JP2016063631A - 永久磁石同期電動機駆動装置 - Google Patents

永久磁石同期電動機駆動装置 Download PDF

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Abstract

【課題】ロータを回転させず且つ直流電圧変動を抑制しつつ、重負荷時のインダクタンス値を正確に測定でき、及び/又は欠相を検出できる永久磁石同期電動機駆動装置を提供する。
【解決手段】電動機の駆動開始前に、電圧形インバータを構成する上アームのうち1つの相のスイッチング素子と、下アームのうち他の少なくとも1つの相の素子をオン状態とする第1通電期間と、同期間でオン状態とする素子のアームと対をなすアームの素子をオン状態とする第3通電期間とを実行する間に、少なくとも第1及び第3通電期間でオン状態とする素子を有する全ての相で上又は下アームの何れか一方側の素子をオン状態とする第2通電期間を実行する。また第3通電期間の実行後に、少なくとも第1及び第3通電期間でオン状態とする素子を有する全ての相で上又は下アームの何れか一方側の素子をオン状態とする第4通電期間を実行し、インダクタンス値及び/又は欠相を検出する。
【選択図】図1

Description

本発明の実施形態は、センサレス駆動の永久磁石同期電動機駆動装置に関する。
インバータを用いて電動機を可変速駆動する可変速電動機駆動装置は、各分野に適用されている。電動機の中でも永久磁石同期電動機は、回転子に永久磁石を有することにより誘導電動機に比べて高効率であるため広く採用されてきている。また、速度センサや位置センサを用いない位置速度センサレス制御は、信頼性向上や設置環境の制約の改善などの点で有用である。
永久磁石同期電動機を位置センサなしで駆動する装置では、制御性能向上や、安全性の面から、電動機のインダクタンスを測定するオートチューニング機能、電動機を駆動する前に配線が欠相していないかをチェックする欠相検出機能等を実施することがある。当該機能を実施する際に電動機に電流を流すと、磁石の磁束と電流とで発生するトルクによりロータが動いてしまう虞がある。そこで、ロータが回転し難い交番電流を用いて、印加している電圧値と定められた時間における電流値の変化量とからインダクタンスを測定する手法や、電流検出値が欠相判定用の電流値よりも小さい場合に欠相と判定する手法が提案されている。
具体的には、所定の期間にわたり、正方向の電圧ベクトル(V1,V3,V5)及び負方向の電圧ベクトル(V4,V6,V2)を、各相(U,V,W)の方向に印加する手段が提案されている(特許文献1,2参照)。また、電源電流中の高調波成分の増大、力率の悪化や実効値電流及びピーク電流の上昇などを抑制する目的で、平滑コンデンサの容量を低減させたインバータ装置が提案されている(特許文献3参照)。
特許第5431465号公報 特許第5314103号公報 特許第5175452号公報
上記の各手段を組み合わせた永久磁石電動機駆動装置を想定し、例えば、重負荷時における電動機の巻線インダクタンス値を測定するため大きな電流振幅の交番電流を流すと、インバータ装置における直流電圧の変動が大きくなって過電圧保護機能が動作し、インダクタンス値を測定できなくなる虞がある。
そこで、平滑コンデンサの容量を低減しても、ロータを回転させず且つ直流電圧の変動を抑制しつつ、重負荷時のインダクタンス値を正確に測定でき、及び/又は欠相を検出できる永久磁石同期電動機駆動装置を提供する。
実施形態の永久磁石同期電動機駆動装置によれば、永久磁石同期電動機の回転駆動を開始する前に、電流検出手段により検出される電流の変化に基づいて永久磁石同期電動機のインダクタンスを算出するためのインダクタンス算出手段、及び/又は前記電流の大きさに基づいて欠相検出処理を実行する欠相検出手段は、
電圧形インバータを構成する上アームのうち1つの相のスイッチング素子と、下アームのうち他の少なくとも1つの相のスイッチング素子をオン状態とする第1通電期間と、
この第1通電期間でオン状態とするスイッチング素子を有するアームと対をなすアームが有するスイッチング素子をオン状態とする第3通電期間とを実行する間に、
少なくとも第1通電期間及び第3通電期間でオン状態とするスイッチング素子を有する全ての相において、上アーム又は下アームの何れか一方側のスイッチング素子をオン状態とする第2通電期間を実行する。
