JP2016063019A - バックコンタクト型太陽電池モジュール用電気配線付き封止材及びバックコンタクト型太陽電池モジュール - Google Patents

バックコンタクト型太陽電池モジュール用電気配線付き封止材及びバックコンタクト型太陽電池モジュール Download PDF

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茂実 杉山
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Abstract

【課題】バックコンタクト型太陽電池セルを使用した太陽電池モジュールの組み立てに際して、多数の太陽電池セルの電極を接続する電気配線とこれら電極との位置合わせを改善すること。
【解決手段】太陽電池セルの裏面側に配置され、太陽電池セルの電極と電気的に接続される電気配線13を有する電気配線付き封止材10として、耐熱性基材シート11上に電気配線13を設け、さらに裏面側封止材層14を積層した後、この裏面側封止材層に貫通孔14xを設けることによって製造したものを使用する。電気配線と裏面側封止材層とを積層した後に貫通孔を設けることができるため、裏面側封止材層として柔軟なシートを使用した場合でも、その柔軟性に拘わりなく、電気配線と貫通孔との位置合わせが容易となる。
【選択図】図1

Description

本発明はバックコンタクト型太陽電池モジュールに関するものである。
従来、太陽電池モジュールには、電力取り出し用電極が表裏両面に配置された太陽電池セルが使用されていた。この太陽電池モジュールでは、図3(a)の分解断面説明図及び図3(b)の断面説明図に示すように、多数の太陽電池セルa1を並べ、これら多数の太陽電池セルa1を電気配線a2によって直列接続し、その表裏に封止材シートa3,a5を介して保護シートa4,a6を積層して一体化することにより、封止材シートa3,a5で多数の太陽電池セルa1を包み込んでモジュールとしていた。なお、太陽電池セルの受光面側が表面、その反対側が裏面である。
このような太陽電池モジュールにあっては、太陽電池セルの間に表面側と裏面側とを接続する電気配線a2を配置する必要があるため、その接続が煩雑であり、しかも、太陽電池セルにひび割れが生じやすいという問題があった。また、封止材シートa3,a5は太陽電池セルa1を包み込むものであることから柔軟で変形し易いシートであり、このため、モジュール組み立て時にしわが発生しやすく、このしわの発生に伴って太陽電池セルの位置がずれたり、あるいは、太陽電池セルのひび割れを誘発することがあった。また、封止材シートa3,a5の収縮に伴って、太陽電池セルの位置ずれやひび割れが生じることもあった。
これに対して、表面をすべて受光面とし、電力取り出し用電極を裏面側にだけ設けた太陽電池セルが知られており、裏面側の前記電極に電気配線を接続して電力を取り出すことから、バックコンタクト型太陽電池セルと呼ばれている。また、このバックコンタクト型太陽電池セルを使用した太陽電池モジュールはバックコンタクト型太陽電池モジュールと呼ばれている(特許文献1参照)。
この太陽電池モジュールは、基材シートb21上に電気配線b23を有する裏面保護シートb2と、貫通孔を有する裏面側封止材シートb3とを使用して組み立てられる。すなわち、図4(a)の分解断面説明図及び図4(b)の断面説明図に示すように、裏面保護シートb2は、基材シートb21上に接着剤層b22を介して接着された電気配線b23を有している。この電気配線b23は隣接する太陽電池セルb1の電極同士を接続するものである。そして、この電気配線b23上には紫外線遮断性塗膜b24が塗布されている。なお、紫外線遮断性塗膜b24は、太陽電池セルの電極に対応する位置を未塗布部b24xとして部分的に塗布されており、この未塗布部b24xでは、電気配線b23が裏面保護シートb2表面に露出している。一方、裏面側封止材シートb3は、太陽電池セルの電極に対応する位置、すなわち、未塗布部b24xに対応する位置に貫通孔b3xを有している。そして、これら裏面保護シートb2と裏面側封止材シートb3に加えて、多数の太陽電池セルb1を相互に位置合わせすると共に、その太陽電池セルb1側に表面側封止シートb5と表面保護シートb6を配置し、全体を積層一体化して、モジュールとする。なお、太陽電池セルb1と電気配線b23とは、例えばハンダ等の導電材料b4を使用して、裏面側封止材シートb3の未塗布部b24x及び裏面側封止材シートb3の貫通孔b3xを通じて電気的に接続する。
特開2003−93411号公報
ところで、バックコンタクト型太陽電池モジュールにおいても、表面側封止材シートb6及び裏面側封止材シートb3は柔軟性が高く、変形し易い材質から構成されている。例えば、エチレン−酢酸ビニル共重合体(EVA)である。このため、その柔軟性のために、裏面側封止材シートb3の貫通孔b3xと配線シートb2の未塗布部b24xとの位置合わせが難しいという問題がある。すなわち、裏面側封止材シートb3は伸縮しやすく、この伸縮のために、裏面側封止材シートb3の貫通孔b3xと、配線シートb2の未塗布部b24xとの位置合わせが困難なのである。また、この貫通孔b3xと太陽電池セルb1の電極との位置合わせも困難である。
そこで、本発明は、太陽電池セルの電極と電気配線との位置合わせを改善することを目的とするものである。
すなわち、請求項1に記載の発明は、バックコンタクト型太陽電池セルの裏面側に配置され、前記太陽電池セルの電極と電気的に接続される電気配線を有する電気配線付き封止材であって、
耐熱性基材シートと、この基材シートの片面に積層された前記電気配線と、この電気配線を被覆して設けられた裏面側封止材層とを備えて構成され、
裏面側封止材層が、太陽電池セルの前記電極と対面する位置に、前記電気配線を露出する貫通孔を有することを特徴とするバックコンタクト型太陽電池モジュール用電気配線付き封止材である。
この電気配線付き封止材は、耐熱性基材シート上に電気配線を設け、さらに裏面側封止材層を積層した後、この裏面側封止材層に貫通孔を設けることによって製造することができる。このように、電気配線と裏面側封止材層とを積層した後に貫通孔を設けることができるため、裏面側封止材層として柔軟なシートを使用した場合でも、その柔軟性に拘わりなく、電気配線と貫通孔との位置合わせが容易となる。
