JP2016063898A - 消防車 - Google Patents

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Abstract

【課題】CAFSに用いる圧縮機を、更にエアツールに使用できる消防車を提供すること。【解決手段】圧縮機から吐出される圧縮空気の供給先を、消火用空気供給管41又は揚水用空気供給管42に切り替える三方弁61と、揚水用空気供給管42に設けた開閉弁62と、開閉弁62の上流側の揚水用空気供給管42から分岐させたエア接続口63とを有し、揚水運転モード、水消火運転モード、及び泡消火運転モードでは、開閉弁62を開状態とすることを特徴とする。【選択図】 図1

Description

本発明は、消火用水に消火薬液及び圧縮空気を混合することで生成される消火泡を消火に用いることができる消防車に関する。
消防車には、消火用水に消火薬液を混合し、消火薬液が混合された消火用混合液に圧縮空気を供給することで、消火泡を生成するCAFS(Compressed Air Foam System)を搭載することがある。
CAFSを搭載した消防車では、消火用水の供給には水ポンプが用いられ、圧縮空気の供給には圧縮機が用いられる。
そして、水ポンプは、揚水するために呼び水を必要とし、水ポンプに呼び水を供給するために真空ポンプを備えることが多い。
そこで、特許文献1では、CAFSに用いる圧縮機を用いて揚水を行うことを提案している。
特開2006−325696号公報
しかし、CAFSに用いる圧縮機を、更にエアツールに使用できれば、消火活動やその他の救助活動に便利である。
一方、仮に圧縮機が故障すると、泡消火運転を行えないだけでなく、揚水を行うことができなくなるために、水消火運転さえも行えなくなる。
そこで、本発明は、CAFSに用いる圧縮機を、更にエアツールに使用できる消防車を提供することを目的とする。
また本発明は、仮に圧縮機が故障しても、揚水を行えて水消火運転を行うことができる消防車を提供することを目的とする。
請求項1記載の本発明の消防車は、消防用水を吐出する水ポンプと、前記消防用水に消火薬液を供給する薬液ポンプと、圧縮空気を吐出する圧縮機と、前記水ポンプに呼び水を供給するエゼクタと、前記消防用水を吐出する吐水口と、前記消防用水に前記消火薬液及び前記圧縮空気を混合して生成される泡を吐出する泡吐出口と、前記水ポンプから吐出される前記消防用水を前記吐水口又は前記泡吐出口に導く消防用水供給管と、前記圧縮機から吐出される前記圧縮空気を前記泡吐出口に導く消火用空気供給管と、前記圧縮機から吐出される前記圧縮空気を前記エゼクタに導く揚水用空気供給管とを備え、前記圧縮機から吐出される前記圧縮空気を前記エゼクタに導いて前記水ポンプに前記呼び水を供給する揚水運転モードと、前記圧縮機の運転を停止して前記水ポンプからの前記消防用水を前記吐水口から吐出する水消火運転モードと、前記圧縮機、前記薬液ポンプ、及び前記水ポンプの運転を行って泡を前記泡吐出口から吐出する泡消火運転モードとを有する消防車であって、前記圧縮機から吐出される前記圧縮空気の供給先を、前記消火用空気供給管又は前記揚水用空気供給管に切り替える三方弁と、前記揚水用空気供給管に設けた開閉弁と、前記開閉弁の上流側の前記揚水用空気供給管から分岐させたエア接続口とを有し、前記揚水運転モード、前記水消火運転モード、及び前記泡消火運転モードでは、前記開閉弁を開状態とすることを特徴とする。
請求項2記載の本発明は、請求項1に記載の消防車において、前記圧縮空気を減圧する減圧弁と、前記減圧弁で減圧した前記圧縮空気を冷却するエア冷却器と、前記エア冷却器で冷却された前記圧縮空気を除湿するエアドライヤと、前記エアドライヤで除湿された前記圧縮空気を吐出するエア吐出口とを備え、前記減圧弁の上流側配管を前記エア接続口に接続し、前記圧縮機から吐出される前記圧縮空気を前記揚水用空気供給管に導くように前記三方弁を切り替え、前記開閉弁を閉状態とし、前記圧縮機を運転することで前記エア吐出口から前記圧縮空気を吐出させることを特徴とする。