また、第3通電期間の実行後に、少なくとも第1通電期間及び第3通電期間でオン状態とするスイッチング素子を有する全ての相において、上アーム又は下アームの何れか一方側のスイッチング素子をオン状態とする第4通電期間を実行し、永久磁石同期電動機の巻線に交番電流を流す通電処理を、全相を対象として通電相を順に変更しながら繰り返し実行することで各相電流の変化量又は大きさを求め、それぞれインダクタンスの算出、欠相検出を行う。
第1実施形態であり、電動機駆動装置の構成図 電圧ベクトルを示す図 電圧ベクトルとIGBTのオンオフ状態との関係を示す図 従来技術におけるU相を検出相とした場合の通電シーケンスを示す波形図 図4に示す区間A〜区間Cに対応する電流経路を示す図 図4に示す通電シーケンスに対応した電圧及び電流波形図 第1実施形態における、U相を検出相とした場合の通電シーケンスを示す波形図 図7に示す区間A〜区間Cに対応する電流経路を示す図 図4に示す通電シーケンスにおいて、U相電流のピーク値を漸増させた場合の電圧及び電流波形図 図7に示す通電シーケンスにおいて、U相電流のピーク値を漸増させた場合の電圧及び電流波形図 電圧ベクトルの出力パターン1に対応した電圧及び電流波形図 電圧ベクトルの出力パターン2に対応した電圧及び電流波形図 電圧ベクトルの出力パターン3に対応した電圧及び電流波形図 電圧ベクトルの出力パターン4に対応した電圧及び電流波形図 電圧ベクトルの出力パターン5に対応した電圧及び電流波形図 第2実施形態であり、電動機リアクタンスの逆数の空間的分布を模式的に示す図 調整シーケンスのフローチャート U相の通電シーケンスに係る処理Aのフローチャート V相の通電シーケンスに係る処理Bのフローチャート W相の通電シーケンスに係る処理Cのフローチャート 調整シーケンスの実行中における相電流の波形図(その1) 調整シーケンスの実行中における相電流の波形図(その2) 調整シーケンスの実行中における相電流の波形図(その3) 調整シーケンスの実行中における相電流の波形図(その4) 第3実施形態であり、インバータの2相のアームだけを用いて電圧ベクトルを切換えた場合の電流経路を示す図
(第1実施形態)
以下、第1実施形態について図1から図15を参照して説明する。図1は、永久磁石同期電動機を駆動する電動機駆動装置の構成を示している。この電動機駆動装置1は、永久磁石同期電動機2(以下、電動機2と称す)の磁極位置を検出するセンサを備えることなく所謂センサレスで電動機2を駆動する。電動機2は、ステータ2sに三相巻線2u、2v、2wが巻回されており、ロータ2rに永久磁石を備えている。
電動機駆動装置1の主回路は、商用電源PSから入力した交流電圧を整流して直流電源線3、4間に出力するコンバータ5、平滑コンデンサ6、電圧形インバータ7、電流センサ8、9等から構成されている。電圧形インバータ7は、IGBT10upを有する上アーム11upとIGBT10unを有する下アーム11unの対からなるブリッジ回路12u、IGBT10vpを有する上アーム11vpとIGBT10vnを有する下アーム11vnの対からなるブリッジ回路12v、及びIGBT10wpを有する上アーム11wpとIGBT10wnを有する下アーム11wnの対からなるブリッジ回路12wからなる三相ブリッジの構成を備えている。これらのIGBT10up〜10wn(スイッチング素子)は、ドライブ回路13により駆動される。尚、図示はしないが、IGBT10up〜10wnには、それぞれ還流ダイオードが逆並列に接続されている。
各ブリッジ回路12u、12v、12wの出力端子には、負荷である電動機2の各相巻線端子が接続されるようになっている。これら出力端子と巻線端子との間の未結線、不完全結線などにより欠相が生じる。電流センサ8、9は、ホール素子等から構成される電流検出手段であり、それぞれブリッジ回路12uの出力端子から巻線2uに流れる相電流Iu、ブリッジ回路12wの出力端子から巻線2wに流れる相電流Iwを検出している。
制御手段14は、CPU、RAM、ROM、EEPROM15、入出力ポート、A/D変換器16、タイマ、PWM信号形成回路、通信手段などを有するマイクロコンピュータを主体に構成されている。ROMには、IGBT10up〜10wnをはじめとするハードウェアの検査プログラム、電動機定数等を推定するオートチューニングプログラム、ベクトル制御やV/F一定制御による電動機2の回転駆動プログラムに加え、欠相を検出する欠相検出プログラムが格納されている。EEPROM15には加速時間、減速時間、上限周波数、下限周波数、多段速運転周波数、入出力端子選択などの多種類のパラメータに加え、後述する欠相検出処理で用いる時間Δtの値が記憶されている。