また、これら電気配線と貫通孔とは耐熱性基材シート上に設けられているため、この電気配線付き封止材は伸縮することなく、したがって、太陽電池セルの電極との位置合わせも容易である。
次に、請求項2に記載の発明は、前記耐熱性基材シートが、80℃以上のガラス転移温度を有することを特徴とする請求項1に記載の電気配線付き封止材である。
また、請求項3に記載の発明は、前記耐熱性基材シートがポリプロピレン樹脂とエチレン−酢酸ビニル共重合体とを含有する材料から構成されていることを特徴とする請求項2に記載の電気配線付き封止材である。
また、請求項4に記載の発明は、裏面側封止材層がポリオレフィン系の樹脂から構成されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の電気配線付き封止材である。
また、請求項5に記載の発明は、裏面側封止材層が紫外線遮断性を有することを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の電気配線付き封止材である。
また、請求項6に記載の発明は、裏面側封止材層が着色顔料を含有していることを特徴
とする請求項5に記載の電気配線付き封止材である。
また、請求項7に記載の発明は、前記着色顔料が黒色顔料であり、裏面側封止材層中に1〜5質量%含有されていることを特徴とする請求項6に記載の電気配線付き封止材である。
また、請求項8に記載の発明は、前記着色顔料が白色顔料であり、裏面側封止材層中に1〜15質量%含有されていることを特徴とする請求項6に記載の電気配線付き封止材である。
また、請求項9に記載の発明は、前記耐熱性基材シートの裏面に裏面保護シート用接着剤層を有していることを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載の電気配線付き封止材である。
また、請求項10に記載の発明は、前記保護シート用接着剤層が紫外線遮断性を有することを特徴とする請求項9に記載の電気配線付き封止材である。
また、請求項11に記載の発明は、電気配線が金属箔から構成されていることを特徴とする請求項1〜10のいずれかに記載の電気配線付き封止材である。
また、請求項12に記載の発明は、耐熱性基材シートと電気配線とが接着剤層を介して積層されていることを特徴とする請求項11に記載の電気配線付き封止材である。
また、請求項13に記載の発明は、接着剤層が耐熱性基材シート側の接着剤層と電気配線側の接着剤層とを備えて構成されていることを特徴とする請求項12に記載の電気配線付き封止材である。
また、請求項14に記載の発明は、耐熱性基材シート側接着剤層がポリオレフィン樹脂又はウレタン系接着剤から構成され、電気配線側接着剤層が酸変性ポリオレフィン樹脂を含む樹脂から構成されることを特徴とする請求項13に記載の電気配線付き封止材である。
また、請求項15に記載の発明は、バックコンタクト型太陽電池セルと、その表面側に積層された表面保護シートと、裏面側に順次積層された電気配線付き封止材及び裏面保護シートとを備えて構成されるバックコンタクト型太陽電池モジュールであって、
前記電気配線付き封止材が、耐熱性基材シートと、この基材シートの片面に積層された電気配線と、この電気配線を被覆して設けられた裏面側封止材層とを備えて構成され、かつ、裏面側封止材層に貫通孔が設けられており、
この貫通孔を通じて太陽電池セルの電極と前記電気配線とが電気的に接続されていることを特徴とするバックコンタクト型太陽電池モジュールである。
また、請求項16に記載の発明は、前記表面保護シートが透明なガラス板から構成されていることを特徴とする請求項15に記載の太陽電池モジュールである。
また、請求項17に記載の発明は、前記裏面保護シートが透明なガラス板から構成されていることを特徴とする請求項15又は16に記載の太陽電池モジュールである。
以上の説明から明らかなように、本発明によれば、貫通孔、電気配線、太陽電池セルの電極の三者の位置合わせを容易かつ正確に行うことが可能となる。
図1(a),(b),(c)は、それぞれ、本発明に係るバックコンタクト型太陽電池モジュール用電気配線付き封止材の断面説明図である。 図2(a)は本発明に係るバックコンタクト型太陽電池モジュールの分解断面説明図、図2(b)はその断面説明図である。 図3(a)は従来の太陽電池モジュールの分解断面説明図、図3(b)はその断面説明図である。 図4(a)は従来のバックコンタクト型太陽電池モジュールの分解断面説明図、図4(b)はその断面説明図である。
本発明に係る電気配線付き封止材は、耐熱性基材シート、電気配線、裏面側封止材層の三者を必須の構成要素とするものである。このほか、耐熱性基材シートと電気配線とを接着する電気配線用接着剤層や、耐熱性基材シートを裏面保護シートに接着する裏面保護シート用接着剤層を有していてもよい。
図1(a)は前記電気配線用接着剤層と裏面保護シート用接着剤層の両者を有する電気配線付き封止材10の断面説明図である。すなわち、この電気配線付き封止材10には基材シート11の上に電気配線用接着剤層12を介して電気配線13が設けられている。これら電気配線13は、後述するように、隣接するバックコンタクト型太陽電池の電極同士を電気的に接続するものである。そして、この電気配線付き封止材10には、電気配線13を被覆して裏面側封止材層14が設けられており、この裏面側封止材層14には電気配線13を露出する貫通孔14xが設けられている。なお、この貫通孔14xは太陽電池セルの電極と対面する位置に設けられており、この貫通孔14xに例えばハンダペーストを充填することにより、太陽電池セルの電極と電気配線13を電気的に接続できるように構成されている。なお、この例では、基材シート11の裏面に裏面保護シート用接着剤層15を有している。
一方、図1(b)は前記電気配線用接着剤層12として、基材シート側電気配線用接着剤層12aと電気配線側電気配線用接着剤層12bの二層から構成される接着剤層を使用した電気配線付き封止材10の例である。このうち、基材シート側電気配線用接着剤層12aは基材シート11に対する接着力に優れた材質から成り、電気配線側電気配線用接着剤層12bは電気配線13との接着力に優れた材質から成る。もちろん、これら基材シート側電気配線用接着剤層12aと電気配線側電気配線用接着剤層12bとは、相互に接着力に優れたものである必要がある。