請求項3記載の本発明は、請求項2に記載の消防車において、前記エア冷却器と前記エアドライヤとの間に、前記エア冷却器で冷却された前記圧縮空気から塵埃を除去するエアフィルタと、前記エア冷却器で冷却された前記圧縮空気からオイルを除去するオイルミストフィルタとを備えたことを特徴とする。
請求項4記載の本発明は、請求項2又は請求項3に記載の消防車において、前記エア吐出口から前記圧縮空気を吐出させるエアツール運転モードでは、前記圧縮機の回転数を前記泡消火運転モードでの前記回転数よりも低く設定することを特徴とする。
請求項5記載の本発明は、請求項1に記載の消防車において、加圧気体を収容する気体ボンベと、前記気体ボンベの吐出側配管に接続される圧力調整器とを備え、前記圧力調整器の出口側配管を前記エア接続口に接続し、前記開閉弁を開状態とし、前記気体ボンベから前記加圧気体を吐出させ、前記加圧気体を前記エゼクタに導くことで前記水ポンプに前記呼び水を供給することを特徴とする。
請求項6記載の本発明は、請求項5に記載の消防車において、前記エゼクタとして、少なくとも第1エゼクタと第2エゼクタとを備え、前記第1エゼクタへの前記圧縮空気の供給を阻止する弁を設け、前記弁によって前記第1エゼクタへの前記圧縮空気の供給を阻止して前記気体ボンベから前記加圧気体を吐出させることを特徴とする。
本発明によれば、三方弁の切り替えによって揚水運転モードと泡消火運転モードとを行える。
また、本発明によれば、開閉弁の上流側の揚水用空気供給管からエア接続口を分岐させることで、圧縮機から吐出される圧縮空気を取り出し、又は揚水用空気供給管に外部から加圧気体を導入することができる。
更に、本発明によれば、水消火運転モード及び泡消火運転モードでは、開閉弁を開状態として運転させているため、仮に水消火運転モード及び泡消火運転モード時に開閉弁が故障によって動作しなくなっても、エゼクタによる揚水が可能であるため、再起動による水消火運転モード又は泡消火運転モードを行って消火を行える。
本発明の一実施例による消防車の配管構成図 水消火運転モードを示す配管構成図 泡消火運転モードを示す配管構成図 エアツール運転モードを示す配管構成図 圧縮機が動作しない場合における揚水運転での圧縮空気の流れを示す配管構成図
本発明の第1の実施の形態による消防車は、圧縮機から吐出される圧縮空気の供給先を、消火用空気供給管又は揚水用空気供給管に切り替える三方弁と、揚水用空気供給管に設けた開閉弁と、開閉弁の上流側の揚水用空気供給管から分岐させたエア接続口とを有し、揚水運転モード、水消火運転モード、及び泡消火運転モードでは、開閉弁を開状態とするものである。本実施の形態によれば、三方弁の切り替えによって揚水運転モードと泡消火運転モードとを行える。また、本実施の形態によれば、開閉弁の上流側の揚水用空気供給管からエア接続口を分岐させることで、圧縮機から吐出される圧縮空気を取り出し、又は揚水用空気供給管に外部から加圧気体を導入することができる。更に、本実施の形態によれば、水消火運転モード及び泡消火運転モードでは開閉弁を開状態として運転させているため、仮に水消火運転モード及び泡消火運転モード時に開閉弁が故障によって動作しなくなっても、エゼクタによる揚水が可能であるため、再起動による水消火運転モード又は泡消火運転モードを行って消火を行える。
本発明の第2の実施の形態は、第1の実施の形態による消防車において、圧縮空気を減圧する減圧弁と、減圧弁で減圧した圧縮空気を冷却するエア冷却器と、エア冷却器で冷却された圧縮空気を除湿するエアドライヤと、エアドライヤで除湿された圧縮空気を吐出するエア吐出口とを備え、減圧弁の上流側配管をエア接続口に接続し、圧縮機から吐出される圧縮空気を揚水用空気供給管に導くように三方弁を切り替え、開閉弁を閉状態とし、圧縮機を運転することでエア吐出口から圧縮空気を吐出させるものである。本実施の形態によれば、エア吐出口に、例えばエアジャッキやエアソーなどのエアツールを接続することで、エアツールを操作することができる。特に、本実施の形態によれば、エア冷却器を用いることでエアタンクを必要としないため、車載用として適している。