制御手段14は、欠相検出手段及びインダクタンス算出手段として機能する。図1において制御手段14内にある各ブロック(EEPROM15とA/D変換器16を除く)は、マイクロコンピュータのCPUがROMに記憶された欠相検出プログラム及びオートチューニングプログラムに従って実行する欠相検出処理及びインダクタンス算出処理に係る処理機能を表している。回転駆動プログラムなどのその他の処理プログラムに従って実行する処理機能は図示を省略している。また、電動機駆動装置1は、運転キー、停止キー、アップキー、ダウンキー、モードキー、エンターキーなどを有する操作部17と、セグメント表示器やLEDなどを有する表示部18とを備えた操作パネル19を備えている。
A/D変換器16は、電流センサ8、9から出力された信号電圧をデジタル値であるU相、W相の検出電流Iu、Iwに変換する。電圧供給制御手段20は、欠相検出及びオートチューニングに必要な交番電流を電動機2の巻線2u、2v、2wに流すため、欠相検出の対象となる検出相に応じて電圧形インバータ7が出力する電圧ベクトルを決定し、その電圧ベクトルに対応した通電期間を設ける。欠相検出処理は、U相、V相、W相を順に検出相として3相全てについて行う。また、欠相検出に並行して、インダクタンス算出に必要な各相の電流情報も取得する。
電圧ベクトル選択手段21は、電圧供給制御手段20が決定した電圧ベクトルを選択して出力するために、各通電期間においてIGBT10up〜10wnのうち電圧ベクトルに対応したIGBTをオン駆動する。
比較手段22は、電流センサ8、9により検出された相電流Iu、Iwに基づいて、検出相に流れる電流の大きさに応じた欠相判定用検出電流値を求める。V相を検出相とする場合には、−(Iu+Iw)によりV相の電流Ivを求める。そして、この欠相判定用検出電流値と予め設定された欠相判定用基準電流値とを比較する。欠相判定手段23は、上記比較結果により、欠相判定用検出電流値が欠相判定用基準電流値よりも小さい場合に欠相と判定する。欠相と判定した場合には、欠相している旨を操作パネル19の表示部18に表示する。
検出電流設定手段24は、電圧ベクトルを出力する通電期間の時間Δtを求め、不揮発性メモリであるEEPROM15に記憶する。電圧供給制御手段20は、EEPROM15から時間Δtを読み出して、その時間Δtを持つ通電期間が経過するごとに電圧ベクトルを切り替える。
オートチューニング実施手段25は、前述したオートチューニングプログラムに対応するもので、インダクタンス(電動機定数)を算出する処理を行う。すなわち、相電流Iu、Iv(比較手段22と同様に、他の2相の電流から求める)、Iwに基づいて、各相電流の変化量を検出し、それらの変化量に基づいてインダクタンスを算出する。尚、欠相判定手段23による欠相判定処理の詳細は特許文献2に開示されており、オートチューニング実施手段25によるインダクタンス算出処理の詳細は特許文献1に開示されている。
次に、本実施形態の作用について説明する。制御手段14は、電動機駆動装置1に電源を投入してから最初に電動機2を起動する際、または上位システム等から要求があった際、または電動機2を起動する度に毎回等、予め設定されていた条件となった場合にオートチューニング及び欠相検出処理を実行する。
この場合、最初にハードウェアの検査プログラムを実行し、続いてオートチューニング及び欠相検出処理を実行して初期値を設定した後、回転駆動プログラムを実行して電動機2の始動及び加速を行う。
尚、オートチューニングと欠相検出処理については、必ずしも両者の実行プログラムを独立させる必要はなく、双方の処理を並行して実施しても良い。これらの処理では、電動機駆動装置1から電動機2に所定の通電処理(通電シーケンス)で電圧を与え、流れる電流を観測する。後述するように、これらの処理中はトルクを発生しないので、ロータ2rをブレーキ等で固定する必要がない。
上記の通電シーケンスにおいて、特許文献1又は2では、電流ピーク値が所望の電流レベルと一致する通電時間Δt[s]を予め決定する。そして、図2に示す出力電圧基本ベクトルであるV1からV6を、通電時間Δt[s]を出力時間単位として、例えばU相の電流を検出する際には、図4に示すように、V1→V4→V4→V1(+U→−U→−U→+U)の順に出力している。そして、この動作をV,W相においても同様に行う(特許文献1;図4、特許文献2;図5参照)。