また、図1(c)は前記裏面保護シート用接着剤層15として、基材シート側電気配線用接着剤層15aと裏面保護シート側裏面保護シート用接着剤層15bの二層から構成される接着剤層を使用した電気配線付き封止材10の例である。基材シート側電気配線用接着剤層15aは基材シート11に対する接着力に優れ、裏面保護シート側裏面保護シート用接着剤層15bは裏面保護シートとの接着力に優れた材質から成る。これらは相互に接着力に優れたものである。
以下、本発明に係る電気配線付き封止材10の前記構成要素について順次説明し、次に電気配線付き封止材の製造方法について説明した後、最後に、この電気配線付き封止材10を使用して得られる太陽電池モジュールについて説明する。
(耐熱性基材シート11の説明)
基材シート11は、太陽電池モジュールを組み立てる際の熱に耐える耐熱性を有することが必要である。例えば、80℃以上のガラス転移温度を有するシートである。
基材シート11としては、例えば、ポリエチレンテレフタレートフィルム、ポリエチレンナフタレートフィルム、ポリイミドフィルム等を使用することができる。また、基材シート11としてポリエチレンやポリプロピレンから成るポリオレフィンフィルムを使用することもできる。厚みは5μm以上あればよい。また、基材シート11として、ポリプロピレン樹脂とエチレン−酢酸ビニル共重合体とを含有する材料から構成されたシートを使用することもできる。例えば、ポリプロピレン樹脂、ポリエチレン樹脂及びエチレン−酢酸ビニル共重合体の三者を混合してキャスト法により製膜したシートである。後述するように、基材シート11としてこのようなシートを使用した場合には、電気配線用接着剤層12aとして酸変性ポリオレフィン樹脂を使用することにより、基材シート11と電気配線13とを強固に接着することができる。
(電気配線13の説明)
次に、電気配線13としては、パターニングした金属箔を使用することができる。例えば、銅箔、アルミニウム箔等である。また、表面に金属蒸着や金属メッキを施したアルミニウム箔を使用することもできる。蒸着金属またはメッキ金属としては、銅、亜鉛、ニッケル等を例示することができる。金属箔の厚みとしては10〜100μmが望ましい。この金属箔は、例えば、打ち抜き加工によってパターニングすることができる。すなわち、電気配線用接着剤層12aを使用して基材シート11に金属箔を積層した後、基材シート11に達しない深さでこの金属箔を切断打抜き、電気配線13周囲のバリを剥離除去することにより、電気配線13の形状にパターニングすることが可能である。また、基材シート11に積層した金属箔にフォトレジストを塗布し、露光・現像してフォトレジストをパターニングした後、露出した金属箔をエッチングすることにより、この金属箔を電気配線13の形状にパターニングすることも可能である。また、レーザーを使用してパターニングしたり、切削加工(ルーター加工)によってパターニングすることもできる。
(電気配線用接着剤層12の説明)
次に、基材シート11と電気配線13とを接着する電気配線用接着剤層12としては、この両者と強固に接着する接着剤を使用することが望ましい。基材シート11が、ポリエチレンテレフタレートフィルム、ポリエチレンナフタレートフィルム又はポリイミドフィルムから構成される場合には、電気配線用接着剤層12を、基材シート側電気配線用接着剤層12aと電気配線側電気配線用接着剤層12bの二層から構成することが望ましい。この電気配線用接着剤層12の厚みは5〜100μmでよい。
基材シート側電気配線用接着剤層12aは、基材シート11及び電気配線側電気配線用接着剤層12bの両者と強固に接着するもので、例えば、ポリオレフィン樹脂を用いることができる。中でも、高溶融張力ポリエチレンであるTOSOH−HMS(東ソー株式会社製)が好適である。一方、電気配線側電気配線用接着剤層12bは、電気配線13及び基材シート側電気配線用接着剤層12aと強固に接着すると共に、電気配線13の隙間から露出して裏面側封止材層14とも強固に接着することが望ましい。このような電気配線側電気配線用接着剤層12bとしては、酸変性ポリオレフィン樹脂を含む樹脂を用いることができる。例えば、アドマー(三井化学株式会社製)である。また、アドマーに直鎖状低密度ポリエチレン樹脂(L−LDPE)をブレンドしたブレンド樹脂を電気配線用接着剤層12bとして使用することもできる。L−LDPEをブレンドしたブレンド樹脂を使用する場合であっても、ブレンド樹脂中のアドマーは43質量%以上を占めることが望ましい。これら基材シート側電気配線用接着剤層12aと電気配線側電気配線用接着剤層12bを、二層共押し出し法を利用して基材シート11上に溶融押し出しコーティングし、そのコーティング被膜上に金属箔を積層することで、基材シート11と金属箔とを積層することができる。また、基材シート11上に基材シート側電気配線用接着剤層12aに溶融押し出しコーティングした後、この上に電気配線側電気配線用接着剤層12bを溶融押し出しコーティングし、この電気配線側電気配線用接着剤層12bが接着力を有する間に金属箔を積層して一体化してもよい。
また、基材シート側電気配線用接着剤層12aとして、ポリオレフィン樹脂に代えて、ウレタン系接着剤を使用することもできる。例えば、タケラック及びタケネート(いずれも三井化学株式会社製)の両者で構成される2液硬化型ウレタン系接着剤である。この場合には、まず基材シート11上にウレタン系接着剤を塗布乾燥し、次に電気配線側電気配線用接着剤層12bとして酸変性ポリオレフィン樹脂を含む樹脂を溶融押し出しコーティングし、そのコーティング被膜上に金属箔を積層することで、基材シート11と金属箔とを積層することが可能である。
また、基材シート11が、ポリプロピレン樹脂とエチレン−酢酸ビニル共重合体とを含有する材料から構成されている場合には、電気配線用接着剤層12として、酸変性ポリオレフィン樹脂を含む樹脂を用いることにより、基材シート11と金属箔とを積層することが可能であり、この場合には、電気配線用接着剤層12を二層構成とすることを要しない。すなわち、この場合には、電気配線用接着剤層12を単一の層で構成することができるため、本発明に係る電気配線付き封止材の総厚を薄く、かつ、重量を軽くすることができ、また、そのコストを低減することができる。
(裏面側封止材層14の説明)
次に、裏面側封止材層14は、太陽電池モジュール組み立ての際の熱圧によって太陽電池セルを包み込むように変形する柔軟性を有すると共に、この太陽電池セルに接着する接着力を有することが望ましい。また、太陽電池モジュール組み立て時の熱圧によって架橋硬化して、太陽電池モジュールの耐久性を向上することができる樹脂を好ましく使用することができる。
