部13は受け部8側に突出するので、保持部11も受け部8も互いの方向に向かって突出することになり、係止部13を被係止部10に係止させやすくなる。
前記断熱パネル3は、当該断熱パネル3の側端部4が断面コ字状に形成されることによって形成される二つの突出片4b,4cと、これら二つの突出片4b,4c間に位置する前記溝部4aと、を有しており、
前記二つの突出片4b,4cのうち前記溝部4aよりも室内側に位置する突出片4bは、前記溝部4aよりも前記既存天井1側に位置する突出片4cよりも突出寸法が長く設定されていることを特徴とする。
前記ジョイナー部材は、前記複数の断熱パネルのうち隣り合う前記断熱パネルの側端面間と、前記複数の断熱パネルのうち前記既存天井の周縁部に沿って配置される断熱パネルと室内の壁との間に設けられていることを特徴とする。
前記断熱パネル3の既存天井1側面と室内側面のうち少なくとも一方に、耐気体透過性を有するシート材6が貼り付けられていることを特徴とする。
前記既存天井1には、複数の羽板19を有するルーバー装置17が設置されており、
前記複数の羽板19は、前記断熱パネル3によって構成され、一端部を回転軸20として前記既存天井1から離間する方向に回転可能とされており、
前記ルーバー装置17は、室内の温度に応じて前記羽板19の回転を自動制御する制御手段を備えることを特徴とする。
前記受け部8を前記既存天井1に予め固定する工程と、
前記保持部11の前記保持片12を前記断熱パネル3の前記溝部4aに挿入しつつ、前記保持部11を前記受け部8に対して係止させる工程と、を含むことを特徴とする。
各図において符号1は既存天井を示しており、符号2は壁を示す。すなわち、各図では、既存天井1と壁とがある室内の天井付近が表されており、本実施の形態の天井構造は、当該室の既存天井1に適用される。すなわち、本実施の形態の天井構造は、既存天井1に複数の断熱パネル3が取り付けられてなり、より詳細には、複数の断熱パネル3は、既存天井1に対してジョイナー部材7によって取り付けられている。
天井材14としては、合板や石膏ボード等の板材が用いられている。
野縁15は、図示はしないが、野縁受けや吊木等を介して小屋梁等に吊るされた状態となっている。
また、天井裏1aには、野縁15の上面に敷き込まれるようにして天井裏断熱材16が設けられている。
なお、本実施の形態においてはグラスウールを用いたが、これに限られるものではなく、ロックウール等のようなその他の繊維系断熱材や、硬質ウレタンフォーム等のような発泡樹脂系の断熱材を用いてもよい。いずれにしても、パネル状(ボード状)に形成された断熱材を用いるようにする。
また、このような断熱パネル3は、既存天井1に向かって作業を行う作業員が取り扱いやすいサイズであることが望ましい。
すなわち、複数の断熱パネル3は、長さ方向両端部がジョイナー部材7によって支持された状態となっている。
なお、本実施の形態においては断熱パネル3の長辺側がジョイナー部材7で保持されるものとしたが、これに限られず、短辺側がジョイナー部材7で保持されるものとしてもよい。
溝部4aは、端部4の端面において、当該端面の中央に、かつ長さ方向に沿って形成されている。すなわち、溝部4aは、断熱パネル3の長辺側端部4の端面の中央に、当該長辺の長さ方向に沿って形成される。
また、二つの突出片4b,4cのうち溝部4aよりも室内側に位置する突出片4b(以下、第一突出片4b)は、溝部4aよりも既存天井1側に位置する突出片4c(以下、第二突出片4c)よりも突出寸法が長く設定されている。つまり、第二突出片4cが第一突出片4bよりも短く設定されたのは、ジョイナー部材7を収容するスペースを確保するためであり、第一突出片4bが第二突出片4cよりも長く設定されたのは、室内側からジョイナー部材7への視線を遮るためである。
なお、本実施の形態においては断面パネル3の室内側面に仕上げ材5が貼り付けられるものとしたが、後述するシート材6が貼り付けられてもよい。また、その場合、シート材6に仕上げ材5を貼り合わせてもよい。
なお、耐気体透過性とは、気体がシート材6を構成する物質そのものを透過する(通り抜ける)ことに耐える(防ぐ)ことを意味する。換言すれば、気体がシート材6を構成する物質そのものを透過しない(通り抜けない)ことである。
断熱パネル3の既存天井1側面は、既存天井1に最も近接する面であり、万が一、既存天井1に使用したクロスや接着剤からホルムアルデヒド等の化学物質が発生していた場合には、このような化学物質の室内側への放出をシート材6が遮断する役割を果たす。