V相電流検出:V3→V6→V6→V3(+V→−V→−V→+V)
W相電流検出:V5→V2→V2→V5(+W→−W→−W→+W)
このような通電パターンで各相に流れる電流は、電動機2に一定方向への回転力を生じさせないため、ロータ2rの回転を回避できる。
ここで、交番電流を与えるために印加電圧の極性を切り替えると、印加電圧とは逆の極性の電流が一時的に流れ、その電流がIGBT10up〜10wnの各還流ダイオードを介して電源側に回生される。すると、平滑コンデンサ6の容量が小さい場合には、直流電圧が大きく上昇してしまう。
より詳しく述べると、図4に示すような交番電流をU相に流すため、電圧ベクトルをV1→V4→V4→V1(+U→−U→−U→+U)の順に出力すると、最初の電圧ベクトルV1の区間Aでは、図5(a)電圧ベクトルV1(100)出力時(区間A)の経路に示すように、直流部電流Idcは正極性(Idc=Iu>0)で流れる。したがって、直流部の平滑コンデンサ6に蓄えられていたエネルギーは平滑コンデンサ6から電動機2に移行し、直流電圧Vdcは降下する。
次のステップであり、電圧ベクトルV4が印加される図4中の区間Bでは、電流Iuの極性は、電圧ベクトルが切り替わった直後は正のままである。そして、電流経路は図5(b)電圧ベクトルV4(011)出力時にIu>0(区間B)のようになり、直流部電流Idcは負極性(Idc=−Iu<0)で流れる。Iuが正の間(区間Bの間)この経路は変わらないため、直流電圧Vdcは上昇する。
電流値Iuが「0」を下回り極性が負になると、電流経路は図5(c)電圧ベクトルV4(011)出力時にIu<0(区間C)のようになる。このとき、直流部電流Idcは正極性(Idc=−Iu>0)で流れるので、直流電圧Vdcは降下する。
次に、電流レベルを「0」に戻すため、再度電圧ベクトルV1を出力する区間Dを設ける。この時の電流は、電圧ベクトルが切り替わった直後は負のままであり、図5(d)電圧ベクトルV4(100)出力時にIu<0(区間D)に示す電流経路をとる。直流部電流Idcは負極性(Idc=Iu<0)で流れるので、区間Dの間、直流電圧Vdcは上昇する。
図6に、U相に交番電流を流している際の各部の波形例を示す。直流部電流Idcが負極性で回生状態となる区間Bと区間Dとで直流電圧Vdcが上昇し、直流部電流Idcが正極性となる区間Aと区間Cとで直流電圧が下降していることが確認できる。この直流電圧Vdcの上昇下降の幅が、平滑コンデンサ6が小容量の場合には大きくなる。尚、図中のVurefはU相電圧指令値(但し、1.0は上アームオン、−1.0は下アームオンを意味する)、VuvはUV相間電圧である。
更に、重負荷時に大きな電流を流してインダクタンスを測定する際には、当初はインダクタンスが未知であるため、印加する電圧パルス幅を最初は小さくしておき徐々に大きくする。この場合の各電圧・電流波形を図9に示す。同図は、3相200Vの商用電源PSに接続されている場合の例であり、シーケンスとしては、U−VW間、V−WU間、W−UV間に順に交番電圧を印加して、各相に三角波状の電流を流す。その電流値を観測して、目標の電流値より小さい場合には徐々にパルス幅を大きくし、目標の電流値に合わせるように調整する。電流振幅が大きくなるにつれて、直流電圧Vdcの変動が大きくなり、そのピーク値が過電圧制限値を超えると、過電圧保護のため電動機駆動装置1が非常停止してしまうことも起こりうる。
ここで、直流電圧Vdcの上昇を回避する本実施形態の手法を、U相電流を観測する場合を例に説明する。図5(b)及び(d)に示すように、還流ダイオードを介して負の電流Idc、つまり直流電源を充電する方向の電流が直流平滑部に流入するのを阻止する必要がある。そこで、図4に示す区間Aで電流を増加させた後、区間Bで直ちに逆方向の電圧ベクトルを印加せず、一旦電流が流れないゼロベクトル(V0或いはV7)を出力する。そして、電流値が十分に減衰した後に、逆方向の電圧ベクトルを印加する。
図7に、対応する出力電圧パターンを示す。区間A(第1通電期間)で電流を増加させ、区間B(第2通電期間)で電流を、直流平滑部を介すことなく電圧形インバータ7の内部で還流させて、直流電圧を上昇させずに電流を減衰させる。還流の経路は、図8(b)に示す通りである。電流が十分に減衰した後、区間C(第3通電期間)で負極性の電流を流し、区間D(第3通電期間)で電流を再び減衰させる。この時の還流の経路は図8(d)に示す通りである。電流の変化量及びピーク値を測定するのは区間A及び区間Cであるから、従来と同様にインダクタンスを測定(算出)したり欠相判定を行うことが可能である。