このような裏面側封止材層14としては、架橋剤を添加したポリオレフィン系樹脂を使用することができる。また、架橋剤を含まないポリオレフィン系樹脂を使用することもできる。ポリオレフィン系樹脂としては、ポリオレフィン樹脂に限らず、オレフィンと他のモノマーとの共重合体を使用することが可能である。例えば、エチレン−酢酸ビニル共重合体(EVA)、アドマー等の酸変性ポリオレフィン樹脂、アイオノマー等である。この裏面側封止材層14の厚みは30〜450μmでよい。また、この裏面側封止材層14は封止材シートの形態で電気配線13の上に重ね、熱圧着することで積層することができる。
そして、電気配線13の上に重ねられた封止材シートに貫通孔14xを設けることにより、裏面側封止材層14を形成することができる。この貫通孔14xは、例えば、レーザーを照射することによって形成することができる。また、電気配線13を傷つけない深さでこの封止材シートを打抜き、電気配線13を露出することにより、貫通孔14xを形成することもできる。このほか、掘削加工によって貫通孔14xを形成することも可能である。
なお、この裏面側封止材層14として紫外線遮断性を有する裏面側封止材層を採用した場合には、太陽電池モジュールを組み立て太陽光に曝して発電した場合に、太陽光に含まれる紫外線による基材シート11の劣化を防止することが可能である。紫外線遮断性を有する裏面側封止材層は、前述のポリオレフィン系樹脂に紫外線遮断性のある着色顔料を混合することで製造できる。例えば、黒色顔料、緑色顔料、青色顔料、白色顔料などである。
黒色顔料を使用する場合には、裏面側封止材層14がこの黒色顔料を1〜5質量%含有
することが望ましい。黒色顔料としては、例えば、カーボンブラックを例示できる。
また、白色顔料を使用する場合には、表面側から入射した太陽光は白色の裏面側封止材層14で反射し、この反射光が太陽電池セル20に入射するため、太陽電池モジュールの発電効率を向上させることができる。このような理由から、前記着色顔料として白色顔料を使用することが望ましい。白色顔料としては、例えば、酸化チタン、硫酸バリウムを使用することができ、裏面側封止材層14はこれら白色顔料を1〜15質量%含有することが望ましい。
なお、これら着色顔料に加えて、各種フィラーを添加したポリオレフィン系樹脂で裏面側封止材層14を構成することも可能である。フィラーとしては、ウレタン系又はアクリル系の有機フィラーを例示できる。また、シリカなどのむきフィラーであってもよい。例えば、前記着色顔料に加えて、これらフィラーを1〜15質量%含有する裏面側封止材層14である。
(裏面保護シート用接着剤層15の説明)
次に、裏面保護シート用接着剤層15は、基材シート11と、後述する裏面保護シート40とを接着するものである。このような裏面保護シート用接着剤層15としては、裏面側封止材層14と同じ材質のシートが使用できる。すなわち、架橋剤を含む又は含まないポリオレフィン系樹脂である。具体例を挙げると、EVA、アドマー等の酸変性ポリオレフィン樹脂、アイオノマー等である。また、着色顔料を混合して、紫外線遮断性を付与したポリオレフィン系樹脂によって、この裏面保護シート用接着剤層15を構成することもできる。その含有量も裏面側封止材層14と同じでよい。そして、このシートを基材シート11に熱圧着して裏面保護シート用接着剤層15を形成することができる。この裏面保護シート用接着剤層15の厚みは30〜450μmでよい。
この裏面保護シート用接着剤層15と基材シート11との間の接着力を高めるため、裏面保護シート用接着剤層15を、基材シート側裏面保護シート用接着剤層15aと裏面保護シート側裏面保護シート用接着剤層15bの二層から構成することができる。
裏面保護シート側裏面保護シート用接着剤層15bとしては、裏面側封止材層14と同じ材質のものが使用でき、例えば、架橋剤を含む又は含まないポリオレフィン系樹脂である。
また、基材シート側裏面保護シート用接着剤層15aは、裏面保護シート側裏面保護シート用接着剤層15bと基材シート11とを強固に接着するもので、例えば、TOSOH−HMS(東ソー株式会社製)などのポリオレフィン樹脂を使用することができる。このポリオレフィン樹脂を基材シート側裏面保護シート用接着剤層15aとして使用する場合には、裏面保護シート側裏面保護シート用接着剤層15bと基材シート11との間に、この樹脂を溶融押し出しし、全体を圧着すればよい。
また、基材シート側裏面保護シート用接着剤層15aとしてウレタン系接着剤を使用することもできる。例えば、タケラック及びタケネート(いずれも三井化学株式会社製)の両者で構成される2液硬化型ウレタン系接着剤である。この場合には、まず基材シート11上にウレタン系接着剤を塗布乾燥し、裏面保護シート側裏面保護シート用接着剤層15bを接着すればよい。
(電気配線付き封止材10の製造方法の説明)
以上の説明から、本発明に係る電気配線付き封止材10の製造方法は明らかであるが、改めてその概要を説明する。
すなわち、まず、基材シート11の表面に金属箔を積層する。この積層は単層構造又は多層構造の電気配線用接着剤層12を介して行うことができる。次に、この金属箔をパターニングして、電気配線13を形成する。
次に、裏面側封止材層14を構成する封止材シートを使用して、この電気配線13を被覆するように積層する。この積層は熱圧着によって行うことができる。そして、電気配線を露出する貫通孔14xを形成することにより、裏面側封止材層14を形成する。
そして、基材シート11の裏面に単層構造又は多層構造の裏面保護シート用接着剤層15を積層して本発明に係る電気配線付き封止材を製造することができる。なお、この裏面保護シート用接着剤層15の積層工程は、金属箔を積層する工程の前後、あるいは裏面側封止材層14の形成工程の前後のいずれに行ってもよい。もちろん、これらの工程と同時に行うこともできる。
(太陽電池モジュールの説明)
本発明に係る電気配線付き封止材10は、バックコンタクト型太陽電池セルを使用した太陽電池モジュール、すなわち、バックコンタクト型太陽電池モジュールの構成要素として使用されるものである。