本発明の第3の実施の形態は、第2の実施の形態による消防車において、エア冷却器とエアドライヤとの間に、エア冷却器で冷却された圧縮空気から塵埃を除去するエアフィルタと、エア冷却器で冷却された圧縮空気からオイルを除去するオイルミストフィルタとを備えたものである。本実施の形態によれば、塵埃やオイルが除去されるため、多種のエアツールを用いることができる。
本発明の第4の実施の形態は、第2又は第3の実施の形態による消防車において、エア吐出口から圧縮空気を吐出させるエアツール運転モードでは、圧縮機の回転数を泡消火運転モードでの回転数よりも低く設定するものである。本実施の形態によれば、圧縮空気の温度を低くできるとともに、安全にエアツールを用いることができる。
本発明の第5の実施の形態は、第1の実施の形態による消防車において、加圧気体を収容する気体ボンベと、気体ボンベの吐出側配管に接続される圧力調整器とを備え、圧力調整器の出口側配管をエア接続口に接続し、開閉弁を開状態とし、気体ボンベから加圧気体を吐出させ、前記加圧気体をエゼクタに導くことで水ポンプに呼び水を供給するものである。本実施の形態によれば、仮に圧縮機が故障によって動作しなくなっても、気体ボンベからの加圧空気を用いてエゼクタによる揚水が可能となり、水消火運転モードを行うことができる。
本発明の第6の実施の形態は、第5の実施の形態による消防車において、エゼクタとして、少なくとも第1エゼクタと第2エゼクタとを備え、第1エゼクタへの圧縮空気の供給を阻止する弁を設け、弁によって第1エゼクタへの圧縮空気の供給を阻止して気体ボンベから加圧気体を吐出させるものである。本実施の形態によれば、気体ボンベの容量が小さくても、エゼクタによる揚水が可能となり、水消火運転モードを行うことができる。
以下本発明の一実施例による消防車について説明する。
図1は本実施例による消防車の配管構成図である。
本実施例による消防車は、消防用水を吐出する水ポンプ11と、消防用水に消火薬液を供給する薬液ポンプ12と、圧縮空気を吐出する圧縮機13と、水ポンプ11に呼び水を供給するエゼクタ14と、消防用水を吐出する吐水口21と、消防用水に消火薬液及び圧縮空気を混合して生成される泡を吐出する泡吐出口22とを備えている。
水ポンプ11から吐出される消防用水は、消防用水供給管31によって吐水口21又は泡吐出口22に導かれる。
圧縮機13から吐出される圧縮空気は、消火用空気供給管41によって泡吐出口22に導かれる。また、圧縮機13から吐出される圧縮空気は、揚水用空気供給管42によってエゼクタ14に導かれる。圧縮機13から吐出される圧縮空気の供給先は、三方弁61によって消火用空気供給管41又は揚水用空気供給管42に切り替えられる。
揚水用空気供給管42には開閉弁62を設けている。開閉弁62の上流側の揚水用空気供給管42には、エア接続口63を設けている。エア接続口63は、揚水用空気供給管42から分岐させて設けている。エア接続口63は、他の配管、例えば図4に示す減圧弁81の上流側配管87や図5に示す圧力調整器93の出口側配管94が接続されていない状態では閉塞されており、例えば逆止弁構造を有するカプラーからなる。
薬液ポンプ12から吐出される薬液は、薬液供給管51によって泡吐出口22に導かれる。
水ポンプ11及び圧縮機13は、PTO(Power Take Off)(図示せず)を介して走行用エンジンである駆動源(図示せず)と接続されて駆動される。
吸水口23から水ポンプ11までは給水管32で接続されている。吸水口23と並列に中継口24及びタンク吸水バルブ25を設けている。