図9の条件と同様に、3相200Vの商用電源PSに接続された場合において、図7に示す出力電圧パターンにより電流値を徐々に大きくした際の直流電圧Vdcの変化を図10に示す。図9に示す従来の方式では、電流ピーク値が40A程度となるようにパルス幅を増大させると、直流電圧Vdcの最大値は500V近くまで上昇している。これに対して、図10では、電流ピーク値を同じく40A程度まで増加させても直流電圧Vdcの上昇は観測されない。したがって、たとえ平滑コンデンサ6が小容量であっても、大きな電流を流してインダクタンス値を測定できる。
図7に示すように、区間Bと区間Dに直流電源部を介さない還流ループにより電流を減衰させるには、ゼロ電圧ベクトルであるV0又はV7、或いは双方を使用することが考えられる。以下に示す各パターン(区間A→区間B→区間C→区間D)について、動作確認を行った。
<パターン1>
V1→V0→V4→V7(+U→0→−U→0)
V3→V0→V6→V7(+V→0→−V→0)
V5→V0→V2→V7(+W→0→−W→0)
<パターン2>
V1→V0→V4→V0(+U→0→−U→0)
V3→V0→V6→V0(+V→0→−V→0)
V5→V0→V2→V0(+W→0→−W→0)
<パターン3>
V1→V7→V4→V7(+U→0→−U→0)
V3→V7→V6→V7(+V→0→−V→0)
V5→V7→V2→V7(+W→0→−W→0)
<パターン4,SWはV0/V7をPWMデューティ50%でスイッチングする>
V1→SW→V4→SW(+U→0→−U→0)
V3→SW→V6→SW(+V→0→−V→0)
V5→SW→V2→SW(+W→0→−W→0)
<参考:パターン5,GBをゲートブロックとして実行すると不適切>
V1→GB→V4→GB(+U→0→−U→0)
V3→GB→V6→GB(+V→0→−V→0)
V5→GB→V2→GB(+W→0→−W→0)
図11〜図15は、上記5パターンについて動作確認した結果である。尚、何れの図も(b)は(a)の横軸の時間を圧縮して示したものである。図15に示す参考パターン5については、ゲートブロック時に還流ダイオードを介して回生状態となり得るため、直流電圧Vdcの上昇が観測されている。したがって、従来方式と同様に運転が困難になる虞がある。尚、図中のVvrefはV相電圧指令値、VwrefはW相電圧指令値、Vu_nは直流部の低電位側を基準としたU相の電位である。
以上のように本実施形態によれば、制御手段14は、電動機2のインダクタンスを算出するオートチューニング及び欠相検出処理を実行する際に、電圧形インバータ7を構成する上アームのうち1つの相のIGBTと、下アームのうち他の少なくとも1つの相のIGBTをオン状態とする第1通電期間と、第1通電期間でオン状態とするIGBTを有するアームと対をなすアームが有するIGBTをオン状態とする第3通電期間とを実行する間に、少なくとも第1通電期間及び第3通電期間でオン状態とするIGBTを有する全ての相において、上アーム又は下アームの何れか一方側のIGBTをオン状態とする第2通電期間を実行する。
また、第3通電期間の実行後に、少なくとも第1通電期間及び第3通電期間でオン状態とするIGBTを有する全ての相において、上アーム又は下アームの何れか一方側のIGBTをオン状態とする第4通電期間を実行し、電動機2の巻線に交番電流を流す通電処理を、全相を対象として通電相を順に変更しながら繰り返し実行することで各相電流の変化量又は大きさを求め、インダクタンス算出、欠相検出を行う。具体的には、上述したパターン1〜4の何れかを実行する。これにより、平滑コンデンサ6の容量を小さく設定した場合でも、直流電源を充電する方向の電流が、還流ダイオードを介して直流平滑部に流入するのを阻止し、直流電圧Vdcが上昇することを回避しながらインダクタンス算出や欠相検出を行うことができる。
また、制御手段14は、区間A及び区間Cに電圧ベクトルを出力する時間を、電流ピーク値が所望の値となるように徐々に長くするので、インダクタンスが未知の状態で電流を過剰に流してしまうことを回避できる。
(第2実施形態)