このような太陽電池モジュールは、図2(a)の分解断面説明図及び図2(b)の断面説明図に示すように、多数のバックコンタクト型太陽電池セル20、表面保護シート60、本発明に係る電気配線付き封止材10及び裏面保護シート40の4者を必須の構成要素として組み立てられたものである。
表面保護シート60は、多数の前記太陽電池セル20の表面側、すなわち、受光面側に積層されるものである。なお、この積層は、表面側封止材シート50を介して行うことが望ましい。
また、電気配線付き封止材10と裏面保護シート40とは、この順に、多数の前記太陽電池セル20の裏面側に積層されるものである。表面側封止材シート50を介して表面保護シート60を積層した場合には、この表面側封止材シート50及び電気配線付き封止材10の裏面側封止材層14はいずれも柔軟な材質で構成されていることから、モジュール組み立て時の熱圧によって、多数の前記太陽電池セル20を包み込むように変形する。
ところで、この太陽電池モジュールにおいては、多数の前記太陽電池セル20の電極と、電気配線付き封止材10の電気配線13とが電気的に接続されている必要がある。この電気的接続は、裏面側封止材層14の貫通孔14xを通じて行うことができる。この例は、この貫通孔14xに導電材料30を充填し、この導電材料30によって太陽電池セル20の電極と電気配線13とを電気的に接続した例である。導電材料30としては、ハンダペースト、銀ペースト等を使用することができる。
表面保護シート60は太陽電池モジュールの表面側(受光面側)に配置されるものであるから、透明な材質から構成される必要がある。例えば、透明ガラス板である。また、透明なプラスチックシートであってもよい。
一方、裏面保護シート40は太陽電池モジュールの裏面側に配置されるものであるから、透明なものに限られない。もっとも、裏面保護シート40として透明なものを使用した場合には、表面に加えて裏面から受光することもできる。すなわち、両面受光型の太陽電池モジュールとすることができる。
裏面保護シート40としては、例えば、フッ素樹脂層を有するプラスチックフィルムを使用することができる。例えば、単層のフッ素樹脂シートである。また、ポリエステルシートなどの基材の片面又は両面をフッ素樹脂で加工したシートを使用することもできる。また、透明な裏面保護シート40としてはガラス板を使用することが可能である。
表面側封止材シート50としては、裏面側封止材層14と同じ材質のシートが使用でき、例えば、架橋剤を含む又は含まないポリオレフィン系樹脂である。
この太陽電池モジュールは、次の工程によって組み立てることができる。すなわち、まず、電気配線付き封止材10の貫通孔14x又は太陽電池セル20の電極に導電材料30を適用して、電気配線付き封止材10の電気配線13と太陽電池セル20の電極とを電気的に接続する。次に、この表面側に順次表面側封止材シート50及び表面保護シート60を配置し、裏面側に裏面保護シート40を配置して、全体を熱圧して一体化することにより、モジュールを組み立てることができる。温度は130〜160℃でよい。
次に、実施例に基づいて本発明を説明する。なお、実施例1〜3は着色顔料を含有しない裏面側封止材層14を使用した例であり、表裏両面に電力取り出し用電極が配置された太陽電池セルを使用した比較例1、電気配線を有する裏面保護シートと、貫通孔を有する裏面側封止材シートの両者を使用した比較例2と対比して、電気配線13と太陽電池セル20の電極との接合の容易性や太陽電池モジュールの性能を評価したものである。
次に、実施例4〜5は着色顔料を含有する紫外線遮断性裏面側封止材層14を使用した例であり、これを含有しない裏面側封止材層14を使用した実施例6と対比して、基材フィルムの劣化の有無や発電効率を評価したものである。
(実施例1)
この例は、基材フィルム11としてポリエチレンテレフタレートフィルムを使用し、このポリエチレンテレフタレートフィルムと電気配線13とを接着するため、電気配線用接着剤層12として二層構造の接着剤層を使用し、かつ、前記ポリエチレンテレフタレートフィルムと裏面保護シート40とを接着するため、裏面保護シート用接着剤層15として二層構造の接着剤層を使用した電気配線付き封止材10及び太陽電池モジュールの例である。
その製造工程を追って説明すると、まず、基材シート11としてPETフィルム(東レ株式会社製S10、ポリエチレンテレフタレートフィルム,厚さ25μm)を使用した。そして、その片面(表面側)に、共押し出し法を使用して、二層構造の電気配線用接着剤層12を溶融押し出しコーティングし、この電気配線用接着剤層12が接着力を保っている間に、金属箔を積層して接着した。また、その反対面(裏面側)には基材シート側裏面保護シート用接着剤層15aを溶融押し出しコーティングした。
二層構造の電気配線用接着剤層12のうち、基材シート11側に位置する基材シート側電気配線用接着剤層12aは高溶融張力ポリエチレン(東ソー株式会社製TOSOH−HMS,厚さ30μm)である。また、金属箔側に位置する電気配線側電気配線用接着剤層12bは酸変性ポリオレフィン樹脂(三井化学株式会社製アドマー,厚さ35μm)である。金属箔としては、厚み35μmの銅箔を使用した。また、基材シート側裏面保護シート用接着剤層15aは(東ソー株式会社製TOSOH−HMS,厚さ30μm)である。
次に、基材シート11に達しない深さで表面からハーフカットして、前記金属箔を打抜
き、パターニングして電気配線13を形成した。
そして、その両面に、それぞれ、裏面側封止材層14及び裏面保護シート側裏面保護シート用接着剤層15bを重ね、熱圧して一体化した。裏面側封止材層14及び裏面保護シート側裏面保護シート用接着剤層15bとしては、いずれも、EVAシート(凸版印刷株式会社製EF1001,厚さ200μm)を使用した。
そして、表面からレーザー光を照射して、裏面側封止材層14に貫通孔14xを形成して、電気配線13を露出させることにより、実施例1に係る電気配線付き封止材10を製造した。
次に、導電材料30として銀ペーストを使用し、この銀ペーストを電気配線付き封止材10の貫通孔14xに充填し、多数のバックコンタクト型太陽電池セル20を配列して、これら太陽電池セル20の電極と銀ペーストとを接合することにより、電気配線13と太陽電池セル20の電極とを電気的に接続した。
そして、このように太陽電池セル20を接合した電気配線付き封止材10の表面側に、順次、表面側封止材シート50及び表面保護シート60を配置し、裏面側に裏面保護シート40を配置して、全体を熱圧して一体化することにより、実施例1に係る太陽電池モジュールを組み立てた。