消防用水供給管31には、CAFS切換弁64と逆止弁65とを備えている。逆止弁65は、CAFS切換弁64の上流側に配置している。なお、逆止弁65は、CAFS切換弁64の下流側に配置してもよい。
吐水口21は、逆止弁65の上流側の消防用水供給管31に接続されている。泡吐出口22は、CAFS切換弁64の下流側の消防用水供給管31に接続されている。CAFS切換弁64は開閉弁であり、閉状態の時には泡吐出口22から消火泡を放出し、開状態の時には泡吐出口22から消防用水を放出する。なお、CAFS切換弁64が閉状態の時には水量調整弁66は開状態であり、CAFS切換弁64が開状態の時には水量調整弁66は閉状態である。吐水口21は消防用水の放水に用いるが、泡吐出口22は消防用水の放水に用いることができるとともに、消火泡の放出にも用いることができる。
逆止弁65より上流側の消防用水供給管31には、水ポンプ11から吐出される消防用水を薬液供給管51に導く水供給管33が接続されている。
薬液ポンプ12は、タンク(図示せず)から消火薬液を薬液供給管51に導く。水供給管33は薬液供給管51に接続され、水供給管33が接続された薬液供給管51の下流側は、消防用水に消火薬液が混合された消防用混合液が流れる。
薬液供給管51は、CAFS切換弁64より下流側の消防用水供給管31に接続されている。
水供給管33には、水供給管33を流れる消防用水の流量を調整する水量調整弁66と逆止弁67とを設けている。逆止弁67は、水量調整弁66よりも上流側に配置している。薬液供給管51には、逆止弁68を設けている。なお、逆止弁67は、水量調整弁66よりも下流側に配置してもよい。
消火用空気供給管41には、逆止弁69を設けている。
給水管32には呼び水管34を接続している。呼び水管34は、その一端を給水管32に接続し、その他端をエゼクタ14に接続している。
呼び水管34には、止水弁70を設けている。
本実施例では、エゼクタ14として、少なくとも第1エゼクタ14aと第2エゼクタ14bとを備えている。
揚水用空気供給管42は、第1エゼクタ14aに圧縮空気を供給する第1揚水用空気供給管42aと、第2エゼクタ14bに圧縮空気を供給する第2揚水用空気供給管42bとに分岐している。第1揚水用空気供給管42aには、弁71を設けている。弁71は閉状態とすることで、第1エゼクタ14aへの圧縮空気の供給を阻止する。
第1エゼクタ14aに接続している第1呼び水管34aには第1止水弁70aを設け、第2エゼクタ14bに接続している第2呼び水管34bには第2止水弁70bを設けている。
消防用水供給管31には、冷却水供給管35の一端が接続され、冷却水供給管35の他端は圧縮機13に接続されている。冷却水供給管35には、冷却水バルブ72と冷却水ストレーナ73を設けている。
冷却水供給管35によって、圧縮機13のオイルクーラに冷却水が導かれる。冷却水バルブ72によって冷却水の流量が制御され、冷却水ストレーナ73によって冷却水中の異物が取り除かれる。
水ポンプ11の運転によって消防用水供給管31内を所定圧に高めることで、圧縮機13の運転中に、冷却水供給管35から冷却水を圧縮機13に導くことができる。
本実施例による消防車は、圧縮機13から吐出される圧縮空気をエゼクタ14に導いて水ポンプ11に呼び水を供給する揚水運転モードと、圧縮機13の運転を停止して水ポンプ11からの消防用水を吐水口21から吐出する水消火運転モードと、圧縮機13、薬液ポンプ12、及び水ポンプ11の運転を行って泡を泡吐出口22から吐出する泡消火運転モードと、エア吐出口86から圧縮空気を吐出させるエアツール運転モードとを備えている。
図1に示す矢印は、揚水運転モードでの圧縮空気の流れを示している。
揚水運転モードでは、三方弁61の切り替えによって、エゼクタ14に圧縮空気を供給することで、水ポンプ11への揚水を行う。開閉弁62は開状態とする。