図16から図24は第2実施形態を示すものであり、第1実施形態と同一部分には同一符号を付して説明を省略し、以下異なる部分について説明する。図16は、電動機2のリアクタンスの逆数1/(ωL)の空間的分布を模式的に示している。リラクタンストルクを積極的に使用することを目指して設計された永久磁石同期電動機では、Q軸インダクタンスとD軸インダクタンスの差が大きく、Q軸インダクタンスの方が磁石磁束の存在するD軸インダクタンスより大きいことが一般的である。従って、リアクタンスの逆数の空間的分布曲線はD軸方向が長軸となる。
この分布曲線における各軸(U、V、W)との交点1/Xu(=1/ωLu)、1/Xv(=1/ωLv)、1/Xw(=1/ωLw)と原点Oとの距離が、各相におけるリアクタンスの逆数に比例する。この距離は、ロータ2rの停止位置に応じて変化する。原点からの距離が長いほどリアクタンスが小さく、電流はより短い通電時間で規定電流値Iampに達する。従って、突極性のある電動機2を用いる場合、第1及び第3通電期間の長さを各相で等しくすると、電流の大きさが相ごとに異なってしまう。
そこで、第2実施形態では、電圧供給制御手段20が、各相電流の計測に先立って、各相電流の大きさ(正または負のピーク値)が規定電流値Iampに等しくなるように、時間Δtu、Δtv、Δtwを調整する調整シーケンスを実行する。図17は、調整シーケンス全体のフローチャートであり、図18〜図20は、各相の電圧ベクトルの切り替えと相電流の正負のピーク値を検出する処理A、B、C(各相の通電シーケンス)を示すフローチャートである。図21〜図24は、調整シーケンスを実行中の相電流Iu、Iv、Iwの波形を連続して示している。
電圧供給制御手段20は、上述した処理A〜Cを順次繰り返して実行する。調整シーケンスを開始する時のインダクタンス値は不明であるため、初期の時間Δtu、Δtv、Δtwには、ピーク電流値が十分に小さくなる短い通電時間Δt1を設定する。ステップS1の処理Aでは、タイマ時間tを0に初期化し(ステップS21)、タイマ時間tがΔtu以上になるまで、制御周期Tcごとに電圧ベクトルV1の出力とタイマ時間tの加算を実行する(ステップS22、S23)。タイマ時間tがΔtu以上になると、その時のU相電流Iuをピーク電流値Iu2+とする(ステップS24)。
次に、U相電流Iuの絶対値がゼロレベル付近に設定した閾値Iu_threの絶対値を下回るまで、ゼロ電圧ベクトルV0又はV7を出力する(ステップS25、S26)。再びタイマ時間tを0に初期化すると(ステップS27)、タイマ時間tがΔtu以上になるまで、制御周期Tcごとに電圧ベクトルV4の出力とタイマ時間tの加算を実行する(ステップS28、S29)。タイマ時間tがΔtu以上になると、その時のU相電流Iuをピーク電流値Iu2-とする(ステップS30)。その後、ステップS25、S26と同様の処理を行い(ステップS31、S32)。最後にタイマ時間tを0にクリアして終了する(ステップS33)。
電圧供給制御手段20は、ステップS2において、ピーク電流値の絶対値|Iu2+|、|Iu2-|の少なくとも一方が規定電流値Iampを超えたか否か(条件A)を判断する。超えたと判断した場合には、FlagUに1(調整完了)を設定する(ステップS3)。超えていないと判断した場合には、FlagUに0(調整未完)を設定し、時間Δtuを調整幅Δtadjだけ増やす(ステップS4)。
続いて、電圧供給制御手段20は、ステップS5で処理Bを実行し、ステップS6においてピーク電流値の絶対値|Iv2+|、|Iv2-|の少なくとも一方が規定電流値Iampを超えたか否か(条件B)を判断する。超えた場合にはFlagVに1を設定し(ステップS7)、超えていない場合にはFlagVに0を設定して時間Δtvを調整幅Δtadjだけ増やす(ステップS8)。
さらに、電圧供給制御手段20は、ステップS9で処理Cを実行し、ステップS10においてピーク電流値の絶対値|Iw2+|、|Iw2-|の少なくとも一方が規定電流値Iampを超えたか否か(条件C)を判断する。超えた場合にはFlagWに1を設定し(ステップS11)、超えていない場合にはFlagWに0を設定して時間Δtwを調整幅Δtadjだけ増やす(ステップS12)。
電圧供給制御手段20は、ステップS13において、FlagU、FlagV、FlagWが全て1(調整完了)か否か(条件D)を判断する。ここで、何れかの相の時間Δtu、Δtv、Δtwの調整が未完である(NO)と判断すると、ステップS1に移行して上述した処理を繰り返す。全相の時間Δtu、Δtv、Δtwの調整が完了した(YES)と判断すると、ステップS14に移行してその時間Δtu、Δtv、ΔtwをRAMに記憶する。電圧供給制御手段20は、各相ごとに記憶した通電時間Δtu、Δtv、Δtwを用いて通電シーケンスを実行する。