なお、表面側封止材シート50としては、EVAシート(凸版印刷株式会社製EF1001,厚さ450μm)を使用した。表面保護シート60は透明ガラス板である。また、裏面保護シート40としては、PETシート(東レ株式会社製S10,厚さ250μm)の両面にフッ素樹脂シート(デュポン社製テドラPVF2400,厚さ25μm)をラミネートした三層構成のシートを使用した。
そして、太陽電池モジュールの組み立てにあたって、電気配線13と太陽電池セル20の電極との接合が容易か否かを評価した。容易である場合を○、煩雑な場合を×として、表1に示す。
また、得られた太陽電池モジュールに、太陽電池セル20のひび割れや位置ずれがあったか否かを評価した。ひび割れや位置ずれがない場合を○、ある場合を×として表1に示す。また、併せて、電気配線13と太陽電池セル20の電極との接続不良の有無についても評価した。接続不良がない場合を○、ある場合を×として表1に示す。
(実施例2)
この例は、基材フィルム11としてポリプロピレン樹脂とエチレン−酢酸ビニル共重合体とを含有するフィルムを使用し、これに伴って、電気配線用接着剤層12及び裏面保護シート用接着剤層15として単層構造の接着剤層を使用した電気配線付き封止材10及び太陽電池モジュールの例である。
すなわち、ポリプロピレン樹脂、ポリエチレン樹脂、エチレン−酢酸ビニル共重合体及び白色顔料(酸化チタン)をブレンドし、キャスト法で製膜して基材フィルム11とした。厚さは50μmである。
この片面(表面側)に電気配線用接着剤層12を溶融押し出しコーティングし、この電気配線用接着剤層12が接着力を保っている間に、金属箔を積層して接着した。電気配線用接着剤層12は酸変性ポリオレフィン樹脂(三井化学株式会社製アドマー,厚さ35μm)であり、金属箔は厚み35μmの銅箔である。
次に、実施例1と同様に金属箔をパターニングして電気配線13を形成し、続いて、裏面側封止材層14及び裏面保護シート用接着剤層15を重ね、熱圧して一体化した。裏面側封止材層14及び裏面保護シート用接着剤層15としては、いずれも、EVAシート(凸版印刷株式会社製EF1001,厚さ200μm)を使用した。
そして、表面からレーザー光を照射して、裏面側封止材層14に貫通孔14xを形成して、電気配線13を露出させることにより、実施例2に係る電気配線付き封止材10を製造した。
そして、この電気配線付き封止材10を使用して、実施例1と同様に太陽電池モジュールの組み立てた。そして、電気配線13と太陽電池セル20の電極との接合の容易性の有無、太陽電池セル20のひび割れや位置ずれの有無、接続不良の有無について評価した。
(実施例3)
この例は、実施例1と同様に、基材フィルム11としてポリエチレンテレフタレートフィルムを使用し、このポリエチレンテレフタレートフィルムと電気配線13とを接着するため、電気配線用接着剤層12として二層構造の接着剤層を使用し、かつ、前記ポリエチレンテレフタレートフィルムと裏面保護シート40とを接着するため、裏面保護シート用接着剤層15として二層構造の接着剤層を使用した電気配線付き封止材10及び太陽電池モジュールの例である。但し、基材シート側電気配線用接着剤層12a及び基材シート側裏面保護シート用接着剤層15aとして、ウレタン系接着剤を使用した。
すなわち、基材シート11として、実施例1と同じポリエチレンテレフタレートフィルムを使用し、この片面(表面側)に、基材シート側電気配線用接着剤層12aとして2液硬化型ウレタン系接着剤(三井化学株式会社製;厚さ3μm)を塗布乾燥し、インラインで電気配線側電気配線用接着剤層12bを溶融押し出しコーティングし、この電気配線側電気配線用接着剤層12bが接着力を保っている間に、金属箔を積層して接着した。電気配線側電気配線用接着剤層12bは酸変性ポリオレフィン樹脂(三井化学株式会社製アドマー,厚さ35μm)であり、金属箔は厚み35μmの銅箔である。
次に、実施例1と同様に金属箔をパターニングして電気配線13を形成し、続いて、裏面側封止材層14を重ね、熱圧して一体化した。裏面側封止材層14としてはEVAシート(凸版印刷株式会社製EF1001,厚さ200μm)を使用した。
次に、基材シート11の反対面(裏面)に基材シート側裏面保護シート用接着剤層15aとして2液硬化型ウレタン系接着剤(三井化学株式会社製;厚さ3μm)を塗布乾燥し、裏面保護シート側裏面保護シート用接着剤層15bを重ね、圧着して一体化した。裏面保護シート側裏面保護シート用接着剤層15bとしては、EVAシート(凸版印刷株式会社製EF1001,厚さ200μm)を使用した。
そして、表面からレーザー光を照射して、裏面側封止材層14に貫通孔14xを形成して、電気配線13を露出させることにより、実施例3に係る電気配線付き封止材10を製造した。
そして、この電気配線付き封止材10を使用して、実施例1と同様に太陽電池モジュールの組み立てた。そして、電気配線13と太陽電池セル20の電極との接合の容易性の有無、太陽電池セル20のひび割れや位置ずれの有無、接続不良の有無について評価した。
(比較例1)
この例は、太陽電池セルとして、表裏両面に電力取り出し用電極が配置された太陽電池セルを使用した太陽電池モジュールの例である(図3参照)。
すなわち、多数の太陽電池セルa1を配列し、これら多数の太陽電池セルa1を電気配線a2によって直列接続し、その表裏に封止材シートa3,a5を介して保護シートa4,a6を積層して一体化することにより、比較例1に係る太陽電池モジュールを組み立てた。
表裏の封止材シートa3,a5としてはEVAシート(凸版印刷株式会社製EF1001,厚さ450μm)を使用した。表面保護シートa6は透明ガラス板である。また、裏面保護シートa4としては、PETシート(東レ株式会社製S10,厚さ250μm)の両面にフッ素樹脂シート(デュポン社製テドラPVF2400,厚さ25μm)をラミネートした三層構成のシートを使用した。
そして、この太陽電池モジュールについて、電気配線13と太陽電池セル20の電極との接合の容易性の有無、太陽電池セル20のひび割れや位置ずれの有無、接続不良の有無について評価した。
(比較例2)
この例は、電気配線b23を有する裏面保護シートb2と、貫通孔を有する裏面側封止材シートb3とを使用して組み立てた太陽電池モジュールの例である(図4参照)。