なお、本実施の形態においては断熱パネル3の既存天井1側面にシート材6が貼り付けられるものとしたが、
また、上述のように、断熱パネル3は、既存天井1の全面を覆うようにして、かつ室を構成する壁2に極力近づけた状態で既存天井1に取り付けられている。そのため、ジョイナー部材7は、複数の断熱パネル3のうち隣り合う断熱パネル3,3の側端面間と、複数の断熱パネル3のうち既存天井1の周縁部に沿って配置される断熱パネル3と室内の壁2との間に設けられる。
換言すれば、ジョイナー部材7としては、隣り合う断熱パネル3,3間に設けられる第一形態(ジョイナー部材7A)と、壁際に設けられる第二形態(ジョイナー部材7B)と、の二種類が用いられる。
また、第一形態のジョイナー部材7Aは、受け部8と保持部11とが左右対称に形成され、後述する固定部9や保持片12が両側に延びた状態となっている。一方、第二形態のジョイナー部材7Bは、後述する固定部9や保持片12が両側ではなく一方向にのみ延びた状態となっている。
受け部8は、固定部9と、被係止部10と、を有する。
固定部9は、板状に形成されており、ネジや釘等の固定具によって既存天井1に固定される。図示はしないが、ネジや釘等の固定具のための挿通孔が適当な間隔で形成されていてもよい。
被係止部10は、保持部11が係止されるものであり、固定部9から保持部11側(既存天井1固定時の下方)に突出するようにして当該固定部9と一体形成されている。
被係止部10についてより詳細に説明すると、当該被係止部10には、保持部11側に開口する係止溝10aが形成されている。当該係止溝10aは、固定部9に到達する溝深さに設定されている。さらに、当該係止溝10aを形成する両側の溝壁面には対称的に凹凸が形成されている。
保持片12は、板状に形成されており、断熱パネル3の長辺側端部4の端面に形成された溝部4aに挿入される。また、その先端には既存天井1側に突出する凸部12aが一体形成されている。当該凸部12aは、保持片12が溝部4aに挿入された後の引っ掛かりとなり、保持片12の溝部4aからの抜け出し防止に貢献する。
係止部13は、受け部8に係止されるものであり、保持片12から受け部8側(既存天井1固定時の上方)に突出するようにして当該保持片12と一体形成されている。
係止部13についてより詳細に説明すると、当該係止部13の両側面には、被係止部10の係止溝10aに形成された凹凸に合致する凹凸が形成されている。また、係止部13の長さは、係止溝10aの溝深さに対応しており、係止部13を係止溝10aの最奥部まで挿入した時に、被係止部10の突端が保持片12に当接するように設定されている。
なお、ジョイナー部材7(7A,7B)の長さ、複数の断熱パネル3のサイズは、既存天井1の面積に対応したものとなっている。
より詳細に説明すると、隣り合う断熱パネル3,3を既存天井1に取り付ける場合は、図2に示すように、ジョイナー部材7Aの双方の保持片12,12の先端を、隣り合う断熱パネル3,3の双方の溝部4a,4aに挿入し、隣り合う断熱パネル3,3を上方に押し上げながら、係止部13を被係止部10に係止させることで、ジョイナー部材7Aによって隣り合う断熱パネル3,3を既存天井1に取り付けることができる。
断熱パネル3の壁2側の長辺側端部4は、ジョイナー部材7Bによって既存天井1に取り付ける。すなわち、ジョイナー部材7Bの保持部11における保持片12を、断熱パネル3の溝部4aに挿入し、当該断熱パネル3を上方に押し上げながら、係止部13を被係止部10に係止させることで、ジョイナー部材7Bによって断熱パネル3を既存天井1に取り付けることができる。
断熱パネル3を既存天井1に取り付けた時(断熱パネル3が水平状態にある時)、保持片12の先端は、溝部4aの最奥部まで到達するように挿入される状態となり、保持部11によって断熱パネル3を確りと保持できることとなる。
なお、このような場合であっても、保持部11の保持片12を断熱パネル3の溝部4aに挿入しつつ、保持部11を受け部8に対して係止させる工程が含まれる。
なお、このような場合であっても、保持部11の保持片12を断熱パネル3の溝部4aに挿入しつつ、保持部11を受け部8に対して係止させる工程が含まれる。
このような場合であっても、当然、保持部11の保持片12を断熱パネル3の溝部4aに挿入しつつ、保持部11を受け部8に対して係止させる工程が含まれる。
なお、複数の断熱パネル3を既存天井1に取り付けた後、施主(住人)の任意で、壁際に廻縁を取り付けて、壁2と複数の断熱パネル3(リフォーム後の天井)との間を化粧してもよい。