すなわち、エゼクタ14に圧縮空気を供給することで、呼び水管34は負圧になり、給水管32及び水ポンプ11内の空気が呼び水管34に導かれ、その結果、吸水口23から吸入される水が水ポンプ11に導かれる。
この揚水運転モードでは、弁71を開状態とし、すべてのエゼクタ14、すなわち本実施例では第1エゼクタ14aと第2エゼクタ14bに圧縮空気を供給する。このように、すべてのエゼクタ14に圧縮空気を供給することで、揚水運転時間を短くすることができる。
図2は、水消火運転モードを示している。
水消火運転モードでは、水ポンプ11を運転し、薬液ポンプ12及び圧縮機13の運転は行わない。水量調整弁66は閉状態、開閉弁62は開状態とする。
水消火運転モードでは、開閉弁62を開状態とすることで、仮に開閉弁62が故障によって動作しなくなってもエゼクタ14による揚水は可能となり、水消火運転モードを行うことができる。
水ポンプ11を運転することで、消防用水供給管31には水圧が加わり、吐水口21から消防用水を放水することができる。CAFS切換弁64が閉状態では、泡吐出口22からは放水できないが、CAFS切換弁64を開状態とすることで、泡吐出口22から消防用水を放水することができる。
水消火運転モードでは、圧縮機13の運転を行わないため、冷却水バルブ72は閉状態とする。
図3は、泡消火運転モードを示している。
泡消火運転モードでは、水ポンプ11、薬液ポンプ12、及び圧縮機13を運転する。水量調整弁66は開状態、開閉弁62は開状態、冷却水バルブ72は開状態、CAFS切換弁64は閉状態とする。また、三方弁61の切り替えによって、消火用空気供給管41に圧縮空気を供給する。
泡消火運転モードでは、開閉弁62を開状態とすることで、仮に開閉弁62が故障によって動作しなくなってもエゼクタ14による揚水は可能となり、泡消火運転モードを行うことができる。
水ポンプ11、薬液ポンプ12、及び圧縮機13を運転することで、消防用水供給管31には、水供給管33から消防用水が、薬液供給管51から消火薬液が、消火用空気供給管41から圧縮空気が供給され、泡吐出口22から消火泡を放出することができる。
以上のように、本実施例によれば、三方弁61の切り替えによって揚水運転モードと泡消火運転モードとを行える。すなわち、三方弁61の切り替えによって、圧縮機13から吐出される圧縮空気を揚水用空気供給管42に供給することで揚水運転モードを、圧縮機13から吐出される圧縮空気を消火用空気供給管41に供給することで泡消火運転モードを行う。
図4は、エアツール運転モードを示している。
エアツール運転モードでは、三方弁61の切り替えによって、揚水用空気供給管42に圧縮空気を供給するが、開閉弁62は閉状態とする。
エアツール運転モードでは、圧縮空気を減圧する減圧弁81と、減圧弁81で減圧した圧縮空気を冷却するエア冷却器82と、エア冷却器82で冷却された圧縮空気から塵埃を除去するエアフィルタ83と、エア冷却器82で冷却された圧縮空気からオイルを除去するオイルミストフィルタ84と、エア冷却器82で冷却された圧縮空気を除湿するエアドライヤ85と、エアドライヤ85で除湿された圧縮空気を吐出するエア吐出口86とを備え、減圧弁81の上流側配管87をエア接続口63に接続する。エア冷却器82には、例えば圧縮空気を筒の中で高速回転させることにより高温空気と低温空気に分離して高温空気の一部を排気するエアクーラ、内部に冷却用媒体を流す流路を形成して圧縮空気から吸熱する水冷エアジャケット、又はラジエータを用いることができる。
圧縮機13を運転することでエア吐出口86から圧縮空気が吐出する。
従って、エアツール運転モードでは、エア吐出口86に、例えばエアジャッキやエアソーなどのエアツールを接続することで、エアツールを操作することができる。特に、本実施例によれば、エア冷却器82を用いることでエアタンクを必要としないため、車載用として適している。また、本実施例によれば、エアフィルタ83によって塵埃が除去され、オイルミストフィルタ84によってオイルが除去されるため、多種のエアツールを用いることができる。