すなわち、裏面保護シートb2の基材シートb21の片面に、接着剤層b22を介して金属箔を積層し、パターニングして電気配線b23を形成した。基材シートb21としては、PETシート(東レ株式会社製S10,厚さ250μm)の一方の面にフッ素樹脂シート(デュポン社製テドラPVF2400,厚さ25μm)をラミネートした二層構成のシートを使用した。金属箔としては、厚み35μmの銅箔を使用した。また、接着剤層b22としては2液硬化型ウレタン系接着剤(三井化学株式会社製;厚さ10μm)を使用し、この2液硬化型ウレタン系接着剤を基材シートb21のPETシート側に塗布乾燥し、金属箔を重ね、圧着して一体化した。
一方、裏面側封止材シートb3としてEVAシート(凸版印刷株式会社製EF1001,厚さ450μm)を使用し、太陽電池セルの電極に対応する位置に貫通孔b3xを設け、この裏面側封止材シートb3と裏面保護シートb2とを熱圧着して積層した。そして、貫通孔b3xから露出した電気配線b23に、導電材料b4として銀ペーストを充填し、太陽電池セルb1を重ねて、太陽電池セルb1の電極と裏面保護シートb2の電気配線b23とを電気的に接続した。
そして、最後に、太陽電池セルb1の表面側(受光面側)に、順次、表面側封止シートb5と表面保護シートb6を配置し、全体を積層一体化して、太陽電池モジュール太陽電池モジュールを組み立てた。
表面側封止シートb5としてはEVAシート(凸版印刷株式会社製EF1001,厚さ450μm)を使用した。表面保護シートb6は透明ガラス板である。
そして、この太陽電池モジュールについて、電気配線13と太陽電池セル20の電極との接合の容易性の有無、太陽電池セル20のひび割れや位置ずれの有無、接続不良の有無について評価した。
Figure 2016063019
(実施例1〜3,比較例1〜2の評価と考察)
この結果から、表裏両面に電力取り出し用電極が配置された太陽電池セルを使用した場合(比較例1)には、接合作業が容易とはいえず、しかも、太陽電池セルのひび割れや位置ずれが生じやすいことが分かる。一方、電力取り出し用電極を裏面側にだけ設けたバックコンタクト型太陽電池セルを使用した場合(実施例1〜3,比較例2)には、接合作業が容易で、太陽電池セルのひび割れや位置ずれも生じにくい。
しかしながら、バックコンタクト型太陽電池セルを使用しても、電気配線を有する裏面保護シートと、貫通孔を有する裏面側封止材シートとを使用して太陽電池モジュールを組み立てた場合(比較例2)には、電気配線13と太陽電池セル20の電極との接続不良が生じやすい。これに対して、本発明に係る電気配線付き封止材を使用した場合実施例1〜3)には、その接続不良も生じ難いことが確認できる。
(実施例4)
この例は、裏面側封止材層14及び裏面保護シート側裏面保護シート用接着剤層15bとして、黒色顔料と有機フィラーとを含有する紫外線遮断性裏面側封止材層14を使用した例である。
その製造工程を追って説明すると、まず、基材シート11としてPETフィルム(東レ株式会社製S10、ポリエチレンテレフタレートフィルム,厚さ50μm)を使用した。そして、この両面に高溶融張力ポリエチレン(東ソー株式会社製TOSOH−HMS,厚さ30μm)を溶融押し出しコーティングして、それぞれ、基材シート側電気配線用接着剤層12a、裏面保護シート用接着剤層15とした。
次に、基材シート側電気配線用接着剤層12a上に電気配線側電気配線用接着剤層12bを溶融押し出しコーティングし、この電気配線側電気配線用接着剤層12bが接着力を保っている間に、金属箔を積層して接着した。電気配線側電気配線用接着剤層12bは酸変性ポリオレフィン樹脂(三井化学株式会社製アドマー,厚さ35μm)であり、金属箔は厚み35μmの銅箔である。
次に、この金属箔上にフォトレジストを塗布し、露光・現像してフォトレジストをパターニングした後、露出した金属箔をエッチングして電気配線13を形成した。
そして、その両面に、それぞれ、裏面側封止材層14及び裏面保護シート側裏面保護シート用接着剤層15bを重ね、熱圧して一体化した。裏面側封止材層14及び裏面保護シート側裏面保護シート用接着剤層15bとしては、いずれも、EVAシート(凸版印刷株式会社製EF1001)にカーボンブラックとアクリル系有機フィラーを混合したシート(厚み200μm)を使用した。カーボンブラックの含有量は4質量%である。また、アクリル系有機フィラーは粒径50μmの粒子で、その含有量は5質量%である。
そして、表面からレーザー光を照射して、裏面側封止材層14に貫通孔14xを形成して、電気配線13を露出させることにより、実施例4に係る電気配線付き封止材10を製造した。
そして、このように太陽電池セル20を接合した電気配線付き封止材10の表面側に、順次、表面側封止材シート50及び表面保護シート60を配置し、裏面側に裏面保護シート40を配置して、全体を熱圧して一体化することにより、実施例4に係る太陽電池モジュールを組み立てた。
なお、表面側封止材シート50としては、紫外線遮断性のないEVAシート(凸版印刷
株式会社製EF1001,厚さ450μm)を使用した。表面保護シート60は厚さ3mmの強化ソーダガラス板である。また、裏面保護シート40としては、PETシート(東レ株式会社製S10,厚さ250μm)の両面にフッ素樹脂シート(デュポン社製テドラPVF2400,厚さ25μm)をラミネートした三層構成のシートを使用した。
そして、この太陽電池モジュールの表面側から紫外線を照射した後、基材シート11の脆化の有無を評価した。なお、紫外線は波長300〜400nmの紫外線であり、照度60W、1000時間の条件で照射した。
また、この太陽電池モジュールについてソーラーシュミレーション試験を行い、その発電効率を後述する実施例5〜7と比較した。
この結果を、製造コストの大小、外観、裏面保護シート40としてはガラス板を使用することができるか否かの評価と併せて、表2に示す。
(実施例5)
この例は、裏面側封止材層14及び裏面保護シート側裏面保護シート用接着剤層15bとして、白色顔料と有機フィラーとを含有する紫外線遮断性裏面側封止材層14を使用した例である。
すなわち、裏面側封止材層14及び裏面保護シート側裏面保護シート用接着剤層15bとして、EVAシート(凸版印刷株式会社製EF1001)に酸化チタンとアクリル系有機フィラーを混合したシート(厚み200μm)を使用した以外は、実施例4と同様に電気配線付き封止材10を製造し、太陽電池モジュールを製造した。酸化チタンの含有量は5質量%である。また、アクリル系有機フィラーは粒径50μmの粒子で、その含有量は5質量%である。