また、保持部11の保持片12が、断熱パネル3の側端面の中央に形成された溝部4aに挿入されるので、保持片12は、断熱パネル3の室内側面よりも既存天井1側の奥まった位置に配置されることになる。これによって、室内側から天井を見上げた際に、保持片12が目に入りにくくなるので、室内における外観性の向上を図ることができる。
なお、以上のように複数の断熱パネル3を既存天井1に取り付ければ、断熱性の向上だけでなく、吸音性の向上も図ることができる。そのため、上下階間の騒音の軽減や、防音室の構築等にも好適に使用できる。また、以上のような天井構造は、実際に建物に居住する住人の要望があれば、新築時にも採用することができるものとする。
また、被係止部10は保持部11側に突出し、係止部13は受け部8側に突出するので、保持部11も受け部8も互いの方向に向かって突出することになり、係止部13を被係止部10に係止させやすくなる。
なお、本発明を適用可能な実施形態は、上述した実施形態に限定されることなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。以下、変形例について説明する。以下に挙げる変形例は可能な限り組み合わせてもよい。
上述した実施の形態では、既存天井1の全面を複数の断熱パネル3によって覆うことを前提としたが、既存天井1の全面を覆わなくてもよい。そこで、断熱パネル3の代わりに、図3に示すような、複数の羽板19を有するルーバー装置17を既存天井1において部分的に設置してもよい。
室内の天井付近は、複数の断熱パネル3によって高断熱性を有した状態になっているため、室内の暖気を逃したい場合がある。すなわち、当該ルーバー装置17は、室内の暖気を天井裏1aに逃がすために既存天井1に設置されるものである。
複数の羽板19は、保持枠18に対して回転軸20を介して取り付けられており、既存天井1から離間する方向に回転可能とされている。また、複数の羽板19は、断熱パネル3によって構成されている。
自動制御の設定は以下のとおりである。
すなわち、例えば室内の天井付近の温度を「温度B」とし、天井裏1aの温度を「温度A」とする。また、任意の基準温度も設定する。
そして、「温度B>温度A、かつ、温度B>基準温度」の条件で羽板19を回転させて、当該羽板19を既存天井1から離間させる。
このような条件で羽板19を適宜回転させて既存天井1から離間させることで、室内の暖気を、既存天井1を通じて天井裏1aへと逃がすことができる。これによって、室内の温度を調節することができるので、室内の温熱環境を快適にすることができる。
また、天井裏1aに配線や配管を行っている場合も、これらに関わりなく、複数の断熱パネル3によって既存天井1の断熱を行ったり、ルーバー装置17によって室内の暖気を天井裏1aに逃がしたりすることができるので好ましい。
上述した変形例1では、既存天井1に対してルーバー装置17を設置するものとしたが、建物の新築時に、天井にルーバー装置17を組み込んでもよい。なお、羽板19の自動制御は、変形例1と同条件で行われるものとする。
図4は、ルーバー装置17を新築建物の天井に組み込んだ状態を示しており、天井のうち、ルーバー装置17が組み込まれる位置には熱溜まり用の空間を形成できるように凹部21が形成されている。
凹部21は、天井材14と一体的に設けられるとともに垂直に配置される垂直面部14aと、当該垂直面部14aと一体的に設けられるとともに水平に配置される水平面部14bと、壁2を含んで構成されている。また、天井裏1aのうち天井材14の上には天井裏断熱材16が二段に重なって設けられ、水平面部14bの上には天井裏断熱材16が一段で設けられている。
ルーバー装置17は、凹部21の最上方の位置に設置されている。すなわち、保持枠18が、垂直面部14aや水平面部14b、壁2に対して固定されており、断熱パネル3によって構成された羽板19が保持枠18によって保持されている。
羽板19は、上方に位置する一段の天井裏断熱材16と、水平面部14bを介して重なり合っており、これによって、天井材14の上方に配置された二段の天井裏断熱材16と同等の断熱効果を発揮できるようになっている。
また、羽板19を回転させて水平面部14bから離間させた際には、水平面部14bを通じて室内の暖気が天井裏1aに逃げることになる。この時、天井裏1aにある断熱材は、水平面部14b上の一段分の天井裏断熱材16であるため、二段分の天井裏断熱材16がある天井材14の位置から暖気を逃がすよりも都合が良い。