エアツール運転モードでは、圧縮機13の回転数を泡消火運転モードでの回転数よりも低く設定する。また、エアツール運転モードでは、圧縮機13の回転数を一定とする。なお、エアツール運転モードでは、圧縮空気の流量が足りない場合は圧縮機13の回転数を上げ、圧縮空気の流量が多すぎる場合は圧縮機13の回転数を下げることで一定流量を設定する。
本実施例によれば、圧縮空気の温度を低くできるとともに、安全にエアツールを用いることができる。
例えば、圧縮機13からの吐出空気量を泡消火運転モードでは3000リットル/分程度まで回転数を高くできるのに対して、エアツール運転モードでは300〜600リットル/分程度までの回転数とする。減圧弁81では1.0MPa程度から0.6MPa程度に減圧する。エア冷却器82では、入口での圧縮空気の温度(例えば95℃〜105℃)を50℃以下に低下させ、エア吐出口86から吐出される圧縮空気量を200リットル/分以下とする。
図5は、圧縮機が動作しない場合における揚水運転での圧縮空気の流れを示している。
加圧気体を収容する気体ボンベ91と、気体ボンベ91の吐出側配管92に接続される圧力調整器93とを備え、圧力調整器93の出口側配管94をエア接続口63に接続し、開閉弁62を開状態とする。
また、弁71を閉状態とすることによって第1エゼクタ14aへの圧縮空気の供給を阻止する。
そして、気体ボンベ91から加圧気体を吐出させ、加圧気体を第2エゼクタ14bに導くことで水ポンプ11に呼び水を供給する。なお、気体ボンベ91からの加圧気体は、圧縮機13又は三方弁61には流れない。通常の圧縮機13には逆止弁を備えているため、三方弁61は、揚水用空気供給管42と圧縮機13とをつなぐ状態としてもよいが、三方弁61によって消火用空気供給管41と圧縮機13とをつなぐ状態として、気体ボンベ91からの加圧気体が三方弁61に流れないようにすることが好ましい。
本実施例によれば、仮に圧縮機13が故障によって動作しなくなっても、気体ボンベ91からの加圧空気を用いてエゼクタ14による揚水が可能となり、水消火運転モードを行うことができる。
また、本実施例によれば、弁71によって第1エゼクタ14aへの加圧空気の供給を阻止し、第2エゼクタ14bだけに気体ボンベ91からの加圧気体を供給することで、気体ボンベ91の容量が小さくても、揚水が可能となり、水消火運転モードを行うことができる。なお、本実施例では、第1エゼクタ14aと第2エゼクタ14bを用いて説明したが、3つ以上のエゼクタ14を用い、これらの内の一部のエゼクタ14への加圧空気の供給を阻止するものであってもよい。例えば、3つのエゼクタ14を用いた場合に1つ若しくは2つのエゼクタ14への加圧空気の供給を阻止し、又は4つのエゼクタ14を用いた場合に1つ、2つ、若しくは3つのエゼクタ14への加圧空気の供給を阻止する。
また、本実施例によれば、開閉弁62の上流側の揚水用空気供給管42からエア接続口63を分岐させることで、圧縮機13から吐出される圧縮空気を取り出し、又は揚水用空気供給管42に外部から加圧気体を導入することができる。
本発明は、消火泡を生成するCAFSを搭載した消防車に適用できる。
11 水ポンプ
12 薬液ポンプ
13 圧縮機
14 エゼクタ
21 吐水口
22 泡吐出口
23 吸水口
31 消防用水供給管
32 給水管
33 水供給管
34 水管
41 消火用空気供給管
42 揚水用空気供給管
51 薬液供給管
61 三方弁
62 開閉弁
63 エア接続口
70 止水弁
71 弁
81 減圧弁
82 エア冷却器
83 エアフィルタ
84 オイルミストフィルタ
85 エアドライヤ
86 エア吐出口
87 上流側配管
91 気体ボンベ