図21〜図24に示すように、時間Δtu、Δtv、Δtwの初期値をΔt1とし、各相の通電シーケンスが終了する毎にΔtadjを加算し、Δt3まで増やした後の通電シーケンスでU相のピーク電流値|Iu2+|、|Iu2-|が規定電流値Iampを超えたので、時間ΔtuをΔt3に固定している。その後は、時間ΔtvとΔtwを増やしながら各相の通電シーケンスを実行する。
Δt5まで増やした後の通電シーケンスでW相のピーク電流値|Iw2+|、|Iw2-|が規定電流値Iampを超えたので、時間ΔtwをΔt5に固定し、その後は時間Δtvだけを増やしながら各相の通電シーケンスを実行する。Δt7まで増やした後の通電シーケンスでV相のピーク電流値|Iv2+|、|Iv2-|が規定電流値Iampを超えたので、時間ΔtvをΔt7に固定して調整シーケンスを終了している。
以上のように第2実施形態によれば、電圧供給制御手段20は、区間A及び区間Cに電圧ベクトルを出力する時間を、各相での電流ピーク値が所望の値となるように、各相それぞれに異なる長さに調整する。これにより、例えば電動機2が、Q軸インダクタンスとD軸インダクタンスの差が大きいIPM(Interior Permanent Magnet)型であっても、各相電流のピーク値が等しくなるように調整できる。したがって、インダクタンスの算出精度の向上や、欠相の誤検出防止に寄与する。
また、電圧供給制御手段20は、区間B及び区間Dでゼロ電圧ベクトルV0又はV7を出力する時間を、検出される電流値が予め決められた電流値より小さくなるまで維持する。したがって、電流値を十分低下させてから区間Cや次の周期の区間Aに移行できるので、直流電源側に回生電流が流れることを確実に防止できる。
(第3実施形態)
図25は第3実施形態を示すものである。第3実施形態は、電圧形インバータ7のU相アームとV相アームとだけを用いて、区間A〜区間Dの電圧ベクトルを切換える。W相アームは上下何れもオフのゲートブロック状態(GB)とする。区間Aでは、図25(a)に示すように、電圧ベクトル(10GB)を出力する。この時、直流部電流Idcは正極性(Idc=Iu>0)で流れる。したがって、直流部の平滑コンデンサ6に蓄えられていたエネルギーは平滑コンデンサ6から電動機2に移行し、直流電圧Vdcは降下する。
次の区間Bでは、図25(b)に示すように、電圧ベクトル(00GB)を出力する。この時、直流部電流Idcは流れず「0」になり、平滑コンデンサ6は充電される。次の区間Cでは、図25(c)に示すように、電圧ベクトル(01GB)を出力する。このとき、直流部電流Idcは正極性(Idc=−Iu>0)で流れるので、直流電圧Vdcは降下する。次の区間Dでは、図25(d)に示すように、電圧ベクトル(11GB)を出力する。この時も、直流部電流Idcは流れず「0」になり、平滑コンデンサ6は充電されない。
以上のように第3実施形態によれば、電圧形インバータ7のU相アームとV相アームとだけを用いて、区間A〜区間Dの電圧ベクトルを切換えた場合でも、平滑コンデンサ6の直流電圧Vdcの上昇を抑制できる。
(その他の実施形態)
オートチューニング実施手段25、欠相検出手段23の何れか一方だけを備えても良い。
第3実施形態を、V相及びW相アーム又はU相及びW相アームに置き換えて同様に実施しても良い。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これらの実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると共に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
図面中、1は電動機駆動装置(永久磁石同期電動機駆動装置)、2は永久磁石同期電動機、2u、2v、2wは巻線、7は電圧形インバータ、8、9は電流センサ(電流検出手段)、10up〜10wnはIGBT(スイッチング素子)、11up〜11wpは上アーム、11un〜11wnは下アーム、12u、12v、12wはブリッジ回路、14は制御手段(欠相検出手段、インダクタンス算出手段)、15はEEPROM(メモリ)、20は電圧供給制御手段、22は比較手段、23は欠相判定手段、25はインダクタンス算出手段である。