そして、この太陽電池モジュールについて、実施例4と同様に、紫外線照射による基材シート11の劣化の有無、発電効率などについて評価した。この結果を表2に示す。
(実施例6)
この例は、裏面側封止材層14及び裏面保護シート側裏面保護シート用接着剤層15bとして、着色顔料とを含有せず、有機フィラーと含有する透明な裏面側封止材層14を使用した例である。
すなわち、裏面側封止材層14及び裏面保護シート側裏面保護シート用接着剤層15bとして、EVAシート(凸版印刷株式会社製EF1001)に酸化チタンとアクリル系有機フィラーを混合したシート(厚み200μm)を使用した以外は、実施例4と同様に電気配線付き封止材10を製造し、太陽電池モジュールを製造した。アクリル系有機フィラーは粒径50μmの粒子で、その含有量は5質量%である。
そして、この太陽電池モジュールについて、実施例4と同様に、紫外線照射による基材シート11の劣化の有無、発電効率などについて評価した。この結果を表2に示す。
Figure 2016063019
(実施例4〜6の評価と考察)
表2中、◎はもっとも優れていたことを示す。例えば、発電効率については、実施例5がもっとも優れており、実施例4と実施例6では大きな差がなかったことを示している。
また、×はもっとも劣っていたことを示す。例えば、基材フィルムの劣化の有無につい
ては、実施例6の基材シートが脆化したため、実施例4〜5に比較してもっとも劣っていた。なお、実施例6において外観が「×」とされているのは電気配線13が見えるからである。
そして、この結果から、裏面側封止材層14及び裏面保護シート用接着剤層15が紫外線遮断性を有する場合には、基材シート11の耐光性が向上することが理解できる。そして、これら裏面側封止材層14及び裏面保護シート用接着剤層15が含有する顔料が黒色顔料の場合と白色顔料の場合とを比較すると、基材シート11の耐光性については大差がないが、発電効率の点で白色顔料を含有する場合が優れていることが理解できる。
10 電気配線付き封止材
11 基材シート
12 電気配線用接着剤層
12a 基材シート側電気配線用接着剤層
12b 電気配線側電気配線用接着剤層
13 電気配線
14 裏面側封止材層
14x 貫通孔
15 裏面保護シート用接着剤層
20 バックコンタクト型太陽電池セル
30 導電材料
40 裏面保護シート
50 表面側封止材シート
60 表面保護シート

Claims (17)

  1. バックコンタクト型太陽電池セルの裏面側に配置され、前記太陽電池セルの電極と電気的に接続される電気配線を有する電気配線付き封止材であって、
    耐熱性基材シートと、この基材シートの片面に積層された前記電気配線と、この電気配線を被覆して設けられた裏面側封止材層とを備えて構成され、
    裏面側封止材層が、太陽電池セルの前記電極と対面する位置に、前記電気配線を露出する貫通孔を有することを特徴とするバックコンタクト型太陽電池モジュール用電気配線付き封止材。
  2. 前記耐熱性基材シートが、80℃以上のガラス転移温度を有することを特徴とする請求項1に記載の電気配線付き封止材。
  3. 前記耐熱性基材シートがポリプロピレン樹脂とエチレン−酢酸ビニル共重合体とを含有する材料から構成されていることを特徴とする請求項2に記載の電気配線付き封止材。
  4. 裏面側封止材層がポリオレフィン系の樹脂から構成されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の電気配線付き封止材。
  5. 裏面側封止材層が紫外線遮断性を有することを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の電気配線付き封止材。
  6. 裏面側封止材層が着色顔料を含有していることを特徴とする請求項5に記載の電気配線付き封止材。
  7. 前記着色顔料が黒色顔料であり、裏面側封止材層中に1〜5質量%含有されていることを特徴とする請求項6に記載の電気配線付き封止材。
  8. 前記着色顔料が白色顔料であり、裏面側封止材層中に1〜15質量%含有されていることを特徴とする請求項6に記載の電気配線付き封止材。
  9. 前記耐熱性基材シートの裏面に裏面保護シート用接着剤層を有していることを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載の電気配線付き封止材。
  10. 前記保護シート用接着剤層が紫外線遮断性を有することを特徴とする請求項9に記載の電気配線付き封止材。
  11. 電気配線が金属箔から構成されていることを特徴とする請求項1〜10のいずれかに記載の電気配線付き封止材。
  12. 耐熱性基材シートと電気配線とが接着剤層を介して積層されていることを特徴とする請求項11に記載の電気配線付き封止材。
  13. 接着剤層が耐熱性基材シート側の接着剤層と電気配線側の接着剤層とを備えて構成されていることを特徴とする請求項12に記載の電気配線付き封止材。
  14. 耐熱性基材シート側接着剤層がポリオレフィン樹脂又はウレタン系接着剤から構成され、電気配線側接着剤層が酸変性ポリオレフィン樹脂を含む樹脂から構成されることを特徴とする請求項13に記載の電気配線付き封止材。
  15. バックコンタクト型太陽電池セルと、その表面側に積層された表面保護シートと、裏面側に順次積層された電気配線付き封止材及び裏面保護シートとを備えて構成されるバックコンタクト型太陽電池モジュールであって、
    前記電気配線付き封止材が、耐熱性基材シートと、この基材シートの片面に積層された電気配線と、この電気配線を被覆して設けられた裏面側封止材層とを備えて構成され、かつ、裏面側封止材層に貫通孔が設けられており、
    この貫通孔を通じて太陽電池セルの電極と前記電気配線とが電気的に接続されていることを特徴とするバックコンタクト型太陽電池モジュール。
  16. 前記表面保護シートが透明なガラス板から構成されていることを特徴とする請求項15に記載の太陽電池モジュール。
  17. 前記裏面保護シートが透明なガラス板から構成されていることを特徴とする請求項15又は16に記載の太陽電池モジュール。
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