92 吐出側配管
93 圧力調整器
94 出口側配管

Claims (6)

  1. 消防用水を吐出する水ポンプと、
    前記消防用水に消火薬液を供給する薬液ポンプと、
    圧縮空気を吐出する圧縮機と、
    前記水ポンプに呼び水を供給するエゼクタと、
    前記消防用水を吐出する吐水口と、
    前記消防用水に前記消火薬液及び前記圧縮空気を混合して生成される泡を吐出する泡吐出口と、
    前記水ポンプから吐出される前記消防用水を前記吐水口又は前記泡吐出口に導く消防用水供給管と、
    前記圧縮機から吐出される前記圧縮空気を前記泡吐出口に導く消火用空気供給管と、
    前記圧縮機から吐出される前記圧縮空気を前記エゼクタに導く揚水用空気供給管と
    を備え、
    前記圧縮機から吐出される前記圧縮空気を前記エゼクタに導いて前記水ポンプに前記呼び水を供給する揚水運転モードと、
    前記圧縮機の運転を停止して前記水ポンプからの前記消防用水を前記吐水口から吐出する水消火運転モードと、
    前記圧縮機、前記薬液ポンプ、及び前記水ポンプの運転を行って泡を前記泡吐出口から吐出する泡消火運転モードと
    を有する消防車であって、
    前記圧縮機から吐出される前記圧縮空気の供給先を、前記消火用空気供給管又は前記揚水用空気供給管に切り替える三方弁と、
    前記揚水用空気供給管に設けた開閉弁と、
    前記開閉弁の上流側の前記揚水用空気供給管から分岐させたエア接続口と
    を有し、
    前記揚水運転モード、前記水消火運転モード、及び前記泡消火運転モードでは、前記開閉弁を開状態とすることを特徴とする消防車。
  2. 前記圧縮空気を減圧する減圧弁と、
    前記減圧弁で減圧した前記圧縮空気を冷却するエア冷却器と、
    前記エア冷却器で冷却された前記圧縮空気を除湿するエアドライヤと、
    前記エアドライヤで除湿された前記圧縮空気を吐出するエア吐出口と
    を備え、
    前記減圧弁の上流側配管を前記エア接続口に接続し、
    前記圧縮機から吐出される前記圧縮空気を前記揚水用空気供給管に導くように前記三方弁を切り替え、
    前記開閉弁を閉状態とし、
    前記圧縮機を運転することで前記エア吐出口から前記圧縮空気を吐出させることを特徴とする請求項1に記載の消防車。
  3. 前記エア冷却器と前記エアドライヤとの間に、
    前記エア冷却器で冷却された前記圧縮空気から塵埃を除去するエアフィルタと、
    前記エア冷却器で冷却された前記圧縮空気からオイルを除去するオイルミストフィルタと
    を備えたことを特徴とする請求項2に記載の消防車。
  4. 前記エア吐出口から前記圧縮空気を吐出させるエアツール運転モードでは、前記圧縮機の回転数を前記泡消火運転モードでの前記回転数よりも低く設定することを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の消防車。
  5. 加圧気体を収容する気体ボンベと、
    前記気体ボンベの吐出側配管に接続される圧力調整器と
    を備え、
    前記圧力調整器の出口側配管を前記エア接続口に接続し、
    前記開閉弁を開状態とし、
    前記気体ボンベから前記加圧気体を吐出させ、前記加圧気体を前記エゼクタに導くことで前記水ポンプに前記呼び水を供給することを特徴とする請求項1に記載の消防車。
  6. 前記エゼクタとして、少なくとも第1エゼクタと第2エゼクタとを備え、
    前記第1エゼクタへの前記圧縮空気の供給を阻止する弁を設け、
    前記弁によって前記第1エゼクタへの前記圧縮空気の供給を阻止して前記気体ボンベから前記加圧気体を吐出させることを特徴とする請求項5に記載の消防車。
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