Claims (5)

  1. スイッチング素子を有する上アームと下アームの対からなるブリッジ回路を3相分備え、永久磁石同期電動機の各相の巻線に電圧を供給する電圧形インバータと、
    前記永久磁石同期電動機の相電流を検出する電流検出手段と、
    前記永久磁石同期電動機の回転駆動を開始する前に、前記電流検出手段により検出される電流の変化に基づいて前記永久磁石同期電動機のインダクタンスを算出するためのインダクタンス算出手段、及び/又は前記電流の大きさに基づいて欠相検出処理を実行する欠相検出手段と、
    前記インダクタンス算出手段及び/又は前記欠相検出手段は、
    前記上アームのうち1つの相のスイッチング素子と、下アームのうち他の少なくとも1つの相のスイッチング素子をオン状態とする第1通電期間と、
    この第1通電期間でオン状態とするスイッチング素子を有するアームと対をなすアームが有するスイッチング素子をオン状態とする第3通電期間とを実行する間に、
    少なくとも前記第1通電期間及び前記第3通電期間でオン状態とするスイッチング素子を有する全ての相において、前記上アーム又は下アームの何れか一方側のスイッチング素子をオン状態とする第2通電期間を実行し、
    前記第3通電期間の実行後に、少なくとも前記第1通電期間及び前記第3通電期間でオン状態とするスイッチング素子を有する全ての相において、前記上アーム又は下アームの何れか一方側のスイッチング素子をオン状態とする第4通電期間を実行して、
    前記永久磁石同期電動機の巻線に交番電流を流す通電処理を、全相を対象として通電相を順に変更しながら繰り返し実行することで各相電流の変化量又は大きさを求め、それぞれインダクタンスの算出、欠相検出を行うことを特徴とする永久磁石同期電動機駆動装置。
  2. 前記ブリッジ回路の上アームのスイッチング素子がオンのとき1、下アームのスイッチング素子がオンのとき0とし、それを(U相V相W相)の順に組み合わせて表記し、前記電圧形インバータが出力可能な電圧ベクトルをV0(000)、V1(100)、V2(110)、V3(010)、V4(011)、V5(001)、V6(101)、V7(111)と定義して、
    前記インダクタンス算出手段及び/又は前記欠相検出手段は、U相を対象とする際には、前記第1〜第4通電期間において前記電圧ベクトルを
    第1通電期間:V1又はV4
    第2通電期間:0又はV7
    第3通電期間:1とV4のうち前記第1通電期間で出力されなかった方の電圧ベクトル
    第4通電期間 V0又はV7
    の順に出力し、
    V相を対象とする際には、前記第1〜第4通電期間において前記電圧ベクトルを
    第1通電期間:V3又はV6
    第2通電期間:V0又はV7
    第3通電期間: V3とV6のうち前記第1通電期間で出力されなかった方の電圧ベクトル
    第4通電期間: V0又はV7
    の順に出力し、
    W相を対象とする際には、前記第1〜第4通電期間において前記電圧ベクトルを
    第1通電期間:V5又はV2
    第2通電期間:V0又はV7
    第3通電期間:V5とV2のうち前記第1通電期間で出力されなかった方の電圧ベクトル
    第4通電期間:V0又はV7
    の順に出力することを特徴とする請求項1記載の永久磁石同期電動機駆動装置。
  3. 前記インダクタンス算出手段及び又は前記欠相検出手段は、前記第1及び第3通電期間に電圧ベクトルを出力する時間を、電流ピーク値が所望の値となるように、徐々に長くすることを特徴とする請求項2に記載の永久磁石同期電動機駆動装置。
  4. 前記インダクタンス算出手段及び又は前記欠相検出手段は、前記第1及び第3通電期間に電圧ベクトルを出力する時間を、各相での電流ピーク値が所望の値となるように、各相それぞれに異なる長さに調整することを特徴とする請求項3に記載の永久磁石同期電動機駆動装置。
  5. 前記インダクタンス算出手段及び又は前記欠相検出手段は、前記第2及び第4通電期間に電圧ベクトルを出力する時間を、前記検出される電流値が予め決められた電流値より小さくなるまで維持することを特徴とする請求項2から4の何れか一項に記載の永久磁石同期電動機駆動装置。
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