上述した変形例1,2では、ルーバー装置17を天井に設置するものとしたが、これに限られるものではなく、壁や床に対して設置してもよいものとする。すなわち、リフォーム時でも、新築時であっても、住人の、新築・リフォームに関わらず、ルーバー装置17を壁や床、天井に設置して室内の温熱環境を調整したいという要望があれば、ルーバー装置17を壁や床に設置することができる。
本変形例4は、参考例として挙げるものである。
すなわち、上述した実施の形態では、断熱パネル3は、その室内側面に仕上げ材5が予め貼り付けられ、既存天井1側面にシート材6が予め貼り付けられるものとした。このような仕上げ材5およびシート材6が貼り付けられた断熱パネル3は、室内の天井や壁、床の仕上げ面を構成する仕上げ用建材(すなわち、内装仕上げ材)として用いることができる。
換言すれば、仕上げ材5およびシート材6が貼り付けられた断熱パネル3であれば、断熱効果を発揮するだけでなく、仕上げ材5による仕上げ施工の簡易化、シート材6による室内の居住安全性の向上を同時に実現することができる。
なお、このような仕上げ材5およびシート材6が貼り付けられた断熱パネル3によれば、室内における断熱効果の発揮、仕上げ施工の簡易化、居住安全性の向上という要望に対して好適に対応することができる。
また、仕上げ用建材(内装仕上げ材)として利用する場合の当該断熱パネル3の取付については、必ずしもジョイナー部材7を用いなくてもよく、その場合は接着剤やその他の固定具を用いるものとする。
1a 天井裏
2 壁
3 断熱パネル
4 端部
4a 溝部
4b 第一突出片
4c 第二突出片
5 仕上げ材
6 シート材
7 ジョイナー部材
8 受け部
9 固定部
10 被係止部
10a 係止溝
11 保持部
12 保持片
12a 凸部
13 係止部
14 天井材
15 野縁
16 天井裏断熱材
17 ルーバー装置
18 保持枠
19 羽板
20 回転軸
Claims (7)
- 既存天井に複数の断熱パネルが取り付けられてなる天井構造において、
前記複数の断熱パネルは、前記既存天井に対してジョイナー部材によって取り付けられており、
前記ジョイナー部材は、
前記既存天井に固定される受け部と、
前記受け部に係止されるとともに前記断熱パネルを保持する保持部と、を備えており、
前記断熱パネルの側端面には、当該側端面の中央に、かつ長さ方向に沿って溝部が形成されており、
前記ジョイナー部材の前記保持部は、前記断熱パネルの前記側端面に形成された前記溝部に挿入される保持片を有することを特徴とする天井構造。 - 請求項1に記載の天井構造において、
前記受け部は、前記保持部側に突出するとともに前記保持部が係止される被係止部を有しており、
前記保持部は、前記受け部側に突出するとともに前記受け部の前記被係止部に係止される係止部を有することを特徴とする天井構造。 - 請求項1または2に記載の天井構造において、
前記断熱パネルは、当該断熱パネルの側端部が断面コ字状に形成されることによって形成される二つの突出片と、これら二つの突出片間に位置する前記溝部と、を有しており、
前記二つの突出片のうち前記溝部よりも室内側に位置する突出片は、前記溝部よりも前記既存天井側に位置する突出片よりも突出寸法が長く設定されていることを特徴とする天井構造。 - 請求項1〜3のいずれか一項に記載の天井構造において、
前記ジョイナー部材は、前記複数の断熱パネルのうち隣り合う前記断熱パネルの側端面間と、前記複数の断熱パネルのうち前記既存天井の周縁部に沿って配置される断熱パネルと室内の壁との間に設けられていることを特徴とする天井構造。 - 請求項1〜4のいずれか一項に記載の天井構造において、
前記断熱パネルの既存天井側面と室内側面のうち少なくとも一方に、耐気体透過性を有するシート材が貼り付けられていることを特徴とする天井構造。 - 請求項1〜5のいずれか一項に記載の天井構造において、
前記既存天井には、複数の羽板を有するルーバー装置が設置されており、
前記複数の羽板は、前記断熱パネルによって構成され、一端部を回転軸として前記既存天井から離間する方向に回転可能とされており、
前記ルーバー装置は、室内の温度に応じて前記羽板の回転を自動制御する制御手段を備えることを特徴とする天井構造。 - 請求項1〜6のいずれか一項に記載の天井構造を構成する天井のリフォーム方法であって、
前記受け部を前記既存天井に予め固定する工程と、
前記保持部の前記保持片を前記断熱パネルの前記溝部に挿入しつつ、前記保持部を前記受け部に対して係止させる工程と、を含むことを特徴とする天井のリフォーム方法。
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